リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日本語21世紀版のお勉強

2014年08月31日 | 日々の風の吹くまま
すごい雨の音で目が覚めた。午前9時ちょっと過ぎ。屋根をたたく音が、もしかして雹が降っ
ているんじゃないかと思ったくらいの土砂降り。まあ、10月くらいには葺き替えするんだから
いいけど、こういう土砂降りは長く続かないのが普通で、今朝も(目が覚めてから)30分ほ
どで静かになった。それにしてもバンクーバーでは珍しいくらいの集中豪雨で、起きて外を
見たら路駐のエコーもトラックもぴっかぴか。何年も洗ってなかったから、ちょうどよかった。

今日は朝食後から仕事、仕事、仕事。会社ドラマがおもしろすぎて、そっちをどんどんやっ
ているうちに納期が先の仕事の方をやり残してしまったので、時計を横目で見ながら気合を
入れて片付けた。まあ、まともな文章は最初の1ページだけで、後はずらっと経理関係の表
ばっかりだから簡単。ただし、フォントが5ポイントなんてのがあって目がしょぼしょぼしたけ
ど、昔と違って表示を200%くらいにぐわっと拡大できるのはうれしい。とりあえず間に合っ
て終わったので、ドラマの仕事に戻る。

大事になりそうな問題だから「極秘」扱いだけど、若い世代の生態を垣間見ることができて
おもしろい。コミュニケーションの様式そのものがワタシが若かった頃とは似ても似つかない
し、ワタシが若かった頃にもコミュニケーションの行き違いがこじれてけんかになったり、い
がみ合ったりすることは普通にあったけど、今は何でもありで、しかも瞬時で無限の範囲に
広がるし、おまけにちょっとしたことも少し煽るだけで大きく燃え上がるから、こじれ方も複雑。
コミュニケーションの手段そのものが限られていた昔は火種の波及範囲がずっと狭かった
ように思うな。コミュニケーションの手段が便利になればなるほど、人と人の交流が地雷原
を歩くような危険を伴うようになるとしたら皮肉な話。

それにしても、新しい日本語の単語をたくさん覚えた。にちゃんから発生した今どき語らしい
けど、それが携帯やスマホでのメールを経由して、やがて老若男女がごく普通に日常で使
う口語体の標準日本語になるのかな。そのうちにワタシの20世紀版日本語が通じなくなっ
たら、どうしよう。まあ、言葉は生きているものだから時代と共に変化するのはあたりまえだ
としても、その変化が飛躍的に速くなったおかげで、人間が言葉を使って考える余裕をなく
しつつあるとしたら、何だか先行きが険しそうな予感・・・。

ヘイトスピーチと反原発デモはまったく別ものなのに

2014年08月30日 | 日々の風の吹くまま
お湿り程度だけど、待望の雨。最高気温は20度。一気に秋というのも何だけど、ほんとに
蒸し暑いと感じた夏だったな。週が明けたら天高く馬肥ゆる秋(私たちはもうちょっと肥えて
るけど)の9月。ワタシは春風の季節の生まれだけど、秋風の汗ばんだ額に爽やかな感触
も春風とは違う趣があって、いいもんだね。

国連人権委員会が日本政府に「ヘイトスピーチ」を規制するように勧告したと聞いて、アベ
クンはどう出るのかと眺めていたら、ヘイトスピーチ対策「等」を検討するためのプロジェクト
チームを作ったんだそうな。これから偉い人たちが「実態を調べた上で、現行法で対応でき
るのか、新規立法を含めた対応が必要なのか」をああだこうだと議論するんだろうな。セン
セイたちが手弁当で集まるわけはないだろうから、ここは会合に会合を重ねて、慎重に慎
重に討議しないとね。まず「実態」を調べるにしても、ネットを見渡したら一目瞭然だけど、そ
れじゃあ調査費がつかないだろうしね。

どんなことを検討するのかと興味を持ったら、もうヘイトスピーチのことはそっちのけで、国
会周辺の反原発デモがうるさくて仕事にならないから規制対象にしようとか言っているから
呆れる。日本語メディアはあまり報道しなかったけど、共同通信は「日本の自民党政権が、
全国でのヘイトスピーチ規制の他に、国会周辺の大音量のデモや街頭宣伝活動も規制す
ることを検討することにした」と報じていた。やれやれ、またまた人権意識ゼロ、差別意識の
自覚ゼロ、民主主義概念の理解ゼロの無知蒙昧ぶりを露呈したようなもんだけど、危ない、
危ない。

市民団体の原発反対デモは民主主義における「言論の自由」の正当な表現であって、外国
人の差別や排斥、抹殺を唱える「ヘイトスピーチ」とはまったく異なる性質のものなんだけど、
全然わかっていないな、やっぱり。で、肝心のヘイトスピーチ規制は「言論の自由」を侵害し
かねないとか言って、むにゃむにゃで終わらせたそう。(児童ポルノ規制も同じ理由で反対
したな。)自由を享受するには「理性」というフィルタでその暴走を抑える必要があるけど、そ
れをなくしたのか、元から持ち合わせていないのか。理性が働かなければ生理的レベルで
行くしかないけど、市民の民主的な活動を法律で規制するようになったら、戦前の全体主義
回帰の道を開くことになりかねないな。大丈夫か、日本の民主主義・・・。

