リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

引越しラッシュでエレベーターが大渋滞

2016年06月30日 | 日々の風の吹くまま
6月最後の日。やれやれ、もう1年の半分が終わってしまうんだな。やっと老後をゆっくりと
過ごせる年になったはずなのに時間の足は速くなる一方なんて、皮肉というのか何と言う
のか。逃げて行く足を捕まえて、ぐいっと引き戻したい気がするけど、それだと「揚げ足取り」
になるのかな。あは、だじゃれにもならないや。

長年使っていた時計の表示が薄くて見え難くなって来たので、新しいのを買いに外へひとっ
走り。高層棟は全168戸の60%が賃貸なので、賃貸契約が終了する月末はいつも引越し
ラッシュになって、2台あるエレベーターの1台が2時間とか4時間というように予約利用で
塞がってしまう。今日は3件も引越しがあって、1日中実質的に動いているのは1台だけ。使
用料を払って予約するので文句は言えないけど、それで地下3階の駐車場から最上階まで
全部で28のフロアをカバーするわけで、遅いったらない。途中で乗って来る人たちはみん
なふくれっつら。エレベーターの位置が表示されるのはロビーだけなので、どこにいるのか
見当も付かないまま待つというのはやっぱりちょっとイラつくことなのかな。

午後にファーマーズマーケットに出かけて帰って来たときはちょうど帰宅ラッシュの始まりで、
エレベーターの前は長い列。並んでもすぐに乗れそうにないと諦めたらしい人たちがロビー
で賑やかに即席の井戸端会議の最中。あまり大勢いたので一瞬また火事騒ぎかと思って
しまったけど、ワタシはのんびり行列に参加。隣のエレベーターに引越し荷物を運び込む人
たちは行列の冷た~い視線を浴びて気まずそう。待っている人たちと世間話をしているうち
に地下2階まで降りて行ったエレベーターがやっとご到着。こういう住人同士の世間話はコ
ミュニティ内の情報を交換するまたとない機会でもあるので、聞き及んだことを又聞き情報
まで含めて披露し合っている。

小町横丁でもタワーマンションのエレベーターの悩みや苦情がいろいろとあるけど、居住階
の(高さが)違う住人同士で日常的に文句を言い合っているケースが多いみたいで、それに
比べたら、引越しがあるときだけエレベーターの便が悪いのは大きな問題とは言えないな。
何にでも文句を言う人はどこにでもいるけど、誰かが2階や3階で下りてもみんな「Have a
nice day」だし、非常階段はロビー以外は出られないので、低層階の住人は階段を昇れと
は言えないわけで、せかせかしても寿命が縮むだけじゃないのかな。

アウトドア嫌いが治ったようで

2016年06月29日 | 日々の風の吹くまま
暑さが緩んだ感じ。我が家のある建物内でエアコン付きなのは最上階の3部屋だけ。旧居
で使っていた日本式のスプリット型エアコンはあまり普及していないし、マンションの外壁に
穴を開けられないから、日本のようにバルコニーに室外機というわけにも行かないし、おま
けに片開きのケースメント窓は子供の転落防止のために最大15センチしか開かない。でも、
ルーフデッキがある我が家は窓は3つだけで、代わりに大きく開けられるスライディングドア
が4つもあるから、とにかく風通しが良すぎてちょっぴり寒く感じるくらい。月初めの猛暑で気
温が30度を超えたときも、窓を開けておくだけでエアコンなしでも暑くならずに快適だった。

我が家のすぐ下の部屋では新しいオーナーが入居前の改装中。ときどきドリルやハンマー
の音が響いて来て、イライラするほどではなくてもうるさいことはうるさいから、ちょこちょこと
外に出て気分転換。カレシも暇なのでウォルマートに行ってバルコニーに置く椅子を買って
来た。大金をかけてパティオを作った旧居では買わずじまいのすてきなパティオ家具を買え
ばいいんだけど、清掃などのときに動かすのがめんどうなので、とりあえず1脚1000円の
簡単な折りたたみ椅子を調達。園芸用品をしまっておけるようなプラスチックの蓋付き収納
箱を探して来てテーブル代わりにすれば、食後のコーヒーを飲みながら夕涼みなんてことも
できそう。

     

