リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

石油の流れと汚れたお金の流れを止めると

2018年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月30日(木曜日)。曇りがち。秋だなあ。バスルームで身支度をしていたら、朝ご飯の設
定をしていたカレシが「ヤッホォ~ッ」。何だ、何だとリビングに飛んで行ったら、大もめにも
めて中断していたアルバータ州からBC州沿岸までの原油パイプライン敷設について、連
邦控訴裁判所が先住民自治体や環境保護団体の訴えを認めて、工事再開を差し止める判
断をしたというもの。国のエネルギー委員会がパイプラインが通る地域の先住民と十分な
協議をしなかったというもので、「パイプラインは敷設します」と言ってのけたジャスティン君
には痛手だな。

パイプラインに州経済がかかっているアルバータ州の首相はさっそく「連邦政府の気候変
動対策の支持を撤回する」と宣言。(BC州のホーガン首相が州内の敷設は認めないと言っ
たら「石油供給を止めるわよっ」と脅しをかけたレイチェルおばちゃんだけど、何かすごく老
け込んじゃったねえ。片や、政権第1期目のホーガンおじさんは(嘘っぽく控えめに)にんま
り。私たちとしては州の大切な事な漁業資源を守るためにパイプライン敷設には反対なん
だけど、先住民同士でも賛成派と反対派に分かれているから、連邦最高裁で決着をつける
ことになるだろうな。でも、ジャスティン君が連邦政府がパイプラインを買い取って建設(して
将来売却)する)ことにしたら、パイプラインを所有する会社の株主の9割が買収に賛成した
そうだけど、国税で「幻」のパイプラインを買ってどうするのよ。

詳しい記事を読もうと新聞サイトを覗いたら、「州政府のマネーロンダリング防止規制のお
かげでBC州のカジノが減収になった」という記事。えっと、BC州(特にバンクーバー圏で)
営業しているカジノが(特に中国から持ち込まれる)汚れたお金の洗濯機になるのを防ぐた
めの規制を導入したら、カジノの実入りが減っちゃったって話だよね。ということは、規制の
導入前は「汚れたお金」がどんどん入って来ていたってことにならないかな。特に中国人の
「ハイローラー」と呼ばれる大口の賭博客がカジノでひと山の小額紙幣の束で大量のチップ
を買っていたそうだし、つまり、マネーロンダリングが蔓延っていたことを立証したようなもん
じゃないのかなあ。

バンクーバー圏の住宅バブルを膨らませた一因が洗濯された怪しい中国マネーの流入だ
としたら、兆しが見えて来ている(特に高級な)戸建ての値下がりとも関係があるかも。はて、
どうなるか・・・。

ほんとにリタイアする気になって来た

2018年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(水曜日)。雨しょぼしょぼ後曇り後晴れ間。あら、しっかり秋の空模様じゃないの、
これ。ま、もう9月だしね。朝のメールを開けたら、あら、まだ発注元から次の原稿が来てい
ないということで、どうも今日は中休みの感じ。と思ったら、前に終わったはずの仕事の追
加の打診が来て、量は少なくても別件で待機中の今はねじ込みは無理。だって入稿が遅れ
たら、元の納期内にぎゅっと詰め込むか、改めて納期を延長するかになるんだけど、来週
の水曜日以降はいろんな予定があって、あくびが出るような仕事なんかしている暇はない
のよねえ。

カレシにそう言ったら、即刻「だからリタイアしろっての」。そだよねぇ~。きのうリハーサルを
見に行って、ますますその気になって来たところで、何だか何で悩んでるんだろうなあという
気分になって来ちゃった。「働かなくたっていいんだから」とカレシ。いや、今は別に働かなけ
ればならないから仕事を続けているんじゃなくて、演劇支援という「老後プロジェクト」の資金
を稼ぐのが目的だったの。3月のディナーパーティでのオークションで意地になって「夢のよ
うな1ヵ月」を競り落とせたのは自分で稼いだお金があるからこそで、そうでなかったら2人
の年金1ヵ月分以上をポンと出しちゃう勇気はなかったと思うなあ。

「でも、キミも個人年金が入るようになるんだし、寝てる金があるんだし、おまけにどうしよう
かという大金が棚ぼたで入るんだし、今が潮時だと思うよ」とカレシ。うん、個人年金の(所
得控除になる)払い込みの対象になるのは今年度の勤労所得が最後。来年は年金基金に
切り替えて、再来年から否応なしに規定の率で年金として引き出すわけだけど、過労死し
そうなくらいガリガリ働いて払い込んで来たおかげで、仕事で稼ぐよりも多くなるんだよねえ。
「税金で持って行かれるだけだよ」とカレシ。うん、それは自明の理なんだけど、老後になっ
てこんな悩み方をするとはバリバリ働いていた頃には想像もしなかったなあ。

