リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

落ち着かない気分なのは行け行けの運気のせい?

2024年01月30日 | 日々の風の吹くまま
1月29日(月曜日)。☁🌧☁。今日も雨は降ってない。いつもなら室温を下げている夜間モードから早朝に日中モードに切り替わって、起きる頃には5本の炎(ヒーターがフル稼働)が表示されているサーモスタットに、けさはたったの2本。天気サイトではきのうの最高気温は公称12度、最低気温は9度となっていて思わずWhaaat?(うっそぉ~)。いつも団子で来るパイナップル特急もメトロバンクーバーから北の方へシフトしたようで、心配された土砂降りの心配は遠のき、郊外のスマス川に出ていた氾濫警報も警戒に格下げ。でも、週中からまた雨になって、週末にはもしかしたら白いものが混じるかもなんてとんでもないことを言ってるから、今のうちにひと息ついとくかな。

ひと息つくのはいいけど、水曜日の『Choir Boy』のオープニングナイトのレセプションに出席の返事をしたはずなのにどこであるのか忘れてしまって、思い余って先週ハワイから帰って来たケイトお姉ちゃんに「どこでやるんだっけ?」とテキストしたら、「Hycroftよ。会うの楽しみにしてるよぉ」。うん、ワタシも。もう1ヵ月半会ってないもんね。それにしても、今月は何だかずっと落ち着かない気持でいた感じで、やるべきこともやりたいこともそれなりにぼちぼちとやってはいたけど、ほんとはあまりやっていないような、何か忘れていることがあるような。なぜか集中できなくて何とももどかしい気分なのはどうしてかな。

今年は牡牛座のワタシは去年後半からの転換点が人生の新しいステージとも言える頂点に達する行け行けの運気の年で、同時にねずみ年のワタシも幸運に恵まれる輝かしい運勢なんだそうで、その勢いに押されて無意識にそわそわしているのかもね。占星術でも干支でも何でも占いというのは、良くても悪くてもワタシにとっては強力なモチベーター。だって、どんなにすごい運勢でもそれを実現しようという努力を怠ったら「当たらぬも八卦」で終わるだけだもんね。

おっとりした観のある「牡牛」とちょこまかしたイメージの「ネズミ」というのは一見してちぐはぐな感じもするけど、それぞれの性格みたいなものを見るとどっちも当たっているなあというところが多いのが不思議。でも、おうし座は土の星座で固定宮、ねずみ年としては四柱推命で行くと不動の山や岩を表す「つちのえ」の生まれで、ちゃんとつながっているからおもしろい。まあ、占いのご託宣とは別に、今年はある意味で寄り道ばかりだった人生の旅路が今度こそは目的地に近づきつつあるという予感のようなものがないでもないから、やる気たっぷりで運気に乗ればほんとにすごいことになるかも・・・。


とうとう雪がなくなってしまった・・・

家事で半日が過ぎてしまうのが普通の日曜日

2024年01月29日 | 日々の風の吹くまま
1月28日(日曜日)。☁🌥☁🌧☁。霧が低く流れていて、空は曇っているけどあまりどんよりした感じはない。北の方のバークィトラム地区は昔バーナビー市とコクィットラム市の両方を管轄していた郵便局に付けられた名前で、今は2つの市を分けるノースロードのコクィットラム側。私たちが引っ越して来た頃は中層マンションが2棟見えていただけだったのが、ミレニアム線の延線で駅ができたらあっという間にタワマンがにょきにょき。の辺りはバーナビー山の向こう側のバラード入江からピット川を伝ってフレーザー川へと流れて来る霧の通り道で、けさのの霧の風景は水墨画みたいでちょっぴり幻想的・・・。



今日の朝ご飯はカレシのリクエストで温かオートミール。ワタシも買い物に行ったときに久しぶりに食べたいなあと言う気分になって、水と混ぜて電子レンジで温めるだけの「インスタント」オートミールを買って来てあったのでグッドタイミング。ワタシはオートミールが好きで、鍋でゆっくりとろっとするまで煮たのが一番なんだけど、朝はそんな時間がないから、ちょっと余裕のある時は電子レンジ3分で粒が残っているクィックオーツ、今日のように寝坊したときは電子レンジ1分で済むクリーム状のインスタント。シナモンやフルーツで味付けしたものは砂糖が入っているので、我が家では何の変哲もない「レギュラー」に朝ご飯定番のバナナと(砂糖なし)アップルソースを入れて牛乳をかけて食べる。要するにオート麦の「おかゆ」で、日本ではダイエット食として持てはやされているらしいけど、繊維たっぷり、鉄分たっぷり、ビタミンたっぷりで血糖のレベルを安定させてくれるし、その気になれば日本風の朝粥にも中国粥のコンジーにもできるから言うことなし。そうだ、今度自家製の鶏がらブロスでコンジーを作ってみよう。

カレシが朝のグループレッスンを入れていたので、ワタシは掃除と洗濯を始める前に自分のヘアカット。バスルームですぐにシャワーに飛び込めるようにしておいて、ビニールのドロップシートを敷いて、裸になって鏡を見ながら髪梳きカッターでしゃっしゃ。モールに日本のこまごました雑貨を百均並みの値段で売っている店があって、そこで見つけて来た梳き刃ヘアカッターが優れもので、それまで使っていた重くて扱いにくい電気バリカンはあっさりお払い箱。コロナでサロンが閉まって以来セルフカットになったんだけど、それより何年も前から首の後ろ中央を刈り上げ風にして、耳の下はそれよりちょっぴり長め、前髪は眼鏡の邪魔にならない程度というあっさりしたボブカット(つまりおかっぱ)だったので、慣れてしまえば自分でも簡単。シートの上で身体に着いた髪の毛を払い落としたら、そのままシャワーに直行。短いからタオルでよく拭けばドライヤーを使わなくても乾くのが早いので、後は後ろの不揃いなところを何ヵ所かカレシにハサミで切り揃えてもらって、はい一丁上がり。

さっぱりしたところで日曜日の洗濯と掃除。カレシがバスルームの掃除にかかり、ワタシも先週は手抜きしたので今日はまじめにダスターで埃を払うところから始めて、ていねいい箒で掃いて掃除機。ここで11時を過ぎたので、モップかけは後回しにしてウォーキング。帰って来たら、冷蔵庫に残っていたクラムチャウダーを温めてランチ。それから洗濯物を乾燥機に入れて、床全体にモップをかけて掃除は完了。後は乾いた洗濯物を畳んで所定のところにしまえば洗濯も完了したら午後ももう半分終わり。でも、それから先はワタシの時間。何かちょっとくたびれたけど、まあ普通の日曜日・・・。

こんな船には1億円くれたって乗りたくないよ

2024年01月28日 | 日々の風の吹くまま
1月27日(土曜日)。🌧。夜の間じゃぶじゃぶと降っていたけど、朝になってもまだ雨。ハワイからのパイナップル特急直行便なんだけど、後に続く第2便と第3便はどっかでぽしゃってしまいそうな勢いで、そうなればしめたもの。でも、バンクーバー圏はいわゆる微小気候域の集まりなために正確な天気予報は至難の業だそうだから、いきなり晴れ上がって来ないとも限らないな(と言うのは希望的観測だけど)。

