リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

貧すれば鈍すると言うけれど

2013年11月30日 | 日々の風の吹くまま
雨。カレシはトラックの「運動」に郊外まで買い物に行くという前夜の提案をさっさと撤回。ブ
ラックフライデイの後の土曜日で道路は混んでいそうだし、差し迫った買い物も今のところ
はないから、まっ、いいか。11月最後の日だし(は関係ないけど)、今日は2人揃って日が
な1日全面的に「だらけ」モードで行こうね。

小町横丁の井戸端会議はまた子持ちと子なしの争いで燃えている。中身はいつもと同じだ
から、もう一種の定例会議みたいなもんだけど、日本ほど子持ち対子なし、専業主婦対兼
業主婦といった価値観の押し付け合いで盛り上がる国はないんじゃないかな。しまいには
何となく異端裁判のようなきな臭い雰囲気まで漂って来る。おまけに「国営放送」のNHKが
子なしの老後がいかに悲惨か?という、何かきな臭い番組を放送したらしく、横丁では「こう
ならないように子供を作れ」というメッセージと受け取られたような印象。はて、結婚願望は
あるんだから、いっそのこと検査で子供を作れると判定された若い男女全員を何とか教会
式に集団結婚させて、産めよ増やせよ・・・は、いくら少子化対策でもきな臭すぎるか。

隣の井戸端では、30代独身女性正社員が、繁忙期で雇われた派遣社員が夫が交通事故
で(大)怪我をしたからと仕事を休んだと非難。カバーするのにみんなで夜の9時まで残って
仕事をしたんだそうな。翌日は上司が定時退社できるように仕事量を減らす指示を出した
けど、わざと定時には終わらない量の仕事を回して「無責任に帰るのかな」と窺っていたら、
6時には(ノーミスで)仕事を済ませて帰ってしまったと憤懣やるかたない様子。上司の指示
を無視してわざと残業させようとしたのは「いじめ」に他ならないけど、それを一般公開の掲
示板に得々と書く頭の軽さもすごい。いくら匿名でも、同僚か誰か荷「あ、あの人だな」と見
破られて、「ブラック社員」に認定されない保証はないと思うけど・・・。

もう長いこと小町横丁の井戸端会議を「傍聴」しているけど、近ごろはしきりと「貧すれば鈍
する」という言葉が浮かんで来る。お金の有無に関わらず、人間の心も貧すれば鈍すると
言うことだけど、そうやって下々の民が言い争っている間に、とんでもない政府が漁夫の利
を占めるわけで、心の貧困化の方が経済的貧困よりもずっと怖いかもしれないな。

オーブン買って、フォアグラ買って

2013年11月29日 | 日々の風の吹くまま
正午過ぎに起きて、さて朝食、というところで電話。発信者表示をみたら市外局番は「212」。
ははあ、またニューヨークから週末仕事の話だな。たぶん同じ案件で、被害妄想的なクライ
アントにやっかいな環境設定を要求されて、引き受け手が足りないんだろう。聞くところによ
ると、特殊なソフトをダウンロードして設定する必要があって、おまけにえらく扱いにくいらし
い。引退に片足を突っ込んだ今になって、そんなめんどうな仕事はもういいよ・・・。

今日はオーブンを買いに行く日。贔屓の家電専門店の広いショールームには、キャビネット
にはめ込む「ウォールオーブン」の見本が6台。ワタシが欲しいのは「幅27インチでコンベク
ション機能なし」なんだけど、それに相当するのは1種類だけだから、選ぶも何もないもんだ。
眠そうなセールスマンが「欲しいの、見つかった?」と寄って来たので、27インチのコンベク
ション機能なしのが欲しいと言ったら、「じゃ、これだね」。(そんなの一目瞭然だけど。)「ス
テンレスがいい?」と聞くので、ほんとは白が欲しいんだけどと言ったら、「白もあるよ」。じゃ
あ、それに決めた。発注して届くまで2週間くらいで、据付けと古いオーブンの撤去は契約
業者がやるから別料金。クリスマス前ぎりぎりになるけど、うまく間に合うかなあ。

オーブンが壊れてずいぶん長いこと経ったけど、やっと重い腰を上げた買い物はわずか20
分で完了。気を良くして、その足でGourmet Warehouseへ。お目当ては冷凍の生フォア
グラ。フリーザーに塊が2個あって、ちょっと悩んだけど思い切って2個ともバスケットにポン。
合わせて400グラム。贅沢の極みではあるけど、まあ、他で売っているのを見たことがない
し、基本的に脂の塊みたいなもんで、貯蔵用フリーザーでかなり長いこと保存できるから、
ある意味でまとめ買いってことで・・・と自分に言い訳。でも、クリスマスにフォアグラ入りのチ
キンレバーパテなんていいかも。

