MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

断捨離と過去の先端技術

2011年03月30日 | あらかると

今回の大震災で我が家でも茶器や一部の家電に被害があった。
また、本棚の扉を支える金具の一部が壊れ満載の本が部屋に散乱した。

ということで、この機会に大幅な「断捨離」を実施することにした。

家電は、30年前は最先端だった高級オーディオセット、
高級AVアンプ、初期のベーターデッキ、コンパチ(CD,CDV,LD)プレイヤー、
AKAIオープンテープデッキ、TCD5M(カセットデンスケ)、
67判フィルムプロジェクターなど(買取価格合計約130万円)を、
無料で引き取ってもらうことになった。

また、本は純文学の「初版本」を主に買い集めていたので(30%は積読)、
これは今年から中学生になる「本の好きな田舎の姪っ子の子」に50冊ほどを送った。

純文学の「初版本」といえば買っていた当時は価値があって、
たとえば「高橋和己」の「わが解体」は一冊1万円を超えていた。
今はどの程度の価値があるかはわからないが、そんなことを気にしていたら「断捨離」はできない。

LDのソフト(レーザーディスク)は、過去にその大半をネットオークションで処分していたが、
手放せずに手元に残した盤が10枚ほどあった。
今回この一部をダビングしてデジタル化をしたが、
50年前の映画はともかく、ヒーリング目的の映像詩LDは、
映像にパープルフリンジが目立ちシロ飛びも多く、
今の映像技術には遠く及ばないものになっていた為ダビングをあきらめた。

ブラウン管テレビで見ている分には特に感じていなかったものが、
デジタルでは陳腐な画像となってしまったのである。
「人は死ねばゴミになる」と言って癌に倒れた最高裁判事がいたが、
「最先端も経年に勝てずゴミになる」ということを感じるこのごろである。


余震
この記事を書いている間に3回も余震と見られる地震があった。
今日の午前0時から17時過ぎまで余震は2回しか発生してなかったので、
今日はのんびりと寝られるかナァと思っていたのに・・・・・
ほんと・・・いつ収束してくれるのだろうか?
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