リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

どこに/何に帰属するか、それが問題

2018年02月27日 | 日々の風の吹くまま
2月26日(月曜日)。晴れときどき曇り。今年は春の訪れが遅いんだって。冬のオリンピック
はやっと終わったけど、道産子が大活躍したのはうれしかったな。うん、道産子はけっぱる
からね~。何か「そだね~」が注目の的らしいけど、あれ、オホーツク訛りの北海道弁っしょ。
なしてって、北海道は広いから、北海道弁にも東西南北で微妙な違い(方言)があってあた
りまえだべさ。そもそも標準日本語だって元は東京弁っしょ。北海道はワタシの「母国」だか
ら、ワタシの「母語」はやっぱし北海道弁ってことになるんじゃないかい?

人間は帰属意識を求める動物だけど、世界のどこへでも行ける今の時代はどこに帰属する
かが問題。「自己」のアイデンティティ確立のための選択事項のようなもので、母集団に留
まっていれば考えずに済むことだけど、世界には様々な人種や民族、言語、国家、宗教が
あるから、そのひとつを取るか、組み合わせを取るかの選択肢がありすぎて厄介。多民族
国家のカナダでは、「カナダの公用語を話す人」がカナダ人であって、必ずしも「カナダ生ま
れ」である必要はないと考える人が増えているそうで、帰属意識の対象が「共通言語」に移
りつつあると言えるのかな。

日本では「日本で生まれて日本語を話す人」が「日本人」というのが大方の定義らしく、日本
で生まれて日本語を話す日本人は世界のどこに行こうと「日本人」という民族、「日本」とい
う国、「日本語」という言語への帰属から離れることはないと言うことか。その接着剤になっ
ているのが「日本国籍」のようで、先日の「元日本国籍者が日本が二重国籍を認めないの
を憲法違反として提訴」という記事がそれを裏付けているように思う。自分の意思で外国籍
になったら日本国籍はなくなるよと国籍法が言っているのに、その人たちはなぜ外国の国
籍を取得したのか、なぜ今になって日本国籍「も」取り戻したいのか聞いてみたい気がする。

ワタシが日本国籍の喪失を知ったのは、カナダ国籍になった後で日本のパスポートを更新
しに行った総領事館で「外国籍を持っているのでダメ」と言われたとき。家庭を持って働いて
いるカナダがワタシの居場所だと思っていたので、じゃあいいですと言って帰って来た。あ
れ以来、日本は「外国」で日本では「外国人」。まあ、ワタシは「1人の男に一途」のタイプな
もんで、2つの国に同時に忠誠を誓えそうにはないから、それでいいんじゃないかい?

盛大に食品戸棚の断捨離をしたら

2018年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(日曜日)。晴れ。暖かくなって来た。ルーフデッキの雪も目に見えて解けて行って、
心が弾む雪解けの季節の気分。今日はカレシの要望で久しぶりにベーコンと卵の朝ご飯。
ベーコンは脂身の少ないガモン。卵は卵2個に液体卵白を加えて3個分に増量して、刻ん
だアスパラガスを加えたスクランブルエッグ。コレステロールと塩分がたっぷりなので、ラン
チと夕ご飯で調整しなきゃ。健康な生活はまさに食事のマネジメント(管理)が重要で、コレ
ステロールや塩分などの摂取量は「1日3食」の枠の中で考えないと、気づかないうちに過
剰摂取になりかねない。

きのうは、土曜日のまじめ掃除をいつもの床掃除から始めて、少々へたれ気味だったカレ
シの担当分(バスルームの掃除)までやって、ランチの頃には汗だく。午後はキッチン横の
おまけルームにある「食品庫」の整理整頓。食品庫と言っても、旧居の新築当時のオリジナ
ルのキャビネット大小3つを引っ越すときに買主の了解を得て外して持って来て、壁に固定
せずに幅の順に重ねたもので、カレシの領分(一番上の戸棚)からは賞味期限が過ぎて数
年というものがぞろぞろ。中身を捨てて容器をリサイクルしようにも、蓋が開かなくなって、
そのままゴミ袋行きになったもの数知れず。ああ、もったいない。カレシのため込みグセ、何
とかならないもんかなあ。

それでも、激しく賞味期限切れのものやこの先もう使うことはなさそうなものを全部整理して、
残したものでも、ちょっと古くて結局は期限切れになりそうなものは後ろに、最近買ったもの
は種類や用途に合わせてグループ分けして、出し入れしやすいように前の方に整列。ワタ
シには手が届かない一番上の棚には、カレシが帰省から帰って来た生徒さんにおみやげと
してもらったいろんな中国茶(ほとんどが缶入りで未開封のまま)。アジア系のお茶は2人と
もあまり飲まないので、いずれはみんな賞味期限切れになるんだろうけど、何しろ簡体字の
中国語で書いてあるので、それがいつなのかは知る由もなし。

それでなくても場所をふさぐだけの不用品をさっぱり整理したら、戸棚の中も気分もすっきり
して、今日は朝からいい気持。1日中のんびり、だらりして、ランチは野菜だけのチャウダー、
晩ご飯は紅鮭のマスタードクラスト焼き。明日の夜はマンション管理組合法人の年次総会。
エレベーター故障などでの出費増で、予算案には管理費の引き上げ。はあ・・・。

湿度30%は乾燥し過ぎ!

