リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ストの戦略/成行き菜園/銀行の思考

2022年08月16日 | 日々の風の吹くまま
8月15日(月曜日)。☀☀。暑いようであまり暑くない感じの夏の日。週の半ばにまたちょっと暑くなるらしいけど、おおむねごく普通の夏というところかな。北部のスキーナ川では記録的な数のピンクサーモン(カラフトマス)が遡上して来ているそうで、2年前に開放ネット式の大西洋サケの養殖場を閉鎖したおかげで、野生の太平洋サケのフナムシによる被害が減ったせいらしい。母なるフレーザー川でも、3年前に大規模な崖崩れでサケが通れなくなった地点の上流で遡上中のサケが確認されたそうで、上流では大喜び。あの時は、立ち往生したサケの群れを捕獲してはトラックで上流まで運んで放流したり、圧搾空気で大砲よろしく上流に飛ばしたりして、何とか産卵場所に送り届けていたっけ。この秋はサケの豊漁を期待できるかな。

州の一般公務員組合(BCGEU)が出していた72時間前のスト予告の期限切れで、交渉に進展がなかったので、いよいよストに突入。まっさきに州営の酒屋が標的になるだろうと思っていたら、ピケが現れたのは州が運営する酒類の流通センター。BC州では酒類の流通は完全に州政府がコントロールしているから、民間の酒屋がいたるところにある今は、個々の州営の酒屋にピケを張るよりも、文字通り「元栓」を閉めてしまった方が影響は大きいだろうな。それに、長かったコロナの行動制限などの後遺症なのか、やたらとカリカリして無差別に人を襲ったりする人間が増えているので、酒屋の前にピケを張るのはちょっと危険かもしれないね。州営、民間を問わず、小売店に在庫があるうちは消費者には影響はないかもしれないけど、慌てて買いだめに走る向きも多いんじゃないかと思う。一番困るのは輸入酒を調達できなくなるレストランだそうだけど、ワインがなくても食事はできるじゃないの。それでも、きのうパーティの帰りに州営の酒屋に寄って行きつけの民間の酒屋では売っていないブードルズを4本とベルモットのビアンコを買って来て良かったね。タンカレーの大瓶もまだ1本あるし、まあ3週間くらいは大丈夫かな。

朝ご飯の後、カレシがレッスンで忙しい間にルーフデッキに出て、プランターのニンジンを収穫。なぜか粒々のにんじんなんだけど、ちゃんとニンジンの味だし、歯ごたえは抜群。調べてみたら「パリジャンニンジン」と言うフランスで人気のある種類らしい。もう10年以上も前に種を買ってそのまま冷蔵庫に入れてあったものだし、種を蒔いたころは低温で芽が出るのに長いことかかったから、ほんとに小粒だけど、よく育ったもんだと感心することしきり。腐りかけたスーパーのミニトマトから育ったトマトもいくつもの鉢で鈴なりになっているし、3、4年前に道路向かいのコンビニで買って来たイチゴも特に手入れをしていないのに大豊作で、にょきにょきと伸びて来るランナーの先を隣に持って来た別の鉢の土に押して付けて置いたら、そこでもイチゴが生っているしで、カレシの成り行き次第の園芸テクニックも捨てたもんじゃないね。あんがいね、そんな風に奥さんにも手をかけずに半ばほったらかしていたから、元々雑草みたいなところがあった奥さんは野放図に根を広げ、葉を茂らせて、大きな花を咲かせて、大きな実をいっぱい実らせたのかもしれないな。







買い物から帰って来て郵便箱をのぞいたら、何やら銀行から。開けてみたら、「クレジットカードの限度額引き上げのリクエストは、慎重な審査の結果、残念ながら今回は見送らせていただきます」だって。あはは、あのリクエストはアクシデントだったの。事前承認したと言って来た分の承諾がメールのリンクではうまく行かなくて、自分のブックマークからログインしてリクエストしちゃったんだけど、その後メールにあった銀行の番号に電話して、生身の人間と話してちゃんと増額してもらったの。何だか知らないけど、大丈夫か、銀行さん。部内でのコミュニケーションが行き届いてないんじゃないの。そのときは元気なお嬢さんが「キャッシュバック付きのカードに替えませんか」と売り込んで来たけど、勧めて来たのが一番上のクラスのカードだったの。この件は一段下のクラスのも含めていろいろと条件を比べて検討してみた結果、そんなのいらないや、今のカードのままで十分だわいってことにしたの。それにしても、頼みもしないのに銀行が事前承認して来た金額と同じ額の増額をリクエストしたら条件を満たしていないからダメってのは笑っちゃうなあ。ふむ、銀行宛におたくが事前承認して来た分を増額してもらっちゃてまぁ~す、ご心配なくぅ~と手紙を書いたら、何て言って来るかな。おもしろそ。