リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

結局は人間も車も動かないとダメってこと

2019年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月30日(金曜日)。☂☁。きのうからおなかの調子が良くなかったカレシは10時半のグループレッスンをキャンセルして「休養」。ワタシはぴんぴんしているから、もしかしたら車の修理/買い替えの件がストレスになっていたんじゃないかな。カレシには昔からいろんな情報やデータを調べたり分析したりして決断すべきちょっと重要な課題に遭遇するとおなかをこわす癖があって、一種の「過敏性腸症候群」なんだろうと思うけど、車の不調が無視できないレベルになって、修理するかどうか、修理したら不調は解消するのかと頭を悩ませ、買い替えるとすれば問題を起こさない車をちゃんと選べるのかと頭を悩ませしているうちにおなかがごろごろ。

ゆうべよりはましだけどせっせとトイレに駆け込んでいたら、ディーラーからブレーキの修理が済んだから取りに来いというメッセージ。朝からの雨も止みそうだし、「バルコニーに出ると気分が良くなるから、外の空気を吸って来れば回復するかも」と言うことで、午後に車を取りに行くことにして、ランチはおなかにやさしいきつねうどん。駅まで歩いて、おとといディーラーに車を預けて帰って来たときのルートで、電車→電車→徒歩で1時間半弱。暑くはないのに、雨上がりだからか蒸し暑い感じで、着いた頃には汗びっしょり。でも、おなかの具合は回復したみたい。

前と後ろのブレーキパッドを取り替えて、燃料インジェクターを洗浄して付着物を取り除いて、全部で見積もりよりもずっと低い6万5千円なり。支払いを済ませてキーを受け取って、車のところへ言ったら、おやぁ、ぴっかぴか。ついでに洗車もしてくれたらしい。寄付集めの洗車サービスで洗ってもらってから2年以上経っていて、地下の駐車場においているからそれほど汚れてはいなかったけど、またどっかで高校生とかの寄付集めの洗車サービスに遭遇しないかなあと言っていたところだったので御の字。まあ、洗わずに2年はいい方で、前のターセルなんか10年も洗わなかったから、廃車として寄付したときは白だった車体にコケの汁が染みて緑色の縞模様になっていたっけ。

三連休前の金曜日で早々とラッシュが始まっていた中を運転して帰って来て、「手応えが良くなった」とカレシ。どうやら不具合の原因はブレーキの磨耗以外は「走らなさ過ぎ」にあったような感じ。動き回るように作られている人間の体だって運動しなければ筋肉も関節も劣化するし、動脈硬化も心筋梗塞も起きるし、血液もどろどろになるんだから、走るために作られている車だってじっとしていたら同じってことだね。ま、9月になれば少しは走る機会が増えるだろうし、当分はちゃんと走ってくれそうなので、とりあえずひと安心。


車の買い替えはとりあえず修理してから

2019年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(木曜日 )。☀☀。目が覚めたら、先に目を覚ましていたカレシがいの一番に「とりあえずブレーキを修理して、買い替えは少しゆっくり考えることにした」と宣言。カレシは朝目が覚めたときに100ワットの電球が閃くんだそうで、特にすごいアイデアが浮かんだときなどは、ワタシが目を覚ますのが待ちきれなくて、「おい、起きろ」とやられる。けさは起こされなかったから特に名案てわけじゃないらしい。

朝ご飯を食べながら聞いていると、買い替えるにしても車種を選んだりオプションを注文したりで、引き渡しまで時間がかかるので、、とりあえず要整備のうちで、35%まで磨耗していたブレーキパッドを最優先で修理して(見積もり7万5千円)、調子に満足できなければすぐに買い替え、まあまあであればじっくり調べて、遅くとも春までには買い替えるというアイデア。なるほど。あまり使わないけどないと困るのが車なんだけど、走るための機械だから存分に走らせないとへそを曲げてしまうのも車。今回の不調はあんがい運動不足のせいである可能性が大きそうな感じ。要するに、use it or lose it(使わないとダメになる)ということね。人間と同じだな。

車の件は大枠が決まったので、午前中の日課を済ませてランチの後はカレシはスカイプレッスン、ワタシはミニチュアのキットを買って送ってくれた上海のセレナに代金の代わりに送るプレゼントを買いにメトロタウンへ。カレシはアクセサリーがいいんじゃないかと言うけど、セレナは30代前半で、イギリスの小売大手のバイヤーをしているキャリアウーマンだから、ファッションセンスがそれなりに洗練されていそうで、そっちの方にはあまり関心のないワタシが彼女の好みを推測するのは難しい。結局買ったのは、カナダの老舗デパートのハドソンズベイを代表する4色縞模様のトートバッグと、書店のIndigoで見つけたおしゃれな「パーソナルオフィス」(文房具やスマホを入れて持ち歩けるクラッチバッグ)とプラスチック水筒に入れて振って洗う枝豆形のスポンジ(これは日本製らしい)。

