フロントの T O Y O T A の文字が実にいい。
FJクルーザーの出現で再び路上でよく目にする様になったこのTOYOTAの白い文字には惹かれるものがある。この文字は40、50、60、そして80の前期形まで継続したランドクルーザーの象徴でもあった。
1991年、14万マイル(22万キロ)で売りに出されているランクルFJ80を見てきた。値段は4千ドル(約32万円)、 この安さには心が動く。(笑)
前期型はFJ62の3Fエンジンをそのまま引き継いだものである、ブレーキ性能など色々と厳しく評価されるが個人的には好きなモデルである。
グランドピアノを意識したダッシュボード、後期型にはない魅力がある。質感も悪くはない。
内装はファブリック、革のシートが良いと感じるのは最初の10年間まで、その後はひび割れてしまう、生産されてから20年目のこのシートには耐久性を感じる。
既に3オーナー、テネシー州、ペンシルバニア州で使用されてきた、80において走行距離が20万マイル以下というのは少ない方でもある。下回りの錆も僕の80よりもまだまし。
ロサンゼルスではまだまだ前期型の80は多く走っている。グリルのトヨタ文字、ホイール、そしてサイドステップのない特徴を持つ。性能は後期型のFZJが断然良いが外観は前期型の方がシンプルで好きだ。
TLC のジョナサンに見せて頂いたGMボルテックエンジンを搭載した80、こういう選択も有り。
昨日紹介した100の1/4の値段か...これは魅力的だな。
時々こういう事を考えるんだけど...、人気のない山や荒野に走りにいって最悪の場合車を捨てて帰らざるを得ない時がある。例えばひっくり返ったり、穴に落ちたり、機械的故障やダメージなど、そういう時にさっと諦めれる車がいいと思う時がある。長期のローンが残っていたり保険が利かない立場だと車のダメージ以上に精神的ダメージが大きい。
オフロード、クロカン、ロックを楽しむ要素になると思う、値段というのはね。