リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

暑い、暑い、暑い

2021年07月31日 | 日々の風の吹くまま
7月30日(金曜日)。☀☀☀。異常高温警報発令中。きのうより暑い感じで、かすんでいる東の空は何となくいやぁ~な色合い。この週末は州内陸とアメリカはワシントン州で多発している大規模な山林火災の煙の挟み撃ちに合うそうで、やれやれ思いやられるなあ。でも、山林火災が燃え盛っている中でコロナの新規感染者数が州全体の半分以上を占めるようになった内陸地方はそれこそ二重苦。内陸の大都市ケロウナがある中部オカナガンは地域全体がクラスターと認定されて、夏休みの行楽シーズンというのに、コロナ規制のステップ3で解除された規制の多くが復活して、屋内の公共の場ではマスク着用がまた義務になっている。まあ、新規の入院患者の70%がワクチン未接種で、感染源のほとんどがケロウナにひしめいているナイトクラブやパブ、民泊でのパーティだそうだから、なるべくしてのことなのかもしれないけど。

暑いといえば、東京でやっているオリンピック、ほんっとに暑そう。おまけに日本の夏は湿度が高いからタイヘン。耐久レースのマラソンなんか、少しは涼しくて湿度が低いからと札幌でやることにしたんだろうに、北海道中が猛暑日の連続で、どうするんだろう。熱中症で死ぬ人が出なければいいけどね。日本のメディアを見ると、メダルラッシュに沸いているようで、オリンピック以外の記事を見つけるのに苦労するくらいの賑わい。でも、外国選手たちが猛暑と湿度に体調を崩したり、実力を出せずに敗退したり、棄権したりしているようで、ふと、気候が爽やかな秋にやらずに、敢えて蒸し暑い時期を選んだ裏には、もしかしたらJOCのたくらみがあったんじゃないかと勘ぐってしまった。まあ、「地の利」と言ってしまえばそうに違いないんだろうけど、TOKYO 2020は日本人のための日本のオリンピックなんだなあ、と。

金魚鉢のオフィスは、風が西風でこっちの方へは回って来ないので、午前中にあっさり30度。窓を開けても熱気しか入って来ないので、ダイソンを隅に向けてかけて、風を小さな部屋の壁と窓沿いに回してやって何とか29度になったけど、1ヵ月前の炎暑の時よりはまだましとは言え、暑いことには変わりがない。これで日本並みに湿度が80%なんてことになったら、あっという間に熱疲労か、悪くすれば熱中症になってしまいそう。外では昨日今日と救急車のけたたましいサイレンが聞こえる回数が増えたような気がする。まあ、我が家は2人とも「夏バテ」の兆候はないので、暑い日のランチは体を冷やすおろししょうがをたっぷり添えたざるそば。薬味は他に刻みねぎと焼きのり。体を温めるごまは焼いて香りを付ける程度に。



トラベルエージェントのジェフから、未払いのままの返金についてクリスタルクルーズに問い合わせたら、まだ「保留中」との返事だったけど、クレジットカートの発行元にクレームを入れた人には返金があったので、すぐにそうした方がいいというメール。南半球でのクリスマス/正月クルーズをいきなりキャンセルして全額返金すると通知して来たのが4月1日で、60日から90日かかるという話だったのがもう4ヵ月。クリスタルはまだ「沈没」してはいないけど、ここらで強く押さないと埒が明きそうにないから、ジェフの助言に従って銀行のクレジットカードのクレームセンターに電話。若そうな男性が10分、20分と何度もホールドしながらの対応を平謝りしながら、返金のクレームの受付を完了するのに2時間半。ジェフにその旨を報告したら、「TDのクレーム処理は上手だよ」。早く戻って来るといいな。秋の地中海クルーズのお小遣いにするんだから。午後4時の気温は34度、湿度25%。東の空がちょっと黄色っぽくなって来た。やだぁ~。


きのうは待ちに待った劇場再開

2021年07月30日 | 日々の風の吹くまま
7月29日(木曜日)。☀☀☀。異常高温「警報」発令中。ほんとに朝から暑い感じで、3日ほど続くらしい。予想最高気温は、今日は28度、あした32度、あさって29度。もっとも午後には30度を突破したらしいけど、湿度は砂漠並みの32%ということで、日差しの中に出なければ暑いという実感はあまりない。メトロバンクーバーの雨なしの記録は今日で44日で、長期予報でもお湿りの気配がないので、70年前の58日の記録を更新しそうだという予報。まだ芝生の散水以外は水の使用は制限されていないけど、どうなることか・・・。

きのうは待ちに待ったArts Clubのサマーシリーズ第1作のオープニングナイト。車で行くか電車で行くか、なかなか決まらなかったけど、途中の交通事情やオリンピックヴィレッジの劇場周辺の駐車を考えているうちに、カレシが「電車で行く。ついでにウォーキングもできるし」と宣言。帰り道は駅から300mが勾配9%の上り坂だけどいいのかと聞いたら、「ワクチンをしに行ったときだって止まらないで歩けただろ」。じゃあ、それで決まりってことで、久々にCompass Cardを持って出発。ワタシが最後に電車に乗ったのは去年の4月1日だったから、うはぁ、1年と4ヵ月のご無沙汰。あのときは第1波の始まりで、電車はがら空きだったっけ。でも、きのうはわりと普通で、推奨に変わったマスクをしていたのは80%くらい。メインストリート駅を出ると、フォルスクリークではカヤックの練習、その周りではジョギングや散歩の人たち、クラフトビールのパブは内も外も盛況だったのでびっくり。

劇場のロビーではゲストサービスマネジャーのピーターが笑顔で迎えてくれて、あまりにもなつかしかったもので、がっちりハグ。親しい常連ともハグ。みんなワクチン2回接種が終わっている年代だから、ごく自然にハグ。まだ観客数が制限されているので、小さな劇場でもがら空き感があってちょっぴりさびしいけど、幕開き前のわくわく感には変わりはない。その時間になって、専務理事のピーターが挨拶。いつもは芸術監督のアシュリーと漫才みたいな挨拶をやるんだけど、「今夜、私の独演になったのは、先週アシュリーに男の子が誕生したからです」と発表したので、客席から大きな拍手。(今日、アシュリーがFBに赤ちゃんの写真をたくさんアップしていて、名前はリース・キーラン・ウィリアム。ウェールズ語・ゲール語・英語の名前の組み合わせは絶妙だな。)

