リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

PCの壊れていないキーボードを買い替える理由

2023年07月31日 | 日々の風の吹くまま
7月30日(日曜日)。⛅☀。さっぱり暑くならないなあ。きのうの土曜日の最高気温は24度で、昔バンクーバーで普通だった気温。おかげで、きのうも今日もオフィスのシーリングファンは休み。それでもオフィスはせいぜい27度くらいで快適。キッチンのパティオドアを開けっ放しにしていると寒くなって来て、今日なんかサーモスタットの表示があと1度下がったらヒーターが入るという笑うに笑えないところまで行っちゃった。

今日はいつもの掃除ひと通りとウォーキングが済んだら、後はのんびり。まずはおととい作った鶏がらブロスの表面に固まった脂をすくい取って、ちょっとゼリー状になっているブロスでランチのスープ。きのこをどっさり、鶏ももちょっとの熱々スープ。きのこはヤマブシタケとマイタケもごっついポルチーニとちょっとどぎついオレンジ色のロブスターマッシュルーム。ざっくりと刻んで、にんじんと(セロリがないので)キャベツとタイムと一緒に煮立て、別に茹でて手で裂いた鶏ももとゆで汁を入れて火が通ったら、塩とこしょうで味を調整して出来上がり。ブロスの残りはフリーザー用のジプロック3袋に分けて入れて冷凍庫に保存。今回のブロスはきのことにんにくの花茎をたっぷり使ったので、コクがあって上出来。きのこの季節は繊維とビタミン、ミネラルがたっぷり。

アマゾンからおととい注文した新しいキーボードを発送したと言うお知らせ。今使っているのは向かいのLondon Drugsのブランドで、コンパクトで使いやすいと思ったのにずっと違和感が抜けないでいたもの。ドラッグストアチェーンのブランドだし、その前のキーボードはキーの文字が消えてしまっていたので、商品棚にあった箱の写真を見ただけで買ったたった2千円のものだから、所詮は安物買い。それにやたらと打ち間違えるようになったのも何だかヘンで、とにかく使い難さが気になって来ていたところ。ゲームやメディアには使わないから、よけいな機能がないのがいいんだけど、アマゾンを見渡してもあまりないみたいで、最終的には、長いこと親しんで来たLogitechブランドのシンプルなものに決めて注文。それにしても、早く配達してもらうためにプライムに加入してから、よくアマゾンを使うようになったな。映画やビデオや音楽は興味はないけど、送料無料で道路向かいの郵便局にわりと早く配達してくれるのがいいところ。



買い替えることになって、改めて手元のキーボードを眺めていたら、使い難かった理由が何となくわかって来た。キーが小さめで、しかも間隔が狭い。現物を見ないで買うとこうなっちゃうわけだけど、ひとつ前のLogitechのを持ち出して来て比べて見たら、微妙だけど違いがはっきり。テンキーが「シフト」や「エンター」、矢印キーに近過ぎていたのは早くにわかったので、小指がテンキーにかからないようにゴムバンドをはめていたんだけど、どのキーも互いに近過ぎるために、タッチタイプ歴60年のワタシの手に合わなかったということか。両手を窮屈にくっつけないと打てないから、ワタシの指がこれまでしっかり覚え込んだ感覚で動くと、どうしても上下左右の違うキーを叩いてしまうわけで、ワタシの腕が落ちたわけじゃなかったんだな。ラップトップを使うと打ち間違いが多くなるのも、ワタシのSurfaceは小さいからキーの間隔も少々狭いんだと思う。この記事をここまで打つのに何度バックスペースキーを叩いたことか。よけいな時間はかかるし、イライラするしで、ストレスになっちゃう。指の関節炎がいつも痛むようになったのもキーボードが手に合わなかったせいかもしれないな。コンパクトだからと言って便利なわけじゃないんだよね。さっさと買い替えを決めて良かった。あさっての配達が待ち遠しい気分。

土曜日はのんびり(中国の詐欺電にかまう暇はないの)

2023年07月30日 | 日々の風の吹くまま
7月29日(土曜日)。🌥⛅。また週末。けっこう雲があって、風もちょっとあるので、暑いどころか、家の中にいると初秋のような感じの涼しさ。まあ、午後には少しは夏らしくなるだろうけど。それよりも、土曜日の家事は洗濯から。年寄り2人だけの暮らしだから、洗濯機の容量が大きいせいもあるかもしれないけど、洗濯はだいたい週1回まとめて1ラウンドで済んでしまうので、水の節約になっているかな。洗濯機が回り始めたら、きのう作った鶏がらブロスを漉して、表面に浮かぶ脂を固めるために大きな容器に入れて冷蔵庫へ。次はカレシを動員して、バルコニーに置いてあったゴミ袋2つを処分。ああ、せいせいした。

調停で労使の合意が成立して、組合のリーダーが新協約の受入れを推奨して、港湾ストは解決、と思っていたら、組合員の投票であっさり拒否。政府がスト再開を止める策を巡らしているようなので、また港湾の機能がストップするかどうかは不明だけど、組合の指導者の面目は丸つぶれと言う感じだな。連邦政府は協約を「押し付ける」か、でなければ拘束力のある仲裁にかけるかを諮問したそうなので、ストを再開してもすぐに職場復帰命令が出るんじゃないかと言う気がするな。港湾施設は国の経済と安全保障に大きく関わるから、普通の産業の労使紛争と違って、連邦政府の介入の権限は強い。ま、今のところ、使用者2、組合1と言ったところで、どうなることやら。ストはストでも、メトロバンクーバーの外の郊外で続いていた公共交通のストが4ヵ月ぶりに解決して、来週からバスの運行が再開することになり、「長い間ご迷惑をおかけしました」ということで、8月いっぱいはバス料金をタダにすると発表。ふむ、何とも粋な計らいだね。

午後に固定電話が鳴って、やたらと長い発信番号が表示されたので、スパム(迷惑電話)だろうと無視していたらボイスメールの表示。番号をよく見たら、始まりが「86」。これ、中国の国際電話の国番号じゃないの。そう言えば2、3日前に携帯の方に番号が「86」で始まる電話が入っていたな。ワタシの携帯はバイブレーションに設定してあるから、電話が来ても気づかないし、ボイスメールに至ってはチェックしたこともないし、テキストメールもすぐにそばにある時は見るけど、そうでなければすぐに返事はできないの。番号をググって「詐欺電」と目星をつけて着信記録を消したけど、はて、固定電話のボイスメールにはどんなメッセージが残されているのかなと、好奇心でボイスメールをチェックしたら、まず女性の声が英語で「これは中国の事故なんちゃらからです」と言い、別の女性の声で中国語のメッセージ。あのさ、ここは英語圏なんだから、詐欺が目的でも英語でやってくれないと通じないのよ。アホかいな。メッセージも着信記録もちゃっちゃと消しちゃったけど、こういう詐欺電は下手な鉄砲も数打ちゃ何とかだから、中国系の人口が多いところなら、引っかかる鴨がいるんだろうな。んっとに、もう。