ついでにアジアスーパーのT&Tに寄って、H Martで買えなくなったものを調達。T&Tは台湾系の女性が創業して成功したアジア食品の大きなスーパーで、中国人が多いメトロタウン店では中国のどこかに迷い込んじゃったかと錯覚するくらいに中国人のバイタリティがむんむん。暑い中を電車なので、冷凍食品は避けて主に乾物を仕入れて、トートバッグが重いので駅からはバス。カレシにバスを待っていると電話したら「迎えに行こうか」。おいおい、車ないよ、今。自動応答サービス的にカレシの頭に録音してあるのがばれちゃったじゃないの。あはは。


とんとん拍子で車を買い替える方向へ

2019年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(水曜日)。☀☀☀。暑くなりそう。今日はちょっと早起き(と言っても7時半くらいだけど)して、朝ご飯を食べながらバンクーバーにあるディーラーの整備工場に車を持って行く算段。予約は9時半なので、まずガソリンを満タンにするのに15分くらい。トヨタのディーラーまでは渋滞がなければ20分くらいだけど、まだラッシュの時間帯なので数分プラスして、出かける時間を想定。帰りの最速ルートはカナダ線マリンドライブ駅まで徒歩25分(今日のウォーキング)、電車でシティセンター駅まで15分、そこからグランヴィル駅まで徒歩4分でエクスポ線に乗り換えてニューウェストミンスター駅まで27分、バスに乗り継ぐなら待ち時間を入れてさらに15分ほどで、ランチまでに余裕で帰って来れそう。ネットの検索はこんなときに便利だな。

何がおかしいのかああだこうだと説明して、オーダーにサインしてキーを預けて、予定の道筋をたどって帰って来たら11時15分。ランチのベジタリアンピッツァを食べながら、修理費用が嵩むなら新車に買い換えようかという話。買うとしたらどれがいいかなあ。大きい車はいらないので、エコーの後続モデルであるヤリス(ヴィッツ)かひと回り大きいカローラということになるけど、どっちも正面から見ると何とも間抜けなマンガっぽい顔。でも、月にせいぜい3、4回しか使わないから、やっぱりハッチバックのヤリスかな。

夕方になって、ディーラーから不調の原因は特定できていないけど、メインテナンスが必要な項目を整備したいと言って来たので、カレシが「内容を見て買い換えるかどうか分析したいので」整備項目のリストと見積もりをメールで送れと言ったら、早速来たメールのリストの後に「テクニシャンが娘のために買いたいと言っている」と書き添えてあって、ええ?つまり「不調」は整備をサボったツケが回って来ただけで、複雑な修理は不要ってことかな。カレシ曰く「走行距離が魅力なんだよ」。そっか。我が家のエコーは2005年型だけど走行距離はわずか2万6千キロ。トラックを売ったときも、10年落ちで1万キロを超えたばかりだったので、弟のジムが紹介してくれた中古車ブローカーが小切手を持ってすっ飛んで来たっけな。(後で聞いたら、売らずに自分で乗っているとか。)

晩ご飯を食べながら、この際だから買い換えてしまうかという方向に2人とも急速に傾いて来て、後でちょっとトヨタのサイトをのぞいてみたら、ヤリスは約150万円から、カローラは200万円から。トヨタはサイトで車種を選んでオプションを足して行くと「見積もり価格」が出る方式を取っていて、セールスマンと値段の交渉をしなくてもいい。うん、たぶんこれが最後になる車の買い替え、あしたにでもちょっと「見積もって」みようか。


のんびりすれば雑念、雑事、雑感

2019年08月28日 | 日々の風の吹くまま
8月27日(火曜日)。☀☀☀。今週はのんびりを心がけることにして、今日は朝からニューヨークタイムズのクロスワード。オンラインでやるときは、正解かどうかのチェックやどうしてもわからない答のヘルプを使わずに毎日連続して解き終えた日数をストリークと呼んでいて、解き終わらないうちにニューヨーク時間の真夜中(太平洋時間午後9時)を過ぎてしまうとストリークはストップ。前回は来客やミニ旅行で自己最高の63日でストップしたので、現在のストリークはまだ15日。

火曜日のパズルはまだ簡単なので14分で終了して、ストリーク16日。過去の統計のページを見ると、火曜日の平均所要時間は10分58秒(ベストは4分58秒)だから、今日はちょっともたついたみたい。計時をオフにしてやることもできるけど、用があって離れるときは時計を止めておけるので、時間的にも挑戦できるのは楽しい。やっぱり秒単位で時間と競争するスリルは何とも言えない。1942年2月にニューヨークタイムズ日曜版に掲載されてから今年で77年になるクロスワードパズルの名門だけど、現在のショーツ編集長は4代目で、デジタル時代にもちゃんと対応しているのは立派だと思うな。

パズルを片付けてメールをチェックしたら、おっ、上海からの小包が受取代行オフィスに届いている。ミニチュアの「バー」のキット2個で、中国の郵便局の横槍が入ったけど、今度はうまく届いてくれた。中国国内でアリババで買ったセレナが知らせて来た費用をカナダドルに換算したら、郵送料を入れてもアマゾン経由で(送料無料で)買ったときの半分以下だから、アマゾンのマーケットプレイスがぼったくりに見えてしまうな。受け付けた注文が紛失したとか中国税関で没収されたとか2度もキャンセルになったのに、カスタマーレビューをしろと言って来たのでその通りに書いたら、商品の紛失は「我々の落ち度ではないのでコメントを削除してくれないか」と懇願して来たのでびっくり。まあそれもそうだから削除してあげたけど、中国からの買い物は何かと冒険が伴うようで、いい経験になった。