アウトドア嫌いだった家ねずみのワタシが、天気のいい日にはバルコニーに出て本を読み
たいと思うようになるなんて想像もしなかったな。これも長いこともぐら暮らしをして来たこと
への反動なのかな。つらつら考えてみると、地表では虫に食われてアレルギー反応が起き
るのが苦痛だったのかもしれないな。蚊に刺されるとぼこぼこに腫れるし、蜘蛛に手をかま
れて手の甲が指を曲げられないくらいに腫れ上がってしまったこともある。蜂に刺されたこと
はないけど、もしそんなことがあればタイヘンなことになるんじゃないかな。その点、23階ま
で飛んで来る蚊はいないから、安心して外に座っていられそうだと思ったんだろうな。(実際
に、虫はめったに入って来ない。)

バルコニーに座ってアウトドアを満喫なんて、正真正銘のアウトドア派には笑われるかもし
れないけど、これでもまた少し進歩したつもり。さて、タブレットをしっかり充電して、さっそく
「お外」を楽しもうっと・・・。

アメリカやイギリスから難民が来る?!

2016年06月28日 | 日々の風の吹くまま
今日も夏。雲はないけど、山の方がかなりもや~っ。スモッグじゃないだろうなあ。都会の中
心の方が空気が汚れているはずだけど、メトロバンクーバーはその逆で、大気の質が一番
良いのはバンクーバーで、光化学スモッグなどに悩まされるのは郊外の方。海風が汚れた
空気をフレーザー川に沿って郊外の奥の方へと押しやるからだという話。でもニューウェス
トはまだバンクーバーに近い方だし、海風が川を上って来るので大丈夫だと思うけど。

英国のEU離脱で、アイルランドのパスポートを取得しようというイギリス人がアイルランド
大使館や北アイルランドの郵便局などに押しかけたもので、申請用紙が品切れになってし
まったとか。要するに、二重国籍ならEUでの権利を保持できるから、資格があるならパス
ポートを持っておこうということか。国民投票で負けた残留派の中にはカナダやオーストラリ
ア、ニュージーランドに移住しようかと考えている人がずいぶんいるらしい。アメリカにも、も
しもトランプが大統領になったらカナダに移住するというアメリカ人がかなりいて、だいたい
がどっちかというと活動家タイプのような印象・・・。

生まれ育った母国で自分の主張が通らないから、民主主義による決定が気に入らなかった
からって、どっか他の国に行けばいいやという発想は、今ヨーロッパに押し寄せているシリ
アやイラクなどの難民のと根本的にあまり違わないように見える。もちろん、武力紛争が続
く地域からの難民と同列に論じることはできないとしても、「逃げる」という発想は同じだと思
うな。カナダ人にしたら、シリア難民だけでも手一杯なのに、アメリカや英国の「だだっ子」の
めんどうまでは見られないんだけど。(トルドー君は指導力の見せどころと張り切るかもしれ
ないけど。)

カナダはアメリカや英国と同じようにれっきとした「主権国」なんで、「こっちの水が苦くなった
から、そっちの甘い水を飲みに行くので、ひとつよろしく~」なんて感じで気軽に国境を越え
て来てもらっても困るんだけどな。アメリカも英国も民主主義国家なんだから、母国に留まっ
て、Holier than thou(独りよがりの道徳主義)的態度を緩めて、自分の国を良い方向に発
展させる努力をしてもらいたいもんだな。ま、これも今どき世界中に蔓延しているsense of
entitlement(権利意識)、あるいはmy way or no way(唯我独尊)思考の流れなのかもし
れない。原始時代から人類はこういう理由でも地球上に広がったんだろうから・・・。

中国マネーがロンドンから逃げ出したら

2016年06月27日 | 日々の風の吹くまま
月曜日。空には白い雲がびっしり。午前9時で20度。さっそく新調のノースリーブの膝上5
センチのサマードレスに着替えだけど、スパンデックス混紡なので、体に密着して出っ張っ
て欲しくないところが出っ張ってしまう。ま、誰も他人のぽっこり腹になんか興味ないし、ぽっ
ちゃりでもそんなの他人の知ったことじゃないと言わんばかりに闊歩している土地柄だから、
ワタシもぜぇ~んぜん気にならない。ちょっとは意識して引っ込めていた方がいいかと思う
けど、黒だからわりとスリムに見える(と思う)し、何よりも体も手足も思いっきり伸ばせてい
い。