カレシの英語レッスンが11時に終わるのを待ってウォーキング。気温はもう11度になっていて、フード付きのレインスリッカー1枚で十分。長靴を履こうかと思ったけど、ウォーキングはインドアだからいつものウォーキングシューズで十分。今日みたいな日に一番困るのは眼鏡が雨で濡れて視界不良になること。強い乱視のせいで雨粒がぜぇ~んぶ打ち上げ花火のように見えてしまう。夜景の光なら色があってきれいだけど、雨粒は色がないからただの灰色の花畑。冗談に眼鏡用のワイパーがあればいいのにねえと言うんだけど、ほんとにあったらいいのにね。もしかしたらあるかなと思ってググってみたことがあるけど、パーティグッズのような滑稽なものはあっても実用品らしいのは見当たらなかった。まあ、車のワイパーのように目の前でシュッシュとやられるとイライラしそうだし、動かすには何らかのモーターがいるだろうから眼鏡が重くなりそうだし・・・。

ま、いつも眼鏡拭きをポケットに入れておいて必要に応じて拭いてやるのが一番。眼鏡を買ったときについて来たのやクルーズに行ってもらって来たものが何枚もあって、ジャケットもチュニックもスリッカーも、とにかくポケットには必ず1枚。クルーズではテーブルにおいてあった眼鏡を目ざとく見つけたバトラーが出かけている間にSilverseaのロゴの入った粋な黒い眼鏡拭きを置いて行ってくれて、帰って来てから何度か洗濯しても使い心地がいいので今もジーンズのポケットに入れて愛用している。そうそうクルーズと言えば、ロイヤルカリビアンの乗客最大7600人と乗務員2350人の新しい船(Icon of the Seas)がマイアミから処女航海に出たそうだけど、LNGを使うエコな船という触れ込みだけど、実際には大気中に排出されるメタンガスは通常の燃料に比べて70%から80%も多いらしい。第一に総トン数25万トン、全長365メートル、デッキが20階というバカでかい船が寄港できるところがあるのかな。(私たちが秋に乗るSilver Novaは5万5千トン弱、全長244メートル、デッキ10階、乗客数最大728人だから、いやぁちっちゃぁ~いっ。)ヨーロッパではヴェニスやアムステルダム、バルセロナその他がクルーズ船を閉め出し始めているんだけどな。でも、さっそく「人間ラザーニャ」というあだ名がついた船の写真を見て危うく椅子から落っこちるところ。海の上のディズニーランドじゃん、これ。船を降りて観光する人なんかいないんじゃないかな。それにしても、ワタシは1億円あげるから乗ってと頼まれてもこんなクルーズ船はいやぁだっ。リラックスできそうにないもん。



とにかく今日は懸案になっているメール返信のうちの2本を書いて送って、カレシのレッスンの合間を狙ってリサイクルごみ(空き容器と紙類)を捨てて来てひと息。この1ヵ月は何だかごちゃごちゃした感じで常にあたふたしていたような気がするけど、もう2月が目の前なんだから、ちょっとは腰を落ち着けて「プロジェクト」に没頭できる環境を整えないと・・・。

パイナップル特急が来る/エアプランツのオードリーちゃん

2024年01月27日 | 日々の風の吹くまま
1月26日(金曜日)。☁。あれ、雨、降ってない。夜からは降り出すみたいだけどつまりは嵐の前の何とかってことかな。でも、久しぶりに見渡せる山並みは気持ちがいい。もっとも、いつのまにか大半の雪は消えてしまって、ワタシの好きな「雪の花」何か影も形もないし、せっかく穏やかなひつじ顔になっていたコクィットラム山もパニックを起こしそうな表情で、たったの2週間ですごい違い。川向こうのフレーザー埠頭の岸壁を双眼鏡で見たら、あは、今頃の時期としてはちょっとばかり川の水面が上昇して来ているという感じ。まあ、埠頭が水を被る気配はまだなさそうだけど・・・。


1月11日

1月26日

1月12日

1月26日

今日は朝ご飯が終わったら真っ先にワタシの新しいペットのオードリーちゃんをソーキングしている間にウォーキング。午前10時の気温は8度。わずか2週間前にはこの時刻にマイナス13度だったなんて信じられないな。来週の半ばまでは平年より5度から10度も高い気温が続くそうで、これもパイナップル特急が来るせいなんだけど、月曜日と火曜日は予想最高気温が14度で、火曜日の朝方の最低気温は何と10度。去年の秋にルーフデッキのプランタ―に落ちたパセリやシソの種が芽を出してしまいそう。どうりでカレシまでが春気さして園芸にやる気を起こすはずだな。

ウォーキングから帰って来たら、オードリーちゃんをお風呂から出してしっかりと水きりしてから巻貝に差し込んでワタシのデスクの上。マンションの中はけっこう乾燥しているからソーキングをしてもわりと早く乾くんじゃないかな。いろいろ調べたところではしょっちゅう(逆さまに)水に漬ける必要は特にないようだけど、園芸センターではテーブルに無造作に置いてあったので、どれだけ水遣りをしてもらっていたか不明だし、葉の先端が何となく茶色っぽくなっていたので、まあ「やり過ぎ」の問題はなさそう。後は霧吹きでの水遣りを中心にすれば十分かな。名前の「オードリー」はArts Clubの今シーズン第1作『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』に出て来たお化けハエトリソウ「オードリー2」が由来で、カレシのブサイクで野放図な木立ちベゴニアをふざけて「オードリー3」と呼んでいるので、ワタシのペットは「オードリー4」というわけ。オードリー2はやたらと要求の多い人食い植物だったけど、オードリー3は人肉なんかまっぴらごめんというちょっと性格の悪そうなヴィーガン(と勝手に設定)で、ワタシのオードリーちゃんは霞を食べている心やさしくてかわいい天使。



買い物のタイミングを計るのに天気予報サイトをチェックしていたら、何だか今夜から月曜日いっぱいまで荒れそうなので、今日のうちに買い出しすることにして午後少し早めにトロリーを引っ張ってスーパーへ。キャスター付きレジかごは出入口で返さずに(便利だからか)そのまま持ち去る人が増えたということで、最近になってサービスカウンターの後ろに置いて何らかのカード(ワタシはBCAAの会員証)を「質入れ」して借り出すしくみに変わったので、多めの買い物のときは手間が増えたけど、今はレジ以外のスタッフとも顔見知りになって、カウンターに行くと「あ、今日は大きな買い物ね。はい、どうぞ」とささっとレジかごを出してくれるからありがたい。右肩の調子が良くないのであまり重いものは買わないつもりだったけど、結局は車輪がキィキィ言うほど重くなってしまって、引っ張ると腕が肩から抜けそうだし、ぐいぐいと歩くので膝も痛い。やれやれ、やっぱり年だなあ。でも、パイナップル特急が通り過ぎるまで不足はなさそう。夕方に大雨注意報発令・・・。

76年前の大水害に匹敵することはないだろうけど

2024年01月26日 | 日々の風の吹くまま
1月25日(木曜日)。🌧☁🌧。今日も雨だけど、朝のうちは小雨がち。午後はもっと降るようなので、ウォーキングに行ったついでにスーパーに寄ってバナナとりんごとトマトを買って来ることにして、クレジットカードとポイントカードとエコバッグをカーディガンジャケットのポケットに突っ込んで、いさ。午前10時の気温は7度。