きのこ屋のマットが4時過ぎに到着。前回「お試し」にくれたいたどりのピクルスをカレシがいたく気に入ったので、残っているかどうか聞いたら「2瓶残っている」との返事で、じゃあ2つともお願い。ポルチーニとロブスターきのこといたどりのピクルス2瓶を受け取って、一緒のバスケットに入っていたコゴミのピクルスも試しにゲット。来年もいたどりを見つけたらピクルスを作るのかと聞いたら、「いいのを見つけたら作るよ」。おお、いいね。まとめて1ダースくらい買って友だちにも分けてあげようかな。カナダではいたどりは侵略的外来種で駆除の対象だから、どんどん採って来て、ピクルスにして食べちゃおうよ。




8月も遊ぶのに忙しくなって来たような

2023年07月30日 | 日々の風の吹くまま
7月28日(金曜日)☀☀。いい天気だけど、暑くない。まあ、平均的な気温と言うところ。立て続けのイベントが終わって、次は来週の木曜日。それまで休養ってことにして、カレシは午前中にハナちゃんの英語レッスン。終わってからウォーキングに行って来て、ワタシは鶏がらブロスの仕込み。冷蔵庫に残っていたニンニクの花茎、使い残したごついポルチーニきのこ、このために取って置いたヤマブシタケの軸を2羽分の鶏がら、定番のセロリ、玉ねぎ、にんじんと一緒に大鍋に入れて、10時間ほどひたすらことこと。濃いブロスができそう。

猛暑はないけど、週の初めの雨はほんのお湿りでしかなくて、干ばつは相変わらず。(内陸では延焼中の森林火災の数が減ったそうだけど、それでも焼け石に水。)日曜日のクロケーパーティの会場だったロバータのお屋敷も、広々とした前庭がかなり茶色くなっていたっけ。けさのニュースでは、メトロバンクーバーが水道水の使用制限を来月4日から「レベル2」に引き上げると発表。今までの「レベル1」では時間を限って認められていた芝生の散水が禁止されて、庭木や花壇の水遣りは午前5時から9時の間に限定、ただし如雨露などでの水遣りはいつでもOK。噴水やプールやホットタブは水の入れ替えや追加が禁止されて、使用制限がないのは家庭菜園だけということになる。水不足が起きかねないんだから、日常生活に必要な用途に上水道の水を確保しようと言うのは妥当なことだと思うな。庭の芝生なんて、なくても生活には困らないんだもの、スプリンクラーで歩道まで濡れるくらい散水なんてのはむだ使いもいいところ。芝生が枯れたって雨が降れば息を吹き返すんだし、向こう三軒両隣の芝生がみんな茶色なら気にならないんじゃないかと思うけど。

先週の週末は、シアトルでテイラー・スウィフトのコンサートがあって、国境に長い車の列ができたそうだけど、何と7万人のファンが歌に合わせて跳んだり跳ねたりしたもので、シアトルでマグニチュード2.3の地震を観測して、「スウィフト地震」と呼んでいるんだって。聞いたことがないからどういう歌手なのかは知らないけど、この人がコンサートツアーで行くと、文化が跳ね上がったりして、地元の経済効果がすごいらしい。それで「地震」まで起こしちゃうんだから、いやはやびっくり仰天。

夜になって、ケイトお姉ちゃんからHycroftでの次のジャズコンサートが来月22日にあるというお知らせ。今度はジャズピアニストとして地元では名の知れたマイルズ・ブラックが率いるTrilogyと言うトリオ。そのベース奏者というのが何と20年近く前に友だちに招待されて行ったマギル大学同窓生の集まりでカルテットを率いていたジョディ・プロズニク。小柄な女性が自分より背の高いベースを弾いているのがすごく印象的だった。あの時は、休憩の時に、ベースってどのくらい重いのと聞いてみたら、にこやかに「ほらっ」と楽器を手渡されて目を白黒。落とさないようにしっかりネックを握りしめたらかなぁ~り重かったのでそう言ったら、「弾いている時は重さは感じないわよ」という返事。これはどうしても行かなくちゃね。あの時に買って来たCDを持って行ってサインしてもらおうかなあ。

お酒の試飲会、今回はタンカレーのジン

2023年07月28日 | 日々の風の吹くまま
7月27日(木曜日)。☀🌤。何となく目が覚めたのが午前6時3分前。外が赤っぽく見えたので、起き出してダイニングのブラインドの隙間から見たら、おお、夏至の頃にはもっと北のコクィットラム山の辺りから昇っていたのが、もうゴールデンイアーズ山の南になっている。こっちの方角には高い山が連なっているもので、太陽が山の上に顔を出すまで、公式の日の出の時間から20分前後かかることがある。今日の公式の日の出は午前5時37分で、夏至からもう30分も遅くなっている(日の入りも午後9時前)。ま、とりあえず写真を2,3枚撮って、ベッドに戻ってちょっと寝直し。



きのうの夜は花火大会Celebration of Lightの2回目で、メキシコチームの腕の見せどころだったけど、とにかく異常低温で、ケイトお姉ちゃんが厚手のジャケットと毛糸の帽子をかぶってバルコニーに座っているロバートの写真をFBに載せていたから笑っちゃう。おいおい、あと5日かそこらで8月になるんだよ。今は真夏のはずだよ。この7月は観測史上最も暑い月だったんだよ。国連総長が、地球は沸騰化時代になったと言ってるんだよ。ここだけこんなに寒いなんて、ほんとにおかしな話。でも、ワタシが子供の頃、釧路の港まつりの花火大会を毛布にくるまって見てたんだよね。気温が20度を超えたら「暑い」というところで、夜は冷え込んだから、ゆかた姿で優雅に花火見物と言うわけには行かなかったの。もっとも、あの頃の釧路ではそれがあたりまえで、異常気象ではなかったんだけど、今はどうなんだろうな。

今日は、オリンピックヴィレッジのBMOセンターでSpirit Speaker Seriesと題したお酒の試飲会があって、コロナで中止されていたから実に3年ぶり。近くにある高級な酒屋の経営者が元は演劇界にいた人で、Arts Clubのファンドレイジングとして、コロナ前はスコッチウィスキーのシリーズをやっていたけど、今回はタンカレーのジン。午後6時半からと言うことなので、ついでにオリンピックヴィレッジの人気パブで晩ご飯を食べようかと言う話になったんだけど、それだとラッシュのさ中の4時には出ないといけないので、サラダで軽くおうちご飯にしようとカレシが提案。でも、試飲会ではおつまみは出ないので、いくらアヴォカドとゆで卵を入れても、サラダだけでは足りないような気がして、ファーマーズマーケットで朝ご飯のブリオシュローフと一緒にハムとチーズ入りのクロワッサンを買って来て、フリーザーにあった「バイソンとイノシシの燻製ソーセージ」を解凍して、料理なしのピクニックご飯。

