MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

放射性ヨウ素の「金町浄水場」と「栗山浄水場(松戸)」

2011年03月23日 | あらかると
ついに原発事故の放射能汚染が身近に迫ってきた。
金町浄水場で「放射性ヨウ素131」が検出され、都内23区などでは
「乳児に対しては摂取を控えるように」との通達が出た。
千葉県も同じ利根川水系の水を利用しており警戒中である。

もしかすると先ほど飲んだ水道水には
「放射性ヨウ素131」が入っていたかもしれない。
金町浄水場取水口からわずか数百メートル先の下流で取水しているのが
千葉県水道局の「栗山浄水場」で、先ほど飲んだ水を供給している。
22日と23日の2日間に高い値を示した金町浄水場に対して、
千葉県水道局が23日に公表したデータは、21日のものであり(何故??)、
東京都水道局が初検出した日の22日のデータは公表されていない。
検査していなかったのだろうか?怠慢が懸念される。

命を支える水なので、断水がない限り水道水を利用するしかなく、
諦めの境地であるが・・・

原発が推進されていた頃、
「絶対安全なら都心のど真ん中に原発を作ってみろ」といっていた反対派があったが、
やはり絶対はなかったわけで、「想定外」という言葉もすでに想定されていたのだろう。
今後も想定外のことがあるかもしれない「福島原発」だが、
その想定外の出来事に命を賭して奮闘している人たちに、感謝と敬意を表したい。

上の写真は昨年の秋友人と江戸川周辺を撮影行時に、「矢切の渡し」の船上から
「金町浄水場の取水塔(帽子のような屋根の構築物)」を撮った写真。

下の写真が、江戸川に懸かる「国道6号線(水戸街道)」橋梁付近からの取水塔
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