帰って来て、知らないうちにすっぽかした眼科の検査の予約を改めて設定。来週の水曜日
はどうかと言うから、今年はもう予定でいっぱいだから来年にして。ということで、1月22日
の午前9時(ああ、また超早起きか・・・。)11月の月末処理をして、いよいよ12月か。いろ
いろとありすぎるから、今年はもう店じまいしちゃおうかなあ・・・。

まだ師走に入ってもいないのに

2013年11月28日 | 日々の風の吹くまま
カレシを英語教室に送り出して、まずは水の配達会社に電話して口座を解約する「作業」。
自動応答システムを辿って行って、オペレータに口座を解約したいと言ったら、「理由は?」
ああなってこうなってああだしこうだしで、ボトルの水はいらなくなった。他の部署に回されて、
出た人に口座を解約したいといったら、また「理由は?」と来た。あのね、すご~く長い話を
端折って結論を言うと、ボトルの水はもういらないのっ。「空きボトルは何本あるのか」と聞く
ので、(ゼロになっている残高をいじりたくないので)手持ちのボトルは全部引き取るから、
デポジットはそっちでキープしといて・・・。

口座解約の「作業」が完了してやれやれと、キッチンに戻ったら、カレシの「キッチン」の蛇口
から水がポットン、ポットン。きちんと栓を閉めなかったのかと思ったけど、お湯の栓は閉ま
るのに、水の栓はいくら閉めてもポットン、ポットン。この忙しい時期に何で?でも、とりあえ
ず配管屋に電話。状況を説明して、配管屋が来てすぐ直せるものなのか、それとも新しい
のを買った方がいいのかと聞いたら、あっさりと「新しいのを買ったら呼んでね」。へえ、近ご
ろは蛇口ひとつでもハイテク何とか技術らしいから、そっくり取り替える方が手っ取り早いの
かな。

おかげで午後いっぱい、蛇口のリサーチ。バーの小さいシンク用は選択肢があまりないか
と思ったら、あるある。最近はホームパーティができるオープンスタイルのキッチンが人気ら
しいから、バーを兼ねた予備のシンクをつけるところが多いんだろうな。DeltaやMoenの
ようなアメリカの一般的ブランドから、Groheのようなヨーロッパのブランドまで選り取り見取
りで、値段も下は5千円から上は20万円!(どんな豪邸なんだか。)ちょうど帰って来たカレ
シに好みを聞いたら、うっかり野菜にお湯をかけないように「水と湯の栓が別々のヤツ」。ふ
む、今は混合栓が主流だからそれだと選択肢が狭まるけど、でも値段はわりと手ごろだし、
量販店にもありそうだし・・・。

夕食の支度を始めた頃に電話。知らない番号と名前だけど、聞いたことがある名前のよう
な。後でボイスメールを聞いたら、眼科のロス先生のオフィスからで、きのうセントポール病
院での検査に来なかったけど・・・と。えええっ?まだ予約してなかったよ。予約があるなん
て聞いてもいなかったよ。忙しい時だってのに、もう来年にしてっ。

盆と暮れが一緒に来たようなアメリカの感謝祭

2013年11月27日 | 日々の風の吹くまま
カレシが突然飛び起きたもので、目が覚めてしまった。午前9時過ぎ。カレシはチャイムが
鳴って、外に宅配トラックが止まっていると、超特急で着替えて階段をダダダダッ。あ、きっ
とHPに注文してあったプリンタのトナーだ。カレシが玄関を飛び出したらしいけど、防犯ア
ラームの解除を忘れなかったのはエライ。間に合って荷物を受け取って、「これで取りに行
かなくて済むぞ~」とベッドに戻って来たカレシと、もう一度「おやすみなさい」のキスをして
寝直し・・・。

何とか寝つくことはできたけど、目が覚めすぎたせいか中途半端な眠りで、起床は午後1時
近く。まあ、今日は予定が何もないからいいけど、これからクリスマスのものをあちこちに注
文すると、配達を逃してあちこちへ引き取りに走り回ることになりそう。でも、のんびり朝食を
しながら天気チャンネルを見ていたら、日曜日最高気温がマイナスに急降下だって。予想
最低気温はマイナス7度なんて行ってるけど、おいおい、雪が降るよ、その調子だと。もっと
も、気温は2、3日で上昇するらしいから、降ってもすぐに雨になるだろうけど。

感謝祭を明日に控えたアメリカでは、東部はワシントンからカナダまで吹雪で空の便は軒並
み欠航。メイフラワー号でアメリカに来た清教徒が翌年に収穫の感謝の宴を開いたのが始
まりだそうだから、400年の伝統行事。でも、ニューイングランドでは作物の収穫は10月に
は終わって、11月末にはもう雪が降っていただろうに、何でこの時期なんだろう。10月半
ばにやるカナダの方が合理的なような気がするけど、冬だから食べるしかやることがなかっ
たとしても、感謝祭の七面鳥を食べて、1ヵ月後にはクリスマスの七面鳥ってのは、何だか
考えただけで胃がもたれそう。

