リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ぼたぼたの雪で予定のおでかけを断念

2023年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月27日(月曜日)。☁❅☁☃。バルコニーの気温は2.6度。ルーフデッキに積もった雪はきのうの朝と比べると半分ほど解けて、まだ小雪がちらつくそうだけど、峠は越したという感じかな。今夜はArts Clubのグランヴィルアイランドの劇場で、秋に始まる来シーズンのラインアップを発表するイベントがあって、ずっと空模様が気になっていたところ。まあ、幹線道路は除雪されているし、全天候タイヤを新調したばかりだから、ちょっとくらいなら大丈夫と思ってはいたけど、午後になって、べた雪がぼこぼこと積もり始めて来たもので、もう、しぃ~らないっ。

今日もウォーキングは中止。カレシが早々と運動不足になりそうだと心配し出したので、じゃあ、牛乳とオレンジジュースを買いに行くのに、スーパーまで運動がてら一緒に来るなら、トイレットペーパーとキッチンペーパーも買えるんだけど、と提案したら、ホイホイと二つ返事。往復してもウォーキングの半分にしかならないけど、小さな買い足しショッピングの時でもワタシの手(腕)に余るので、助っ人はいつでも大歓迎。物流の混乱で入荷が不安定な時に、頻繁に買わなくてもいいようにと言うことだったのかどうかは知らないけど、紙製品は大きなパッケージしかないことが多くて、運ぶのがタイヘンな上に家では置き場所にもひと苦労。何だか買いだめさせられているような気がしていたけど、今日はトイレットペーパーはメガロール(1個=レギュラー4個分)の12個パック、キッチンペーパーも(半分にして使える)ダブルロールの3個パックが久しぶりに入っていたので、カレシは両脇に抱えて楽々。

午後に降り始めたべた雪は一向に止む気配もなく、2時過ぎには注意報発令。沖にある小さな低気圧が雪雲を散らしていて、地形が複雑なメトロバンクーバーでは、明日の朝までに積雪ゼロのところから10センチ以上積もるところまで、どこにどれだけ降るか予想できない状態なんだそうな。やれやれ。けさは15センチまで減っていたルーフデッキの雪が、午後3時を過ぎた頃にはぼたぼたとまた5センチも積み上がってしまって、危ないなあ、これ。下の道路にはまだ積もっていないようだけど、と何度も窓から見て、3時半に「今日はダメだな」とカレシ。うん、行けることは行けるだろうと思うけど、特に帰り道で、橋が通行止めになったりしたら、渋滞に巻き込まれかねないよね。楽しみにしていたのに残念至極だけど、abundance of caution(十分な注意)としてイベント出席は断念して、「キャンセル」のメール。あぁ~あ。癪だから、長靴を履いてルーフデッキに出て雪だるまでも作ろうかと思ったけど、手でつかむとそのまま氷の塊になるような雪じゃあねえ。引っ越して来て初めての冬に雪だるまを作ったのを思い出して、写真を探してみたら、目は萎びたブルーベリー、口は枯れ葉、頭に枯れたアレカ椰子の、かわいいスノー・ベイビーだった。


2016年1月4日


夜になっても気温は1度で、ぼた雪がひらり、ひらり。もしかしたら雨交じりなのか、積もった雪の表面はぼこぼこ。こんなの初めて見たなあ。双眼鏡でアレックスフレーザー橋を見たら、あは、両端でオレンジ色のライトが点滅している。北(上り)方面はヘッドライトの流れが見えるから、南(下り)方面が通行止めになっているのかな。反対側のポートマン橋はどうなんだと双眼鏡を向けて見たら、あは、こっちも南方面は車が通っているのが見えなくて、オレンジ色のライトがチカチカ。間のパタロ橋は両方向にライトが見えるけど、あまり込んでいないようなのは、雪が降り出したのを見て、みんなそれっとばかりに郊外の家に帰ってしまったからかな。まだ3ヵ月前のあの前代未聞の大混乱は記憶に新しいもんね。もう雪はうんざりしたから、春よ、早く来てちょうだぁ~い。


夜が明けたら外は大雪だった

2023年02月27日 | 日々の風の吹くまま
2月26日(日曜日)。🌥☀🌥。うわぁ、降った、降った。ルーフデッキにはゆうに30センチ。気温が上昇中で、解けるのは早そうだけど、今度は強風注意報。我が家の後ろから吹いて来る西風なので、デッキもバルコニーもいたって穏やかだけど、広がる青空では白い雲が俊足で流れて行くから、よほどの風らしい。空を見ていたカレシが「東から西は急な方向転換だなあ」。そう、低気圧は渦巻だから、中心が通り過ぎると風向きが逆になるの。「じゃあ、もう雪は降らないってことかな」。どうかなあ。明日、あさってはまた雪(交じり)の予報だけど・・・。








分譲団地の屋根が描く雪模様

助けてよぉ

中に入れてよぉ

青空の下の雪景色は、高いところから見ている限りはきれいでいいんだけど、いつものウォーキングのルートは、窓から見る範囲は歩道が真っ白なところがほとんど。市の条例では午前10時までに自分の家(ビジネス)の前の歩道を除雪する義務があるんだけど、どうせすぐに解けるんだからと思うのか、放置する人がけっこう多くて、深ければ歩きにくいし、解け始めれば滑りやすくなって危険。寒波が続いて、なかなか雪が消えてくれないと、安くはない罰金を取られるんだけど、市の所有物の歩道を除雪の義務はないと言って払わない人が多いらしい。たしかに一理あるとは思うけど、コミュニティという視点から見れば助け合いってことで、自発的にやらないなら条例で義務化というのにも一理あるんじゃないかと思うけどね。ま、身の安全を考えて、ウォーキングは雨が歩道を洗ってくれるまで中止ということに。

掃除はきのうやってしまったので、今日はちょっとぴり休養日。これからクルーズの準備やら所得税の申告の準備やら、3月中にやることが山積みだし、文芸翻訳家の道に一歩近づいた(かもしれない)勢いで、手元にあるどうしても日本語訳したい2作品の下準備を始めたいし、英語訳したいけど、それだけじゃなくて、かなりシビアな再構成が必要だと東京の先生に言われた作品にも本腰を入れてかかりたいし、いやぁ、今年はとにかく忙しくなりそう。願わくは、年が暮れる頃には、ああ、生涯で一番充実した年だったなあ、と言えるようでありたいもんだな。だって、みんなが「遅すぎるなんてことはないんだから」と背中を叩いてくれているんだもの。それに、聞くところによると、ねずみ年もおうし座も今年は大いに運が開ける年だそうだから、胸の中にそのことをお守りみたいにしまっておくことにしよう。占いを信じる、信じないは別として、自分は運に恵まれていると思っていれば、実際に幸運が目の前に現れた時に、見逃すことなく捉まえられると思うから。

なぁ~んて、徒然なるままだと、つい突拍子もないことから思考が小難しいことに発展してしまうのがワタシの習癖。これじゃあちっとも脳みその休養にならないから、ここで閑話休題。午後は気温もかなり上がって、バルコニーでは上からの雪解け水がぼたぼた、びちゃびちゃ。モニターから顔を上げると、真正面に見える山並みの上の雲が忙しなく形を変えるので、カメラを構えてパチパチと36枚。さて、ルーフデッキの雪も1日の間に5センチくらい解けて、強風注意報も解除。雪が全部解けたら、いよいよ春が来る・・・かな?


ふと見上げると・・・







大雪警報が出ているけど、ほんとに降るの?