モールに行ってみたら、2階から降りて来るエスカレーターが故障で修理中。は、きのうはちゃんと動いていたのに、よく止まるなあ、もう。モール中央のの上りエレベーターなんかもう何日も修理中。中央の下りエスカレーターが動いていることを確認しながら歩いて、4周目の4分の3を回ったところで中央のエスカレータで下りて来て、フードコートを突っ切って駐車場に降りる回り階段で地下2階まで行って、そこからまっすぐスーパーへ。何しろ細長いモールが6番ストリートから8番ストリートまでの下り坂にあるもので、モールの正面玄関は道路のレベルでも中央の7番ストリートは地下駐車場1階の出入り口で、反対側のスーパーは道路に面しているのにモールの中からだと地下2階というややこしさ。まあ、市の中心はフレーザー川からせり上がっている一番高い丘のてっぺんだから、東西南北どっちに行っても下り坂・・・。

明日から火曜日にかけてパイナップル特急(大気の川)が数珠つなぎで来ると言う予報で、気温が2ケタに急上昇して寒波の後で山に積もった雪が融けるので、雪解け水が流れ込むフレーザー川の流域一帯に洪水監視令の通達。やれやれ、ほんの2週間前にはマイナス14度なんていう大寒波で震えあがって、先週は20センチもの雪が降ってひと騒ぎしたばかりなのに、今度は普通なら春先に起きる融雪洪水。ハワイ方面から大雨を持って来るパイナップル特急はだいたいいつも2つ、3つとつながって来るから厄介で、雪が積もった後に気温が急上昇するというパターンが1948年春の大洪水の時と似ているということで、大規模な災害になり得るとのこと。まあ、昔と違って氾濫を防ぐ施策は進んでいるだろうけど、人間が創り出した科学や技術で自然の力を完全にコントロールできると思っているとしたらとんでもない自惚れ。

BC州最長の川でMighty Fraser(偉大なフレーザー)と呼ばれるフレーザー川が大氾濫を起こして。農業地帯のフレーザーバレー一帯が見渡す限りの「海」になったのはワタシが日本で生まれて1ヵ月後で、カレシは5歳になるちょっと前の5月末。大きな被害を受けたチリワックにあった祖父母の農場に遊びに行っていて、高台だったので危険はなかったものの、しばらくはバンクーバーの家に帰れなかったそうな。川沿いの堤防が次々と決壊して、冠水した面積は2万2千ヘクタール、水位は約2週間後の6月10日に最高の7.6メートルに達し、鉄道も道路も冠水してBC州南西部は完全に陸の孤島。洪水が危険水位をぎりぎり下回るところまで引いたのは6月26日で、連邦政府が国家的非常事態を宣言した翌日だった。当時のフレーザーバレーの人口は5万人ほどで、そのうちの1万6千人が避難を余儀なくされ、1500人が家を失い、死者10人、死んだ家畜は数知れずという大災害で、ずっと下流のニューウェストミンスターでも今はショッピングモールがある12番ストリートとコロンビアストリートの川に近い一帯が冠水したと言う記録がある。今回のパイナップル特急第1便は明日の夜、第2便は土曜日の夜、一番強い第3便は日曜の夜から月曜日にかけて通過すると言う予報だけど、はて・・・。

今日はわりといい日だったな

2024年01月25日 | 日々の風の吹くまま
1月24日(水曜日)。🌧☁🌧☁。今日も典型的なバンクーバー圏の冬の天気、つまり雨。きのうの夜遅くには、ちょっと薄雲があったけど月が高々とかかっていたのになあ。まあ、特に買い物に行く必要がないからいいけど、明日はバナナとりんごを買いに行かないとダメだろうな。またぞろパイナップル特急が来るという予報だけど・・・。

きのう、おとといのバスのストは48時間と言うことで、けさは動いているそうだけど、組合はこの次は72時間ストを打って駅にピケを張って電車も止めると息巻いているから、まだ波乱がありそうだな。政府は今のところスト中止と職場復帰を命令しろという圧力に抵抗中だけど、今年は州の総選挙があるから、左派政権としては労働組合の反感を買いたくないよねえ。それで特別調停人を任命して、とりあえず10日くらいで何とか解決せいと号令を飛ばしたわけか。でもねえ、わずか170人だかの組合が3年間に25%もの賃上げを要求して人口300万になろうとするメトロバンクーバーの公共交通をシャットダウンしてしまうってのは何だかなあ。経済的な余裕があっても敢えてバスを利用している人たちは自家用車やウーバーのような代替手段があるのでよけいな出費にはなっても特に困らないから、結局は交通機関に頼るしかない低所得層や車を持たない高齢者や障碍者が一番大きなしわ寄せを受けるんだもの。警察や医療機関のように公共交通もessential service(必要不可欠なサービス)に指定して、バスや電車を止められないようにできないのかなあ。

きのうの新聞によると、メトロバンクーバーでの人口千人当たりのバス利用率で見ると、ニューウェストミンスターはトップのバンクーバーに次いで2位の高さ。どれだけバス路線があるかによるだろうけど、面積わずか15平方キロのニューウェスト市内には電車の駅が5つもあって、市内や隣のバーナビー市にある駅を結ぶ10本以上のバス路線が市内を走っているから、便利が良過ぎるせいで人口が少ないわりにはバスの利用者数が高くなるわけで、つまりそれだけ迷惑度も大きいと言うことだろうな。今日はバスが走っているのに、下の6番ストリートはいつもよりずっと車の数が多いのは、ニュースを見ていないか、見ても信頼していない人が多いってことかな。

そういう交通事情だけど、もう一度車を走らせてさらにバッテリを充電しておこうと言うカレシの提案で、一番近くて(8キロくらい)幹線道路のマリンウェイを飛ばして行ける園芸センターへひとっ走り。園芸の季節じゃないから客の数は片手で数えるほどで、観葉植物や多肉植物を見て回って見つけたのが小さな「エアプランツ」。土がいらないと言うところが気に入って、真ん中くらいの値段のを1本ゲット。カレシはピートモスとバーミキュライトをひと袋ずつ買って、2人ともちょっぴり達成感みたいなものを感じながら車を飛ばして帰館。センターでは巻貝に植えた?ものがあったので、箱一杯のコレクションの中から見映えのしそうな貝を選んで来て差してみたらなかなかイケてるじゃないの。土がないからあまり収まりが良くないけど、成長も超スローモーだそうだし、土いじりが嫌いなワタシのペット「オードリー4号」としては申し分なし。結局のところ落ち着いてコンピューターの前に座るひまはなかったけど、ま、いい日だったと言えるかな。





午後3時過ぎ~ほんの束の間(30秒)の小さな青空

走るためにある車を走らせないからこうなるの

2024年01月24日 | 日々の風の吹くまま
1月22日(月曜日)。🌧☁🌧☁。はあ、よく降るねえ。起床9時。気温はプラス5度。山の上でも雨が降っているのかな。この冬は積雪量が平年並みを大きく下回っていて、もう今から夏の干ばつの心配をしているくらいなのに、雨がざぶざぶ降っていたらせっかく積もった雪まで融けちゃうじゃないの。