アメリカの感謝祭(Thanksgiving Day)は、さしづめ日本の「お盆」みたいなもので、何千万
人もの人たちが一斉にアメリカ中のハイウェイを走り、飛行機に乗って家族の元に帰省する。
だから、この荒れ模様はお盆で鉄道も道路も大混雑の日本列島に大型台風が来たのと同
じようなものかな。この日はまたニューヨークで恒例のメイシーズの感謝祭パレードがある
けど、大勢の人が綱を引く巨大な風船が「山車」なので、風が強すぎると危険なので中止に
なることがある。うん、みんな楽しみにしているんだから、中止にならないといいね。ついで
に、寒くてもいいからバンクーバーには雪が降らないといいなあ・・・。

「急がば回るな」と言ってるのに

2013年11月26日 | 日々の風の吹くまま
予定通りにずっと西のIGAまで遠洋漁業(買出し)。ここは魚の種類が充実して好きなんだ
けど、カウンターは午後8時に閉まるので、その後はトレイにパックしたものしか買えない。
まあ、自分で運転して行けばいいんだけど、そこはなぜか車の運転が嫌いになったワタシ。
昔はひとりで川向こうのセーフウェイまで毎週車を飛ばしたもんだけど、それはカレシが家
事をやらないどころか、(お客がいるとき以外は)手伝いさえしなかった頃の話。今になって
車を運転したくないのは、あんがいあの頃の反動だったりしてね。

着いたらまずは魚のカウンターへ直行。ホッキョクイワナの半身、紅ザケの半身、スティー
ルヘッドの切り身、半透明なくらいきれいなヒラメ、オヒョウの切り身、メカジキの切り身など、
2、3週間分を順に包んでもらって、魚の隣の肉のセクションでは太い豚ヒレと鶏のレバー。
レバーはクリスマス用に自家製のパテを作ってみようというもくろみ。次は野菜のセクション
で、あら、この前と見違えるくらいに広い。東部カナダの大手Sobey’sが西部進出を狙って
IGAの競合相手のひとつセーフウェイを買収したのが、前からSobey’s傘下のIGAにも影
響したのか、これからもっと改装の予定らしい。

冷蔵庫の野菜入れがほぼ空なので、あれもこれもと盛大に買い込む。最近ピクルス作りに
はまっているカレシは大きなカリフラワーを2個。ワタシはピクルスや漬物はほとんど食べな
いので、カレシは大きな容器に自分で作って独り占め。キッチンの冷蔵庫がピクルスの容
器で込み合うけど、口さびしくなると冷蔵庫から出して来てつまみ食いするので、だいたい
数日で食べ切ってしまう。まあ、ミニきゅうりの5本パックを買ったから、あしたはワタシ流の
きゅうりのしょうが味浅漬け風を仕込んであげるね。塩分の摂り過ぎにならないように、しょ
うゆは薄味でハワイのしょうがの味を効かせて・・・。

後は、日用品やなぜか他のスーパーにはないのものを買って、大きなトートバッグひとつと
エコバッグ5つ。レシートは長さ50センチ。駐車場から道路に出るのに、前の車がいつまで
も前進しないのがじゃまだっ!と左折するところを右折して、いつもの遠回り。そこまではよ
かったけど、途中でみごとに大学方面からの車の渋滞に引っかかった。ねえ、だから「急が
ば回るな」といつも言ってるのに、もう・・・。

空いてません、あしからず

2013年11月25日 | 日々の風の吹くまま
週末中同じ会社のニューヨークとサンフランシスコのオフィスから「空いているか」とやいの
やいので、今日もまた「今夜中に少しできないか」と追い討ち。何かすごい大型の超ラッシュ
の訴訟案件らしいけど、特別なセキュリティを設定する必要があると言うから「お断り」。年
末の仕事はラッシュが多いけど、忙しないときだからこそ、余分の注文がついて来る仕事は
めんどうくさい。ま、天気がいいし、逃げ出す気分でひとりでダウンタウンへひとっ走り。

まずは、オフィス用品の量販店で椅子の下見。あれ、店のある建物が工事のシートですっ
ぽり包まれているじゃないの。店は移転しちゃったのかと思いながら近づいたら「営業中」。
大きな矢印が角を回ったいつもの入り口の方を指している。なぁんだ、改修工事か。店の中
では頭の上でドンドン、ガンガン。そのせいかほとんど客がいない。店員さんも1日辛いだろ
うなあ。オフィス椅子は隅っこに無造作に並べてあったので、押したり、引いたり、座ってみ
たり。「いいね」と感じた人間工学仕様でハイバックだけど全体にスリムな椅子の品番をメモ。
注文はそのうちにオンラインで・・・。