再開第1作の『I, Claudia』は、思春期を迎えた女の子クローディアの大人になる過渡期の葛藤を、お面と上着をとっかえひっかえしての1人5役でコメディ風に演じるもので、若いリリー・ボードアンの熱演に、笑ったり、ほろっとしたり、遠い過去になった自分自身の思春期の心のざわめきと不安に深く通じるものを感じてうなずいたりで、休憩なしの90分はあっという間。ああ、芝居というのは、小さいときにお父さんの胡坐に収まって本を読んでもらったように、劇場の座席に収まって舞台の役者たちがストーリーを演じて聞かせてくれるから、心に響くんだなあと実感。ワタシにとって、芝居はあの昔のお話タイムへの回帰なんだろうと思うな、うん。


これからコロナワクチンを持っておじゃましますって

2021年07月29日 | 日々の風の吹くまま
7月28日(水曜日)。☀☀。また猛暑の波だって。不思議なことに、ほんとに暑くてたまらないという感じがない。何よりも風通しがいいもので、寝る前に朝日が入る北東側のブラインドをおろして、ミニチュア工房のあるレクルームのパティオドアを少し開けておけば、後は午前、午後と太陽の動きに合わせてパティオドアと窓の開け閉めするだけだから、1ヵ月前のような炎暑にならない限り、冷房なしで過ごせるのはほんとにラッキー。

今日はカレシのレッスンがないので、携帯を借りてコロナワクチンの接種記録をゲット。おとといワタシがやったのと同じ手順で、カレシの携帯にPINを設定して、PCでHealth GatewayのQRコードからBC Services Cardの設定サイトにアクセスして、Google Playからアプリをダウンロードしてインストール次にカレシに運転免許証を持って来させて、バーコードをスキャンして、顔写真とビデオを撮ってService BCに送信。連絡用のアドレスはワタシのものなので、受付確認メールが来るまではカレシの携帯はお役御免。2時間ほどで確認が来たので、カレシの携帯でアプリを開いて、ワタシのPCからメールアドレスの確認をして完了!医療記録のような個人情報を保護するために何層ものセキュリティがかかっているので、初めての時は戸惑ったけど、2度目は簡単。Health Gatewayにログインして、無事にカレシの接種記録(PDF)をダウンロート。

合間に日本のメディアサイトを覗いていたら、オリンピック一色で沸いている画面に「新規感染過去最多」の見出し。東京では3千人を超えて、7割がたがまだワクチンをしていない20代、30代で、その大半がデルタ株らしい。これは世界的な傾向のようで、感染が再拡大している先進国ではどこもワクチン接種率を上げようと躍起。アメリカでは死者の大半がワクチン未接種だそうだし、カナダでも新規感染者と重症者のほとんどが未接種だそうで、1回接種済みが対象者全体の80%(ニューウェストは84%)、2回完了が60%を超えたBC州でも、ずっと2桁で推移していた1日の新規感染者がきのう150人に急増。その3分の2が広大な地域に人口が散らばっているためにワクチン接種が大都市圏より遅れている内陸と北部の保健局の管内だそうだから、ここでも感染再拡大とワクチン接種率の関係は明らか。

それでもまだ全体の20%近くがワクチン接種を先延ばししているわけで、州政府は接種日程を手直しして、主力を大規模な接種センターからウォークイン(予約なし)クリニック、移動クリニック、ポップアップと呼ばれる接種イベントに移して、特に地方や若い世代の接種を進めることなったそう。要するに、(夏休みで遊ぶのに忙しくて)登録して予約して指定のセンターに出向いてってのがめんどくさいと四の五の言ってる人たちには、ビーチでもイベントでもどこでもこっちからワクチンを持って行ってあげるから、とにかく1回目だけでも受けてくれよということで、誰のアイデアか知らないけど、政府もなかなかやるじゃないの。サレーでのオールナイト接種イベントは大賑わいで用意した7000回分がきれいになくなったそうだから、あんがいうまく行くんじゃないかと思うけど、はて。


することがないようでもポストイットにはすることが満載

2021年07月28日 | 日々の風の吹くまま
7月27日(火曜日)。☀☀☀。今日も暑い(という予報)。東の空がぼやっとかすんでいるので、とうとう内陸の山林火災の煙が流れて来たのかと思ったら、ラジオで郊外のラングレーでやぶが燃えていると言っていたので、たぶんそのせいかな。でも、南西の風で、空の青みが増して来て、大気の質(AQHI)も最低リスクの「1」になったので、野火と言えるほどのものじゃなかったらしい。内陸のメリットという町の近くでは、火花を散らしながら走っていた錆だらけのポンコツトラックが道端7ヵ所のやぶに火をつけて、あわやという場面があったそうだし、気をつけてくれないと、大変なことになっちゃうじゃないの、もう。

朝のうちにちょこちょこっと仕事を済ませて、さて、何しよっかなぁ。7月のミニチュアは終わったし、新しいPCも設定すべき設定はほぼみんないじってしまったし、ワードの設定もほぼ旧版に近くなったので、あとは微調整くらいで、今日のVAIOは朝から眠ったまんま。まあ、コンピュータは長い間大切な商売道具だったから、次々と新しい(かっこいい、便利な、楽ができる)機能が出て来てもあまり感動しない性質で、システムを変えるのに時間をかけていられなかったから、自分に必要なもの以外は無視する癖が身に付いて、おかげで新システムへの移行はいつも思いの外シームレス。これこそ昔取った杵柄なんだけど、マイクロソフトから見たらどぉ~しょ~もない「自己完結人間」てことになるかもしれないな。イェ~イ、あっかんべぇ~だ、あはは。

新システムが落ち着いたところで、旧システムの枠にペタッと貼ってあるポストイットを見たら、PTC(Playwrights Theatre Centre)の年会費の支払い期限が目の前。PTCは公演活動をしない「劇団」で、地元の劇作家の集まり。名の通った会員も何人かいるけど、大半は「無名」かワタシのように「(たぶん)永遠に劇作家志望」だから、会費と言っても雀の涙。それでいつも1万円の小切手を送って、会費を差し引いた残りは寄付ということにしている。PTCには未発表の作品をベテラン会員に論評してもらえる制度(手数料1万円)があって、一度だけ書き上げた脚本を送ったら、こちこちの社会活動家タイプに当たったらしくて、「ブルジョワ的発想で社会問題意識がない」と木っ端みじん。(ロマンチックコメディのつもりだったんだけどなあ・・・。)

さて次はとポストイットを見直したら、一番下に「Blue Water Café」。そうそう、あと2週間を切ったカレシの誕生日にお気に入りのレストランに予約を入れなくちゃ。早い時間にという本人の要望で「8月8日午後5時15分店内席2名」で予約オッケー。パンデミックのおかげで、ワタシの誕生日は2年連続で店内飲食禁止に引っかかってどこにも行けなかったのに、カレシの誕生日は去年も今年も規制が緩んだときなんだから、んっとにまあ、何ともラッキーな人だこと。カレンダーを見たら、あら、12日にはArts Clubのディナーパーティが入っている。おまけにその前の水曜日はサマーシーズン第2作のオープニングナイトで、明日の夜はシーズン第1作のオープニングナイト。うは、何だか急に世の中が忙しくなって来た感じで、うれしくて胸がわくわく。何をしよっかなぁ、なんて悠長に構えていられないじゃないの。