でも、9月半ばから先は仕事をする時間がないし、10月、11月は仕事ができないし、12月
は遊び疲れの骨休めをしたいし、ほんとに年度末で少なくともこのお客さんの仕事からリタ
イアしちゃおうかな。でも、何だか未練がましいから、やっぱり思い切ってすぱっとリタイアし
た方がいいかなあ。「その方がすっきりするから」と、リタイア歴18年のカレシ。う~ん・・・。

仕事をしたり遊んだりで大忙しの1日

2018年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(火曜日)。曇りのち晴れ。今日はちょっと忙しい。朝ご飯を済ませて、まずは大仕
事の「手始め」の小さいファイルの続き。期限が午後5時のところ、昼前にArts Clubのシー
ズン第1作のリハーサルを見に行くので、朝のうちにできるだけやっておかないと帰って来
てから慌てることになる。でもねえ、内容がつまらない上に去年の報告と違っているところだ
けという指示付きなもので、すいすいとは行かないからイライラ。10時になってとりあえず
中断して、カレシといざBMOセンターへ。

したくが済むのが早くて時間が余りそうだったので、今日は小さいカメラを持参。電車を下り
てから劇場まではフォルスクリーク沿いの遊歩道。クリークの向こう岸はダウンタウンで、高
層マンションがぎっしりと林立してノースショアの山並みなんかほとんど見えない。もう立錐
の余地もないかと思いきや、建設工事のクレーンが何台か見えるからすごい。戸建てが買
い手市場になって、マンション市場もそろそろ「調整期」に入ると言われているけど、みんな
プレセールで売約済みなのかな。

   
   何て大きなヘルメット!

あと10日ほどでプレビューが始まる新シーズン第1弾『The Curious Incident of the Dog
in the Night-time』(『夜中に犬に起こった奇妙な事件』)は自閉症スペクトラム(あるいはア
スペルガー)の少年を主人公にした小説を舞台化したものだけど、原作とはかなり違ってい
ると言う話。少数(12人まで)の支援者をリハーサルに招待するのは初めての試みで、前
シーズンにワタシが『ONCE』のリハーサルに通い詰めたのがキャストのモチベーションを
高めるのに役立ったということだったので、それじゃあADCメンバーの「特典」に加えてみ
ようということになったらしい。舞台監督のカリンと助監督のロネイと再会してハグ。新芸術
監督のアシュリーの初演出で、通しの段階なので、初めの少年がご近所さんの犬が殺され
ているのを見つけるところからリハーサル開始。

役者がせりふを忘れたり、舞台での動作を直したりしながら、同じシーンを何回か繰り返し。
30分ほどで(組合規定の)休憩時間になって「観客」は退場となり、ちょうど昼時なので私た
ちは近くのクラフトビールのパブでランチ。ビールと近ごろパブの人気メニューになっている
ハワイ料理のポケ丼(ここのはちょっと日本風)を楽しんで来て、帰りは電車を下りたら坂道
ウォーク。帰り着いたらまず仕事の残りをやっつけて送って、夕ご飯の買い物に飛び出して、
ああ、何とも忙しい1日・・・。

何ごともほどほどに、でも煙はほどほどでも嫌

2018年08月27日 | 日々の風の吹くまま
   

8月27日(月曜日)。晴れ!空が抜けるように青くて、ニューウェストのAQHIは低リスクの
一番下の「1」。(PMの数値が高いからとまた注意報が出ていたけど、午後には解除。)フ
レーザー川に沿って白い朝霧がふわふわ。これって何だか秋の朝の景色のように見えるん
だけど・・・。

夕方には大きな仕事が入ってくる予定なので、朝のうちにクレジットカードや電気料金の支
払いをして、スマホとラップトップの設定を微調整して充電器につないで、道路向かいの銀
行に走ってキャッシュを下ろして、カレシが好きな春雨スープやせんべいを差し入れてくれ
た友だちにお礼のメールを書いて、カレシのトレッドミル運動に付き合ってジムで雑誌を読
みながらリカンベントバイクをこいで汗をかいて、あっという間にランチタイム。カレシのスカ
イプレッスンが1時にあるので、ランチは簡単に電子レンジでチン。

仕事が入っていると、食事がどうしてもけっこうやっつけ料理になってしまいがちなんだけど、
最近はコーヒーを飲む人はまったく飲まない人より長生きするとか、塩を多めに取っている
人の方が減塩に努めている人より長生きするとか、低コレステロールの食事をしていても卵
は食べた方がいいとか、何かと健康に害があるからダメとか減らせと言われて来た食べ物
や飲み物が食べて飲んでしても心配ないということになって、そのたびに目を白黒。健康に
悪いと言われるものを食べている人の方が長生きするというのは、あんがい健康の害が気
になって食べない人が「こわぁ~い食べ物」を避けようと常に気を使うことによるストレスで、
結果的に心身共に不健康になってしまうからじゃないのかな。ほんとに体に悪いものは食
べないに越したことはないけど、朝のテレビでドクター・アートことヒスター先生がいつも「何
ごともほどほどが一番」と言ってるじゃないの。好きなものをおいしくほどほどに食べていた
ら、あまりストレスにならないだろうしね。

今日は山並みが遠い北のガリバルディ山地からずぅ~っと東寄りのゴールデンイアーズま
で見える。ほんとに何週間ぶりだろう。汚れた灰色の空の後ろに山が連なっているんだとい
うことも忘れてたくらい。南東のベーカー山の頂上だけが雲の上に見えたときは思わず気
持が弾んだし、夕暮れ時に夕日に染まった山全体が見えたときは感動しちゃった。夕焼け
を見るのもずいぶん久しぶり。煙だけはほどほどでも嫌だなあ・・・。
   

改装計画が浮上して、リタイアは待ったなし?