2023年02月27日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(土曜日)。☁☁❅⛄。降雪警報発令中。気温はマイナスから上昇中で、だから雪が降るんだよね。寒波は北から来るけど、湿気はいつも南方から来るので、メトロバンクーバーでは寒波が来て、それが緩んだところで南から湿った空気が入って来て、どかっと雪が降るのが、まあだいたいのパターン。でも、予報では昼前から白いものがちらつき出して、暗くなるころには本格的な雪になるということだけど、午後5時を過ぎても、ルーフデッキのプランターがちらほら白くなった程度。沿岸の低地では10センチ、高台では20センチから30センチ積もると言う予報だけど、はて、我が家のルーフデッキはだいたい海抜170メートルで、下の道路の2倍近く積もることが多いから、一応は「高台」のうちに入るのかなあ。やだやだ、とぼやいているワタシは誇り高き道産子。あはは。

カレシの午前中のレッスンと午後一番のレッスンがキャンセルになったので、日曜日に移していた掃除を繰上げで、ワタシは洗濯機を回しながらの大奮闘。それでも掃除は11時過ぎには全部終わったので、ウォーキングに行く途中でごみルームに寄って、先週の分(!)とまとめたごみ袋と空き容器を処分。手袋を忘れたけど、きのうほど寒くないので問題なし。土曜日だから、けっこう散歩している人が多くて、みんなすれ違うと「寒いですねえ」。心なしかときどき何か白いものが視界の中をひらり。どうやら本気で降るつもりらしい。でも、家の中では、クリスマスに盛大に咲いて目を楽しませてくれたシャコバサボテンが、レクルームの温度を下げて冬越しさせていたら、またまたつぼみを付けたので、ダイニングルームに出して来て鑑賞。おととしのクリスマスから去年の1月、2月に3回くらい咲いたのが、今年もまた早くも2度目。よっぽど我が家の環境が気に入ってるんだろうな。去年イーディスが持って来てくれたセントポーリアも、花が終わってから株分けしたら、みんなシャコバサボテンと競争でもするようにまた花を咲かせたので、ダイニングの食器戸棚の上はにぎやか。







午後は、雪が降り出す前にと、道路向かいのLondon Drugsに届いているサブスクのクッキー(5袋)を引き取りにひとっ走り。カウンターの前に2人待っていたので、その後ろで順番待ちして、開いた窓口に行ったら、列の反対の方からアジア系のおばちゃんが「私の方が先に来てたのよっ」と横入り。嘘つけぇ。ポイントをもらい損ねたとか言っていて、スタッフが素っ気なく応対していたところを見ると、常連のクレーマーかな。それにしても何という強心臓。渡された大きな紙袋を抱えて外に出たら、空気が今にも雪が降りそうな「匂い」。国境の向こうのアメリカでは、ワシントン州からオレゴン州、そしてさらにずっとずっと南のカリフォルニア州まで、北からの寒気団とぐんと南に進路を取った「パイナップル特急」(大気の川)が衝突して大雪。サンフランシスコも雪、さらに南の方のロサンゼルスもハリウッドも雪。カレシの生徒のリリーが住むパロアルトも雪。リリーはボストンの大学に行っていたので雪には慣れているけど、去年の秋は大雨で引っ越したばかりの新居の地下室に浸水した後なので、今度は水道管が凍らないかと心配しているらしい。カナダとの国境からメキシコとの国境まで全長2223キロの大幹線インターステート5号線(I-5)もあちこちで交通止めになっているそうで、ロサンゼルスの片道が10車線もあるハイウェイで雪による立ち往生が起きたら、もう何ともシュールな光景になるだろうな。



午後7時過ぎ、ルーフデッキが白くなり始めて、来たなあと思ったら、あっという間にデッキ全体が真っ白。隣とのパーティションがあって吹きだまりやすい寝室の外は、9時半にはワタシの人差し指の長さに積もって、10時前に天気サイトを見たら、「現在の天気」はheavy snow、つまり大雪が降っている最中。でも、ドアを開けてよく見たら、べた雪っぽいし、あまりどさどさ降っているようでもないけどな。ポートマン橋もアレックスフレーザー橋もいつでも閉鎖できる態勢になっているそうだし、航空会社は朝から「発着が遅れる可能性」を強調していて、念のためにすでに15%のフライトをキャンセルしたそうし、去年の暮れのとんでもない大混乱で懲りたのは確かかな。それでも、午後10時の気温はきのうよりずっと高い0度だし、明日の予想最高気温はプラス5度だから、ほんとに大騒ぎしているほど降るのかなあという感じ。夜11時、何だか本気で降っているって感じだけど、べた雪・・・。


パーティの夜の何ともずっこけたハプニング

2023年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(金曜日)。☀🌤☁。朝、マイナス4度。さっむぅ~いっ。なぜか早くに目が覚めてしまって、起床はぎりぎりで8時前。ぐったり疲れていたもんね。ディナーパーティは楽しかったけど、何しろとんだハプニングがあって、カレシは冷え込む外での対応に大わらわだったからね。解決してみれば、伝説的な笑い話になってしまいそうな話なんだけど、リアルタイムで「出先でのハプニング」の渦中にいたら、神経に堪えるのは当たり前。

そのハプニングは、パーティ会場のレストランの駐車サービスのスタンドに着いて、愛車のエコー君を預けようとしたところ始まった。エンジンを止めたカレシが車のキーをリングから外して係のお兄ちゃんに渡したのはいいけど、駐車場に運ぶのに乗り込んだお兄ちゃんがすぐに降りて来て、「どうやってエンジンをかけるんですか」。ええ?見たところ17歳のエコー君よりほんのちょっとだけ年上という感じのお兄ちゃんだからかなと思って、カレシが乗り込んで、エンジンをかけようとしたけど、あれ、キーをイグにションに差し込むとピーピーとうるさいけど、エンジンをかけようとすると、計器のライトは一斉に点くのに、肝心のエンジンはうんともすんとも言わないよ。あれれ。早めに出たおかげで30分も早く着いたのが勿怪の幸い。レストランの受付で電話を借りて、BCAA(自動車連盟)に緊急サービスの出動を要請。トラックが来たのは10分後で、バッテリや接続をチェックしたけど「異常なし」。問題は始動モーターかもしれないということで、レッカー車を呼んで、トヨタの整備工場に持って行ってもらって、後はおまかせ。

カレシが出たり入ったりしている間、ワタシは翻訳したばかりの脚本の作者のドロシーと対面。とってもすてきな人で、演劇界では何の実績もないワタシに、日本なら芥川賞に匹敵するような文学賞をもらった作品を翻訳させてくれたことにしっかりお礼を言って、出来上がった草稿を東京の先生に送ったことを報告したら、「先生のコメント、知らせてね」。もっちろん。でも、受験生になったような気分で、どきどきしてるのと言ったら、「私も初演が決まったときはどきどきが止まらなかったわ」。うはあ、デビュー作じゃなくてもそうなんだ。「大丈夫。コメントが来て推敲するときはどんどん質問してね。二人三脚のつもりでね」。うわぁ、感激。昔から親しかったような気がするのは、ドロシーがArts Clubの芸術監督のアシュリーや常務理事のキャシー、名誉芸術監督のビルにワタシのことをいろいろ聞いて回って、好感してくれたからじゃないのかな。バンクーバーの演劇コミュニティは狭いからね。ドロシーとは同じテーブルだったので(たぶんArts Clubの計らい)、日本語は言葉遣いで人間関係の親密度がわかるので、登場人物の関係の変化に合わせるのに苦心したこと、象徴的な「ひと言」にはイメージから辞書の定義にはない言葉を引き出したことなどを説明したり。ドロシーは帰りがけに「連絡してね」とがっちりハグしてくれて、天にだってこれ以上高くは昇れない気分。

