日曜日の遅い午後になってやっと自分の時間が持てた、時計は4時を目指している。机の上にあった朝に入れたコーヒーカップを手に取り、冷たくなった残りのコーヒーをグイッと一飲みして視線を窓の外に向ける。そこには静かないつもの光景の中に時々現れては姿を消す雀達が...、視線を部屋に戻すと一つの本のタイトルが目に付いた。THE ROAD AHEAD (この道の先に)著者はBILL GATES。
お前のせいだぞ!
世の中がこんなに忙しくなったのは(笑)
マイクロソフトのビルゲーツは1995年に出版したこの本の中でこれからやって来るであろうインターネット社会、そしてそのインフォメーションハイウェイの情報テクノロジーの関与で変化する世の中を見事に書き記していたのだ。彼が描いていた様に世界は変わり、彼が描いていた以上の展開を今日の社会で目にしているのであろう。
現在の時間はハイウェイのクルージングであるのだ。景色は常に激しく変化しているが他車と同じスピードで走っていれば周りの車は停まって見える。そのスピードは年々速くなってきているのではないだろうか, ウインドウ95発売以前の過去の時間はもっとゆっくりだったのかも知れない。
日曜日の夕方近くの束の間の休息時間。この休息の時間というのはハイウェイを降りた休憩所なのか?ハイウェイを走る大型バスの中でくつろいでいる状態なのだろうか?などと考えたりもする。
そう思いながらも走って別の景色を見たい自分、走っていた方がくつろげる自分。
...雀にとって時間とは過去も今も 大きくは変わらないのだろうな。