その足でHマートに行って、ねぎ2束、ニラ1束、ししとう1パック、お化けにんじん2本。牛肉
の薄切りパック(700g)、冷凍ラーメン(今「タンメン」に傾倒中)2袋、冷凍の剥き牡蠣2袋。
今夜の夕食は久しぶりにカキフライに決めた。かなり重くなったトートバッグをエイッと肩に
担いで、「往」の切符で「復」。途中で電動車椅子のおじさんが乗って来たので、車椅子用の
スペースに立っていたワタシが場所を空けようとしたら「そのままでいいよ」。おじさんが被っ
ている緑色の帽子がすごくおしゃれなもので、「すてきな帽子ね」、「そうだろう?気に入って
るんだよ」、「アイリッシュみたい」と、しばし一期一会のとりとめのないおしゃべり。

歩いてのおでかけはいい運動になるけど、壊れた椅子のベースが落ちた足指の関節のあ
たりがまだ痛い。指全体がボテッと脹れていて、まるで不細工なウィンナーみたいでかっこ
悪いったらないから困ったもんだ。さて、帰って来てメールをチェックしたら、ニューヨークか
ら「明日は空いているか?」とまた赤丸付きの至急便。ええっと、明日は大々的な買出しに
行かなければならないので、残念ながら空いてませぇ~ん。あしからず・・・。

クリスマスショッピングの季節

2013年11月24日 | 日々の風の吹くまま
クリスマスまで後1ヵ月。テレビではクリスマス関連のコマーシャルが増えて、何か急かされ
る気分になって来る。我が家は2人だけのいたってのんびりしたクリスマスなんだけど、そ
の「のんびり」に到達するまではやっぱり何かと忙しない。最近の食事どきの話題はもっぱ
らご馳走プラン。あれこれ食べたい、作りたい。でも、そのためには食材を仕入れなくちゃ。
それに、新しいオーブンを買って据え付けてもらわないと、バゲットもクッキーも絵に描いた
餅だし・・・。

アメリカは今週木曜日が感謝祭で、翌日は「ブラックフライデイ」。伝統的にこの日がクリス
マス商戦の「開戦日」で、消費者も大バーゲンを狙って夜明け前に猛ダッシュ。この時期の
TVコマーシャルはどれも「ほのぼの家族」を強調しているけど、多くの人たちにとってはプレ
ゼント選びがストレスになる季節でもある。まあ、クリスマスのプレゼントは物々交換のよう
なものだと割り切って、適当に買って、適当に包んで・・・と言う人も多いけど。

もらったプレゼントが気に入らないとか、無用の長物というのはよくあることで、クリスマスの
翌日からレジに「いらなかったプレゼント」を取り替える行列ができたりする。そのために買
上げレシートとは別に、プレゼントに入れるための金額なしの「レシート」を出す店も多い。
たしかに、もらってもうれしくないプレゼントはあるだろうけど、「気に入らなかったら好きなも
のと交換しちゃっていいから」という気持を込めてプレゼントするのって、何だかなあ。まあ、
もらう方もくれる人の気持より「自分が欲しいものをもらいたい」ということなんだろうけど・・・。

ワタシは喜ばれそうなプレゼントを考えるのは楽しいし、どんなものでもプレゼントされたも
のは「ありがとぉ~」とうれしくもらっちゃうけど、そういうのは何でもカスタマイズ、パーソナラ
イズの「マイ何とか」時代にはもうそぐわないのかなあ。日本の「Xマス」商戦は驚くような盛
大さだけど、このときだけはまだ「お返し義務」はないだろうな。でも、もらったもので自分を
値踏みする人もいるようだから、うっかりプレゼントもできなくて、やっぱりストレスになるの
かな。前に「Re-gifting is for-giving」(リギフトするのはプレゼントのため(許される)」としゃ
れの効いた広告を見たけど、いらないプレゼントはリギフト。これもリサイクルのうちか・・・。

世代間格差というけれど

2013年11月23日 | 日々の風の吹くまま
寒気が緩んで、今日からほぼ平年並みの気温。最低気温の予報からも「-」が消えた。痛く
て動かせなかったワタシの右腕もほぼ正常。よく眠れたようで、きのう1日のかったるい気
分もなくなった。ああ、やれやれ。今日はのんびり、ゆっくり、気分休めと行こう。

小町横丁に60代の義両親と30代の夫婦の「世代間格差」を愚痴っている人がいたので、
話を聞いてみたら、自分たちは教育費や老後が心配で2人目の子供を諦めたのに、夫の
両親は贅沢三昧の暮らしで羨ましい。お金のある世代が自分たちだけのために使ってしま
えば少子化にもなるはずだ、と。へえ、義理親に贅沢するお金があるなら少しくれればいい
のに、と?つまり、「そのお金、欲しぃ~」ってことか。60代というとワタシと同じ団塊の世代
だけど、「勝ち逃げ世代」とも言うんだとか。何とも嫌みたっぷりの呼び方だなあ。日本の団
塊の世代は、生まれて以来ずっとぎゅうぎゅう詰めの人生をくぐり抜けて来たってのに。