2018年02月25日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(土曜日)。晴れ。きのうルーフデッキに積もった雪の上に新しい雪がさらにこんも
り。見渡す限りの雪景色で、春はどこへ行ったのか。この2、3日なぜか鼻血が出るとこぼし
ていたカレシが、今日は頭がふわぁっとすると朝からソファにごろり。子供の頃から鼻の粘
膜が弱くて鼻血が出やすかったカレシは止まるのも早くて問題なかったんだけど、血栓を防
ふために抗血小板薬をのんでいる今、ちょっと出ただけでもなかなか止まってくれない。

何で急に頻繁に鼻血が出るんだろう。そう言えばワタシもこのところ咳がひどい。ワタシは
気管支が過敏なせいでもう何十年も咳をしているけど、ありったけの検査をしての診断が
「内因性の気管支喘息」。埃や花粉のアレルギーを減感作療法で退治しても咳は止まらず、
ストレスでひどくなる傾向があったので「心因性」。みぞおちの辺りからゲホォ~ッと突き上
げて来る痙攣性の咳があまり長いこと続いたせいなのか、この頃は水っぽい痰が出るよう
になったので、無理やり息を吸ってはみずおちに腹筋運動並みの力をかけて、痰が出るま
でゲッホォンッ。

症状は違っても2人揃って「問題」ということは、何か共通の原因がありそう。つらつらと考え
て思い当たったのは、寒波で雪が降って家の中はヒーターがフル稼働だったこと。さっそく
湿度計を見たら、いつもなら40%ちょっとなのに、今日はなんと30%を割りそうなぎりぎり
のレベル。どっちかというと湿度の低い住環境に慣れているんだけど、これはちょっとばか
り低過ぎ。これじゃあ、オフィスで長時間窓際のベースボードヒーターのそばに座っているカ
レシの鼻の粘膜がカラカラになってもおかしくないよね。ワタシの側にも窓際にあるヒーター
から暖かい空気がふわぁ~ん。座っていると暖かくていいけど、空気はカラッカラ。

そこで一計を案じて、園芸ルームに積んであったボルシチの空きバケツを持って来て、全部
に水を満タン(2リットル)。蓋を受け皿にして、特に乾燥するオフィスはカレシ側の窓の敷居
に、カレシの横とワタシの足の先に2つ。寝室はカレシの側の床に、ダイニングはヒーターと
キュリオキャビネットの間の床に、リビングはヒーターとソファの間の床に、それぞれ1つず
つ。この程度の水では大して効果はないかもと思ったけど、夜には湿度計が35%になって、
カレシも鼻の中が楽になったと言うので、まあまあ。雨が降り出すまでの我慢だからね。

まだ終わってなかったの、オリンピック?

2018年02月24日 | 日々の風の吹くまま
2月23日(金曜日)。雪。べちゃ雪じゃない、細かなほんとの雪で、おまけにちょっぴり吹雪
もよう。大雪警報が出ていて、山添いや高台は20センチとか言っているけど、高台の高い
ところにある我が家のルーフデッキにもどんっと積もるのかな。やぁだっ。デッキに積もった
雪は、暖かくなって解けるまで積もりっ放しの凍りっ放し。だって、シャベルですくって手すり
越しにえいやっと捨てるわけには行かないもの。ここは開き直って、デッキに出て雪だるま
をたくさん作ってみるのも一興だけど、外で遊ぼうにも、ワタシ、長靴がないし・・・。

というわけで、今日は冬ごもり。あちこちの小学校や高校が休校になって、カレッジや大学
までもが休講。バスは道路のあちこちで立ち往生するは、地下鉄が故障だ何だでバンクー
バー側の最後の駅で折り返し運転になるは、空港では欠航便が相次ぐはで、いつものこと
だけど、たったの10センチかそこらの雪でてんやわんや。この分だと、郵便も、雪が積もる
と足元が危険とか言って配達をやめるんじゃないかな。まあ、だいたいは請求書と通販カタ
ログ以外はチラシの束ばっかりだからどうってことないけど。

今日の夕ご飯の食材はきのうのうちに手当てしてあったので、買い物に出て行く必要もなく、
ほんとに冬ごもり。外の雪景色を見ていると、このまま冬眠したいような気分になって来る。
カレシの午後のスカイプレッスンで、ドイツに住むエスターが「ドイツは興奮してタイヘンなこ
とになってるの」。何事かと思ったら、オリンピックの男子ホッケーで、ドイツが常連の優勝候
補カナダを破って決勝に進んだ話で、何でもカナダにいるドイツ人に「振る舞いを慎むように」
とかいうお達しが出たんだって。カレシは「NHLが選手をオリンピックに行かせなかったの
で、ドイツはプロ選手のチームと対戦しないで済んだから勝てたの」と説明。まあ、カナダで
は女子ホッケーが宿敵アメリカに延長戦の後のシュートアウトで負けた方によっぽど大騒ぎ
したけど。

