MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

冬めく(写真俳句)

2009年11月19日 | 写真俳句
サラリーマンだった頃の一時期、社員教育の責任者として新入社員や中堅社員そして店長教育などを行なっていたが、必ず取り入れたのが伊良湖研修所近くの曹洞宗のお寺での座禅だった。
朝食前の一時間近くを参禅することにより、静寂と思索の中に自己を見つめて欲しかったからである。

当然私も毎回参加していたので、延べ日数にして100日以上の経験がある。
参禅中は、「無になろう無になろう」とする思いがあるのだが、野鳥の声などが耳に入ってくると「どんな鳥なのかな」などと考え「無」を置き去りにしてしまうことが多かった。また、様々な思いも浮かんでは消え、浮かんでは消えの堂々巡りで気がつくと所定の時間が終わっていた。

写真の青鷺を暫く見ていたが、一点を見たまま(眠っていたのかも)高僧の座禅のようで微動だにすることがなかった。
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