リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

3月は猛獣のごとく暴れ込んで来るらしい

2016年02月29日 | 日々の風の吹くまま
今日は閏日。勤め人時代は仕事日が1日余分にある感じで何だか損した気分だったっけ。
もっとも、給料日はかっきり2週間ごとだったから、閏日は関係なかったのかもしれないけど。
いい天気だけど、夜半過ぎからまたぞろ暴風雨が来て、明日の火曜日は荒れ模様という予
報。俗に3月は「In like a lion, out like a lamb」、つまりライオンのようにやって来て、子羊
のように去るってことで、なぜか3月初めは天気が荒れて、4月になる頃には(子羊のごとく)
穏やかな「春爛漫」の天気になるらしいけど、ほんとかなあ・・・。

きのうは丸々1日わき目も降らずキーを叩いて、めんどうくさいこと甚だしいパワポの仕事を
やっつけた。ごちゃごちゃしているだけじゃなくて、日本語がヘン。何たって大企業なんだか
ら、日本で生まれ育って、日本で小中高大学教育を受けて、日本で(超有名な大手企業で)
働いているはずなんだけど、日本語の単語をヘンな意味に使っているもので、こっちは文章
全体の意味を解釈しかねて、ん?ん?ん・・・。まあ、真ん中の漢字だけ切り出せば使って
いる意味になった理由(勘違いっ!)がわかるんだけど、正しくはそういう意味じゃないの。
まったくもう、キミたち、どこの大学で何を勉強して来たんだぁとど突いてみたくなっちゃう。

それでもねじり鉢巻でがんばったおかげで、論文は推敲がすいすいと終わって、日本在住
のアメリカ人の校正者に日本時間午前4時にさっと送りつけておしまい。パワポの方はまっ
たく別の話で、サイズを日本語に合わせてあるテキストボックスに英語で上書きすると収ま
り切らなくてめっちゃくちゃ。ボックスが重なったり、後ろの隠れたりするし、フォントやサイズ
はままならないし、スライド枠からはみ出した文章を表示しようとするとずぃっと次のスライド
に移ってしまうしで、内容を翻訳するよりもずっと、ずっと手間がかかる。(ちなみに、次に入
れてくれと送られて来たパワポのプレゼンはさすがに外資だけあって?すっきり、さっぱり、
簡潔明瞭・・・。)

納期に間に合って終わったので、簡単に夕食を済ませて、マンション管理組合の年次総会。
別棟の低層棟を含めた総数188戸のうちの6割は(たぶん国外在住の)「不在地主」が所
有して賃貸に出しているとかで、委任状と合わせてやっとこさ定足数。まあ、まだ発足3年
目だから、「コミュニティ精神」の形成はこれからか。ああ、今日はくたびれた。でも、まだ仕
事が・・・。

それはないでしょ、お客さん

2016年02月27日 | 日々の風の吹くまま
起きてみたら五里霧中。ブラインドを巻き上げたら、見渡す限り乳白色で何も見えない。道
路向かいのマンションも見えないし、下の道路も見えない。でもまあ、初めは狐に摘まれた
ような気分だったこういう風景も、今ではすっかり慣れた感じがする。雨雲の中での五里霧
中はしまいにうんざりして来るほど暗いけど、正真正銘の霧にすっぽり包まれたときの五里
霧中には明るさがあって、陰鬱な感じがしないからいい。

土曜日恒例のまじめ掃除で汗をかいたら、今日はどっぷりと仕事。きのうティーパーティか
ら帰って来て、もう日本は土曜日だし・・・とメールを空けたら、あら別々のところから仕事が
2つ。どっちも日本が金曜日のうちに(こっちが寝ている間に)飛んで来た週末のおきみや
げ仕事で、どっちも猛烈ラッシュ。んもうっ!ま、ひとつは75%増しの超特急プレミアム料金
だからいいってことにしよう。でも、普通にのんびりやったら合わせて4日かかりそうな量だ
けど、期限はどっちも月曜日の午後。お客さぁ~ん、そりゃぁないよぉ・・・。

ひとつは自然科学の論文だからおもしろそうでいいけど、もうひとつは手間のかかるパワポ
のプレゼンで、案の定スライドいっぱいに散りばめた大小のテキストボックスにカラフルな文
字や図表がぎぃ~っしり。いわゆるdog-and-pony showという、見ただけでうんざりするよ
うなビジネスのプレゼンで、しかも社内用語だらけ。しぃ~らない。それにしても、日本の人
が作るパワポのスライドってどうしてこうごちゃごちゃしているんだろうな。スライドには要点
を簡潔にまとめて、プレゼンのときに細かい内容を口頭で説明すればいいだろうに、その
「細かい内容」までぜぇ~んぶスライド化。これじゃ発表者の話を聞きながら同時にスライド
を読むという芸当を強いられて、結局「で、何の話だっけ?」ということになるんじゃないかと
思うけど、何でなんだろう・・・?