これまでいつも勝って来たから、今回も勝って当然だと思い込んで行くもんだから、負けると
ショックなんで、勝負ってのは水ものだからこそ見ていておもしろいんだと思うけどな。クー
ベルタン男爵が「オリンピックは参加することに意義がある」って言ったのに、「勝つこと」に
しか関心がなくなった金食い虫の近代オリンピックなんて、もういいよって感じで、ほんと、
あほくさ・・・。

押入れもゴミ箱もアライグマも、みんなメタボ

2018年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(木曜日)。晴れ。きのうは1日がっちりとねじり鉢巻で仕事をしたので、今日は休
みモード。だって、お客さんが帰った後スペアの寝室の後片付けをしただけで仕事モードに
切り替えて、学者の帽子を被り、裁判官の帽子を被り、別のところからの飛び込み仕事で
はジャーナリストの帽子を被ってキーをバンバン。帽子をとっかえひっかえでくたびれたけど、
ワタシ、(のん兵衛でも)ヤマタノオロチじゃないから、頭はひとつっきり・・・。

休みモードのはずが、主寝室のウォークインクローゼットの棚に積んだ客用の寝具の袋が
崩れ落ちてしまったので、急遽片付けモードで、脚立を持って来てぎちっと積み直し。つい
でに無用のワインのケース3個を潰して、別の棚もちょっと整理。日本旅行で集めた絵馬や
埴輪が見つかったので、銅鐸を置いてあったリビングの本箱の上に埴輪を飾って、たくさん
ある絵馬はスペアの寝室の壁に飾るつもりで移動。予約があって隣のビルの検査所に行く
カレシに溢れるほど溜まったリサイクル品のバケツの運搬を手伝わせて、段ボールは駐車
場の隅の専用コンテナに入れ、リサイクル品バケツ2個はワタシがごみルームに運び込ん
で、それぞれのコンテナにどさどさっ。

30分ほどで検査所から帰って来たカレシはまた何本も血液サンプルを取られて、「もうバケ
ツ1杯分ぐらい血を取られたんじゃないかなあ」。バケツ1杯は大げさだけど、たしかに1日
に4回も5回も採血したときもあったから、この3ヵ月で相当な量にはなっただろうと思うね。
でも、今回の検査で血中コレステロールの数値が良かったらスタチンの量を減らしてもらえ
るかもしれないんだから、文句は言わないのっ。

「あのさぁ、アライグマが歩いてたけど、ゆうべのと同じのかな」とカレシ。ゆうべ、ジムで運
動をしていたら窓の外にぬっとアライグマの顔が現れて、窓沿いにマンションの中庭をのっ
そのっそ。その姿と来たらメタボもいいところで、ちょっと突いたらごろごろっと転がりそうなく
らいのまぁるい、まぁるいアライグマ。まあ、商業地区の真ん中のこの辺は、6番ストリートに
レストランやファストフード店が並んでいるから、きっとおいしい残り物を食べ放題なんだろう
な。でも、迷惑動物のアライグマもあんだけ丸く太ったらけっこうかわいいけど、超メタボに
なるほどジャンクフードを食べまくって、人間様のように高血圧や動脈硬化になんないのか
なあ。

被っている帽子の数はいくつかな

2018年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(火曜日)。晴れ。今日もさっむぃ~。屋根があるせいか周囲よりは少し暖かめの
バルコニーでも、朝7時半の気温はマイナス3.2度。吹きさらしのルーフデッキなんかマイ
ナス7、8度かも。ぶるっ。長期予報を見たら、3月に入るまで「真冬」らしくて、雪やみぞれ
の予報が満載。やぁだっ。まあ、カレシは1階の会議室で英語教室だし、ワタシは仕事で缶
詰だから、どこにも行かなくていいんだけど。

週末のお客さんのおきみやげみたいな仕事、まずは2つあるファイルのうちで、きのうやり
残した小さい方をやっつけて、早めに送ってくれと言って来た校正者に送信。これは論文の
抜粋だから簡単だったけど、2つ目は裁判所の判決文。前にやった英日翻訳の校正と関係
があるらしく、その前の、カレシが入院中で仕事をする状態になくて引き受けられなかった
日英翻訳ともつながっているみたい。なぁるほどっ、何となく全体像が見えて来た。お断りせ
ざるを得なかった件の日英翻訳の方は、「別の人に頼んだら、後がタイヘンだったわよ」と
奥さんにこぼされちゃったけど。

期限は日本時間で木曜日の午後5時。ということは明日の夜中までってことで、裁判官の
法服を着たつもりでしゃっちょこばった受動態満載の裁判所文学をちゃかちゃか。英語に
wear many hatsという表現があって、直訳すれば「たくさんの帽子を被る」だけど、つまり
はひとりでいくつもの仕事や役目を持っている人のこと。ワタシみたいな何でも屋は、論文
は学者の帽子、法律文書は弁護士の帽子、企業の文書はビジネスマンの帽子、宣伝広告
は宣伝マンの帽子といった具合で、頭の上に帽子がうず高く積み上がっているんじゃない
かな。まあ、そういうところが何でも屋翻訳者の極意と言えるのかもしれないけど。