メーカーの代表やお酒の通の講演がある試飲会はいつも人気。今回のジンはタンカレーのロンドンドライ、フロルデセヴィリア、ナンバーテン、そして味比べにバンクーバー出身の人気俳優ライアン・レイノルズが共同オーナーになったアヴィエーションのアメリカン・ジンの4種類。それぞれについて、ボタニカルの違いによる味の微妙な違いの説明を聞いて、順番に香りを楽しんで、舌の上の味を楽しんで、う~ん、なかなかいいね、ちょっと甘いかな、パンチが効いているね、とてんでに品評。最後にカクテル「French 75」のシャンペンを白ワインに替えた「French 750」が配られて、グラスを片手に講師のジョン(元バーテンダー)を囲んでいろいろ質問。マティニを作るのに、ブードルズやプリマスジンに慣れるとタンカレーのロンドンドライは物足りなくなって、かといってナンバーテンは個性があり過ぎる感じなので、タンカレーを買ったときはジュニパーベリーを入れるんだけど、邪道かしらと聞いたら、「飲んで気に入ればそれでいいんですよ」。なるほど、好きなようにしていいってことね。じゃあ、今度はコリアンダーシードも入れて、我が家特製の「タンカレー・ナンバー・ナイン」とか。ほんっとにのん兵衛だなあ、ワタシって。

温暖化でも寒冷化でも地球は回り続けるの

2023年07月28日 | 日々の風の吹くまま
7月26日(水曜日)。⛅🌥☀。晴れ模様で、気温上昇中。大気の健康指数はこれ以上良くならない「1」。予想最高気温は22度だけど、もっと上がりそうな予感。でも、雲があるから、そこまでは行かないかな。暑くないのはありがたいんだけど、ヨーロッパやアジア、アメリカ南部の猛暑のニュースを聞くと、何だかなあという気持ちになってしまう。もう3週間も連続で40度以上の猛暑が続いているアメリカのアリゾナ州では、歩道のコンクリートやアスファルトが熱くなり過ぎて、転んでやけどをする人が急増したと言う話で、起き上がれないでいるうちに皮膚の深くまで第3度の熱傷になって入院や手術が必要になったり、最悪の場合は死んでしまうというから怖い。車のドアを開けるのに熱したハンドルを掴んだり、水やりをしようとして日なたに置いてあったホースの水(沸騰寸前の熱湯)を浴びたりして、やけどをする人も多いらしい。

おととしの6月末の「ヒートドーム現象」の時は、ニューウェストミンスター市でも前代未聞の42度を記録したけど、あれはさすがに暑かった。我が家にはエアコンがないもので、窓やパティオドアに直射日光が当たる午前中は開けると熱風が入って来るから、夏は常に日陰のバルコニーからの涼しめの空気を循環させて、日陰になる午後を待ったもんだった。(窓は大きく開けない方が冷却効果が高まるんだそう。)ガラス張りのオフィスは15センチしか開かない小さな窓がひとつだけで、おまけに外はカンカン照りのルーフデッキだから、もろに炎熱地獄。ブラインドを下ろしたままでダイソンのタワーファンと大きなシーリングファンをガンガン回して、デッキのオフィスの窓の下や窓壁の周りに何度かバケツの水をぶちまけてしのいだっけ。幸い寝室は真っ先に日陰に入るので、日中はパティオドアを半分くらい開けて風を通し、寝る直前に閉めて、水を凍らせた大きなボウルのそばに扇風機を置いて低速で回して、氷が融けるときの冷気を利用した即興の気化式クーリング。蒸し暑くなかったせいもあって、寝苦しさを感じないで済んだけど、年を取って来ると猛暑はきついよね、やっぱり。

ニューヨークタイムズが毎日メールで「Breaking News」(ニュース速報)を送って来るんだけど、今日のは地球上の大洋をめぐっている「熱塩循環」が予想されて来たよりもずっと早く、今世紀中にも崩壊しそうだという怖いニュース。メキシコ湾の海流はあと2年くらいで止まるかもしれないと言うから、こりゃ大変。科学論文の翻訳をしていた十何年か前に大西洋の熱塩循環に関する研究論文を扱ったことがあって、その時に読みまくった参考文献に地球温暖化の影響で循環の速度が鈍っていて、あと何百年かで止まってしまうと予想しているのがあった。それがいつの間にか数十年に縮まっていたわけ。大西洋では千年以上の周期で海流の熱塩循環が起きていて、これが止まってしまったら、異常気候がますます異常になり、ヨーロッパでは極端な寒冷化が起きるんだそう。気候変動による地球温暖化が寒冷化をもたらすというのはちょっと想像し難いけど、遠い過去にもあったんだそうで、地球規模での気候変動と自然環境の様変わりが起きるのは確からしい。もちろん、変化は何十年、何百年かけて進むんだろうけど、その結果いつか海流の循環が再開することがあるとしても、こっちはおそらく何千年も先・・・。

リビングの角の空いている窓から子供たちの歓声。道路向かいのオフィスビルと一丁下のブロックにそれぞれデイケア(保育園)があって、我が家の窓から園庭がよく見えるので、晴れた日は外遊びの時間にはしゃいでいる子供たちの声が聞こえて来る。どちらも年令で遊び場を分けていて、幼児組は座り込んでガンとして動かなかったり、駄々をこねたりして保育士さんを手こずらせる子供たちが何ともかわいい。川沿いでは超高層のタワマンの建設工事が進行中で、高い方は50階、低い方は40階くらいかな。ニューウェストミンスター市の人口が10万人を突破する日もそう遠くないな。埠頭や産業施設が並ぶフレーザー川は、産卵のために遡上するキングサーモン、ギンザケ、ベニザケ、シロザケ、カラフトマス、マスの通り道であり、絶滅危惧種のシロチョウザメが棲息する「母なる川」。大空いっぱいのふかふかの白い雲たちは、いつもなぜか夕方になるとどこかに行ってしまうから不思議。でも、ワタシの目の前のこんな風景もこの地球の上の小さな、小さな、小さな点の一瞬なんだよね。ひとつだけ確かなのは、人類がいなくなっても地球は太陽の周りを回り続けるってこと。ただし、膨れ上がった余命いくばくかの太陽に飲み込まれるまでの話だけど、それはまだ50億年くらい先・・・。







幼なじみの訃報を聞く年になった

2023年07月27日 | 日々の風の吹くまま
7月25日(火曜日)。☂☁🌥。寒いっ。きのうの最高気温は19度だって。前日の日曜日は26度だったから、ほんと、7月の終わりだってのに、どうなってんだろう。ここ、南半球じゃないよね。それとも、もしかして地球の北と南がどんでん返ししちゃったとか・・・はないだろうけど、午前中のウォーキングは毛糸のジャケットを着て行ったくらい。世界中がうだっていると言うのに、何でここだけこんなに冷えるんだろうなあ。でも、きのうの雨はバンクーバーで18ミリ、郊外で20ミリ以上と、7月としては記録的な降りだったそうで、干ばつの折、うれしい雨だった。

立て続けにイベントがあった後で、残りは毎週ではあるけど週一のペースなので、今日、明日はちょっと休養と言うことにして、カメラのカードに残したままの雲の写真をPCのフォルダの写真と突き合わせて、コピーし忘れのものをコピーして整理。その年のフォルダの中に四半期ごとのフォルダを作って整理しているけど、雲の写真は手当たり次第に撮るもので、引っ越して来て8年でもう6000枚近く。窓から見える眺望の写真と合わせたら、たぶん軽く1万枚を超えているだろうな。つまんない写真もたくさんあるけど、これはと言ういい写真もたくさんあるから、そのうち傑作を集めて雲の写真集でも出そうかしらね。

