リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ストが多発する暑い夏の昔と今

2022年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月30日(火曜日)。☀☀。また猛暑がやって来た。なぜかそれほど暑いとは感じないけど、天気予報サイトを見ると朝からかなり暑い。というわけで、今日はオフィスでは朝から水冷式クーラーを最低速で回しっぱなし。部屋が小さいからだろうけど、蒸発する水にファンを当てて冷気を広げるので、オフィスの空気は普通の扇風機ほど乾燥しないから、涼しさ効果は抜群。

メディアを見ていたら、今年はBC州で始めて左派の新民主党政権が誕生して50年なんだって。ワタシがカナダに来た47年前もまだ新民主党政権の下にあって、インフレが10%前後だったそうで、賃上げストが多発していた。来て間もないときに、大手チェーンのスーパーが従業員ストで全部閉まったもので、まだカナダでの日常に慣れる途中だったワタシはどうすりゃいいのと真っ青。でも、今ではおしゃれなブランド品の店が並ぶロブソン・ストリートがあの頃はまだ「近所の商店街」だったので、コンビニみたいな個人商店で何とかしのげていたような気がする。ストの方は、州政府が立法措置で「職場復帰」の命令を出したので、長く続かなかったから助かったけど、あのときは庶民の生活への影響が大きいストに対しては次々と職場復帰命令を出して中止させたり、強制的に仲裁で解決させたのもので、後ろ盾になっていた労働組合はカンカン。まあ、労働組合としては社会主義政権の実現で賃上げや労働条件の改善を促進するチャンスだと張り切ったんだろうけど、次の総選挙では保守の社会信用党に政権を奪還されてしまった。どんなに立派なことでもやり過ぎは逆効果になるという教訓かな。

今はその新民主党がおととしの抜き打ち選挙で過半数を確保して、わりと実務的な政権運営をやっている感じだけど、急激なインフレには勝てず、賃上げストが多発中。特に政府機関の労働組合(BCGEU)はストに入って真っ先に政府の酒類の流通センターにピケを張ったもので、コロナの制約から解放されたばかりのレストランや結婚式場は輸入品のワインやスピリッツを仕入れられなくなって商売が上がったりになると政府に圧力をかけ、州営の酒屋は数量制限に踏み切り、在庫が枯渇した公営のマリファナショップはスタッフをレイオフ。でも、ビールを地元の醸造所から直接仕入れられる私営の酒屋はあまり困っていないようで、200社近くあるというクラフトビールの醸造所は注文が殺到しててんてこまいだそうだから、半世紀前とはかなりの様変わりという感じ。そこへ今日になってBCGEUが自発的にストを中止するというニュース速報が入って来びっくり。何でも交渉に「大きな前進」があったので、組合側が「誠意」を示すためにピケを解除することにしたんだそうで、どうやら政府側がかなり譲歩したようだな。(政府の財政は大赤字の予想に反して1300億円の黒字だったそうだし・・・。)

暑いことを口実にしてけっこうのんびり過ごした後、今日の晩ご飯はギンザケの刺身。チリで銀鮭を専門に養殖しているアイセンという会社があって、行きつけのスーパーにはその冷凍の半身やスモークサーモンがある。太平洋の鮭の王者ともいえる紅鮭は、刺身にするには特有の味が強くて身もややパサつく感じがあるけど、アイセンの銀鮭は厚めに切ると大西洋の鮭に近いトロリとした食感で、もっと濃い甘みがあっておいしいので、「刺身クォリティ」と表示してあるものを見かけた時はつい買ってしまう。今日は包丁が通る程度に解凍したところで一番身の厚いところを切り出して、大根おろしの代わりにしているコールラビがないので、カレシ菜園のシソを刻んで、生姜をおろして、チューブのきざみ柚子とワサビを添えて、後は我が家の定番の麦ご飯(発芽玄米と押し麦)と蒸した青梗菜で、楽々ご飯。(残りの尻尾の方半分とハラスは後日ポケにしたり、「シャリ抜きスシ」にしたり。)明日も暑いのかなあ。





空も海も旅行業界は炎熱地獄、世の中はイライラ、カッカ

2022年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(月曜日)。☀☀。ゆうべは寝るときに半毛布をかけて機先を制したから、夜中に目を覚ますことがなく安眠できて何より。でも、またぞろ3日くらいは暑くなるそうで、29度とか30度とか言っているから、今度は猛暑対策に切り替えないとね。ああ、めんどうくさいったらない、もう。

きのうはバンクーバー国際空港の手荷物検査場の検査員不足ですごい数の乗客が何時間も立ち往生して、飛行機に乗り損ねた人たちが多かったらしい。各地の空港での手荷物検査は連邦政府の公社の管轄で、検査員は去年の3月に切れた労働協約の改定交渉が進んでいないところへ、多忙な夏のシーズン中に支給されていた時給の30%アップに相当する臨時手当がきのうからなくなったため、人手不足で休憩も採れないくらい忙しさに「疲弊」したと、一斉に「病休」を取って欠勤してしまったのが原因だったと言う話。今日になって混雑はやや改善されたと言う話だけど、連邦政府が旧協約での時給2200円を連邦政府機関で働く労働者の平均時給である2900円にアップしなければ、これからも年末までに年10日の病気休暇を消化する戦術を取るそうなので、クリスマスシーズンあたりは危ないかな。それよりも、次の次の週末のトフィーノ行きは大丈夫なのかな。まあ、国内線、国際線の乗客がひしめき合うメインターミナルじゃなくて、小さな地方航空会社の小さな飛行機が使う南ターミナルだから、それほど混雑はないだろうと思うけど。情報を集めなくちゃ。

人手不足やストライキによる混乱は海も同じで、きのうバンクーバー港からアラスカに向かうはずだった大型クルーズ船が、給油のために横付けされていた艀がストのために動かず、出港を誘導するタグボートの会社は自社のではないから動かせないということで、出港できなくなってひと騒ぎ。けさになって組合の同意を取り付けて艀を動かして、何とかアラスカに向かって出港したそうだけど、寄港地の変更を余儀なくされたりして丸1日を無駄にされた乗客はカンカン。クルーズ会社のセレブリティは1日半のクレジットと中止になった寄港地でのツアー料金の払戻しをすると発表したけど、乗客は高い金を払ったバケーションを台無しにされたからと賠償金を要求するとか何とか。セレブリティはロイヤルカリビアンの傘下だけど、数千人が乗るような格安クルーズじゃないからねえ。もっとも、艀会社のストが原因なんだから、クルーズ会社の落ち度とは言えないと思うけどね。

ある世論調査会社が考案したと言う真新しい「指数」は、何とカナダの国民の政治や経済、世情に対する「激怒」ぶりを計って毎月発表するというもので、第1回は、回答者の60%がご機嫌斜めで、何もかもにムカついているんだそうで、特に保守層でそれが目立つと言う結果だった。でも、我を忘れて誰彼かまわず八つ当たりするくらいカッカしているのはごくごく少数だそうだから、むしゃくしゃすることはするけど何とか自制心を保っていると言うところか。でも、最近は路上で見ず知らずの人を無差別にいきなり突き飛ばしたり、殴りつけたり、果ては刃物で切り付けたりするような事件があちこちで起きていて、捕まるのはさもありなんというタイプに限らず、いい年をしてと言いたくなるようなおっさんだったり、ときにはまだ若い女性だったりで、老若男女みんなイライラしているんだと思う。インフレによる生活不安や社会サービスの遅延だけじゃなくて、急速に変わりつつある社会環境、トラック部隊の首都占拠、プッチンのウクライナ侵略、世界的に右も左も機能不全の政治体制、、さらにはソーシャルメディアやニュースメディアにも腹を立てているそうだから、突然日常生活を激変させて、いつ終わるともわからないでいるコロナの脅威と制約の後遺症というだけではないようで、あんがいコロナの前から若い左傾世代が自分たちが掲げる理想社会の実現を急いだあまりの結果でもあるんじゃないかと言う気がするな。自分がこうあるべきと信じているからって、みんなが賛同してくれて、その通りにさっと世の中が変わるってわけじゃないんだもの。でも、今の世情に対するもやもやとしたむかつき感は理解できるような気がするけどね。