ランチと買い物の時間以外はねじり鉢巻の腕まくりで仕事、仕事。さて、夕ご飯のしたくをば
という頃に、あっちゃ、別のところから仕事。期限は日本時間で木曜日の午前9時。納期が
被っちゃうけど、ごく小さいから「昼休みの気晴らし」ってことでいいかな。でも、引き受けて
から、カレンダーに期限をメモしていて、はたと気がついた、明日は午前11時に歯医者の
アポがあるんだったっ。まあ、歯医者はエレベーターを降りて、玄関を出て、そのまま右へ
数歩の同じ建物の中だし、歯のクリーニングをしてもらうだけならそんなに時間はかからな
いはずだから、仕事の期限、大丈夫だろうとは思うけど。

スポンジみたいな頭なんだとか

2018年02月20日 | 日々の風の吹くまま
2月19日(月曜日)。晴れ。寒いけど、雪が降らなかっただけまし。お客さんが帰国の途に
ついて、ワタシはにわか民泊の店じまい。シーツ類を剥がして洗濯機に入れて、かけ布団と
ダウンのマットを畳んでそれぞれのケースに押し込んで、カバーを剥がした枕2つと一緒に
主寝室のクローゼットの棚に。奥行がないので、頭の上になだれ落ちて来ること2回。何と
か全部ぎゅっと押し込んで、今度は3つ折りにしたフォームマットを古シーツに包んでクロー
ゼットの隅にしまって、ベッドのフレームをマットレスごとソファに畳み込んで、床にゴムマット
を敷いて、防水シートを広げて、カレシが鉢物を運んで来て、サーモスタットの設定を変えて、
これで原状復帰。

反対の端にあるスペアルームと主寝室の間を行ったりきたりしているうちにもうお昼。冷蔵
庫に残っていた半端な白菜や青梗菜を炒めて、今日のランチは野菜ラーメン。「久しぶりだ
からすごくうまいなあ」とご満悦のカレシ。うん、食べ物の量や食べる頻度を制限されてみる
と、今まで好きでも何とも思わずに食べていた変哲のないものでも、たまに食べるからこそ
すごくおいしく感じるもので、「食べられる幸せ」をかみしめるのもよし。ランチの後は、乾燥
が終わった洗濯物を全部しまうべきところにしまって、晩ご飯のラムのモロッコ風シチューを
スロークッカーに仕込んで、よぉし、急ぎの仕事をやっつけよっ。

この仕事、帰国の途についたお客さんが社長をやっている会社から飛び込んで来ていたも
ので、そう言ったら「オレが指示を出したんだから、がんばれよ」。あ、そう。それじゃ、腕まく
りをして気合を入れなくちゃ。キッチンからだんだんに漂ってくるコリアンダーやクミンやシナ
モンの匂いを嗅ぎながら、かちゃかちゃと仕事。地質学は地球の中で起こっているいろんな
ことを知ることができておもしろい。

土曜日のディナーの席で、弟氏に進学しなかったワタシには専門分野がないので「何でも
屋」で通して来たと言ったら、社長氏曰く、「何でも屋と言うから最初は大丈夫かと思ったけ
ど、どの領域をやらせてもその領域が専門かと思うような仕事をするんで、びっくりしたよ」。
うわっ、無学歴の何でも屋の翻訳者としては天にも昇るようなうれしい評価だけど、いいの
かなあ。前には「何でも吸い取るスポンジのような頭」と評してくれたけど、怖くなっちゃうと
いけないから、ヘンに買いかぶらないでよね。

友遠方より来たる、楽しくないはずがない

2018年02月19日 | 日々の風の吹くまま
2月17日(土曜日)。雪っぽい雨。朝起きたらルーフデッキがまた白くなっていた。でも、雨
の方が多そうなべっちゃ雪。ウィスラーから下りて来る日本からのお客さん(アメリカ人と日
本人の夫妻)、大丈夫かな。ま、時間はたっぷりあるから、とにかく「にわか民泊」の開業準
備。何しろ我が家のスペアの寝室は冬の間、冬越しするカレシの植物の鉢が大小10個以
上床を占拠しているので、まずそれを園芸ルームに移動。それから念入りに床を掃除して、
ソファベッドを引き出して、フォームとダウンのマットを重ねて、ベッドメーキングして、最後に
かけ布団を広げて、準備完了。

シカゴからスキー休暇に同行していた(まま)弟夫妻を交えてのディナーに呼ばれているの
で、午後はメールが忙しく行き交って、落ち合う場所と時間の設定が二転三転。「観光客だ
からしょうがないな」とカレシ。最後の最後にハプニングがあったけど、無事にレストランに
集合して、初対面の弟夫妻とも意気投合して、賑やかで楽しいひととき。空港に近いホテル
に泊まる弟夫妻にはタクシーを呼んでもらって、私たちは「民泊」のお客さんを乗せて家路。
雨に雪が交じって、我が家に着く頃にはほぼべた雪・・・。

☆☆☆☆☆

2月18日(日曜日)。晴れ。ああ、良かったぁ。一面の銀世界で、山並みはきれいだし、ベー
カー山もくっきり。バンクーバー島から来るお客さんの友だちを交えて近くのレストランでブ
ランチの予定が悪天候でキャンセルになって、朝ご飯はどっさり焼いてメープルシロップと
自家製のアップルソースを添えたパンケーキとバナナ。アップルソースが好評で、シェフは
にこにこ。