写真の整理をしながらメールをチェックしていたら、日本の友だちから旧友カヨちゃんの訃報。生まれてから中学2年の1学期まで過ごした釧路での仲良しや同級生と未だに交流があるんだけど、カヨちゃんは10年ほど前にアルツハイマー症と診断されて、最後に会ったのは8年前だったかな。その時はまだ昔話ができたんだけど、その後ホームに入って、この春にはカヨちゃんの世話を焼いていた仲間のジュッコから、もう長くないと言う知らせが来て、覚悟はしていた。そうか、カヨちゃんが一番先に逝ってしまったんだ。仲間内で一番の美人で、一番先に高校を中退して高校の教師と結婚して、娘を産んで、とんでもないDVダンナとの壮絶な闘いの末に離婚して、苦労に苦労を重ねて、働きづめで働いて娘を育てて、それでも最後は小さな海鮮問屋の社長になって、大きな家を建てて、離婚して戻って来た娘と孫息子と一緒に暮らしていた。アルツハイマーと分かったときに、ジュッコが「苦労し過ぎたせいよね」と言っていたけど、享年74歳、立派に生き抜いたよ、カヨちゃん。

ワタシも75歳。仲良しがひとり、またひとりと欠けて行く年頃になったんだなあ。カレシママが90歳になったときに「友だちはみんな先に逝ってしまったけど、敵もみんないなくなったわ」と言ったのを今でも覚えている。雲の写真の整理に戻ったら、何か、これからはすてきな雲を見るたびにカヨちゃんはどのあたりにいるのかなと考えるだろうなという気がして来た。カヨちゃん、いずれはジュッコもオリョウもユリコちゃんもワタシもみんなこんな雲の上でまた一緒に遊べるようになるんだから、それまで待っててね。











久しぶりの雨と火事の煙とろ過装置のフィルター

2023年07月25日 | 日々の風の吹くまま
7月24日(月曜日)。☂☁☂☁。朝起きたら、おお、ルーフデッキが濡れていて、まだしょぼしょぼと降っている。雨を見たの、何日(と言うか何週間)ぶりかなあ。ほんとに待望のお湿りという感じ。きのうは最高気温が26度だったのに、今日の予想は18度と、ちょっと落差が大きすぎるけど、それでも空気が新鮮で、とにかく雨はうれしいね。




せっかくの雨だけど、内陸での森林火災の消火活動には残念ながらあまり役に立たないだろうな。現在の時点では州内で487件の森林火災が起きていて、その半分以上が「制御不能」。うはあ。メトロバンクーバーの内外でも小規模な火事がちょくちょく起きているもので、煙が見えると、すわ、山火事!と思ってしまう。特にきのうの午後7時ごろにクィーンズ公園の向こうで黒い煙がもくもくと上がっているのを見つけたときは、たいへんだぁ。公園の枯れた草が燃え出したのか、それともさらに向こうのサッパートン地区で普通の火事が起きたのか。クィーンズ公園は市の面積全体の2パーセントを占めていて、樹齢200年とか250年とかいう大木の林があるし、道路を隔てた住宅地クィーンズパーク地区も、古い街路樹や庭木の多いところだから、公園で火事が起きたら、へたをすると我が家の方まで燃え広がって来かねない。そうなったらタワマンの高層階からどうやって避難するのかな。



まあ、けさになってサッパートン地区の川岸の工業団地で、廃棄物のリサイクル処理場から出火したと判明。ニューウェストミンスター市消防署を総動員して夜通し消火に当たったので、8時間後に鎮火したそうな。消火作業の最中に市内の別のところで火事が発生したときのために、非番の消防隊員を招集して待機させたんだって。ニューウェストは大都市じゃないから、自前の消防署も警察も規模は小さいもんね。出火当時のリサイクル処理場はその日の作業が終わって閉まっていたんだそうで、不審火かな。それにしても、リサイクル処理場や廃棄物の貯蔵設備はいったん火事になるとなかなか消えない傾向があるみたい。でも、朝一番にはクィーンズ公園の上に薄っすらたなびいていた白っぽい煙も昼前にはなくなって、一件落着らしい。今日の予想降雨量は20ミリで、山火事には歯が立たないとしても、やっぱりたまには雨が降ってくれないとね。

明日に予定されていた逆浸透ろ過装置のフィルター交換が、朝の電話で今日の午後に繰り上がったので、雨が降ってるしと、買い物を明日に繰り下げ。前回交換したのは改装工事でいったん外したのを取り付けたときだから、もう3年前の春。フィルターの交換は1年ごとが理想で、長くてもせいぜい2年ごととなっているので、とっくに「賞味期限」を過ぎてしまって、おいしいマティニを飲むためには逆浸透でろ過したきれいな水で作った氷が不可欠なので、もう待ったなし。午後3時を過ぎた頃にバケツにフィルターを3本入れたお兄ちゃんが来て、手際よくキッチンシンクの下に取り付けてあるろ過装置のフィルターを交換。リクエストメールを送ったときに必要なら逆浸透膜も取り替えてと書き添えたんだけど、「膜は5年くらいまで大丈夫だから、次のフィルター交換の時に替えましょう」。そっか、逆浸透膜はそれだけで2万円はするから、必要がないなら無理に替えることないよね。お兄ちゃんの持参したスマホで支払いをして、2万8千円なり。それじゃあ、来年か再来年に、またね。

花火大会~いい年をしてほぼ終電で(ご機嫌で)帰館

2023年07月24日 | 日々の風の吹くまま
7月22日(土曜日)。🌥☀。少し雲が出ているけど、そのせいであまり暑くないのは勿怪の幸い。今夜はホンダが冠スポンサーになっている花火大会Celebration of Light。音楽に合わせていろんな色や形の花火を打ち上げると言う趣向で、毎年3ヵ国のチームが2日か3日おきにそれぞれのパイロテクニックを競うもので、過去に日本チームが2度(かな?)優勝している、バンクーバー最大の夏のイベント。今年はオーストラリア、メキシコ、フィリピンの順で、3日間を通して150万人くらいの人出が予想されているらしい。

☆☆ほぼ終電でご帰館☆☆

7月23日(日曜日)。☀🌤。ゆうべは楽しかった。電車が混むことを考えて30分くらい早めに出たけど、駅の下の駐車場には空きがあったし、電車も増発されたおかげで難無く座れて、ちょっと拍子抜け。でも、会場に一番近いバラード駅に着いて、外に出たら、うはぁ、人、人、人で、みんな同じ方向にぞろぞろ。花火大会は10時からなのに、まだ8時前でこの人出。駅から30分ほど歩いて着いたロバートのマンションは、イングリッシュベイのビーチに面していて、12階のバルコニーに立つと花火を打ち上げる艀がすぐ目の前。ビーチはまさに人の海で、艀の周りもボートがずらり。ビーチの後ろの方に並んでいる白いとんがりテントは有料の観客席で、前の方の自由席でも2万円近く、上の方の指定席は23000円だって。ビーチを埋めている人たちはもちろん無料で、食べ物持参で早くから場所取りといったところかな。




持ち寄ったワインとおつまみでおしゃべりに花を咲かせているうちに日が落ちて、艀から合図の花火。こんなに近くで打ち上げられる花火を見たのは生まれて初めてだな。最初はちょっと抑え気味で、だんたん大きいのをドカン、ドカン。ビーチを埋めた群衆から歓声が上がり、暗くなると写真を撮ろうと言うスマホの灯りの海。私たちはワイングラスを片手にバルコニーでぬくぬくと見物。贅沢だなあ。で、わぁ、すごい、ひゃあ、ヤッホーと興奮しながらシャッターボタンを押し続けて、撮りまくった写真が約260枚。これはと言うのを抜き出して見ると・・・
















