リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

永遠に続く夫婦の会話ってある?

2022年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(水曜日)。☀☀。週の真ん中の「こぶの日」。今日はちょっと暑いかな。空は何となくモヤっとして見えるけど、煙ではなさそう。のんびり朝ご飯を食べていると、ラジオから「アルバータに来てください」というコマーシャル。ロッキー山脈の向こうのアルバータ州から、こっちの給料は(BC州よりも)高いですよ、マイホームは(BC州よりも)安いですよと、ゆったりと暮らせますよと、しきりに「こっちのみぃ~ずはあぁ~まいぞ」。石油ガス産業で栄えて来たアルバータだけど、前から若年層の流出が止まらないのが悩みで、それがコロナによって加速したらしく、州政府が大々的に若い人材の誘致に乗り出したしだい。州政府のレベルで人材の奪い合いが始まるなんて、ほんと、人手不足もとうとうここまで来たかと言う感じ。

ウォーキングの途中で、午後に園芸用の土を買いに行くのかどうかと聞いたら、「今日は行かない。その気になったときに行くからいいよ」という返事。あはは、そう来るだろうと思ってた。いつもの先延ばし戦術ね。「やらなければならない」とわかっていることを素直にやるのが嫌いで、それを注意されるのはもっと嫌い。やってあげようかと言うと「自分でやれるからいい」。そうやってぐずぐずしては最後に慌てるんだから何をかいわんやだけど、どうも生まれつきそういう脳内配線になっているらしいので、文句を言ってもしょうがないから、ワタシは自分にも影響することは自分のこととしてやってしまうのがポリシー。なので、じゃ、車は共同名義だからワタシのものでもあるので、自動車保険の証書は後で入れ替えとくね、ガソリンはバンクーバーまで行く来週の水曜日までに入れなかったらワタシが入れに行って来るからねと言ったら、「いや、オレだってできるからキミがやらなくたっていいよ」という返事。これって、永遠に続く夫婦の会話じゃないんだろうか。

あのさ、できるのはわかってるけど、「できる」のと「やる」のとでは話がまったく違うのよね。まあ、今さらアナタに人生訓を垂れてもしょうがないから、それは小説や芝居の方でやることにするけど、やってもできないのならしょうがないとしても、できるのにやらないのは人生のムダだし、誰かにやってもらおうと言う魂胆だったら、ただ存在しているというだけで自分の人生を生きているとは言い難いと思うのよ、うん。というわけで、3時になってもカレシは腰を上げないので、保険証書を持って駐車場に行ってさっさと入れ替え。ナンバープレートに有効期限を示すステッカーを貼らなくても良くなったので、何年分か貼り重ねてあるのを剥がそうかと思ったけど、そのままにしておいても構わないと聞いたので放置。自動車保険の更新では一番めんどうくさかったのがペラペラのステッカーを貼ることで、うっかり破ったりしたら再発行にお金を取られるから、かなり気を遣ったもんだった。今日の夜中に期限切れになる前の証書を持って帰って来たら、カレシはソファで昼寝の最中。ああ、やれやれ。

晩ご飯の支度を始めようかと言う頃に、開け放してあったバルコニーの方が何やらきな臭いと思ったら、ラジオから「バンクーバー南端のナイトストリート橋付近で火災があって煙が上がっている」と言うニュース。バルコニーに出てバンクーバーの方を見たら、それほど大きな火事ではなさそうだけど、煙が立ち上っている。高層階の我が家は火の見櫓みたいなもので、かなり遠くの火事も見えるし、夜になると川向こうのサレーで緊急車両がライトを点滅させて走って行くのが見えるから、つい野次馬心を掻き立てられる。今日の火事は工業地になっている川中島のミッチェル島にあるリサイクル品の処理場で野積みしてあった廃棄物が燃えたということだった。ま、廃棄物処理場の火事はけっこうよくあることで、日暮れまでには鎮火したようだから、めでたし、めでたしで、ちょっとだらけた「こぶの日」はかなり赤が濃い夕焼けで幕を閉じたのだった。



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