頭上に注意!
とんびが野ネズミを捕らえた所を見たことがある。上空を穏やかに徘徊している鳥獣が目的の小獣が見つかると90度で落下し、その鋭い足で獲物を鷲掴みして持って行く。野生の獣が餌にあり付く瞬間は生死を駆けた戦いの場である。
しかし、人間に飼い馴らされた家畜やペットには、この食う食われるの緊張感はない。
ニューヨーク、マンハッタンを歩くといつも上を見上げている。
...ハゲタカに襲われないか?と。
...
残念ながら僕はあまり美味しそうな餌ではないかも知れないけど。(笑)
ハゲタカは餌(ゼニ)がなくなれは、生きられない。
野ネズミだってそうだ、
ゼニの為に、多くの人々は毎日四苦八苦している。ゼニで喜び、ゼニで苦しむ。
それは、高層ビルの下の繁華街を彷徨う人も、最上階に住まうエリートのおっさんも。
物が豊富にある時代、飽和の時代。
即ち人生が、ゼニを稼ぎ、物を買って、消費を愉しむ、
そんな生き方の価値観が定着してしまった。
デ モ ク ラ シ イ ー
(でも、暮らしいい)
先進諸国に住む現在の人々の不安は、この価値観が何時まで続くのだろうか?
である。
ところが、ある時...
ポン、と白い煙が出て
ゼニが正体をあらわす。(笑)
...って事にはならないよなー
いや、なるよ。信用という分母がなくなるとね。