小包を受け取って来たついでにロビーの郵便箱をのぞいたら、あら、銀行からRRSP(退職金貯蓄制度)の口座を年金の口座に転換する時が来たから、10月3日までにアポを取れというメール。71歳になった年の終わりまでに手続きをすることになっているので、いよいよ来たかぁって感じかな。稼いでいたときには限度いっぱい払い込んでいたら、いつの間にか毎月20万円の個人年金が入る金額。来年からは所得税対策がタイヘンだなあ・・・。


公共交通機関は便利になったけどタクシーは・・・

2019年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月26日(月曜日)。☀☀☀。夏再来かという感じだけど、朝のウォーキングで顔や腕に当たる風はもうすっかり秋風という感触。ワタシは暑くなると体重が増える傾向があって、間食はしないし、冷たいものもあまり飲んだり食べたりしないので、たぶん猛暑のストレスによる基礎代謝の変化のせいだろうと思っていたけど、この夏はずっと減り気味のまま。まあ、食欲はいたって普通だし、運動量は変わっていないし、この1年半の間小刻みに上下していた範囲内で下の方に振れているだけなので、別に意味はなさそうだけど。
                              
朝からカレシに引越し前に行っていたバンクーバーのトヨタディーラーの予約を取ってねぇとささやき風キャンペーン。ストレートに言うと「そのうちに」で終わるけど、後は任せたよぉと放っておくと重い腰を上げるのがカレシの行動パターンで、案の定5分もしないうちに「電話番号、わかる?」と来たから、予めメモしておいた番号をはい、どうぞ。車はめったに使わなくなったとはいえ、秋になるとまた何かとイベントがあって必要になるので、不調の原因を調べて修理しておかないとね。ということで、番号を渡して10分もしないうちに水曜日の朝に車を持って行くことになって、本日の「やること」その1(カレシ担当)が終了。

今日の「やること」の残りは全部ワタシの担当で、まず銀行のサイトでメインのクレジットカードの支払い手続きをして、3種類の口座と3つのクレジットカードの明細に異常がないことを確認して、銀行業務は終了。続いて、Arts Clubのサイトで9月末のスコッチ試飲会第4回のチケットを買って、来週の新シーズンキックオフパーティに(ワタシだけ)出席の返事、そして第1作のオープニングナイトはレセプションだけ出席の返事。それまでに車が戻って来ているといいけど、公共交通機関がすごく便利になったおかげで、いざとなれば電車とバスを乗り継いで行ける場所だし、スコッチ試飲会の会場の方は電車1本で行けるので大丈夫。

車の整備工場からも、ウォーキングを兼ねて20分ちょっと歩けば電車を2本乗り継いで帰って来れるから、車ってほんとに必要なのかと考えてしまうな。来月半ばからはバンクーバー圏でもやっとUberとLyftが解禁になるので、十分に定着したら、もう車は不要になるかもしれないな。もっとも、猛反対のタクシー業界をなだめるために、タクシー運転手と同じクラス(普通免許の一段上)の免許の取得を義務付けているし、業界は対抗手段としてKaterというサービスを立ち上げているので、需要をまかなえるだけの数になるかどうか疑問。まあ、ずっとタクシー不足に悩まされて来た利用者としてはUberでもLyftでもKaterでも何でも、とにかくタクシーが増えればそれでいいんだけど。


リタイアしたらゆったり、のんびりは言うが易し

2019年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月25日(日曜日)。☀☀。8月もあっさりと最後の週になって、夏もちょっと最後のひとがんばりかな。それにしても今年の夏は「涼しかった」という印象が強い。ときたま暑くなった以外はごく平均的な気温だったそうだから、これがバンクーバー圏の普通の夏のはずなんだけど、何かパッとしない感じだったのはその前がふた夏連続して異常に暑かったせいだろうな。いつもより雨が多かった気もするし・・・。

疲れが出るほどの夏でもなかったのに、何となくばて気味というか、だれ気味というか。何と言うか時間を追いかけるのに忙しかったような気がする。リタイアしたら時間の足がこんなに速くなるとは思ってもみなかったな。仕事に追われる毎日にさよならして、後はゆったり、のんびり・・・というのがリタイアすることの趣旨じゃないかと思うんだけど、現実は甘くなかったなあ。カナダでの共働きの年数に日本での高校を出てから勤めた年数を合算したら、ほぼ50年近く働いた勘定で、50年を「半世紀」と言い換えると長いなあという感じがする。その間に棚上げしていた「やりたいこと」がうず高く積み上がって、リタイアしてからそれっとばかりに張り切りすぎたきらいもあるかな。だって、ゆったり、のんびりのリタイア暮らしには「人生の残り時間」という厳然とした枠があって、それがどれだけのものか知る由もないから、ついつい「今こそがやりどき」と腕をまくってしまうんだよねえ。