市場は英国のEU離脱でまだ揺れていて、上がっていたカナダドルも対米ドル76セント台
まで下がった。前回は翻訳料が入る米ドル口座の4千ドルを換金したら5200カナダドルに
なったので、しばらく模様ながめをして、75セントを切ったらまた少し換金しようかな。投機
には程遠い額だけど、毎月末日の為替レートで換算した売上げを所得として申告するので、
そのときよりもカナダドル安になればちょっぴり儲かった気分で、ささやかながらほこっ。

バンクーバーの月光市長が空き家になっている住宅に市独自にでも課税するとぶち上げた
ら、州政府が乗って来たらしい。外国人が投資目的で買って値上がり待ちしている物件が
多く、住宅難の折に何年も空き家なのはけしからんと言うことで、課税すると脅して賃貸に
出させようという魂胆らしいけど、どうやって投資目的の「空き家」とたまに来て滞在する以
外は「留守」になる別宅を区別するんだろうな。不在所有者からどうやって税金を取り立て
るのかな。所有者の自由の侵害だという訴訟が続出しそうな感じだな。空き家なのはテナン
トがいると売り難いからだろうと思うけど、だったら税金がかかっても値上り益で取り戻せる
と思って空き家のままにしておくか、それともわざと家賃を高くして「借り手がない」から空き
家だと言って税金を逃れるか・・・かな。

英国のEU離脱で、中国マネーがロンドンからメトロバンクーバーに流れて来て、そうでなく
てもパンパンに膨らんでいる住宅バブルがさらに膨らむという観測もあるけど、中国人が買
い漁るのは(庶民は借りられない)十何億円の新築の戸建てや建設中のタワーマンション
だろうから、課税したところで空き家問題が解消されるとは思えない。結局、影響を受ける
のはたまたま別宅を持っているカナダ人ばかり・・・。

日曜日にはカメラを持って

2016年06月26日 | 日々の風の吹くまま
朝からまぶしくて、やっと夏らしくなった日曜日。今日は久しぶりにベーコンと卵。卵はアス
パラガスの尻尾の方を刻んで混ぜたスクランブルエッグにして、トーストはすっかり定番に
なったブリオシュ。のんびりと朝食を済ませて、またもや週末直前に駆け込んで来た置きみ
やげ仕事をきのうのうちにやっつけてあったので、さっと圧縮して、さっと送って、おしまい。
カレシは午後のスカイプレッスンがキャンセルになって想定外の休み。天気もいいことだし、
揃って暇な日曜の午後はカメラを持って散歩・・・。

由緒ある住宅地クィーンズパーク地区を抜けて5番アベニューをまっすぐ行くと突き当たる
のが市民の憩いの場クィーンズ公園。市の面積の15%を占める広さがあって、スタジアム
や劇場もある。日曜日とあってピクニックエリアのあたりから子供たちの歓声が響いて来る。
公園に面した1番ストリートには築100年を超える古い家が何軒もあって、クィーンアン様
式のこの家は1890年代のものかな。まるでドールハウスみたい・・・。

     

公園沿いに坂を下りてロイヤルアベニューに出ると、我が家からアーチが見えるパタロ橋は
すぐそこ。当時の技術を結集して1937年に開通したから、今年で79歳。現在10年以内に
予想される架け替えまで持たせるための補強工事中。橋の西側にだけ歩道があって、対岸
のサレーまで歩いて行けるけど、川面からかなり高いし、大型トラックの振動で揺れるので
ちょっと怖い。真ん中まで来てアーチを見上げると・・・

     

カレシとワタシと、互いに写真をパチリ・・・。



競争している2台のシードゥー

     

ホバークラフトも通る

     

引き返して、橋を降りて振り返って見たら、あら、パタロ橋の下にポートマン橋が・・・

 

ダウンタウンのフロントストリートにある古ぼけた立体駐車場の上から見えた3つの橋。スカ
イトレインがスカイブリッジを渡り、車やトラックがパタロ橋を渡り、貨物列車が低い鉄橋を渡
り、母なるフレーザー川は今日も人間の営みで賑わっていた。船が行く海の風景もいいけ
ど、橋のある川の風景もいいもんだなあ・・・。

 

テクニカルサポートは仏さま並みの忍耐力がいる

2016年06月25日 | 日々の風の吹くまま
土曜日。定番のシリアル朝食に出盛りの地物のブルーベリーをごろごろ入れて、朝からい
い気分。メールチェックをしている間に、カレシがバスルームの掃除を始めたので、大急ぎ
でコンタクトを入れて、ワタシも「家事参加」。雨がちだったこともあって埃はあまり溜まって
いないし、床のフローリングも木曜日にわりとしっかり掃除したので、ごみが見えるのはテー
ブルの周りくらい。それでも、ちゃんとていねいにモップをかけて汗びっしょり。いつもの土曜
日の朝・・・。

