先週はウォール街のデモで700名が逮捕されたニューヨークの街。
いよいよとは思っていたが、このアメリカでは人々の不満がデモ抗議という形で現れてきた、その大きな理由は経済格差にある、と言われている。
ニューヨークで働いているとゼニ(金)というバケモンが人間を支配し従属させている姿を当たり前の様に観てしまう。資本主義のルールとか訳の解らん事を言っているが、一枚皮を剥けばいかに他人の金を自分のフトコロに入れるかという行為が...つまり仕事と呼ばれる人間の日常行為である。
...しかしそうしなければ、生きていけない現実を否定出来ない。
つまり、経済とか、ビジネスと言うものは常にコインサイドの陽陰を含んでいる。
...
連日湿気のある日々が続くニューヨーク。季節は今暑いか寒いかを選択している。
暑い夏が終って今から急に寒くなる、寒くなるのは気温だけか?
収穫の秋、食欲の秋、地元で収穫された果物や野菜が豊富に市場に出てくる。1929年の大恐慌の後にはウォール街で働いていた人々が路上で林檎を売り始めたと聞く。
コンクリートの街を飾る菊の花が道行く人々を癒してくれる。
花を見ると呼吸がゆっくりになる、つまり...落ち着く。
世の中は常に変わり続ける、歩みを止める事はない街も企業も。
街を走る車も時代と共に変わっていくが...
中には変わって欲しくない物だってあるよね。
栄盛 - 枯衰
このニューヨーク(資本崇拝主義街)の街でもまれていると、
季節も時間も忘れてしまう。
生きる事に必死で、(金を稼ぐ)自分を失いそうになる。
なにか他に...いいものが
あるいは...いい場所が
もっとふさわしい...自分の居所がないものかと心は彷徨う、
...
そんな時はいつでもここに来るのだ
心の事だよ。