政府がお役所に出向かなくてもいい便利なアプリを作っていた

2021年07月27日 | 日々の風の吹くまま
7月26日(月曜日)。☀☀☀。雲ひとつない晴天。予想最高気温は今日も27度だそうだけど、ほんっとに暑いという感じがしないから不思議。炎暑の中で7月が始まって、コロナの規制緩和ステップ3に入ったのがついきのうのような気がするけど、もうその7月も最初の週になってしまった。早いねえ。

なんて何となくぼやきながらも、まずは旧版のIMEのユーザー辞書を見ながら、新版の辞書に自分流の略語を登録し直す作業。Windows 10ではWindows
7にはなかった「短縮よみ」というカテゴリができていて、旧版でワタシがSH(ショートハンド)としてやっていたように、常用するあいさつ文や打ち込みにくい単語をひらかな2、3文字に短縮して入力できるようになっている。ワタシの場合は長音記号が多いカタカナ語や小さい「ゃ・ゅ・ょ」が入る単語が苦手で、旧版にはせいぜいひらがな3文字(ローマ字入力だと6文字)の短縮語を70個くらい登録してあった。それをひとつずつ新版に登録するわけだけど、現役時代に日本語訳で使ったIT用語がけっこう残っていて、そういうのはお役御免にして、最終的には59個。旧版のIMEにはなくて自分で登録した「食洗機」が新版のIMEに入っていて、世相の変化を感じたからおかしくなる。

朝一番にトラベルエージェントのジェフからSilverseaからのリマインダーメールが転送されて来て、秋の地中海クルーズ(あと80日)で、「ゲスト情報」のページが未完で、乗船する2週間前までにコロナワクチンの2回接種を済ませて、証明になる書類を出さなければ、乗船の案内や出発地までの航空券を送れないという内容。接種のカードがあるけど手書きだからどうなのかとジェフに聞いたら、州政府のHealth Gatewayという医療記録のサイトからPDFの記録をダウンロードすればいいという返事。ところが早速アクセスしたものの、運転免許証(表)/医療保険証(裏)の電子版と言えるBC Services Cardというアプリを携帯に設定しないとダメで、まずQRコードに携帯を向けてサイトに入って、説明をふむふむ。少々の試行錯誤の後、Google Playからアンドロイド用のアプリをダウンロードしてインストールしたら、本人を確認するために健康保険証のバーコードをスキャンしてから携帯で撮った写真とビデオを送れと言う指示。その通りにまずバーコードをスキャンして、カメラで顔写真、次に指示通りにフルネームを名乗っているビデオを撮って、州の申請事務の窓口機関に送信。(写真とビデオが気に入らなければ撮り直しさせてくれるところは心憎い。)2時間ほどで「本人確認」を知らせるメールが来て それをIDとして使ってHealth Gatewayのサイトにログインしたら、ワタシの過去4年の医療記録が出て来た。そこからCOVID-19のワクチン接種の部分をクリックしたら、手書きじゃない「オフィシャル記録」が表示されたのでダウンロードしてファイル。

政府の事務手続きにもデジタル化の波が押し寄せていることを実感したけど、携帯にアプリを入れておくと医療記録の他にも窓口機関に出向かなくてもできる申請関係の手続きが10種類以上あって、へえ、便利になったもんだと感心。カレシの接種記録をゲットするにはカレシの携帯にアプリを設定しなければならないけど、小さいながら仕事が入って来ちゃったので、その後でカレシのスケジュールに余裕のある日にやってもらうことにしよっと。


新しいPCのワードのツールバー設定で日が暮れた

2021年07月26日 | 日々の風の吹くまま
7月25日(日曜日)。☀☀☀。また猛暑だというけど、あんまり暑く感じないから不思議。風向きのせいで、なんとも心地のいい風が通るので、いたって快適。午後の気温は27度。外に出ると、日差しは瞬間的に日焼けしそうなのに「暑い」という感じがしない。乾燥していて汗が出ないせいか、それともあの炎暑で体内温度計の感度が鈍ったままなのか。ま、どっちにしても暑くても過ごしやすいのは大助かり。

今日はのんびりすることにして、新しいPCにインストールしたワードを自分流に手を入れる(カスタマイズ)する作業。思えば、翻訳業に入った1990年はまだMS-DOSの時代で、Windowsもマウスなんてものもなかったから、印刷した元原稿を見ながら翻訳文を打ち込むという、コンプーターより前のワープロよりさらに前のタイプライターの時代と変わらない作業だった。あの頃はワードが登場するちょっと前で、ソフトはWordPerfect。ちなみに、表計算ソフトはLotus 1-2-3、データベース管理ソフトはdBase IVで、どれも5インチのフロッピーディスクに入って来た。あはは、懐かしいね。

ワタシは必要以上に複雑な作業はやらないので、VAIOに入れたワード2010では、頻繁に使うコマンドを載せたクイックアクセスツールバー1本でほとんど間に合っていたから、Office 365のワードでもほぼ同じツールバーを作ろうというわけ。まぶしいVAIOのワードの画面のバーを見ながら、10年の間にやたらと増えたんじゃないかというくらいのコマンドをスクロールしながら拾い出してはツールバーに置いて、VAIOのと同じ順番になるように並べ替えたり、画面が大きい分コマンドを増やせるので新しいのを差し込んだりして、のんびりどころか結局は午後までかかっての大仕事。それでも、新しいワードが稼働したので、まずはブログのフォルダの中身を新しく作ってあったフォルダにコピーして、移行の作業が一歩前進。

次はIMEのユーザー辞書に入力用の「略語」を登録する作業かな。日本語キーボードがないので、日本語はワープロの頃からローマ字入力。日本語キーボードならひらかなで「に・ほ・ん・ご」と打ち込むんだと思うけど、ローマ字入力の場合は「N・I・H・O・N・G・O」とキーを打つ回数が倍になるので、タイプライターに始まって55年も猛スピードでキーを叩いて来て関節炎になってしまった指にはちっともやさしくないし、長音文字(―)がやたらとあるカタカナ語に至っては、少々曲がった小指は一番上の列にある「‐」のキーに容易に届かないし、「OU」と打とうとすると動きの悪い中指が勝手にOとUの間にIを入れてしまうので、タイプミスが多くなって何ともまだるっこしくてしょうがない。オフィス勤めだった若い頃は、タイプのスピード(と正確さ)では秘書仲間の間で1、2を争ったワタシも落ちぶれたもんだと思うけど、寄る年波には勝てないというもんね。あしたはユーザー辞書のカスタマイズで1日が暮れそうだけど、新しいノングレアのオールインワンは目に優しくていいね。