ずぼらサービスで客が得をすることもある

2014年08月29日 | 日々の風の吹くまま
雲がだんだん厚くなって来て、本格的に季節が変わる気配。気温はやっと20度。教員組合
と政府は調停人を入れて缶詰状態で交渉中だけど、火曜日に学校が始まるのかどうか、子
供を持つ親はイライラの絶頂。でも、調停を引き受けたヴィンス・レディは30年以上も調停
人・仲裁人として5千件を超える労使争議を調停した実績があって、びしっと中立を守ること
で労使双方の信頼があるから、名前が出ただけでどんなにこじれた争議でも奇跡が起きそ
うな希望を抱かせる稀有な人。うまく行くといいけど。

いつものように魔の週末で、日本の金曜日の終わりに入って来たおきみやげ仕事2つ。ひ
とつはおもしろくもないけど小さめで、もうひとつはかなり大きめ。ファイルを開いてみたら、
あは、会社ドラマの第何話かで、今度のはめちゃくちゃおもしろそう。やられたら倍返しする
ことで有名になったあの人のレベルには遠く及ばないけど、昼メロくらいにはなりそうで、始
めるのが楽しみ。ま、在宅おひとり様稼業は、たまにはこういうおもしろい仕事がないとね。

夜、お湿り程度の雨。ワインもワタシのレミも在庫切れになって、酒屋へひとっ走り。三連休
の始まりとあって、ビールを何ケースもカートに積み上げている人がいたけど、午後11時の
閉店が近いから思ったより人がいなかった。カレシが空き瓶を返している間に、ワタシはワ
インを調達。ニュージーランドのソヴィニョンブランを4種類12本。内陸オカナガン産のやや
甘い白とピノノワールを1本ずつおまけ。ジンの大瓶とレミ2本とスロージン1本。重い荷物
をえっちらおっちらと家に運び込んで、レシートを見て、えっ、これだけ買ったのに、何これ?
安すぎない?明細をよく見たら、あらら、買上げ品目合計18本のはずなのに、ワイン12本
分しかない。いやはや、何ともはや・・・。

思うにレジのお兄さん、隣のレジのお姉さんやセキュリティのおじさんとのおしゃべりに夢中
で、空きケースに入れてあったワインは1本ずつ出してスキャンしたけど、その後はよそ見
ばかり。たぶんバーコードの位置も見ずにスキャンしたから読み取れなくて、それにも気づ
かずに袋に入れたんだろうな。いい加減なサービスで客が得をするなんてめったにないこと
だけど、重いのにわざわざ店まで持って行って払わせていただくのもアホくさいなあ。こっち
は忙しくなるんだし、もう、しぃ~らなぁ~い・・・。

☆極楽とんぼの瓦版

2014年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日。気温が27度になった水曜日。夏の最後のあがきかな。ふと見上げる空は何となく秋っぽい色合いになっていて、やっと週末のレイバーデイの三連休に雨が降るという予報。仕事がないので、ひねもすだらだらを決め込んで、ニュースサイトを周遊したり、ゲームをしたり。新聞もテレビも、連日のごとく朝から晩まで武力紛争にテロに災害に犯罪のニュースばかりで気が滅入って来るから、「極楽とんぼ新聞」は目が点々になるニュースをば特集・・・。

9月第1月曜日のレイバーデイを含む三連休は、子供たちにとっては夏休みの遊び納めで、翌日の火曜日からは一斉に新学年が始まるんだけど、州の教員組合が夏休み前からスト中。政府との交渉が難航しているので、公立学校の新学年は「延期」になるかもしれない雲行きで、共働き家庭はストレスの絶頂。昔の日教組を思わせなくもない教員組合はいつもながらの強硬姿勢だけど、政府は臨時議会を召集して職場復帰命令を出そうという気配を見せない。行政訴訟やら何やらで組合はお手元不如意になっているので、政府は組合が息切れするのを気長に待っているような印象。どうなることやら。

[写真] アメリカ東岸ニューアークからコロラド州デンバーに向かっていたユナイテッド旅客機がシカゴに緊急着陸。何でも「Knee Defender」という前の座席の背を倒せないようにするプラスチックの道具を使っていた男性が外すことを拒否したために、背を倒そうとした前の席の女性が怒って水をぶっかける騒動になったんだそうな。飛行機は当事者の2人を警察が待機していたシカゴで降ろして目的地デンバーに。でも、犯罪性はないとの判断で「顧客サービス」の問題として扱われるとか。運航の妨害ということで損害賠償を請求されるのかな。チビなワタシは倒すと座り心地が悪いので長時間のフライトでも背を倒さないけど、長身の人はつらいかな。最近は格安航空会社が初めから背が固定された座席を採用している。まあ、そもそも格安会社との競争に頭を悩ませる航空会社がエコノミークラスの席を増やすために間隔を詰めたのが原因と言えるけど、問題の席は少し余裕のあるプレミアム席だそうだから、女性が怒るのもわからないでもないな。まあ、どっちも48歳だそうだから、お互いに微妙な年頃でイラッチだったってこともあり得るかも・・・。

[写真] これもアメリカ東岸のヴァージニア州の高速道路で起きた珍事。何でも、車線をマークするために路面に貼った白いテープが剥がれて、車線がぐにゃぐにゃ。意識せずに車線のラインに沿って車を走らせようとするのか、蛇行する危ないドライバーまでいて、ちょっとした混乱模様。事故が起きなかったのは幸いで、笑い話で済ませられるけど、高速道路の車線をテープで示すって、後でペンキで塗るつもりだったらいいけど、いったい何を考えているんだか・・・。

