リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ああ、秋の日の・・・

2017年10月31日 | 日々の風の吹くまま
10月30日(月曜日)。晴れ。朝日が昇る前に起床。というとかっこいいけど、日の出は8時
だから、ま、普通の朝。今日から故障したエレベーターの修理が始まる予定だけど、ほんと
に始まるのかな。ダウンしたのが15日の日曜日だったから、丸2週間。(管理組合の月例
理事会まで1週間・・・。)

ジムから「トラックはエアコン付きでパワステならへこみ込みで100万円以上で売れるって」
とメール。もちろんエアコン付きでパワステでオートマだけど、ほお、10年前に新車で買っ
たときは300万円ちょっとだったトラックがそんなに高く売れるんだ。そういえばずいぶん昔
だけど、数年乗り回したホンダのシビック(マニュアル)が買ったときの3分の1の値段で売
れてびっくりしたっけ。トヨタやホンダを「日本車」と意識する人は少なくなったと思うけど、未
だに中古になっても価値があまり大きく下がらないらしい。タコマは完全な北米製(アメリカ
とメキシコ)で、日本に「輸入」されているという話だし・・・。

引越しが終わってエレベーターのロックが解除された午後になって買い物。何だか頭の上
でガァガァ、ゴォゴォと台風みたいな音がしているもので、乗り合わせた人たちと「修理して
いる音なんでしょうねえ」。そう願いたいもんだよね。修理作業をしていないのにこんな音が
しているんなら、何だか心配になって、降りまぁ~すと言っちゃいそうだもの。買い物帰りの
上りのエレベーターで一緒になった若いお兄ちゃんに、2人が閉じ込められた10月15日に
は世界が終わることになってたのよねと言ったら、「そりゃ、残念」。はあ・・・?

今日の夕ご飯はシンプルな松茸のリングィーニ。きのうの夜カレシが急に「今は松茸の季節
かなあ」。そう言えばウィスラーの北のペンバートンあたりで取れる松茸がHマートに出てい
る頃。1日こもっていた気がしていたのでひとっ走り行ってみたら、大きなのがある、ある。
かさが閉じているとキロ当たり1万5千円もするので、拳骨くらいの大きさの開いたもの3本
入りのパックを買って来た。盛大に大きな2本を薄切りにして、にんにくと玉ねぎとオリーブ
油で炒めて、バターと醤油であっさりと味つけして、茹でたてのリングィーニに絡めて、刻ん
だコリアンダーを散らして、でき上がり。日本の松茸とは種類が違うけど、ちゃんと松茸らし
い味と香りがするから、ちょっとぜいたくな秋の味覚はやっぱり美味・・・。

10年落ちトラック、走行距離1万キロ、売ります

2017年10月30日 | 日々の風の吹くまま
10月29日(日曜日)。晴れ。大風の予報だけどニューウェストはそれほどでもないらしい。
シェリーが引越しの予定表を全フロアのエレベーターのドアに貼ってくれたので大助かりだ
けど、今日は午前11時から4時まで5時間もブロック。普通の引越しはだいたい4時間で済
んでいるけど、よほどの物持ちなのかな。まあ、きのうのうちに3日分の食材を手当てして
おいたので、日中は特に外に出る必要がないからいいけど、ほんとにもう持久戦だなあ、こ
れ・・・。

きのうの夜に弟のジムから電話が来て、友人の中古車ブローカーがトラックを売ってくれる
という話。とりあえず車体の前後と両側、タイヤ、走行距離計の写真とVIN(車両識別番号)
を送れというので、さっそく地下2階の駐車場に行って、壊したテールライトを取替えだけし
た後に残ったへこみも含めて写真を撮って、VINの載っている整備記録をスキャンしたファ
イルと一緒に送っておいた。あちこちに引っ掻き傷があるけど、乗用車と違っトラックの場合
は「働き者」の勲章みたいなものかな。トラックとしては小型でも隣に止めてある日常用のエ
コー(日本のヴィッツ)が陰に隠れるくらい図体が大きいので、おチビのワタシは乗り降りに
ちょっと難儀したけど、乗り心地は良かったな。
   

トヨタの2008年型タコマは走行距離が10年落ちとしては信じられないような1万キロちょっ
と。何しろ必要がないけど欲しくて買った、いうなればカレシの「おもちゃ」だから、引越し大
作戦ではガラクタやリサイクル品の処分や寄付品を届けるのに活躍してくれたけど、それ以
外は園芸用の土の大袋を運ぶくらいで、走らないからバッテリが上がってばっかり。カレシ
の英語教室がマンション内に引っ越してからはエコーでさえあまり走らなくなったので、2台
のバッテリを維持するのは逆立ちしても無理、ぜぇ~ったいに無理。と、カレシも納得して手
放すことになったけど、やっぱり「運転するのが楽しくて好きだったんだ」としんみり・・・。

トラックがなくなったら、2台分ある我が家の専用駐車スポットでエコーが「ぼっち」になるな
あ。マンションの住人になら貸していいことになっているけど、カレシは「めんどうくさい」。幅
が倍になるわけだから、並列駐車ができなかったばかりに運転免許の試験に5回も落ちた
ワタシでも楽々バックで駐車できるかもしれない。ま、足回りの便が良すぎて運転すること
はないだろうと思うけど。

癖毛に茶目ではダメですか?

