来る時が来た様です、
その日その場所は誰も知る事は出来ません。
ニューヨーク郊外の緑豊かな高級住宅街の昼下がり、
軽やかにワインディングが続くハイウェイを流していると、
道がいきなり砂利道に???
...な る わ け が ない、/
ハンドルに ガタ ガタ ガタ ガタ と衝撃が伝わる。
ハザードを点滅させ車を路肩に寄せて、車から降りて見ると。
ぬあんと!
右の後ろタイヤが、パンクじゃなくて、
バーストしているじゃねーか!
もうこれは使い物にはならない。
ああっー悲劇だーっ!
という悲観な気持ちでは無くて、
むしろ、
喜び!?
ついに、やったー!
それは、
BFGのマッドタイヤを使い切った、
という満足感があったからである。
とりあずタイヤがもうダメな事は分かったので、安全な所へゴトゴトと移動します。
さて、タイヤ交換です。
が、
備え付けのジャッキでは車体を充分に持ち上げる事が出来ません。
SOS...、
かーちゃんに連絡です。
緊急事態発生!
ハイリフトジャッキ持って来てくれぃ!
はあ~?何んそれ?
長い鉄の塊だよ、かなり重いけど、気を付けてね。
待っているよ!
のどかな午後、
って訳ではありません。
仕事の約束の時間には遅刻です。
車の故障に対して焦りはありません。
むしろ、境地を乗り越える事が楽しみであると分かっているからです。
車体の下から外したスペアタイヤ。
おそらく1985年の新車時から備え付けられているものです。
使われていないけど古い。
これはこれで不安ですが、まあ一時的な事なので、
ああー良かった、空気入れといて...。
ブリジストンのデザートデューラというATタイヤです。
約一時間程して、ハイリフトジャッキが届きました。
これでおやじに金棒です。
クロスレンチに渾身の力を込めても全く緩まないナットも、
この様にジャッキの取っ手の鉄パイプを差し込んで回すと、
ネジは簡単に緩みます。
軽い軽い!まさに、天使のハネ。
前輪にくつわをはめて固定し、
後ろの鉄バンパーにジャッキを掛けます。
車体はグイグイと上昇します。
...ついでに下回りの錆取り作業もしちゃおうかな~
交換完了!
マッドタレーンタイやの重さを実感、
オールタレーンタイやの軽さを確認。
ハイリフトジャッキの便利さを体感。
BFグッドリッチMT
これでアメリカ大陸を2往復しました、重~いが、丈夫なタイヤでした。
お努め有り難う。(拝)
ランクルロクマル、マッドタイヤ仕様の時代は終焉か?
まあ、いい。
ガソリン代節約って事で。
古いタイヤはやはり怖い、
ゆっくりと気を使って走るしかない。
...意外ともったりしてな?
タイヤの径が少し異なるのでデフに良くない事もあり、
早期のタイヤ交換に迫られるのであった。
世の物事っつーのは、ゆーッくりと変わって行く現象と、
予期しないで突然変わってしまう事が同時に進行するものである。
実は、それが良かったのかもしれない?
なぜばら、
マッドタイヤがスリックタイヤになるまで使い込む可能性があったからだ。(汗)
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