夫婦のどちらかが独りになる日が来たらどうなるのか

2022年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(日曜日)。☀☀。うはぁ、寒かった。まだ8月だと言うのに、最低気温が14度くらいまで下がったらしい。カレシに「寒いから毛布が欲しい」と起こされたのは午前4時半。せっかく眠っていたのに起こされたワタシはちょっとご機嫌斜めだったけど、今はパーケールのシーツとコットンのブランケットだけだから、そう言われればおなかのあたりが冷えている感じ。寝冷えでもしたらタイヘンだから、ベッドの下の引き出しからウールの半毛布を出してかけたけど、夏らしいなと喜んでいたら急に秋深しの気温になったり、涼しいと思って油断していたら急に暑くなったりで、何なんだろう、今どきの気候。調子が狂ってしまうじゃないの。

いつものように起き抜け一番に秤に乗ったら、あら、断食明けにしてもちょっと減り過ぎじゃないかな。ドクターの勧めで週一で始めてから最低の数字。でも、BMIは21.5で、健康な体重の範囲の真ん中だから問題はないだろうけど、先週はこれまでは金曜日の夜までに徐々に増えて、断食明けの日曜日の朝には前週の日曜日の数字に戻っていたのが、この1週間ずっと増えていなかったから、前週より減ってあたりまえか。おもしろいことに、見た目が何より重視される日本の感覚からすると、BMI22は「少々ぽっちゃり」の部類に入るらしい。でも、そう言っていたのはほとんどがダイエット関連のサイトだったから、美容体重とか言う若い女性の基準に照らして「太っている」ことになるようで、しっかりシニアのワタシには関係なぁ~い。それにしても、「美容体重」って日本語、初めて聞いたけど、もろにルッキズム・・・。

このところ何となくどこかすっきりしない気分だったから、体重が減る要素があったんだろうけど、具合が悪いわけじゃないからいいか。でも、自分の処方薬のオーガナイザーを持って「薬がないよ」と言って来るカレシに、ついもしもワタシがぽっくり逝ったら、この人はどうなるんだろうと思ってしまった。いつも土曜日の夜に日曜から1週間分の朝と夜の薬を入れてテーブルに置いておくんだけど、断食で土曜日に晩ご飯を食べなくなってからときどき忘れてしまう。カレシにとってはライフラインなんだから自分でやればいいのにと思うけど、のむのを忘れることがよくあるからねえ。もしかして、眼鏡はどこだ、携帯はどこだと1日中探し回るのかな。料理や洗濯や掃除はどうするのかな。家の中があっという間にごみ屋敷になってしまわないかな。カレシが心筋梗塞で入院したときに、つくづく実感したことなんだけど、いずれは夫婦のどちらかに「独りになる日」が来るんだよね。どっちがそうなるかは誰にもわからないだけで・・・。

つまり、どんなに一心同体の夫婦であっても、ある年齢になったら「その後」のおひとり様人生について考えてみる必要があるんじゃないかな。カレシは「オレはひとりでやって行ける」というけど、半世紀近く連れ添ったワタシから見たら、ほんとに大丈夫なのかなあと心配してしまう。いつだったか探し物を見つけてあげたら、カレシが「キミがいなかったらオレはどうしたらいいんだ」と言うから、ワタシはいないんだからそんなの知るわきゃないよと言って2人で笑ったけど、その目をふと自分に向けてみたらどうなんだろう。ワタシに「独りになる日」が来たらどうなるのかな。毎日ご飯を作って、食べて、洗濯をして、掃除をして、片付けをして、買い物に行って、払うものを払ってという日常に変化はないんだよね。カレシの分の年金はなくなるけど、それに見合うだけのワタシの個人年金があるし、カレシがそばにいないのはさびしいだろうけど、精神的には「自分の時間」が増えるわけで、ほんと、ワタシの残る人生は悪くなることはないと言う気がする。男はやもめになると寿命が縮まるけど女は逆に未亡人になると寿命が延びるという説があるのは、そういうことを踏まえているのかもしれないな。


ミニチュアの新作プロジェクトは『バルコニーBBQ』

2022年08月28日 | ミニチュア工房にて
8月27日(土曜日)。🌤☁⛅。涼しい週末。週の半ばにはちょっと猛暑が来るけど、またすぐに涼しくなると言う予報。何でも、アジアの台風がジェット気流をかき回して大きく蛇行させるので、アルバータ州とサスカチュワン州は猛暑、太平洋岸と五大湖地方は秋深しになるんだそうだけど、上空に気流を遮るものがないのでささっと通り過ぎて、何とか心と秋の空みたいな変わりようになるらしい。来週の真ん中はバンクーバーのホテルのレストランでArts Clubのディナーパーティがあって、パティオでやるそうだから、ちょっと暑いくらいがいいかな。

土曜日は断食の日なので時間がたっぷり。ウォーキングが済んだら、洗濯機を回し始めて、ミニチュア工房に陣取って、プロジェクト第20号にあたる「バルコニーBBQ」の制作開始。メーカーは最新のレーザー技術を駆使する中国蘇州の若い輸出企業で、デザインのテーマからして主にヨーロッパや北米の市場を念頭に置いていると思われるけど、中国人の「西洋」のコンセプトには思わずえぇ~っと唸ってしまう。最初の頃のシリーズはは違和感はまだあまりなかったけど、最近は急速にアジア的な「カワイイ志向」への傾倒が目立って来て、ご愛敬と言えばそういうもんなんだろうけど、そのままのデザインではやる気がわいて来ない。でも、ミニチュア作りを止める気もないから、今ではデザインのテーマは無視してパーツやアクセサリーの「材料」を買っているつもりになって、自分流のイメージが浮かぶまま。まあ、料理も素直にレシピ通りにはやらないワタシなので、その方がやる気がもりもりで、ずっと楽しい。


まずは壁。キットにはいつも当たり障りのない白い絵の具が付いて来るんだけど、それじゃあつまらないから、白のゲッソに黄土色をほんのちょっと混ぜて、絵筆をグルグル回しながら10回くらい重ね塗り。こうすると何となく漆喰壁のような印象になるので、屋外シーンの壁にはもってこい。オリジナルのサンルームの壁は水色とも緑色ともつかない壁紙が入っていたけど、オープンにしてバルコニーと一体化するので、これもゲッソで漆喰風。

床はサンルームがバルコニーより一段高くなっていて「タイル張り」。オリジナルはパティオドアがあって、バルコニーに下りると床は「フローリング」。オリジナルの完成図ではピンクの椅子があったりして、どう見ても室内風だからフローリングなんだろうけど、バーベキューをやるんだから、ウッドデッキ風にするか、コンクリートにするか。宝の箱をあれこれかき回していて見つけたのはタイカレーのペーストが入っていたしわしわの紙袋。しろうとがDIYでセメントを流したみたいな見た目が何ともいえないな。

次は室内に通じるドア。板紙にレーザーでカットを入れたパーツがいくつかあって、それぞれ番号が付いているので、原寸大のイラストのシートで番号を照合して、必要ならパーツをイラストに当てて確認できるようになっている。(広州のおもちゃメーカーのキットにはこんな親切なものは付いて来ないな。)使うパーツがどれかわかったら、ぽちっとつながっている部分をナイフの先で切って、シートから押し出せばいい。ドアは、厚紙2枚のドアのパーツの間に透明なシートを貼って、ワイヤとヒートシュリンクチューブと小さい金色のビーズで作った取っ手を付けて、反対側の縁には金色のワイヤを短く切ってオリジナルにはない蝶番の管の部分を糊付け。オリジナルにないものを思いつくとは、けっこう芸が細かいなあと自画自賛。