静かな週末だけど、そろそろひと雨降ってほしい

2021年07月25日 | 日々の風の吹くまま
7月24日(土曜日)。☀☀☀。暑い週末になるそうだけど、理想的な風通しで、今のところは快適至極。土曜日は午前中いっぱい家事の日なんだから、暑いのは嫌だよ。まあ、予想最高気温は24度とか25度で、普通の夏日。でも、来週の半ばからまた暑くなって、来週末は28度。このあたりの気温なら、真夏日に近い感じがするけど、8月に入った週明けは雲が出て来て、またごく平均的な22度とか23度とか。予報を見たら、お、2粒の雨マークの日がある。

ほんとに、ザァーッとひと雨欲しいところ。この前に雨が降ったのはいつだったのか思い出せないくらい昔の話。たぶん6月の半ばくらいだったような気がする。ということは、もう1ヵ月以上も一滴も雨が降っていないということか。北米西海岸の夏は乾期ではあるけど、これはやっぱりちょっと異常だという感じ。長いこと雨が降らなければ、公園の芝生も木立も道端のやぶも木もみぃんなからっからで、ニューウェストミンスター消防署が公園や草地での火の使用禁止命令を出したくらい。ピクニックでのバーベキューは燃料や道具を問わず一切禁止だし、タバコを吸うことも禁止。そりゃそうだよね。地理的にメトロバンクーバーのど真ん中にあるニューウェストは、市の面積がたったの15平方キロなのに、何とその10パーセントが公園になっていて、その数20以上で、草分け時代に都市計画の一環として作られたクィーンズ公園は30ヘクタール。それがポイ捨てした吸殻のせいで燃え出したら大惨事になってしまう。雨、降ってくれないかなあ・・・。

家事の日は、枕をバルコニーに持ち出して日なたで日光消毒。朝ご飯の食器をさっさと食洗機に入れてから(リフォーム中に身に付いた「良い」習慣)、カレシが持ち込んで来る空の水遣りボトルを充填する作業。2.6リットルのボトル10本がいっぱいになったら、洗濯物をかき集めて洗濯機に詰め込んで、いつもの手順で掃除。プロジェクトがひとつ終わった後のミニチュア工房では、スツールの周りの床を特にていねいに掃き掃除と掃除機かけ。何しろ、小さなものを切って貼ってだから、切りくずの大量生産だし、しかも落ちるときになぜか大口を開けているゴミ箱を迂回するしで、床はいつもそこら中が紙ふぶきの状態。まあ、盛大に散らかしても誰にも叱られないのが大人の趣味の楽しいところでもある。(亭主の趣味だったら奥さんに叱られるかもしれないけど、ワタシはその奥さんの方だから・・・。)

晩ご飯の後のウォーキングでクィーンズバーク地区を歩いていたら、あちこちの裏庭から大人の談笑する声や子供たちの歓声が聞こえて来た。コロナの規制解除がステップ3に入って、家族や友達の集まりの制限が解かれたので、何ヵ月も会えないでいた家族が集まっているんだろうな。新規感染者数が100人を超えて、あららと思ったけど、感染が拡大しているのはメトロバンクーバーじゃなくて、内陸地方を管轄するインテリア保健局の管内。風光明媚なオカナガン湖の周囲はワインの大産地で、湖岸にはアウトドア派が集まる行楽地がたくさんあるから、去年の夏もナイトクラブやホテルでクラスターが発生していた。夏休みだから、また週末ともなればまだワクチンを接種していないか2回目を済ませていない若者たちが大勢押しかけているんだろうな。ボニー先生は規制緩和で人出が増えれば感染者も増えることは予期していると言っていたけど、どうなることやら。日本でもコロナオリンピック連休で東京から地方へ遊びに行く人たちで高速道路が大渋滞したそうだけど・・・。


森の中のログキャビンで野鳥観察はいかが?

2021年07月24日 | ミニチュア工房にて
7月23日(金曜日)。☁☀。何だか東の方の空がかすんでいるけど、もしかして内陸の山林火災の煙がこっちの方へ流れ始めたとか。でも、大気の質(AQHI)はまだ最低の低リスクの「1」だから、そうでもないのかな。来週の終わりにはまたちょっとした猛暑が来るという話だけど・・・。

6月の半ば頃に、前月に「海」をテーマにしたバスルーム2のインテリアとして「ビーチハウス」を作ったので、寝室内のバスルーム1のインテリアは「森」をテーマにしようと決めたのが始まりで、急遽6月のプロジェクトになったのがミニチュア18作目に当たる「ログキャビン」。すべてが揃っているキットの組立てから始めて、3作目あたりから少しずつ自分流を加えるようになり、5作目から自分流の割合が高まって、16作目からはオリジナルキットのテーマとはまったく違うものを作るようになり、18作目にしてとうとう自分流100%の創作。まず「森の中のログキャビンのポーチ」をイメージして、脳内の製図板にざっとスケッチ。目玉は鳥の声を聞きながらワインをたしなむための「白いぶらんこベンチ」。

具体的な完成図も組立て説明書も何もないから、フレームもアクセサリーも使える材料を過去の作品の使い残しを貯めてある「宝の箱」や買い貯めたビーズなどの箱をかき回して見つけたり、使えるものはないかと家中を目を皿にして物色したりで、知恵を絞りに絞っての苦闘。おまけにふとした思いつきが思いつきを呼んで、作るアクセサリーが増え、しまいには当初のイメージとはかなり違った「バードウォッチャーのログキャビン」に発展して、7月も下旬になってやっと完成。初めての創作で思い通りに仕上がらなかったり、材料をとっかえ引返して工夫したり、よく見ると何となく不具合だったりして、けっこう苦労したけど、はじめから終わりまで自分流でやるのは、やっぱり楽しいの一言に尽きるな。無事完成を祝ってと言うわけじゃないけど、ここで記念すべき作品の制作過程をまとめてから、8月のプロジェクト(棚上げしてあった「バルコニー」のバリエーション)の準備にかかろうっと。

