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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「寒九」の花と花虻

2019年01月15日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


昨日は寒中の快晴に誘われ久しぶりに「21世紀の森と広場」へ。

ちなみに昨日は寒の入りから数えて九日目で、
この日に雨が降ると「寒九の雨」といわれ豊作の兆しがあると喜ばれ、
また、この日に汲んできた水は「寒九の水」といわれ、薬を飲むのによいといわれている。

一年で一番寒い時期なのだが、自然には花も咲いている。

「寒梅」
品種名は不明だが、梅ノ木の前を通る人はみな春の兆しに喜んでいるように見えた。


「なのはなと細平田虻」
菜の花の語源は「何の花?」といわれ、この時期に咲く黄色の菜花は「なのはな」ということに・・・。
花蜜や花粉を集めているのは花虻の「細平田虻」で、晴れた真冬も活動している。


「オオイヌノフグリ」
オオイヌノフグリも、寒風が防げる日当たりのよい場所では開花している。
荒涼とした冬ざれの中で咲いている一輪、春よ早く来い・・・と思う。


「雛菊と縞花虻」
雛菊の品種は「チロリアンデージー」か。


巻頭の写真は「蝋梅(ロウバイ)」
毎年12月後半には咲く花で、この日は風もなく周辺には芳香が漂っていた。

野草園の並揚羽蝶の美しさ

2018年10月16日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


昨日は久しぶりに「21世紀の森と広場」を散歩。
園内を半周ほどしか回れなかったが、
コスモス、稲架け(はさかけ)、赤い実のサンシュユやガマズミ、鬼芝、
野菊、枳殻の実、千駄堀池のカルガモ、野草園の薊や背高泡立草などなど、
さまざまな写真を撮ることができた。

野草園では「並揚羽」が薊にやってきていて吸蜜に勤しんでいた。


生まれて間もない蝶の様で、傷ひとつない美しさがあった。
秋の蝶は季語では「老蝶」とも呼ばれるが、新生の蝶もいるのである。


吸蜜中の並揚羽を真下から撮ることは余りなく、
どうしても下のような写真が多くなる。


今回偶然に撮影できたのが巻頭の写真で、
花にぶら下がるような形で吸蜜していた蝶が、
こちら向きでしかも薄日が当たって、並揚羽の最も美しい姿を捉えることができた。
下の写真も半身ではあるが羽の裏の美しさが現れている。
写真を撮った直後、左上のアブに驚いて別の場所に移動した。


同じような下からの写真でも、光線によってはその美しさを見ることはできない。


閑話休題
ベランダで孵化し順調に育っていた6頭の並揚羽の幼虫は、
孵化の最も遅かった1頭を残し、柑橘の木から消えた。
昨年もそうだったが、蛹になるときには場所選びで結構な距離を移動していた。
どこかで蛹になっているはずなのだが・・・・。
下の写真は元気に育っていた4頭の並揚羽幼虫(赤い矢印)。


「小鳥に食われたのでは」という人もあり、ベランダに小鳥が来ることは皆無に近いのだが、
「もしもの小鳥」から守るため、プランターは風除けネットで囲んでみだ。
今年の春のように柑橘の枝で蛹になり、羽化してほしいものである。

麝香揚羽、紋白蝶、一文字挵、茶羽挵、赤星胡麻斑(春型)、小蛇目など

2018年05月15日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


約半年ぶりに近所の「21世紀の森と広場」を散歩した。
園内にある「千駄堀池」周囲には蜻蛉の種類が多く、
「みどりの里」周辺には多くの蝶が見られるので、
それらを探しながらの散歩である。

ということで、今日出合った蝶たちの紹介で、
散歩中に出会った順番に紹介しています。

「紋白蝶(モンシロチョウ)」
数多くの白蝶が飛んでいたが、近くに止まったのが下の写真の蝶で、
羽が傷ついており、越冬した蝶の様に思われる。


「一文字挵(イチモンジセセリ)」
急に目の前に現れ(野鳥などの攻撃を避けるためか、急に人前に現れることがある)、
赤詰草にとまって吸蜜をはじめた。


「小蛇目(コジャノメ)」
樹液の染み出ている根に止まり、吸水していた。


数枚撮っていると、別のコジャノメが現れ「求愛」を始めた。
雌雄の判別はつかないが、しばらく追いつ追われつを繰り返していた。


「麝香揚羽(ジャコウアゲハ)」
クロアゲハのような蝶だったが、帰宅後に調べてみると、
頭部のすぐ下に赤みがあり(巻頭の写真)、羽の模様も薄く、尾錠突起がやや長い、
いろいろと絞り込んで検索して、私にとっては初見の蝶となった。