2018年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月26日(日曜日)。雨のち曇り。涼しいなあ。半毛布をかけて寝てよかった。AQHIは申し
分ないレベルなんだけど、PM2.5がまだ高いと言うことで、大気汚染注意報を再度発令。
確かにきのうよりちょっぴりいがらっぽい感じがしないでもない。でも、これだけ涼しいと窓を
開けなくてもいいので何とかなるかな。だって、もう8月も最後の週だもんね。

金曜日に引き受けると返事をした仕事、原稿は15000文字くらいで予定は1週間。ねじり
鉢巻をしないで良さそうだけど、企業のレポートで見たところが華々しい割には何とも退屈
きわまりない内容で、来年はキッチンの改装をしようという話になったところでもあったので、
気持がぐいっとリタイアの方に傾いて来た。実は、冷蔵庫の野菜入れの片方(奥の隅)に水
が溜まり出して、丸めたペーパータオルを入れて2、3日おきに取り替えないとびしょびしょ
になるので買い替える話になり、じゃあ効率の悪いオーブンや使い勝手の悪い食洗機や位
置が高くて使い難い電子レンジもまとめて新調しようという話になり、それならとにかくダサ
いキャビネットも照明器具も取り替えて、園芸ルームのフリーザーのある側をキッチンの延
長にして、バスルームも高齢者仕様にして、安っぽいラミネートのフローリングも取り替え
て・・・。

いったん改装の計画が出るとあれもこれもと一新したいところが浮上してくるのは、旧居で
何回も改装工事をして経験済みだけど、マンションは見た目が最優先の商品だから、備え
付けのドイツの高級ブランドの家電もイタリア製と称するキャビネットも新築マンション向け
の最低限の仕様で安く大量生産されたものなのは一目瞭然。少し年数の経ったマンション
が売りに出ると「改装済み」が謳い文句になっていることが多いことからも、買って住む人が
いずれ改装するだろうと踏んでのことだと思う。(投資で買う人は賃貸に出すから安物でも
気にしない。)

マンションの部屋の改装には何かと制約があるから、設計コンサルタントが必要になりそう
だし、家電は使い勝手がよくて長持ちするようなものが欲しいし、改装プロジェクトもこれが
最後だろうから、2人の身体の自由が利く限りは安心して住んでいられるようにしたいしと、
ああだこうだ言っていたら来年は改装で明け暮れそうな感じになって来て、何だか仕事をし
ている暇なんかなくなるんだから、さっぱりリとタイアしてしまえと言われているような・・・。

久しぶりの雨で気分がすっきり

2018年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月25日(土曜日)。雨。ほんっとの雨だ!ルーフデッキがびしょびしょで、雨粒がぴちょぴ
ちょと跳ねている。うれしいねえ。その代わり気温はガクンと下がって、昼を過ぎても14度。
カレシが夜ちょっと寒かったと言うので、半毛布を出して来てベッドにかけておいたけど、秋
はそこまで来ているという感じ。そうか、今PNE(1910年に農業共進会として始まった夏
祭り)の真っ最中。これが始まると雨が降るというジンクスがある。(実際に2週間の期間中
ほぼ毎日雨だったこともある。)来週のレイバーデイ三連休を最後にこのPNEが終わると、
幼稚園から大学まで一斉に新学年が始まる。うん、30度を超える暑い日があっても、北の
夏はやっぱり短いのだ。

朝一番に2人揃ってヘアカットに角を回ったサロンヘ。街中みんなれしそうににこにこして歩
いている感じで、すれ違う人同士で「やっと降ってくれたねえ」、「いい気持だねえ」と挨拶代
わり。そうでなくてもニューウェストの(特に古くから住んでいる)市民は人懐っこいところが
あって、知らない人同士でも歩道でふと目があってにっこりしたり、HiとかHelloとか挨拶を
交わすことがよくある。モールや店に入るときも前の人が次の人のためにドアを押さえたり、
車椅子やベビーカーの人が来たらドアを開けて待っていてあげたりして、「ありがとう」、「ど
ういたしまして」の交換。ほんの一瞬の、それこそ一期一会の交流だけど気持がほわっと和
むから、スマイルのパワーはすごい。

