リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

車でわずか8分のホテルに一夜の逃避行

2024年07月29日 | 日々の風の吹くまま
7月27日(土曜日)。☁🌤☁。ゆうべは何度も目が覚めて、亡くなった甥のことを考えて、涙があふれて来て、あまりよく眠れなかった。いつもラップトップの前に座っていて、ネットの扱いには慣れていた彼のことだから、現実世界と仮想現実の世界の間で広く深く考えた末の決断で、もうひとかけらも迷いはなかったんだと思う。だから、眠っているように穏やかな表情だったんだろうな。残された家族にとっては末っ子であり、弟であり、甥であり、いとこであった彼の死はつらいことだけど、彼のひとりの人間としての意思を尊重してあげなければと思う。そう思うたびに目が潤んできてしまうけど。

朝ご飯を食べ終わった頃には、もうリビングの窓の下の5番アベニューで6番ストリートを通行止めにする準備。午後4時からだってのに早いなあ。いつもならウォーキングに出かける10時にはストリートにクラフトショップのテントが並び始めたので、こりゃモールまで行くのがめんどうそうだから、ホテルにチェックインしたら川べりのプロムナードを歩けばいいやと、今日のウォーキングは中止。ぼつぼつと持って行くものを集め始めたけど、1泊だけだから着替えは不要だし、身だしなみセットは歯ブラシとフロスと歯磨き、KLMのビジネスクラスのポーチに入っていた保湿クリーム、折り畳みのヘアブラシと爪切りで十分。カレシは夜レッスンがあるのでその準備をして、ワタシはラップトップと携帯を充電して、ワードのファイル2つと2CELLOSのクラシックコンサートのファイルをサムドライブに入れて、後持って行くものはヘッドフォンとホワイトノイズマシンと小さい方のカメラと・・・まあ、そのくらい。まとめてみたら、パソコンバッグ2つと(スリングバッグを中に入れても重くないトートバッグひとつ。Travel light(旅は身軽に)のお手本だな。

ランチが終わって、食洗機を回して、バルコニーに放置していたごみの袋を地上階のゴミルームに捨てて来た頃には6番ストリートのメインステージのある方からくぐもったズンドコズンドコ。まだ2時を過ぎたばかりだけど、もう機材のチェックをしているらしい。カレシが3時からレッスンを始めて、その間にワタシは食洗機から食器を出して片付けて、シンクをさっと洗って、ジーンズとTシャツに着替え。レッスンが終わったところでパーティ開始の午後4時。窓から見たら人出はまばら。今夜はバンクーバーで最終日のl花火大会があって、40万人くらい集まると予想されているから、みんなそっちの方に行ってしまってるんじゃないかな。グッドラック。それぞれのUPSの電源をオフにして、扇風機のプラグを抜いて、寝室からリビングまで全部ブラインドを下ろして、ラジオを消して、いざ出発!駐車場を出て、ホテルの駐車場に入るまで約8分のドライブ。線路を越えてまっすぐ行けたら5分で済みそうな距離で、荷物がなければ運動がてら歩いて行けてしまう近さ。



観光地じゃないから、ホテルは飾りっ気がなくて、いたって簡素で居心地満点。ビジネス客志向のようで部屋には2人並んで座れる長さのワークデスク(とオフィス用の回転椅子がひとつ)。さっそく川べりの遊歩道から踏切を渡って、うらぶれた感じのフロントストリートを歩いて来て、ホテルのレストラン(昔からバンクーバーで名の通ったレストランの支店かな)で3コースの海鮮料理。周辺のタウンハウスやタワマンの年配の住人が常連客のように見えた。部屋に戻ったら、揃ってヘッドフォンをしてデスクに向かって、カレシは上海のセリナのレッスン、ワタシは2CELLOSを聞きながらブログ書き。バルコニーに出て行き来するタグボートの写真を撮っていたら、長い、長い、長い貨物列車がゴトゴト、ガシャン、ドシャン。新築の52階建てタワマンのすぐ下の踏切は赤ランプが点滅してカンカンカンカンと鳴りっぱなし。踏切をクリアするのにゆうに15分かかって、青ランプに変わったのもつかの間、5分もしないうちにまた長い、長い、長い貨物列車がのろのろ。ホテルは防音性が良かったし、私たちはヘッドフォンをしていたので気にならなかったけど、ウォーターフロントに聳えるタワマンや線路沿いのマンションはしっかり防音してるのかな。踏切が整備されて汽笛を鳴らさなくなったのはいいとしても・・・。


サテライトオフィス?

川べりの遊歩道

タグボートはマッチョでかっこいい

どこまで続くの、この列車



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