天気がいいので、ニューウェスト駅まで車で行って、川沿いのプロムナードを散策。風が冷
たかったけど、海洋生物学が専門のお客さんはあちこちで止まってはフレーザー川河口域
の生態系や環境に関する資料の看板を見るのに熱心。その間、ワタシは奥さんとひさしぶ
りの日本語会話。いろんな単語が思い浮かばなくて、苦し紛れについ英語に切り替えると
奥さんも英語で返してくれるので、女同士の話は途切れることなくぺちゃくちゃ。

ちょっと遅めのランチはワタシ流の「フレンチナッチョ」。スライスしたバゲットを並べて、タコ
スのソース、チェダーチーズ、刻みねぎを載せて、オーブンでチーズが溶けるまで焼いたご
く簡単なランチメニューで、買っておいた地ビールを開けて乾杯。クッキーシートいっぱいに
作ったのをチーズの糸を引きながらつまんでたくさん食べてくれたので、思いつきメニュー
が得意なシェフはにっこり。カレシが「夕食はどうする?」というので、もちろん「おうちご飯」。
政治論議を始めた男2人を置いて、奥さんと連れ立って夕ご飯の買い物。「牛肉と豚肉は環
境上問題があるから食べないって言うのよ」ということで、それではチキン。またも思いつき
メニューで鶏の胸肉と缶詰のマッシュルームスープと白ぶどうを調達。

カレシに自慢のマティニを作ってもらって、奥さんとカウンターを挟んでおしゃべりしながら、
得意のクィック料理。オープン形式のキッチンはこういうときにいいもんだなあ。付け合せは
未精白米のミックスを炊いたライスと蒸したインゲン豆。奥さんが買ってくれた白ワインで乾
杯。ひと息ついて、アメリカ経由日本行きの早朝の便に乗るお客さんを空港のホテルまで
送って、楽しかったね、また来てね。秋に日本で会おうねとハグを交わして、まだ楽しい気
分で家路。冷え込んだ日曜日の夜なので、空港との往復時間は1時間ちょっと。ほんとに楽
しい週末だったね。「友あり遠方より来たる、また楽しからずや」って、そんなのあたりまえだ
と思うけど。

テクノロジーはめんどくさくなるばかり

2018年02月17日 | 日々の風の吹くまま
2月16日(金曜日)。曇りのち晴れ。何となく2人とも早く目が覚めたので早起き。おととい
の夜にカレシ側のナイトテーブルの超古い電気スタンドが点かなくなって、きのう新しいお
揃いのスタンドを買って来たんだけど、夜になってオンにしたら、なぜかカレシの側の電球
だけが点いたり消えたり。寝るしたくも半分で壁際の家具を動かして、コンセントや延長コー
ドをあっちこっち差し替えてみたけど、埒が開かなくて、やぁ~めた、寝よっ。

それで今日は朝から原因と対策の追求。LED照明にはちらつきや点滅という問題があるそ
うなので、同じ(2口)コンセントを使っているルンバの充電ステーションの影響かもしれない
と思って、反対側の隅の本棚の下に移動しただけで、動かした家具の下に溜まっていた綿
ぼこりの掃除。普段は「足」付きの家具の下は奥まで掃除していないもので、気合を入れて
モップかけ。家具を押し戻す前に、ルンバのプラグを外した後のコンセントに延長コードをつ
ないだら何だか無用に長すぎる感じ。そこで、泊まりに来るお客さん用の枕を買いに行くつ
もりだったので、ついでにコードも買って来ようと、家具もモップも放り出してWalmartへ。

ワタシの「ついでの買い物」はなぜかよけいな品が1品、2品。今日もふわふわとかさ張る
枕2つと予定外のフランネルのシーツセットのほかに、「ついで」の延長コードと予定外の
「非調光型」LED電球4個パック。膨らんだトートバッグを担いで、枕を押し込んだ2個の大
きなレジ袋を提げて、えっさえっさと帰って来て、寝室の掃除の再開。延長コードをコンセン
トに差し込んで、家具を壁際に押し戻して、スタンドに新しい電球を取り付けてしばらく点け
ておいたら、ちらつかないし消えもしない。もしかしたらこれで解決したのかな。「よろず便利
屋」を自称するワタシでさえ、近頃のテクノロジーはめんどくさいなあと思うことが多くなった
ような。

午後は、朝ドクターに行ったカレシが血中コレステロールやナトリウムや何やらすごい数の
項目にマークの付いた検査シートをもらって来たので、隣のビルの検査所で待たずにやっ
てもらえるように、検査の時間をオンラインで予約。元軍医のスラニナ先生はカレシと波長
が合うようで、心臓発作の2ヵ月前に先生に家庭医になってもらえたのはほんとに幸運だっ
た。これから長い付き合いで経過や病歴を知っていてくれる家庭医は何にも代えがたい、
頼りになる存在なんだもの。

