ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

プロジェクト40

2011年04月01日 | 北米ランクルビジネス
 天候が良いので試運転を兼ねて、久しぶりに メトロ ランド クルーザー(Metro Land Cruisers) を訪れた、オーナーのホセ君が日本の災害を大変心配していろいろと聞いてくる...。
 
 仕事が忙しく従業員も増えてビジネスのキャッシュフローは良くなっているが、それは板金事業から来るもので、ランクルのお客は数が少ない故にそれだけではやってゆけないとの事。だが、彼の敷地の中には現在もいくつかのプロジェクトが進行中である。




 左は修理待のFJ60、右はプロジェクト途中のBJ40、BJを近くで見ると...。




 ちょっとまずいんちゃいまっか? このまんまでは。 彼曰く、この状態でここに運ばれて来たが、このBJをどうしたいのか?このオーナーの許可と了解がハッキリと得られないので今はどうする事も出来ない。 それもそうだなー。




 これはまずいねー、錆が広がっているじゃーないか? これは時間と置き場所がなくてこうなってしまった...。




 これが昨年の写真、新しい鉄板である。


 ランクルレストレーション、修理、の課題は多い、その一つがオーナーの経済的事情だ。車を持ち込んで見積りを貰うまでは誰でも出来る、しかし実際にお金を振り込まなければショップは仕事を進める事が出来ない。依頼した当初は金銭的な余裕があっても途中で金繰りに困ったらプロジェクトは止まってしまう。また新車が買える程の予算がかかるので途中で気持が変ってしまう事や、プロジェクトの途中で売りに出されオーナーが変ってしまう事もある。もしも仕事を終えた後にオーナーがお金を払ってくれなければショップは潰れてしまう。古いランドクルーザーを公道で走らす事はそういったいくつもの条件をクリアーした結果である、そういった意味で旧車は価値があると断言出来る。

コメント
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