2017年10月29日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(土曜日)。晴れ。季節外れに気温が高くて、日差しが奥まで差し込むと暑いくら
い。日当たり抜群のバルコニーでは色づき始めた最後のトマトといちごを収穫。次の週末に
は「雪混じりの雨」という予報だから、晩秋の最後の光芒というところか。今年は暑かった夏
の後に最低気温がすとんと下がったもので、黄葉・紅葉が鮮やかなんだそうな。たしかに、
窓から見渡す限りの樹木の海は黄色も赤も色づきが明るいな。あまりの紅葉の鮮やかさに、
場所の見当をつけて散歩がてら見に行った木があるくらい。

先日イギリスの有力紙The Guardianに、大阪府の高校で、生まれつき茶色っぽい髪の女
生徒が黒く染めるよう強制され続け、染め足りないと授業に出席させてもらえなかったりし
て不登校になっただけじゃなくて、染色液で皮膚のかぶれなどの健康被害も被ったと訴訟
を起こしたという記事があって、今や世界中のメディアに拡散。今ごろは世界中の人が「タリ
バンやイスラム国じゃあるまいし、先進国の日本で何で?」と思っているんじゃないかな。日
本のメディアによると当の高校は「生まれつき金髪の外国人にも黒く染めさせる」と言ってい
るそうで、人が持って生まれたものを否定するのは人権侵害なんだけど、日本では人権侵
害と騒ぐほどのことかと言う人もいるとか。たぶん人権の観念や意識そのものが欠如してい
るせいでそういう思考ができるんだろうな。

カナダやアメリカでこんなことがあったら、生徒たちがてんでな色に髪を染めて来てダメ出し
された生徒を擁護するだろうな。ワタシは赤ん坊の頃に髪が「庄内柿のへた」のようにカー
ルしていたそうで、父が蒸しタオルで一生懸命に伸ばしてくれたらしい。大人になってからは
カールしやすい髪で重宝したけど、高校時代には三つ編みにすると先っぽが自然にくるっと
輪になるもので、鏝をかけて来たと思われたことが何度もあった。左利きをさんざん注意さ
れもしたけど、なぜ右利きでなければダメなのかは納得の行く説明をしてもらえたことがな
いから、どうして黒髪でなければダメなのかを聞いてもムダかな。

規則は規則だという言う人もいるらしいけど、当の校則で「染色」を禁止しているそうだから、
髪を黒く「染めること」自体が校則違反じゃなかったら矛盾もいいところ。 そのうちに目も黒く
ないとダメってことになるのかな。日本人の目、ほんとは茶色なんだけど(ワタシの運転免
許証にそう書いてあるし)・・・。

なぜエレベーターは頻繁に故障するのか

2017年10月28日 | 日々の風の吹くまま
10月27日(金曜日)。晴れ。よく眠って、気持ちよく目を覚ましたら、午前7時45分(標準時
なら午前6時45分)で、日の出の10分前。今頃の日の出は黒々と聳えるベーカー山の東
側、サレーセントラルの高層ビル群の上。ニューウェストの街はまだぽつぽつと灯りが残っ
ていて、サレーとの間を流れるフレーザー川には朝もや・・・。
   

エレベーター1号機が止まって13日目。今日から始めるはずだった修理が月曜日に持ち越
されて、2日はかかるという話。つまりは早くても水曜日ってことか。水曜日と言ったら11月
1日。つまり、タワー168戸の住人が丸々2週間半エレベーター1基でしのいで来たってこと
になるわけで、呆れるなあ、もう。エレベーターは世界第4位と言うフィンランドのKONEの
もので、メインテナンスもKONEの現地会社。カナダ国内に取替え部品を常備していない
のか、故障して止まるたびにアメリカやヨーロッパから部品を取り寄せるもので、到着までに
1週間はかかってしまう。

問題の根底にあるのは、エレベーター業界が世界規模で寡占状態にあることで、その中で
片手で数えるほどのメーカーがシェア争いにしのぎを削ってメインテナンスの質の低下を招
いているらしい。オンタリオ州では2015年の1年間だけで4500人近くが止まったエレベー
ターに閉じ込められて警察や消防隊が救助したという記録があるし、バンクーバーでも毎年
400件以上の救助要請があるとか。新しいエレベーターも例外ではないそうで、現に4年も
経っていないのが年中行事のように長期間止まるんだから、これはもう社会問題のレベル。
居住フロアの高低や年齢に関係なく階段を使えない人たちがたくさんいるんだし、ここは住
宅難解消の切り札として高密度化(高層住宅の建設促進)を奨励している行政が何らかの
規制をするべきじゃないのかな。人間を積み上げておいて、生活の足になるエレベーター
の確保は業界任せってのは無責任だと思うよ。