もしかしたらこれがワーカホリックのなれの果てなのかもしれないけど、ここらでちょっとペースを緩めた方がいいのかな。リタイア暮らしはあせらず、あわてず、ゆったり、のんびりのマイペースで・・・は言うが易しで、現実はそうはなかなか簡単には行かないものらしい。カレシがリタイアを勧めて来たときに、主婦業に専念するのは再就職するような感じがするから、今まで仕事に費やしていた時間はカレシと同じように自分のために使うよと宣言したんだけど、長年の在宅自営業でいつも仕事と家事がどうしようもなく交錯していたから、自分の時間と家事の時間の線引きもけっこう難しいところがある。

ま、新学年が始まる9月1日が今年は切りのいい日曜日だから、今週はあわてず、あせらず「リタイアばて」を退治して、来週からは心機一転でゆったり、のんびりのリズムをつかめるように・・・あら、そこでがんばったら、結局は元の木阿弥になってしまいそう。やれやれ、何を考えているやら、もう。


オークションでまたすごい宝物を射止めた!

2019年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月23日(金曜日)。☂☁☁。涼しいんだか寒いんだか、よくわからないけど、一気に秋が来たと言う感じがする。北緯49度の夏はやっぱり短いね。

☆☆また遊びすぎ☆☆

8月24日(土曜日)。☀☀。目が覚めたら何と9時過ぎ。ゆうべは遊びすぎたと言うか、飲みすぎたと言うか。朝ご飯が済んでさぁてと言う頃にはもう10時で、大汗をかいて床掃除が終わった頃にはもう正午。まあ、朝ご飯が遅かったので、ランチが12時半を過ぎてもおなかは空かなかったけど。

きのうはArts Clubの夏の終わりのディナーパーティ。会場はグランヴィルアイランドのホテルのレストランで、ファンドレイジングの一環なので、参加費1人2万円の一部が寄付になる他、サイレンとオークションがある。パッケージはスポンサーが寄付したワインや旅行券で、入札用紙には相場の価格が書いてあって、最低価格から小刻みに上がる入札価格が並んだ表に名前を記入して行くしくみ。テーブルにも入札用紙が置いてあって、ディナーが終わる頃に締め切って、最高の価格をつけた人が落札者として発表される。(落札価格が一定の金額を超えるとその分は税控除対象の寄付扱い。)

会場に着いて、粋なファシネーターを被って来た仲良しのケイトやいつもながらの奇抜な服装の専務理事ピーターとスパークリングワインで乾杯。そばのテーブルに7つくらい並んだオークションのパッケージを見ていて、ロット3のカードに「連続して大ヒットのママさんコメディ『Mom’s the Word』のキャスト(脚本グループ)と、その1人の家でのディナーに4名さまご招待」。とたんに、あっ、これはいただきっ。そばにいたカレシは諦めに近い顔。最低入札価格は7万5千円で表の一番下は9万5千円。ディナーはいつも人気なので、どこから始めたら確実に落とせるかなあと思案していたら、表の下に「10万円で即落札」と書いてあるじゃないの。つまり無競争で手に入るってことで、よっしゃぁと名前を書き込んだ用紙をイベント担当のアレイナに渡して、ばんざぁ~い。近くにいたリチャード(私たちの遺言書を管理している弁護士さん)に「心臓は大丈夫か」と聞かれて、カレシは「覚悟してたよ」と苦笑。

ワタシはまたもや「すごい宝物」を射止めてホクホクして、前菜(白)、メイン(赤)、デザート(ロゼ)とペアリングしたワインをお代わりして、家に帰り着いた頃にはほろ酔いを少々通り越した酔い加減。だって、すごぉ~くうれしかったんだもの。かのコンマリはお片づけで人生をときめかせるんだそうだけど、ワタシは余分にあるお金は人生がときめくことに使うことにしているの。お金って、どんなにたくさんあってもあの世には持って行けないものなんだから、元気に生きているうちに使って楽しまにゃ損損、じゃない?


1日中よく歩いたから手抜きのごちそうはご褒美

2019年08月23日 | 日々の風の吹くまま
8月22日(木曜日)。☀☀☁。木曜日は主にカレシが忙しい日だけど、カレシがもう何日もSDカードを買いたいと言っている(けど一向に腰を上げない)し、ワタシは空になった炭酸カートリッジ2本を新しいのに取り替えておきたいし、何よりも車の強制保険の更新期限まであと2日。どれも向かいの6番ストリートなので、朝のうちにカレシをせっついてやっつけることにした。車の保険は、新しい方式では走行距離が年に5千キロ以下の場合に10%割り引きになるんだけど、施行が9月1日からなので1年後までお預け。でも、自動非常ブレーキ付きの車ならさらに10%の割引があるそうなので15年落ちの車の買い替えを考える価値がありそう。保険の手続きが済んだら、並びのLondon DrugsでSDカードとカートリッジを買って、朝の用事が完了。

ランチの算段をしていたら、研磨に出してあったコンタクトレンズが戻って来たという電話。待っている間に使っていた予備の古いレンズは何となく寄り目的で焦点があっていない感じだったので、うれしいっ。ランチの後でカレシがエスターとレッスンをやっている間に、2丁先の行きつけの眼科にひとっ走りしてレンズを引き取って来た。相当な傷と汚れが付いていたそうで、来年の春に取り替えるまでピカピカでいてくれたら御の字。何たってこれからやりたいことはどれもけっこう目を酷使するので、今まで以上に大事にしないとね。