ベビーブームが20年近く続いた北米でも「世代間格差」は取りざたされている。特に愚痴が
多いのがすぐ後に続いた「X世代」。「30歳(40歳)は新たな20歳」と大人になるのを拒否
して来たけど、先頭はそろそろ50歳。X世代に続くのが「ミレニアルズ」とも呼ばれる「Y世代」
で、小町横丁の嫁さんの世代かな。みんな大学に行ったけど、卒業しても就職難。多額の
教育ローンを抱えて自立も結婚もままならず、親のところに転がり込む世代。それに比べて
豊かなのはブーマー世代の先頭集団で、数にまかせていつもいいとこ取り・・・。

最近のMaclean`s誌には「シニア割引は必要か」という記事があって、経済的に豊かなシ
ニアを様々な割引で優遇する必要があるのか、この恩典を貧しい若い世代に向けるべきで
はないか、という内容だったけど、何か小町横丁のお嫁さんと似たような発想だな。でも、小
売業界はシニア割引は「豊かな大集団」を呼び込むためだと言うし、今は羨ましいけど「自
分がシニアになったときには割引があってほしい」という若い人もいて、「世代間格差」と言
うのは各世代の背景や時の流れを無視して「今」の状況を比べた「差」のことのように見え
る。ブーマー世代はやっぱり自分の老後が心配だし、いつの世も「今」基準で持たざる者が
持てないのは持てる者に取られているからだ愚痴るのは世界共通ということかな。

肺炎ワクチンの副作用にやられた

2013年11月22日 | 日々の風の吹くまま
寝る頃には右肩下の肺炎ワクチンを注射をしたところが痛くて、腕が上がらなくなっていた。
赤みも腫れもないので、軽症だと思うけど、横向きになろうにも、右を下にするともろに痛い
し、左を下にすると腕が下がって痛い。仰向けに寝ても寝返りのたびに痛みで目が覚める。
おまけに、ガタガタと震えが止まらないくらいの寒気でも目が覚めて、起き抜けから体中が
体操をやり過ぎたようにコチコチで痛い。何となく頭も重いし、(熱はないけど)熱っぽいよう
な気分・・・。

ワタシには予防注射の副作用は珍しいことで、何年か前に破傷風の注射をしたとき以来か
な。でも、破傷風のは赤く脹れただけなので、今度のはちょっと重症かなと思って、ググって
リサーチ。その結果、どうやらワクチンを接種した人の50%くらいに副作用が起きるらしい。
発熱や寒気も起きるけど、一番多いらしいのが「腕の筋肉痛」。これは薬剤師さんにも言わ
れたことで、2、3日で解消するものだけど、5日以上も続く人もいるらしい。対処方法は「タ
イレノル」のような鎮痛薬。なあんだ、そんな程度なのか・・・。

寒気もかなり普通に起きる副作用らしい。まあ、肺炎のほとんどは細菌性だから、免疫体系
が「バイ菌感染だ、やばい!」と、発熱で対抗しようとしても不思議はないかな。これで「なん
だ、死んだバイ菌だったのか」ということで、データベースみたいに抗体を作っておしまいに
なれば、この先もっと年を取ってから風邪を引いても、怪我などでしばらく寝たきりになって
も、肺炎を併発して死ぬ確率はかなり低くなるんだと思う。だったら、まっ、軽い副作用くらい
はがまんして、元気なうちに免疫を作ってしまえば安心と言うことかな。

だけど、やっぱり筋肉痛は辛いなあ。まず、何とか腕を上げられても、少し重さのあるものを
持ち上げるだけの力が入らない。けさだって、コーヒーマグを持ち上げたけど、急に腕の力
がカックンと抜けて、マグを落しそうになった。そういうときの「きゃっ!」というびっくり反応は、
痛いのを我慢するよりもずっとすごいストレスになる感じがする。まあ、夜になって痛みが軽
減して来たし、右腕の動きも少しずつ楽になって来ているようだから、ワタシの場合は軽症
ということか。まっ、たまたまだったけど、肺炎ワクチンを右腕にしてよかった・・・。


インフルエンザと肺炎の予防注射

2013年11月21日 | 日々の風の吹くまま
ゆうべはまたマイナス1度。路上駐車の車の屋根が霜でまっ白で、朝になってエンジンがか
かるかどうか心配したけど、エコーの方は難なくかかって、カレシは英語教室の午後の部へ。
(トラックの方はどうだか・・・。)今日から夜の部がなくなったので、終わったらモールで落ち
合って、スーパーの薬局でインフルエンザの予防注射をすることにした。

ワタシは出かける前にまずひと仕事。ほんとによくまあぞろぞろと続くもので、これで5日続
けて仕事。気温は4度で、手が冷たい。鼻の先も冷たい。頬がむずむずと痒い。寒冷蕁麻
疹はこのぐらいの温度が一番出やすいようなので、ほっぺたをごしごし。それでも、いい運
動だと思ってひたすら歩いていると、けっこう体がぽかぽかして来る。25分ほどでモールに
着いたら、まず化粧品と来年のカレンダーを買って、セーフウェイの奥にある薬局へ。午後
4時の予約を取って、後はカレシが来るまでゆっくりと買い物。

