気温は氷点下、痛いほどの寒さである。
路上駐車のロクマルに震えながら乗り込みチョークを引く。
アクセルを踏み、イグニッションのキーを捻る。
キュキュキュキュ、
ブ、オオーン!!!
車体を揺らしながら2Fエンジンが目覚めた。
ゴホ、ゴホ、ゴホ!
ゴホッ!
ゲホ、ゲホ、ゲホ!
ゲホッ!
兄貴から弟へ、一発かましている所です。(笑)
気温の下がるこの季節の朝、大量に出る白煙。その正体は水蒸気である。ガソリンが燃焼すると水と二酸化炭素が発生する。その水が冷たいマフラーで冷やされ水蒸気となるのである。
毎回、凄いなあって思うこの白煙。
これこそが、冬の車の光景なのだ。