雄の成虫から麝香のような香りがすることから名づけられたという。


「赤星胡麻斑(アカボシゴマダラ)」
すでに大町公園などでは目にする機会も多いが、
21世紀の森でも順調に育っているようである。


「茶羽挵(チャバネセセリ)」
模様が判然としていなかったが、体型的にチャバネセセリのようである。



閑話休題

大町公園で出会った素人の昆虫写真家などから、
昆虫界の不思議さなどを聞くにつれ、昆虫写真を撮ることが多くなっているが、
見慣れてくるにつれ、昆虫の種類ごとに性格のようなものがあることが判った。

日本の古来からの「八百万の神(無機物、植物、生物などすべてのものには魂が宿る)」信仰を思えば、
昆虫たちにも魂が宿っているわけで、そんな世界を(アニミズム)句歌に詠んでいきたいと思う。

「21世紀の森と広場の紅葉」と「冬の蝶(越冬蝶)」

2017年11月15日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


今日は短歌の投稿の締切日(当日消印有効)ということで、
葉書等での投稿を済まし、
その後紅葉が始まっているであろう「21世紀の森と広場」へ。

日当たりのよい場所では楓の紅葉も進んでいたが(巻頭の写真)、
楓の並木が川を挟んで並ぶ「集いの広場北側」の紅葉が、
最も見ごろとなるのは、12月上旬になるものと思われる。

「みどりの里」周辺には、名残のコスモスや向日葵などが、
まばらに咲いており、
昼どきの日差しに誘われて、紋白蝶などの飛翔が見られた。

マメ科と思われる花(詳細不明)には、
この時期には珍しく多くの「裏波小灰蝶(ウラナミシジミ)」が集まっていた。
下の写真は、向日葵で急密する「裏波小灰蝶」


シジミチョウが去ると、
同じ花にやってきたのは「紋黄蝶」


蝶の吸蜜中は、驚かさぬようゆっくり近づくと、
蝶の目の前近くまで寄れることがある。
この紋黄蝶は、目の前のレンズを警戒し体を横向きにしつつも、
吸蜜をやめることがなく、下の一枚を撮ることができた。

この一枚で撮影を終えたが、紋黄蝶はそのまま吸蜜を続けていた。


コスモスには「姫赤立羽蝶」が吸蜜にやってきていた。


やや離れた菜花には「紋白蝶」が吸蜜にやってきていた
羽にはやや欠損があるが、野鳥の攻撃を受けたのかもしれない。


これら4種の蝶は成虫のまま草叢の奥深くで越冬するものと思われる。
真冬でも暖かな日差しがあると、越冬地から出てきて日を浴びたり、
真冬の日向などに咲いている蒲公英などで吸蜜している姿を、
公園などで見られることだろう。

「秋彼岸と彼岸花」とお知らせ

2017年09月20日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


今日から「秋の彼岸の入り」で、
あちこちで彼岸花が咲き誇っています。

近所に有る彼岸花の名所「祖光院(松戸市金ケ作)」を取材してみました。
が・・・
先日の台風による影響か下の写真のように、やや荒れており、
写真を撮るにはやや残念な光景となっていた。


時間的に余裕があったのでそのまま近くにある「21世紀の森と広場」へ。
この公園の「野草園」には彼岸花が風の影響を受けず、
満開の状態で咲き誇っていました。(巻頭の写真)
地形の関係で風の影響を受けなかったのかもしれません。

「みどりの里」「つどいの広場」などを約2時間散歩。

「裏波小灰蝶(ウラナミシジミ)の交尾」


「紋白蝶の交尾」


「赤詰草の蜜を吸う紋黄蝶」



久し振りのまともな投稿となりました。
PCの不具合から様々な機種などの検討を加えてきましたが、
やはり欲しい機種は高く、だからといって中古品はもひとつ気が進まず、
結局、不具合があるにしてもネットには繋がる為・・・・
あっという間に2ヶ月も過ぎてしまった。
が・・・・
最近では外部キーボードからなら入力できる時間帯も多くなり、
(それまでは入力モードにすると「bbbbbbb・・・・」が自動入力さてしまい入力不可だった)
ブログ投稿を再開することにしました。

ただ現在、友人からの誘いもあり、
俳句、短歌、長歌併短歌、短編小説などの創作や投稿に力を入れているため、
ブログの投稿頻度は「週一」程度を考えています。
20代のときに書いた長編小説(原稿用紙320枚)などもまとめようと考えており、
それらに手をつけると、投稿回数は更に減るとおもわれます。