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レストレーション ミスティクス その3

2014年04月11日 | VINTAGE CARS

3. Rebuilding the Engine Too Early

Our lule is simple: Don't rebuild the engine until it's time to put it back in. We've seen too many engines rebuilt early in the restoration only to sit and degrade in a dusty corner of the shop. Not only that, but an engine rebuils sucks a lot of money out of the budget. If that money gets spent early, it sometimes means cost-cutting in important areas, like paint and body. You can always paint a used engine, put in back in, and pull it for a rebuild later. Try redoing the budget bodywork because you spent too much too early on your engine.

 

 3、エンジンリビルトは急ぐ必要はない

エンジンを載せる態勢が整うまで、エンジンのリビルトには手を付けるな。というのが我々のルールである。

我々はレストレーションの段階で、組みあがったエンジンがガレージの隅で埃を被って待機させられている光景を沢山目にしてきた。

ただ、その光景の事だけを言っているのではない。

それは、エンジンのリビルトは決して安いものではなく、限られた予算の多くをそれに費やしてしまうからである。初期の段階で既に多くの予算を使ってしまったなら、継続する作業に対して予算を回すことが難しくなり、どこかで予算を削ろうと考えるからである。そしてそれが、板金塗装等の質などに影響を与える事になる。手順にもよるが、もしエンジンを積んだ状態で塗装をするならば、リビルトする以前に行った方がよい。

 

...

 この様に指摘しているという事は、初期の段階でエンジンリビルトに着手する人が多い事をうかがわさせられる。それはエンジンがうまく回転してくれる事によって、一つの安心感が生じる。その安心感を早く手に入れたいとする気持故に、多くの予算を初期の段階でつぎ込む事になるのかも知れない。

 

レストレーションの叡智は感情のコントロールにあるようだ。

このアドバイスはルールとして指摘されている事をお忘れなく。

 

 ランドクルーザー2Fエンジン、by Cruiser Soliutions

リビルドエンジンを車体に載せる前に、エンジンの調子を確認している風景です。

 

コメント
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