我が家では火曜日に1階まで階段を下りて行ったカレシが、未だに椅子から立つたびに「イ
テテテ」。そう、階段は上るときよりも下りるときの方が膝や足の筋肉にかかる負担がずっと
大きいの。(カレシの場合は運動不足もあるけど。)月末までの4日間は毎日3、4時間ずつ
引越しのためロックされるから、日中に外に出るタイミングをそれに合わせて考えないとね。
そうだ、今のうちにごみを捨てに行っておこうっと。

有能な管理人はマンションの宝もの

2017年10月27日 | 日々の風の吹くまま
10月26日(木曜日)。霧のち晴れ。起きたら一面の濃い朝霧で五里霧中。霧の塊が低く立
ち込めているので、バルコニー側の5番アベニューの向こうのマンションもぼんやりした輪
郭しか見えないし、眼下の道路もクィーンズパーク地区の素敵な家々も霧に包まれて、窓
際に立って眺めていると何となく幻想的でもある。
   

もう10日以上故障で止まったままのエレベーター1号機は未だに運転停止中で、やっと部
品が到着して明日から修理が始まるらしい。まあ、私たちは込み合うラッシュの時間帯には
めったに利用しないので、さして不便は感じていなかったけど、けさはカレシが1階の会議
室に行くのにエレベーターを呼んだら、コールボタンが点灯してもすぐに消えてしまう。カレ
シはぶりぶりしながら階段を下りて行ったけど、思いついて管理会社の我が家のあるマン
ション専用のサイトにログインして、エレベーターの予約状況をチェックしたら、あら、午前中
いっぱい予約が入っているじゃないの。今日だけじゃなくて、土曜日も日曜日も月曜日も・・・。

10時過ぎにカレシが「プリントの枚数が足りなくなった」と言って戻って来たので、階段を上
がって来たのか聞いたら、シェリーが引越し荷物の移動の合間に使えるようにしているとの
こと。生徒さんたちを長く待たせるといけないので、後はワタシが引き受けて、コピーを4枚
取って、廊下に出てそっとコールボタンを押したら、あ、消えない。無事に1階に着いて、生
徒さんたちにおはよう!プリントを配達して戻るのにかなり待ったけど何とかエレベーターが
来て、ほっ。8階で止まったら、廊下に引越し荷物がずらり。退出のようだから、ワタシが最
後に降りた後で降りて行ったエレベーターをまた一時的にロックして積み込んだんだろうな。

早く修理を済ませてほしいもんだけど、こういう時にシェリーのような有能な管理人がいるの
はまさに不幸中の幸い。ロビーで顔を合わせる生徒さんたちも「優しい人ね」。どうやらいつ
のまにかロビーで集合してから揃って教室に入るという「ルール」ができたらしい。1階までぞ
ろぞろと階段を上がって来るようになったので、シェリーともすっかりなじみになって、ロビー
で待っている間にシェリーが通りかかると「スモールトークの練習」をするらしく、シェリーも
「楽しい人たちね」。いや、何かと手助けしてくれるシェリーにはもう感謝でいっぱい・・・。

新芸術監督の第一印象は才色兼備!

2017年10月26日 | 日々の風の吹くまま
10月25日(水曜日)。雨。雨雲が低くかかっているせいか、窓の外はまるで五里霧中の状
態。けさはクィーンズボロ地区と市内を結ぶクィーンズボロ橋が橋の下の高圧送電線の火
災で全面閉鎖。クィーンズボロはリッチモンド市があるルル島東端にあるニューウェストの
「飛び地」みたいな郊外で、ニューウェスト市内に通じる橋はこれ1本だけ。普段はクィーン
ズボロの住民だけじゃなくて、南支流の向こうのデルタからも多くがこの橋を渡って幹線道
路のマリンウェイ経由でバンクーバー市内に通ってているけど、一番近い橋がずっとずっと
西にあるバンクーバー市内に直結するナイトストリート橋になって、朝のラッシュは大混乱。

今日はArts Clubの『King Charles III』のオープニングなんだけど、先々週はマリンウェイ
経由で大渋滞に出くわしたから、少し早めに出て北側のキングスウェイ経由で行った方が
賢明かもしれない。エリザベス女王が存命中なのに、その没後の王室のどたばたをチャー
ルズ3世を軸にして、ウィリアムとケイト、ハリー、果てはダイアナの幽霊まで登場する風刺
劇に仕立てるなんてのはさすがイギリスだと思うし、BBCがテレビドラマ版を放映して悪趣
味だと批判されてもへこまないところもすごい。女王様ご本人がどう思ったかは知る由もな
いけど、イギリス人のユーモアのセンスにはいつも脱帽。