ま、文句を言っていても始まらないから、おもしろい論文の方を先にやっつけることにして、
テーマの風に乗ってすいすいとやっているうちに夕方にはファーストパスが完了。うわっ、自
分でも呆れるくらいにはっやぁ~い。勢いに乗ってもうひとつにかかる。スライドに上書きし
ろと言われても手間がかかるばかりなので、ワードにコピーして作業開始。ほんとはこっち
の方をさっさとやっつけるべきなんだけど、何しろつまらないからちんたらちんたら。ま、あし
たがあるし・・・。

舞台裏をのぞいて来た

2016年02月26日 | 日々の風の吹くまま
金曜日。まあまあの天気。雨が降っていなくてよかった(夕方から降り始めるという予報だ
けど)。今日はArts Clubの新劇場で事務局長のピーターが主催するティーパーティ。車で
行くか電車で行くか、ああだこうだと話し合っていたけど、カレシがジムでの運動の代わりに
歩く!ということで電車に決まった。所要時間は月曜日の集まりで試してあったので、9時
過ぎに出発。めったに電車に乗らないカレシだけど、メインストリート駅を過ぎたところで、
「メインで降りて歩い方が早いんじゃないのかなあ」。あれ、それは考えてみなかったな・・・。

新劇場Goldcorp Stageがあるのは2010年の冬季オリンピックの選手村だった区域に市
が建てたBMO Theatre Centre。入る予定だった別の劇団が完成前に解散してしまったも
ので、Arts Clubが後釜として市と60年のリース契約を結んで、夏に野外でシェークスピア
劇をやる劇団Bard on the Beachと同居している。劇場の土間に当たる空間に白いクロス
をかけたテーブルを並べて、(モーニングだけど)アフタヌーンティーよろしくすてきなティー
カップに本格的に入れた紅茶と軽いサンドイッチやクッキー。芸術総監督のビルが来シー
ズンのラインアップのさわりを内緒でお披露目。舞台や客席の配置が自在にできるというこ
とで、舞台の周囲にぐるっと客席を置く形式の演目を画策中とか。おもしろそうだけど、役者
は正面も上手も下手もないからタイヘンだろうな。

私たちのテーブルに加わったキャスティングディレクターのステファニーと人種混成のキャ
スティングの是非で話が弾んだ後、ピーターの案内で舞台裏の見学。楽屋は最新鋭のシャ
ワー付きで、新しい衣装スタジオも明るくなって縫製係はみんな楽しそう。衣装ルームには
いろんなサイズの靴が棚にずらりと並んでいて、そこらの靴屋よりも多いくらい。極めつけ
は客席の後ろにあって照明や音楽の指揮を執る「コントロールルーム」。ドアを開けるとエレ
クトロニクスの匂いがプ~ン。コンピューターのモニターがずらりと並び、後ろの棚にはケー
ブルやらマイクやら何やらがごちゃごちゃ。舞台裏をのぞくのは楽しい・・・。

帰り道はメインストリート駅から電車に乗ることにして、歩く時間を計ってみた。結果、10分
ほどで地下鉄駅からとほぼ同じ。ということは、グランヴィル駅まで行って乗り換えて地下鉄
駅まで遠回りして行かなくてもいい分、約10分の短縮になるわけで、うれしい発見は「時短」
大好きのカレシのお手柄・・・。

たかが英語、されど英語、嫌でも英語

2016年02月25日 | 日々の風の吹くまま
木曜日。カレシは張り切って8時前に起きてしまった。(ワタシ、寝足りない・・・。)ここのとこ
ろ張り切っているのは、授業前に個別指導をしている2人の生徒が積極的に発言するよう
になったから。初心者中の初心者レベルで、今までは質問を振っても頑なに押し黙っていた
のが、語彙も発音も文法いもまだまだではあるけど、「とにかくしゃべってみる」ようになった
のがうれしくて、センセイ冥利に尽きるというところらしい。まあ、英語でも何でも、言語の習
得はとにかくしゃべってみないことには始まらない。もっとも、しゃべってみるには言いたいこ
とがないと始まらないけど・・・。

日本人が英語を話題にするときに必ず持ち出すのがTOEICのスコア。掲示板なんかでも
よく「英語圏で働きたい。TOEICは900点」なんて相談が上がって来る。でも、900点台と
いうのは相当なレベルなんだろうけど、アメリカやカナダの企業はTOEICが何なのか知ら
ないところがほとんどだから、職探しには役に立たないな。地元の人間には英語が「国語」
なもので、元から検定試験で能力レベルを計るという発想がないし、何たって英語しか知ら
ないから英語で考えて英語で意思の疎通を図るしかない人が多いし・・・。

TOEICのような検定試験は「英語ができる人」認定みたいなもので、スコアが満点でも「英
語人」認定されるわけではないんだけど、たかが英語、されど英語、でもやっぱり英語って
ことなのかな。ワタシは高校生のときに英検2級を取っただけで、自分の「英語のレベル」に
関しては皆目見当がつかない。それでも何の不自由もなく英語で暮らせているのは、とに
かくしゃべってみないことには日々の生活が成り立たなかったからだろうな。勝手に「犬かき
式英語学習法」と呼んでいるけど・・・。