[写真] アメリカのロブスターの大産地メイン州の漁場で捕獲された真っ青なロブスター。アメリカのロブスターは普通はきれいとはほど遠い青緑がかった茶色っぽい色だけど、200万匹に1匹の割合で青いのが出現するそうで、ほとんどは海に戻されたり、水族館に寄付される。(これはメイン州立水族館行き。)黄色とオレンジ色はもっと珍しくて、確率は3千万分の1。初めから茹で上がりの赤い色をしているのは1千万分の1、先天的に色素がないアルビノは1億分の1。ときには体の左右が色違いのロブスターが見つかることもあって、こっちは5千万分の1の確率。こういう天文学的に稀なロブスターがその色を次世代に伝える確率はもっと天文学的だろうな。それにしてもこの目の覚めるような真っ青なロブスター、茹でたらどんな色になるんだろう。ごく普通の赤になるんだったら、つまんないの。

ロブスターのニュースをもうひとつ。ウェストバンクーバーの沖にあるボウエン島の近くでエビ捕りをしていた親子が、卵をぎっしり抱えたロブスターを捕まえて、どうしたものか思案中。ロブスターは北大西洋に生息する甲殻類で、太平洋にはいないことになっている。「なっている」というのは、過去に太平洋でロブスター産業を起こそうと、政府や民間団体が何度も大量のロブスターを放流したことがあるからで、計画はいずれも失敗に終わったけど、稀に生き残っているかもしれないと考えられている。まあ、動物愛護活動家か誰かが生きたのを買って放してやったという見方の方が有力だけど、在来種じゃなくても太平洋の生態系にどんな影響を及ぼすかわからないのに、軽率なことはやめてもらいたもんだな。捕まえた人はタンクに入れて、漁業省の指示待ちとか。いっそのこと、食べちゃえばいいのに。

[写真] カナダのNATO代表団が、うっかりウクライナに「迷い込んで」しまってばかりのロシア軍兵士に地理のお勉強をしてもらおうと、子供でもわかる地図をツィート。赤いところは「ロシア」、灰青色のところは(ウクライナ)は「ロシアじゃないよ」。はっきりしてるなあ。赤いところはおまえんち。その隣の白っぽい青のところはおれんち。はて、これでもまだ「迷子」になるなら、ロシア軍はどうしようもない方向オンチってことになるのかな。ツィートに対するコメントにおもしろいのがあって、「カナダとしてはたぶん1812年以来の攻撃性の表現だな」。まあ、カナダはお隣のおっきいムキムキ兄ちゃんとは違うもんね。

広島県警が広島市の土石流災害地で発生した空き巣は外国人(=アジア人)に仕業だという噂は根拠がないと打ち消しに躍起になっている。それを報道しているのはJapan Timesで、日本語の新聞には災害の悲劇のストーリーはたくさんあっても、そんなことは一言も書かれていない。日本で起こっていることだから知らないはずはないと思うんだけど、「国民を不安にさせない」ために記事にしないのかな。真っ先に頭に浮かんだのが、関東大震災の直後のできごと。似たよう噂は3年前の東北大震災の後でも流れたそうな。まあ、どうせ無知蒙昧な「ねっとりうよ」が流しているんだろうけど、そう思っても日本は刻々と戦前の社会情勢に戻りつつあるんじゃないかという感じがしないでもないな。でもまあ、このニュースはまじめな「ジャーナリズム」の領域だから今日はこれでおしまい・・・。


今年のとうもろこしは大豊作?

2014年08月28日 | 日々の風の吹くまま
カレシが英語教室に行っている間にダウンタウンのHマートへひとっ走りするつもりでいたら、
「またとうもろこしを食べたいね」とカレシ。じゃあ、モールに寄るから、教室の帰りにいつも
の角でピックアップしてね。時間を見計らって出かけて、Hマートではトートバッグに入るだ
けのものを買ってとんぼ返り。今日も朝もぎのチリワックのとうもろこしの山。先週のよりも
太くてずっしりと重い。今年のチリワックは平年より暑かったそうだから、とうもろこしは豊作
なんだろうな。(そういえば去年はあまり食べなかったような・・・。)

     
値段は先週と同じで、5本で3ドル。1本60円というところだけど、去年よりずっと安いから、
これ以上は下がらないかもしれないな。太いのを選んで、シルク(毛)の束の状態を見て、
先っぽの皮をちょっとめくって先端までぷちっと熟しているのを確認したら、汚れのついてい
る皮を剥がして傍に置いてあるドラム缶に放り込んで、6本。帰って来たら、残りの皮を剥が
して、シルクを取って・・・。

     
剥がした皮の山。横のビニール袋にはシルクがいっぱい。カレシ菜園の収穫が済んだとこ
ろに深い穴を掘って埋めてしまう。土の中のミミズたちも大喜びしそうだな。グルメコーンだ
よ(皮だけど)。どんどん食べて、どんどん土を肥やしてね。来年はどんな野菜に化けるの
かな。それにしても、カウンターの上も床もシルクだらけ。ま、乾いてからルンバ君に掃除を
してもらおう。