基本的なフレーム。窓は裏に室内の写真とレースを貼って壁に取り付けただけ。丸太になるのはバーベキュー用の長い竹串。

丸太を貼り終わったところ。床は錐の先で床板の模様をつけてポリウレタン塗料を塗ってベースに貼り付け。
ポーチの屋根と丸太の柱。
玄関灯とアイデアのきっかけになったぶらんこベンチ。窓の下にはプランター
ポーチの手すりはキッチンの竹串も活躍。これでフレームが完成
アクセサリーを試しに並べてみた。プランターには花。軒先に下がっているのはハンギングバスケットと小鳥のえさ箱
アクセサリー:野鳥観察の本と双眼鏡
アクセサリー:思いつきで作った郵便箱。森の中でもちゃんと郵便が来る
アクセサリー:ペットショップから買って来た鳥の餌の袋(中身はパントリーにあったケシの実)

アクセサリー:なぜか突然思いついた箒
アクセサリー:テーブルの上のランタンとワイングラス
アクセサリー:もうひとつのテーブルにはアイスバケットで冷やしている白ワイン(と後ろにグラス)。氷はキッチンにあったセロファンの空き袋の綴じ代を刻んだもの
アクセサリー:ぶらんこベンチにはすてきなクッションと野鳥観察の手引き(初心者向けのfor Dummiesシリーズの本)。壁や柱にはつる草を絡ませて・・・
アクセサリー:なぜか屋根の上に小鳥の巣。粘土で作って固めてから着色。くちばしは爪楊枝の先端。野鳥が野鳥を観察する人間を観察?
アクセサリーを接着剤で固定
遠くの緑を背景にくつろぎタイム。ワインが冷えてます


「リセット」キーと「削除」キーがキャンセル文化を生んだのかも

2021年07月23日 | 日々の風の吹くまま
7月22日(木曜日)。☀☀☀。やっと気温が上昇傾向。最低気温も14、5度だそうだから、今夜は半毛布はもう要らないかもしれないな。7月なんだから、そう来なくちゃ。朝ご飯を食べたら、今日はまた新しいPCのセッティング。基本的な設定ができたので、今日はいよいよOFFICE 365をインストール。ワタシとしてはワードだけあればいいんだけど、エクセルやパワポやら金魚の何とかみたいについて来て年間1万円ちょっと。とりあえず1ヵ月間無料お試しから始めることにしてダウンロード。最新バージョンだと2019かな。ラップトップ(WORD 2016)でも使えると書いてあるので、そっちも立ち上げてダウンロード。ちなみにVAIOのワードは未だに2010。)ついでにラップトップのマウスも左右のボタンを切り替え。引退するVAIOは元のまま(切り替え不可能)だから、左右を間違えてばかりだけど、マウスは左手で使うので、手首を捻らなくても人差し指で右のボタンを「左クリック」、中指で左ボタンを「右クリック」できて楽ちん。

時差が先を行っている日本ではいよいよオリンピックの開会式。やめとけばいいのにと思ってたけど、「やる!」ってこところで思考が停止しているみたいだし、今どきのオリンピックにはぜんぜん関心がわかないから、お好きにどうぞってところ。それにしても、開いた口がふさがらないような醜聞がぞろぞろで、ちっともいい話がないじゃないの。傍から見ていると、性差別発言といい、人種偏見といい、異質なもの差別や排除といい、言動がいともあっけらかんとしていて、日本がガラパゴス化しているというよりは、精神的に2歳児の人見知りレベルのままなんじゃないかという感じで、根本的に自分の存在とその周囲の環境の認識がつながっていなくて、過去と現在のコンテキストを踏まえて考えた上で状況を判断する力が失われつつあるか、培われていないかのどっちか。悪意があっての言動ではなさそうな分、自分の中の差別意識さえ意識していないみたいだから、屁理屈や片意地で凝り固まった差別主義者よりもずっと始末が悪い。

今のご時勢、誰かの過去の言動を穿り出して来ては糾弾して、はてはその人を社会から排除してしまう、「キャンセル文化」というおぞましい風潮がソーシャルメディアを通じて広がって来て、多くの有名人がキャリアを断たれているけど、中世の宗教裁判やアメリカの魔女裁判を髣髴とさせるものがある。日本にもかって「村八分」というのがあったけど、あれも一種のキャンセル文化だと思う。突き詰めて考えると、キャンセル文化というのは存在する人間を「存在しない」ことにしてしまうんだから、いじめに通じるものだと思う。しかも、ソーシャルメディアで広く拡散しているから安全だと思うのか、それともFOMO(取り残され恐怖症とか言うような不安心理)なのか、付和雷同的にやってしまうから始末が悪い。やっぱり、あの平たくて小さな世界にのめり込み過ぎたせいで自分が仮想的存在になってしまって、現実世界とのコンテキストが見えなくなっているってことかな。

今、アメリカやヨーロッパのあちこちで歴史上の人物の銅像が撤去されたり、ているし、キリスト教会への放火が横行しているのは、自分を不快にさせる物事は何であれ「なかったことにしたい」、「なくしてしまいたい」という願望があるからだと思う。人類が文明を築き始めて以来、世界のどこにでも「キャンセル文化」と言える風習があったはずで、進化の過程で人間としての「理性」を発達させて、そういう文化を社会から排除して来たと思うんだけど、それが現代社会で再燃しているのは、ひょっとしたらソーシャルメディアの中核であるデジタル世代が物心が付いたときから手近に「リセット」と「削除」という便利なキーがあったせいかもしれない。まあ何であれ、いざオリンピックが始まれば、負の感情はさっとリセットして、大イベントの「感動」で盛り上がるんだろうけど。


コンピュータとの付き合い方に性格が出る?

2021年07月22日 | 日々の風の吹くまま
7月21日(水曜日)。☀☀☀。また涼しげになって来たけど、夏、どうしちゃったんだろう。夜は寝冷えしそうな寒さで、秋まで不要なはずの半毛布を出して来たし、ちょっと風があって、パティオドアを開けると寒いくらい。んっとに、今年の天気はヘンなの。きのうは2人とも何だか忙しかったような感じで、あっという間に1日が過ぎてしまった気がするけど、トンネルの出口が見えて来たとたんに時間の流れが速くなったわけじゃないだろうな。

振り返ってみると、カレシは末期が近いSurfaceと1日中格闘。キーボードの底の部分が剥がれ始めてから、いろんなプログラムが不安定になって、特にスカイプでの英語レッスンでは、接続するたびにサウンド(特にマイク)が機能不全。生徒を待たせておいて設定をし直して何とか機能させている状態で、グループレッスンの最中にいきなりシャットダウンしたこともあって、そのときは接続しなおすことができずに、やむなくレッスンを中止。剥がれ始めてからもう何ヵ月も経って、口が広がって来ていたし、問題が起きる頻度が高まっていたんだから、さっさと新しいのを注文すれば良かったのに、まだ大丈夫だとか何とかなっているとか高をくくって、先延ばしをしてはどうしようもなくなって慌てるのがカレシの脳内配線らしい。