出来上がったドアは横に置いておいて、元サンルームの部分の枠組み。オリジナルは黒の枠に白い枠の押し出し窓があったけど、ここでは我が家のバルコニーのガラスの手すりを参考に、裾の部分にだけ透明シートを貼って、後はオープン。ドアから出て来たところで通る部分はパティオドアは付けずにオープン。糊付けをするときは洗濯ばさみが活躍する。

ドアはきちんと収まるかなあ・・・。

ドアを少し開いているように取り付けて、バルコニーの手すりは接続部分に(宝の箱から探し出した)ハトメを被せて接着。糊付けのスペースが極端に限られているので、糊が乾くまで指で押さえていたり、すぐに外れるのを何回も糊付けしたりして、指先は乾いた糊が厚い膜になって剥がすのにひと苦労。元サンルームの上には透明シートを貼った「屋根」を取り付けて、壁枠を固定。これで外枠は完成で、後はぼちぼちとアクセサリーを作って入れて行けばいい。

と思っていたら、写真を整理していて見つけた「大問題」。手すりの外側の壁枠には「ガラス」が入っていないので、まるきりオープンで危険極まりない。建築基準法違反は間違いなしで、検査が入ったら一発でアウトじゃないの。うっかりしちゃった。ふと背の高い観葉植物でも置けばブロックできると考えたけど、うっかりぶつかって鉢ごとバルコニーから落ちたらタイヘン。ミニチュア工房に戻って、バルコニーからの転落事故が起きかねない細い壁の途中に桟を入れるのに、ちっちゃな木切れをしまってある宝の箱から適当な切れっ端を探し出して、絵の具で黒く塗って、乾くのを待っている間に下半分に取り付ける透明シートの寸法を計って切って、まず下の端を糊付けしておいて、桟が乾いたらちょうどいい高さのところに貼って、対策は完了。これでもう誰も落ちる心配はないね。

ほんとに自分でも感心するくらい細かな木切れのコレクション。大雑把に大中小と分けてビニール袋に入れて会って、他にはいろんなサイズの額縁もたくさんある。普段のワタシはカレシのようにあれこれ何でもため込む「捨てられない人」じゃないんだけど、ミニチュア工作の材料は別次元の話。とにかく小さな切れっ端でも捨てずにとっておけば、いつどこでどんなプロジェクトで役立つかわからないものね。

断食の日は時間がありあまっているおかげで、今日はすいすいと進んで、やった感がいっぱい。さてこれから先は調度品とか鉢植えとか細々した小物を思いつくままに、ストーリーが浮かぶままに作って行くだけ。目玉は創作するバーベキューグリル。ごちそう山盛りのお皿もいるし、食器もいるし、ワインもいるし・・・。


その気になったときにやってしまわないと

2022年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月26日(金曜日)。☁。寒っ。何なの、この天気。きのうは30度まで行ったらしいのに、今日は予想最高気温が何と20度だって。天気が暑くなったり涼しくなったりで落ち着かないせいか、何となく調子が上がらない。それでも、今日のウォーキングはおしゃべりを控えて歩くことに集中したら、ぐんとスピードアップ。頭と足は身体の両極端で、おしゃべりと歩くことには何の関係もなさそうに見えるけど、つながっている以上はやっぱり関係があることかな。

秋風らしいものが吹き始める今ごろは、夏の間気合が入らなくてさぼっていたことをあれやこれやと思い出して、まだ宿題をやっていないと子供みたいな気分になる。ワタシもけっこうぐうたらなところがあるから、カレシのぐうたらに文句を言えた義理じゃないんだけど、9月は日本の4月1日みたいなものだから、やっぱり何となく心機一転のきっかけにしたい心理が働くんだろうと思う。それでウォーキングから帰って来て気分がさっぱりしたところで、心機一転の優先順を考えていたら、カレシがやぶから棒に「ランチの後で園芸の土を買いに行こう」。ははあ、「その気」になったわけね。でも、今日は鈴屋からの配達があるから、ワタシは11時から4時までは出られないの。まあ、店からそう遠くないので、あんがい早い時間に来るだろうから、その後でも行ける時間は十分にあると思うけどと言ったら、むにゃむにゃと言ってソファにごろり。

配達が来たのはちょうどランチができ上ってさあ食べようと言う時だったので、ロビーの奥にある配達品の棚に置いて行ってもらうことにして、ドアのロックを解除。ランチを食べ終わってロビーに下りたら、鈴屋のわりとしゃれたエコバッグが置いてあった。かなり重いのはしばらく品切れになっていた中華めんとそばをまとめ買いしたせいだけど、箱に入れて運ぶよりは楽でいい。ローカルの配達はいつもこんな風にエコバッグに入れて来るのかな。麺類の他は中華だし、ゆず醤油の和風パスタソース、チューブ入りのきざみ柚子、そしてまぶすだけのから揚げ粉で、よく見たらほとんどがランチの食材。踏み台を上がったり降りたりしながら、パントリーのバスケットに仕分けして整理していたら、ソファで昼寝をしていたカレシがむっくりと起き上がって「園芸の土を買いに行くぞ」。うん、いいよ。「ガソリンを入れないとな」。そうそう、その気になったときにやっておかないとね。

ガソリンを入れるのって何ヵ月ぶりだろうなあ。値上がりして1リットル180円だったけど、あれは3月だったかな。その後で猛烈な値上がりが始まって、一時は235円まで行ったのが今は190円。上限を8千円にセットしておいたけど、満タンになったのは7千円を超えてすぐ。次に入れるのはクリスマスに近いかもしれないけど、その頃にはもっと下がっているのか、それともまたどんと値上がりしているのか、はて、どうなるのかな。ウィネベーゴみたいなモーターホームなんか1回の給油で10万円近かったんだってさと、のんきな話をしながら一番近い園芸センターに行って、なぜか長方形のプランターよりも格段に育ちがいい黒いプラスチックの大きな丸い鉢を1個と、店に入る前に撮った園芸土(50リットル入り)の値札の写真を見せて2袋買って、重たい袋を2つ自分たちで車に積んで帰宅。鉢を持って上がって来て、ハンドトラックを持ってとんぼ返りで降りて行って土の袋を2つとも持って上がって来たら、mission complete(任務完了)で、ああ、せいせいした。空はどんよりで、雨の予報だけど、果たして降るのかなあ。



だらけがちな暑い日は水冷式クーラーで涼しく

2022年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月25日(木曜日)。☀☀。暑いなあ。きのうよりも暑いじゃないの。ちっとばかり話が違うような感じだけど、まあ、まだ8月で、8月と言えばまだまだ夏の盛りなんだよなあ。だいぶ前に注文してあったポータブルクーラーがきのうやっと道路向かいの郵便局に届いたから、指定の午後1時以降に受け取りに行って、すぐにセットアップしてみようっと。でも、週末はちょっと涼しくなるような予報だけどね。

太陽が低くなって来たので、バルコニー側でも部屋の中まで日が入るようになったけど、朝の早いうちだけなので暑くはならない。もう何日も24時間ずっと開けっ放しのパティオドアからは、川の下流の方から吹いて来る涼しい風が入って来るので、暑くなる前にミニチュア工房でひと仕事できるのがいい。バーベキューのシーンを作ることにした新作のバルコニーは、オリジナルは右半分がサンルームのようになっていて、カレシの園芸ルームみたいに見えるけど、左半分は本来のバルコニーで、手すりを回してあって屋根はない完全な屋外なのに、ピンク色の椅子といい、壁の棚といい、どこを見ても室内の感じ。中国は蘇州のパズルメーカーの製品で、素材の質はいいし、パーツも正確にフィットするんだけど、デザインだけは特に最近のシリーズでだんだん「乙女チック」になって来ているのが気に食わない。だからほぼ完全に自分流にしてしまうようになったわけなんだけど。