もともと英語はヨーロッパ大陸から次々と押し寄せてきた征服民族の言語をごちゃ混ぜに
取り入れてできた「被征服者の言語」みたいなもので、言語として発展して定着する過程で
ルールがかなり簡素化されているところがある。まあ、ゲール語やらゲルマン語やらロマン
ス語やらフランス語やらの民族の性格を反映したような文法をそのまま取り入れたら頭が
混乱して言語障害になってしまうだろうと思う。だから、英語が母語でない人でもわりと簡単
に一定の水準に到達できるというところが、大英帝国の拡大にとって願ってもない利点だっ
たんじゃないのかな。たかが英語、されど英語、嫌でも英語・・・。

世の中は何だかんだと・・・

2016年02月24日 | 日々の風の吹くまま
今日も早春らしい陽気になりそう。のんびりと起きて、のんびり朝ごはん。カレシは「軽い運
動」をしに1階のジムに行き、ワタシはテキトーに埃払いをして、のんびりニュースサイト巡り。
この年になって世間離れして「のんびり」していられるのはシアワセというべきか。世界は相
も変わらず何だかんだと騒がしい・・・。

東京電力は原発事故で炉心溶融が起こったかどうか判断するマニュアルがあったのを東
北大地震から5年も知らないでいたというから仰天。そのマニュアルを見れば、震災の3日
か4日以内に炉心が溶融したと判断できたんだそうで、アホか、もう。何のためのマニュア
ルなんだと言いたくなるね。マニュアルの通りにしか仕事ができない人間が多いという嘆き
を聞くけど、そのマニュアルを読まないどころか存在さえ知らないって、どこまで思考停止し
ているんだか。人類を滅ぼしかねない重大事故なのに、ひたすら「炉心が損傷している(け
どたいしたことないっす)」って・・・?

アメリカ大統領選に向けての共和党と民主党の候補選びであるプライマリーがおもろくなっ
て来た。ヒスパニックの不法移民を誹謗した「ザ・ドナルド」ことトランプ候補はヒスパニック
の多いネヴァダ州では不利だと思われていたのに、ニューハンプシャー州とサウスカロライ
ナ州に続いて大勝して3連勝。(苦労して)合法的に移民してアメリカの市民権(選挙権)を
得た人たちが不法移民に対する反感からトランプ支持に回ったということだろうな。不法移
民はもともと選挙権がないもの。メディアや活動家やいわゆる知識人はトランプは「愚人」だ
と印象付けようと躍起だけど、アホかいなと言いたくなるね。彼は決してバカじゃない。いい
気になって侮ったらタイヘン・・・。

トルドー君政権の初予算が来月発表されるそうで、初めから赤字予算を組むと言ってはい
たけど、原油安とドル安に祟られてどエライ大赤字になるという噂。それも来年度は今年よ
りもずぅ~っとでっかい赤字になるんだそうで、さすが「大きな政府」大好きの自由党。ハー
パー前首相の選挙運動が負けると言われてもずっと生ぬるかったのは、先を見越した上で
政権を投げ出すためだったんじゃないかと思うんだけどな。何しろエコノミストだもの。地元
カルガリーのご近所さんによると、フツーの国会議員になったハーパーさんは顔が穏やか
になってハッピーそうなんだって。ボクちゃん、嵌められたねえ・・・。

有料駐車場も共有財産のうちだって

2016年02月23日 | 日々の風の吹くまま
寝室の中が明るいもので目が覚めてしまった。日の出は午前7時6分。ずいぶんと早くなっ
たもんだな。そろそろ日の出の位置が2枚のブラインドの隙間に来そうで、ご来光?に直撃
されないように早いとこ遮光スクリーンを作らなくちゃ。目覚めは早かったけど、何とか目を
つぶってうとうとして8時に起床。カレシを英語教室に送り出して、ちょっぴり家事。まあ、朝
食の食器を食洗機に入れて、箒で床を掃いて、キッチンの床にモップをかけただけだから、
威張れたもんじゃないかもしれないけど、きれいに住みなす努力はいいことだよね。

今日と明日はロビーの人工大理石の床の補修作業とかでアクセス禁止。車ででかけるカレ
シは直接駐車場に降りるから支障はないけど、ワタシは何だか足止めを食ったような気分。
管理会社からの案内には、道路に出るときは地下1階の駐車場に降りて4号エレベーター
に乗り換える、と書いてあった。はて、ロビーにはエレベーターが2基、別のところにタウン
ハウス棟用にもう1基あるけど、4号はどこにあるのかな。暇に飽かしてちょっと探検・・・。