肩先で先っぽがカールするくらい伸びていた髪を切ってもらってすっきりしたところで、土曜
日の床掃除。煙っていた間もけっこう窓を開けていたから、何となく砂っぽい感じのほこりが
いっぱい。どうりでスリッパで床を歩くとざらついた感じがしたはずだな。こんな空気を10日
以上も吸っていたなんて、今さらだけど何ともいやぁな気分。(でも、指数が「極めて高リスク」
の10+だったときはさすがに窓もドアも閉めて、坂道ウォークも控えていたけど。)とにかく
ていねいにダスターをかけて、ていねいに箒で掃いてからごしごしとモップをかけたら、パッ
ドがまっ黒け。やぁ~だ、もう。

明日の夜には仕事が入って来る予定だけど、10月から2ヵ月はバケーションで店じまいだ
から、東京でお客さんに引退の挨拶をして来て、(カレシには「上げ膳据え膳」はなしだから
ねと釘を刺して)年度末を以ってリタイアってことにしようかなあ・・・。

銀行参りの第2回目

2018年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(金曜日)。曇りのち晴れ。東から北にかけてはまだほんの少しもやっているけど、
大気の質は普通のレベルに戻って、午後には10日以上も出っぱなしだった大気汚染注意
報もやっと解除。見えなかったポートマン橋がくっきりと見えるし、川の下流方面も3日前に
撮った写真と比べたら、この違い。
   

今日はまた銀行とのアポがあるので、9時半に地下の駐車場に降りて更新した自動車保険
のステッカーをナンバープレートに貼ってから出発。道路がすごい数の大型トラックで混ん
でいたけど、少し早めにジムの家に着いて、我が家の金庫に保管する書類とカレシが執行
人として裏書して遺産の口座に預け入れる小切手を受け取って、ジムの車で銀行へ。若い
担当者タイラー君のオフィスでジムの名義になっている当座預金の口座をカレシとの共同
名義にして、オンラインアクセスのパスワードを登録したり、ATMのカードのPINを設定し
たり。それから本題の話。カレシが銀行が遺言書の検認を強制する法的根拠を知りたいと
詰め寄って、トロントの本店の遺産処理専門家とスピーカーフォンで談判。

電話に出たおばちゃんは「私が来る前からそういう規定になっています」の一点張りで、カレ
シは「銀行の規定は銀行の都合でしょ。こっちは法的な根拠を聞いてるの」と粘って、議論
は平行線。まあ、「25年前にこの部署に来たときからそうなっている」としか主張できないの
は確固とした法的根拠がないからじゃないかなあと思っていたら、カレシが「質問に答えて
もらえないなら、弁護士に相談する」と言い、おばちゃんは何だかイライラした口調で「そうし
てください」。電話を切ってからカレシが「機嫌を損ねたようだけど、これで検認を棄権しても
らえなくなるかな」と言うと、いつもポーカーフェイスのタイラー君が妙にうれしそうに「そんな
ことはないですよ」と、もっと上の法務部に送った長いレターを見せてくれた。前回話しあっ
た事情を細かく説明してあって、どうも私たちの肩を持ってくれている感じ。

カナダのトップの銀行の法務部にはもちろん弁護士がうようよいるので、回答を予測するこ
とはできないけど、(銀行マンの)タイラー君は「銀行は裁判所に行くのを嫌がります」とにや
り。カレシとジムも思わずにやり。タイラー君と波長が同じとわかって、カレシも肩の力を抜
いたらしい。権限のない現場の担当者をつるし上げても何の利益にもならないもんね。

何かと危ない世の中は保険も高くなる

2018年08月24日 | 日々の風の吹くまま
8月23日(木曜日)。曇り。目が覚めてブラインドの隙間から見える空が灰色でがっかりし
たけど、起きてみたら、少々煙っぽいけど天気は正真正銘の曇り。ルーフデッキに出たら寒
くて(気温15度)、何となく霧雨っぽい湿り気もあって、デッキがうぅ~っすらと濡れた色。お
お、やっと天気が変わって来たんだぁ。ゆうべ遅くにはAQHIが「10+」になってヘンな臭
いがしていたけど、今朝の空気はまだ新鮮とまでは行かなくても断然「いい匂い」。指数は
「5」だから、ちょっと深呼吸してもいいかな。

今日はまず奥歯を診てもらうために、歯内治療の専門医に電話。紹介されたパーク先生は
アジア系の女医さん。カナダはどこぞの国の医科大のように女性を差別しないから、最近
は大学の医学部も歯学部も、病院の研修医も半数以上が女性。全般的に、どこの大学も
女子学生の割合が60%くらいで、新しく資格を得た医者も弁護士も会計士も半分以上が
女性。男子学生がまだ幅を利かせているのは工学、コンピュータ、物理学くらいで、そこでも
差はかなり急速に縮まっているという話。女性の消防士も警察官も救急救命士もあたりま
えにいて、いちいち「女性何とか」という時代は終わったんだと思う。