しばらく眺めていて、サンルームの枠の一部だけを使って全体をオープンなバルコニーにすることにして、初歩的なイメージがわいて来たところで、今日はざるそばでランチ。薬味は刻みシソとネギ、おろし生姜、焼きのり。カレシが藪から棒に「Hマートで必要なものはないの?日系センターの日本食品店に行ってみる?」と言うので、ははあ、ワタシが何も言わないもので、出かける口実を作ろうとしているのかな。残念でした。きのうセンターにある鈴屋にオンラインで注文を出して明日の配達を指定したから、当面は行く必要はないの。大好きなピり辛らっきょうは「品切れ」になっていたから、たぶんHマートにもないんじゃないかと思うよ。まあ、そのうち他に鈴屋にないものが必要になったらHマートに行けばいいよね。晩ご飯は刺身用のギンザケとタコがあるから、我が家特製の「シャリ抜きスシ」を作ってあげるね。(刺身を海苔とシソの葉で巻いただけの超簡単料理。)

午後一番でクーラーを取りに行って、ワタシの胸まであるような背の高い箱をえっちらおっちら抱えて帰って来て、さっそく組み立て。タンクに入れた水を蒸発させて冷やすもので、去年のヒートドームのときに寝室で大きなボウルに水を凍らせて扇風機で解けるときの冷気をベッドの方に送っていた、あれと同じ仕組み。タワー型なのでオフィスの狭いところに置けるし、三段変速だし、首を振るのでわりとまんべんなく冷風を送れそうで、またヒートドームなんかで寝苦しい良くになったときに役立つと思う。実際に試運転を始めたら、うわ、最低速でも涼しいっ。日中オフィスが暑くなり過ぎるときに使って、それ以外はシーリングファンでしのぐと言う手もあるかな。ちょっとだらけがちの暑い日が過ぎて、夕暮れ時には山林火事かと思ってしまうような真っ赤な夕焼雲・・・。


水冷式のクーラー

シャリ抜きスシ(大根の代わりにコールラビでおろし)

夕焼け小焼け


永遠に続く夫婦の会話ってある?

2022年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(水曜日)。☀☀。週の真ん中の「こぶの日」。今日はちょっと暑いかな。空は何となくモヤっとして見えるけど、煙ではなさそう。のんびり朝ご飯を食べていると、ラジオから「アルバータに来てください」というコマーシャル。ロッキー山脈の向こうのアルバータ州から、こっちの給料は(BC州よりも)高いですよ、マイホームは(BC州よりも)安いですよと、ゆったりと暮らせますよと、しきりに「こっちのみぃ~ずはあぁ~まいぞ」。石油ガス産業で栄えて来たアルバータだけど、前から若年層の流出が止まらないのが悩みで、それがコロナによって加速したらしく、州政府が大々的に若い人材の誘致に乗り出したしだい。州政府のレベルで人材の奪い合いが始まるなんて、ほんと、人手不足もとうとうここまで来たかと言う感じ。

ウォーキングの途中で、午後に園芸用の土を買いに行くのかどうかと聞いたら、「今日は行かない。その気になったときに行くからいいよ」という返事。あはは、そう来るだろうと思ってた。いつもの先延ばし戦術ね。「やらなければならない」とわかっていることを素直にやるのが嫌いで、それを注意されるのはもっと嫌い。やってあげようかと言うと「自分でやれるからいい」。そうやってぐずぐずしては最後に慌てるんだから何をかいわんやだけど、どうも生まれつきそういう脳内配線になっているらしいので、文句を言ってもしょうがないから、ワタシは自分にも影響することは自分のこととしてやってしまうのがポリシー。なので、じゃ、車は共同名義だからワタシのものでもあるので、自動車保険の証書は後で入れ替えとくね、ガソリンはバンクーバーまで行く来週の水曜日までに入れなかったらワタシが入れに行って来るからねと言ったら、「いや、オレだってできるからキミがやらなくたっていいよ」という返事。これって、永遠に続く夫婦の会話じゃないんだろうか。

あのさ、できるのはわかってるけど、「できる」のと「やる」のとでは話がまったく違うのよね。まあ、今さらアナタに人生訓を垂れてもしょうがないから、それは小説や芝居の方でやることにするけど、やってもできないのならしょうがないとしても、できるのにやらないのは人生のムダだし、誰かにやってもらおうと言う魂胆だったら、ただ存在しているというだけで自分の人生を生きているとは言い難いと思うのよ、うん。というわけで、3時になってもカレシは腰を上げないので、保険証書を持って駐車場に行ってさっさと入れ替え。ナンバープレートに有効期限を示すステッカーを貼らなくても良くなったので、何年分か貼り重ねてあるのを剥がそうかと思ったけど、そのままにしておいても構わないと聞いたので放置。自動車保険の更新では一番めんどうくさかったのがペラペラのステッカーを貼ることで、うっかり破ったりしたら再発行にお金を取られるから、かなり気を遣ったもんだった。今日の夜中に期限切れになる前の証書を持って帰って来たら、カレシはソファで昼寝の最中。ああ、やれやれ。

晩ご飯の支度を始めようかと言う頃に、開け放してあったバルコニーの方が何やらきな臭いと思ったら、ラジオから「バンクーバー南端のナイトストリート橋付近で火災があって煙が上がっている」と言うニュース。バルコニーに出てバンクーバーの方を見たら、それほど大きな火事ではなさそうだけど、煙が立ち上っている。高層階の我が家は火の見櫓みたいなもので、かなり遠くの火事も見えるし、夜になると川向こうのサレーで緊急車両がライトを点滅させて走って行くのが見えるから、つい野次馬心を掻き立てられる。今日の火事は工業地になっている川中島のミッチェル島にあるリサイクル品の処理場で野積みしてあった廃棄物が燃えたということだった。ま、廃棄物処理場の火事はけっこうよくあることで、日暮れまでには鎮火したようだから、めでたし、めでたしで、ちょっとだらけた「こぶの日」はかなり赤が濃い夕焼けで幕を閉じたのだった。


ミニチュア工房の整理整頓に半日がかり

2022年08月24日 | ミニチュア工房にて
8月23日(火曜日)。☀☀🌤。まだまだいい天気。明日あたりは少しばかり暑くなるらしいけど、猛暑だった時に比べると、日の出が遅く、日の入りが早くなったので、暑い時間が短くなったし、太陽の角度も低くなって来て、カンカン照りの感じがなくなって大助かり。あした、あさってには内陸の山林火事の煙が流れて来そうだと言っているけど、暑くなるのが遅かったせいで、今年は発生数も規模も去年よりぐっと減っているから、メトロバンクーバー全体が2年連続で何日も濃い煙に閉じ込められて、オレンジ色のポチンとした太陽を肉眼で見られた、数年前のようなことにはならないんじゃないかと思うのは希望的観測かな。煙が濃くて地表近くまで下りて来たら、暑くてもあまり窓を開けられないからタイヘン。地下のロッカーにしまったダイソンのタワーを出して来ないければならないかもね。北極圏では雪がちらつくかもなんて予報が出ているのに。