今年の注射係は若い男性の薬剤師さん。何年か前に新型インフルが流行したときには予
防注射をする人たちで病院やクリニックが大混雑したもので、薬剤師を訓練して薬局でも各
種の予防注射を受けられるようにしたんだけど、ていねいに、慎重すぎるくらい慎重にやる
ので、チクリとも感じなかったりするから、馴れっこになっている医者や看護師よりも上手で
いい。去年までのエレインさんもそうだったし、今年のお兄ちゃんも実にうまい。注射に関す
る講義だけじゃなくて、実地訓練もしたはずだと思うけど、いくらなんでも、いきなり生身の人
間で練習はないだろうから、どういう風にやったのか、興味津々・・・。

今年は、カレシはインフルエンザだけで、ワタシは65歳以上が対象の肺炎ワクチンもしても
らった。3本の予防注射はすべて無料。ワタシは去年までは慢性的な咳があるということで
無料だったけど、65歳になった今年からは堂々?と無料。肺炎ワクチンは後で筋肉痛が起
きることがあると警告されていたけど、ほんとに、夜になってだんだん右腕が上がらなくなっ
て来た。でも、老人が風邪やインフルエンザに罹ったときい一番怖いのは合併症として起き
る肺炎の方だから、いつも喘息みたいな咳をしているワタシにはインフルエンザよりも肺炎
ワクチンの方がありがたい気がする。ま、これで懸案事項をひとつチェックオフ・・・。

思いつくままに作ったらごちそう風

2013年11月20日 | 日々の風の吹くまま
この秋(冬?)初めての氷点下。といってもせいぜいマイナス1度くらいだったけど、カレシは
温室に電気ヒーターを入れて、温度を調節しての出たり入ったり。週末には平年並みに戻
るらしいけど、その前に雨雲が来て雪になりませんように・・・と満月を過ぎたばかりのお月
様にお願い。でも、我が故郷にて石川啄木の読める歌「しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路
の海の冬の月かな」の通り、天高々の冬の月はカキ~ンとしばれるような冷たさだった。

シーラとヴァルが掃除に来て、ワタシの足先を見て「今度は何をやらかしたの?」 右足の
第4指だけが内出血でほぼ真っ黒。でも、去年捻挫したとなりの第3指と違って、普通に歩
き回れているから、ただの「打撲傷全治3日」というところかな。長年座っていた椅子が突然
分解してしまった話をおもしろおかしく話して聞かせて、最後に座金が1個コロンと落ちたと
いうところで2人とも大笑い。うん、まあどう見てもマンガちっくなシーンだもんねえ。

シーラは長年のお客のミセスMをとうとう「クビ」にしたという話。昔から少々つむじ曲がりの
我が儘ばあさんで、掃除の他に通院や買い物の介助サービスをしていたのが、横柄な呼び
出しに堪忍袋の緒が切れたシーラが「ノー」と電話をガチャン。そこで一同が「やったぁ!」
シーラ曰く、「介助料がなくなるけど、あんな人の相手よりは貧乏の方がよっぽどいいわ。ス
トレスがなくなってせいせいしたわよ」。そう、たとえ長い付き合いであっても、個人的な付き
合いとビジネス関係の間にはきちんと線引きしないとね。やたらと「こっちは金を払う客なん
だ」とふんぞり返られても・・・。

夕食の支度の時間になって、今日はおしゃべりに夢中で食材をフリーザーから出しておくの
を忘れていたことに気づいて、はて。わりと解凍しやすいビンナガマグロを出したけど、はて、
どうしよう。手っ取り早く刺身にして大根おろし添え。細めの部分はしょうが醤油で味つけし
て「たたき」風かな。外側に白と黒の炒りゴマをまぶしてみようか。四角になるように切り落と
した部分と先細りの部分はポケにしよう。思いつくままにやっていたら、あら、マイケル・ミナ
流の「まぐろ3通り」。添えは蒸しオクラのポン酢和えと作りおきのきんぴらごぼうと竹米のご
飯。ついでのついでだ、トレーに並べて「極楽とんぼ航空」の機内食にしちゃえ・・・。

     

オフィスの椅子が壊れた!