地下1階にはマンションのビジター用と有料の一般駐車場があって、エレベーターを降りる
とタワーの住人専用の地下2階と3階の駐車場に通じるゲート2の外に出られる。4号エレ
ベーターはそのゲートの反対側に後知恵で付けたようにぽつんとあった。ボタンがGとP1
しかないのは、有料駐車場の地下1階に止めた人が地上に出るためのエレベーターだから
か。なるほど。マンションは商業区域にあって、地上階の正面は貸しオフィス/店舗、同じ
敷地の隅には元からあるオフィスビル。付属駐車場の収容台数は合計400台近く、住人専
用(284台)とビジターや月極め専用の区画の他に屋内の地上と地下1階、屋外を合わせ
て110台収容の一般有料駐車場がある。

この有料駐車場、屋内の部分はマンション組合の共有財産になっている。つまり、我が家も
ユニットの床面積に相応する区分所有権の持分があるってことか。まあ、せいぜい1台分あ
るかないかだろうな。(住人用駐車場の専用使用権は2区画ある。)駐車場運営会社が委
託管理しているけど、料金が1時間100円てのはちょっと安すぎやしないかなあ。前の道路
にある市の路駐メーター料金は2時間までの時間制限付きで100円で35分なんだけど。
でも、割安だからか稼働率はけっこう良さそう、とヘンに商売っ気出したりして・・・。

ひとりでおでかけ

2016年02月22日 | 日々の風の吹くまま
いい天気。今日は来月Arts Clubの新劇場で初演されるミュージカル『Onegin』の稽古始
めの顔合わせに呼ばれていて、午前8時に張り切って起きて、朝食を済ませて、教材の準
備で留守番に回ったカレシを置いて、午前9時に出発。電車の所要時間を調べてあったの
で間に合うはず・・・。

ニューウェストミンスター駅まで下り坂を16、7分。まだ改修工事中で、来るたびに改札口
へのアクセスが移っているから困る。今日は2度も場所を聞いて5分くらい浪費してしまった。
ここでCompassカードをタップして、発車寸前の電車に飛び乗って、バンクーバーの中心
のグランヴィル駅まで26分。途中の駅の周りはどこもタワーマンションとタウンハウスと工
事のクレーン。デパートの地下から道路に出て、斜め向こうの地下鉄駅まで交差点を2度
渡って(スクランブルだといいのに)、ホームまで4分ほど。オリンピックビレッジ駅まで4分で、
そこから劇場まで徒歩10分。待ち時間を入れてもだいたい1時間と10分・・・。

劇場では制作資金に寄付した人がもうひとり来ていて、一緒に脚本家、作曲家、キャスト、
舞台の裏方さんたちに紹介されて、制作の裏話を聞かせてもらった。主役のオネーギンは
去年読み合わせで歌っていたバリトンの俳優。大学で声楽を勉強したこの人、ほれぼれす
るようないい声。そのオネーギンに恋して拒絶されてしまうタチアナ役は1年半前に『Saint
Joan』でジャンヌ・ダルクを演じた女優で彼の奥さん。夫婦で「結局は結ばれない男女」を演
じるのってどんな感じかな。ま、そこはプロだからきっちり公私を分けるだろうけど、何と言っ
てもオネーギンは傲慢でニヒルな嫌なヤツだし・・・。

稽古に入るキャストにさよならして、電車を乗り継いで戻って来たら正午過ぎ。駅にモール
が併設されているので、スーパーに寄ってランチの「スシ」(東部のチェーンに買収されたせ
いか、遥々冷凍して持って来たような感じ)をテイクアウト。まだ90分の有効時間内なので
アップタウン行きシャトルバスを待つこと10分ちょっと。マンション近くのモールの外のバス
停までは10分ほどだから、上り坂をえっちらおっちらと歩いて帰るのと時間的には変わりが
ない(と言い訳)。コロンビア駅から左折して4番ストリートの上り坂にかかるとスペースシャ
トルの打ち上げのような感じになる。そういう急な坂をそろそろと上って行く老人たちにいつ
も遭遇するからすごい。ただいまぁ。おなか空いたぁ!

仕事モードはジ・エンド!

2016年02月21日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。何となく朝焼け。カスケード山脈の雪をかぶったぎざぎざの稜線がはっきり見える。
アメリカはカリフォルニア州からオレゴン州、ワシントン州を通って延々と北へ、国境を越え
てカナダのBC州南部まで延びているのがカスケード山脈。北アメリカ大陸って広いんだな。
アメリカ側にはレーニア山のような4000mを超える高山もあるけど、カナダ側の山はだい
たい2000mから3000mの間。でも、荒削りなところは引けを取らないな。

 

今日は納期が午後9時。きのう最後の行に到達して一応ファーストパスを終えたので、今日
はセカンドパス、つまり見直しと文章の編集をする作業。端的にほんの数語で言ってしまえ
るようなことを10ページ以上に引き伸ばすから、しまいには焦点がぼやけて来る。レポート
だから数語ってわけに行かないのはわかるけど、原稿を書かされる方はタイヘンだろうな。
人さまが苦労して書いた記事を翻訳するこっちはその半分くらいの苦労か。ランチをはさん
でが突貫工事式に進んだおかげで、午後3時半完了。やれやれ、終わったぁ~。それにし
ても、株とかFXのような金融市場のレポートって、何を言ってるんだかよくわからない曖昧
模糊としたのが多い気がする。儲けようとしてこんなのをまじめに読むから損をするのかも
しれないな。

