ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

レストレーション ミスティクス その8

2014年04月17日 | VINTAGE CARS

8. Skipping the Sorting Stage

We believe that most cars billed as "restored" are really about 50 to 100 hours from finished. Sure, they look nice and drive pretty well, but are they sorted?

A good restoration ends with a lot of testdring and list making. The lists will note rattles. things that don't feel right, parts that dont' fit correctly, and cosmetics that need attention. they may even include a big job, like removing the drivetrain to fix something. You may be out of money or sick of working on your car. but sorting making a decent restoration into a great restoration-and can save you from a bad restoration.

 

8、終わり良ければ全て良し

レストレーションの仕上げ(完成)において多くの人が最後の仕上げを曖昧にしてしまう。それは即ち、最後の段階でのチェックとその対応の事。車が綺麗に仕上がって走るようになると、これで完成と思ってしまうのも無理はない。しかし、最後の仕上げは車が出来上がった。と言われる時点から、更に50から100時間を費やす事を理解しておく必要がある。

良いレストレーションの最後は数多くのテストとリストの製作である。リストには、まず機械的な部分で、不自然な振動はないか?組みつけの感覚がしっくりいかない所はないか?パーツは正しい物が正しく取り付けられているだろうか?など。また、外観においても、塗装が良くない部分などをチェックします。その結果、手直しをするべき所は行います。時には駆動部を取り外す程の大仕事になるかもしれません。おかげで、予算は底をつき、精神的にも疲れてしまいます。しかし、これらの作業を行う事によって、そのレストレーションはグレートレストレーションに格上げされます。

 

...

この概念を容易に理解するには、

結局、レストレーションというのは自分がやるものなのだ!

という理解力です。

 

 ショップや他人に依頼してやるものではありません。ショップや他人はあくまでも手伝ってもらうという範疇です。それは、病気を直すという事にも似ています。医者や病院、あるいは薬が病気を直すのではなく、あくまでも自分が直すという主体的な理解です。

 

 アリゾナ州のフラッグスタッフにある、ビンテージオフロードの作業場前、作業途中、作業待ちの古き良きランドクルーザーの列。早くから錆の少ないランドクルーザーの価値を知って、その発掘とレストレーション取り組んできた。ジープではない、ランドローバーでもない、ランドクルーザーが一番だ!と、はオーナーであるグレッグムショロ氏の言葉です

 

 レストレーションを依頼したショップから出来上がった車を受け取ります。しかし、この時点ではまだ完成では無いと言う事です。まだ、途中です。完成に至るには更にそれから小なり、大なり手を加える必要があるのです。にもかかわらず、それで完成だと思ってしまう。中には、ショップはいい仕事を提供しなかったなどと不評を洩らす人もいるかも知れません。しかし、レストレーションの完成という概念はショップでの依頼した仕事の完成の概念とは違います。結局、仕上げる最後のステージは自分に起因しているという事を理解する必要があるのです。

 

その概念を理解していない事が、

ミスティク(失敗)だという事です。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レストレーション ミスティク... | トップ | レストレーション ミスティク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

VINTAGE CARS」カテゴリの最新記事