眼科の帰りにモールの生鮮食品のKin’sに寄り道して、今が旬の地物のとうもろこしをチェック。小ぶりだけど粒がぷちぷちしていて、3本100円。その足で2階下のスーパーに行って朝ご飯のジュースの他にコールドカット(スライスしたハム、ソーセージ)を買って、Kin’sに戻ってとうもろこしを6本。近くに大きな白桃が積んであったのでついでに2個。帰って荷物を降ろしたら、今度はすぐに逆方向のファーマーズマーケットを目指しててくてく。いつものブリオシュローフの他に、奥さんとすっかり顔馴染みになった農場のテントで黄色と緑のパティパンかぼちゃ、大きな黄色いトマト、エシャロット。上り坂をてくてくと歩いて帰って来たので、カレシは日課のウォーキングもできて一石二鳥。

晩ご飯はカレシが食べたいと言ったとうもろこしとコールドカット。とうもろこしはスチーマーで蒸して、昔はバターを付けて塩を振って食べていたけど、今は蒸したての熱々に胡椒をがりがりと挽いてかけるだけ。地物の朝もぎとうきび(と言わないと気分が出ない)は甘くて、歯ごたえがあって、今どきは何よりのごちそう。晩ご飯としてはいたってシンプルで簡単すぎだけど、今日は重いトートバッグを担いで1日中よく歩いたから、手抜きでごちそうはごほうびってことで。


郵便局だって時代の流れに乗らないとね

2019年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月21日(水曜日)。☂☂☁。本気で降っている。みんな「PNEが始まったからねえ」と、PNEにまつわる雨のジンクスを持ち出しては「夏も終わりだねえ」。さっそく今日のウォーキングには黄色いレインスリッカーとハンターグリーンのウェリーズ。この組み合わせで雨の中に出て行くと、なぜか子供に戻ったような気分になって、水たまりでバチャッとやりたくなるから不思議。

月曜日の夜に注文したミニチュア部品のうち、ビクトリアから取り寄せたワイングラスが早々と到着。きのうカナダポストから「引受け確認」のメールが来たと思ったら、午後には「明日午後2時~4時に配達予定」のメールが来てびっくり。オンラインショッピングの発展で小包配達の需要が高まったのはいいけど、手際のいいFedExやUPSとの競争が激しくなって、カナダポストとしてもちょっと慌てたんだろうな。民営化されてずい分長いこと経つけど、その間に郵便事情も物流事情も様変わり。切手を貼った封筒をポストに入れることもめったになくなって、郵便物と言えば購読雑誌や通販のカタログとチラシ。ロビーの郵便箱はほぼ毎日チラシがぎっしりで、そばに専用のゴミ入れがあるくらい。郵便小包は通販の商品から個人の小包まで確実で早い宅配大手が乗り込んで来て、もう昔のようにちんたらちんたらやってたら存亡にかかわる情勢。

ほんとにカナダポストの変わり様にはびっくりするばかり。昔は郵便職員組合が独占的な立場をいいことにごり押しに次ぐごり押しの賃上げ闘争をやっていて、ワタシが来て間もない頃には全国ストをやって43日間も郵便を止めたくらい。あの頃はまだコンピュータもインターネットも電子マネーもなくて、請求書はもっぱら郵便だし、各種の支払いも年金も小切手を郵送していたから、郵便が止まるとお金の出入りも止まってしまってタイヘンだった。あれはもう遠い昔の話で、今はコンピュータシステムがダウンするとお手上げになるという時代。

買い物から帰って来て郵便箱を開けたら、あら、小さな小さな小包。エレベーターホールの隅にある「小包ボックス」の大きな鍵が入っていると思っていたから、ちょっと拍子抜け。この小包ボックスはカナダポストが設置したもので、無料だし、不在通知を持って翌日に(道路向かいだけど)郵便局まで取りに行かなくてもいい、カナダポストとしてはめずらしく気のきいたサービス。夜になって「配達しました」という確認メールが来て、カナダポスト、なかなかやるじゃないのと感心・・・。


楽しく遊んで過ぎた月曜日

2019年08月21日 | 日々の風の吹くまま
8月19日(月曜日)。☀☀。

☆☆遊びすぎ・・・☆☆

8月20日(火曜日)。☀☀☁。天気は下り坂のようで、急に秋の気配。見上げた空の青も何となく秋っぽい抜けるような青さ。8月も下旬だから、ほんとに秋はもうそこまでってところ。今年の夏は異常に暑くならなかったおかげで、金魚鉢のオフィス以外は窓やパティオドアの開け閉めだけでいたって快適だったし、何よりも大規模な森林火災がなくて何日も煙に包まれずに済んだし、過ごしやすい夏だったと言えるかな。

きのうはいつも世話になっているArts ClubのDevelopment(ファンドレイジング部門)のスタッフを連れての女子会ランチで、カレシ用にツナサンドを作っておいてお出かけ。電車の中でベビーカーで眠っていた9ヵ月くらいの女の子が目を覚まして口を丸めてワタシの方を見たので、ワタシも口を丸めたり、にこっと笑ったり、舌を出したり。赤ちゃんがもっと遊ぼうというオーラを送って来るので、調子に乗って顔と目だけで「お話」。あんまり楽しかったもので降りる駅を乗り過ごすところだった。降りるときに若いママに「バイバイは?」と言われた赤ちゃんがぷっくりした手をひらひら。かわいぃ~いっ。