食生活と運動と薬が3本の柱

2018年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月15日(木曜日)。晴れのち曇り。今日は外の予定が2つあるので、雨も雪も降ってない
のはうれしいね。まずはワタシのコンタクトレンズを新調するための検眼。この前新調した
のは2年以上前だから、右(遠)と左(近)の度がずれて来たのか、遠くは左目をつぶって、
近くは右目をつぶって見ると何とかなるけど、両目だとうまく焦点が合わない。おまけに1日
の終わりには白内障になったらこんな感じかなあと思うくらいに視界が霞んでしまうのでイ
ライラ。ま、白内障は進んでいなくて、眼圧も正常ということで、新しい処方でコンタクトを発
注してもらって、瞳孔を開いてエイリアンの目になって帰宅。

早めのランチを済ませて、次は心臓リハビリのプログラムの面接に行くカレシについてくる
まで30分ちょっとのバーナビー総合病院へ。けっこう大きい病院のはずだけど、駐車場が
小さいっ!ぐるぐる回って空きが見つからなかったので、道路に出て探したけど、住宅地な
ので路駐は「住人専用」。それでもかなり離れたところに何とか路駐して病院へ。ちょっと上
り坂だったけど、カレシは普通のペースですたすた。おお、3ヵ月前には平らなところでさえ
すぐに息切れしていたのに、何という華々しい回復ぶりよ。

今日は看護師さんとの面談だけ。最初に救急センターに駆け込んだときの血液検査の結
果を見て、「コレステロールも中性脂肪もほぼ正常で、喫煙も肥満も糖尿病もなかった人は
珍しいですよ」。つまりはストレスが最大要因だったことがまた証明されたようなもので、「前
に住んでいたところの環境がものすごいストレスになった時期があって、引っ越してから楽
になった」とカレシ。そうか、引っ越してすぐにジョギング再開とばかりに高校のトラックに行
ったけど、1周で息切れしたっけ。あの頃すでに狭心症が始まっていたのか。特に自分の支
配を超える源から受けるストレスは怖いね。

コレステロールは全体の80%が体内で合成されていて、食事から摂るのは20%だそうで、
スタチンは体内での合成を制御するものなんだけど、「薬をのんているから大丈夫」と、原
因になった元の食習慣に戻ってしまう人が少なくないらしい。でも、カレシの数値なら遠から
ずスタチンを減らしてもらえるかもしれないとか。健全な食生活と運動と薬の三本柱を守っ
ていれば、病気前の健康体に戻って元気に人生を楽しめるということで、これ、もしかして
若返るってこと?

あなたも私もノイズキャンセリングヘッドフォン

2018年02月15日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(水曜日)。曇りときたま晴れ間。夜の間に、べちゃ雪がルーフデッキに7、8セン
チ積もって、せっかくのクロッカスも雪の下。今日はバレンタインデイだけど、何だかホワイト
デイという感じ。そう、バレンタインデイなんだけど、今年はカレシへのカードを買うのを忘れ
ちゃったし、ご馳走を考えようにも、今夜はArts Clubのオープニングナイトでレセプション
があるし・・・。

きのう小包受取代行サービスから「小包が着きました」メールが来ていたので、さっそく道路
事情の偵察を兼ねて引き取りに。朝には止んでいたし、大雪というほどでもなかったから、
主要道路は夜のうちに除雪されていたし、商店街の歩道も融雪塩を撒いたり、雪かきしたり
して雪はなかったけど、交差点は歩道と一段低い車道の間にべちゃべちゃの雪がたまって
いて、ペンギン歩きで渡らないと滑って危ない。まあ、今日の予想最高気温は5度から7度
ということなので、車ででかけるのは大丈夫そう。

届いたのはBoseのノイズキャンセリングヘッドフォン。いつもリビングのと同じソニーのラジ
カセをオフィスのワタシのデスクに置いてかけているんだけど、カレシのスカイプレッスンの
最中は消さなければならなくて、ヘッドフォンを使おうにもいちいち大きな図体の裏側にある
ジャックにオーディオケーブルを差し込んだり抜いたりするのがめんどうくさい。それで、別
に買った小さいラジオを窓際に置いて(カレシのお古の)Boseヘッドフォンをつないでいたら、
カレシが「オレと同じのを買えよ。ワイヤレスだから、タブレットにアプリをダウンロードすれ
ば、Bluetoothで家中どこでも聞けていいぞ」。今カレシが使っているのは量販店で5万円も
したBoseのQC35・・・。

ワタシにはワイヤレスのヘッドフォンは必要ない感じだけど、お古はほんとに古い単4電池
のQC2で、イアパッドが外れそうだし、カレシが新しいのを買えと言ってるし、よぉし、新調
しちゃえ・・・となって、Boseに直接注文したのが最新モデルのQC35 IIで、税込み5万円
(送料無料)。さっそく充電して、付属のオーディオケーブルがちょっと短いので、QC2付属
の延長ケーブルをラジオにつないでオンにしたら、おっ、いいねえ。最後的にはもっと音の
いいラジカセにつないで常用することにしたら、小さなオフィスの中で2人がそれぞれノイズ
キャンセリングヘッドフォンをかけて、それぞれ好きなことをやっている構図。もしかしたら、
2人で手話を覚えた方がいいかなあ・・・。