今日のニュース。カナダ政府が学生ビザの発給を35%削減すると発表。ただし今年と来年の2年間の臨時措置で、各州の状況に応じて連邦政府が決めた条件を満たす指定教育機関に発給数を配分するが、正規の大学の修士課程と博士課程と小中学校は制限の対象外。現在一番の問題になっている住宅難と家賃高騰の対応策ということで、留学して来たって住むところがなければ勉強どころじゃないだろうから、しょうがないな。でも、ビザの発給を減らすだけじゃなくて、先ごろ留学生が(授業料以外の)用意しなければならない生活費の最低額を2倍に引き上げたと思ったら、人手不足の対策として大幅に緩めた留学生の就労制限を元のレベルに戻して、さらには配偶者に出していた就労許可も大学院レベルの留学生のみに絞り、永住権への近道と喧伝されていた「ポスグラビザ」の制度も変えるそうで、住宅問題だけじゃなくて留学ビザや就労許可の不正や詐欺に対処する意図もあるらしい。怪しげな留学ビジネスが横行しているもんね。

☆☆車のバッテリが上がっていて・・・☆☆

1月23日(火曜日)。🌧☁🌧☁。まだ降っている。このあたりでは天気が世間話の定番テーマだから、今ごろはあいさつ代わりに「止み時を知らないから困るねえ」とやってるんじゃないかな。ご当地ジョークは「バンクーバーっ子は水かきが生えてるの」とか「バンクーバーじゃ日焼けどころか錆が出るんだよ」とか、雨に関する自虐ジョークが多いかな。メディアなんさっそく雨(rain)と1月(January)をくっつけたRainuaryなんて新語を披露して悦に入っているけど、日本語で言うならさしずめ「雨月」で、天気サイトを見ると向こう10日くらいずらぁっと雨マーク・・・。

きのうの午後は(何となく予想はしていたけど)とんだハプニング。朝ご飯の最中にカレシが「雪がなくなったから、車のエンジンがかかるかどうかチェックする」と言い出して、それじゃあ午後にということになってとりあえずウォーキング。バッテリが上がっていたらBCAA(BC自動車協会)に来てもらわなければならないけど、きのうは朝からバンクーバー圏のバスの配車などを管理する職員の組合が48時間ストに入って、バスもバラード入江を往復するシーバスも全面的にストップして道路が混雑してるかもしれないから、来るまでに時間がかかるかもしれないよと言ったら「大丈夫だよ」。あ、そ、ということで、ランチの後で(エンジンがかかったらそのままドライブに行けるように支度をして)地下2階の駐車場へ。いつもよりがら空きの居住者用駐車場で2台分のスポットにまたがってぽつねんとしているエコー君のドアを開けたらダッシュボードの表示ライトがオン。幸先がいいなと乗り込んで、カレシがエンジンをかけようとしたら、あら、ギギギギ。何度やってもギギギギ。バッテリは完全に上がってはいないけど、エンジンをかけるだけのパワーはないってことね。

それじゃあとすぐに家に戻って、カレシがBCAAのホットラインに電話。先に「会員カード持ってる?」と聞いて来たので、カレシに財布を出させて、カレシの会員カードを探し出して、はい、これっ。BCAAはワタシは家族会員なんで、会員の名義はアナタなんだから、ちゃんとそれなりにやってよ。ロードサービスの番号は混んでいるんじゃないかと思ったけど、ほとんど待たずにつながったようで、「車のバッテリが上がってしまって、ジャンプスタートお願いします」。で、住所と電話番号を聞かれて会員であることを確認した後で車の所在地を聞かれて「マンションの地下駐車場で、アクセスは5番ストリートから・・・」。だめだよ、7番ストリートだよ。「あ、7番ストリートからで、5番アベニューとBストリートの間で、有料駐車場を通って来て地下2階です」。それ、地下1階だよ。「ゲートは地下1階にあって車は地下2階です。鼻先から入って止めてあるんですが・・・」。まあ、そのあたりBCAAは慣れたもので、2時間くらいかかるけど建物の外に着いたら電話するということで手配は終了。

外出着のままなので、待っている間にワタシは角の酒屋とヴィクターの店に行って来ることにして、カレシに電話が聞こえないといけないからヘッドフォンをしてちゃだめだよと釘を刺しておいて徒歩1分のひとっ走り。帰って来て間もなく「あと2分で着く」という電話があって、カレシはキーと財布を掴んで駐車場へ、ワタシは買って来たものを片付けてから財布と携帯を持って駐車場へ。ドアを開けたらエンジンの音がしていて、ロードサービスのお兄さんと車のそばに立って談笑していたカレシが「1発でかかったよ」。おお、良かったぁ。ふと思いついてお兄さんにイモビライザーを外せないのかと聞いたら「コンピューターに組み込んであるのでダメですね。でも、この手の車は今の大きな車ほどバッテリを消耗しないですよ」。なるほどぉ。考えたら(1回か2回は5分くらい走ったけど)6週間もちゃんと走ってなかったもんね。「車は走るためにあるんですよ。では、このまま外に出て45分か1時間ドライブして来て下さい」。はぁい。ということで次の救助に行くBCAAのトラックを先導して道路に出て、雨の中を1時間ほどおしゃべりしながらドライブ。普段は行くあてもないドライブなんてしないから、けっこう楽しんじゃったよね。あはは。さて、今日のランチは熱々のエビ天そばにして、午後からは本腰を入れて平治郎プロジェクトに取りかからないと・・・。



おうし座でねずみ年は今年はダブルで当たり年だって

2024年01月22日 | 日々の風の吹くまま
1月21日(日曜日)。🌧☁🌧。いやぁ、よく降ったもんだ。朝方にちょっと目が覚めた時は雨が窓を叩く音がしていたけど、起きてみたらルーフデッキの雪がいつも最後になる隅っこに少量残してきれいさっぱり消えていて、ほんとにあの寒波と雪はいったい何だったんだ?という感じ。来週なんぞ予想最高気温は10度とか12度、最低気温は7度とか8度だそうで、ちょっと信じられないけど、その後でまたとんでもない大寒波が来たりして・・・。

何はともあれ今日は洗濯と掃除の日。とりあえず洗濯を始めて、ダスターと箒を持ち出して来たけど気合が入らないので、ダスターをかけるのはやめて手抜き。床もクッキーのかすなんかが落ちているダイニングテーブルの下以外は埃やごみがあまりないから不思議。一歩も外に出なかった日がけっこうあったけど、日がな1日閉じ籠っていていったい何をやってたんだろうな。かなりのんびりしていたのは確かだから、もしかしたら脳みそが冬眠していたのかもしれないな。とにかく掃除機とモップかけも手抜きで楽々。ごみの業者が週末に臨時で回収するので、ごみやリサイクル品は週明けまで自宅で保管するようにと言うお達しが来ていたから、ごみ袋はバルコニーに「保管」。先週の分と合わせて袋が2つになったし、リサイクル品もそろそろ溢れそうになっているけど、ちゃんと回収に来てくれたのかなあ。