ランチは7人でぺちゃくちゃ。考えたら、部長のキャシー以外はみんな孫世代と言える20代半ばなんだよねえ。だからと言って、ちっとも年齢のギャップを感じないワタシはやっぱりどっかでずれているのかなあ。みんないい子たちで楽しいから年の違いを考えることがないんだけど、赤ちゃんと何か話が通じたような気分になったりして、やっぱり「世間一般」の年相応の基準で計ったら、たぶん手の施しようのないずれまくりってことになりそうだな。まあ、元々「箱の外」で生まれたようなもんだし、そのまま71年も生きちゃったんだから、今さらどうでもいいけどね。

持って行った「バー」のミニチュアの説明書をキャシーに見せて、サッカー試合の映像や雑誌をArts Clubのポスターやプログラムに、ビールのジョッキをワイングラスに替えて、ラウンジのバーの隅っこに飾ってもらおうかと思ってるのと言ったら、「バーの新装開店祝いになるわよぉ」。うん、グランヴィルアイランドでの第1作は10月初めのワタシがパトロンになっているコメディ『The Birds and The Bees』だからちょうどいいかもしれないな。テレビ画面を七面鳥がブラジャーをくわえている愉快なポスター(下)に替えてね。ということで、大いにやる気になって、晩ご飯の後は縮尺1/24のワイングラスを探してググりまくり。海峡の向こうのビクトリアとアメリカはオハイオ州のスプリングボロというところに品揃え豊富なミニチュアの専門店が見つかって大感激。さっそくワインのグラスやびんをまとめ買い。やったぁ。よぉし、これで9月のミニチュアが決定。小さめだから我が家のと2つまとめて作っちゃおうっと。

   


年を取るにつれて刹那的になると人生が楽しいかも

2019年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月18日(日曜日)。☁☀。ゆうべはきれいな夕焼けだったのに、またどんより。でも、雨の予報はなし。PNEが始まると雨が降り出すというジンクスがあって、これはけっこう当たるようで、実際に2週間ずっと雨ばっかりという年もあったけど、今年は大丈夫らしい。まあ、メトロバンクーバーは地形が複雑なせいで、微気候の集まりになって天気予報が難しいらしい。でも、猛暑のヨーロッパや日本を尻目に、今年は最高気温がおおむね20度台前半のごくごく普通の夏・・・。

きのうはなぜかちょっとばかり「なぁ~んか調子が今ひとつ」だったけど、今日はわりと上げ調子。気が付かないうちに疲れていたのかもしれない。やっぱり年かなぁってことになるんだろうけど、先週はああだこうだと脳みそが忙しく回転していたような気がするから、原因はそっちかも。まあ、人間の脳と体にはうねる波のようなものがあるようで、毎日が時間割に制御されているときは意識的に平坦化していたようなんだけど、その時間割がない生活になったらもろに波乗りの状態になってしまったのかもしれないな。なぁ~んて取りとめもないことをやたらと考えたりするから、波のうねりが大きくなってしまうとか・・・。

今のはそれほど大きなうねりじゃないので、ここは仮想サーフボードに寝そべってばちゃばちゃやりながら、次のいい波を待つことにするか。リタイアして仕事の拘束から解放されたとたんに人生の時間が残り少なくなっていることに気づいたけど、どれだけ残っているのかと考えるよりも、どれだけでもいいから残っている時間は好きなように使って目一杯楽しむのが得策じゃないかな。そこで、限りのある残り時間を目一杯楽しむためにはどうしたらいいか。たくさんあるやりたかったことや趣味に目一杯好きなだけ没頭したら「楽しい」かな。好きなことに没頭するのもいいけど、目一杯が手一杯になって、精神的に一杯になってしまわないのかな。

目一杯楽しもうとがんばり過ぎて手一杯になってしまったら、好きなことをしているはずなのにちっとも楽しくないってことになってしまうわけで、人生ってほんとにパラドックス満載。じゃあどうすればいいのか。第一にはがんばり過ぎない(つまり欲張らない)ことかな。楽しければだらけモードでいるのも良し。残り時間の長短は神さましか知らないんだから、今ある時間を楽しむのが一番。刹那的かも知れないけど、「刹那を大切にすること」を説いたのは他でもないお釈迦様なんだし、シニアの人生は限りなく「ジ・エンド」に近いんだし・・・。


