ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

レストレーション ミスティクス その1

2014年04月09日 | VINTAGE CARS

 車をレストレーションするという事は、その走り出しにおいてからゴールまでの期間に、2種のハードルを連続して超えて行かなければならない。それは予算と時間というハードルである。そしてこの予算と時間というハードルを速やかに超えていく事は素人には難しく、時には躓き、場合によっては挫折を味わう。しかし過去の人々の多くの失敗実績のおかげで我々はレストレーションにおける予算と時間をより少なくする事が可能ではある。それまで口頭で語られていた行き先の案内に今度は地図(ナビゲーター)が追加されたような感覚ではある。

 現在生産される自動車が白物になりつつある今日と未来においては、レストレーションの考察の余地は充分にある。しかし、これを紹介している自分自身は車の軽作業のいじりの経験はあっても、レストレーションに手を染めた経験は無い、ど、素人!

 

 RESTORATION MISTAKES

Classic Motorsport 誌、5月号の記事より引用(全9話):

1. Starting with the wrong Car.

Unless you;re up for a big, expensive challenge or you're sentimentally attached, the right car is almost always the nicest exmple you can find. Rust, missing parts, collision damage, or extrem wear and tear make a car cheaper to buy usually much more expensive to restore. serching carefully for a good exmple will speed your restoration and keep your budget intact.

 

1、最初の車両選びが大切である。

レストレーションには金が掛かる。しかし、出来ればその予算の出費を最低限にしたい。それにはまず以下の条件を満たしている車を探す事からはじめる。

 

* 錆が無い(ラストフリー)或いは少ない。

* 欠陥部品が無い。

* 事故の経歴が無い。

* 極端な改造(カスタム)車は避ける。

 

最初に、これらの条件を満たした車を見つけ出す事が大切な要素です。

掛かる予算と時間をより少なくする為の基本は、最初がとても大事だ!という事。

 

ベース車選び > 技術に掛ける趣

 

このコンセプトが最初の叡智なのです。

 

スペクター氏のランクルコレクション、SOR のホームページより。

 

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レストアラーは失敗から学ぶ

2014年04月07日 | VINTAGE CARS

You can never learn less;

you can only learn more

The reason I know so much

 is because I have

made so many mistakes.

- Bucminster Fuller -

 

なぜ私が色々知っているかって?

そりゃー、今までいっぱい失敗しまくったからだよ。

失敗から多くの事を学んできたんだわなぁ。

バックミンスター フラー

 

リチャード・バックミンスター・フラーRichard Buckminster Fuller, 1895年7月12日 - 1983年7月1日)は、アメリカのマサチューセッツ州出身の思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人。(Wikiより)

 

クルマのレストレーションの記述が上記のフレーズで始まる。

 The Perfect Restration (パーフェクトレストレーション)の為に Restoration Mistakes (レストレーションミスティク)を学ぶ。2014年5月号の Classic Motorsports 誌(米)では、レストラー達の過去の失敗を分析して、その教訓を今後レストレーションに挑戦する未来のレストアラーの為に生かそうとする試みが成されている。

 アメリカではクルマの修理やレストレーションはDIY (自分でやる) 文化を持っている。その理由は僕の感じる所では4つある。

 1、土地が広い。大都市を除いた地方では住宅の敷地が広い。

 2、クルマは庶民の楽しみ。特にアメリカの地方ではクルマ(バイク)をいじる以外に楽しみが無い。

 3、ショップのメカニックが信用出来ない。修理代が高い。

 4、パーツショップ(ネットも)が充実しており、多くの中古部品やアフターマーケット品が市場にある。

 

 個人でクルマを直す事は弊害もあるが、その行為は人生のストーリーでもある。完全なフィクションと妄想だが、おおかたこんな感じか?以下、箇条書きで不動の60年代のマスタングクーペを手に入れたおやじの短ストーリー。

 