散々に楽しんで、群衆が減るのを待って、私たちとケイトお姉ちゃんとティムとヒラリーの夫妻で、12時過ぎにロバートのマンションをおいとま。近くに住むケイトお姉ちゃんに腕を貸して、途中で道に迷ったイギリスからの観光客を助けて、ケイトお姉ちゃんがマンションに入るのを見届けて、ティムとヒラリーにさよならして、バラード駅へ。びっしりの人の流れに従って押さず押されず前進して、やっと混み合った電車に乗れたのは1時前。後20分遅かったら、終電に間に合わなかっただろうな。それにしても、この年で遊び惚けて終電を逃すところだったなんて、コメディでしかないな。でも、電車が駅で止まるたびに、若い人が混んでいる車内を私たちのところまでかき分けて来ては「あっちに席が空いたよ」と教えてくれたのには感動しちゃったな。運動代わりに立っているのが好きなので、お礼を言って座ってもらったけど、しまいには私たちのそばの優先席に座ってスマホをいじっていたアジア系の若い女性までが中腰になって「座りますか」。いえいえ、若い人たちの方が疲れてるでしょうから、座ってなさいね。その後お嬢ちゃんはうつむいてスマホを見つめたまんまで、私たちが降りるときにおやすみぃと声をかけたら、やっと顔を上げて「あ、はい」。でも、カナダの若い世代、捨てたもんじゃないなとほっくりした気分で帰って来て、そのままベッドへ直行。午前2時過ぎ・・・。

で、今日は今日で、午前中に掃除をして、午後にArts Clubの恒例の後援者謝恩クロケーパーティ。いつも会場になるショーネシーの邸宅は築102年になる市の建築遺産。少し雲があって、暑くないので、常連グループが広々とした前庭のあちこちに置かれた大きなテーブルに陣取って、ワインとサンドイッチを前におしゃべり。いつも話題が途絶えることがなくて、ほんとによくおしゃべりするよね、私たち。芸術監督のアシュリーがおととい2歳になったばかりの息子のリースを連れて来ていて、おばあちゃんたちは興奮気味。5組のクロケーが終わった後で、芝生の上に残っていたマレットとボールでママと遊んでいるリースを遠く離れたテーブルからズームでパチパチ。撮られているのを知らないから、自然ないい写真。後でアシュリーに送ってあげようっと。



駆け引きが透けて見えるのが政治のおもしろいところ

2023年07月22日 | 日々の風の吹くまま
7月21日(金曜日)。☀。風があるので、気温はちょっぴり下がり目。暑いのはだいたい午前中だけで、風通しが良過ぎるせいで、気を付けていないとヒーターが入って来ちゃうから困る。あっさり30度になってしまう金魚鉢オフィスも、ほんとに暑いのは午前中だけで、日が陰ると今度は涼しくなり過ぎて、気化式クーラーを止めて、次にダイニングの隅のダイソンの扇風機の強度を落として、室内のシーリングファンのスピードを落として、それでも涼しくなればダイソンを止めて、シーリングファンだけにして、夜になって最低のスピードにまで下げれば。寝るまで快適な温度だから、エアコンの必要性をあまり感じないで済むわけ。まあ、たまたま部屋の方角と間取りが絶妙だったというだけなんだけど、買おうとしていたマンションを不動産屋に横取りされたときに、このユニットを見つけたのはラッキー。幸運って、ほんとにどこに転がっているかわからないもんだ。

今月1日からずっと続いていたBC州内の港湾ストが調停によってやっと暫定的に妥結。と思ったら、組合の指導部が受入れを拒否してストに逆戻り。と思ったら、連邦政府の労働大臣が「72時間の事前通告がなかったから、ストは違法だ」と言い、それじゃあと組合が事前通告を出して、72時間後の土曜日から改めて(合法的に)スト。と思いきや、数時間後に組合があっさり通告を撤回。あれあれと思ったら、組合側からまた暫定的に合意に達したとの発表。今度は火曜日に組合指導者の会議を開いて、組合員に受け入れを勧告する方針を決めるということだけど、雇用者側によると、改めて合意した協約は先に組合が拒否したのと同じ内容なんだそうで、もしかしてまたやっぱりダメってっことになるんじゃないかと、みんな何となく疑心暗鬼。

何しろバンクーバー港はカナダ最大の貿易港だから、ストで輸出も輸入もストップすると、せっかく回復しつつあった物流がまたもや混乱して、カナダ経済は大きな打撃を受ける。一見して組合側に有利な感じだけど、原料が途絶えて困る製造業界や穀物や農産物の輸出ができなくなるサスカチュワン州が連邦政府にかなりの圧力をかけていて、組合が最初の協約を拒否した時点で、政府が労使紛争解決の最後の切り札である職場復帰命令の立法措置を取る方向に傾いだんだろうな。職場復帰命令が出ると、組合はストを継続できなくなって、交渉が妥結するまで元の協約の条件で働かなければならないので、雇用者側としては物資は動いているし、賃上げを先送りできるしで、解決を急ごうという意欲が薄れがち。つまり雇用者側が有利になるわけで、組合側としてはそれは困るということで、スト通告を撤回したんじゃないかと思うな。で、結局は行ったん蹴った妥結内容を受け入れることにしたわけだけど、組合員が投票で拒否したら、まず真っ先にスト中止命令が出そうだな。はて、どっちに軍配が上がるのか・・・。

何とも茶番劇的な展開だけど、もうひとつ川向こうのサレー市の「2つの警察の物語」はもろに茶番劇。カナダでは開拓時代からの組織であるRoyal Canadian Mounted Police(王立カナダ騎馬警官隊;RCMP)が全国の多くの市町村と警察業務の委託契約をしていて、メトロバンクーバーでも自前の市警察を持っている方が少数派なくらい。バンクーバー市を抜いて都市圏最大の都市になりそうな勢いのサレー市もずっとRCMPに警察業務を委託していたんだけど、前のマッカラム市長が自前の警察を組織して業務を移行する方針を打ち出して、実際にサレー市警察を立ち上げたところ、前回の市町村選挙でRCMP維持を旗印に立候補してマッカラム市長を破ったロック新市長が新警察への移行を中止したもので、警察が2つという前代未聞のにっちもさっちも行かない騒動に発展。まあ、新旧市長の意地の張り合いみたいなもんで、市民には迷惑な話。今週になって、州政府がサレー市に新警察への移行を進めるよう命令して、ロック市長は大むくれ。サレー市はちょっと変わったところがあるから、どうなるかな。

ジャズの夕べの話/気まぐれエレベーターの話

2023年07月21日 | 日々の風の吹くまま
7月20日(木曜日)。☀。うっ、あっつぅ~い。と言っても、普通よりほんのちょっと暑いレベルだから、それこそうだっているどころじゃないヨーロッパのことを考えると、文句は言い難いな。そう言えば、おととしキャンセルされて行けなかったベニス~バルセロナのクルーズはちょうど今ごろで、寄港地が2ヵ所あったシチリア島では猛暑と山火事と言うニュースがあって、2人して行けなくて良かったと胸をなで下ろした記憶がある。