お開きになったところで、レストランの受付でタクシーを呼んでもらって、10時半帰着。夜のうちに整備工場に事情を説明するメールを送っておいたら、けさは午前8時に電話。何と「キーはどこですか?」と言うので、すぐにBCAAに電話して、レッカー車の運転手に聞いてもらって、「運転席のフロアマットの下」。その後、朝ご飯を済ませてのんびりしていたら、10時過ぎに「スペアキーはありますか」と言う電話。何と、イモビライザーを解除するトランスポンダ(古い車だからキーとは別の「ドングル」)がないのが、エンジンがかからない原因。はあ、カレシのキーリングにぶら下がっている小さい三角形のあれね。キーに取り付けてなかったから、外した時に置いてきぼりをくっちゃったんだ。他に異常は見つからなかったというので、午後に(ドングルがぶら下がっている)ワタシのキーを持って、タクシーで整備工場へ。キーを渡したら、エンジンは一発でかかって、なぁ~んだ。修理がないから「保管料」として5千円で、きのうの夜と今日のタクシー代を合わせると1万4千円の出費。でも、サービスで(4年ぶりかで)洗車してくれたので、エコー君はピッカピカ。何ともずっこけたハプニングだったけど、運転できなくなるまで乗るつもりなんだから、クルーズから帰ったら整備に出そうね。それにしても、あぁ~あ、くたびれた。


ピカピカになって帰って来た愛車


お出かけの日なのにこの寒波は何なんだ

2023年02月24日 | 日々の風の吹くまま
2月23日(木曜日)。☀🌤。夜の間ずいぶん風が吹いていたみたいで、バルコニーのあちこちにジュースの空きボトルがころころ、プランターと手すりの間に挟まった園芸土の空き袋がパタパタ。もしかしたら手すりを越えて吹っ飛んでしまったものがあるんじゃないかな。バルコニーの気温はマイナス2度。冷凍庫状態のアルバータ州(カルガリーでマイナス25度、体感温度はマイナス35度)からロッキー山脈を越えて吹いて来る北東の風なので、ルーフデッキに面した寝室のバスルームの換気扇から冷たい風がびゅうびゅうと吹き込んで、暖房のないバスルームは冷え冷えとしていて。長トイレなんかとぉ~っても無理。明日の明け方の最低気温はマイナス7度で、週末の予報は雪。でも、かなりの強風なのに警報が出ていないのはどうしてなんだろう。

まあ、雪が降らなければ、今夜のディナーパーティには支障がないからいいかな。でも、会場のレストランはバンクーバー市内で標高が一番高いクィーンエリザベス公園のてっぺんにあるので、今日のウォーキングの代わりに公園の外に路駐してレストランまで歩こうと考えたけど、何しろ冷え込んでいて、夜になるとしっかりとマイナス。風は少し和らぐとは言ってもまだ強めで、体感温度は5、6度下がるから、行きはまだ良くても帰って来る頃にはマイナス10度くらいになってしまうし、坂道だから氷でもあったら危険極まりないから、この案はアウト。公園内の駐車場を使ってもいいけど、どっちみち寒風の中をレストランまで歩くわけで、しかも有料。だったら、チップとして払うので、駐車場の料金よりは高くなるけど、車でレストランの前に乗り付けて、バレ・パーキング(駐車サービス)を利用した方が楽でいいやと言うことになって、それならばと、結局ウォーキングはいつもの時間。

やっと0度になったばかりなので、セーターを1枚余分に着込んで、手袋をしてでかけたけど、うは、寒い。少し厚手のスウェットをはいているけど、腿の全面がとにかく冷たぁ~いっ。それに、風に吹き晒される耳が痛いくらい冷たくて、2人とも慌ててジャケットのフードを頭の上まで引き上げて防寒。寒さと風のせいか、いつも出会う保育所の子供たちのお散歩姿がない。寒すぎるし、何よりも10人くらいの2歳児、3歳児に防寒具を着せるのはひと騒動だろうと思うな。あちこちに顔を出したクロッカスもマツユキソウも、さすがに小さいつぼみをさらに小さくして、「春だぞぉ~と言ったのはどこの誰なんだ」の大合唱と言う感じ。でも、北東の方の山並みは久しぶりにしっかりと新雪を被って、コクィットラム山もこの冬初めての「ゴリラ顔」。ほんとに雪の少ない冬だったなあ。山の雪が少なければ、フレーザーバレーの農業地帯で雪解け水による氾濫が起きる心配はないけど、春の作付けのシーズンになって水不足と言うことになりかねないし、夏にはまたまた干ばつになってしまいかねないから、なかなかうまく行かないもんだな。山にだけ雪を降らせて、下界は雨という具合になれば言うことないんだけど。









ウォーキングから帰って来たら、まずはカレシのヘアカット。いつの間にかすっかり真っ白になった髪は、バリカン1丁で腕を振るおうにも、何しろ量が少ないもので、10分もかからないでおしまいで、刈り取った毛はふんわりと手のひらに乗る程度。「だから床屋に行くのはむだなんだよな」とカレシ。カレシのヘアカットが終わったらワタシの番。午後になって、バスルームがほんの少し温まったのを見計らって「サロン」を開店。う~ん、若い頃はポニーテールにすると頭痛がしてくるくらいに髪が多かったのに、何だかずいぶん少なくなっちゃったなあ。まあ、思ったより白髪が少ないのがせめてもの何とか。とにかく手探りで刈り上げ風に後ろを短くカットして、伸び過ぎた前髪を整理して、シャワーをしてから、カレシに不揃いなところをはさみで直してもらって、ああ、さっぱりした。それでは、そろそろしたくをしなくちゃ・・・。


昔何度も見た夢をまた見て、思い出したこと

2023年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(水曜日)。🌤☁。冷えてるぅっ。バルコニーは2度、下は0度だって。ゆうべはちょっと雨がちだったせいか、ルーフデッキには雪がちらついたらしい跡があって、プランターの下のトレイに溜まっていた水は凍ってこっちこち。真冬並みじゃないの、これ。来週はもう弥生3月なんだから、これが冬の最後のあがきであることを祈るばかりだけど、天気サイトを見たら、あらら、3月に入ってからもまだ雪マークの日があるじゃないの。そんな先の予報は外れる確率が大きいから、そっちに賭けておこうか。

朝方近くに左の股関節がしくしく痛み出して、それが膝から足首にまで伝わって悶々。何とか治まって、やっと寝付いたと思ったら、今度は何かヘンな夢。今は昔の頃に、何度も何度も見た夢。そのたびに場所や筋書きの設定は違っていて、悪夢とか怖い夢ではないんだけど、ええ、どうしてそうなっちゃったの?というところで目が覚めるのは同じ。もう20年くらい見なかった夢が今ごろ戻って来たというのは、やっぱり芝居脚本の翻訳で心理的にもストレスになっていたのかな。でも、夢を見るのは脳みそがデフラグしているということで、夢によっては癒しになるらしいから、ま、いいか。そう言えば、あの頃は怖い夢もたくさん見たっけな。カレッジの絵画クラスでこんな絵を描いて、それっきり怖い夢は見なくなったような気がする。不思議なもんだな。



あの時は「成人教育部」の文芸創作プログラムの講座を片っ端から取っていた時。心理的な出口を求めていたのかもしれない。最初に取った講座がたまたまセラピーとしての創作だったので、心が通い合った同士7人が、コースが終わった後に先生が自宅のスタジオでやっていた創作教室に行って、8週間かけての「心の旅」。終わったときは、みんなそれぞれが生まれ変わった気持で人生の新しい道に踏み出そうということになって、連絡先は一切交換しないで解散したんだけど、あの、泣いたり、励まし合ったり、笑ったりのセッションは今も忘れていない。ああの時の『Seafarers』と題した8話の幻想シリーズはかなりダークなもので、第6話は自分自身の葬送とも取れるシーンがあったけど、最後の最後を締めくくったのは、こんな詩だった。

She loves you; so says her smile, 
      With her brown eyes caressing you in breeze.
Love her whole, in the bluest sea, 
      With her shimmering hair swaying to tease.