今夜のレセプションは、同志が集まって始めた芝居小屋だったArts Clubを45年かけてカ
ナダ最大の劇団に育てた芸術監督ビル・ミラードの後継者として錚々たる顔ぶれの候補者
の中から選ばれて、今月就任したばかりのアシュリー・コーコランの「お披露目」でもあるの
で、すごく楽しみ。まだ40歳そこそこらしいけど、写真で見たアシュリーは美人ですごくかっ
こよくて、「才色兼備」を絵に描いたような人という印象。しかも地元のホワイトロックの生ま
れ育ちだそうなので、言うなれば故郷に帰って来たようなもの。今シーズンはビルの補佐を
受けるそうだけど、ビルは若かった頃の自分をアシュリーに見たのかもしれない。

芸術監督は毎シーズンの演目の選定を通じて演劇集団としての方向性を決める重要な役
目を担っているし、同時に非営利団体として助成金や寄付に大きく依存する劇団の資金調
達活動の「看板役者」でもあるので、Arts Clubがこれからどのような方向に展開して行くの
か楽しみだけど、同時にちょっぴりながら不安でもある。まあ、リーダーの交代はどこでもそ
うだろうと思うけど。

14億円の空き家で火事

2017年10月25日 | 日々の風の吹くまま
10月24日(火曜日)。晴れ。カレシが英語教室をやっている1階の会議室で、低層棟の上
に出た太陽がもろに差し込んでまぶしくて困ると言うことで、どんな対策が考えられるか現
場視察。低層棟の向こうは道路向いの高層マンションなので、その後ろに入るまでの短い
時間なんだけど、直撃されると目を開けていられない。問題は会議室が2階まで吹き抜け
になっていて、ブラインドがついていないことで、管理人のシェリーも加わって知恵を絞って、
遮光カーテンを貼ったらと言うことになったけど、日が差し込む窓は椅子に乗っても手が届
かない高さ。まあ、とりあえず今日はテーブルを90度動かすことで間に合わせたけど・・・。

日曜日にバンクーバーの由緒ある屋敷町ショーネシー地区の由緒ある邸宅が火事でひどく
損傷して、それが誰も住んでいなかったこと、火元が複数あるらしいこと、最近の市条例で
火災などによる損傷が全体の60%以上でなければ解体して新築することができなくなった
こと、所有者が不動産をたくさん持っている中国人であること、総選挙でトルドー君のため
に自宅で贅沢な資金集めのディナーを主催して批判を浴びた経歴があることなどで、ただ
の放火ではないんじゃないかという憶測が飛び交っている。14億円と言われる築107年、
900平方メートルの家は、屋根が焼け落ちたりしてひどい姿だけど、60%以上焼けたのか
どうか・・・。

家の値段が高くなりすぎて、家賃もよほどの収入がないと払えないような住宅難だというの
に、バンクーバーには誰も住んでいない戸建てやマンションが万の単位であって、戸建ての
空き家の火事が増えている。ホームレスの人が入り込んで火を焚いたのが原因のことも多
いけど、放火が疑われるケースも多くて、犯人が捕まることはめったにないから、単なるい
たずらのか、意図的なものかはわからずじまい。何しろ、家を壊して新築したくても、多額の
許可料を払って、土壌の汚染がないかどうか、温存すべき木があるか、建物にアスベスト
が使われていないかといった検査を受けてからでないとできないので、いっそのこと燃やし
てしまえと考える不届きな輩が出てくるのもわかるような・・・。

バンクーバーでは戸建て住宅はおんぼろでも1億円以上の値段で、市民には世帯収入が
1千万円以上あってもまったく手が届かないのに、ちゃんと売れているという現実が住宅問
題を複雑にしている気がするけど・・・。


まだ夏時間なんてどういうこと?

2017年10月24日 | 日々の風の吹くまま
10月23日(月曜日)。曇り。外はすっかり秋満開だけど、時計はまだ夏時間なので、日の
出は午前8時ちょっと前。そのせいで目が覚めるのも8時ごろ。でも、あと2週間で「標準時
間」になれば日の出は7時ごろに戻るから、少しは早く目が覚めるかな。もっとも、日の出が
1時間早くなると、日の入りも1時間早くなるから、午後5時前には日が暮れて、あっという
間に暗くなってしまう。冬至の頃には昼の長さが8時間で、16時間もの暗くて長い冬の夜。
夜が一番長い冬至が北欧の民族の新年や「光の訪れ」を祝うルシアの祭になった気持が
わかるな。

家中の時計の針を1時間進めたり、戻したりするのは春と秋(今では早春と晩秋)の儀式み
たいなもの。1年に4ヵ月だけなのに標準時間も何もないもんだと思うけど、いっそのこと
「標準時間」を廃止して「冬時間」にしたらいいのにな。言葉遊びに過ぎないけど、少なくとも
「冬時間」の方が心理的にぴったりしそう。長い間当たり前だったこの「儀式」も、事故の増
加や健康への影響などの悪影響が指摘されるようになってからあちこちで廃止論が高まっ
ていて、隣のアルバータ州に続いて、BC州でも首相が州民が望むなら廃止してもいいと発
言。賛成!だって、めんどくさいんだもん。