コチコチに凝った肩をぐりぐりと動かしながら、最後のスペルチェックをして、圧縮ファイルに
して、さっさと送信して、納品完了。これで仕事モードは終了。おしまい。ジ・エンド、フィニト。
せいせいしたぁ。2月も残すところあと1週間ばかりで、弥生3月。しばらく仕事はもういいや
と思ってみるけど、3月は余った予算を消化するのにどうでもよさそうな文書まで年度内に
翻訳なんてことになったりする魔の季節。亀みたいに頭を引っ込めて、通り過ぎるのを待と
うかなあ。

朝焼けの予告が的中して、1日中晴れたり、降ったり、曇ったりのあわただしい天気。午後
にはちょっと雷が鳴っていたような気もする。夕方にはパタロ橋のふもとからほんの束の間
だけど虹が出た。ひと仕事終わったらお待ちかねの遊びモード。あした天気になぁれ!

極楽とんぼが働きアリになると

2016年02月20日 | 日々の風の吹くまま
いい天気!久しぶりに全容を現した山並みは深雪で真っ白。この冬の降雨量はその前より
も20%以上多かった前の冬よりもさらに20%も降雨量が多かったそうだけど、風も例年以
上にすごかったんじゃないのかな。でも、さすがに晴れる日が多くなって来たようで、やっぱ
り春がそこまで来ている感じがする。

せっかくのいい天気だから、恒例のサタデイクリーニングを済ませた後は造園資材センター
と園芸センターに出かけた。園芸センターはまだ混み合う季節ではないけど、水仙やチュー
リップなどの春の花壇用の苗がずらり。造園資材センターには最近の流行らしい屋外暖炉
やパティオの家具やまるでキッチン一式をコンパクトにまとめたようなバーベキューセットが
ずらり。でも、こんなの揃えても結局は使う暇がないって人の方が多いんじゃないのかな。
だからこそ、一生懸命に「流行」に仕立て上げて自分も~って気にさせようとするわけかも。
庭石や石像が並んでいる一角を歩いていて出くわしたのは登れそうなくらい大きなセメント
の象の大きなお尻。「前庭にケツを道路に向けて置いたらおもしろそうだ」とカレシ・・・。

午後は仕事。きのう1日で2日分をやってしまったので、ちょっとだけ余裕。みんなが専門化、
専門化とうるさい時代に(専門化できる学歴がないから)必然的に「何でも屋」で通している
ワタシは金融や為替も得意分野ということになっていて、例によってシンクタンク「そんなこ
とやっても効果はないよ」というのを延々10ページにわたって説明するもぐもぐ文学でもお
茶の子さいさいってところ。でも、さすがに目がしょぼしょぼするし、指の関節がしくしく痛くな
るし・・・。今日中に最後まで行っておけば、明日の午後9時の納期に余裕で間に合うかな。

働きアリならぬ「働きとんぼ」は働くのに忙しいから、夕食はマグロとサケとイクラだけの生
ちらし。コーヒーを入れる段になって、「デザートを買いに行ったらコーヒーが冷めてしまうか
な」とカレシ。冷めたら電子レンジでチン!とやればいいんじゃない?と言ったら、「それじゃ
あBuy-Lowでマカロンを買って来る」と本気で出かけて行ったからびっくり。5分ほどで戻っ
て来たときにはポットに入ったままのコーヒーはまだ冷めていなかった。「ここは便利でいい
よなあ」と言いながらマカロンをあっという間に3つも平らげたカレシ。はて、春(気)はもうす
ぐそこまで・・・か?

働かない働きアリとキリギリス

2016年02月18日 | 日々の風の吹くまま
また雨で始まった1日。午前8時5分にがばっと起きたカレシ、今日は何だかやたらと機嫌
がいい。今日からしばらく早めに英語教室に行って、レッスンの前にまったくの英語初心者
の生徒さん2人に集中指導をすることになったので、新しいチャレンジに張り切っているん
だろういな。昔まだ日本にいた頃に近所の子供に英語を教える教材として作ったフラッシュ
カードを持って行った。ワタシの英語センセイ業は短命だったけど、表に絵、裏に英単語を
書いたカードは、カレシが日本語をかじっていた頃に日本語、ワタシがフランス語をかじって
いた頃にフランス語を書き加えてあって、久しぶりに見てなつかしかった。(ダイヤルを回す
式の電話機なんか古すぎるけど・・・。)