Love as she soars on butterfly wings
      To the raindrops tied in a radiant bow.
Reach for her, with all your love, 
      To catch her heart’s dream aglow.

Breathe the air perfumed with joy, 
      As your laughter sweetens her ears.
She loves you; so say her eyes.
      Whisper the words so your desire she hears.

こうして見ると、脚本の翻訳をやって良かったなあと思う。明日の夜は、作者のドロシーをスペシャルゲストに迎えてのArts Clubのディナーパーティ。東京の先生からは「じっくり読んで批評を送るからね」とのメール。ひと区切りと言うことだね。でも、せっかく意欲が湧いて来たんだから、疲れたからと言ってだらけてしまわないように、『平治郎』の英訳と脚色に取りかかることにしよう。他にも、どうしても日本語に訳して日本の舞台に乗せたい作品が2つあるし、いろんな運に恵まれて、ほんの少し開いて光が差して来たドアの前に立っている今をむだにしたくないものね。何にしても、never too lateなんだから。


チューリップ・クルーズのパッケージが来てみたら

2023年02月22日 | 日々の風の吹くまま
2月21日(火曜日)。🌤🌥☁🌧。連休明け。予報では明日の夜から冷え込み出すようなことを言ってるけど、暖かくて、いい天気。ちょうど起きた頃に上で何だかガタガタ。そうだ、掃除の日。真上の階のおっちゃんは独り住まいだから、月に2回か3回くらい代行業者が来て掃除をして行くのが、詮索しなくても音のパターンでわかるんだよね。そう言えば、おっちゃんはいわゆる週末パパで、土曜日と日曜日に女の子が来ていたけど、最近はその気配がないなあ。十歩くらいタタタッと走るだけで、来た時、外出前、就寝時とわかるパターンがはっきりしていたので気にはならなかったけど、おととしの秋から去年の夏まで(1学年)は毎日だったので、引き取ったのかなと思っていたら、その後はぱったり。まあ、越して来たのが6年近く前だから、もう10歳くらいのはずで、プレティーン(tween)ともなると稽古事や子供同士の交流が忙しくなる年頃だからねえ。

けさのメールの中に、Avalonからのクルーズのパッケージが来ていて、よく見たら、あら、カレシの名前のファーストネームとミドルネームが入違っているじゃないの。KLMのEチケットも同じミス。パスポートの名前と違っていたら、飛行機に乗せてもらえないし、乗れたとしても、行き先のオランダに入国できないでしょうが。パスポートの番号はとっくに登録してあるってのに、もう。ということで、さっそくエージェントのジェフに報告。すぐに電話が来て、「訂正させるから、まかしといて」。ああ、よかった。そんな名前の男、知らないよ、亭主持ちなんだから、どこの馬の骨かもわからない男と旅行するわけに行かないでしょと言ったら、ジェフは「それもそうだよね」とワハハ。午後にはジェフから新しいEチケットが送られて来て、ひと安心。この人なら知ってるよ(カレシも知ってるって言ってたよ)と返信メール。あと1ヵ月半とちょっとに迫っていて、行く先々での観光の予約もしないとならないんだから、しっかりしてよね。

パッケージに記載されている日程によると、バンクーバーを発つのが3月31日の夕方で、アムステルダム到着が翌4月1日正午。ホテルに1泊して、翌2日に市内観光をしてから夕方に乗船。3日はナイメーヘンに着いて、アルンヘムの観光、4日はマーストリヒト、5日はベルギーに入ってナミュール、6日リエージュ、7日アントワープ、8日と9日はブリュッセル、10日ゲント、11日ボサイト(カナダ人軍医ジョン・マクレーが書いた「フランダースの野に」の詩で知られる第1次世界大戦の激戦地)、12日にオランダに戻ってミデルブルグ、13日は風車で有名なキンデルダイクとロッテルダム、14日ザーンダムとハールレム、15日アムステルダムに帰着、1日観光して船上で1泊した後、翌16日に下船して、午後の飛行機で帰国の途につき、同じ日付の午後にバンクーバー着。ブリュッセルの観光では「チョコレート作りの講習」なんてのもあるし、川から川と航行するので、いつも河畔の風景が窓の外に見えるだろうし、「チューリップと庭園と自然」がテーマなので、あちこちで植物園や薬草園の観光もあって、大海原を行くクルーズとは一味違ったものになりそう。

パッケージとEチケットを印刷して、フォルダに入れて、後は来月12日のArts Clubでのオリエンテーションでジェフから細かいアドバイスをもらうだけ。月が変わったら、地下の収納ロッカーで埃を被っているスーツケースを出しておかないとね。久しぶりのヨーロッパ旅行にうきうきしていたら、ザ・ガーディアン紙に「ヴェニスの運河が干上がっている」というニュース。写真を見たら、うは、ほんとにどこも干上がって底が見えて、ゴンドラの駐車場になってるじゃないの。ヨーロッパは冬の初めにスイスのスキー場は極端な雪不足で閉鎖になったくらいの暖冬だったので、アルプスから流れて来て、ベニスの近くでアドリア海に出るイタリアで一番長いポー川の水量が例年より60%も少ないと言う話。秋のローマからのクルーズはヴェニスが終点なんだけど、はて、「水の都」はどうなっちゃうんだろうね。去年の夏はライン川の水深が浅くなり過ぎて、クルーズ船が通れなかったそうだけど、はて、この春はどうなのかな。ライン川はその後、水深が戻ったそうだから、同じくアルプスを水源とするオランダやベルギーの川も大丈夫そうかな。気候変動でヨーロッパの川が干上がったら、リバークルーズは風前の灯かも。


ストレスの話と食べる話

2023年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(月曜日)。🌧☁。きのうはずいぶん疲れ切ったような気分だったけど、今日は元気回復。またぞろ強風注意報が出ていて、今度のはアラスカからなんだって。ハワイから来るのは「パイナップル特急」だけど、アラスカからの冷たい空っ風にはあだ名がないみたい。昼前から何だかバルコニーの方でやたらとごぉごぉと吹きまくっているけど、風向きは南から南西、北西と方へ移って行くそうなので、東向きの我が家はあまり心配はないかな。週末の土曜日にはべた雪、日曜日には雪がちらちらという予報だけど、その前の木曜日は夜になってすごく冷えるていどで、雪マークがないから、Arts Clubのディナーに行くのに問題はなさそう。

けさは、両手の指の関節炎が痛む以外には、きのうとおとといにちょっぴり増えた体重もほぼいつもの「安定路線」。ワタシは、ポジティブ、ネガティブに関わらず、精神的なストレスが続くと、食べる量や運動量に変わりはなくてもじりじりと体重が増える傾向があって、現役時代にはBMIが23を超えていた気がする。生死の危険をはらむストレスにさらされると(身軽になって逃げられるように)体重は激減し、飢饉のような持続的なストレスがかかると(エネルギー源を蓄えておくために)体重が増えるのは、太古の昔の人類がまだ人間じゃなかった頃からの生存本能なんだそうで、だからこそ、自分の人としての存亡の危機にあった時には、わずか半年であっさり10キロ以上も減って、2年ぶりで会った友達に「激痩せじゃないのぉ」とびっくりされたわけ。それにしても、ストレスの状況にストレートに反応するワタシって、けっこう原始的なのかなあ。でも、今回の疲労感と体重増加が芝居の日本語訳と直結しているのは確かだと思う。登場人物の性格分析や関係性の分析と自分の感情や過去のトラウマが絡み合ったりして、そうと気付かないまま精神的なストレスになっていたんだろうな。同時に自分でも驚くほどの充実感があって、胸がワクワクするほどの高揚感があったのも確か。東京の先生がどんな評を下してくれるかに将来がかかっているんだけど、今はとりあえず疲れを休めておこうっと。