秋を控えて引越しラッシュ/中国の不思議な郵便事情

2019年08月18日 | 日々の風の吹くまま
8月17日(土曜日)。☁☁☀。もうまた土曜日。今日からバンクーバーで夏の終わりを告げる大イベントPNEが始まる。1910年に農業共進会として始まったので今年は第109回。併設の遊園地には1958年にできた木製のジェットコースターが今でも動いている。主に食べ物屋とアトラクションの田舎のカーニバルの雰囲気で、新婚の頃にカレシと行って、的にボールを当てるゲームをやったら、当たり続きで景品のぬいぐるみがどんどん大きくなって、最後はワタシの背丈もある真っ赤なクジラのぬいぐるみ。(バスで持って帰るのにひと苦労した・・・。)PNEの目玉は昔から景品の「家」。開催期間中は一般公開されるので、「夢の家」をひと目見ようという人たちの長い行列ができる。もっとも、バンクーバー圏のマイホーム高騰で、最近はずっと内陸のリゾート地に建てられるから、マイホームを夢見る働き盛りの人に当たってもちょっと困るかも。

午前中いっぱい、床掃除をして、洗濯をして、ごみを捨てに行って、と大車輪でやっていたら、額の大汗が目に入って来てタイヘン。さして暑くもないのに、今日は何かすごぉ~く疲れた。引越しでエレベーターが1台ブロックされているので、待ち時間がやたらと長い。8月は引越しが多くて、これで3日連続。管理会社サイトのカレンダーを見ると、明日は午後、さらに来週も土曜日の午前中、日曜日は午前と午後(ほぼ1日中)とフル回転。(月末は法定祝日なので引越しはできない。)だいたい午前中の引越しは退出で、午後のは入居、月半ばや月末の引越しはほとんどが賃貸に出ているユニットのテナントの交代かな。

家事を感張り過ぎて?くたびれたから、午後はだらけモード。上海のセレナから今度はミニチュアキットの小包をうまく送れたとメール。おまけで入れた(観光みやげの)冷蔵庫マグネットが引っかかったので、取り出して送り直したと言う話で、前にカレシ宛に小包を送ったときは3個も入れて問題なかったのに何なんだ、もう。このキットはアマゾンで注文したら中国の税関で止められてキャンセルされ、再度注文したら広州の別の販売元から無事に届き、念のためにとセレナに個人的な小包として送ってもらったら郵便局で止められた、もう呆れるしかないようないわくつき。それにしても、中国ってほんとにムラっ気な不思議の国。

おかげで同じキットが4個になっちゃったけど、「バーの風景」なので、1個は我が家のホームバーに置いて、1個は装飾のテーマをスポーツから芝居に変えてArts Clubに寄贈しようかな。今ラウンジを改装中のグランヴィルアイランド劇場に置いてくれるかな。何だったら3個あるから3つの劇場全部に・・・は、ちょっと欲張りかなあ。


シングルモルトは煙たい潮風の香りがいい

2019年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月16日(金曜日)。☁☁。朝からどんよりした空模様で、ちっとも夏らしくない。クルーズの日程が一応ほぼ確定したので、カレシは昼前にヨーロッパ組のグループレッスンがあるけど、ワタシはまただらぁ~ん。なぁ~んだかちょっとだらけ過ぎだなあ。まあ、「納期」という縛りがあった現役時代と違って、リタイア生活ってすべてがアモルファスな感じで、時々つかみどころがなくなるのが悩みと言うか扱いにくいと言うか。だからって、現役時代に戻りたい気持はさらさらないんだけど。

ロボコールの迷惑電話対策として、夜遅くから朝起きるまで電話が鳴らないようにしているんだけど、朝起きてから設定を元に戻すのを忘れることが多くて、今日もふと電話を見たら「ボイスメールあり」。トロントのデイヴィッドからで、カレシがチェックして「ローマにホテルを取るのをやめたって」。そっか、私たちのローマ行き便がパリ経由に変わってトロントから同じ便で行けなくなったし、おととしだったかすでに旅行したところなので、高い宿泊料を追加する意味がなくなったってことかな。まあ、船に乗ったら10日間ずっと一緒なんだから、いいじゃないの。

今夜はArts Clubのファンドレイジングでシングルモルトスコッチの試飲会第3回。Juraという聞きなれないブランドなので興味津々。試飲会初回のグレンリヴェットの15年物はちょっとおすましな感じで、今のところワタシのお気に入りは第2回のグレンフィディックのFire & Caneという「煙たい」やつ。子供の頃に浜辺で焚き火をしながら冷たくて泳げない海で遊んだ、あの潮風と焚き火の燻った煙が混じった匂いが懐かしく思い出されてすっかりはまってしまったけど、さて、今夜はそのFire & Caneを凌ぐ逸品に出会えるかどうか。(この飲兵衛ぶり・・・。)

会場はオリンピックヴィレッジのBMOセンターなので、早めに晩ご飯を済ませたら電車で直行。いつものようにメニューの紙の上に並べた4つのグラスに試飲サイズのスコッチ。Islay島の隣にあるJura島の蒸留所の歴史とピーテッドとアンピーテッドを別々に蒸留、熟成させてから2:8の割でブレンドして仕上げる独特の製造法の説明があって、4種類を順に試飲。ワタシは2番目に飲んだ10年物のまろやかな煙たさが気に入って、カレシも一番というので、その場で1本お買い上げしてにっこり。(ほんとに飲兵衛だなあ・・・。)

   