と思いきや、Windowsがノートンを見つけられない、と。タスクトレイを見たら、ノートンのア
イコンに赤い×印。クリックしたら「内部エラー」と出て来た。あらら。「サポート」をクリックし
てしばらくしたら「修理しました」。ほんとぉ?アイコンにはまだ×印が付いてるよぉ。再起動
して見たけどやっぱり赤い×印。アップデートしても最後の処理で「できませんでした」。危
険がいっぱいのこのご時世に困るじゃないの、もう。FAQを調べても埒が明かないから、テ
クニカルサポートにライブチャットを申し込んでつながったのがレオ君。ちょっとやり取りした
後で「リモート操作で使用中のノートンを削除した後で再インストールします」。あ、どうぞど
うぞ・・・。

削除が済んでインストールしようとしたらログインのパスワードがない。新しいのを送っても
らおうとしたら、メールが届かない。あれこれやっているうちに突然セッション終了。まいった
なぁ、もう。しょうがないからチャットを再度申し込んで、今度はサンディ君。初めからやり直
して、またログインの段階で立ち往生。パスワードがないと登録したアドレスを変えられない
もので万事休す。いっそのこと新しいアカウントを作って旧アカウントのデータを移すことに
なって、設定をやっていたら突如元のメアドにパスワード変更のメールが届いた。いったい
どこをどう回ってきたのやら。どうする?と聞いたら、「旧アカウントのパスワードを変える方
が手っ取り早いよ」。はいっ。

やっとのことでログインできて、再インストールが始まって、リモート操作で勝手に動くカーソ
ルを見ているうちにタスクトレイのアイコンが緑のチェックマークになって、ノートンは正常に
稼動。ばんざぁ~い!トータルで2時間半はかかったかな。いやあ、仏さま並みの忍耐力が
ない人にはテクニカルサポートは向かないだろうなあ。レオ君、サンディ君、ありがとう!

世界史は別れ話の物語

2016年06月24日 | 日々の風の吹くまま
やっと夏っぽくなって来た。イギリスの国民投票から一夜明けて、朝のニュースはどこも賑
やかにpost mortem。失敗や事故の反省会とでもいう意味に使われる表現だけど、本来の
意味は死体を解剖して死因を調べる「検死」。ワタシは結果はやっぱり経済云々よりも何よ
りも西洋世界を牛耳るエリート官僚や政治家やインテリ層への半ば人格否定されてきた大
衆のしっぺ返しだと思う。近頃の選挙は感情だけで決めてるようなもんだし・・・。

イングランドの票で離脱が決まったことで、残留を選んだスコットランドや北アイルランドで
は分離独立の動きが活発化しそう。元々ケルト系のスコットランド人はイングランド人(アン
グロサクソン系)と戦いを繰り返していたのが、スコットランド王ジェームズ六世が血縁で世
継ぎのないエリザベス一世の跡を継いでイングランド王ジェームズ一世になったために
「United Kingdom」(連合王国)として統合されたものだし、北アイルランドはそのスコットラ
ンド人の子孫が主流。離脱派のウェールズも16世紀に併合されるまでイングランドによる
征服と支配を退けて来たケルト系(スコットランド人とは別系統)だから、今は自治州で落ち
着いていても、いずれイングランドと離婚したいと考えても不思議ではないな。

つまり、長い歴史の中では合従連衡、離合集散が普通に繰り返されて来たわけで、EU域
内でも、スペインのカタルーニャやバスク、フランスのブルターニュ(ケルト系)など、独自の
言語や文化を理由に分離独立を求める運動があちこちにある。フランスのアルザス地方は
ドイツとフランスが戦争するたびにドイツ領になったりフランス領になったりして来たし、EU
の本部があるベルギーはオランダ語系とフランス語系が対立していつ分裂するかわからな
い。カナダにもフランス系のケベックの分離独立運動が今でも続いているし、日本にも沖縄
に分離独立を唱える人たちがいるし、短命ながら事実上の共和国があった北海道にも独立
論がある。(ワタシもそうだったんだけど。)

