MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

偶然の光を撮る

2012年12月06日 | 写真

風邪はまだ完治して無いようで、
体が温まると咳が出てきたりしているが、
天気が良いので久しぶりに「21世紀の森と広場」まで行ってみた。

園内は晩秋から初冬の趣で、日陰の楓なども紅く染まってきた。
先に紅葉したものは散ってしまったものもあるが、
今年はその散紅葉も美しい。

湧き水の水路が紅葉が植栽されている下を流れているため、
水面や小川に配置されて自然石などに散った散紅葉が美しい。


紅葉の写真は誰が撮っても美しく写る。
美しいものはそのままでも鑑賞するに値するが、
やはり「光」の織り成す彩は捉えたいと思う。
が・・・・
そうは思ってもなかなか良質の光を捕らえることはできないし、
偶然の光と撮影する者とのインスピレーションの波長の合致には、
なかなか至らないものである。

巻頭の写真は、楓の葉に手動でピントを合わせているとき、
大きくピントがずれたとき、偶然にファインダーに現れた画像をそのまま撮った物である。
病み上がりの私にはボケた光景がより美しく見えたのである。

巻頭の写真と同じ場所で取った「ドウダン躑躅と楓の紅葉」
ドウダンの紅葉する前の青い葉が逆光の中で柔和な色模様を呈していた。


逆光の中では、黄葉したアジサイも別世界を見せてくれる。
紫陽花のバックにある緑の葉は「山茶花」。
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