要するにオールインクルーシブは前払い方式

2019年08月16日 | 日々の風の吹くまま
8月15日(木曜日)。☀☀。今日もいい天気。目が覚めたらカレシがとうに目を覚ましていて、「キミのいびきがうるさかったんで小突いた」。へえ、それは知らなかった。「じゃ、恨みなしってことだな」。でも、知っちゃったからには恨み100%!「あは、言わなきゃよかったか」。そう、口は何とかの元だもんね。今度アナタがいびきをかいたらど突いちゃうよ。「オレはいびきはかかないよ」。盛大なのをかくよぉ。眠ってるから知らないだけの話だってば。と、朝からこんな軽口を叩き合ってるってことは、今日ものどかな1日ってことかな。

カレシは3つのレッスンが全部キャンセルになったので、代わりにレッスンのリクエストをして来た人と「面接」。毎日けっこうな数のリクエストが来るんだそうで、「どこで聞いて来るのか知らないけど、めんどう見きれないよ」。ずっと前にスカイプにそういうコミュニティがあったから、そのときの情報が今でもネット空間を徘徊してるんじゃないのかな。世界中に英語をマスターしたい人が星の数いて、ただで教えてくれるネイティブスピーカーを探しているってことだけど、英語を教えて稼ぎたい人は大勢いても、「ただ」で教えるという人でヘンな下心がなくてまともに教えられる人は少ないのかもしれない。まあ、教えて欲しいと言って来る人たちの中にもヘンな下心を持っている輩がかなりいるらしいけど。

ジェフからローマ行きの飛行機便が決まったとメールがあって、当初はエアカナダでトロント経由だったのが、エールフランスでパリ経由になっている。エアカナダは確定済みだったので、2人分の変更料が3万円、エールフランスは初めてだから、まっ、いいか。思うに、オールインクルーシブをうたい文句にしているクルーズ会社はこういうところで稼いでいるんだろうな。「オールインクルーシブ」は宿泊、飲食、娯楽すべて込みでいちいち払う必要がないのは便利だけど、すべて「前払い」しているだけの話。往復のエコノミー運賃を含めたりして「お得感」を強調しているけど、クルーズ前後のホテル宿泊を追加したり、ビジネスクラスにアップグレードしたりすると高額な追加料金をばっちり。で、早々と全額前払いさせておいて、最後に(たっかぁ~い)キャンセル保険はいかが?

お得かどうかは客が決めることで、だから朝昼晩シャンペンを飲みまくる人がいるのかもしれない。(私たちは前回まずいシャンペンの代わりにプロセッコを飲んでいたっけ。)要するにAll you can eat/drink(食べ放題/飲み放題)と同じということになるけど、おかげでいろんな人のいろんな価値観が観察できるのはおもしろいな。


クルーズはいろいろと予約しておくものが多い

2019年08月15日 | 日々の風の吹くまま
8月14日(水曜日)。☀☀。暑すぎなくてちょうどいい夏日和。ミニチュアをひとつ完成した次の日はいつもなぜかだらぁ~ん。指先のちっちゃなものを見つめ過ぎて寄り目になったような感じがする目を休めるために、ペースを月1個と決めているので、来月までの残る2週間は何をしよっかなぁと思案投げ首。やりたいことが多過ぎて迷ってしまうんだよねえ。

とりあえず、12月のオーストラリア~ニュージーランドクルーズの寄港地でのツアーやレストランの予約受付が始まって、ジェフに早めにやっておくように言われているので、メルボルンは市内観光は後回しにして、早くに予約して払い込んだご褒美?で無料で行けるマーク・ビンセントという人気歌手のコンサートを予約。ツアーはまずタスマニアから。タスマニアンデビルとウォンバットに会いたいから「ボノロング野生動物保護区とリッチモンド」。ニュージーランド側で最初の寄港地ダニーディンは、やっぱりタイエリ渓谷鉄道だな。これは6時間のツアー。クライストチャーチはツアーの数が多いのでゆっくり考えることにして、次のピクトンでは絶対にワインの産地マールボロのワイナリー巡り。最後のタウランガはどこを見たいか決めかねて後回し。終点のオークランドは私たちの帰国便が午後8時過ぎなので、午後4時半以降に出発する客だけを対象にした「市内観光と空港送迎」。

年を取ってくると、大きなスーツケースを抱えての旅では空港や船、ホテルなどの間の移動・送迎サービス(トランスファー)が何よりもありがたい。オールインクルーシブのパッケージはだいたいトランスファーが含まれているけど、クルーズ会社が決めるホテルや航空会社を変更するとこの便利なサービスは受けられなくなってしまう。クルーズ後のツアーパッケージにカルカソンヌとバルセロナ空港への送迎を含めてもらったのはこのためで、高くても私たちにはそれだけの価値があると思っているんだけど、クルーズに同行する弟のデイヴィッドはローマでもバルセロナでもクルーズ会社指定のホテルが高すぎると言って、さっさと自分で安めのホテルを予約。結果的に移動も自己責任というわけだけど、カレシ曰く「あいつはおじいちゃんのスコットランドの血が濃いからなあ」。(スコットラン人はどケチで有名・・・。)

さて、要予約のレストランは寄港地のない日に絞ることにして、ぼちぼちと予定を組んで行こうか。かなり高額なカバーチャージが必要なフレンチのLa DameもジャパニーズのKaisekiも前回あんまり感動しなかったんだけど、どうしよっかなぁ・・・。