今日は朝から2人とも何となくダレがちで、ウォーキングから帰って来てから園芸用の土を買いに行くと言っていたカレシは「明日にしようや」。うん、保険の証書を入れ替えるのは明日だから、出かけるときに持って行けばいいタイミング。でかけないとなったら、よぉし、今日こそはミニチュア工房の整理整頓。米粒より小さいビーズから解体した作品から取り出したパーツまで、プラスチックのカップや通販の空き箱にごっちゃごちゃ。おまけにクッキーの袋から外したリボンや紐、何かに使えそうだと思った包み紙なんかがあちこちに無造作に置いてあって、それを分別して、然るべき箱の中にさらに大きさや用途によって分別してあるものはそれぞれの袋に入れて、そのついでにどの「宝の箱」にどんなものがあるかをざっとチェックして、いざというときにはあれはあそこと探し場所を絞れるように脳内のインベントリをアップデート。

紙や布地、木切れの類は手で扱えるから楽だけど、ビーズなどのような小さいものはピンセットが必要で、摘まんだときに手加減が狂って弾け飛んでしまうと床中を目を皿のようにして探さなければならないし、ビーズなどを入れてある箱は、うっかりひっくり返しでもしたらそれこそ悲劇そのものだから、慎重に慎重を重ねての作業。何しろ宝の箱をかき回しているもので、忘れていたものが底にあるのを見つけては、何に使えるかなあ、何を作れるかなあなんて、つい夢想に耽ったりしてしまって、てきぱきと進まないのが難点。宝の箱をサイドカートの下に積み上げて、新作に取りかかる準備を済ませるのに、結局は午後いっぱいかかってしまった。でもまあ、ミニチュア工房が片付いてすっきりすれば、作業効率が上がるし、やる気も倍増すると言うもの。ついでだから、宝物のインベントリを記録して参照しやすいようにしておこうか。


宝の箱の山




木切れの箱



紙の箱



布地の箱

その他大勢は大きな箱に移動



ピンセット必須・・・
棚の引き出しの中の宝物もちょっと整理して

新作の制作準備が完了


自動車強制保険の更新~ずいぶん安くなったね

2022年08月23日 | 日々の風の吹くまま
8月22日(月曜日)。☀☀。相変わらずいい天気。9月早々のレイバーデイの三連休には土曜日に雨が降ると言う予報だけど、確率は60%だし、2週間も先の話だからあてにならないな。まあ、30度を超える予報はないのでいいんだけど。

今日は6番ストリートの道路向かいのBC自動車連盟(BCAA)に自動車保険の更新の予約を入れてある日。何でも「道路向かい」の感じだけど、この便利さは何物にも代えがたい。BC州では自動車強制保険は州の保険公社(ICBC)がほぼ独占している事業で、毎年きちんと更新しないと車を走らせることができなくなる。州の初めての左派政権の時代にできた制度なんだけど、保守政権に代わってもそのままで、一時は金づる扱いして利益を吸い上げていたこともあるし、「救急車の追っかけ」を意味するambulance chaserと呼ばれる交通事故専門の弁護士の群れにたかられたりして、近年は保険料がうなぎ上り。それでも、我が家の場合は無事故運転歴に応じた割引、通勤しないシニア向けの割引、防犯装置の割引などがあって、基本保険料は半額近くになっていたけど、これにいくつかオプションを付けていたので、政府が大幅な制度改革を実行するまでは年間16万円くらい払っていた。

今の左派政権がやった制度改革と言うのは、人身事故の際に被害者が直接の怪我に対する補償の他に訴訟によって「身体的、精神的な苦痛」に対しても補償を求めることができなくして、代わりに、一般医の診断に基づく怪我の治療やリハビリの費用を治癒するまで無制限に負担するという方式にしたことで、それまでambulance chaserがICBCを訴えまくっていたために嵩んでいた法律関係の費用が激減した結果、保険料を全面的に引き下げたというもの。そうでなくても弁護士というのは概してあまり尊敬されていない稼業なんだけど、特に交通事故専門の弁護士は敗訴したら報酬はなしだけど、勝訴したら勝ち取った賠償額の30%から40%をもらいますと言うところが多くて、底辺の悪徳弁護士みたいに思われていたのが、ICBC相手の訴訟から締め出されて顎が干上がってしまったらしい。いたるところに大々的に広告を出していたある大手事務所は労災補償に活路を見出したようで、ラジオで盛んにコマーシャルを流しているけど、何だか必死という感じがして笑ってしまう。まあ、弁護士だって商売だから稼がなきゃならないのはわかるけどね。

自動車保険の制度改革のおかげで、我が家の保険料もこれまでの各種割引を差し引いた基本額が6万5千円になり、オプションをそのまま継続しても9万円というすごい減りよう。この割引の中には3年くらい前に導入された「走行距離割引」と言うのがあって、1年間の走行距離が5000キロ以下であれば保険料が10%割引されると言うもの。そんなに走り回らなければ事故のリスクは低くなると言うことだろうし、たぶん車の数を減らそうと言う環境政策への配慮もあるんだろうと思う。割引の適用を受けるためには走行距離計のタイムスタンプ付きの写真が必要なので、朝のうちに駐車場に下りて行って、スマホに入れてあったアプリで写真をパチリ。年間走行距離は何とたったの868キロ。念のために写真を印刷して、予約の時間にBCAAのオフィスに行って、ライセンス料だの何だのを含めて〆て9万5千円で1年間更新して、年中行事がまたひとつ終わり。今年で17歳になる我が家のエコー君は・・・運動不足?


2020年

2021年

2022年


ソーダメーカーが爆発しちゃった!

2022年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月21日(日曜日)。☁⛅☀。起きたら曇りがちで、雨を降らせるかどうか思案中と言うところかな。どばっと降るか、からっと晴れるか、潔くどっちかにしてくれるといいのに、こういう中途半端なのが一番困るなあ。断食明けの日曜日は普通の掃除で、カレシは2つのバスルームを行ったり来たりして、トイレとシンクとカウンターと鏡の掃除、ワタシはダスターをかけて回って、後は箒と掃除機とモップで床の掃除。外の埃はほとんど入って来ないので、窓を開けていてもダスターに付く埃の量は変わらないけど、外から帰って来たら靴を脱ぐ習慣になっていても、バルコニーとルーフデッキにはスリッパのまま出るもので、床のタイルもフローリングもけっこう汚れていて、モップのパッドは真っ黒け。室内で使って少しだけ汚れたダスターで掃除機のダストボックスの内側を掃除して、カレシが集めたごみをまとめて、動かした家具を元に戻したら、サンデイクリーニングはおしまい。

ウォーキングから帰って来て、ウクライナソーセージのホットドッグでしっかりランチをして、さて、ミニチュア工房の整理にかかろうとレクルームに行ったら、リビングの方からいきなりドカンっとまさに爆発音。思わず飛び上がって、吹っ飛んで行ったら、カレシが半分空の炭酸水のボトルを持ったまま、キッチンペーパーで床を拭き始めたところで、ホームバーの下の床はびちゃびちゃ。あぁ~あ、掃除したばっかりなのに。ラミネートのフローリングは継ぎ目に水が浸み込むと膨れてしまうので、とにかく床を拭くのが先決と、急いでモップを取りに行ったけど、汚れたパッドを外したまま取り替えていなくてアウト。悠長に新しいパッドを付けているヒマはないので、雑巾をひと抱え持って来て、四つん這いになって大車輪の拭き掃除。あぁ~あ、膝が痛い。床掃除が終わって、同じようにびしょびしょのバーの上を拭くのにソーダメーカーを持ち上げたら、固定されている蓋が持ち上がっているじゃないの。うはぁ、もう少しで吹っ飛ぶところだったんだ。