あたふたするのは心臓に良くないよ

2018年02月14日 | 日々の風の吹くまま
2月13日(火曜日)。曇り。午後から雪の予報。やだぁ、もう。どうか積もらないでくれよぉ。
今日はカレシがマンションの会議室での英語教室を再開する日なので、9時過ぎに一緒に
1階へ。管理人のシェリーがオフィスから出て来て、「Welcome back(お帰りなさい)」。とり
あえず週1回のペースだけど、今週は中国正月(旧正月)の週なので、10時近くなって姿を
見せた生徒さんはごく一部。まあ、いきなり大入り満員だとちょっと疲れるだろうから、ちょう
どいいと言う感じ。ゆっくり、ゆっくり・・・。

ワタシは出来上がった脚本を送るために、PDFファイルの体裁をチェック。やっと書き上げ
たぁ~と興奮していたせいか、あらら、フォーマットの崩れがそこかしこ。元のファイルに戻っ
て、印刷したときに見栄えがする体裁に整えようと、あっちをいじり、こっちをいじりしては最
初に戻ってまたあっちをいじり、こっちをいじり。台本として読みやすい形式じゃないといけ
ないと思って、手元にある本を何冊か参考にしてみたけど、みんなそれぞれに違うから困っ
てしまう。それでも午後には満足できる体裁になったので、迷いが出ないうちにPDF化して、
後は印刷するだけ。やれやれ。

そろそろ夕ご飯のことを考えなくちゃなあと考え出した頃、オフィスの中でピーコ、ピーコ。ラ
ジオから自動車ディーラーの喧しいCMが流れていたので、その一部かと思ったけど、CM
が終わってもまだピーコ、ピーコ。何だとカレシと2人して音源を探し回っていたら、カレシが
「オレのUPSバッテリに赤いライトがついてる」。あら、バッテリの寿命が来ちゃったみたい。
「このところやたらとトラブルが起きたのはバッテリのせいだったのか」とカレシ。う~ん、た
ぶんね。とりあえず全部シャットダウンしてもらって、バッテリをオフにしたらピーコ、ピーコが
ぴたっと止んだので、道路向かいのLondon Drugsに駆け込んでひとつだけあった新品を
ゲット。やれやれ

たいていのものが「すぐそこ」で手に入るおかげで、30分もかからずにバッテリを取り替え
て復旧できたのは勿怪の幸いというところだけど、こういう特にシステム関係の突発的な事
態ってのはどうしてもあたふたしてしまうから、やっぱり心臓に悪いような気がするね。まあ、
ラスベガスサイズのマティニで労ってくれたから、夕ご飯のひれステーキのグリル、コレステ
ロールを取りすぎないための「トランプカード1組」のサイズだけど、気合を入れて焼こうね。

1日だらだらするつもりだったんだけど

2018年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(月曜日)。晴れ。三連休の最終日。カナダ版ハッピーマンデイと言うところかな。
今週は予定がいっぱいで忙しいから、今日は日がな1日ぐうたらしてだらだらと休養。だら
だらに一番いいのがネットのぶらぶら歩き。ニュースサイトにしても掲示板にしても、いつも
は見出しやタイトルを眺めるだけのことが多いんだけど、たまには誘われて記事を開いてみ
よう。

お、高梨沙羅ちゃんが銅メダル。笑顔がすばらしいね。おめでとぉ~。ジャンプ、子供の頃、
たまに雪が積もったときにやったね。向かいのお寺の高い土手の下に雪を積んで、突っか
けるだけのスキーで急斜面を滑り降りて、えいっとジャンプして最長不倒距離2メートル!
沙羅ちゃん、今回は金でなくても、まだ21歳なんだからワールドカップで勝ちまくって、次の
オリンピックに備えればいいじゃないの。葛西さんもそうだけど、道産子は芯からがんばり
屋なのよ。そこで、次の冬のオリンピックはどこかなあとググッてみたら、あら、北京か。だっ
たら、その次が札幌ということはまずないだろうな。久しぶりにヨーロッパでやったらどうかな。

小町横町の井戸端会議は、今日は10ページ目の最後(千本目)のトピックから。相も変わ
らず、恋愛、婚活、結婚、不倫、浮気、離婚で、将来が不安で心配でもやもや。別れたい、
別れたくない、育児と家事の分担をどうするか。おかしいですか?どう思いますか?○○で
すよね?○○じゃないですよね?どうしたらいいですか?と、何とまあ悩み多き人たちの多
いこと。悩み事に親切にアドバイスする人もいれば、超高層級の上から目線で嫌味たっぷ
りに意見する人もいるし、人さまの悩みに乗じてうっぷんを晴らしているような人もいて、ま
さに人類共通の人生の縮図というところで、読んでいるうちに芝居の脚本を10本くらい書け
てしまいそうな気がして来る。

どれも人間的な悩みだと思うけど、どこか深いところに「お金」という共通項がある感じがす
る。恋愛も婚活も焦点は(相手の)「年収」と「貯金」。結婚できても、共働きなら生活費や家
事(や育児)の分担でもめるようで、収入の比率で分担を決めるというのもあって、基本は
「私が稼いだお金」と「損をしたくない」。最近の結婚には「私たち2人」という観念が薄くなっ
ているのかなあと、つい日本という国の未来を思いやってしまったりで、ふむ、ちっともだら
だらの1日になってないような感じ・・・。