     
蒸す準備ができた。でも、この大きさ。さすがのカレシも「3本は食べられないよ」。そうだな
あ、いっぺんに3本も食べたらおなかがはち切れてしまいそう。ということで、今日は2本ず
つ。残りはコーンチャウダーやマクシューにするか。でも、うまく蒸し器に収まるかなあ・・・。

     
いろいろと並べ替えてみて、やっと何とか4本とも収まった。ふたが少し浮いているけど、蒸
すには支障がなさそう。タイマーを25分にセットして、湯気の中でだんだん黄色が濃くなっ
てくるのを見ながら、マティニで実りの秋に乾杯。

うん、ひつじ雲が浮かんだ空は間違いなく秋の色だったし、風がとっても心地よかった・・・。

おかしな、おかしな世の中の仰天ニュース

2014年08月27日 | 日々の風の吹くまま
気温27度。湿度52%。夏の最後のあがきかな。空は何となく秋っぽい色合いで、やっと週
末から雨の予報。今日は仕事がないから、ひねもすだらだら。新聞サイトもテレビも、武力
紛争にテロに災害のニュースばかりで気が滅入るから、極楽とんぼ新聞は目が点々になる
ニュースをば・・・。

     
アメリカ東岸からコロラド州デンバーに向かっていた旅客機がシカゴに緊急着陸。何でも
「Knee Defender」という前の座席の背を倒せないようにするプラスチックの道具をめぐって
乗客同士がけんかを始めたためとか。チビなワタシは倒すと座り心地が悪いので長時間の
フライトでも背を倒さないけど、最近は初めから倒せない座席もある。まあ、航空会社が座
席を増やすために間隔を詰めたのがそもそもの原因と言えるけど、どっちも48歳だそうだ
から、互いにそういう年頃でイラッチだったってこともあり得るかも・・・。

     
これもアメリカ東岸のヴァージニア州の高速道路で起きた珍事。車線をマークするために路
面に貼ったテープが剥がれて来たために、車線がぐにゃぐにゃ。車線のラインに沿って走ろ
うとするのか、蛇行するドライバーまでいて、ちょっとした混乱模様。事故がなかったのは幸
いだけど、ペンキじゃなくてテープって、いったい何を考えているんだか・・・。

     
アメリカのロブスターの大産地メイン州で獲れた真っ青なロブスター。アメリカのロブスター
は普通は青緑がかった茶色っぽい色だけど、200万分の1の割合で青いのが出現するそ
うで、ほとんどは海に戻されたり、水族館に寄付される。(これは水族館行き。)赤や黄色、
オレンジはもっと珍しくて、確率は何千万分の1。色素がないアルビノとなると1億分の1。た
まには体の左右が色違いのロブスターが見つかることもある。でも、このロブスター、茹で
たらどんな色になるのかな。普通の赤いロブスターになるんだったらつまらないな。

     
カナダのNATO代表団が、うっかりウクライナに「迷い込んで」しまってばかりのロシア軍兵
士に地理のお勉強をしてもらおうと、子供でもわかる地図をツィート。赤いところは「ロシア」、
灰青色のところは(ウクライナ)は「ロシアじゃないよ」。はて、これでもまだ「迷子」になるなら、
ロシア軍はどうしようもない方向オンチってことになるのかな。

お後は饒舌版で・・・。

アメリカの救援物資が母乳の代わり

2014年08月26日 | 日々の風の吹くまま
気持ちよく眠っていたら、カレシに(カレシ曰く「やさしく」)起こされた。今日はまた「休みモー
ド」。途上国の食糧問題に関連する論文は数式の羅列で数学オンチのワタシの頭が溶けそ
うになったけど、おもしろかった。ネットのおかげで世界を相手に仕事ができるようにり、意
外にも日英翻訳に専念するようになったおかげで経歴豊かな英語人編集者と仕事するよう
になって翻訳が楽しくなった。ほんとにワタシって、くじ運はさっぱりだけど、人生のこういう
ところでは幸運・・・。

今ペアを組んでいるのはほぼ同年代の日系アメリカ人。化学系の博士だけど、何でも屋の
ワタシが何でも翻訳するように、どんな分野でも校正編集して、的確なフィードバックをくれ
る。(社長の目の鋭さのおかげだと言いたいけど、そう言っちゃうとスカウトされたワタシも修
士、博士の人たちと同列になるようでこそばゆいから止めとくけど、ゴメンね、社長。)ワタシ
は翻訳会社の担当者や校正・編集者との業務メールに「追伸」として折々の世間話を入れ
るんだけど、今回は2人が子供の頃のアメリカと日本の食糧事情を比べておもしろかった。

ワタシが覚えているのは、戦後の食糧不足時代に母乳が出なくて困った両親が、アメリカか
ら来た救援物資の小麦粉を牛乳か水で溶いてワタシに飲ませたという話で、あの真っ白な
小麦粉がなければワタシは栄養失調で育たなかったかもしれないと、繰り返し母に聞かさ
れた。(だからワタシは「バタ臭い」という流れだったかな。)救援活動は戦争中に強制収容
所に送られて苦難を味わった日系人とクェーカー教徒の尽力で立ち上げた慈善団体を母
体にして認可されたLARAという団体がやっていたので、当時「ララ物資」と呼ばれていた。

