リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ミニチュアキッチンが完成

2022年08月18日 | ミニチュア工房にて
8月17日(水曜日)。☀☀。暑いなあ。今日の予想最高気温は32度だって。でも、明日も暑いけど、金曜日にはだいたい普通の気温に戻って行くそうだし、何よりも湿度が低いからうだらないで済んで助かるな。左目のドライアイがまたちょっと悪くなったので、芝居を観に行く今日はぎりぎりまでコンタクトレンズなし。ぼやけた視界に慣れてしまうと、何をするにもそれほどの不自由を感じないから、我ながら感心する。長いこと良く見えないなりにものを見極める力を付けて来たのかもしれないけど。ま、バクラ先生の眼科にドライアイの治療が専門の先生が入ったそうだから、そのうち診てもらった方がいいかもしれいないね。

実際のところ、ミニチュアの工作をやるにはかえってコンタクトなしの方が楽なので、今日はチャリティストアに寄付するキッチンの仕上げに専念。コンタクトをしているとほぼ正常眼に矯正された形になって、細かい手作業をするためには老眼鏡が必要になるんだけど、裸眼の視力0.08のままなら、目から10センチ以内の距離にあれば微細なところまではっきり見えるから、ピンセットや爪楊枝を使ってのパーツの糊付けなんか楽勝。だからと言って、普通はわざわざコンタクトレンズを外したりしないけど、それはともかく、きのうアメリカのミニチュアパーツの専門店から注文してあったアクセサリーが届いたので、最後の仕上げはキッチンに人間味と言うか、人が日常生活を営んでいると言う雰囲気を持たせる、ミニチュア作りの工程で一番楽しい部分。キットのデザインにわりと忠実に組み立てていても、あ、あれがあった方がいいとか、あ、ここはこうしてみようとか、オリジナルの完成図にはないものがどんどん増える傾向にあるんだけど、オリジナルデザインを無視したときは、気の向くまま、思い浮かぶイメージやストーリーがぶっ飛ぶままで、どこかで「はい、そこまで」とスイッチをオフにしないと収拾がつかなくなってしまう。

このキッチンもまさにそんな感じになって来たので、今日こそが「はい、そこまで」。調達したパーツは鍋の類や調理道具のセット、コーヒーマグ4個にキッチンペーパーのホルダー。まずはそのまま使えるキッチンペーパーのホルダーを壁に糊付けして、しゃもじやへらのセットをレンジのそばにセット。鍋は4個セットのうちの大きい両手鍋を後ろの方のレンジにセットして、ふたをほんの少しずらして「料理中」を演出。次に片手鍋を前のレンジにセットするのに、ふと思いついて「雑品」の箱からかき集めた小さいビーズや切れっ端を入れて、その上を透明シートで覆ってシチューか何かを作っている感じ。寿司屋のキットに入っていたどんぶりに木のしゃもじを入れたのを近くのカウンターに置けば、料理をしていた人がちょっと場を離れたと言う場面。コーヒーマグは、1個にスプーンを入れたらついさっきまでコーヒーを飲んでいたと言う感じになって、それならコーヒーポットがなけりゃと言うことで、即興で割と昔風のポットを創作。壁の戸棚には水彩画用の厚いシートを丸く切って縁を丸めたお皿を重ねて入れ、レンジの後ろの壁の棚には小さい鍋とガラス瓶2本。瓶にはひとつにキッチンのスパイス棚にあったケシのみ、もうひとつにミントの葉を入れて栓。

しまいには2年前に作ったいかにも郊外の分譲地の家にありそうなキッチン(ミニチュア作品13号)を持って来て、花瓶は棚に、これはと思う小物をいくつかカウンターに置いて、果てはフルーツを切っていたまな板から包丁はそのままで、フルーツを外して他のキットで使い残したカステラか何かのように見えるピースに置き換えてシンクのそばに。冷蔵庫のドアにぶら下がっていたペンとメモを剥がして移して、キッチンのあるセットには定番のように付いて来るレモンやオレンジのスライスを冷蔵庫に貼り付けてマグネット。これで1インチスケールのキッチンは完成。郊外住宅のキッチンは、あまりいろんなものを外したのでとうとう解体してしまった。まあ、広東のおもちゃメーカーのもので、パーツのサイズが合わなくて壁と戸棚の間に隙間ができたりして、どうしても気に入らなかったし、写真の記録は残してあるので、惜しくはないけどね。飛び入りのプロジェクトが完成したところで、さて、ご飯のしたくをしようっと。








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