蓋が外れただけで済んだ

何でも、炭酸水を作るのにいつもの調子で炭酸ガスを入れて、ボトルを外そうとしたら「爆発した」んだそうな。もしかしてガスを入れ過ぎたんじゃないのと言ったら、「いつもの3回だけだよ」。ふぅ~ん、カレシの「3回」はわりとゆっくりだから、やっぱりガスを入れ過ぎたんじゃないの。それとも、すでにガスを入れてあったのを忘れて、よけいに入れちゃったのかな。「キャップを開けた時にガスが抜ける音がしなかったけどなあ」とカレシ。いずれにしても、ガス爆発が起きたことには変わりはなくて、ボトルが破裂したり、本体がばらばらになって飛び散ったりせずに済んだのは不幸中の幸い。考えてみたら、買ってから10年以上は経っているんじゃないかな。ボトルはちゃんと使用期限が切れる前に新調して来たけど、マシンはオリジナルだもんね。そんなに頻繁には使っていなくても、もしかしたら寿命を過ぎていたのかもしれないな。だとしたら、起こるべきして起こった事故ということか。何にだって寿命と言うものがあるってことを今さら思い知らされた感じだね。

とりあえず新しいマシンを買いに向かいのLondon Drugsに行ったら、電動のものまで出ていて種類があり過ぎ。ボトルの形も少し変わっていたし、あれこれと比べてみて、ボトルの口は今あるのと同じなのを確認して、一番オリジナルのマシンに近いのを買って来たけど、壊れたマシンを買ったときはデザインの選択肢すらなかったのに、あれだけ種類があると言うことは、やっぱり古くなり過ぎていたってことだなあと実感。まあ、一番安いのを買ったから、来年のボトルの取替え時期に合わせて新しい機種に替えることも視野に入れておこうかな。新しいマシンはレバーを引くのではなくて押し下げるようになっているので、手加減がわかるまで炭酸を入れては捨ててやり直して、3回ほどでカレシのオッケーが出た。やれやれ。おかげでミニチュア工房の整理どころじゃなくなって、落ち着いたところで、カレシと晩ご飯のサラダに入れるミニトマトの収穫・・・。




前よりスマートな新しいソーダメーカー


気合を入れて掃除をすれば、気分はすっきりさっぱり

2022年08月21日 | 日々の風の吹くまま
8月20日(土曜日)。⛅🌤☀。普通の暑さではあるけど、湿度はまだ高め。今日からPNEが始まるので、ジンクス通りにひと雨来るといいなあと思ったけど、向こう2週間の天気予報は晴れ、晴れ、晴れ。寝ている間に虫に食われた手は水ぶくれっぽくなって来たので、犯人は蚊だと思う。左手の薬指は第1関節の上と下、小指はもろに第2関節、親指の付け根の関節、前腕外側と肘の関節、手のひらの手相でいう月丘というところで、右手は小指の外側だけなんだけど、腕の上の方に行けばもっとジューシーでおいしいところがあるのに、関節の固いところばっかりなんて、バカ蚊。それはともかく、断食(と断酒)の日は身体を中から掃除する日で、今日の朝ご飯はいつものミューズリとバナナ半分とアップルソースひとすくいの他に、ファーマーズマーケットで買って来たブルーベリー、ルーフデッキで採れたイチゴ、ときどきスーパーで売っているニュージーランドのゴールデンキウイを入れて、ビタミンたっぷり。



まずは涼しい風が通り抜けるミニチュア工房で次のプロジェクトの算段。と思ったんだけど、作業台も横に置いてあるサイドカートもいつのまにかガラクタ置き場みたいになっていて、ひとまず「お片付け」をしてからでないと、どうにもならないじゃないの。完成させたばかりの「キッチン」のパーツの残りやら、解体した「プロジェクト13号」の家具やパーツ、フレームのパーツや、「宝の箱」から出して来たけど使わなかったビーズやら何やら、何とか別々のカップに仕分けしてあるのがせめてもと言う感じ。標準スケールと違って、半インチスケールのドールハウスキットそのものが少ないから、パーツやアクセサリーはよく利用するアメリカのミニチュアクラフト専門店でもそれほど多くないので、プロジェクトがひとつ完成するたびに残った布や紙きれ、紐やワイヤの類、使わなかったパーツやアクセサリーを種類ごとに分けて大切に保存していたら「宝の箱」が増えるばかり。買い集めたビーズを入れたケースもあるから、ごちゃまぜにならないように整理するのがけっこうタイヘンで、やり始めたら1日では済まないので、洗濯とキッチンの掃除もあることだし、ま、明日ってことにして、ウォーキングに言って来ようっと。







断食の土曜日は朝ご飯の後は1日キッチンを使わないので、ガスレンジやシンクをていねいに掃除する絶好のチャンス。最初の掃除はそれまでの汚れが溜まっていたからちょっと大がかりだったけど、毎週やっていれば汚れがあまり溜まらないので、掃除も簡単になるし、いかにも「きれいに使ってます」という気分になれる。特に我が家のシンクは特大サイズの底いっぱいにステンレスのすのこを入れてあるので、ちょっと持ち上げてスポンジでさっと掃除と言うわけには行かなくて、朝ご飯の食器を食洗機に入れたら、すのこの上を格子の方向に沿ってスポンジでごしごしと洗い、重いのを持ち上げてやっこらさと裏返して、下側も同じように洗い、ゴムの足8個を外してひとつひとつ差込穴に溜まりがちなぬめりを竹串で取り除いて、最後にすのこを取り出して、くすんでしまっているシンクの内側をスポンジたわしでごしごし。汚れが溜まりやすい四隅が丸くなっているので掃除は楽々。今日はついでに換気扇の上の戸棚のドアを拭いて、ぎとぎとになりかけていた換気扇の金属製のフィルター3枚を全部外して食洗機で洗浄。ワタシは別にきれい好きというわけじゃないけど、気合を入れて掃除をした後はすっきり、さっぱりでいい気分。

キッチンのレンジもシンクも換気扇もすっかりきれいになって、乾いた洗濯物もたたんで然るべきところにしまって、さてひと息というときにはもう5時。断食を始めたばかりの頃には時間を持てあましていたのが嘘みたい。マットがアンズタケを持って来てくれるので、忘れないうちに紅鮭の骨缶を2個(借りっぱなしの)トレイに入れて待機。バンクーバーでのマーケットの帰りに寄り道をして届けてもらっているのでお礼のつもり。旬のアンズタケは「好きなだけ取って」と言うので、しょっちゅうおまけしてくれる肉屋のヴィクターにお裾分けするつもりで、空になったトレイを秤に載せて、箱から両手ですくってどさどさといつもの倍以上。ついでに硬いロブスター茸を2個。日本向けの松茸の注文取りが始まっているけど、今年のできはどうだろうと聞いたら、去年より良さそうだとのこと。もうすぐポルチーニ茸も出て来るそうだし、味覚の秋はすぐそこまでと言う感じ。


ストライキもポイントカードもゲーム戦略がないとね

2022年08月20日 | 日々の風の吹くまま
8月19日(金曜日)。☁⛅🌤。今日は朝から何だか蒸してるなあ。雨が降る、降ると言いながらさっぱり降って来ないから、湿度は69%にもなって、しかも予想最高気温は27度。どうりで蒸し暑く感じるはずだ。湿度が上がったせいかどうか知らないけど、手の指が猛烈に痒くて、痛くて目が3時ごろに覚めてしまった。左手の薬指と小指、親指の付け根、右手の小指が痛痒くて、それが左腕の肘まで広がっている感じで、指の関節は痒いのとずきずき痛いのとで眠れなくて悶々。朝になってよく見たけど、第一に蚊やブヨが寝ている耳元を飛んでいる羽音がしなかったし、手のひらや甲に赤みを帯びたところはあるけど、虫眼鏡で見ても虫に刺されたり噛まれたりした形跡がないから不思議。起きてからはもう痛みはなくて、ただそわそわするような痒みが残っているだけで安心したけど、ワタシは虫刺されに過剰反応するたちだから気を付けないとね。それにしてもアタマに来るのは隣で寝ているカレシにはぜぇ~んぜん被害がないこと。でも、ある意味で「悪い虫」が付かないってことならいいかな。