カレシが骨付きラムのローストを食べたいと言うので、解凍が間に合うように朝から買い物。
財布とレジ袋1枚だけ雨合羽のポケットに押し込んで、雨の中をSave-On-Foodsまで。ほ
ぼ毎日行くおかげでスタッフの中には顔なじみになった人たちもいて、「おはよぉ~」の交換。
この前咳き込んでいたら、魚売り場のおばさんがカウンター越しに咳止めキャンディをくれ
た。バンクーバーではこういうことはまずなかったもので、感激で気持がホカホカしちゃって、
ついつい余計なものまで買ってしまうワタシ。イナカっぽいのっていいなあ・・・。

北海道大学の研究発表によると、アリの集団にはほとんど働かない(働き)アリが一定の割
合でいるそうで、みんな一丸となってバリバリ働く集団は長く存続できないらしい。どうやら
働かないアリは怠けているんじゃなくて、バリバリ働いているアリが疲れ果ててへたれたと
きの交代要員のような存在らしい。つまり、働き者のアリが「もうだめだぁ~」と言うと、働か
ないでいたアリが「よっしゃ、オレの出番だ」と腕をまくって働き出すということか。人間さま
の集団ではありえないことだろうな。自分が疲れた身を鞭打ってがんばっているのに働かな
いでいるのは許せない、と村八分にされそう。アリの方がよっぽど進化しているってことかな。
でも、ワタシとしてはアリよりもキリギリスでいたい・・・。

夕方、Arts Clubのパルミーダから、月曜日に新作『Onegin』のキャストの顔合わせがある
から来ないかという電話。行く、行く!と二つ返事しちゃったけど、あちゃ、大型の特急仕事。
何だか見透かされたみたいだけど、納期は日曜の夜だから、ここは働きアリになってがん
ばってしまおうっと。

政治家は物知らずの無教養がいい?

2016年02月17日 | 日々の風の吹くまま
あ~あ、ま~た雨だぁ。でも、先日は体感温度がマイナス45度だった首都オタワで今度は
1日に51センチも雪が降ったそうで、雪に比べたら雨はシャベルがいらないから楽でいい。
(バケツがいるかもしれないけど)。でも、この冬はやたらと荒れたなあ。どうも2年以上前か
ら北太平洋にできた「ブロブ」という水温が異常に高い海域が北半球の気候を狂わせてい
たらしい。猛烈高気圧が居座って風通しが悪くなったせいで冬に冷える海水が冷えなかっ
たのが原因だそうだけど、そのブロブと史上最強と言われるエルニーニョの相乗作用が心
配されていたのが、ブロブはゴジラ・エルニーニョに負けて消滅したという話。はて、普通の
しとしと、しょぼしょのバンクーバーの冬に戻るのか・・・。

バンクーバーと言えば、アメリカ大統領選の共和党の指名争いに名乗り出ているルビオ候
補の選挙ビデオに登場して、カナダ人は目を白黒。レーガン大統領が選挙戦で使った「It’s
morning again in America(アメリカにまた朝が来た)」を借用して、オープニングショットは
夜明けの港から見たモダンな都会のスカイライン。あれ?ハーバーセンターの展望台や自
動車のマフラーを立てたようなウォールセンターのシルエットは間違いなくバンクーバー。よ
く見れば、港を行くタグボートの船尾にはカエデの葉の旗。まあ、バンクーバーは「北のハリ
ウッド」と呼ばれるし、アメリカのワシントン州の南端には小さい「バンクーバー」があるし、ア
メリカ人は地理オンチで有名だし・・・。

オンチと言えば、日本で「アメリカでは奴隷の血を引く黒人が大統領になっている」と言って
ヒンシュクをかった政治家がいる。えっと、オバマさんは「ケニア人と白人アメリカ人がいわ
ゆる国際結婚をして生まれたハーフ」ってところなんだけどなあ。(ちなみにオバマ大統領の
異父妹はインドネシア人とのハーフ。)表現が不適切だったんじゃなくて、何も知らない世間
オンチ、政治オンチだってことが露見しただけ。日本はそういう無知、無教養の人でも国会
議員になれちゃうんだからすごい。野党がさっそく辞職勧告決議案が出すらしいけど、不倫
や失言で議員を辞めるのに、汚職では辞めなくてもいいらしいのもすごいし・・・。

こうして見たら、我が国のトルドー君なんて選挙の公約を実行できないと認めてばかりいて、
かわいいもんだな。閣僚は公約通りに男女同数にしたけど、それは2015年じゃなくたって
誰にもできる数合わせだし・・・。

人間の日々の営みの音

2016年02月16日 | 日々の風の吹くまま
午前5時頃に急にぶぉ~ん、ぶぉぉ~んと間延びした汽笛が響き渡って目が覚めてしまった。
うっすらと目を開けてブラインドの隙間から外をうかがったら、夜明け前だけど白っぽい。ど
うやら濃霧の中を川向こうの埠頭から貨物船が出航したらしい。霧の中から響いて来る船
の汽笛は子供の頃に聞き慣れたものだし、外航船の船長になりたかったワタシの耳にはや
さしく抱擁されるような響きがある。静まり返った深夜にだけ聞こえて来る川沿いを走る貨
物列車の警笛も何となく郷愁をそそられる趣があっていいな。もっとも、遠くから聞こえるか
らそう感じるんであって、川沿いの高層マンションに住んでいる人たちには「騒音」でしかな
いかもしれないけど・・・。