朝のメールチェックをしたら、あっちゃあ、「仕事」。今年はもう仕事はいいんだけどなあ。で
も、何となくワタシが専任ということになっているところのだからノーと言うわけにもいかず、
あまりやる気がわかないけど、それほどの量でもないから腕まくり。こんなんだからいつま
で経っても完全に引退できないのかもしれないな。でも、完全に引退したらしたで、今度は
手持ち無沙汰になりそうな感じ。することがないんじゃなくて、やりたいことがありすぎるんだ
けど。

ランチの後で夕ご飯のマウイ風リブをスロークッカーに仕込んで、午後いっぱい仕事。蓋の
取っ手がぐらぐらするなと思っていたら、夕食後に洗っているうちに取っ手が壊れてしまった。
よく見たら、プラスチックの取っ手をガラスの蓋の下から金属ねじを通して止めてあって、何
度も熱しているうちにプラスチックが劣化したらしい。蓋がなくては使えないから買い替えな
くちゃと調べたら、買ったときは5リットルサイズが出たばかりですごく高かったのに、今では
何種類もあって、値段もかっての半分。けっこうよく使うものだから、さっさと新しいのを買っ
ちゃおうっと。

メディア時代はよってたかって主義?

2017年10月23日 | 日々の風の吹くまま
10月22日(日曜日)。晴れ!ただし、午後は雲りがち。日本では大型台風と選挙台風が通
過して、選挙の方は何となく予想していたアベくんの勝ち。総選挙を目前にして反安倍を掲
げる野党が分裂して、足を引っ張り合うなんて呆れて言うことなし。ま、民進党は、昔の社会
党やら何やらが自民党打倒のために集まってできた民主党に、さらに泡沫的政党が集まっ
てできたそうだから、悪く言えば烏合の衆の離合集散の産物と言えそうで、何か節操がない
ような感じだったけど、国政の行方を決めるのにきちんとした選択肢がないのは国民にとっ
ては悲劇だな。

世界保健機構(WHO)が心臓病の啓蒙のための親善大使とやらにジンバブエのムガベ大
統領を任命したのはいいけど、非難の集中攻撃を浴びてあっさり取り消し。ま、取り消して
も取り消さなくても、日本だったらひな壇に並んで「ごめんなさい」のレベルの赤っ恥だと思う
けどな。ノーベル平和賞だって、授賞の理由がその時の一時的な「平和」に貢献したってこ
とだけで、代々の受賞者をみると実は「世界平和」に貢献してないし、ヨーロッパの雲の上で
優雅に暮らしている気のいい文化人たちが、「功績」なるものをきちんと検証しないでそのと
きメディアを賑わした人物をミーハー的に褒め称えるから、後で恥をかくんだと思うね。

今ハリウッドを賑わしているセクハラ騒動も、大物女優やらそれほどでもない女優やらが
続々と「被害者」の名乗りを上げているけど、何で今ごろになって?という感じで、要は「自
分」に名声とお金というメリットをもたらす人物だから黙ってたんじゃねぇの?と思ってしまう。
それがやっと勇気のある誰かが声を上げてメディアで騒がれたとたんに、我も我も出て来て
「許せない」。中には社会的、政治的な運動家を気取ってえらそうな発言をしてはメディアを
賑わしていた大物もいて、偽善者ぶりを露呈しているけど、それが「虚像の世界」たるハリ
ウッドの実像なんだろうな。いや、今どきはメディア全体がそんな感じか。

要するに、近ごろは「我も我も主義」とか「寄って集って主義」とか言えそうな衆愚的な言動
がメディアを通じて蔓延っている感じだけど、それを広めているのがリベラル派や知識人、
人権運動家を自称して、異見や反論を糾弾し、黙らせて民主主義に貢献しているつもりの
「メディアセレブ」に多いようなのは理性を持つ唯一の動物である人類の皮肉というところか。
やれやれ・・・。

雨降って地が固まるなら、台風の後は?

2017年10月22日 | 日々の風の吹くまま
10月21日(土曜日)。雨。いつまでも薄暗いもので、目が覚めたら8時過ぎ。予想最高気
温はひと桁で、寒いし、どこもびしょ濡れだしの週末。やぁ~ね。いつもの掃除をして、ごみ
とリサイクル品と有機ごみを処分して、後はのんびり。窓を打つ雨の音を聞きながら、ルー
フデッキで跳ねる雨をながめながら、ラジオを聞きながら、ネットを見たり、ゲームをしたりと、
の~んびり。考えたらカナダに来てから40年ほとんどずっと共働きで、その上家事もほぼ
ひとりでやっていて、フリーランスになったら仕事、仕事、仕事で稼ぎまくって自分を労わる
余裕もなかったから、こんな風に時には何をしようかなあと考えるほどのんびりしている今
の自分を想像する暇すらなかったな。