 1、動く様にはなるが、きちんと直せない。結果、中途半端。また止まる。

 2、途中でカネが続かなくなり放置され、そのまま庭の粗大ゴミとなりつつある。

 3、古いアメ車は燃費も悪く壊れるという事で、燃費の良い近代車に乗り換える。

 4、...が、逆に静かで快適で面白くはない。でも便利。

 5、再び、古い70年代の車に乗りたいとモヤモヤしてくる。せめて週末だけでも。

 6、てもちぶたさ故に、いじれる車がいいなあ。と思う。

 9、いじれる車、そいつはラングラーか旧車か?という事になる。

 10、結果。自分に嘘を付いて生きるのは嫌だ!という事になり庭の隅に放置してあったマスタングの鍵を開ける。そして思う。...こいつをきちんと直す事にしよう

 

Restoration Mistakes

Avoid These

9 Common Pitfalls to

Nail Your Next Project

レストレーションにおいて、途中で地獄に落ちない為の9つの教訓。

 

今後この内容を紹介させて頂きます。

内容はジェネラルな基本事ですが、

レストアラーの叡智です。

 

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フレーム リプレースメント

2014年04月06日 | LANDCRUISER

 四季のある土地ではランドクルーザーFJ60は錆の侵害を受ける。外観から、ドアの下部分やタイヤハウス周り、或いはリアゲートの下部などはロクマルの弱点である事が分かる。しかし、ラダーフレーム構造を持つロクマルにとって最も危惧するべき錆はフレームの錆による侵食である。この錆は厄介な事に確認しにくい場所に存在する。特にリアリジッドの周辺がヤバイ!強靭なランドクルーザーも錆の侵食にはヨワイ!のである。

 クルーザーソリューションズの以下のビデオが良い参考になります。

 

このフレームは錆びた部分を切り取って、鉄を貼換えての修理となります?

いや、フレームリプレースメント。

フレームの入れ替えです。

 フレームは予想以上に錆びているものなのですね。

 

...見るのがコワイです。

 

これほど錆びると、部分的なリプレースメントでは対応が難しくなります。

経済的にも、フレームスワップ(交換)となります。

 

フレームを交換したFJ60

見た目(ボディ)は同じですが、気分は全く異なります。

 

 ロクマルはボディの錆よりもフレームの錆に注意!です。

それでも、直して使いたい。と思わせるのがロクマルなのです。

 

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ランクルヨンマルに吹く追い風

2014年04月05日 | LANDCRUISER

春一番が吹いたかなっ?て感じるこの4月の初め、

気が付けばもう一つの風が吹いていた。

この風は穏やかな風ではない、突風である。

突風であるから、少し恐ろしい感も無きにしもあらず。

 

ランドクルーザーFJ40の事である。

 

 

 2014年の4月号のHemmings Motor News (米)ではランドクルーザーFJ40が話題に上がっている。

  • Hundreds of pages of cars, motorcycles & trucks for sale - plus: parts, services & events
  • COLLECTOR-CAR PROFILES:
    1933 Diamond T wrecker
    1975 Hurst/Olds
  • INVESTMENT APPRAISALS:
    1960-'61 Dodge Polara
    1960-'84 FJ40 Land Cruiser
  • BUYER'S GUIDE:
    Affordable luxury: 1979-'86 Jaguar XJ6
    CLASSIC PROFILE The 1928-'31 Model A Ford

 

実はランクル40、昨年から今年にかけて大変な事になっている。 

$$$

 

 

 2013年から今年2014年にかけて、

(まだ3ヶ月しか過ぎていないが...)

 

米国におけるランドクルーザーFJ40の評価額が、

 

ぬあんと、ぬあんと、

 

倍に値上がりしたのだ!