ウォーキングに行く時間には雨がほとんど止んでいて、交差点以外は歩道脇の雪も消えて、横断歩道の水たまりもなくなっていたのでひと安心。朝ご飯のバナナとミューズリがなくなったので、この分なら午後にはトロリーを持ってスーパーまで行けると思っていたら、ランチが終わる頃には雲が薄くなって今にも晴れて来そうな空模様。そこでトイレットペーパーが3ロールしかなくなっているのでついでにストックしておこうと、ワタシより腕の長いカレシを運び役に動員して火曜日以来の買い物。トロリーに入らないメガサイズのトイレットペーパー(12ロール)とキッチンペーパー(3ロール)はカレシに持ってもらうことにして、ついでに買ったディッシュ6箱パックはトロリーに。何の心境の変化かカレシがこうしてワタシの手に負えない大きなものを運んでくれるようになったのはうれしいな。まあ、両脇にトイレットペーパーとキッチンペーパーを抱えたおじいちゃん(カレシ)とトロリーを引っ張るおばあちゃん(ワタシ)の構図は傍から見たらちょっびりコミカルかもしれないけどね。

帰って来て買った来たものを然るべきところにしまって、乾燥機から出した洗濯物を畳んでいたら、オフィスからカレシが「雨だっ」。どれどれと行ってみたら、うはっ、どしゃ降りっ。雨と雨の間に買い物に行ったのは絶好のタイミングだったな。英語にwalk between the raindrops(雨粒の間を歩く)という、昔何かの歌で知られるようになったらしいしゃれた表現があって、雨粒の間を歩けば濡れないで済む、つまりめんどうなことを避けて通ると言うような意味によく使われるけど、ほんとに今日はそういうラッキーな日。聞くところによると、今年は牡牛座の当たり年なんだそうで、いろいろと画期的なことがあるらしいし、ねずみ年の運勢占いもすごく運のいい年になるようなことを言ってるから、うん、雨粒の間をすいすいと歩いて行っちゃおう。私と一緒だったらカレシも雨粒の間を歩くことになるんじゃないかと思うよ。ひらひらする雪ひらの間を歩くのはどうなのかは知らないけど・・・。

人口が増えるだけでは発展と言えないような

2024年01月22日 | 日々の風の吹くまま
1月20日(土曜日)。🌫☁。すごい霧。道路向かいのマンションも下の道路もすっぽり霧に包まれて何にも見えない、上下左右どっちを見ても五里霧中で、窓から眺めていると何だか白い宇宙を漂っているような気分だな。夜の間も気温が上がったようで、ダイニングのすぐ外の雪もわずか4センチ。もうひと息って感じで、はぁるよこい、はぁやくこい・・・。

いつもの時間にウォーキング。横断歩道の縁の水たまりがなくなって、きのうよりずっと歩きやすくなって大助かり。普通の土曜日よりも人出が多い感じなのはみんな一斉に冬眠から出て来たからかな。このあたりは6番アベニューに沿って伸びる細長いモールがあって、正面玄関は通称「6th&6th」と呼ばれる6番ストリートと6番アベニューの交差点。人口8万のニューウェストミンスター市の「シティセンター」なんだけど、おしゃれして歩いている人はいないし、繁華街と言える感じでもないし、モールの中も(2階は去年から雨漏り中でバケツ代わりのゴミ箱があちこちにあって)モダンではあるけどファッション性も高級感もゼロ。日用雑貨や食料品を買いに行く近所の商店街ところという感じだから、いつもより人出が多いということは、寒波と大雪の後で毎日の食料を補充しなきゃと言う人たちが多いんだろうと思う。ワタシは冗談めかして「六丁目商店街」と呼んでいるけど、ほんとはこの何ともダサい雰囲気が好きだな。

ランチが済んでちょっと雑用をしたら、後はマティニタイムまでのんびりと新聞サイト巡り。Vancouver Sunを開いたら、真っ先に「メトロバンクーバーの人口が今年300万人に達する」という見出しが飛び込んで来た。まだ250万くらいかと思っていたけど、あれは前の国勢調査の数字。推定では17年後の2041人に400万人に達するというからおっそろしい。ワタシが来た頃にはやっと120万人だったのにねえ(と言っても50年前の話)。メトロバンクーバーは大小23の市町村で構成する地方行政区で、アメリカの「郡」みたいなものかな。最大の市はもちろんバンクーバーで、今年は約74万人。それでも推定通りだと2029年にはフレーザー川南のサレー(今年68万人)に追い越されるんだそうで、将来はメトロバンクーバーからメトロサレーになっちゃうのかもしれないな。まあ、バンクーバーでは集合住宅で高密度化する以外には住宅を増やせないんだから、面積が3倍もあるサレーとは端から競争にならないよね。ちなみに、BC州の人口は今年は560万を突破して、4年後には600万、14年後の2038年には700万人に達すると言う予想。


メトロサレーの未来像?

州の統計局の予想によると、ニューウェストミンスター市は今年9万人を突破して、「十万都市」にあと一歩。隣のバーナビー市は29万人、第2の香港みたいなリッチモンド市は23万人超、コクィトラム市は17万人超、橋を渡ればもうすぐ最大の都市になるサレー市と「大都市」に囲まれて、その隣のデルタ市も12万人、ちょっと先のメープルリッジ市も10万人超、さらに先の(メトロバンクーバーの「辺境の地」だったはずの)ラングレーも15万人を超えて、ソーシャルメディアの落とし子みたいなのばかりの市議会は取り残され感に苛まれているんじゃないかな。でも、市の東端と西端の電車の駅周辺で大規模な再開発計画があるから、市の「悲願」が実現するのは確実。そこで問題なのはインフラをそれに見合うように整備拡充できるかどうか。どこを見ても歩道は何年もひび割れだらけででこぼこだし、市議会はストリートフェスティバルだ何だとかっこいい街づくりに熱心だけど、新しくオープンするビジネスはファストフード店にネイルサロンに歯医者にマリファナショップに入れ墨サロン。いくら「ルッキスト市議会」が見映えを良くしようとがんばっても、これじゃあねえ・・・。

寒波明けの(歩道の)交通情報とおいし過ぎる温かスープ

2024年01月20日 | 日々の風の吹くまま
1月19日(金曜日)。🌧☁🌧☁。なぜか早くに目が覚めてしまって、8時を過ぎたばかりで起床。外はどうかと目を凝らして見ると、うはっ、雨っ。それもパティオドアも窓もびしょびしょになるくらいの降りよう。やったぁ。やっと北極寒波が退散。連続2日臨時休校になった学校も、「雨氷警報」が出ている遠い郊外の数都市を除いて今日から授業再開。天気予報はこの先1週間は雨、雨、雨のまた雨で、予想最高気温は8度~10度。この辺りではときどき冬至を過ぎても暖かかったのが年を越して2月頃になってから大雪や寒波が続くことがあって、よく冬は春の後に来るんだよと冗談を言うんだけど、今年は春の最中に冬が割り込んで来たという感じで、狂ってるなあ。まあ、この週末は冬の始まりである冬至と春の始まりである春分の中間点なんだそうだけど・・・。

おとといは20センチも積ったルーフデッキの雪も、けさは15センチくらいまで減っていて、表面はざらめ状。気温は1度ということで、この冬の定番になった感じのあるTシャツ2枚とカーディガンジャケットでウォーキングに出かけたら、中途半端に1人分の幅だけ雪かきした歩道では中途半端に融けた雪が人に踏まれて滑りやすくなっていて、のんきに手をつないで歩いている場合かという状況。モール正面の交差点では除雪車が押し上げて行った雪が融けて横断歩道の両端に水たまり。けっこう深いので靴が濡れないようにそばの雪の上を歩こうとすると、水を吸ってつるつるになっておっかなびっくり。これじゃあ凍っていたきのうの方がずっと楽だったな。でも、モールの2階ではウォーキングに来ている人の数がいつもより多くて、中央の吹き抜けから見下ろすフードコートではいつもは何人も(日本でシニアカーと呼ぶらしい)電動車いすで来て談笑している高齢者の姿がまばらで、空いているテーブルの方が多かった。ニューウェストミンスター市中心街の寒波明けの交通情報はこんなところ・・・。