少し寝なおして、起きたら明るいけど白一色。一見してふわふわな白い霧の塊がかなりの
速さで広がって来たり、流れて行ったりして、道路向こうのマンションが見え隠れ。クィーン
ズパーク地区は真綿を薄く伸ばしたような霧に包まれた木々の黒々とした梢が幽霊のよう。
眼下の6番ストリートは朝のラッシュのはずだけど、なぁ~んにも見えない。ラジオをつけれ
ば、交通事故が多発して道路も橋もてんやわんや。もっとも、事故と渋滞は日常茶飯事で
はあるけど・・・。

やっと伸びて来た青いクロッカスのつぼみが今朝は6個。黄色、白、青と揃って、何とかミッ
クスカラーの面目を保った感じだけど、ちょっと調べてみたら、どうやら黄色いのと青いのと
では開花の時期からして違うらしい。土が温まったらわっと一斉に咲くのかと思ったら、黄色、
白、青の順に咲くんだって。そういえば、ルーフデッキでも一番先に咲いたのは黄色で、次
にクリーム色と白、そして今になって青いつぼみがにょきにょき。ミックスだからってカラフル
に一斉に咲いてくれるわけじゃないんだな。つまり、期待したのと違うからと言って結論を急
いではいかんということだけど・・・。

カレシを英語教室に送り出して、シーツ類の洗濯をしながら、床を掃いてモップをかける。霧
が晴れたら、一面のまぶしい青空に真っ白な雲がのどかそうにぷかぷか。空気はまだ少し
冷たいけど、あちこちの窓を開けて換気すれば、ああ、何ともいい気持。道路から川べりか
らいろいろな日常の営みの音が聞こえて来て、人間世界で生きているんだと実感させてく
れるな。もっとも、人によってはこういう音も迷惑な「騒音」でしかないんだろうけど・・・。

案ずるより産むが易しというでしょ

2016年02月15日 | 日々の風の吹くまま
また雨。ごく近くの建物がぼんやり見えるだけで、視界は灰白色一色。垂れ込めた雨雲の
中に入っているのかな。よく天気予報で聞くシーリングというのは「雲底高度」、つまり「雲の
天井」のことだけど、今日は500メートルほど。高台でさらに高層階だから、天井の下の雲
でもない霧でも雨でもないもやもやした部分に入っているのかもしれない。冬は雨ばっかり
の土地柄、超高層の30階や40階だったら外界がまったく見えない日が何日も続くだろうな。
それじゃあベースメントと同じで、欝っぽくなりそう・・・。

きのう1日中干上がったエコーのバッテリをどうするか考えていたカレシ、朝一番に「BCAA
のサイトにバッテリを取り替えてくれると書いてあったから、来てもらうことにした」。ジャンプ
スタートに何の反応もなかったということは完全に干上がっているってことで、前に取り替え
て数年は経っているし、何度も上がってはジャンプスタートしているから、新品と取り替える
のが最善の策なのはたしかだな。でも、BCAAはいわゆる自動車連盟で、うちは会員じゃ
ないんだけど。「だから、車が1台になってジャンプスタートできなくなったときのことも考えて、
この際会員になっておくの」。おや、珍しく先を読んでいるなあ、この人・・・。

BCAAはBC州の協会で、窓から6番ストリートの向こう側のオフィスが見える「徒歩1分」
圏内。さっそく出向いて行って、まず入会の手続き。めったに運転しないワタシも万が一に
備えてベーシック会員として登録することにした。会費を払って、会員カードが届くまでの仮
会員証をもらって、帰って来てさっそく電話で出張サービスのお願い。40分ほどで折り返し
電話があって、カレシがセキュリティゲートのある地下駐車場にどうやって入るのかと聞い
たら、玄関前から電話するので、トラックに同乗して車のところへ誘導して、作業に立ち会っ
てくれという返事。30分を過ぎた頃に着いたという電話があって、カレシがロビーへ降りて
行って、30分かそこらで満面の笑みで戻って来た。サービス無料、バッテリ代は会員価格
で1万5千円・・・。

ま、これで問題がひとつ「案ずるより産むが易し」式に解決。トラックのテールライトはカバー
が壊れただけだし、凹みもライトの横ちょっとだから、カレシとしては急ぐことないやと思って
しばらく放っておく気かもしれないけど、ま、そのうちに整備を兼ねて修理するってことでい
いか・・・。

おなかもハッピーなバレンタイン

2016年02月14日 | 日々の風の吹くまま
きのういろいろあって疲れたせいか、目が覚めたら8時過ぎ。寝返りして目と目が合ったら、
むぎゅ~っとハグして、ハッピーバレンタイン!でも、すぐにおなかが空いたから起きようよ
ぉ~。やれやれ、私たちも一緒に暮らすこと今年で41年で、(ほんとは正反対だけど)似た
もの夫婦になったと言われるくらいになれば、熱烈ロマンスの温度もこんなあたりがせいぜ
いかな。ま、大やけどをするほどの灼熱の恋なんて何を今さらって気がするし・・・。