2013年11月19日 | 日々の風の吹くまま
きのうは真夜中のランチの時間が近づいた頃に「赤丸」付きの仕事が飛び込んで来た。アメ
リカの東部に住んでいる校正担当者にいつまでに送れるかという、超特急仕事。見たところ
小さなものだから、ランチの後でちゃっちゃとやっつけて、寝る前に送れば、校正者の時間
帯では朝の6時か7時。まあ、このクライアントはこういう慌てふためき仕事にはけっこうな
割増料金を払ってくれるから、さっそく張り切って「仕事スイッチ」をカチッ。

ずっと仕事がなくてしめしめと思っていたのに、ひとつ入って来ると、呼び水のように別の方
面からも仕事が来るのはどうしてかな。何かオーラみたいなものがあるのかな。張り合わな
くてもいいよと言いたいけど、互いの発注状況など知る由もなしなので、「張り合っている」と
勝手に想像してひとり悦に入っているだけのこと。でも、けっこうモチベーションが上がるか
ら、ワタシも相当のうぬぼれ屋だねえ。いろいろな科学分野の訳を調べるのがタイヘンかな
あと思いながら、ランチを済ませて、勇んでオフィスに戻って・・・。

座ろうとして引いた椅子が動かない。無理に引いたら、床に敷いてあるプラスチックのマット
をガリガリ。大きな引っかき傷が付いたので、下の方を調べようと思って椅子をエイッと持ち
上げたら、わっ、キャスター5つの足がそっくり抜け落ちて、ワタシのつま先にどさっ。痛くて
も椅子の上半分を持ったままでは飛び上がれないので、呆然と足先を見ていたら、座金が
おまけみたいにコロンと落ちて来た。これじゃあ、仕事ができないじゃないのと、見事にバラ
バラになってしまった椅子を見てため息。超特急の仕事があるってのに、なんで今なの、と
ため息・・・?

カレシの予備の椅子を借りて、仕事も無事に済んだけど、座りなれないから朝から腰が痛
い。壊れた椅子は腰痛に悩まされ始めて(実は卵巣膿腫が膨らみつつあった)、その対策
に買った人間工学設計の優れもの。スウェーデン製で今なら15万円以上するかな。あれ
から22年、いったい何万時間座ったんだろう。少なくとも5万時間、いや6万時間?シート
の布が擦り切れて中身がぼろぼろ出て来るようになっても、座りなれた心地の良さとワタシ
の生業を文字通り支えてくれたことへの愛着で、買い替える決心がつかずにいたのに、どう
して突然に、しかもこんな形でお別れすることになったの・・・?

殿はご乱心でござる

2013年11月18日 | 日々の風の吹くまま
今日もまた、テレビの24時間ニュースはトロントのフォード市長に「独占」されて、いい加減
にうんざりして来た。市長が怪しげな人たちと「クラックコカインを吸引している場面」というビ
デオがそもそもの発端で、そのビデオを買い取ろうとする怪しい人物がいたりして、結局ビ
デオは消去されて存在しないということで決着したように見えていた。それが、警察が市長
の取り巻きを捜査しているうちに、押収したコンピュータから件のビデオが見つかったという
びっくりニュースで、それ以来トロント市議会はてんやわんや。

フォード市長は連日テレビカメラに向かって、否認したり、認めて「たぶん泥酔していて」と謝
罪したりの大忙し。そこへ、(たぶん泥酔して)「アイツをぶっ殺してやる」と喚き散らしている
ビデオが浮上したと思うと、酔っ払い運転の常習者だとか、市長室に売春婦を連れ込んだ
とか、女性職員にセクハラしたとか、もうしっちゃかめっちゃか。それでも、否定したり、謝罪
したり、開き直ったりで、辞職する気はまったくなさそうなので、市議会が市長の権限と職務
を制限する議案を提出。ところが、議場では野次を飛ばす傍聴人に向かって行ったり、制止
しようとした女性市議を突き飛ばしたりの大立ち回り。

議案が可決されると、「クーデターだ」と叫び、イラクのクウェート侵攻に例えて、「キミたちは
クウェートに侵攻したんだよ」と市議会に「宣戦布告」。もしも、これが日本の時代劇だったら、
さしづめ家老が「殿、ご乱心なされましたかっ」と、わめいているお殿様の刀を取り上げると
いう場面かな。イギリスだったら、ロンドン塔に幽閉されちゃうところだろうな。アメリカではい
かにもアメリカ流にテレビのトークショーで連日連夜のパロディ。だけどなあ、民主主義国の
最大の都市の民主的な選挙で「税金のむだ遣いを切る」と公約して選ばれた市長だよ。何
かと物議は醸す人だけど、けっこう人気があったんだよ。それが、ほんとに、「殿、ご乱心」。

フォード市長の父親はオンタリオ州議会の議員だったそうで、先に母親がテレビに出て息子
を弁護していたけど、いったいどんな育てられ方をしたら、ああなっちゃうんだろうな。トロン
ト市議会は市長の職務の60%を予算とスタッフ共々副市長に移管したそうで、今後の市長
の仕事は「テープカット」、つまり儀礼的なことだけになるらしい。市長は来年の市政選挙で
は徹底して戦うそうだけど、はて、ほんとに殿はご乱心でござるぞ。

自衛的生活のすすめ?

