MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

デジタルカメラとフィルムカメラ

2009年11月01日 | あらかると

最近友人の家で見せていただいたA3判に引き伸ばされた写真(A3printer使用)は、明らかにデジカメにはないクリアさがあった。
フィルム一眼レフカメラで写したポジフィルムを、フィルム専用スキャナーでデジタル化したものを印刷しているとのことだった。

そこで私も暇に任せて、過去のポジフィルムを取り出し、EPSON-Printerについている、スキャナーで試してみた。解像度1200bpsでヒストグラム調整しつつ行なったところ(一枚平均6分程度のスキャン時間となった、此の辺がやや問題なのだが・・・よい写真のためなら、手間ひまも必要と割り切れると思う)、フィルム一眼レフで調整していた様々(シャッタースピードや絞り調整による被写界深度の調整など)なシーンが蘇ってきた。

これまでデジカメ撮影は殆どをカメラ任せのP接点で撮っていたが、ピントが目標物に合ってなかったり、曇天になると極端に画質のクオリティが落ち込むなど、意図したものがなかなか撮ることができず諦めて「カメラ任せ」で撮っていること多かった。ブログで利用するだけなのでそれでも十分に間に合ったのだが、やはりいいものを撮りたい。
様々なデジタルカメラを調べ何とか2000万画素以上のところに希望の解像度を発見したのだが、高価すぎて手が出ない。

Printerに付属のフィルムスキャナーでも、上記の写真(白馬岳登山道から杓子岳方面を望む・約20年前の写真)や下の写真(約15年前グアムタモンビーチのサンセット)のように、今持っているデジカメよりもクオリティ良く仕上がったのである。
なお、撮影に問題があったのか褪色したのか不明だが、フジクロームよりもエクタクロームのほうがクオリティは良かった。
エクタクローム時代を回顧するわけではないが、もしかするとデジカメには無い何かが今でも残っているような気がする。

友人の写真からも学んだことが、私にとっての新しい写真の発見につながった。次回からは一台残っているフィルムカメラ「ミノルタα7Xi・交換レンズ2本」を持参して、昔ながらの撮影を楽しみたいと思っている。
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