予約が取れたら、今度は道路向かいのBC自動車協会のオフィスで明日で切れる(公営の)
自動車保険の更新。13年落ちのエコーの保険料は事故歴や保険請求歴に基づく割引ラン
クによって40%以上減額されて約13万円。ついでに10月の旅行の保険について聞いて
みたら、カレシの場合、自己負担額を25万円まで増やしても18万円。年齢的にワタシのよ
りいつもずっと高かったんだけど、心臓発作を起こしてバイパス手術をしてから1年経って
いないので「高リスク」に入るらしい。でも、クルーズの保険もそれくらいなのかな。おりしも
マンションの居住部分の保険の更新通知が来たばかりで、こっちは火災、地震、水漏れそ
の他で8万円ちょっと。何かと危ない世の中だから、保険が高くなるのもしょうがないか。

午後、白い雲が見えて来て、空の高いところにはほんのりと青空。いやぁ、久しぶりだなあ、
青い空。森林火災の煙は中国やインドの産業による大気汚染と違って有毒成分が含まれ
ていないので長期的な健康被害の心配はないという話。キャンプで焚き火の煙を吸うのと
あまり違わないってことかな。でも、来日も来る日も煙だから精神的に良くないのは確かだ
けど・・・。

歯肉膿瘍は歯にひびが入ったせい?

2018年08月23日 | 日々の風の吹くまま
8月22日(水曜日)。煙。何となく疲労感が溜まって来たのか、目を覚ましたカレシに起こさ
れて時計を見たら8時半。夢を見ていた気がするけど、はて何だったのか。まあ、夢は脳の
デフラグみたいなもんだから、脳内がすっきりしたらそれでよし。今日は空全体が灰色で、
AQHIは「9」。でも、大規模火災に近い北のプリンスジョージでは、「午前10時撮影」となっ
ている街頭風景が、街灯が点って、どう見ても「午後」10時の風景。住んでいる人たち、大
丈夫?

今日は11時に歯医者の予約。マンションの正面玄関の両側は商業オフィスになっていて、
ジー先生の歯科は玄関のすぐ隣。歯の定期掃除の予約だったけど、ちょっと前からずっと
奥の歯ぐきに水ぶくれのようなものが出来ていたので、そっちを真っ先に見てもらったら「歯
肉膿瘍」。普段はフロスをするとき以外は別に痛くないんだけど、先生につつかれてイテッ。
前回撮ったX線画像を見ながら、「根管治療をしてあるので、もしかしたら歯にひびが入っ
ているかもしれない」。そうか、奥歯に金のクラウンを被せる前に根管治療をしたのは35年
以上も前だから、歯が脆くなっていてもおかしくないか。専門家に歯の状態を調べてもらうこ
とにして、今日は歯を掃除してもらってすっきり。

歯科は公的な医療保険の対象外。カレシの組合年金に付いている民間の保険があるけど、
どこまでカバーされるかなあ。でも、もしもひびが入っていたら、放っておくとそのうち歯が壊
れてしまうかもしれないな。そうなったら、差し歯とかもっと高い治療が必要になるんだろう
けど、痛そうだから嫌だな。つまり、そうならないうちにきちんと治療しておいた方がいいって
ことだよね。そう言えば25年くらい前に、反対側の内向きに傾いている奥歯の辺りの歯ぐき
が化膿して、時間がかかったけど治ってやれやれと思っていたら、だいぶ後に少し離れたと
ころで顎の骨の歯の根の間に腫瘍ができたことがあった。当時の歯科医に専門医のところ
に行かされて、そこで放っておくと大きくなってそのうち顎の骨を壊すと脅かされて、口腔外
科医のところに行かされて手術。そこで生検をした結果は普通の膿腫。

顎の骨の中をゴリゴリやられて、顔の半分がゴルフボールを3個ぐらい飲み込んだようには
れたけど、なぜか処方された鎮痛薬を飲まずにひと晩うんうん言っていたっけ。またあんな
目に遭うのは嫌だから、まじめに治療しとこうっと。

煙に巻かれっぱなしはもういいよ

2018年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月21日(火曜日)。煙。けさのAQHIは「9」。高リスクのレベルであることに変わりがない
けど、空の高いところはきのうよりも青く見えるので、もしかしたらもっと正確なデータがある
かとググってみたら、メトロバンクーバー各所にある測定ステーションでのデータをこまめに
アップデートしている地図サイトがあって、ニューウェストは中リスクの「5」。メトロバンクー
バーの西半分に当たるダウンタウンや空港、リッチモンドは「10」と「11」と、見ただけで咳
き込みそうな数字で、いつもバンクーバーの大気汚染を吸い込んでいる東の郊外の方が健
康リスクが低いのはちょっぴり皮肉。

でも、きのうの朝は汚れた色だった空が薄っすら青くなったというだけで、地上に近いほど
煙っているような感じ。歩いて20分ほどで行ける川べり(ダウンタウン)の高層マンションが
かすんでいるし、川向こうのサレーはまるで消えてなくなったようだし、下流の方もキー地区
のマンション群がこの通り。
   

