港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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明学河合教授がNHKの「老後破産社会の現実」に出演しました!

2014-09-29 06:31:23 | 港区のできごとあれこれ
9月28日、NHKの特集番組「老後破産社会の現実」に、よくお会いする明学河合教授と港区ふれあい相談員の松田さんが出演していました。
ショッキングなタイトルで、一人暮らしの高齢者600万人のうち、約300万人が生活保護水準以下の収入しかないそうです。
生活保護水準以下の以下の収入ですと、病気になったり、介護を受けたりすると赤字になり最後には破産するということになります。
テレビでとりあげられている港区の一人暮らしの高齢者の方は、10万円の収入しかなく家賃に6万円を払うと、ほとんど、食費、医療費に払う余裕がなく電気もとまっていました。
まさに、破産状態です。
若いころは、生活を楽しんでいたようですが、こんな老後がくるとは夢にも思わなかったとのこと、生きる楽しみもなく早く死にたいという言葉が耳に残ります。
平均寿命が延びていくことがよいことなのか、考えてしまいます。
河合教授の提案は、日本の年金制度に問題があり、フランスのような制度間移動を考えるべきとのことです。制度間移動とは、年金制度、介護制度、医療制度をうまく調整する方法で、例えば年金が少ない人は介護費用、医療費を安くするなどの方策を考えることです。
年金制度も苦しい状況ですが、国も「老後破産」について、真剣に取り組むべき時期に来ています。
コメント
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