ということで今日はバレンタインのご馳走の算段。コース料理にしようと、カニ、エビ、紅鮭、
コーニッシュヘンを用意してあったけど、何と何を合わせてどんな風にするかが一番めんど
うなところで、あれこれと買い置きしていないので、フリーザーや冷蔵庫の野菜入れをかき
回したり、パントリーをのぞいたりで、はっきりしたイメージができるまでがタイヘン。まあ、メ
ニューが決まれば、後は料理しながら微調整・・・。

     
アミューズブーシュはカニのサラダ。えごま油と塩ヨーグルトとマヨのドレッシングとカニの身
を混ぜ合わせて、トーストしたバゲットに山盛りにして、コリアンダーで彩り。横にイクラを置
いてさらに彩り。

     
アルゼンチンの海から来た大きなエビ。殻をむいて、しょうがジュースでマリネートしたもの
をバターで焼いて、刻んだコリアンダーを散らしてみた。淡水の養殖エビと違って海から獲
れたエビは舌触りは柔らかくて、味にはそこはかとない甘みがある。

     
太平洋北西地域の定番は何と言っても紅ざけ。1人前に切り分けてあった冷凍サケをさら
い2つに分けてディルを散らしておいて、レモンとケッパーとバターでピカタ風ソース。サケと
一緒にスライスしたポルチーニきのこも焼いて、ケッパーベリーを飾りに1個。

     
メインはコーニッシュヘン。昔はやせっぽちの鳥2羽で1パックにしていたもんだけど、この
頃は1パックにステロイド太りかと思うようなのが1羽。ギリシャ風スパイスを刷り込んで、お
なかにレモンを1切れ入れて、小さいスロークッカーにセット。オレンジジュースとぺルノーを
混ぜたのをかけ回して、ことこと3時間ほど。食べるときに切り分けるつもりが、柔らかくなり
すぎてバラバラ・・・。

     
デザートはギラデリの塩キャラメル入りチョコレートと3種類の塩キャラメル、そしてフレンチ
プレスでいれたコーヒー。ああ、おなかもハッピーなバレンタイン・・・。

一難去ってまた一難の日

2016年02月13日 | 日々の風の吹くまま
雨の土曜日。東部の方は北極からの強力な寒気に覆われて、何十年ぶりとかいう猛寒波。
プロバスケットボールのオールスター戦があるトロントでは気温がマイナス23度、体感温度
はマイナス34度とか。五大湖の湖面からもうもうと蒸気が上がっている。トロントより北にあ
る首都オタワでは体感温度が何とマイナス45度!一歩外へ出たとたんに雪まつりの氷像
になってしまいそうだな。ニューヨークではあまりの寒さでセントラルパークで予定されてい
たアイスフェスティバルが中止になったとか。寒くなければできないイベントなのに・・・。

雨の日。メープルリッジで同世代の家族6人揃って芝居を見ることになっていた私たちの土
曜日も降って沸いたような災難の連続で午後からの予定が大番狂わせ。ことの始まりは、
きちんとしまっていなかったエコーのドア。カレシが英語教室から帰って来た木曜日の午後
からだからほぼ丸2日。バッテリが完全に上がっていて、トラックを使ってジャンプスタートを
試みたけどうんともすんとも言わない。諦めてトラックで行くことにして、駐車場の中でトラッ
クを方向転換しようとバックして後部を柱にガチャン。柱が見えなかったのかどうかはこの
際どうでもいいけど、テールライトのカバーが壊れて、ボディに凹み。あ~あ・・・。

行くの行かないのとしばし考えあぐねた末に、カレシがこんなことでキャンセルしたくないと、
トラックで行くことにして出かけたのはいいけど、ワイパーを引越し前に買ってまだ取り替え
ていなかったから、雨でフロントガラスが滲んで道路の方向標識が読み取れない。左折す
るところを直進したり、直進するところを右折したりしているうちに2人とも行くのはやめにし
ようという気分になって、結局は私たちが来るのを待っているジムとドナに経緯を説明して、
カレシの心理状態では雨足が強くなる中をハイウェイを走るのは危ないからとキャンセルし
て、回れ右・・・。

でも、前から漠然と、ほんとに漠然と感じていた、ひょっとしたら、もしかしたら・・・という兆し
をちらりとだけど見てしまったような気がして、もう一度見たかった『4000 Miles』を見られな
い残念さよりも衝撃は大きかったかもしれない。ま、カレシはしつこくマニュアルやネットを調
べているけど、週明けまではエコーのバッテリを取り替えて、トラックを修理する算段はでき
ないんだから、いくらごちゃごちゃ考えてもムカつくだけだってば・・・。