カレシの提案で、週末に外食しようと言うことになって、肉屋のヴィクターが推薦するElisaに予約を入れようとしたら、土曜日の早い時間は外のパティオの席しか空きがない。おしゃれなイェールタウンの人気スポットだからなんだろうけど、まだ寒いのにアウトドアはないなあ。それじゃあ引っ越す前にはよく行ったウェッジウッド・ホテル内のBacchusに行こうということになって、ふと、今週末は「雪」の予報だけど、大丈夫なのかな。もちろん、車で行くのは坂の下の駅までで、ダウンタウンまでは電車だからいいけど、木曜日にArts Clubのディナーパーティがあるから、1日空けてまたディナーってことになるしね。と言うことで、Bacchusでのディナーは次の週末(3月だ、もう)に予約。レストランと一段低くなっているラウンジの間には壁がないので、よく行っていた頃はいつもラウンジの隅のピアノのそばのテーブルを指定したもんだった。たいていの人はピアノが近すぎるのを嫌がるらしいけど、私たちは曲の合間にピアノ奏者と話をするのが楽しみだったな。一度、オーストラリア人の若いピアノ奏者がラウンジのマネジャーと口論を始めて、「こんなところでやってられるか」と、楽譜帳をまとめてホテルを飛び出して行ってしまったことがあった。あの青年はその後どうなったんだろう。

もうひとつのElisaの方は、メニューが気に入ったので、来月の末。チューリップ・クルーズでアムステルダムに向けて発つのが金曜日の31日だから、その前の週末ということにして、早い時間にダイニングルームに空きがあったので、さっそく予約。空きがなければ、これも昔よく行ったLe Crocodileにしようかと思ったけど、こっちはクルーズから帰って来てからだな。ワタシの誕生日にグランヴィルアイランドのSandbarで食事をしてから、芝居を観ることになっているから、5月かな。ま、それは先の先の話。いつの間にか2人ともわりと小食になっていた観があるから、この際16日間の「美食」に耐えられるように、胃袋を鍛えておかないとね。

風はどうなったの?


夢中になるのはいいんだけど、その後がねえ

2023年02月20日 | 日々の風の吹くまま
2月18日(土曜日)。🌧☁。のんびりと起床。普通の土曜日だと思っていたら、三連休の初日なんだって。忘れていた、というよりは知らなかった。元旦と春の復活祭の連休の間が空き過ぎているという理由で、できたのがこの「ファミリー・デイ」。日本のハッピーマンデイと同じ発想だな。何のためかはそっちのけで、ただ連休のための連休。まあ、それなりの場所でそれなりのイベントがあるようだけど、イベント・プランナーが失業しないためのイベントみたいな感じで、どこでも似たり寄ったり。昔は日曜日と祝日は、特定のビジネスやサービス以外は営業できなかったんだけど、あはは、もう40年という、遠い昔の20世紀の話。

カレシが10時のレッスンをやっている間に、ワタシは洗濯。生徒のY君はオーディションを受けていたアップルTVのドラマか何かの出演が決まって、撮影のためにトロントに行くということで、来週は、レッスンは休み。役者は役が付いてなんぼだからタイヘンだけど、がんばってるよねえ。行け、行け。ウォーキングはなぜかゆっくりで18分。今年のマツユキソウのつぼみがやたらと小さいのが気になるな。去年の夏と秋の干ばつの後遺症かしらね。今日のランチは、おととい10時間かけて作った鶏ガラのブロスで、定番メニューになりつつあるチキンスープ。玉ねぎ、にんじん、セロリと別に茹でた骨付き鶏もも2個の基本材料に、今日はミニトマトとミニピーマンをプラス。その時に冷蔵庫の野菜入れにある半端な野菜を入れるので、いっつも味が微妙に違うのが飽きない秘訣。

午後は、カレシは東京のN君とのレッスン。ログインが遅れたと思ったら、何やらサッカー仲間の飲み会があって、二日酔いなんだって。あまり飲み歩かない人だからね。でも、二日酔いの頭で日曜の朝の6時に起きて、英語レッスン何て、えらいなあ。まあ、来週は家族連れてスキーに行くと言うことで、レッスンは休み。いつも土曜日はレッスンが立て込んで忙しいカレシも、半日休みってところかな。ワタシは洗濯物を片付けて、さぁてと思ったら、あらら、何だかやることがいっぱい。あぁ~あ、何かに熱中してしまうと、ついこうなっちゃうんだよねえ・・・。

☆☆翻訳に夢中になっているうちにやることが溜まってしまって・・・☆☆

2月19日(日曜日)。☁☁🌧。三連休中日で、のんびり、だらだらと起床。でも、あのね、今日はいっそがしいの。洗濯日じゃないけど、シーツ類を全部剥がして洗濯。それから、いつもの掃除で、ダスターをかけて、箒で丁寧に掃いて、掃除機をかけて、モップでごしごし。まあ、この辺りは、いわばルーティーンと言うやつで、独身でも既婚でも寡婦でも何でも、とにかくやらにゃらならんと言う部類の家事だから、年を取っていわゆる「汚屋敷」に住みたくなかったら、やるっきゃないでしょ?

でも、ほんと、きのうの午後は何だかんだとばたばたしちゃったよねえ。何してたんだろうな。先週の日曜日の掃除のときのごみ袋がまだバルコニーに置いてあったり、リサイクルに出す空き容器が専用バケツに一杯になっていたり、買い物の間が空き過ぎて朝ご飯のアップルソースがなくなっていたり、角の酒屋のジーナから「ムッシュ・ヘネシーが入っているよぉ、2本取ってあるよぉ」とメールが来たり。で、カレシがレッスンをやっている間に、ひとっ走りしてムッシュ・ヘネシー2本と料理に使う日本酒を買って来て、なぜか重たいごみ袋だけをごみルームに持って行って、合間にマンション管理組合の理事会の月例会議の議事録を読んで、メールをチェック。あっという間に晩ご飯のしたくの時間で、終わったら、まだやっていなかった土曜日のクロスワードパズルを東部時間で日付が変わる前にやっつけて、あぁ~あ、くたびれちゃった。

グーグルの別のプロフィールに置いてあるTELUSのメールアドレスには、管理会社から管理人の交代のお知らせメール。管理会社が契約している派遣会社から来ているので、ローテーションで交代するのかな。カリードはデキる管理人で、いつもぶっきらぼうで、住人にはあまり受けが良くなかったけど、規約違反にはけっこう厳しかったから、もしかしたら住人との軋轢があって交代させられたのかもしれないな。新しい管理人は経験が豊富だそうで、お知らせに載っている写真はにこにこ顔。アンドリィと言う名前からしてウクライナ系かな。管理人のできの良し悪しは住み心地に直結するから、うまく行くといいね。

そんなこんなで土曜日が暮れて、けさ目を覚まして一番に思い出したのが、ゆうべは「休肝日」だったのを忘れていたこと。ま、今夜にすればいいか。午後になって洗濯物を片付けて、買い出しに行って来て、やっとひと息。と思ったら、つくばの社長のオフィスから校正の仕事の打診。医学系の論文で、いつもの癖で食指が動いたんだけど、何だか疲れた気分なので、残念ながら今回はパスしますと返信メール。晩ご飯の後で「今回の件はキャンセルになりました」というメール。翻訳を打診した人が最近亡くなったことがわかって、代替の翻訳者が見つからないので受注を返上したそうだけど、はあ、なぜか訃報が多いね。春が近いから、年を食っていると疲れが出やすいのかな。まだやりたいことがたくさんあるんだから、気を付けないとね。さて、日曜日のクロスワードをやっつけてしまおうっと。