かなり暑いはずなのに家の中があまり暑くならないのは太陽の熱が遮られているためで、
おかげで窓を大きく開けなくていいのは、捨てる神あれば拾う神ありってところ。大気汚染
注意報が連続1週間出たままなのは初めてなんだそうで、去年はもっと長かったのにと思っ
たら、断続的に合計19日。連続でも断続でも、ずっと鼻の奥がむずむず、ひりひりしている
し、やたらと頭皮が痒かったりするしで、うんざりすることには変わりないけどねえ。
   

先週から、6番ストリートでどしゃん、がしゃん。道路向かいの4階建てオフィスビルの上3フ
ロアに足場を組んで、外した窓から内装材を運び出してはシュートに落としているけど、各
フロアが約360坪あるオフィスビルスペースの3フロア分を一気にクリアするってことは、よ
ほど大きなテナントが入るってことかな。もしかして地上階の奥にあったスーパーのBuy-
Low Foodsが急に閉店するのと関係があるのかな。去年のいつ頃だったか忘れたけど、
Whole Foodsが来るとかAmazonが来るとかいった噂があったっけ。(すでに市の東端の
ブレイド駅近くにAmazonの配送センターがある。)でも、Whole FoodsはAmazonが買
収したんじゃなかったかな。まあ、いろんな企業がオフィスの賃料が高騰するバンクーバー
から郊外に脱出しつつあるそうだから、全フロアの内装を取り払って(いうなれば更地にし
て)、改めてテナント募集ってことも考えられるけど、どっちにしても興味津々・・・。

完全リタイアを決めるときなのかな

2018年08月21日 | 日々の風の吹くまま
8月20日(月曜日)。煙。夜の間に北からの風が内陸の森林火災の煙を大量に持ち込んで
来たので、AQHIは「高リスク」の上限を突き抜けて、「極めて高リスク」の「10+」。たぶん
「11」、場所によっては「12」まで行ってるのかな。火災から何百キロも離れたところでこれ
なんだから、内陸の方はもっとひどいだろうな。でも、週末に「小雨」の予報。神さま、仏さま、
宇宙の創造主さま、お願いだから雨を降らせてくださぁ~い!

午後にロビーにある郵便箱を見に行ったカレシがワタシ宛の歳入庁(税務署)からの封筒を
ひらひらさせて戻って来て、「そろそろ完全リタイアしろよ」。見ると2018年度の所得税予定
納税の通知。自営業で給料からの天引きがないから四半期ごとに自分で「天引き」するん
だけど、4月末の前年度の確定申告がベースになるので、前半2四半期は前年の後半2四
半期の額そのままで、後半の2四半期で前年度の納税額になるように調整して来る。一番
簡単な方法ではあるけど、今年は仕事を減らしたおかげで所得税も減るから、来年春の確
定申告で前納分の大半が戻って来る勘定で、何だかむだっぽい感じ。

仕事はしても実質的には90%くらいリタイアしているつもりなんだけど、100%リタイアとな
るとやっぱり考えてしまう。今だって独身なら当然自分でする家事を全部やっているんだけ
ど、心理的に「専業主婦になるもんか」というヘンな抵抗があるし、仕事に割いて来たエネ
ルギーを創作に集中できると言うメリットがあるのに、ワタシの自立を支えて来た基盤がなく
なることにも抵抗感があって、考えれば考えるほど踏ん切りが付かなくなってしまう。

でも、人生、何にでも潮時ってものがあるわけで、再来年から否応なしに個人年金が入って
来れば仕事をやめても年金収入がカレシとほぼ同じになるから、決めかねていられるのも
来年いっぱいまで。その先も仕事を続けたらどんどん税金に持って行かれるだけで、何だ
か損だなあという気にもなるし、40年も一生懸命に働いて来て築いたんだし、いろんな幸
運にも恵まれて、いつの間にか「どうしてこんなに」というくらいお金が貯まってしまったし、
やっぱり観念して完全リタイアを決めるときなのかな。贅沢すぎる悩みだと言われるのはわ
かってはいるけど、ワタシにとっては人生の正念場で、異国人との結婚を決めたときよりも
何倍も難しい決断を迫られているようで、悩ましい問題・・・。

お金は天下に回して何ぼのもの

2018年08月20日 | 日々の風の吹くまま
   

8月19日(日曜日)。Smoke。「煙」。そんな天気用語があるわきゃないだろうと思うんだけ
ど、大規模な森林火災多発で空が何日も煙に覆われる現象が恒常化すると予想されてい
るせいで、どうやら「天気予報用語」として定着しつつあるらしい。ありがたくない話だけど、
今日はまた空や朝からどよぉ~ん。無風状態だから風が出て来るまでは改善も期待できな
いし、何しろ高く昇った太陽を直視できちゃうんだから、もう、やれやれ。