物資を集めたのは政府でなく民間団体のボランティアで、当時のお金で400億円と言うか
ら、今の価値では途方もない額の食糧や医薬品が送られて来て、乳児だったワタシを含め
て数え切れない日本の子供たちを飢餓から救ったという。学校給食のパンも脱脂粉乳のミ
ルクもララ物質だった。(星条旗と日の丸が描かれた脱脂粉乳の大きな厚紙ドラムが学校
にあった。)その話をしたら、「僕の母も教会でボランティアしていたよ」と返って来た。残念
ながら日本では、あのララの救援活動についてはほとんど語り継がれていないようだけど、
どうしてなんだろうな。もはや戦後ではなくなったときに、忘れられたのか・・・。

猿まねにはピーナッツを

2014年08月25日 | 日々の風の吹くまま
寝る前に何とか残りひとつの仕事を納品したので、今日は「週末」。相変わらず天気が良く
て、暑い(らしい)。もう2週間くらい雨が降っていない感じだけど、週の終わりには雨の予報。
でも、今週末はレイバーデイの三連休。子供たちには夏休みの遊び納め。でも、教員組合
がスト中で、政府との交渉が難航しているから、公立学校の新学年は「延期」になるかもし
れない。昔の日教組を思わせなくもない組合はいつもながら強硬姿勢だけど、政府は組合
が息切れするのを気長に待っているような印象。どうなるかなあ。

ヨーロッパのプロサッカー試合で観客がアフリカ人選手を猿見立ててバナナを投げつけると
いう愚行が問題になっているけど、それを日本でやったおバカがいるそうな。日本では人種
差別はないことになっているから、テレビか何かで見たのをまねしてみただけかもしれない
けど、それは「Monkey see, monkey do」、つまり「猿まね」と言うの。いったいどっちが「猿」
なんだか。昔イエローモンキーと言われて憤慨した日本人が、わざわざヨーロッパの無教養
なフーリガンの猿まねをすることはないだろうと思うよ。

ご本人は差別じゃなくて挑発行為だったと言ったそうだけど、何のために挑発するの?挑発
というのは、侮辱したり、からかったりして、相手を怒らせて度を失わせようとすることで、そ
れは苛めと変わらないと思う。人種差別も性差別も、いや差別と名のつくものはみんな苛め
のひとつの形だと思うんだけど、どうも日本人はそういう意識が薄いらしい。だから、政治家
も含めて、いともあっけらかんと(たぶん本音の)偏見を吐露する人が多いんだろうな。歴史
や宗教上の経緯に根ざした差別と違って、無自覚の蒙昧な差別感情は理性でもって啓蒙
するのも難しいような気がする。教育水準が高いから無知ではないとしても、いくら知識を
詰め込んでも蒙昧なままの人間はいるということの証かな。

と、だんだんsoap box上の演説みたいになって来たけど、昔、州政府職員組合の組合長
が好んで引用した「If you pay peanuts, you get monkeys」という諺があって、「低賃金で
はろくな人材が来ない」と言う意味だけど、高給で雇われる猿もいることはいる。それにして
も、かって猿と侮辱された民族の一員がヨーロッパ人が黒人を猿と揶揄する行為をそっくり
猿まねしたというのには笑ってしまったな。ほんとは笑っていいことじゃないんだけど、あま
りにもアホすぎて、駄洒落にもならないもんで・・・。

とーいっく、とーいっくと言うけれど

2014年08月24日 | 日々の風の吹くまま
いつの間にか8月最後の週。もう1年の3分の2が過ぎようとしているってことで、やっぱり
速すぎるよ、時間の足。と、ぼやいてみても、デジタル時代の時計にはぐいっと回して時間
を戻せる針もないしねえ。デジタル時代ってのは、便利なんだろうけど、何か味もそっけもな
い感じがするな。みんな今、今、今と思ったら、次へ早く、早く、早く。目が回りそう・・・。

今日は徹底して仕事日。押し込んだ仕事の納期が午後8時で、ファイルはパワポ。いつも
思うのは、どうして日本の企業のパワポはこうごちゃごちゃしているんだろうってこと。すご
いのになると上から下まで、端から端までぎ~っちぎちにネオンカラーのテキストボックスが
詰まっていて、目がネオンちかちかになる。しかたがないから、テキストをWordにコピーし
て作業して、目が眩まないうちにパワポにコピーすることになるけど、日本文化にはもっと
繊細な色彩感覚があったんじゃないのかなあ。まあ、今日のは比較的おとなしいから助か
るけど。何とか午後7時50分に納品。はあ・・・。

カレシが日本の地方企業で社員に英語を教えている日本人からスカイプで会話の手伝い
を頼まれたはいいけど、みんな学校を出てン十年の年代なので、「まいねーむいず」のレベ
ル。おまけに先生がカレシの質問をいちいち説明してしまうんだそうで、「それじゃあ意味が
ないって」。1年後にTOEICの一定スコアを取るのが目標らしいけど、「2年でも無理」と厳
しいご託宣。まあ、日本の大学卒新入社員の平均が450点くらいだそうだから、道のりは
長そうだな。ワタシはTOEICは受けたことがないけど、高校2年のときに挑戦して合格した
英検2級がTOEICのどのレベルかおもしろ半分に調べてみたら、だいたい600点くらいに
相当するらしい。へえ・・・。

昔は3階級しかなかった英検も今では5級から始まって、準3級に準2級、準1級が加わっ
て8階級!ハタチの頃にはもう少しで1級に受かるところだったから、今の準1級くらいのレ
ベルだったのかな。今TOEICを受けたらどんなスコアが出るかわからないけど、読み書き
おしゃべりにまったく「不自由なし」という能天気な評価で十分。まあ、営利事業がやる英語
検定のスコアはあまりあてにはならないと思う。でも、じゃあどうやって英語力?を計ればい
いのかと聞かれても困るなあ。だって、ワタシ、試験は嫌いだもん・・・。

