霧に覆われた静かな日曜日の朝、自転車トレーニングに出かけた。休日の天候が良くないからといって気分も良くないなんて事はなく、ただ単に霧に濡れながら全力で走る楽しい一瞬一瞬である。登り坂で苦しく息が途切れても楽しい、下り坂でのスピードに乗る時も楽しい。他人を追い越す時も追い越される時も楽しい。自宅に帰ってきて汗だくのジャージを手洗いしている時も楽しいひと時である。そうやって何気なく思っていると楽しさや幸福感というのは何かを達成したり欲しい物を手にした事によって起こる心の感情ではなくて、ゴールに至ろうが至らまいが、取得しょうがせまいがは関係なくある心の継続した姿勢であると思った。今日は家事に専念し、明日からはまた仕事の継続だが、この自転車トレーニングでの感覚が応用されるという理解を意識していたいと思う。