スト中の州政府の一般職員組合(BCGEU)が政府の輸入酒などの物流センターにピケを張っているので、政府は州営の酒屋の在庫を守るために販売制限に踏み切ったと言うニュース。店での買い物は1日1品目3本までだそうで、若い人たちに人気のあるフレーバー付きウォッカも、1種類ごとに3本じゃなくて、取り交ぜてもウォッカなら3本までだそうな。つまり、一度にウォッカ3本、ジン3本、ラム3本、ウィスキー3本を買うことはできるけど、ジンのタンカレー3本、ビーフイーター3本、ボンベイサファイア3本と言う買い方はできないということになるらしい。ただし、ビールは数量制限から除外されるそうで、ビール党が主流と思われるブルーカラー系のドリンカーに配慮して、ワインだ何だとおしゃれぶって蘊蓄を傾けたがるソーシャルメディア系のホワイトカラー族に矛先を向けたと言うところか。何だかここにも社会の二極化の芽のようなものが見え隠れしている感じ。まあ、我が家はブードルズ以外は3本以上買うことはないからいいけど、何よりも在庫があることが前提だから、ストが長引けば1本さえ買えなくなるだろうな。

朝ご飯のバナナと牛乳の残り具合を見て、最近マティニのつまみにしているゴーダ爆弾を食べ切ったことだし、日曜日まで待てないと言うことで、買い物は今日。この2年ほどスーパーに行くのは週2回にしていて、1回はボーナスポイントが付く最低額以上、もう1回は必要なものの他は欲しいものでポイントを使えるものだけという買い物をしているんだけど、ボーナスポイントの最低額をわずかに出る額に抑えるのがなかなか難しい。ボーナスポイントは木曜日から水曜日までの1週間のサイクルで、最低額とポイント数は時々変わる。木曜の朝に来るメールで確認して、頭の中で足し算をしながら買い物をするんだけど、暗算が苦手なワタシのこと、500円か千円くらい出たと思ってレジに行ったら、なぜか4千円とか5千円も超過していたりする。最低額を満たすごとにボーナスポイントが付くので、1万5千円なら3万円を超えるまでは増えないしくみ。レジの金額に対するポイントは付くんだからどうってことないんだけど、ゲーム感覚でやっていると何か損をしたような気になってしまう。そこで一計を案じて、今日はスマホの計算機アプリで足し算をしながら買い物をしたら、最低額プラス600円で2600点ゲット。やったぁ。ボーナスポイントで釣って何とかもっと買わせようと言うのがスーパーの狙いなら、できるだけ余分な買い物をせずにボーナスポイントをもらおうというのがワタシのゲーム。

帰りにヴィクターの店に寄って、ゴーダ爆弾とウクライナソーセージと骨付きラムと週末セールになっているステーキを買ったら、1枚なら15%引きなのに20%引いてくれて、いつもありがとぉ。あしたマットにシャンテレル(アンズタケ)をいつもの倍持って来てもらってヴィクターの一家にお裾分けってことにしよう。そんなことを考えながらエレベーターで上がって来て、あは、イメージ作りが難航していた次のミニチュア「バルコニー」はバーベキューのシーンにしようっと。バーベキューグリルは自作になるから、どんなのにするかググっておかなきゃ。ドナがナニコレ的なドールハウスのキットをくれたおかげで、去年からずっとダレていたミニチュア作りにエンジンがかかったみたい。買い物を整理して、ダイニングに飾ってある「キッチン」を通りすがりにちらっと見て、ふむ、シンクに何か汚れ物があれば「人がいる」雰囲気が濃くなりそうと、すぐに解体したキッチンのパーツの中から見つけたへらとスプーンをシンクの底にペタッ。あはは、ワタシのキッチンのシンクみたい。やれやれ、ほんとに切りがないなあ。完成したんだから、早く次のプロジェクトにかからなくちゃ。


切りがないから、はい、ここまで

新作はなぜか内と外が逆になっているバルコニー

はて、どんな風に変身するかな

解体する前の郊外住宅のキッチン(作っていてなぜか全然楽しくなかった)


ここではみんな「メイド・イン・どこか他のところ」

2022年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月18日(木曜日)。🌤🌤。起床は9時。ゆうべは芝居から帰って来て2人ともしばらくコンピュータの前に座ってしまったので、オフィスを閉めたのが真夜中に近くて、その後でいつものようにカレシのココアとワタシのムッシュ・ヘネシーで寝しなのクォリティタイムなんてやっていたら、就寝は午前1時。目が覚めたら9時と言うことは、2人ともしっかり眠ったとと言うことだからいいけど、ルーフデッキやバルコニーの菜園に水遣りをしたり何ダリで、朝ご飯が終わったら、もうほぼ10時。「朝のレッスンがないから、いいじゃん」とカレシ。ま、そのあたりがリタイア暮らしのいいところだもんね。

きのうの芝居は3月末に終わったばかりのシーズンの2作目として上演して、大ヒットだったので先月から特別公演をしていたファレン・ティモテオ作・主演の『Made in Italy』。より良い暮らしを求めて1950年代にイタリアからアルバータ州に移住して来たサルヴァトーレと赤ん坊のときにイタリアから呼び寄せた息子のフランチェスコのアイデンティティを巡る葛藤がテーマだけど、ティモテオが父と息子の他に家族その他の登場人物すべてをひとりで演じるしっちゃかめっちゃかなコメディ。休憩を挟んでの2時間をドラマを演じて、歌って、踊っての出ずっぱりはものすごい肉体労働だなあ。でも、弱気な少年が一念発起してムキムキの若者になる過程で見せた肉体美はそれは見事なもので、女性観客から一斉に拍手が起こったくらい。

英語名前の歌手フランク・マーティンとしてピアノ弾きの従弟とクラブを渡り歩いていて、テレビのタレントショーに出演する機会を得たところで叔父が心臓発作で入院。家族全員が病室でテレビを見ていると聞いて、タレントショーのトリで登場して歌い始めたのはサイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』。途中でイタリア語で歌い始め、最後は英語とイタリア語になり、歌い終わって「名前はフランチェスコ・マンティーニです」。最後は毎週金曜日の午後6時半に食事に来ていたのが来なくなった息子を2年も待ち続けた老いた父サルヴァトーレが腕時計を見て「金曜日、午後6時半」。でも呼び鈴はならず、家族を象徴する大きなテーブルで今日もひとりで夕食・・・というところでピンポーン。サルヴァトーレがそろそろと立ち上がるところでライトが落ちて、一拍おいて大喝采。移民大国のカナダではアイデンティティを巡る世代間の葛藤は多くの家族が経験して来ていることで、だからこそ『Made in Italy』が大きな共感を呼んで、ヒットしたんだと思う。

先住民でなければ、カナダ人は世代を遡ればみんな「メイド・イン・どこか他のところ」から始まっているわけで、固有の「メイド・イン・カナダ」の民族を形成する途上にあると思いたいけど、昨今は民族だけじゃなくてジェンダーやら何やら、はては 個人の思考性にまでラベルを付けて細かく仕分けしないと人間と向き合えないらしい連中が跋扈しているから、まだ100年や200年はかかるんじゃないかな。かくいうワタシは、どうしてもしっくりしない文化的アイデンティティの押し付けに潰れそうになった経験から、ラベルを貼られたくないという気持が人一倍強いんじゃないかと思う。だからこそ、ふっと空を見上げて思いついた新しいファーストネームはありきたりの(どれも今いちしっくりしなかった)英語名前じゃなかったわけだけど、漢字を当てると日本語の名前として通るのは無意識ながらも自分のルーツを認識していたということだと思う。もう20年も前のことだけど、今では「メイド・イン・ジャパンのカナダ国籍のひとりの人間」という自分なりのアイデンティティがしっかり根を張って、雑草はますます世に蔓延って幸せ。