モール周辺の道路の状況からして、雪が降る前に買い出しをしておいたのは正解だったな。牛乳は余分に買っておいたし、肉類は道路向かいのヴィクターの店で買うから、後はトートバッグを担いで必需品を2、3品ずつ買い足していれば、歩道の雪がすっかりなくなってカートを引っ張って歩けるようになるまで何とかしのげそう。普段は雪の心配がほとんどないところなので、こういう非常時にはいくら何でもある便利な「シティセンター」でも不便になってしまうから、いろいろと分析して計画的に行動しないとね。ウォーキングから無事に帰って来たら、ランチのしたく。今日はヴィクターのお父さんがくれた牛の骨で作ったブロスを使ったフレンチオニオンスープ。大きな甘い玉ねぎを全部切って、オリーブ油をちょっと足してたっぷりのバターであめ色になるまで気長に炒めて、解凍したブロスと水を入れて、煮立ったら塩と胡椒とベイリーフを入れて、これまた気長にとろとろ。キッチン中にいい匂い。熱々をボウルに盛って、チーズを入れて、一口食べたカレシが「うんまぁ~いっ」。うん、ほんとに自分でも感動するくらいおいしかった。キッチンに残ったスープの甘い香りに鼻をひくひくさせて、「いやぁ、うまかったなあ」とカレシ。ほんとにまだいい匂いがしてるなあ。小分けして冷凍したブロスがあと2袋あるし、そのうちヴィクターの店に行って骨を売ってもらって大鍋にいっぱいブロスを作ればいいし・・・。



後は日がな1日だらけることにして、雪が融けて行くのを眺めながらのんびりとFBを見ていてふと気が付いた。FBを開けるたびにいつもどこの誰なのかも何のサイトなのかもわからない記事がずらずらとフィードを占拠していて、せっせとスクロールしなければ友だちの投稿に辿り着けなかったのが、押し付け記事がきれいになくなっているじゃないの。もしかして、和解成立のメールが来ていた集団訴訟と関係があるのかな。投稿者の同意なしに記事を不特定多数のアカウントに配布されてプライバシーを侵害されたというものだったけど、あの訴訟のせいだとしたらありがたいね。どうせまたそのうちほとぼりが冷めた頃に「興味あるかと思ってぇ~」なんてよけいなお世話を始めるんだろうけど・・・。

日本の少子化と中国の少子化の裏に見えるジェンダーの問題

2024年01月20日 | 日々の風の吹くまま
1月18日(木曜日)。☁❅☁🌧。朝の気温は0度。ルーフデッキに積もった雪が5センチも減っていて、いい傾向だな。それでも学校は大学から小学校までほとんどの教育区で今日も臨時休校なんだって。雪道を車で出勤して来れる教師がいなかったのかな。下の道路を見たらちゃんと普通に車が走っていたけどな。まあ、山のてっぺんにあるサイモンフレーザー大学(SFU)の場合は雪や霜で車が坂を上がれなくなることがよくあるから休校になるのはわかるんだけど、ちょっとばかり甘やかしすぎじゃないの?


針葉樹の枝が雪の重みで垂れて、ちょっぴり異次元的な風景・・・

甘やかされているのが大人か子供かどっちなのはわからないけど、購読しているニューヨークタイムズのデジタル版に中国でも深刻化しつつある少子化の問題を掘り下げた香港発の記事があって、なかなか読みごたえがあった。悪評ふんぷんの一人っ子政策を打ち切って2人でも3人でも子供を持てるようにした後でも出生数は増えるどころか減り続け、とうとう死亡数が出生数を上回って2年連続の人口減になって国家的非常事態に突入。習政権は女性にもっと子供を産んでもらおうと、住宅費や税制で補助や優遇策で釣って見たり、果ては愛国心を振りかざして「良妻賢母」になれとけしかけたりしても効果のほどはさっぱり。なぜかと言うと、男子と同じ教育を受けたひとりっ子女子の多くが権利意識に目覚めて、旧態依然の男尊女卑の家族制度や法制度を嫌って結婚したがらなくなり、結婚しても子供を持たない選択をするようになったから。

中国では法律上は男女同権が保証されていて、雇用上のジェンダーや人種による差別は違法なのに、政府はフェミニスト運動を弾圧して来て、ジェンダーに基づく職場での差別や暴力は昔のまんまで、おまけに離婚したくても裁判になれば仮にDVの証拠があったとしても離婚が認められる確率は20%と言うのが現実で、さらには10年ほど前には夫婦の住居は登記名義人(ほとんどが夫)のもので財産分割の対象にならないと言う最高裁判決があったというから、それじゃあ女性たちが結婚なんか怖くてできないと思うのも、政府が打ち出す結婚奨励策を「罠だ」と感じるのも当然だと思うな。まあ、中国の女性は芯が強いので男に頼らなくても生きて行けると思うから、習近平が何を言おうと非婚化も少子化も止められないだろうな。

日本でも人口の減少が止まらず、メディアでも少子化問題に関する記事をよく見かけるけど、ニューヨークタイムズの記事を読んで、同様の男社会に共通した問題のようであっても、突っ込んで見ると女性側の事情が対照的。日本に住んでいないから直接見聞きしているわけじゃないけど、小町横丁の掲示板を見る限りでは日本の女性はいわゆる婚活と妊活に奔走していると言う印象を受ける。なのになぜ婚姻率も出生数も増えないのかという疑問が出て来るんだけど、日本ではどうも男性の方が結婚したがらないか、したくても女性側が望む経済条件(男が稼いで家族を養う)を満たせていないからじゃないかという気がする。中国の少子化はひとりっ子政策が行き着いたところなのに対して、日本の少子化はバブル崩壊後の「失われた30年」の産物と言えるかもしれないな。もっとも結婚そのものがもう「病める時も健やかなる時も、喜びの時も悲しみの時も、富める時も貧しき時も」というコミットメントではなくなって、家事や家計の分担に関する交渉と言う感じで、まるで企業の提携や合併の事案のように見えなくもないけどね。

1週間だけの冬で終わってくれるといいけど

2024年01月18日 | 日々の風の吹くまま
1月17日(水曜日)。❆☁。起きてみたら、うはぁ、降った、降った。ルーフデッキの雪に長い物差しを突っ込んでみたら、あはっ15センチ積もって、まぁだ降ってる。こういう日はsnow dayと言って、教育機関は小学校から大学までぜぇ~んぶ臨時休校。子供はうれしいだろうけど、15センチや20センチはワタシの感覚ではどか雪の範疇には入らないなあ。でもまあ、雪がひとひら舞っただけでも慌てふためく土地柄だからねえ。