2013年11月17日 | 日々の風の吹くまま
目覚ましなしでゆっくりの日曜日。仕事は寝る前に納品したので、今日はまた「遊び」モード。
のんびり小町横丁の井戸端会議を「傍聴」しに行ったら、『右左折の合図が遅いのはなぜ?』
というトピックがけっこうな賑わい。よくいるなあ、「今曲がってま~す」みたいに合図する人。
へえ、日本でも似たようなもんなんだ。まあ、ネット時代はデジタルな仮想空間の広がりに
反比例するようにアナログな現実空間での視野が狭まって、世界的に無思考型の自己中
人間が増殖しているということかな。

それにしても、あの「カチカチ」音が耳障りだからという人には呆れるけど、バッテリやシグ
ナルの電球の消耗を防ぐためにぎりぎりまで合図を出さないというのには笑ってしまった。
同じ理由で信号待ちのときにヘッドライトを消すと言う人もいてびっくり。事故を起こしたとき
の損失に比べたら、バッテリや電球のコストなんて微々たるものなのに。デフレが長く続くと、
思考が「節約しなきゃ!」の一点に集中して、なぜ合図が必要かということは忘れられてし
まうのかもしれないな。

曲がり角の多い日本の道路では、早くに合図するとどこで曲がるのかわからないので、(自
分が)曲がる角の直前まで出さないという人がかなりいたけど、合図の目的は「どこで」曲が
るかじゃなくて、「もうすぐ曲がるよ(スピード落すよ)」ということを知らせることでしょ?後続
の車は追突を避けるために早めに意思表示をして欲しいんで、(尾行していれば別だけど)
前の車がどの角で曲がるかなんて興味ないもの。はて、方向指示器がついている意味が
わかっていないだけなのか、周りに人間がいるという感覚がなくなったのか、どっちにしても
自己中的な思考だなあという気がする。

車線変更でも、合図すると車間距離を詰められて入れなくなるので直前まで出さないと言う
人もいたけど、たしかに「入れてやるもんか!」とスピードを上げるドライバーはどこにでもい
る。でも、そういうサイコっぽいヤツはやり過ごすのが一番の護身術なんだけど、何が何で
も「今すぐ(入らなければ)」と焦る人もいるってことかな。事故から自分を守る運転技術を教
える「Defensive driving(自衛運転)」というコースがあるけど、ここまで来たら、道徳教育よ
り前にDefensive living、つまり「自衛的生活」のスキルを小学校から教え込んだ方が社会
の安全のためにいいのかもしれない。


久しぶりにけっこうのどかな1日

2013年11月16日 | 日々の風の吹くまま
目覚まし起きの最終日。今日はカレシが床屋の予約があるので、午前11時半。もう1週間
も常食のグラノーラを切らしているので、朝食は今日も熱々のオートミール。野菜だけはき
のう手当して来たし、寒くなると毎日が熱いオートミールでもいいんだけど、それも底を突き
そうで、早く買い出しに行かないと食糧危機だよ、カレシ。それにしても、ワタシが現役でバ
リバリ仕事をしていた頃には食べ物を切らすなんてめったになかったと思うんだけど、どうし
てこうなったのかなあ。

今日は疲れ気味なので「ぐうたら」モードで行きたいところだけど、木曜日の夜(というよりは
金曜日の丑三つ時)にPCを落した後に飛び込んで来ていた仕事がある。納期は明日の
午後4時。きのうのうちにやっておけばよかったんだけど、きのうはきのうで「仕事スイッチ」
が入らなくて(と、言い訳のし放題)・・・。まあ、小さめの、さして難しそうでもない仕事だから、
さっさとやってしまおうっと。それにしても、1ヵ月ほど仕事が入って来なかったので、ご隠居
さん暮らしにもどうやら馴染んで、リズムが掴めて来たところだったのになあ。

まあ、これからいろいろと楽しいことをやるんだしぃ、それには先立つものがいるんだしぃ、
ということで、「仕事スイッチ」を入れてチャカチャカ。でも、たまには仕事をするのもいいもん
だな。ほら、漢字の誤変換があるじゃないの。おい、敬語とフツー語がごっちゃになってるよ、
キミ。こら、取引先に出すんだから、自分がすることに「お」を付けちゃいかんよ・・・とか何と
か突っ込みを入れながら、久しぶりのお仕事は1時間ほどで完了。やれやれ。

散髪してすっきりとしたカレシ、床屋のアントニオに採れたてのラディッキオとエスカロール
レタスをもらって帰って来た。イタリア系は野菜作りの名人が多いようで、アントニオもご多
分にもれず。前にイチジクの苗木をもらっているし、共通の話題があるから、まあ、長年の
常連客だけに自宅で床屋をやっているアントニオにとっては、料金は取っていても仕事とい
うよりはご隠居さんの茶飲み話みたいなものなんだろうな。年寄り同士でのんびりおしゃべ
りをして、頭もさっぱりして、おまけに野菜までもらって来て、ここは「いいね」をカチッ。目覚
ましで起きたけど、久しぶりにけっこうのどかな1日だったなあ。