ミニチュアキッチンが完成

2022年08月18日 | ミニチュア工房にて
8月17日(水曜日)。☀☀。暑いなあ。今日の予想最高気温は32度だって。でも、明日も暑いけど、金曜日にはだいたい普通の気温に戻って行くそうだし、何よりも湿度が低いからうだらないで済んで助かるな。左目のドライアイがまたちょっと悪くなったので、芝居を観に行く今日はぎりぎりまでコンタクトレンズなし。ぼやけた視界に慣れてしまうと、何をするにもそれほどの不自由を感じないから、我ながら感心する。長いこと良く見えないなりにものを見極める力を付けて来たのかもしれないけど。ま、バクラ先生の眼科にドライアイの治療が専門の先生が入ったそうだから、そのうち診てもらった方がいいかもしれいないね。

実際のところ、ミニチュアの工作をやるにはかえってコンタクトなしの方が楽なので、今日はチャリティストアに寄付するキッチンの仕上げに専念。コンタクトをしているとほぼ正常眼に矯正された形になって、細かい手作業をするためには老眼鏡が必要になるんだけど、裸眼の視力0.08のままなら、目から10センチ以内の距離にあれば微細なところまではっきり見えるから、ピンセットや爪楊枝を使ってのパーツの糊付けなんか楽勝。だからと言って、普通はわざわざコンタクトレンズを外したりしないけど、それはともかく、きのうアメリカのミニチュアパーツの専門店から注文してあったアクセサリーが届いたので、最後の仕上げはキッチンに人間味と言うか、人が日常生活を営んでいると言う雰囲気を持たせる、ミニチュア作りの工程で一番楽しい部分。キットのデザインにわりと忠実に組み立てていても、あ、あれがあった方がいいとか、あ、ここはこうしてみようとか、オリジナルの完成図にはないものがどんどん増える傾向にあるんだけど、オリジナルデザインを無視したときは、気の向くまま、思い浮かぶイメージやストーリーがぶっ飛ぶままで、どこかで「はい、そこまで」とスイッチをオフにしないと収拾がつかなくなってしまう。

このキッチンもまさにそんな感じになって来たので、今日こそが「はい、そこまで」。調達したパーツは鍋の類や調理道具のセット、コーヒーマグ4個にキッチンペーパーのホルダー。まずはそのまま使えるキッチンペーパーのホルダーを壁に糊付けして、しゃもじやへらのセットをレンジのそばにセット。鍋は4個セットのうちの大きい両手鍋を後ろの方のレンジにセットして、ふたをほんの少しずらして「料理中」を演出。次に片手鍋を前のレンジにセットするのに、ふと思いついて「雑品」の箱からかき集めた小さいビーズや切れっ端を入れて、その上を透明シートで覆ってシチューか何かを作っている感じ。寿司屋のキットに入っていたどんぶりに木のしゃもじを入れたのを近くのカウンターに置けば、料理をしていた人がちょっと場を離れたと言う場面。コーヒーマグは、1個にスプーンを入れたらついさっきまでコーヒーを飲んでいたと言う感じになって、それならコーヒーポットがなけりゃと言うことで、即興で割と昔風のポットを創作。壁の戸棚には水彩画用の厚いシートを丸く切って縁を丸めたお皿を重ねて入れ、レンジの後ろの壁の棚には小さい鍋とガラス瓶2本。瓶にはひとつにキッチンのスパイス棚にあったケシのみ、もうひとつにミントの葉を入れて栓。

しまいには2年前に作ったいかにも郊外の分譲地の家にありそうなキッチン(ミニチュア作品13号)を持って来て、花瓶は棚に、これはと思う小物をいくつかカウンターに置いて、果てはフルーツを切っていたまな板から包丁はそのままで、フルーツを外して他のキットで使い残したカステラか何かのように見えるピースに置き換えてシンクのそばに。冷蔵庫のドアにぶら下がっていたペンとメモを剥がして移して、キッチンのあるセットには定番のように付いて来るレモンやオレンジのスライスを冷蔵庫に貼り付けてマグネット。これで1インチスケールのキッチンは完成。郊外住宅のキッチンは、あまりいろんなものを外したのでとうとう解体してしまった。まあ、広東のおもちゃメーカーのもので、パーツのサイズが合わなくて壁と戸棚の間に隙間ができたりして、どうしても気に入らなかったし、写真の記録は残してあるので、惜しくはないけどね。飛び入りのプロジェクトが完成したところで、さて、ご飯のしたくをしようっと。







白内障の手術は来年の夏以降に延期

2022年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月16日(火曜日)。☀☀。また(今度は短い)熱波が来るそうで、明日と木曜日について高温警報発令。内陸部は29度から35度、沿岸部で27度(近く)になるそうだけど、この程度ならただ暑いだけと言う気がするな。ニューウェストの予報はあした30度、あさって32度で、夜間の最低気温は17、8度ということだから、それほどきつくないかもしれない。今日だって午後の予想気温は29度になっているけど、前回の熱波と違って湿度が低めだから、さして暑苦しいと感じない。何たって暑さよりも湿気の方が断然何十倍もきついもの。

まあ、暑くならないうちにさっさとウォーキング。さっさと出かけるんだけど、このところどうもペースが遅くて、ほぼ毎日17分前後。きのうは17分25秒だったし、今日も17分20秒で、これまでの最短記録は15分54秒だから、かなり落ちている感じ。午前中でも気温が高いから、知らないうちにペースが鈍るのかもしれないな。それでも、クィーンズパークの歩道は木陰が多くて、とちの大木がずらっと並んでいるブロックはまるでトンネルのようで、吹き抜けるそよ風の気持のいいこと。最近売れた大きな家は内部の改装の真っ最中だし、あちこちで造園工事や屋根の葺き替え、改装の工事が盛んで、いつもいろんな業者のトラックがとまっている。。みんな夏が終わってしまう前に工事を済ませて、さっぱりと刷新して秋を迎えようと急いでいるところかな。ラジオからはウォルマートやアマゾンのBack-to-school saleのコマーシャルが流れて来て、秋はもうすぐそこまで来ていると言う感じ。

ランチにホットドッグを作ろうと、ヴィクターの店の自慢のウクライナソーセージを焼いていたら、カレシに眼科医のマケンジー先生から電話。バクラ先生のところに検眼に行ったときに、「左目は白内障の手術が必要」と言われて紹介されたんだけど、いつの間にか手術するのは「右目」になっていて、「バクラ先生は右目はまだ必要ないとはっきり言ったのに」と不安になったカレシが、きのう電話ではっきりするまでは手術はしないと談判。その結果、執刀する眼科医のマケンジー先生が今日手が空いたときに電話してくれるということになっていた。大切な目をいじるんだから、左目なのか右目なのか混乱していたら誰でも不安になってしまうよね。ワタシが膝の半月板の手術をした時には、手術前の準備をしているところに整形外科医のコーカン先生が来て、左膝であることを確認した上で「うっかり間違えないように」と言って左の膝にフェルトペンで大きなバッテンを書いて行った。白内障の手術はもうほぼ日常化しているから、うっかりの間違いも起きやすいんじゃないかと思うな。

しばらくマケンジー先生とやりとりをしていたカレシ、電話を切って「1年くらい様子を見ようってことになった」。てことは、手術はしないってことで、レンズを選ぶための来週の予約も不要ってことね。「来年の夏ごろに検眼して、症状の進み具合を見て手術をするかどうか決めようってことになった」とカレシ。ヘンな形で肩の荷が下りた感じで、何となく気抜けしたような気もするけど、1年間の執行猶予ってところで、来年の夏なら2つのクルーズの間だし、8月、9月は何かと予定が立て込んでいるから、良かったじゃないの。