ゆうべのジャズコンサートは、まずはテラスのテーブルで、グループごとにドリンクと軽食でわいわいがやがや。そのうちに中から景気のいい音楽が聞こえて来て、三々五々サロンに入って行ったり、ホールの中が見えるテーブルの人たちは座ったまま聞いていたり、音楽はそっちのけでおしゃべりを続けていたり。しばらくおしゃべりをしていた私たちもティムと一緒にサロンに行って、何列か並べられた優雅な椅子に座って、ザ・リオ・トリオの歌と演奏を鑑賞。市内のホテルのバーやクラブで活動している、ドラムス/ボンゴ、ギター、コンガの「おじさんバンド」で、ビートルズのようなポップスもみんなラテン調にしてしまうから楽しい。



休憩のときにいつもの知りたがり屋になって、コンガが担当のおじさん(ダレルさん)にあれこれ質問したら、丁寧に説明してくれて、「ちょっと叩いてごらん」。うれしくなって、おじさんがやっていたように手や指の叩く場所を変えながらポンポコポコポン。深みのあるいい音色で、手の使いよう次第ではメロディを叩けるんじゃないかな。やってみたいな(と、興味を持つとすぐに相棒の「やってみたがり屋」が顔を出すのがワタシ)。後半はテンポのいいボサノバで、おなじみの「マシュケナダ」や「イパネマの娘」。おじいちゃんが踊り出して、つられて周りの女性たちが踊り出して、ついにはボサノバのステップを知らないワタシまでがウェンディに引っ張り出されて、自己流で調子よくステップ、ステップ。踊りの輪に加わっていたティムから「リズム感、けっこういいじゃないの」とお褒めの言葉。うふふ、ロックとかラテンとかなら、意外と自然に’リズムに乗れちゃうのよね、うん。



午前10時過ぎ、ウォーキングに行くのにエレベーターに乗ったら、22階でピーピーと警告音が鳴り出して急停止。ドアが開いて、ディスプレイに「地震」と表示されたのでびっくり仰天。ロビー階のボタン(G)を何度押しても動いてくれないからそこで下りたけど、非常階段のドアは階段側がロックされていて我が家のフロアには出られない。しょうがないからいったんロビーまで下りることにしたけど、階段は降りる方がタイヘン。非常階段は二重になっていて、「クロスオーバー」と言って反対側の階段に移るためにフロアに出られる階がいくつかあって、途中の14階のドアにその表示。カレシが「エレベーターが動いているかどうか試してみるから、ドアを閉めるなよ」とフロアに出て行ったので、ドアを押さえて待っていたら、しばらくして「来たぞぉ。早くっ」と言う声。さっと行って飛び乗ってみたら、22階で「地震だ」と言って止まった2号機じゃないの。ちゃんと動いているなんて、何だったんだ、あれ。無事にロビーまで下りたら、1号機のフロアの表示が消えていて、また故障したもよう。帰って来たら22階の表示が出ていたけど一向に動く気配がなくて、ドアが開いたのは2号機。ま、我が家の階まで無事に上がれたからいいけど、どうなってんだろう。その後スーパーに行って来たときも、その後でマーケットに行って来たときも両方とも動いていたので、ますますどうなってんだろう。我がマンションのエレベーターの気まぐれぶりには困ったもんだなあ。


暑いオフィスは(涼しいダイニングに置いた)ダイソンと気化式クーラーとシーリングファンのトリプル冷房

敬愛するケイトお姉ちゃんはすご過ぎ!

2023年07月21日 | 日々の風の吹くまま
7月19日(水曜日)。☀。朝から暑いけど、どうやら今日あしたがピークらしい。でも、メディアが世界中が熱波に襲われているように騒ぎ立てるから、ついこっちも猛暑だぁ~と感じてしまうだけの話で、暑い「内陸」の入口に位置するニューウェストミンスターとしては、25度~30度はごく普通だし、最低気温も15度前後でいたって普通。つまり、普通じゃないのは降水量だけってことだけど、それだって、平均降水量は1ヵ月に5日でたったの23ミリで、ゼロとあんまり変わらないから、結局はごく普通の夏ってことか。

さて、今日から先、8月の半ばまではArts Clubのイベント続き。今夜はケイトお姉ちゃんが招待してくれたUniversity Women’s Club(大卒女子のクラブ)が主催するHycroftでのジャズコンサートで、土曜日はお姉ちゃんの茶飲み友達ロバートの招待で彼のマンションで花火大会見物、翌日曜日はショーネシーのお屋敷の庭で恒例のクロケーパーティ、木曜日はBMOセンターでタンカレージンの試飲会、8月は3日が演劇評論クラブの会合で、間にカレシの80歳の誕生日があって、16日には今シーズン最後のファンドレイジング・ティナー。ひと息ついたと思ったら、9月にはもう来シーズンの第1作がオープンするから、何とも忙しいこっちゃ。こんなに忙しい夏って初めてじゃないのかなあ。

カレシの誕生日以外は、どれもArts Clubにつながっているか、Arts Clubが主催するソーシャルイベントで、常連はもうみんな友だち。後援者グループの中核であるADCのメンバーになってもう10年以上だから、いつの間にかおつきあいが深まっていたんだなあと、ソーシャルバタフライのワタシは我ながら感心。ADCのさらに中核のメンバーは「元○○」というすごい肩書のお歴々ばかりなんだけど、みんな演劇大好きでつながっている。そんなところに誘い込まれたワタシは、元から背伸びのしようがないのは明々白々なので、生来のおしゃべりの才と極楽とんぼ流の自然体で泳ぎ回っているうちに、親しい友だちがたくさんできたということで、初めの頃から仲良くしてくれたケイトお姉ちゃんの薫陶も大きい。お姉ちゃんはワタシよりひと回り年上で、最近は杖を使うようになったけど、ヨーロッパまでひとりでクルーズに行くし、行き来しやすい距離の友だちと芝居だコンサートだランチだと、いつも大忙し。

軽く腹ごしらえをして、5時に出発して、途中で交通事故の処理による渋滞があったけど、6時に到着。会場のHycroftは実業家で政治家だったアレクサンダー・マクレーが建てた邸宅で、完成は1911年。戦争中に連邦政府に寄付同然で引き渡されて軍の施設になっていたけど、60年くらい前からUniversity Women’s Clubのクラブ会館になって、5年かけて元の姿に修復したところ。このクラブは大学卒の女性なら正会員、大学卒でなくても女子教育を支援しようと言う人なら準会員になれて、由緒ある建物を保全のために、結婚式などのプライベートなイベントの会場として貸し出したり、頻繁にクラシックやジャズのトリオやカルテットの演奏会を開いたりして、ケイトお姉ちゃんはクラブの運営でも中核的な存在。だからお姉ちゃんを見上げてしまうわけで、冗談半分でいつも言ってるの、大きくなったらお姉ちゃんのようになりたいって。すご過ぎて、無理だろうけど・・・。