お二人様女子会は楽しかった

2023年02月19日 | 日々の風の吹くまま
2月17日(金曜日)。🌧☁☀。何だか雨がしょぼついているけど、天気は大丈夫かな。ランチの約束は12時半にバンクーバー港のある入江の向こうのシーバス(フェリー)ターミナル。ニューウェストミンスター駅からターミナルまでの所要時間をチェックしたら、約50分。駅まで歩く時間20分を加算して、さらに電車の待ち時間を「余裕」として加算して、出かけるのは11時15分くらい。電車もシーバスも遅延のアラートが出ていないことを確認。こういうところでは、ネットは便利だな。

きのう幕引きをした翻訳脚本は、ざっと目を通して、圧縮フォルダにしたら、後は東京の先生に送るだけ。カレシが朝のレッスンをしている間に、シャワーをして、カレシのランチ作り。一緒にウォーキングに行く時間がないので、前回のワタシがひとりで出かけた時と同じく、カレシがクィーンズアベニューまで一緒に来て、7番ストリートとの角で、ワタシはそのまま駅に向かい、カレシは回れ右。普通の通勤時間でもないのに、電車はけっこう込んでいて、ワタシは立ちっ放し。まあ、優先席はドアのポケットのところにあって、ドアが近くて乗り降りが楽なのはいいけど、外があまり見えないから、ワタシはドアのそばに立って外を見ているのが好き。朝っぱらから優先席に座っているのは、どれも若い連中で、途中で乗って来た高齢者には目もくれないで、揃いも揃ってスマホに夢中。通勤でもない、通学でもないとしたら、何なんだろうな、この人たち。

終点のウォーターフロント駅で降りて、シーバスに乗り換え。専用の通路を通って乗り場まではけっこう長い。埠頭のガントリークレーンの林やコンテナの山を眺めながらバラード入江を渡って、ノースバンクーバーのロンズデール・ターミナルまでは10分ちょっとで、ここに改札出口。ぴったり12時半。友達と落ち合って、久々のランチ。ホテルやマンション、マーケットが並び、何か場違いなスーパーヨットが停泊しているウォーターフロントのちょっとおしゃれなレストランで、さっそくおしゃべり。注文したポケ丼は目を見張るようなエレガントな盛り付けで、味付けもパブで出て来るのに比べて格段に上品で、いやぁ、おいしかった。実はきのうから日本語、英語のどっちにしようか迷っていたんだけど、思い切って、あなた日本語、ワタシ英語。周りの人たちには奇異な光景だろうけど、ごめんあそばせ。この1ヵ月以上、芝居脚本の話し言葉をうんうん言いながら日本語訳していて、頭の中では普通に聞こえて、普通に話しているのに、声に出して読もうとすると、あ、あ、あ。文字を読んでこうなんだから、会話の応答を即時に「話す」となると、う~ん。





英語が日常言語になってほぼ半世紀だもんねえ。ワープロが登場した頃からは、日本語は常に「ローマ字綴り」で考える言語だったんだもんねえ。ワタシの脳内では、いつの間にか英語が第1言語になって、母語だった日本語に取って代わってしまったのかもしれないなあ。少し前にニューヨークタイムズで読んだ「言語喪失」の話を書いていたけど、友だちの日本語は普通にわかるし、ワタシもたまには日本語の相槌がぽこっと出て来たりしていたから、まだ失地回復の余地はありそうだけど、でもでもだって。やっぱり、英語の方が自然で楽になってしまっているのかなあ。でも、帰りにおいしいお寿司まで(カレシへのおみやげに)もらって、久しぶりのお二人様女子会は楽しかったぁ。次はワタシの番ね。



どんな舞台でも最後には幕が下りるの

2023年02月18日 | 日々の風の吹くまま
2月16日(木曜日)。☁🌧。よく眠って、8時半起床。またしょぼい天気で、来週には寒波が来るらしいけど、大事なイベントがある木曜日の予報から雪マークが消えたので、ひと安心。今の季節は、Arts Clubのオープニングやイベントがいくつもあるので、車でバンクーバーまで行くのに、1週間、2週間先の天気予報が気になるわけ。2週間先の予報はくるくる変わるのが頭痛の種だけど、再来週の月曜日の予報は、日中は雪マークでも気温は3度で、夜はマイナスでも晴れだから、大丈夫そう。新しいタイヤに取り替えたばかりだしね。

芝居脚本の翻訳は、推敲に推敲を重ねて、一応の「幕」。ビジネス翻訳もそうだけど、訳すのは一直線でも、見直しを始めると、こっちの表現を変えて、あっちの単語を変えて、何度も何度も往復しては、また最初の表現や単語に戻して、やっぱり気に入らなくてまた変えて、でも、こっちを変えるとあっちも変えないとだめで、あっちを変えるとそっちがしっくりしなくなって、そっちを変えると今度は・・・ということで、まったくもってキリがなくなってしまう。ビジネスの文書や論文なら、用語や文体がだいたい定まっているし、納期と言うものがあるから、適当なところで切り上げられるんだけど、話し言葉で書かれる脚本となると、もう性格や感情と言った得体の知れない魔物との終わりのない格闘のようで、芝居を自作するのともまったく違ったスリルがあって、やぁだ、すっかりはまってしまったみたい。とにかく、もう何度目の見直しなんだか忘れてしまったけど、自分なりに95%満足というところまで来たので、「初稿」として東京の先生に送って、読んでもらうことにした。ふう、やれやれ。

きのうオープンしたArts Clubの『Teenage Dick』は、ダークでひと味もふた味も違う1幕ものの作品で、シェークスピアの『リチャード三世』を舞台をアメリカの高校に移して、障碍を持つ生徒リチャードと健常者の生徒たちの間の「権力闘争」という筋立て。主役のリチャードを演じたクリストファー・インブロシアノは、アメリカ、カナダ、イギリスで活躍している俳優で、脳性麻痺による不自由はあっても、演技に歌、ダンスと何でもござれ。芝居の中でも、学校のダンスパーティでダンサーを目指しているガールフレンドと踊るシーンがあって、すごくかっこよかった。制作に係わっているRealwheelsは、20年前からバンクーバーで活動している障碍者の劇団で、公演や演劇指導をやっていて、そこから車椅子の俳優がひとりキャストに加わっている。この劇団に、長年Arts Clubで高校生を対象に未来の劇作家を育てるプログラムを指導して来たショーン・マクドナルドが暫定的に芸術監督に就任するというニュースが2,3日前にあった。障碍があるからって役者になれないことがないはずで、これこそが日本の総理大臣が口にする「包摂型社会」なんじゃない?