きのうはちょっと疲れたので、今日は2人ともだらだら。ランチは道路向かいのサブウェイに
行って、カレシは野菜をぜぇ~んぶ詰め込んだ(チーズ抜きの)フットロング、ワタシはチー
ズとレタス、トマト、きゅうりをはさんだ半分サイズのクラブハウスをテイクアウト。かなり食べ
応えがあるし、カレシは野菜がたくさん食べられるし、ワタシはいくつもの種類の野菜を切ら
なくてもいいので、テイクアウトはほんとに楽ちん。まあ、今のところ6番ストリートにずらりと
並んだファストフード店で利用したのはこのサブウェイだけなんだけど、カツカツの貧乏だっ
た新婚時代は月に1度マクドナルドに行くのが「外食」だったねえと、2人して遠い目・・・。

小町横丁で、アラ古希の独身女性がけちけちした生活はもう止めると宣言していて、これが
いたって痛快。ずっと働いて来たようで、今後の生活には問題がないし、みみっちく暮らす
のももう飽きたしということなので、大いにけっこうと拍手喝采したくなっちゃった。貧乏生活
から始まって、一生働き通して、3人の息子を育て上げて、101歳まで生きたママが残した
遺産は1億円ちょっと。そんなに残すくらいだったら、行きたいところへ旅行して、引退後の
余生をもっともっと楽しんで欲しかったと、自立して老後の基盤を築いている息子たちが悔
やんでも時遅し。お金はあの世に持って行けないんだから、好きなこと、楽しいことに使って
天下に回してこそお金としての価値が出るというもの。

自分の手で、額に汗して、真っ当に稼いだお金ならなおさらのこと、貧しい人たちがいるの
になんてやっかみ半分で批判する人たちに言い訳する必要はないし、誰に遠慮することも
ないと思うよ。古希を過ぎたらもう人生があと何年残っているかわからないんだから、長い
こと働いて来て収穫した「実り」を楽しめるうちに楽しんで何が悪い!と開き直って行こう
じゃないの。お金は天下の回りものなんだからさ。

マンションのバーベキューパーティ

2018年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月18日(日曜日)。晴れてるんだか曇ってるんだか。空は何となくもやっと黄色っぽくて、
ずいぶん汚いなあという感じなのに、AQHIはごく普通の「2」。太陽が遮られているので、
気温は低めで窓を開けなくてもいいから助かるけど。

外の空気が悪いと言って窓を開けないでいると中が暑くなり過ぎるので、よほど指数が高く
ない限り適当に窓やパティオドアを開けるから、床はけっこう埃だらけ。ちょっと念入りにダ
スターをかけて、箒で掃いて掃除機をかけた後は気合を入れてモップかけ。カレシが週2で
やっていた英語教室を休みにしたので、なぜか土曜日にしか床掃除をしなくなったせいもあ
るけど、窓を開ければどうしても入って来る汚れた空気のせいもあるかな。何たって、鼻の
中がむずむず、ひりひりして、くしゃみが出るし、ちょっぴりだけど鼻血が出たりするし、朝起
きてかなり咳き込んで痰が出るしで、もう、何とかしてほしいよ。まあ、西風だと煙は東の方
へ流れるので、空も青くなるんだけど・・・。

今日はマンションの管理組合理事会主催のバーベキューパーティ。今年4回目で、私たち
が入居してすぐに参加したのが第1回。2回目、3回目はサラダを作って持って行ったけど、
今回は冷凍の鶏手羽をどっさりオーブンで焼いて、持ち帰らなくても困らない古いディナー
皿に盛って持って行った。というのも、前はときどきランチにしていたのが、コレステロールと
脂が多い皮付きなので買うのを止めたけど、買い物に行くたびに「食べたいなあだったので、
つまりは自分が食べたいから。恒例のパーティは住人の親睦会なんだけど、かなりの割合
を占める賃貸組は短期で入れ替わってコミュニティ感が薄いし、住んでいるオーナーも年齢
の高い層の方が多いから、イベントに集まるのもどうしても年寄りが多くなるんだけど・・・。

お役所思考では「家族サイズ」ということになる広いユニットが多い高層階に実際に住んで
いるのはほとんどが(戸建てを売って住み替えた)私たちの年齢層で、ある意味で世代間の
ギャップもあるかもしれないな。ま、年齢が近いおかげもあって、高層階のおばあちゃんた
ちはけっこう仲が良くて、集まるとすぐにぺちゃくちゃとにぎやかなに井戸端会議が始まる。
女が3人集まっただけで「喧しい」ってのに、6人以上集まったらいったいどんな「喧騒」を巻
き起こすのか。まあ、小さなコミュニティというのはそんなものなのかもしれないけど。