山火事多発、干ばつで水不足、港湾ストで物不足

2023年07月19日 | 日々の風の吹くまま
7月18日(火曜日)。☀🌤。また暑いのかな。きのうは23度で今日の予報は25度(てことは28度くらい)。ヨーロッパとアジアとアメリカ南部が猛烈を通り越した熱波で、イランの空港では66.7度を記録したんだそうで、飛行機が着陸したとたんにタイヤが溶けちゃったなんてことになりかねないな。暑いことで知られるアメリカのカリフォルニア州のデスバレー(死の谷)では53度を記録したそうだし、ヨーロッパは地中海を中心にどこもかしこも40度とか45度とかだし、日本もやたらと暑そうだし、ある意味ではちょっと暑くなっては平年以下に下がってまた暑くなるのを繰り返しているメトロバンクーバーも異常気象なのかも。

スタンレー公園では樹齢600年超のヒノキの大木が根こそぎ倒れているのが見つかったそうで、どうやら高温と長引く旱魃で根が枯れてしまったらしく、写真では根元の直径が人の背丈もあって、幹の中もかなり乾燥していたように見える。このあたりは温帯雨林で、長い冬の間に潤沢に雨が降るため、天を突くような針葉樹林でも元々あまり根が深くないから、旱魃になると根が乾燥して巨体を支えきれずに倒れてしまうんだよね。この分だと他にも倒れる木が出て来そうだな。そのくらい乾いて来ると、ほんのちょっとした火の不始末でも公園の森林が炎上してしまいかねない。そういうあわやという場面があったのが、入江の向こうのノースバンクーバーのリン渓谷公園。小さな吊り橋があって、地元の人たちに人気の自然公園で山火事。住宅地に近いので、煙の匂いに気づいて自転車で公園に入った人が火元を発見して通報したそうで、急斜面を370平方メートルくらい焼いただけで消し止めたそうな。ほっ。ノースショアではこの3週間ほどに人間による火の不始末が原因とみられる山火事が3件。都会のすぐ後ろなんだから、気を付けてもらわなくちゃ。

BC州の旱魃は5段階の警戒レベルのうちで上から2番目の「レベル4」で、州政府が節水を呼びかけているところ。バンクーバー市fでは芝生の散水制限などの違反切符(罰金2万5千円)をもう287枚、警告も400件近く発行したそうで、都会の真ん中にいると実感がないかもしれないけど、かなり深刻な状況にあることは確か。森林火災も史上最悪の年になると言われていて、州内の焼失面積はすでに(福島県に匹敵する)1万4千平方キロ。午後のオフィスでカレシとのんびりおしゃべりをしていて、ふと窓の外を見たら、うはっ、煙がもくもく。どうやら川向こうのサレーで火事。ズームインすると大型トラックが見えるので住宅ではないようだけど、危ないなあ。サレー市では高層ビル群の向こう側にある大きな森林公園で「放火」が相次いでいるそうだしね。




まあ、のんきに写真を撮ったりして、これがほんとの「対岸の火事」というところだけど、高台のてっぺんにある我が家からはあちこちの火事の煙が見えるし、夜は緊急車両幹線道路をライトを点滅させながら走って行くのも見えて、つい野次馬。せっかく船が戻っていた川向こうのフレーザー埠頭も、連邦政府が送り込んだ調停人の提案でいったんは妥結してストが解除されたものの、組合員が拒絶してストを再開するそうで、また船が姿を消して、ガントリークレーンが寂しがるみたい。クルーズ業界はちゃっかり組合と交渉して、例外扱いにしてもらったので、アラスカクルーズに支障はないそうだけど、ストが長引いて物不足にならないといいけどね。まあ、そのうち港湾施設を管轄する連邦政府が強制的にストを中止させるんだろうけど・・・。




マット君にもらった「いたどりのピクルス」は自然の恵み

デジカメで写真撮影がすっかりぐうたらになったみたい

2023年07月18日 | 日々の風の吹くまま
7月17日(月曜日)。☁🌥☀。風がちょっとあるせいで夏はひと休みという感じの朝。予報では「低確率」で一時小雨。起きた時はたしかに曇っていたけど、南の方から晴れて来て、お湿りの確率は限りなくゼロに近そう。ま、いつもの朝ご飯を食べて、カレシはいつもの午前9時のレッスンをして、10時にモールでいつものウォーキングをして、平常通りの月曜日。帰って来てきのうさぼった掃除。

日中、窓を開けていても埃がそれほど溜まらないのは、高層階だからなのか、それとも舗装道路と芝生の地面に囲まれているからなのか。埃の溜まり方が住宅地の戸建てとはずいぶん違うな。大気の健康指数(AQHI)は最低リスクの「1」と言うのは、空気があまり汚れていないってことだけど、東部の方はカナダ側で多発している大規模な森林火災の煙がアメリカまで広がっていて、あっちの大気の質はずっと南の首都ワシントンからノースカロライナまで「不健康」レベル。AQHIで表したら「8」とか「9」くらいかな。今年はカナダにとって史上最悪の森林火災多発の年になりそうで、現時点で全国での焼失面積がもう10万平方キロ以上。これ、日本なら国土全体の3分の1近く、あるいは本州の約半分に相当する面積で、いくら世界で2番目に広い国だと言っても、やっぱり異常な数字だよね。

さて、午後は撮りまくって来た写真の整理。持って行ったカメラは、いつも手の届くところに置いているキャノンのIXY630じゃなくて、いい写真を撮りたいときに使うキャノンのファインダー付きPowerShot G5X。(IXYは手軽でいいけど、屋外の日差しの強いところでは液晶画面が全然見えなくて困る。)スマホで撮ったのと合わせてフォルダにまとめたら、何と238枚。もっとも、必ずと言っていいほど同じ被写体を最低2枚、ときには3枚も4枚も撮るから、一番できのいいのだけを残したら、実質的には半分かそれ以下になると思う。そこがデジタルカメラのありがたいところで、フィルムの時代にはそんなことはできなかったし、何よりも現像するまで出来栄えがわからなかったから、1枚、1枚を万全を期して撮る気分だったような気がする。すぐに結果が見られて、すぐに出来損ないを消すことができるデジタルカメラになってから、写真を撮る方もかなりぐうたらになったってことかな。整理に整理を重ねて厳選(?)した結果・・・。


いざ、アラスカへ

ライオンズゲート橋をくぐって・・・

行ってらっしゃぁ~い

水上ガソリンスタンド

夕焼け小焼けで

今夜は花金

コンベンションセンターの屋根

コニングスダム号~大きいなあ・・・


鵜たちも日向ぼっこ

コンベンションセンター~The Drop

ハーバーエアのターミナル

よし、行くぞ

それっ

よいしょっ

海と空の出会い

負けずにそれっ

大空へゴー

タワマンがずらり

双子の山ライオンズ


ライオンズゲート橋の昼と夜

轟音一発、午後9時でぇ~す(Nine O'clock Gun)

カナダプレースの屋根は5枚の帆

停泊中の船に電力を供給するケーブル

果てしなく続く客待ちのタクシーの列

観光みやげ(イヌクシュク)