食欲がないと言いながら・・・

2014年08月23日 | 日々の風の吹くまま
最高気温が22度前後の平年並みの夏に戻ったのに、なぜか身体がもや~っとして、揃っ
て食欲が今いちだとぼやく2人。8月に入ってからバンクーバーとしては異常なくらい湿度が
高かったし、乾燥していれば少しくらい暑くても平気だけど、蒸し暑いのはもろに応える感じ。
夏ばてというほどでもないだろうけど、夕食後は2人して転寝してしまったり、何だかくたっと
なったレタスみたいな気分・・・。

それでも、ワタシが仕事をしている間に、カレシは歩道に迫り出してきた(高さ3メートルの)
生垣を刈り込む作業。新しいトリマーが重くて、終わった頃には腕ががくがく震えるとこぼし
ていたけど、次はリサイクルできないガラクタをトラックに積んで、市のゴミ廃棄場に捨てに
出かけた。リサイクルデポと同じ敷地にあって、遠い内陸の埋立地に運ぶ普通ゴミを集積
する中継ステーションで、家庭ゴミ程度なら700円。深いピットに自分で投げ込むんだけど、
底でブルドーザーがかき回しているから、悪臭ぷんぷん。帰って来て、「臭いがついたぁ~」
とシャワーに直行。お疲れさまぁ。

カレシ菜園から60センチくらいに伸びたチャイブの束を持って来たので、夕食の魚コロッケ
に入れることにした。ワタシの魚コロッケは、残り物の魚の切れっ端とジャガイモを茹でて、
潰して混ぜ合わせたのがベースで、魚の種類によって微妙に味が違う、いいかげんレシピ。
今日の魚はメカジキとティラピア。たっぷりのチャイブとにんにく、にんじんを細かく刻んで入
れて、塩ヨーグルトを混ぜ込んで、あとは普通にまとめて、粉と卵とパン粉をつけて、オリー
ブ油でフライパン焼き。シアトルのタルタルソースと蒸したブロッコリを添えて、2人とも3個
ずつペロリ・・・。

夜になっても空腹感がないので、ごく軽いランチということにして、何がいいかなあ。半分に
折りたためる8の字型のフラットブレッドでミニピッツァでも作るか。でもソースがないので、
タコソースを出したら電球がぽっ。メキシカンピッツァだ!チーズはもちろんチェダー。残って
いた朝食用の丸いソーセージを解して、刻みキャベツと一緒に炒めてスパイスパウダーで味
付け。フラットブレッドを2つに分けて、広げたタコソースの上に炒めた肉を広げ、赤ピーマン
を散らして、チーズを載せて、刻みねぎをパラパラ。トースターオーブンで焼いたら、タコピッ
ツァの出来上がり。うん、これはキープだね!

     

いろいろトラブルの多い人

2014年08月22日 | 日々の風の吹くまま
今日は仕事日。あと論文の仕事がひとつだと思っていたら、日本時間の金曜日夕方ぎりぎ
りぎりに別のところから仕事が飛び込んで来て、納期が同じ日。大きいもんじゃないし、はめ
込んじゃっても大丈夫かな~とつい能天気な判断をしたのが運の尽き。まあ、腕まくりして
やれば何とかなりそうだけど、それにしても相変わらず週末は鬼門だなあ。

仕事前にシーツ類を洗濯機に入れていたら、カレシが「ルータがときどきピーピー言うんだ」。
前にもなんかそんなことなかった?どれどれとオフィスに下りてみたら、しばらくしてピーコ、
ピーコ。「キミのルータじゃないの?そっちの方から聞こえる」。我が家は別々の電話回線に
それぞれのルータをつないでいて、なぜか2人ともプリンタはカレシのWiFiでアクセスし、
モバイルはワタシのWiFiだから、ときどきヘンなことになる。でも、ピーコ、ピーコはワタシ
の後ろで聞こえるんだけどなあ。「もしかしてプリンタかも」。そっかなあ、と2人の間にある
プリンタをオフにしてみたけど、しばらくするとピーコ、ピーコ。あ、ちょっと聞くけど、アナタの
携帯、どこ?

何のことはない。カレシがきのう使った携帯をオフにしていなかったので電池が切れて、プ
リンタの下に置いたバッグの中で「充電してくれぇ~」とSOSを出していたってわけ。やれ
やれ一件落着と思ったら、今度は「メールがおかしい。変なメッセージが出る」とカレシ。ええ、
またなの?カレシのISPはワタシのバックアップだけど、ワタシには問題なし。メールソフト
は同じBecky!だけど、カレシは英語版、ワタシは日本語版。ワタシのは問題なし。PCや
iPodやノートでいろいろ試しまくって、どうもSMTPの設定が問題らしいとわかった。はて、
どうする?カレシはISPのヘルプデスクに電話・・・。