家事には力こぶが要るものもあって

2018年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月11日(日曜日)。晴れ。三連の休中日。今日は北の方の遠い山並みが純白できれい。
去年の今ごろはまだルーフデッキに雪が残っていたけど、今年はもう黄色のクロッカスが小
さなつぼみを開いて、春が来たよぉ~。冬の間デッキに鉢のまま放っておかれたのに、朝
方の気温は氷点下あたりまで下がっているらしいのに、ひっそりと花を咲かせて、けなげだ
なあ。ああ、今年は春の気配が目に見えて来るほどに心が躍って来る感じがする。
   

朝のうちに完成?した芝居脚本のスペルチェックやフォーマットの調整をして、PDF化して、
Playwright Centreに送れるようにして、ほんとにおしまい。思い立って書き始めてから1年
と4ヵ月かな。ストーリーが最初のアイデアからどんどん変化して、社会問題やマンションの
問題はいつのまにか3つのラブストーリーの背景になっちゃったけど、近頃は芝居にしても
アートにしても、社会悪とか過去の悪とかいったことを声高に糾弾するような「疲れる」作品
が多い感じだから、ワタシは逆にごく普通の人たちの社会問題との関わりや人間関係を描
いた「肩の凝らない」ものを書いて、観てくれる人たちに楽しんでもらうつもり。その上で、誰
かが何か感じたり、考えたりしてくれたらうれしいけどね。

とにかく書き終わったので、ここで頭の中をリセット。まずはベッドのマットレスをよっこらしょ
っと180度回転。ダブルより大きいクィーンサイズのポケットコイルのマットレスはぶ厚くて、
やたらと重たいので、プラットフォームの周りを行ったり来たりしながら、あっちを押して、こ
っちを引いてと、少しずつ滑らせて回すんだけど、けっこう力がいるので大汗。マットレスが
プラットフォームの枠に落ち着いたら、薄いくせにけっこう重いテンピュールのマットを広げ
てから全体をセリアント繊維のマットレスカバーで包んで、いっちょう上がり。相当な重労働
だけど、これも家事のうちかな。もりもりになった力こぶがモノを言った感じだけど。

今日の夕ご飯はカレシが大好きなペッパーステーキ。ステーキと言っても、薄切りビーフと
ざく切りのピーマンをにんにくとしょうがで炒めて、しょうゆで味付けしただけの簡単なもの。
昔は小さいステーキを自分で薄切りにしていたけど、最近はスーパーで薄切り牛肉のパッ
クが買えるようになって楽々。カレシが食欲が回復してもりもり食べてくれるからうれしいん
だけど、今度は「太らないようにしないと」だって。はあ。

誰がために連休はある

2018年02月11日 | 日々の風の吹くまま
2月10日(土曜日)。晴れ。ちょっと冷え込んではいるけど、青空はうれしいな。久しぶりに
姿を見せたベーカー山は真っ白。雨続きで見えないでいる間にどんどん雪が積もったんだ
ろうな。新雪の白さに空の青さがほんのりと映って、ため息が出るほどきれい。冬の富士山
もこんな感じなのかな。

この週末は、月曜日が「ファミリーデイ」という、意義のよくわからない祝日で三連休。家族
の大切さを考えると言う趣旨は表向きで、これまで2月に三連休がなかったという理由で作
られた休日。つまりは仕事を休むための三連休。だったら、雨が多い2月よりも同じく祝日
のない6月の方が気候的に良さそうな気がするけどね。この「ファミリーデイ」が第2月曜日
なのはBC州だけで、アルバータ、サスカチュワン、オンタリオ、ニューブランズウィックの4
州は第3月曜日。プリンスエドワード島、マニトバ、ノヴァスコシアの3州も第3月曜日だけど、
それぞれ名称が違うし、ケベックとニューファウンドランドでは休みでも何でもないから、やや
こしい。

BC州では今年が6年目の新しい祝日だけど、なんでBC州だけ第2月曜日かと言うと、特
に南隣のアメリカで第3月曜日が祝日なので、2週連続での三連休がスキー場を中心とす
る観光産業にもたらす経済効果を狙って陳情したからだと言う話。でも、企業にとっては(特
に)オンタリオ州が休み出ないために、業務連絡などのビジネスに差し支えると言うことで、
第3月曜日に変更するよう求めていたのあが、前回の州選挙で野党だった新民主党が変
更を公約して。選挙に勝って政権を取ったので、公約通りに来年から他の州やアメリカと合
わせて第3月曜日ということになったんだけど、あちらが立てばこちらが何とかで、さっそく
スキー場などから文句が出たらしい。

まあ、私たちの年齢になったら、祝日でも三連休でも平日とあんまり変りがないかな。商店
は普通に営業しているし、カレシはもうご隠居さん歴18年になるし、ワタシはフリーランスだ
から仕事があれば週末もへったくれもないしで、三連休だってことすら忘れていることも多
い。特に、近年になって三連休を作るためにわざわざ祝日にしたような日は、何を祝う日な
のかよくわからないから覚えようがなくて、カレンダーにそう書いてあるのを見て、へえと言
う感じ。考えたら、我が家では毎週、毎週が「7連休」の繰り返しみたいなもんだし・・・。