夕方、釧路のJ子から、仲良し4人組のひとりだったK子が人生の最後を迎えようとしているというメール。グループで一番の美人で、一番早くに(16歳で)結婚して、娘を産んで、実はとんでもないDV男だった高校教師の夫と別れてからは、中卒のシングルマザーとして大変な苦労をしながら娘を育て、釧路に戻って就職した海産物問屋でやがて社長の右腕になり、請われて社長になったものの、アルツハイマー症になって、この10年は介護施設に入っていた。最後に会ったのは施設に入る前で、ワタシのことをはっきり覚えていてくれたっけ。そのK子が波乱の人生の幕を下ろそうとしていると聞いて、涙目になってしまったけど、J子には、楽しく笑って天国に行かせてあげてとメール。あんなにがんばったんだもの、これからは幸せになって、私たちが行く日を待っていてほしい。

ガスライティングについていろいろと勉強

2023年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(火曜日)。☀🌥。うはあ、いい天気。霧もないし、黒い雲もないし、風もないし。はて、きのうは予報通りの大風が吹いたのかどうかな。午後にちょっと出たときは、あ、風が出て来たと言う程度だったけどね。メディアに何もニュースがなかったところを見ると、大風は空振りだったのかもしれないな。今日のウォーキングは、カレシの膝の調子が良くなって来たところだし、ワタシの方はきのう傷めた肩がまだちょっと疼いているので、家々の庭先を観察しながらのスローウォーク(18分20秒)。あちこちにマツユキソウやクロッカスや水仙が芽を出していて、日当たりのいい南向きの庭では小さなつぼみが開くタイミングを計っている感じ。来週の半ばには寒波が来て、雪がちらつくような予報だけど、大丈夫かなあ。

今日は、翻訳の再々度の見直し。まずは誤字や脱字をチェック。日本語は同音異義語が多いから、漢字変換のときにうっかり違った単語になってしまったりする。音声として話されるものだから、間違っていても、同音である限りはわからないと思うけど、台本は「文書」だから、やっぱり正しい言葉じゃないとね。表面的な修正が終わったら、今度は芝居の中では語られない背景の事情を想像しながら、頭の中で台詞を言ってみて、どれだけ心理状態を表現できているかチェック。ピアニストの亡き夫が言っていたということや、音楽の好みや関心の違いの話から、同じクラシック音楽の演奏家と言う夫婦の間で、夫が妻のピアニストとしての活動の足をそれとなく引っ張っていたらしいのが見えて来て、なるほど、それをセットの中心である、家の階段の踊り場にそそり立つ壁が象徴していたんだな。舞台演劇では、セットにも視覚的な「台詞」によるストーリーテリングの役があるからね。

今日は奇しくもバレンタインデイだけど、熱々のロマンスは互いの本質をぼかしてしまいがち。今盛んに聞かれる「ガスライティング」という罠が待っていたりするから、要注意。

☆☆ 新しい煙探知器の取り付けで思考中断☆☆

2月15日(水曜日)。🌥☁。ちょっと冷えて来たなあ。今夜はまたArts Clubのオープニングなんだけど、駅までは車、オリンビックヴィレッジのニューモント劇場までは電車なので、あんまり冷え込まないで欲しいな。Arts Clubと言えば、来シーズン(創立60周年だって!)のラインアップの発表会への招待メールが来ていて、再来週の月曜日の夜。さっそく「出席」の返事。楽しみだなあと思ったら、今度はあと1ヵ月半に迫った「チューリップ・クルーズ」の参加者オリエンテーションへの招待メール。これは3月12日の午前中で、もちろん「出席」。カレンダーにはArts Clubのイベントを示す黄色いフラグがペタペタ、忙しくなるなあと思っていたら、来月8日にオープンする『Sense and Sensibility』 (ジェーン・オーステンの『分別と多感』)のレセプションへの招待メール。もちろんこれも「出席」で、カレンダーを見たら、今夜のオープニングと来月15日の(Zoomでの)演劇ワークショップを含めて、5週間連続でフラグが6つ。劇場ねずみは何ともいっそがしいこっちゃ。

きのうは、午後に新しい煙探知器の取り付けの予定が入っていて、業者の人が1時間近く遅れて、そのあおりで買い物も遅れて、そのまま晩ご飯のフェーズに入ってしまったので、翻訳の見直しは脱線。そこで、芝居の翻訳の過程でなぜか浮かんで来た「ガスライティング」と言う言葉について、実は何のことかよくわかっていなかったので、勉強のつもりで検索。ホラー映画から派生した心理学の言葉だそうで、どんなことが読んでみたら、うは、恐ろしい。一種のマインドコントロールじゃないの。脚本の中にそれがあったとはっきりわかるような台詞はないけど、音楽家同士の夫婦の間で、夫の方にガスライティングに似ていると取れる言動があったことが読み取れるものはある。どこにでもある男尊女卑が根底にあったのか、あるいはライバル意識があったのか、あるいは何らかの嫉妬感があったのか、そのあたりは筋書きには関係ないけど、妻が夫に心理的に依存させられていたから、突然コントロールがなくなったことで、自失状態に陥ったのだと解釈できるな。

まあ、人間は金太郎飴じゃないんだから、生まれたときからいろんな能力が微妙に違っているのが現実で、そこでどうしてもある種の「力関係」ができてしまうわけで、完全にまっ平で等しい関係なんて理想に過ぎないと思う。どんなに仲の良いカップルでも、よく見るとどっちかがいつも他方をリードとしていることが多いし、どんな友だちグループでもリーダー的な存在があるのが現実で、互いにそれを認め合っているから、時にはそれが双方(全員)にとって心地がいいから、競争や軋轢が起きないというだけの話。逆に、カップルでもグループでも、ある関係の中で、経済力とか学歴とか社会的地位とか、目に見える差があると、自己肯定感の低い方が「上」の人間を引きずり落すことで、上に立とうとして、ガスライティングに訴える傾向があるんじゃないかな。それが、カップルの間でなら精神的DV、集団の中でならいじめと言われるもので、目に見える暴力のように線引きができない分、確固とした対応をするのが難しいんだと思う。ほんとに、人間って、めんどうくさいもんだな。

でも、初めて本気で手掛けた演劇脚本の翻訳は、想像した以上の勉強になって、ワタシの世界が広がって、新しいエネルギーが湧き出して来たという気がする。ビジネス以外では何の実績もないワタシに、カナダで最高の文学賞を受賞した作品の日本語訳を委ねてくれたドロシーに感謝してもしきれない気持。そうだからこそ、最後まで気張って行かなくちゃね。でも、その前に晩ご飯を食べて、今夜のオープニングに行って来なくちゃ。


閑話休題・・・

2023年02月14日 | 日々の風の吹くまま
2月13日(月曜日)。🌤🌥。上は青空、下は霧。午後に20メートルの大風が吹いて、停電や建物の被害が出そうという予報で、強風警報発令中。でも、西風らしいから、東角の我が家には直接の影響はなさそうかな。午後からというので、午前中のウォーキングには影響なし。ところが、あと1丁というところで、歩道の割れ目に躓いたカレシが前のめりに転びそうになって、つないでいたワタシの手に体重がかかったせいで、右肩がガキっ。昔、回旋腱板を傷めて、肩が凍ってしまって長いこと肘から先しか腕が動かなかった方の肩なので、カレシは平謝り。(市役所のせいだと思うけど。)でも、肩の下から親指まで疼くので、たぶん軽い肉離れ程度の損害かな。

脚本の翻訳は、演劇ワークショップで覚えた登場人物の性格や背景の分析をしながらの台詞の見直し。特に、ピアノを弾けなくなったピアニストの台詞は、英語の台詞から夫との関係性の機微のようなものを感じ取った上で、それを日本語の話し言葉で表現しなければならないので、どんどん深入りしてしまって、しまいにはワタシの感情が絡み合って来て、はあ、どえらいことを始めちゃったもんだなあという気分。それが翻訳のテクニックとしてどうなのかはわからないけど、要は芝居を演出しているような、役者として舞台で演じているような、舞台演劇の奥の深さを感じないではいられなくて、つくづく役者って精神的にも大変な仕事だなあと、ため息を連発。

今日は第1幕、明日は第2幕と見直しを進めて、あさってには東京の先生に提出という算段で、何だか受験生のような気分になるけど、これが寄り道ばかりして来たワタシの人生が行き着いた「目的地」だと思えば、やりがいがあるってもんだね。閑話休題・・・。