しばらくテクニシャンの指示通りにあれこれ操作した後、カレシのPCを「乗っ取った」テクニ
シャンが、メールソフトのSMTPを設定し直してくれて、メールは無事復旧。「聞いたことも
ないソフトだと言いながらさっと設定できたからすごい」とカレシは感心することしきり。最近
フィリピン系のテクニシャンが増えているけど、陽気な口調で(たぶんパニックになっている)
お客をリラックスさせながら作業を進めるのが上手で、しかもできる人が多い。それにしても
アナタは機械系統のトラブルが多いねえ。ワタシの仕事の方はあまり進まなかったんだけ
ど、どうしよう。あ~あ・・・。

忍び寄る秋を豪快に食べる

2014年08月21日 | 日々の風の吹くまま
Soda Streamの炭酸カートリッジを取り替えて、空になった2本を新しいのと交換しにモー
ルまで。カレシに英語教室の帰り道にモールの外で拾ってもらって、エコーの自動車保険を
更新するための排ガス検査に行くという日程。時間を見計らって、運動がてら(転ばないよ
うに気をつけながら)早足ウォーキング。日差しは目にきついけど、気温は平年並み。カート
リッジを交換して、時間がありすぎるからとずしんと重いトートバッグを肩に青果屋に回って
みたのが運の尽き・・・。

おお、チリワック産のとうもろこしの山。チリワックはバンクーバーから100キロほど東の町
で、子供の頃のカレシがそこにあった祖父母の農場で夏休みを過ごしたところ。とうもろこし
は昔からの特産品で、そのチリワックの朝もぎとうきび(と、つい北海道語)が3本2ドル。買
わない手はないと、太くて先まで完熟しているのを選んで6本。さらにず~っしりと重くなった
トートバッグを肩にスーパーへ。とうもろこしディナーにはハムやソーセージが必須。まあ、
カレシママがいつもそうしていたのを受け継いだメニューなんだけど、今日はハムとチョリゾ。
いつものように「ついで」の買い物をしたところで携帯が鳴って、「いつもの角でね」。

荷物を家に置いて、今度は排ガス検査。エコーは2年に一度の検査で2年分48ドルの検査
料を取られるんだけど、実は検査が12月31日で廃止になるので、今回は検査料も月割り
らしく、22ドル。昔はエンジンをふかして、排気筒にプローブを差し込んで二酸化炭素や
NOX、SOXを測定していたけど、今は燃焼系統のエレクトロニクスが機能しているかどうか
をコンピュータで診断するだけだから、ものの3分もかからず「合格です」とデータの紙を渡
されておしまい。でも、よく見たら「有効期限2016年8月14日」と書いてある。えっ、今年の
12月31日で廃止されるのに、何これ?

ついでに更新も済ませようと保険代理店に行ってその話をしたら、プログラムがそのままだ
から自動的に印刷されているだけ。なるほど、どうせ廃止になるんだからってことか。午後
いっぱい走り回って帰って来たらもう夕食の時間。さっそくとうもろこしを3本ずつ2回に分け
て蒸して、塩もバターも何も加えずに豪快にかぶりつく。この純粋な甘さ!そこはかとなく忍
び寄って来る秋の味・・・。

     

頭から冷や水は・・・

2014年08月20日 | 日々の風の吹くまま
せっかく良く眠っていたのに、先に起きたカレシが寝ぼけ頭でのこのこと外へ出て行ったも
ので、アラームがピーコ、ピーコ。がばっと跳ね起きて、サイレンが鳴り出す前にオフにした
けど、もうっ。着替えていたら、階段の下からのんきに「もう起きてたのか」なんて言うから、
アラームを解除してから出て行ってよっ。「シニアモーメントだよ」。いやいや、ボケが入って
るかもよ。それで思ったけど、泥棒に入られたトルドー君ちは、もしかしたら奥さんがアラー
ムをかけ忘れたとか・・・?

朝食後にひとっ走りダウンタウンのHマートに行くつもりだったけど、仕事が2つ入ってしまっ
たので中止。とりあえず腕まくりして、まずは後から来て納期が先の訴訟仕事をまじめに処
理。近頃は法律系の需要が増えているのかな。翻訳支援ツールは使っていないからと断っ
たところが懲りずにうちに登録しないかと言うし、イギリスのエライ名前の会社も協会の名簿
を通して法務翻訳者募集のメールを送りつけて来るし、激安のインドの会社まで。どこも「需
要の高まりで業務拡張」で、どこも「無料トライアル」。ま、お客さんは間に合ってるし、今さら
「入社試験」の年でもないし・・・。

「アイスバケツチャレンジ」は日本にも広がったようで、メディアの影響力はたいしたもんだな。
幸福の手紙のように連鎖する仕組みだから、毎日セレブがテレビで氷水を被っているし、ビ
ル・ゲイツは自分で考案して組み立てた装置で、紐を引っ張って頭からザバッとやる凝りよ
う。ジョージ・ブッシュは娘のジェナ(その他)に指名されて、「大統領らしくないから寄付する
よ」とペンを走らせているところへ、ローラ夫人が忍び寄って頭からバシャッ。バトンタッチし
たのはかっては政敵だったけど今は大の親友というビル・クリントン。莫大な額の寄付が集
まったそうで、いやはやメディアの力はすごい。

でも、高いところからうっかり落としたバケツが当たって死んだ人もいるし、年を取った人が
いきなり氷水を頭からかぶって心臓発作を起こす危険はないのかな。そりゃ華々しくやるほ
ど寄付も殺到するだろうな。奇を衒わなくても誰もが有意義だと思うことに普通に寄付する
のが理想だけど、今は注目されたがり病が蔓延して、ネットメディアがそれを煽る時代。ま、
みんなが自分も寄付しようという気になればそれなりにいいこと。でも、頭から冷や水をか
ぶるのは、考えてしまうなあ。