この団子嵐、日本に接近中の台風Lan(21号)の影響と言う話で、何だかお裾分けみたい。
去年もちょうど今頃(私たちが東京に行っていた頃)に台風の影響による猛烈な嵐が立て続
けに3つ来て、あちこちで大規模停電やら道路の冠水があったらしい。あのときは幸い台風
には遭遇しなかったけど、日本に行っているときに台風が来たのは過去2回。前回は新宿
のホテルの33階にいたときで、窓ガラスはびりびりと震えるやら、部屋の外では非常口か
ら風が唸り声を上げて吹き込むやら・・・。

日本を旅行中に遭遇した最初の台風は1998年。接近する台風に追われるように長崎を
後にして岡山に着いた夜、頭の上を通り過ぎて行った。あれは50歳になったワタシの人生
が瓦解することを告げるapocalyptic(啓示的)なものだったな。仕事にのめり込んで、自分
でも気づかないうちに過労状態になって燃え尽きようとしていたところへ高潮が津波のよう
に押し寄せて来たという感じだったな。あれから来年でもう20年になるのか。早いなあ。自
分の瓦礫を拾って積み上げるような再構築の作業も今は昔か。来年は日本に2度行く予定
だけど、遊びは10月で東京と釧路。近ごろの台風は北海道にも上陸したりするそうだから、
大丈夫かな。

カレシの夜のスカイプレッスンがキャンセルになったので、夕食後に運動がてら散歩。しっ
かり着込んで、カレシはマフラーまでして、たわいのないおしゃべりをしながら、手をつない
で閑散とした繁華街の「その辺」を歩くこと30分ほど。ふた昔前はこんな2人を想像できな
かったな。「雨降って地固まる」と言う諺があるけど、台風が去った後はもっとがっちり固まる
ものなのか・・・。

いい年だけどハードロックもいいもんだ

2017年10月21日 | 日々の風の吹くまま
10月20日(金曜日)。雨。窓から見渡せる限り雨雲が低くかかってちょっと鬱陶しいなあ。
明日は団子嵐の3個目が来て、ニューウェストでは40ミリくらい降るらしい。場所によっては
70ミリという予報だけど、温帯モンスーン気候帯にあって台風が接近中の日本にしてみた
ら、大雨にしてはひと桁違うじゃないかと思うだろうな。西岸海洋性気候帯にあるメトロバン
クーバーのあたりでは、日本でよくあるような何百ミリという「豪雨」はまずないので、50ミリ
くらいで大雨ということになるんだけど、1日に100ミリも降ったら「記録的な豪雨」としてトッ
プニュースになること請け合い。

昨今は毎日が「何とかの日」のようなもので、今日は「国際ナマケモノの日」。のんびり木に
ぶら下がっていたりするあのナマケモノ。いっつもせかせかしている人間さまもたまにはナ
マケモノのようにスローダウンしようじゃないのということかな。で、ナマケモノの日にあやか
るわけじゃないけど、外に出て行きたくなるような天気じゃないので、今日は1日何もしない
での~んびり。我が家のBGMとしてすっかり定着したLG104.3はレギュラーの3人のベ
テランDJがそれぞれにおもしろくて、リクエスト電話のファンとの短いやりとりも軽妙洒脱で
聞いていて楽しい。

前に聞いていたAM局ではかからなかった70年代後半から80年代のロックが多くて、初
めのうちは何だか騒々しいなと思ったけど、いろいろと聞いているうちに、ハードロックもヘ
ビメタも捨てたもんじゃないと思うようになった。何よりも躍動的で派手なリズム感がいいし、
歌詞にもけっこうストーリー性があるものも多いから、同じ曲を毎日聞いていても飽きない
感じ。そうなると好きな曲やバンドができて来て、ハートのアン・ウィルソンの粘りのある声
がたまらないし、クィーンのフレディ・マーキュリーが歌う「キラークィーン」の色っぽさが何と
もいえないし、ユーロディスコのボニーMの「ラスプーチン」は写真を見ただけのジュリアナ
東京が浮かんで来る。

お気に入りの一番はやっぱり年代がもっと上のビリー・ジョエルやサイモン&ガーファンクル
やCCRに変わりはないけど、ハードロックのリズムに乗って体を揺すっていると、完全に素
通りしてしまった1980年代を今ごろ仮想体験している感じがする。楽しいものを楽しいと思
うのに年は関係ないから、いくつになっても素直に楽しめば、人生は幸せに終わる・・・かな。

ごみをいただきにまいりましたぁ

2017年10月20日 | 日々の風の吹くまま
10月19日(木曜日)。曇りのち雨。嵐はひと休みというところで、金曜日から土曜日にかけ
て来る第3陣は風よりも雨のようだから、外の鉢が転がる心配はしなくもて良さそう。吹きさ
らしのデッキから屋根のあるバルコニーに移したエアルームトマトは今のところゆっくりなが
らも色づく気配があって、風で落ちたのはミニトマト1個だけ。色づき始めたところで収穫し
てキッチンのカウンターに置いておけば食べられるほどに熟すから、ちょっぴり根競べ。