まあ、先延ばし癖は不都合な状況を何もしないことでコントロールしようという心理なんだろうと思う。決断しなければ動く必要はないし、動かなければ結果はないから、結果に対する責任に対処しなくても済むということなのかもしれない。決断して動いたけどうまく行かなかったとしても、Plan B(次の手)があれば失地回復を図れるんだけど、こういう人はそもそもPlan Aがないから、必然的にPlan Bもない。まあ、Plan Bは「もしも~だったら」という仮定を基準にして取るべき行動を計画するわけで、目の前に存在しない「仮定」は想像力がなければ有用なPlan Bを策定するのは至難の業じゃないかと思うけど。かって日本の大企業のおエライさんが、問題が起きたときになぜPlan Bを作っておかなかったのかと聞かれて、「それは計画が失敗すると言っているようなものだ」と言うような返事をしたという話を聞いたことがあるけど、人間のやることには絶対に失敗しないという「保証」はないのに、失敗を想定してPlan Bを用意するなんてのは、戦う前から敗北を認めるようなもので、プライドが許さないということなんだろうな。たぶん、唯一の指針であるPlan Aも隅から隅まで探しても「トラブルシューティング」のページは見つからないだろうな。マニュアル頼りで想像力ってものがないという感じで、何だかスガ氏が率いる某国の政府の話みたいでもある。

ま、カレシにはなるようになるのを待っていてもらうことにして、ワタシは新しいPCの設定に専念。妹が誕生日カードとして作ってくれたお気に入りの「夢見るねずみ」を背景にセットして、スリープからさめるたびにPINを入力しなくてもいいように設定して、ワタシの手にはちょっと大き過ぎるマウスの左右のボタンを切り替えて使いやすくして、DocumentsとPicturesにいろんなファイルを移すためのフォルダを作って、頻繁にアクセスするフォルダはデスクトップにショートカットを置いて・・・で1日が暮れた。やれやれ・・・。



コロナは収まりつつあるように見えるけど

2021年07月20日 | 日々の風の吹くまま
7月19日(月曜日)。☀☀☀。今日も暑くなるという予報。といっても27度くらいだから、やっぱり何か涼しいなあという感じがする。時差があるから実際はきのうだったけど、イギリスはコロナの規制を解除するFreedom Day(自由の日)。でもねえ、1日に5万人もの新規感染者が出て、保健大臣が陽性だったということでBoJo(ジョンソン首相のあだ名)も経済大臣も自主隔離を余儀なくされて、自由の日も何もあったもんじゃない感じだけど。

イギリスでは早くからあれだけせっせとワクチンを接種して来たのに、なんでだろう。やっぱり「3週間おいて2回接種」が壁になっているのかな。アメリカでは接種完了の割合が50%を超えたと言っているけど、人種によって大きな差がある(差別のせいではなくて、ワクチン拒否が特定の人種に偏っているため)。イギリスではまだ若い世代で広く接種が進んでいないらしいのに対して、アメリカでは接種を拒否する人が多いということで、共通しているのは、ワクチンを接種していない人たちの間でデルタ株が猛威を振るっていることで、はて、どうなるんだろう。イギリスはいずれ若い人たちにもワクチンが行き渡って集団免疫のレベルに達するだろうけど、アメリカの場合は政府や社会に対する根の深い不信感があるようだから、どんな説得もアピールも無駄なような気がする。

それに比べて、カナダは何とのどかなこと。全国の新規感染者数は4月のピークから何と95%も減少したそうで、世界に先駆けてコロナが収束するかもなんてまだ今の時点では楽観論としか言えないような希望的観測まで飛び出す始末。たしかに、ワクチンの2回目接種はうなぎのぼりで12歳以上の53%まで増えたし、1回目を受けた割合でも世界のトップクラスだけど、そこで安心しちゃったら、危ない、危ない。来月の9日からは接種を完了したアメリカ人旅行者に隔離なしでの国境通過を認めるそうだし、9月に入ったらアメリカ以外からの一般旅行者にも同様に国境を開くそうだけど、まず何千キロも延々と地続きの国境でどうやってコロナの侵入を食い止めるのかな。アメリカ以外でも感染が再拡大している国は数多いのに、どうやって遊びに来る人たちがコロナを持ち込まないようにするんだろうな。インド発の便は来月下旬まで着陸禁止だけど、デルタ株そのものは世界のあっちこっちから入って来る可能性があるというのに。

どうしてもオリンピックをやりたいがために、万全以上の万全を期している(はずの)日本でだって、連日のようにワクチン接種を済ませて、検査結果も陰性だったはずのアスリートや関係者が陽性とわかって、隔離されているじゃないの。少なくとも組織だってコロナの拡大を抑える措置を講じて来た国々と違って、スガさん率いる日本政府は防疫にしてもワクチン接種にしても医療体制にしても、とにかく右往左往しているばかりという感じで、せっかくの連休だって、オリンピック優先の交通規制に嫌気がさして東京の外へ逃げ出す人が増えて、感染が地方に広がるんじゃないかと心配になってしまう。魔の8月にならないといいけど、Keep your fingers crossed・・・。


気候変動と森林火災と科学盲信

2021年07月19日 | 日々の風の吹くまま
7月18日(日曜日)。☀☀。予想最高気温は27度だって。夏が戻って来たらしいけど、やっぱりそれほど暑いという感じはしないなあ。向こう2週間の予想最高気温はほぼ平均的な気温で、普通なら最高に快適なんだけど、皓ごろは何だか涼し過ぎる感じで、夜なんか寒くて目が覚めてしまうこともあるくらい。まあ、あの数日間は平均気温より20度近くも高かったわけで、バンクーバー周辺の海岸では岩場に生息する貝類やヒトデが大量に死んで腐敗臭が漂っていたそうだし、海の水温が上がってサケに悪影響が出ているという話だから、人間の生理的な感覚が狂ってもおかしくないか。

内陸では今300ヵ所以上の山林火災が燃え盛っていて、大規模なものは何万ヘクタールにも燃え広がって、あちこちで避難勧告が出ている。ほとんどが落雷による自然発火だそうで、雨が降らなくてカラカラに乾燥していてひとたまりもないんだそう。とにかく乾き切っているもので、延焼面積がひと晩で2千ヘクタールから5千ヘクタールに広がったところもあるくらいの猛スピードで、消火作業に当たっている人たちには危険きわまりないし、火の手の先にあるコミュニティの人たちはいつ避難命令が出るかわからないからものすごいストレスだろうと思う。そのうち気流が変わって煙が沿岸地方に流れて来て、2年前、3年前の夏のように来る日も来る日もどんよりと煙に覆われるなんてこともあり得るから、何百キロも離れているからと言って安心していられないのも事実。