こっちの芝生の方が青いけど

2014年08月19日 | 日々の風の吹くまま
ゆうべは食後に1時間も転寝したのに、目が覚めたら正午過ぎ。寝すぎは健康に良くないと
聞くけど、夏だし、蒸してたし、何かとバテることが多かったし、いつもじゃなければ、くたび
れたときはちょっとぐらい寝すぎたって害はないと思うね。予告のあった大きな仕事が入っ
て来ないことになったので、今日は(っていつものような感じもするけど)ぐうたらモードで行
こう。(週の後半で押せ押せにならないといいけど・・・。

さっそくエアコンをオンにして、水漏れがないかどうかときどき二階に上がって様子見。(い
い運動。)完全にドライで、しばらくあった湿っぽさがなくなったし、音が少し静かになった気
もするし、何よりも冷え具合が良くなった感じ。来週はまた少し暑くなりそうなので、よかった。
天気サイトを見ると、やっぱりこの夏は湿度がちょっと高めという感じがする。日本は亜熱帯
化しつつあるらしいけど、もしかして亜寒帯のカナダは温帯化するのかな。ということは、例
外的に温帯に属しているバンクーバーは亜熱帯化する・・・?

新聞のサイトに、The Economist誌がバンクーバーを「世界で最も住み良い都市」の3位に
ランクしたという記事があった。またかという感じだけど、医療や文化、環境、教育、インフラ
など30の項目のスコアを総合した結果だそうで、1位はメルボルン、2位はウィーン。トップ
10の4位以降はトロント、アデレードとカルガリー(同位)、シドニー、ヘルシンキ、パース、
オークランドの順で、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドと、新世界の都市がほぼ独
占状態なのがおもしろい。何でも新世界の中規模都市は広くて人口密度が低い分、公園や
緑地、レクリエーションの機会など、環境的に余裕があるからだとか。

バンクーバーっ子はこういう都市ランキングを聞くたびに、世界中から人が押しかけて来て、
せっかくの住み良さが台無しになると思っているところがある。いつも物価が高い、家/家
賃が高い、交通事情が悪い、雨ばかり降る等々と文句たらたらだけど、バンクーバーの芝
生が青いことをわかっていて、それを荒らされたくないから、隣近所には言い触らさないでく
れということかもしれない。そういう一面も世界の中の「地方」の、そこそこの規模の都市ら
しさなのかな。つまり田舎っぽいということだけど、地方都市育ちのワタシにとってはそれも
住み良さの要素のうちという気がするな。いいところなの、ここ。

雨降りエアコンの修理

2014年08月18日 | 日々の風の吹くまま
月曜日。ちょっとだけ暑くなりそうな気配。さっそくエアコンをオンして、朝食。終わった頃に
チェックしたら、もうぽたぽた。しかも長方形のバケツを外れてカーペットの上に置いてあっ
たタオルの上。あわててバケツを移動して水を受けるけど、何だって毎日必ず前の日と違う
ところから落ちて来るんだろうなあ。コメディのギャグじゃあるまいし、バケツ持って右往左
往なんて、もう・・・。

でも今日はマイクが手配してくれた修理屋さんが来るので、この水ぽた騒動もあとちょっと
の辛抱。予約は正午と午後2時の間という時間枠だったけど、正午ちょっと過ぎに現れたの
はこの前と同じイケメンのお兄ちゃん。靴の上からカバーをかけて、大きな道具バッグを提
げて二階へ上がるなり、「降ってますねえ」。今日はちょっと少なめだけど。「ちょっと蒸し暑
かったですからね」。なるほど。ひと通りああなって、こうなってと説明したら、「排水ラインが
詰まったのかな」と、ねじをいくつか外して前面のカバーをがばっ。受け皿に満タンで残って
いた水をバケツに空けて、懐中電灯であちこちを調べて、最後に一角を照らして「やっぱり
詰まっています」。

どうやら前回の点検のときに長年フィンの間に溜まっていた細かな埃が受け皿に落ちて、
それが凝縮水と混じって排水口で固まってしまったらしい。錐のようなようなもので隅っこを
しばらく突いていたお兄ちゃん、やおら道具バッグから自転車タイヤの空気入れを小さくし
たようなものを取り出して、排水口をブシュッ、ブハッ。圧縮空気で強制的に開通させる道具
らしく、何回かムギュっとやって「よ~し」。凝縮水の受け皿に水を注いで、排水口から出て
行くのを確認。カバーを戻して修理作業は完了。何だか冷却効率も良くなったみたい。

外の排水チューブを見てみたら、わっ、水がぽたぽたぽたぽた。ふ~ん、家の中ってけっこ
う湿気があるんだねえ。特に寝室は寝ている間の汗や呼吸の湿気がこもるから、起きてエ
アコンをオンにするとそれが一気に凝縮して、行き場がないので溢れたんだだろうな。半日
後には水漏れがなくなっていたのは、換気装置が何度も自動的に高速運転に切り替わった
りして、凝縮しない程度の湿度になっていたということかな。知りたがり屋の雑学小僧には
何だかんだとおもしろかったけど、家の機械設備の故障はやっぱり気分的に疲れると見え
て、夕食後は2人そろってスヤスヤ・・・。