カレシが英語教室をやっている間に掃除を済ませた後、遊びモードに戻って小町横町を散
歩していて、「あなたの街の、ごみ収集車のメロディーは?」というトピックがあったので開い
てみたら、『乙女の祈り』、『赤とんぼ』、『五木の子守唄』、はては市の歌までいろいろ。中に
は分別ごみに合わせてメロディが違うところまであってびっくりしたけど、黙って回収して行く
ところも多いようなので、ところ変われば何とか。日本で最後に住んでいた札幌ではメロディ
を流していたかどうか記憶を辿ってみたけど、覚えてないなあ。ちり紙交換はうるさくてイラ
イラしたけど。

バンクーバーのごみ収集車は猛烈な轟音だから、メロディを流しても聞こえそうにないな。
戸別収集なので、所定の容器を所定の位置に出す方式になってからは、ゴォ~っと来て、
(運転手が中で操作して)持ち上げた容器を上で逆さまにしてガッシャンと空にして、ドンと
下ろして、ゴォ~っと隣に行ってまたガッシャン、ドンと猛スピードで回収して行くので、出し
忘れたらトラックの音は手遅れの通告。清掃局の人がごみ袋を拾ってトラックに放り込んで
いた頃は出し忘れても追っかけられたんだけど。

商業区域に住むようになってからは、ごみ収集車の「メロディ」は廃棄物管理会社の大きな
トラックが駐車場でごみを回収してバックで道路に出るときの警告音くらいかな。廃棄物回
収の企業は何社もあるけど、音はみんな同じでピーッ、ピーッ。そもそも走りながら鳴らすの
は緊急車両のサイレン(と夏のアイスクリーム売りのオルゴール)くらいのもので、住宅地の
中をピロン、ピロロンとやりながら走っていたら、ごみ収集でも苦情が出るんじゃないかな。
ごみ収集車の接近を知らせるためだとしても、他人が立てる音に敏感で、うるさいと苦情を
言いがちな日本の人たちがごみ収集車のメロディをうるさいと感じないらしいのはちょっと不
思議・・・

寒くなって来たら温かスープの季節

2017年10月19日 | 日々の風の吹くまま
10月18日(水曜日)。雨。昼ごろから風が強まって、大荒れになる見込み。10月は荒れる
ことが多くて、台風並みの低気圧がワンツー(スリー)パンチで来るから始末が悪い。今日
のは第2陣だけど、北太平洋にはもう第3陣が控えていて、金曜日にはまた荒れ模様の予
報。ま、新しいサーモスタットのおかげで快適だし、きのうのうちに今夜の夕ご飯の食材を
買っておいたし、ぽちっと小さい仕事もあるから、今日はもっぱら「引きこもり」と行こう。

と言うわけで、仕事はほんとにぽちっとした量なので、あちこちに寄り道しながらちんたらち
んたら。それでも午前中に終わって、ささっと納品して、ルーフデッキにじゃぶじゃぶ降る雨
を眺めながら、さて今日のランチは何がいいかな。雨ばかり降って寒々とした季節になった
ら温かスープの出番。今日は久しぶりにクラムチャウダーと行こう。冷蔵庫の下の冷凍庫か
ら半端になったベーコンを出して、凍ったまま必要なだけ細切れにして、鍋で適当に切った
玉ねぎ半分、セロリ1本、ポテト1個と一緒に炒めて、缶詰のアサリの汁を入れて、ポテトが
煮崩れそうになったら冷凍のアサリの剥き身を入れて、煮立ったら乳脂肪6%のクリームを
入れて、塩と胡椒で味を調えたら、30分でできあがり。熱々のスープは最高!

スープは材料さえあれば簡単に作れるので、我が家の冬のランチに週に1、2回は登場す
る。カレシが好きでよく作るのはクラムチャウダー、コーンチャウダー、オクラでとろみをつけ
る南部料理のチキンガンボ、バールバーリー(丸麦)がたっぷり入ったビーフバーリー。どれ
も簡単にできて栄養満点。チキンやビーフのは朝のうちに2人用サイズのスロークッカーに
仕込めば昼にはできているから、ライ麦パンなどをトーストして添えればちょっとおしゃれっ
ぽいランチ。

ベートーベンは「純粋な心だけがおいしいスープを作れる 」と言ったそうだけど、裏返せば
スープのまずい女はあばずれと言ったようなもんで、そんなんだから生涯未婚だったんじゃ
ないの?なんて勘ぐってみたくなるな。料理は高貴な芸術だと豪語したと言われるベートー
ベンだけど、あんまり舌が肥えているとは言えなかったみたい。自分で料理もしたそうだけ
ど、独身男が作る下手の横好き料理だったんだろうな。音楽的に純粋なだけではおいしい
スープは作れないってことか。我が家のスープをご馳走したら、ベートーベン氏、何と言うか
なあ。

