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感謝しな祭のディナー

2017年11月25日 | OVERLAND CAFE

  

 感謝祭(サンクスギビング)がやって来ました。アメリカ人にとってクリスマスよりも重要度が高いと言われる特別な日であり、離れて暮らしている親族が集まりオーブングリルで焼かれた七面鳥(ターキー)を共に食する時間を持つ。毎年この日を祝う為に4500~4600万羽の七面鳥が生産され食卓の大皿に盛られるのである。大勢の人々は生活の中で間接的に他動物の命を奪いその肉片を食しているがその事について真摯な意識を持つ機会というのはそうあるものではない。それだけではなく、自分が生きている事とか地球という環境や生活など実は全て奇跡の連鎖なのであるが、それら全てを総括するのが感謝というフロシキである。

 

 46,000,000羽の中の1羽の七面鳥が我が家にやって来た。七面鳥をオーブンで焼く料理の過程時間は4時間である。その料理の待ち時間というのは、油が溶け出して肉汁(グレービーソース)が滲み出て家の中に七面鳥の焼ける独特の臭いが広がる。僕はこの伝統的なアメリカの料理をいつも儀式と呼んでいる。七面鳥という肉塊のサクリファイス(犠牲)によってこの日、この時間に人々は何を想うであろうか、感謝な気持ちを抱いた人々は幸いな人々である。肉魂は見事に焼かれ、グレービーソースも絞り取りました。

 お腹が一杯になってくると現実に戻る。またこの1年時々七面鳥の肉魂料理を思い出して、感謝しな祭!という意味のある特別な日でありました。

 

 

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