大きなクルーズ船だらけだった

2023年07月17日 | 日々の風の吹くまま
7月16日(日曜日)。☀⛅。朝っぱらから飛行機の爆音がすごいなあと思いながら目を覚ましたら、もう8時過ぎ。ゆうべは夜中前に寝たのに、やっぱり暑い中を観光客をやっていて疲れていたんだろうな。チェックアウトは正午で、荷造りと言えるほどの荷物もないからいたってのんびり。カーテンを開けたら、うはっ、またでっかいクルーズ船がそれも2隻も背中合わせで(というか船尾と船尾をくっつけるようにして)入っているじゃないの。


ニューアムステルダム号

ブリリアンスオブザシーズ号

セレブリティエクリプス号(大きすぎて撮れない)

シーバス~クルーズ船じゃなくて庶民の足

後でわかったんだけど、クルーズ会社大小21社が夏の間バンクーバーを拠点にアラスカ航路を運航して、今シーズンの出入港は331回。まさにひっきりなしってところ。朝ご飯の前に遊歩道を先端まで歩いてみたら、奥まで鼻先を突っ込んでいるのがホランド・アメリカの「ニューアムステルダム号」(乗客定員2100人)で、その先にいるのが(Silverseaの親会社である)ロイヤル・カリビアンの「ブリリアンスオブザシーズ号」(乗客定員2140人)、反対側にでぇ~んとしているのが「セレブリティ・エクリプス号」(乗客定員2850人)。みんなけさアラスカから帰って来て、もしもみんな満員だったとしたら、船を降りる客の数は実に約7000人。とんぼ返りでアラスカへ向かう船に乗るのに集まって来る(またはホテルに泊まっていた)人たちも・・・気が遠くなりそう。道理でどこも人、人、人のはずだなあ。

朝ご飯はコンベンションセンターの中にあった小さなカフェでコーヒーとクロワッサンをテイクアウト。部屋に戻って食べ終わったら、ロビーも混んでいるだろうと目星をつけて、忘れ物がないか点検して早めにチェックアウト。案の定、エレベーターがどれも満員で、ロビーに下りるのに15分も待ったけど、その間に朝食のルームサービスの広告を眺めていて、何かヘンだねえ、この写真。ホテルのバスローブを着たカップルと思われる男女2人がいて、ベッドの上に置かれたトレイには…クロワッサンが1個、フルーツのボウルが1個、目玉焼きが載ったトーストが1枚で、女性がカップ(1個)にコーヒーを注いでいるところ。うん、みんな1人前。カレシ曰く、「どっちかがダイエットしてるのかも。どっちかなあ」。ふぅ~ん、どっちかがダイエットで朝ご飯抜きってこと?それにしても、意味深なイメージだよねえ。



チェックアウトは時間がかからなかったけど、ホテルの外の歩道は人間とスーツケースが入り混じってごった返していたので、ずらりと並んでホテルからのお呼びを待っているタクシースタンドまで行って、先頭の2台見送って3台目で「どうぞ」。ハイウェイは混んでいるからと、日曜日で業務用の車が少ない幹線道路をまっしぐら。帰って来ていの一番にリビングとダイニングのブラインドを上げて、窓を開けて風を通し、オフィスのPCのバックアップ電源のスイッチを入れて、抜いて行ったプラグを全部差し込んで、タオルの類を集めて来て、乾燥機の中に溜まっていた洗濯物、スポーツバッグから出した衣類をまとめて洗濯機に押し込んで、やれやれ、おうちに帰って来たぞという気分。日曜日の掃除は明日に回して、パスタを作ってランチをしたら、後はのんびりと写真の整理。PCのフォルダにひとまとめにしたら、全部で212枚も・・・。

かなり楽しめた週末旅行

2023年07月16日 | 日々の風の吹くまま
7月15日(土曜日)。☀🌤⛅。今日も暑い。起き出してカーテンを開けたら、また大きなクルーズ船が入っている。煙突のロゴから見るに、ホランド・アメリカ。うは、テニスコートもある。早朝に入港して夕刻に出港と言うのもクルーズ業界の定番のようで、航路の終点では、朝食後に乗客を降ろして、大特急で船室の清掃や修繕をして、午後には次の便の客を乗せて、午後5時か6時ごろに出港。

朝から大食いしたくないので、どこかで軽く食べようと外に出て、地下街のようなところで見つけたマクドナルドでオレンジジュースとエッグマクマフィンとコーヒー。観光客がぞろぞろといるガスタウンで見かけたおみやげ屋で、観光客をやっているんだからと、「おみやげ」にイヌクシュクのマグネットと小さい置物をゲット。それからクルーズ船の近くで見ようと、ホテルのあるカナダプレースの外側の遊歩道を散歩。窓から見えた船は「コニングスダム号」で、調べたら乗客定員が2650人と言うことで、大きいはずだな。白い帆を模した屋根の下にあるのがコンベンションセンターで、その先端を回ると、反対側にもでっかいクルーズ船。こっちは「グランドプリンセス号」で、乗客定員は3100人とさらに大型。私たちが2度乗った「シルバーミューズ号」と今年の秋に乗る姉妹船「シルバームーン号」は乗客定員が596人、おととし乗った「シルバーシャドウ号」は350人、来年の秋に乗る(大型?)新造船「シルバーノヴァ号」は728人だから、桁が違い過ぎて、船の中がどんな感じかちょっと想像がつかないな。




コニングスダム号



グランドプリンセス号

ランチはホテルのバーでローカルのクラフトビールと軽いパブ料理。午後はカレシは昼寝、ワタシは写真の整理。昨日と今日で撮った枚数は今のところ150枚ほど。特に気に入っているのは「カナダでは誰もが親切なわけではありません」で始まる注意の看板。カナダガンに近寄ると攻撃される危険があるので気を付けなさいというものだけど、「カナダ人はみんな親切」という(たぶん手前みその)定説を逆手に取ったユーモアのある注意書き。でも、カナダガンはかなり性格が悪いので、へたにちょっかいを出して、あのでかい図体で突っかかって来られたらケガをするから、まじめに注意書きに従った方が身のためだよ。



窓の外で女性が拡声器で何かまくし立てているので、何事かと見たら、あは、「コニングスダム号」が離岸中。後尾のプールの周りに乗客が大勢集まって、女性の音頭で昔はやったポップソングをもじって「ナナナナ、ナナナナ、バンクーバー、グッパイ」の大合唱。はいはい、行ってらっしゃぁ~い。アラスカ、楽しんでらっしゃいね。ライオンズゲート橋の下をくぐって行く船の写真を撮っていたら、今度は「グランドプリンセス号」も出港。大きな図体は何だかコンテナ船かスクールバスみたいに見えてしまうけど、ずっと昔にテレビで大ヒットした『Love Boat』の舞台になって、クルーズが庶民の間にも普及し始めた火付け役になったのは他ならぬプリンセス・グルーズ。あの番組は私たちも見ていて、おっとりしてちょっぴりとぼけた味のスチュービング船長が良かったな。あの頃は若かったから、クルーズで船の上で1週間なんてまだ考えられなかったな。さて、晩ご飯は近くの「Miku」という炙り寿司が売り物の日本料理店。(シャリは緩かったけど、おいしかった。)夕暮れが近づいて、空には雲が広がって来たし、「9時の大砲」がドンっと鳴ったし、私たちの週末の逃避行もそろそろおしまい。写真の整理は明日帰ってからにして、カレシや、またバーに行って、打ち上げの一杯をやって来ようじゃないの。