すごいなあ・・・


気温は0度とマイナス1度の間を行ったり来たりで寒くはないんだけど、こんなに積ってしまったら歩道の雪かきもまだだろうからと、今日はまたウォーキングは休み。人間の思惑にはお構いなしに雪はこんこん。ランチの頃にはルーフデッキの積雪が18センチになって、隅に置いてある学問坊やの頭には三角帽子。裸だけど雪の衣をまとって何となく暖かそうに見えるから皮肉。リビングの窓からは真っ白に雪化粧した街路樹が絵のように見えるし、すっと背を伸ばして立っている樹木にも雪が着いてまるでクリスマスカードみたいだから、家の中から見ている限りはうっとりするような風景ではある。







午後には雪が止んで、ルーフデッキの積雪量はとうとう20センチ。降り過ぎだなあ、もう。夜間はまだマイナス5度くらいまで下がるようだし、明日は午後いっぱいまで雪模様らしいけど、金曜日の予報は完全にプラスの気温で雨。うん、このまま1週間の冬ってことで終わればいいけど、その前に積もった雪が融け出してまたひと騒ぎは避けられないだろうな。たしか15年くらい前だったか、クリスマス前に降り出した雪がこの3倍くらい積もって2ヵ月くらい解けず、郵便配達もごみの収集も来れないし、道路は路駐の車が埋もれたまま凍って、今ごろはとにかくてんやわんやだったな。ごみが溜まっても凍っていたからあまり困らなかったけど、ガレージから車を出せなくて食料品のまとめ買いができず、1日おきくらいに40分くらいかかってスーパーまで歩いて行ってたっけ。何ごとにも上には上があるんだけど、のど元過ぎて何とかというのも人間。うん、雪が積もっても歩いて3分で買い物に行けるんだから文句は言いっこなし。

午後になってマンションの管理会社から緊急のお知らせメール。悪天候のためにごみの収集サービスが止まっていて、リサイクル品の容器が溢れてしまったので、明日の夜まではリサイクル品を捨てないようにというお達し。リサイクル品(プラスチック容器、紙類、ガラス瓶、リターナブルボトル)の収集は金曜日だから、先週は大寒波初日で道路事情が悪くてスケジュールが狂ったんだろうな。まあ、我が家のリサイクル品のバケツはまだいっぱいになっていないから当面は大丈夫だけど、雨に変わる金曜日には道路がつるつるで収集トラックが走れないなんてことにならないといいね。夜になって、大学(UBC、SFU、BCIT)が早々と明日の臨時休校を発表。小中学校や高校はできるだけ休校を避けるためにその日の朝の6時か7時まで決定しないんだそうだけど、この分だとまた休みかな。子供たちはうれしいだろうけど、12歳以下の子供を大人の監督なしで家に置いておけないから、緊急の預け先を探さなければならない働く親は大変。そういう苦労をしないで済んだワタシは子供を授けてくれなかった神様に感謝すべきなのかも。

大雪は寒波の置きみやげ/訴訟で勝って得するのは誰なの?

2024年01月18日 | 日々の風の吹くまま
1月16日(火曜日)。☁🌥☁。起床は8時半過ぎで、気温公称マイナス5度、バルコニーでマイナス2度。うん、じわじわと暖まって来ているな。公園で水仙が咲くくらいの暖冬から一気にマイナスの気温に急降下したのが先週の木曜日の夜で、翌朝起きたらマイナス13度なんてことになっていたけど、その北極寒波も5日目にしてやっと重い腰を上げてくれたらしい。やれやれだな。先週の突然の雪ではレッカーサービスがてんてこまいだったけど、マイナス2桁になったら今度は古い住宅や商店で夜間に凍結した水道管が破裂して水浸しという事故が続出して、水道屋がてんてこまい。


何だか絵本の挿絵になりそうな・・・

大寒波が緩み始めて、水曜日から木曜日にかけては降雪注意報が出ていたのが、きのうSnowstorm Warning(暴風雪警報)に変わってえらいこっちゃと思っていたら、今日になって今夜から明日にかけてのSnowfall Warning(降雪警報)に格下げになり、木曜日には朝のうち晴れ間が出るけど午後に「凍雨」か「雨氷」になり、金曜日の朝は小雨と言う目まぐるしさ。天気の予定が1日ずつ繰り上がった感じだけど、明日は10センチくらい雪が降ることには変更はないようで、完全に雨に変わるまでは交通混乱でまたレッカー車が大忙しということになりそう。こういう時に困るのが買い物。雪が積もったらトロリーを引っ張って歩くのもトートバッグを担いで歩くのも難しくなるし、その前に何よりも足元の冬装備がゼロだし・・・。

でも、きのうカレシが野菜を買いたいと言い出して、今日はランチの後で一緒にスーパーに行くことになっていたのが勿怪の幸い。今日はカレシの買い物に付き合って当座にいるものだけ買って、金曜日にまともな買い物をするつもりでいたけど、明日あさっての天候次第では物流の混乱で金曜日に行ってもあれもこれも品切れということになりかねないので、とりあえず週明けまでの必需品を調達。トロリーを持って行って、2リットルの牛乳パック2つと1.5リットルのオレンジジュース1本と2人それぞれに野菜類をどんと買い込んで、帰りはカレシに重くて車輪がキィキィ言っているトロリーを引っ張ってもらってワタシは楽々。野菜の値段を知ってびっくり仰天したカレシは「週末にでも園芸の土を買って来て野菜作りを始める。レタスなら簡単だしな」。あ、そう。

週明けまでの食料を確保したら、後はまたのんびりと冬ごもり。メールボックスに会計事務所からのヘンなメールが入っていて、スパムかと思ったら何とカナダの一部の州でFBを相手取って起こしたプライバシー侵害の集団訴訟で和解が成立したので、ついては裁判所の承認を待って賠償金を配分するという話。対象期間に実名でFBに登録していたら自動的に集団訴訟のメンバーになるそうで、FBが同意した和解金は51億円。そこから弁護士事務所が報酬として3分の1プラス経費を差し引いて残額を配分するわけだけど、原告の数は430万人と推定されていて、30億円くらい残るとして全員に配ると1人当たりの金額は700円くらい。たったの700円って、レタスを1個買うのがやっとの金額じゃん。アホかいな。つい2ヵ月くらい前にも医療検査所相手の集団訴訟(参加しなかったけど)で賠償金を獲得したと言うメールがあったけど、配分額は1人当たり数千円。つまりは弁護士が何億円もの報酬を手にしてウハウハしてるだけなんだよね。そのために大企業に何か「された」と怒っている人を100万円(今回の原告団代表への報酬額)とかで釣って集団訴訟を起こさせているんじゃないのかとな。いやはや何ともあこぎな商売だねえ、もう。

タワマンは建たないよと言いつつじっと手を見る

2024年01月16日 | 日々の風の吹くまま
1月15日(月曜日)。⛅🌤。起きた時の気温は公称でマイナス8度。薄雲が広がっていて、明日の火曜日から水曜日にかけて降雪注意報。北極の寒気団がアメリカに移動して行って寒波が緩んだときに太平洋から暖かい湿った空気が入って来ると、この辺りではまず雪が降り始め、気温が上がるにつれて雨交じりのべた雪に変わって交通混乱を引き起こし、やがて普通の雨になって落ち着くのが定番。暖かい空気がハワイ方面からのパイナップル特急だったりすると、べた雪の吹雪のどか雪になるからタイヘン。天気予報では雨に変わるまでに15センチは積もりそうなことを言ってて、うはぁ~。

