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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ザ. トヨタウェイ 

2017年09月26日 | DATABASE

 トヨタについて書かれた本は多数存在している。この 2004年に出版された The Toyota WayJeffrey K. Liker という当時アメリカのミシガン大学の教授によって書かれた本である。この書のサブタイトルは 14 Management Principle from the World's Greatest Manufacture (トヨタの14の経営原則)である。ライカー教授自身がトヨタに惚れ込みポジティブな視線のみで書かれている感はあるが、それでも多くの関係者と意見を交わし、現実の実態を評価してトヨタの姿を文章によって整理しまとめた第3者による著書であり、それはアメリカ人の手によるものである。

 今回この本を紹介したのは最近の自動車事情でトヨタが EV (電気自動車)で他社に比べて遅れを取っている様な報道を沢山耳にするからである。トヨタウェイの14原則その1:短期的財務目的を犠牲にしても長期的な考え方で経営判断する。下流のEVという端末の普及は上流で大量の電力を必要とし、その為には更に原子力発電に頼る事になります。言い過ぎかもしれませんがEVは原子力自動車です。電気自動車を普及させようとする国や組織の根源は原子力推進、或いは依存的なのかも知れません。トヨタの事業哲学を賛美している訳ではなく、EV に反対している訳でもないが、トヨタは周りがEV. EV. EV. とやかましい中でも沈黙を守っている。それはトヨタが出遅れている訳ではなく静観している様でもあり、長期的な視野で EV 捕らえている様に見えてならない。あくまでも業界内部を知らない自分の所感ではある。

 

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