大規模な山林火災は毎年のことではあるけど、BC州で野焼きを監督指揮する資格を持つ人が、山林火災を減らすためには先住民の伝統的な野焼きの手法を復活させるべきだと主張していて、大いに同感。何千年も住み着いて来た先住民のコミュニティには、周囲の地勢を熟知した上で野焼きの場所とタイミングを決める長老格の人がいて、春になると小規模な野焼きをして、下草や枯れ木を焼き払っていたそうで、州政府が森林の所有権を握ってからは、野焼きは先住民から林野庁のような政府機関の手に移って、ごく限られた規模でしか実施されなくなったそうな。先住民の野焼きの目的は焼けた土地に生えてくる若草を食べに来る動物の捕獲や食料になる果実の成長を促すことだったからで、森林の保護は副次的な恩恵に過ぎないというのがお役所の理由だったらしい。

でも、このあたりで、ちょっと待てよ。狩猟民族である先住民の人たちにとっては生活の糧の確保と自然保護は切り離せないセットだったはず。そうやって何千年もその土地に住み着いて野焼きの文化を築いて来たんだから、頭から原始的な文化と決め付けて止めさせるのは科学を盲信する現代人の短絡的な思考だと思う。先住民のコミュニティが受け継いで来た先人の地勢や野焼きの知識や手法に目を向けるべきという主張には一理も二理もあると思う。科学を崇拝するデジタル思考では原始的で時代遅れのアナログ思考でしかないかもしれないけど、先住民の伝統的なノウハウは、近代の科学技術なんかとは比べものにならないほど膨大な「臨床試験」を経て来ているんだから、その知見が途絶えてしまわないうちに復活させて、学ぶべきものを学んで実践に取り入れる方が賢いんじゃないかと思うんだけどねえ。


デスクの上のコンピュータの今と昔

2021年07月18日 | 日々の風の吹くまま
7月17日(土曜日)。☁☀☀。雨、降ったんだか、降らなかったんだか。ルーフデッキは何となく湿っぽいような、そうでないような。まあ、ほんのお湿り程度には「降水」があったんだろうけど、どうなんだか。バルコニーの気温は16度で、きのうよりはずっと「暖かい」感じ。家事の日になった土曜日は、カレシはバスルーム2つのトイレとシンクを(かなりの手抜きで)ささっと掃除しておしまいだけど、ワタシは洗濯機を回し始めて、ダスターをかけて、箒で掃いて、掃除機をかけて、モップをかけて、カレシが集めたごみをまとめてと、午前中いっぱいかかっての大仕事。週1回だから張り切ってやれるんであって、毎日やれるかと聞かれたら大いに疑問だな。

ランチの後で、PCを立ち上げる前に、箱から出してデスクの袖においたままの新しいHPと退役するVAIOを入れ替えることにして、デスクの後ろにあるコードを入れ替えるのに、デスクの下にもぐって頭をぶつけながらの大仕事。それにしても、我が家に初めてコンピュータが入って来たのは34年前のことで、あの頃と比べたら実にシンプルになったもんだと感心する。(実際は、34年前のPCはCPUにモニターとキーボードをつなぐだけのいたってシンプルなキカイで、手のかかる代物になったのはWindowsが登場してからのこと。)VAIOは10年前のまだオールインワンが珍しかった頃に場所を取らないと言う理由だけで買ったもので、モニターは19インチのタッチスクリーン、コードは電源コードのみ。オフィスのデスクに置いたときは何とも斬新な感じだったな。VAIOを床に下ろしてから、HPを動かすのに持ち上げたら、まあ、何とも軽いこと。それに比べてVAIOの何ともずっしりと重いこと。10年ひと昔を言うけど、この違い・・・。

とりあえず、HPをオンにして、キーボードとマウスを(ドングル1個で)接続して、ネットワークにログオンして、まずChromeをインストール。マイクロソフトが「Edgeはすごいんだよ。Edgeを使いなよ」とよけいなお世話のメッセージを出して来たので、下の方の「つべこべ言わずに切り替えちゃえ」と言う小さな文字のやけっぱちラインをクリックして、Chromeをデフォルトのブラウザに設定。ざまぁみろ。そこでVAIOをオンにして、さっそくGoogleのアカウントをシンクしたら、見慣れたブックマークバーに常用しているブックマークが、VAIOの画面でははみ出して見えないものまで、左から右にぜぇ~んぶ勢ぞろい。次に日本語を入力するために言語に日本語IMEを追加して、よぉし、今日はここまで。ノンタッチ、ノングレアの画面は見やすくていいもんだ。



こうして見たら、HPの設定が完了してVAIOをリタイアさせるまでのことだけど、ワタシの狭いデスクにPC2台とラップトップ1台。カレシも3台で、何だか30年前の光景を思い出してしまうなあ。まだ駆け出しのフリーランスだった頃、ワタシのオフィスに最初に登場したのがMacintosh SEで、まもなく当時AT互換機と呼んでいたMS-DOSのPCが加わり、日本語処理ができるソフトを目玉が飛び出るような値段で買って入れていたけど、Windowsが登場してからは英語環境と日本語環境の2台になり、カレシも買い換えたのと古いのを並べて使っていたりして、一時は2人の間にコンピュータが7台あったっけ。どれもモニターやらマウスやらのコードに加えてプリンターに接続するケーブルがあったりで、デスクの周りはまるでジャングル。英語と日本語を1台で処理できるようになったときは、デスクが広々として見えたっけ。何だか懐かしいね。がんばっていた30年前のワタシ、若かったなあ・・・といっても40代になってたんだけど。



のんびりするはずだったのに・・・

2021年07月17日 | 日々の風の吹くまま
7月16日(金曜日)。☁☀☁。寒っ。朝のバルコニーの気温は13.7度。でも、これって、今ごろの最低気温としてはばっちり平均的なんだよねえ。今日の予想最高気温20度は平均よりちょっとばかり低めではあるけど、曇りで夜には小雨の予報だから、まあ普通。昔はこれが当たり前で、涼し過ぎるか寒いとか感じてなかったんだから、やっぱりのあの前代未聞の炎暑で体内温度計がヘンにリセットされてしまったのかも。(と言うことは、また猛暑が来ても大丈夫ってことかなぁ。)まあでも、雨の予報はうれしいね。たぶんお湿り程度だろうけど。