なかなか一筋縄では行かない遺産相続

2018年08月18日 | 日々の風の吹くまま
8月17日(金曜日)。晴れ時々曇り。地平線はもやっていて山並みは見えないけど、ポート
マン橋は何とか見えていて、AQHIは低リスクに入る「3」。高気圧がちょっと位置を変えた
ので、煙は気流に乗って東の方のアルバータやサスカチュワン、遠くはヨーロッパにまで流
れているという話。地球は丸いんだから、もしかしたらぐるっと回って来て、西の方からこっ
ちに戻って来るかもしれないな。でも、森林火災が広がるのを防ぐために燃料になる下草
や枯れ木を取り除く野焼きをしようとすると、いわゆる(俗にtree hugger(木を抱く人)と呼
ばれる)自然保護活動家が「森林破壊は許せぬ!」とすっ飛んで来るからねえ・・・。

今日は朝からカレシとジムの間で電話とメールが行ったり来たり。銀行が1件だけママの単
独名義だった(ママに代わってアクセスしていた)預金口座と資金の移動先になっていた共
同名義の当座預金口座のオンラインアクセスをブロックしてしまったので、支店の担当者と
談判する相談で、ジムが来週金曜日にアポを取って確認。問題の口座はジムが後見人に
なる前からのもので、共同名義だった定期預金1件が満期になったときに、銀行が独断で
単独名義の口座に入金したらしい。銀行としては金額が大きいので裁判所の検認を得てか
らでないと前回作った遺言執行人(カレシ)名義の口座に移せないとごねている最中。問題
口座は1件だけなので検認料はせいぜい20万円くらいなんだけど、原則の問題として銀行
と談判するらしい。

昔まだ札幌で働いていたときに、集金に行った鉄鋼問屋の老社長が「銀行屋は極楽浄土に
は行けない」と言っていたのを思い出した。そういえばアイルランドを舞台にしたミュージカ
ル『ONCE』でも、お金を借りに行った銀行で口座がないと言われた主人公が「郵便局にあ
るよ。銀行より信用できるからと親父が言うもんでね」と言い返す場面があったな。銀行に
は今でも『ベニスの商人』の高利貸しシャイロックのイメージが付きまとっているのもしれな
いな。まあ、若い担当者はまじめ一徹の感じなので、銀行のマニュアル通りにことを運んで
いるだけなんだろうけど・・・。

銀行は定期預金が共同名義だった事実を知っているし、あと2ヵ月で満期になる2つの定
期も、ジムがママの諸費用を払っていた当座預金口座も、ついでに投資信託口座も、みん
な共同名義になっているのを知っているので、どう対応して来るかな。それにしてもねえ・・・。

天気予報は「煙」なんて・・・

2018年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月16日(木曜日)。晴れ。きのうの天気予報では今日は「煙」ということだったけど、けさは
ほんのちょっと煙が薄らいで、2日前はまったく見えなかった上流のポートマン橋も川向こう
のサレーのタワマン群も下流のアレックスフレーザー橋もかすんではいるけど見えるように
なった。AQHIは中リスクレベル一番下の「4」で、まあまあ。でも、さっぱり雨が降ってくれな
いから、森林火災は勢いを増すばかりで、州政府は全州に非常事態宣言。ああ、今年も去
年の暑くて煙たい夏の繰り返し・・・。

ブリティッシュコロンビア州の森林は総面積が日本の国土面積の1.5倍くらいあって、基本
的にすべて州有林だから、管理も基本的に州の仕事。夏の間カラカラに乾燥する枯れ木や
下草を日頃から計画的な野焼きで取り除いておけば、大規模な火災にはならないんだけど、
なんせ環境保護の活動家が自然破壊だと騒ぐし、政府はそういう視野狭窄的な活動家に
配慮して州民の大切な資源である森林を「自然のまま」で放置。で、乾燥する暑い夏が来る
たびに落雷一発で燃え上がり、さらにはおバカな人間が車の窓から吸殻をポイ捨てしたり、
キャンプファイアの始末を怠ったりして、何千平方キロもの森林が焼け野原になり、何百キ
ロも離れたところに住む人たちがPM満載の煙を吸わされる。

それでも午後には海の方から風が吹いて来て、AQHIは一時的に低リスクの「3」まで改善。
運動がてらファーマーズマーケットに行く日なので、ちょうどよかった。帰りが上り坂なので、
2日前のように指数が高リスクの「8」だったら、カレシの健康を考えて行くのを止めただろう
な。少し暑い程度なので、風に吹かれて歩いていると気持がいい。今の時期は近郊の農家
が持って来る野菜の種類も多いからマーケットは楽しい。今日の晩ご飯はカレシの提案で
とうもろこし(とハムの類)と決めて、近郊のアボッツフォードからのぷっくりしたとうもろこしを
4本。スーパーの「地元産」よりかなり高いけど、太いのを手に取るとずしっと重いし、皮を剥
くと手がべたつくのは甘みたっぷりの朝もぎだから、4本で300円は安いくらい。

大粒のラディッシュや大量のパティパンかぼちゃも買い込んで、重くなったトートバッグをカ
レシに担がせて坂道ウォーク。「重いものを持って上がるのも何てことはなくなったよ」とカレ
シ。あわやと言う一大事からもうすぐ9ヵ月だけど、ほんとに目を見張るようなカレシの回復
ぶり!