未確認飛行物体の正体は

2023年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(日曜日)。🌧☁。しょぼい天気。寝酒なしでもワタシは普通に眠れたけど、ココアなしだったカレシはなかなか寝付けなかったと、ちょっとくたびれた顔。きのうは英語レッスンが4回もあったし、エスターのこともあったしで、脳が興奮していたのかもしれないけど、アルコールとココアでは寝つきに対する効用が違うのかな。ま、今日は午前中に掃除とウォーキングを済ませてしまえば、夜の9時までレッスンがないので、元気回復のために、ランチにカレシがいつも褒めちぎってくれる特製のチキンスープを作ってあげよう。今日はすこし熟れ過ぎ欠けているトマトを入れようかな。

中国のスパイ気球をアメリカ軍が撃墜してから、地球上のあっちこっちで、これでもかっていうくらいに正体不明の「飛行体」が見つかって、何だか知らないけど、けっこうな騒動になっている。ニューヨークタイムズを購読しているので、やたらと「ニュース速報」のメールが入って来る。今日もアメリカのどっかで正体不明の飛行体を撃墜したそうで、これで4個目。きのうの3個目はカナダの(または、カナダのユーコン準州との境界に近いアラスカの)上空で、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)が追跡していた「飛行体」を撃墜したと、トルドー君が発表。トルドー君は「カナダの領空を侵犯したから」と言って、撃墜したのはカナダだと言いたそうだったけど、実際はアメリカ空軍の戦闘機で、トルドー君の命令じゃなくて、アメリカのバイデン大統領がトルドー君と相談した上での命令だそうな。誰も大きな声では言わないけど、トルドー君は政界に入る前に、バンクーバーにある私立高校の教師をしていて、そこには中国の富裕層の子弟が多く留学していたことから、中国に大甘だ(中国の政治体制は政策を即時実行できるのがいいとほめあげたこともある)と思われているので、そうじゃないと見えを切ってみせたのかもしれないな。

まあ、最初のスパイ気球事件以来、NORADのレーダーが探知高度を下げたせいで、今までレーダーの下をかいくぐっていた「飛行体」がぞろぞろと見つかって、何か「未確認飛行物体(UFO)の侵略」みたいなことになっているらしい。撃墜したのは全部が全部スパイ気球ではないようで、いろいろ飛ばして防空レーダーの探知能力を試しているんじゃないかと言う憶測もあるけど、安っぽいハリウッド映画じゃあるまいし。そうは言っても、今日五大湖のひとつヒューロン湖の上空で撃墜された物体は、民間航空機が飛ぶ高度を飛行していたんだそうで、シカゴやニューヨーク、トロントと言った大都市が多い地域で、何百人もの旅客を乗せた飛行機がぶんぶん飛び交っているところだから、危ないでは済まないってことで、過剰反応でも何でも、やっぱり何とかしないと、まかり間違うととんでもない事態になりかねないな。

一方の中国は、領海上で「未確認飛行物体」を検知したので撃墜する準備をしていると発表したそうだけど、アメリカは仕返しに気球を飛ばして撃墜させるほどバカじゃないから、もしかしたら、自分とこのスパイ気球をこれ以上撃ち落されて回収されないように、公海上に出ないうちに破壊してしまおうとしているんじゃないかという穿った見方もある。もしかしたら北朝鮮のデブっちょが飛ばしてるのかもしれないしね。何だかだんだん子供っぽくなって来た感じがするけど、習近平よ、国内での国民の不満や批判を逸らしたいのはわかるけど、いい加減にしておかないと、そのうちにほんとにメンツが丸つぶれになるようなことが起きかねないよ。ほんとに、砂場のガキ大将みたいな虚勢を張るのもいい加減にしないと。


土曜日のいろいろ

2023年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月11日(土曜日)。☁☁。ぐっすり眠って、目が覚めたら、もう9時近く。もっとも、寝たのが1時近かったから、寝すぎたわけじゃないけど、まあ、マンションでは午後10時から午前7時までが「お静かに」時間になっているから、昔のようなとんでもない生活時間(正午起床、午前4時就寝)には逆戻りしないで済んでいるけど。朝ご飯が済んだらもう9時半で、カレシは10時から英語レッスン、ワタシはランチにするクラムチャウダーの仕込みをして、ウォーキングに行って来たらもうお昼。カレシは1時からまたレッスンで、ワタシは洗濯と、けっこう忙しい。今日から寝酒/ココアをスキップするだけにして、ミニ断食は中止するので、ランチの後は寝るまでノンストップでフリータイムだったのが、晩ご飯が戻って来たから、土曜日のスケジュールは少しばかり調整が必要かな。

というわけで、何だかんだと家事に時間を取られて、第2幕に入って急ピッチの展開になって来た翻訳ファイルを開いたのは晩ご飯の後。それでも、クライマックスに当たる長い独白の手前まで進んだので、あしたは急転直下でハッピーエンド。それにしても、400語近い長い、長い台詞、どうやって覚えるんだろう。とにかく、クライマックスなんだから、ここでとちったりしたら目も当てられないな。見直し次第では減ったり増えたりするけど、第1稿ではほぼ1200文字。プレゼンなどでは1分間につき300文字が目安になっているそうだから、ずっとしゃべり続けること丸4分。タイヘンだあ。丸暗記が大の苦手のワタシにはとっても、とっても無理だな。まあ、台詞を覚えられないから即興芝居が好きなんだけど。

最近の舞台劇は休憩を挟んでの2幕ものがほとんどで、翻訳中の脚本もそうだけど、第1幕はわりと緩慢で、第2幕になって急ピッチの展開になって、最後は一気に暗転と言うのが多い。クラシック音楽の「ソナタ形式」にも似ていなくはないような気がする。交響曲なんかは第1楽章がソナタ形式になっていることが多くて、(序奏)提示部、展開部、再現部(結尾部)となっているから、能楽の「序破急」のパターンに似ているようでもあるかな。古典派の時代には厳格な形式があって、それに沿って作曲するのが普通だったわけで、だから20世紀になって、そういう「規範」を外れた音楽が出て来たときはセンセーショナルだったんだろうな。根底にあるのは、硬直化した規則だらけの旧弊な世界から解放されて、自由に羽を伸ばしたいという欲求かな。脚本の中に出て来るコープランドの『アパラチアの春』の出だしは雪解け水がポツン、ポツンとしたたり落ち始めるイメージで、音楽がビジュアルな言葉を持つようになったことが実感できる。でも、現代音楽でも、作品として構成されれば、それなりのソナタ形式に通じる流れができるわけで、そのあたりは人間の生理的なリズムと関係があるのかもしれないな。それにしても、クラシック音楽を聞いているうちに、ますますピアノを弾きたくなって来た。ハードロックを聞いている時はドラムスを叩いてみたくなるのに、何なんだろう、この違い。

今日のびっくりニュースは、カレシの英語レッスンの生徒(友だち)でドイツに住んでいるエスターの夫氏のハインツが心筋梗塞で急死したこと。エスターよりもひと回り以上年が上だから、ワタシくらいの年かな。長年の愛煙家で、前から心臓疾患があって、車で医者に行く途中、クリニックはすぐそこと言うところで発作が起きたようで、間一髪で車を止めて、事故にはならなかったけど、異変に気付いた人が呼んだ救急車が来た時には手遅れだったらしい。心筋梗塞は本人さえ予期していない時に青天の霹靂で起きるから怖い。カレシの場合は、カナダでトップクラスの心臓科のある病院の救急センターがすぐ近くで、救急車を待つよりも早く行けたから九死に一生を得たんだけど、バンクーバーの旧居だったら、救急車を呼んでも助からなかっただろうと思う。エスターは3ヵ月前にハンガリーに住んでいたお母さんを亡くしたばかりで、近くに娘一家と息子が住んでいて、ひとりじゃないのがせめてものなぐさめ。明日、お悔やみのカードを買って来よう。