朝ご飯がすんで、さて何から始めようかと思案しながらメールをチェックしたら、おや、スラニナ先生がいるクリニックからリマインダーが2つ。コレステロールの薬の処方箋をもらうための電話診療の予約は明日の12時40分なんだけど、よく見たら2つ目のリマインダーは明日の11時50分。火曜日にこの時間の予約が入っていたのに結局先生からの電話がなくて、翌日に土曜日に入れ直したばかり。もしかして、カレシが予約を入れたときに火曜日と勘違いしたのかな。うっかり聞き違えるほど音が似ているわけじゃないし、最近は何となく耳が遠くなりつつあるんじゃないかという印象もあるから、カレシがよく聞いていなかったのかもしれない。でなければ、リマインダーが来るのは初めてだから、システムの操作で手違いがあったのかもしれない。とにかくカレシに電話させて、当初の11時50分をキープして、12時40分はキャンセル。「受付のしゃべり方が聞き取りにくくて困るよ」とカレシ。

ひとつ片付いてやれやれと思ったら、カレシがいきなり「新しいラップトップを買うから、HPのアドレスを教えてくれ」。おお、やっとその気になったんかいな。マイクロソフトから買った高いSurfaceのバッテリに欠陥があって返品したら、送ってきた代替品が一代前の機種。後になってそうとわかったんだけど、マイクロソフトと関わるのはごめんだとそのまま使っていたら、去年底の角の一部が剥がれ始めてびっくり。調べたところでは、何らかの理由でバッテリが膨張して底板が剥がれることがあり、最悪の場合は発火や爆発の危険があるということだったけど、剥がれが少しずつながら目に見えて広がっているのに、新しいのを買うと言い続けることもう1年かそこら。それがなぜ今日になって突然その気になったのか。そんなことよりも、また有言不実行で終わらないうちにとHPカナダのURLをあげて、決まったらワタシのアカウントで注文するから教えて。ぶつぶつ言いながらも何と10分ほどで「これがいい」。へえ、画面をくるっと回してタブレットとして使える「コンバーチブル」だって。よし、気が変わらないうちに、ささっと注文。税込みで13万円。Surfaceの半分じゃないの。発送まで1~2週間かかるそうだけど、送料は無料。注文受付の確認が来て、やれやれやっとこさ懸案が解決。

というわけで、ワタシの新しいPCはまだ手付かず。外付けディスクに写真をコピーするのに、「5分」と出ると、ミニチュア工房で立ったまま「ログキャビン」の小物作りで20分、「15分」と出ると座っての作業で30分。さっぱり進まないので、午後はばっちりミニチュア工房に腰を落ち着けて、郵便受けを玄関脇の壁に糊付けして、後はバードウォッチングの本4冊と双眼鏡、連鎖的に軒に下げる鳥のえさ箱(芥子の実入り)、そして鳥の餌のパックと箱。あと残るは植物で、材料を準備して、今日はおしまい。やれやれ。






新しいオールインワンPCが届いた

2021年07月16日 | 日々の風の吹くまま
7月15日(木曜日)。☁☁☀。どよぉんと曇っているせいもあるけど、朝のバルコニーの気温は14.5度。何だか秋風のような、涼しいのを通り過ぎてちょっと肌寒い感じの天気。暑過ぎたり、涼し過ぎたりで、何ともはや。聞くところではドイツで大雨と洪水があって、死者、行方不明者が出たそうで、デュッセルドルフに住んでいた友だちが、かって子供たちが通っていた学校が避難所になっていて、こんなことはドイツでは稀だと言っていた。もしかして、世界で人が動き始めて、国境閉鎖や旅行の制限で飛べないでいた飛行機が一斉に飛び出して、大気をかき回し始めたもので、気圧配置がめちゃくちゃになっていたりしてね。この1年と何ヵ月かは、地球上どこもかしこもしっちゃかめっちゃかだったもの。

今日はまず、きのうなぜか取りに行きそびれた新しいコンピュータを引き取りに道路向かいの郵便局へひとっ走り。オプションで一緒に買った英語オンリーのキーボード(HPは英仏語バイリンガルのキーボードが標準仕様)とマウスだけは、おとといロビーの小包ロッカーに入っていて、本体は郵便箱に「明日午後1時以降引き取り可能」という通知。郵便箱にも小包ロッカーにも入らないものは、いちいち外のディレクトリで呼び出したりしないで、通知だけ入れて、さっさと最寄の郵便局に持って行ってしまうのがカナダポスト。幸いその郵便局へは正面玄関を出て道路を突っ切るだけなので、特に不便はないからいいんだけど、今回はオールインワンのデスクトップなので、腕の長さの関係でワタシ一人で運べない場合を想定して、カレシを動員。帰りのエレベーターの中で一緒になった19階のエリックに腕が短いもんでぇと言ったら、「うちもそうだよ。奥さんに腕を貸せって言われて、いっつも荷物の運び役」。あはは。長身のエリックは腕が長そうだから、かなり大きなものを運べそう。


セットアップとか、VAIOからのデータの移動とか、何かと手間ひまがかかりそうなので、箱から出してとりあえずデスクの袖に設置。もう10年以上使っているVAIOはモニターが19インチで、新しいHPのは24インチだから、ぐんと大きくなった感じ。カレシのHPのオールインワンはもっと大きい27インチだけど、ワタシの目的からするとそんな大きなのは無用の長物。買うときに一番の目玉だったのはノンタッチでノングレアのモニター。タッチスクリーンは朝の光が入るときなんか文字通り目も当てられないまぶしさだし、明るいときはいつも鏡に映った自分を見ている気分だけど、ノングレアならそういう問題が解決するし、目にも優しそう。だいたいワタシは昔ながらのマウスの方が使い慣れているタイプで、タッチスクリーンを使ったのはごくたまにファイルを上下にスクロールするときくらい。バイリンガルのキーボードはめっちゃ使い難いとカレシが文句を言っていたので、英語オンリーでひとつのドングルでキーボードとマウスが使えるタイプのをカレシ用と一緒に2セット。

後ろにはUSBポート2つと高速USBポート2つ。ヘッドフォンジャック、HDMIのポート等々があって、前は目いっぱいが画面のいたってすっきりしたデザイン。カメラとマイクは使うときにてっぺんから引っ張り上げる仕組みで、これはカレシのと同じ。SDカードリーダーは底にあるので、使うときはちょっと手探りかな。でも、付いて来ないと思っていたので御の字。電源スイッチの位置を確認していたら、少し上のあたりに、あれ、DVDのドライブかな。ぺらっとした1枚きりのセットアップの説明を見たら「オプティカルドライブ」。なぁ~んだ、VAIOのDVDドライブと同じことじゃないの。これも付いて来ない思っていたので、ばんざぁ~い。結局はいつも使うものはみんな付いて来たじゃないの。「おいおい、仕様をチェックしないで決めたのか」とカレシは呆れ顔。だって、ワタシのニーズはいたってシンプルなんだもん。さてさて、明日からVAIOのデータをいったん外付けディスクに保存する作業。何千枚の(ワタシには)貴重な写真があるから、ひと仕事だなあ・・・。