今日は午後にウォーキングを再開して、帰りに向かいのLondon Drugsに寄ってきのうの夜オンライン注文したカレシのUPS(無停電電源装置)を引き取り。何でもすぐそこにあると言うのはこういう時に強い。事の始まりは夜の8時過ぎ。オフィスで突如けたたましくピーッと鳴り出して、何なんだぁと耳を澄まして探し当てた発生源はカレシのUPSで、電源の表示ライトがグリーンと赤で点滅。あちこち探して見つけた説明書によると「要取替え」。つまり寿命でぽっくりというわけ。慌てさせないで欲しいもんだけど、原因が分かれば解決は簡単で、取りに行く午後までワタシはもっぱらのんびり。徒然なるままな気分でグーグルのブックマークをクリックして回っていたら、あら、角の香港上海銀行(HSBC)支店の土地が「建設用地」として売りに出ているじゃないの。カナダでナンバーワンのロイヤル銀行がイギリスのHSBCのカナダでの事業を買収して政府の承認を取り付けたので、支店を統合するためにそっくり売り出したのかな。売値はざっと9億円・・・。



でもねえ、築50年近い一部2階建てのオフィスが建っている680平米の土地で、私たちの旧居の土地区画2つ分にも満たないんだけど、いくら中心街の角地でもほんとに9億円の価値があるのかな。建物の後ろには5番アベニューから入る同じくらいの広さの駐車場があるけど、我が家のあるマンションの低層棟に隣接しているし、銀行と並んでいる床屋、ベイプショップ、レストランの3軒(上には店のオーナーが住んでいるらしい)の裏口へのアクセス路でもあるので銀行の所有地ではなさそうだし、市の都市計画では地上の商業施設と中層か高層のマンションを組み合わせられるけど、タワマンは無理だろうな。せいぜい今多い木造6階建てか頑張っても10階建てかな。でも、分譲でも賃貸でも集合住宅を建てるとなると、総面積の一定割合を家族向けの3LDKにするとか相場以下の家賃の福祉ユニットを一定戸数作るとか、市役所が何かと制約をかけて来るので採算が取れるかどうか。まあ、10階建てでも我が家からの眺望には影響がないからどうでもいいんだけど、ひょっとしたら交差点でのロックコンサートの騒音をある程度遮ってくれる可能性はあるかも。でも、まずは売れないことには・・・。

午後2時には気温が0度まで上がったので、Tシャツ2枚とカーディガンジャケットだけで3日ぶりのウォーキング。防音壁ができるんだったらうれしいねえと話しながらモールの2階を4周(約1.5キロ)。行き帰りは特に寒くなかったけど、このところ屈むことが多かった膝は強張ってコチコチ。でも、膝や肩の痛みはサロンパスを貼れば済むけど、変形性関節症が進行中らしい手の指の関節はそれができないから困る。どの指もいつも痛むけど、小指以外はまだ目立った変形がないのがせめてもの救い。中でも一番痛いのは両手の中指の第2関節と左手の親指のMP関節とCM関節で、親指は動きが悪くて箸を使うのが難しくなって来ているけど、元々左利きで普段はほぼ両手利きのワタシでも箸と包丁(とボール投げ)だけは左手一択。先が思いやられないでもないけど、指は曲がっても根性はまっすぐだ(と思う)から、ここは持って生まれた手先の器用さが健在のうちは痛いの、痛いの、飛んで行けぇ。指が太短くてブサイクだけど、これが春には76歳になるワタシの60年近くキーを叩き続けて来た手・・・。






大寒波はアメリカに向かって南下中

2024年01月15日 | 日々の風の吹くまま
1月14日(日曜日)。☀🌤⛅。膝が痛くて目が覚めた午前7時過ぎ、南東の地平線にいかにも寒そうな朝焼け。気温はマイナス10度。日の出はまだ8時ちょっと過ぎだからまだ1時間。ということでまたベッドにもぐり込んで寝直して、起床は9時ちょっと前。広いリビング/ダイニングはガラスの壁に囲まれていて断熱性が低いので、室温が設定温度(23.5度)に達するまでいつもより時間がかかるけど、ベースボードヒーターがフル稼働してサーモスタットの表示が「炎5本」になっている時はリビングのシーリングファンで空気をかき混ぜてやるだけで寒い感じがなくなるのがうれしい。起きた時の気温はマイナス9度で、今日もウォーキングは休み。風も収まって、どうやら寒波が去ってくれそうな気配だけど・・・。



水曜日から出っ放しだったArctic Outflow警報は内陸のフレーザー渓谷地域を覗いて午前中いっぱいで解除になって、ああ、やれやれという気持。金曜日から2人ともバルコニーにちょっと出たくらいで玄関からは一歩も外に出ていないから、まさに冬ごもりそのもの。日曜日なので普通に洗濯しながら掃除をして、ランチは思いついて冷凍の小エビの天ぷらをエアフライヤーで焼いて、ゆずポン酢と大根おろし。新調したばかりのNinjaのエアフライヤーはあちこちで「ベスト」と評価されていた通りの優れもので、フレンチフライはカリカリに出来上がるし、やたらと厚い衣で着ぶくれしたエビ天も摘まんで食べるのにちょうどいい具合。



ランチが終わる頃にはマイナス6度まで気温が上がっていたので、牛乳を買いにスーパーまでひとっ走りすることにして、ついでに溜まりに溜まって洗濯室の隅の箱から溢れている酒の空き瓶をごみルームのリサイクルコンテナに捨てて来ようと話がまとまったので、空き瓶はショッピングトロリーに、ビールやトマトジュースの空き缶はリサイクルバッグに詰めて、買い物用にトートバッグを担いで久しぶりに玄関のチェーンを外して廊下へ。空き瓶を専用のコンテナに入れてからになったトロリーをカレシに持って帰ってもらって、ワタシは駐車場から外へ。薄いTシャツの上に薄手のパーカを来ただけなのに寒いっという感じはしない。ワタシの基礎体温がこの年になってもまだほぼ37度あるおかげで寒さに強いのかもしれないな。元々基礎体温がアジア人より高いはずのカレシの方が寒がっているから笑ってしまう。「キミより5年よけいに年を食ってるからね」とカレシ。あ、そう・・・。

買い物から帰って来た午後2時の気温はマイナス4度。空いっぱいに刷毛でなぞったような薄い雲が広がって、見ていると相当なスピードで南の方へ流れていたのは、大寒波がアメリカに向かっているってことかな。国境の南では中西部で警報が出ていて、対象になる人口は何と9千万人。きのう五大湖に面したニューヨーク州バファローで試合があったアイスホッケーのバンクーバーカナックスは、試合が終わりしだい吹雪がひどくなる前に飛行機で次の遠征地へ飛び立ってしまえると高をくくっていたら、州知事が旅行禁止令を出したために足止めを食ってしまい、月曜日午後の試合に間に合うようにと、カナダ側のトロントまでバスで行って、そこから飛行機でオハイオ州コロンバスまで飛ぶ羽目になったらしい。バファローはLake Effectという五大湖地方特有のどか雪や吹雪に見舞われることが多いんだそうで、そのあたりは考えてなかったのかな。こちら西部の温暖なメトロバンクーバーでは午後3時にマイナス3度、マティニタイムの午後4時にはマイナス2度で、日が暮れて気温が下がり始める時刻にはマイナス1度。今度は明日か火曜日には雨交じりの雪が降るという注意報・・・。