2013年、2万ドル -> 2014年、4万ドル

((())) 

 

この評価額は、近年のオークションでFJ40がかなり高価額で落札された経緯もある。

 しかし、それにしてもアメリカを代表するクラッシックカー情報誌(アメリカNo#1)で話題になった事はランクル40にとって大きな出来事である。値段が短期間で倍になった事は驚くべき出来事。値段が高騰した理由は、現在車にはないシンプルな構造で機能美的な四駆である事に、より多くの人々が気付いた事。生産が終了してから30年が経つが、未だに世界のコーナーで実用者として用いられている事。オリジナル車両とその部品が年々少なくなってきている事など。最近は中南米の市場でヨンマルの部品の検索が行われている事情なども紹介されている。

 

 

  アメリカではヨンマルの価値が認められた事が数値となって認識された形となった。

今後、ヨンマルの売値も買値も今よりも更に高くなる事が予測される。

 

ヨンマルはレストレーションするに値する車だと、更に自信を持って語る事が出来る。

 

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世界一のオーバーランドビークルはどれだ?

2014年04月03日 | OVERLAND VEHICLE

 世界で一番オーバーランド旅行に適した車両はどれか?

4x4やキャンプを愛する人々の一つの関心の的ではないだろうか?

 

Outdoor X4 誌の表紙

 最新のOUTDOOR X4誌(米)にオーバーランドコラム二ストの Jonathan Hanson 氏、僕は彼を ジョナはん、と愛情を込めて勝手に呼んでいるが、彼はオーバーランドジャーナル、そしてオーバーランドエクスポの共同設立者であり、この世界(業界)では署名人の一人である。

 

 そのハンソン氏の最新コラムの表題は、

The best overlanding vehicle

in the world...

 

世界一のオーバーランド車はどれかなー?

 

ラングラー アンリミテッド!(アメリカ人)

ランドローバー ディフェンダーだ!(イギリス人)

ランドクルーザーでしょう!(その他の地域の人々)

など、ランランラン(3ラン)と特定の車種が瞬時に上げられます。

が、

そういう風に語るのは、

実は、おこちゃま的思考なのです。

(長い文章は雑誌を購入して読んで下さい)

 

...

で、その結論は。

 

... is the one

 you own right now.

 

今、貴方が所有しているその車ですよ!

 

その道を極めた人物からのアドバイスです。

 

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シ フ ト

2014年04月02日 | ランクル ドライブ

シフトチェンジ、それはクルマを駆る事の醍醐味。

 状況に合わせ、スピードに合わせ、時に気分に合わせてマニュアルシフトを動かす。時には素早く、ある時はガク、ガク、と一呼吸置いて。また誰かを横に、あるいは後ろに乗せている時はその操作は極めてスムースに。ランドクルーザーでもワインディングロードではレーシーに走る事が出来る。下りのワイデングでブレーキを連発する前を走るBMW(3)をエンジンブレーキのみで追跡したりもする。(登りはムリというものです)マニュアルシフトはその味を覚えると、マニュアルじゃなきゃイヤ!となってしまう事が唯一コワイ。

 

シフトの持ち方、握り方には実はいろいろある?

結構、無意識にそれを実戦している。

 

 

 

 上から被せるか、下から挟むか、どの指のスキマにステックを挟むのか、前後左右にシフトを動かす事は楽しい事です。しかし、持ち方うんぬんに気を取られ過ぎるのはよくありません。一番いい持ち方というのは、これ即ち、安全な持ち方であります。

安全運転こそ、テクニックです。

 

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ニューヨークの新しい顔

2014年04月01日 | NEW YORK

 存在する物は常に変化し続ける運命にある。ニューヨークのスカイラインも常に変化し続ける。あの911の惨事から13年目。今年は、あのツインタワーのあったその場所に1ワールドトレードセンター(1WTC)が完成する予定である。ビルの高さはアメリカ独立の年にちなんで1776フィート(541m)。

 さて、ニューヨークのマンハッタン島の最西にあるウェストサイドハイウェイを南下して、1WTC へ近づいてみます。

 

1WTC

911の犠牲者を弔う巨大なメモリアルの様でもあります。

  ニューヨークはB911(ビフォアー911)とA911(アフター911)で語られる。大きくて高い、そして少し豪華、この高層ビルというやつは力と富の象徴なのだ。と、同時にクルマのデザインにも似て時代の象徴の形として捉える事も出来る。これが新しいニューヨークの一つの顔です。

 

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