エレベーターが1基だけになると

2017年10月18日 | 日々の風の吹くまま
10月17日(火曜日)。嵐のち晴れ。日の出の時間に起きたけど、外はまだ夜明け前のよう
な暗さ。ブランドを巻き上げたら、不気味な黒い雲が空一面から低く垂れ込めていて、風が
びゅうびゅう。双子の嵐の第1陣で、メトロバンクーバーの主に南半分であちこちで停電。今
どきは樹木が葉を落とし切っていないもので、大風で吹き倒されやすくて、大きな木が倒れ
ると電線が切断されてあたりは停電してしまう。でも、カレシが英語教室に降りて行った後、
ポータブルヒーターの掃除をしていたら、10時過ぎに突然ぱぁっと青空が広がって来てびっ
くり。今夜から第2陣が来て、明日にかけてまた大風の上に大雨という予報だけど・・・。

故障したエレベーターはまた修理のため1週間ほど運転中止。1基だけになるとボタンを押
してから来るまでけっこう時間がかかるけど、その分普段はすれ違って会うことのない「ご
近所さん」たちと顔を合わせる機会が増えて、「おはよう」、「ハロー」に始まって、ああだこう
だとスモールトークや不便の愚痴で賑わうし、赤ちゃんが乗ってくると「かわいいねえ~っ」
とみんなでわいわいあやすしで、上りのときは自分の階のボタンを押し忘れて降り損ねる人
もいるくらいの盛り上がりよう。

そういうあけっぴろげな環境だから、乗って来ても挨拶もせずにむすっとした顔でひたすら
スマホをいじっているアジア人の若い人たちは「話しかけんなよっ」というオーラを撒き散ら
していて、いやでも目立ってしまう。ほとんどが1寝室の部屋の多い7階より下の階で乗り降
りするので、親が投資用に買った部屋に住んで学校に行っている中国人子弟かもしれない
か。だとしたら、中国人が爆買いするから住宅の値段が高騰して地元の人たちがマイホー
ムを買えなくなったと思われているので居心地が良くないのかもしれないし、単に英語が不
自由なのかもしれないけど、「ハロー」ぐらいは言ってもいいんじゃないのかな。いろんな民
族の人たちが英語が達者でなくても話の輪に加わっているんだから。

でも、小町横町でもマンションのエレベーターに他人と乗り合わせるのが嫌だというトピック
があったりするから、「人見知り」は中国人の専売特許と言うわけでもなさそうで、アジア的
な心理なのか、それとも何か特別な理由があるのかな。ワタシはひとりだけで乗っていると
何となく手持ち無沙汰の気分になる。ま、監視カメラがあるから踊ったりはしないけど。

マンション暮らしは退屈する暇がない

2017年10月17日 | 日々の風の吹くまま
10月16日(月曜日)。曇り。嵐が2つ、団子になって来ると言う予報で、灰色の空を見てそ
ういう季節だなあとため息。朝ごはんが終わったところでロウルから電話があって、持って
来るサーモスタットを決めるためにいろいろと質問。「じゃ、新しいのを調達して、そっちに着
いたらまた電話するよ」と言って、ロウルが到着したのは10時過ぎで、ビジター用の駐車場
に誘導して、ビジターパスを持って降りて行ったら、数年会ってないのにちっとも変わってい
ない。

全部で4ヵ所にある(旧式な)サーモスタットを、マンションの建設は何よりもコスト抑制第一
だからねえとおしゃべりしながら、てきぱきと温度の上下の時間をプログラムできるデジタル
サーモスタットに取り替えて、「はい、説明書はこれ」。駐車パスを返してもらうのに、きのう
エレベーターが途中で止まって乗っていた人が911番(警察・消防・救急番号)に電話して
救助してもらったと言う話をしながら、(無事に)地下1階まで降りて、いずれキッチンを改装
したいからマイクによろしく伝えてねと言って、さよなら。これで私たちの問題は解決。

きのう止まったエレベーター1号機はまだ修理中で、2号機に乗り合わせる人たちとあれこ
れ噂話。だいぶ前から18階あたりを通るときに「カッタン」という音がして、みんな何となく気
になっていたらしい。あれは去年の今ごろだったか、この1号機が故障して部品を取り寄せ
るのに1週間くらい止まったことがあって、ある日買い物に出ている間に2号機も故障して、
23階まで階段を上がって帰ったっけ。あれには参ったけど、途中で止まって閉じ込められ
るよりはずっとまし。管理組合ではメインテナンス業者との契約を見直しているところだそう
だけど、まだやっと築4年になろうというマンションなのに、困ったもんだなあ。

そういえば、先週あったフィットネスジムでの水漏れ騒ぎ。真上の部屋の洗濯機から下に水
が漏れたんだそうな。管理人のシェリーが時間外に呼び出されて、3階の部屋のドアをノッ
クしたら、ドアの下から廊下に水が流れ出ているのに「大丈夫です」という返事だったそうで、
「部屋中水浸しだろうに」とシェリーは呆れ顔。管理組合の保険の免責額は所有者が各自
の保険でカバーする決まりだけど、賃貸に出ているようで、どれだけ保険をかけていたのか
は疑問だな。マンション暮らしって、何やかやとあって退屈している暇がないね。