まさに人類の歴史は離合集散の人間関係のような感じだけど、民族も国家も人間の集まり。
聞くところによると、(残留派が多数の)ロンドンでは「英国」からの分離独立を唱える人たち
が現れて、5万人近い署名が集まったそうな。足元でもバンクーバー島を11番目の州とし
てBC州からの分離を唱える「政党」が発足したそうで、ここまで来たらもう何だかなあと思
うけど・・・。

国民がそう言ってるんだから

2016年06月23日 | 日々の風の吹くまま
雨。6月の終わりとしては低温。土曜日あたりから回復するらしいけど、朝のテレビもラジオ
も交通情報は事故続出でどこも渋滞、渋滞、渋滞。雨が降るといつもこんな感じだな。通勤
する人には悪いけど、ああ、勤めてなくて良かったと思ってしまうな。もっともワタシが最後
に「通勤」したのは1990年1月30日で、あの頃は今よりは交通量も渋滞も少なかったよう
な気がするけど、あれからメトロバンクーバーの人口は100万人近く増えたからなあ。

今日はイギリスでEUから離脱するかどうかを決める国民投票。開票結果は離脱の方向へ
動いているけど、「ロンドン対地方」の様相も見えるし、どっちが勝っても国民の間に溝が残
るだろうな。ワタシがイギリス国民だったら離脱に一票を投じたと思う。EUの中枢が統合を
急ぐあまり本来の経済連合から離れて、域内の歴史的な多様性や複雑さを無視して高飛
車な社会的統一に乗り出したことに抵抗があるから。常々EUは拡大を急ぎ過ぎていると
思っていたけど、文化や国民性が異なる民族や国家の融合には100年も200年もかかる
もので、武力に訴えずに半世紀やそこらで実現できるもんじゃない。

アメリカのトランプ現象もそうだけど、何となく先進国の間に反インテリ、反エリートの潮流が
うねって来ている感じがしないでもない。活動家や政治家のようなエリートインテリが掲げる
理想は確かに高貴なものだけど、ワタシには自己達成のために自分が生きている間に実
現しなければとばかりに、異見や反論や疑問をいわゆる言葉狩りやSNSでの吊るし上げ
裁判で押さえつけて、もっぱら上から目線で「改革」を急いでいるように見える。自己陶酔に
なったら元も子もないのに。イギリスのEU離脱票にもそういう反インテリ心情が反映され
ているんじゃないのかな。

見方を変えれば政治家や官僚がどれだけ現実離れしてしまっているかが見えたと言えそう
だけど、これからの世界はどうなるのか。これから2年かけて「離婚調停」をやるわけで、い
ろんな混乱が起きて、これまで経済や政治の高みで胡坐をかいていた企業や政治家や投
資家(fool on the hill)はあたふたするだろうな。負けたとはいえ、国の未来を国民投票とい
う直接民主主義による決定に委ねたキャメロンはえらいと思う。アベクンも憲法改正を国民
投票にかけてみたらどうなんだろう。国民の多数がYESと言えば、堂々と改憲できるのに。
ま、NOを突きつけられるとわかってるからやらないだろうけど。

総領事公邸で気楽なレセプション

2016年06月22日 | 日々の風の吹くまま
水曜日。雨の予報を信じて遮光パネルをかけないで寝たら、日の出の頃にはブラインドを
通してばっちりと朝日。薄目を開けて見たら、空は何か朝焼けっぽい色。ま、まだやっと5時
だからと寝なおして、8時過ぎに起床。ぱらぱら程度に雨が降ったらしく、ルーフデッキのタ
イルに水玉模様ができていた。でも、寒いくらいの低温。夏なんじゃないの、夏っ!

遊びモード満開で思い浮かぶままに形さえ定かでない芝居のせりふを書いていたら3ペー
ジ。だんだんコメディっぽくなって来た。いつも喜怒哀楽の中にユーモアが見えて来るもので、
やっぱり社会を啓蒙するような重々しいドラマはワタシには書けないなと思ってしまう。活動
家的なお説教よりも、観ている人が笑ったり泣いたりしながら「そうそう、人間てどこでもそん
なもんだよね」とうなずくような、普遍的なストーリーを求めているんだろうな。じゃあ普遍的
な人間ストーリーのテーマはとなると、やっぱり「愛」と「希望」ってことになるのかなあ・・・。

今日はアメリカ総領事公邸で『Rock of Ages』のオープニングナイトのレセプション。グラン
ヴィルアイランドのセメント工場前集合なので、ラッシュを避けて早めに出かけた。観光シー
ズンだからアイランドは観光客だらけ。公共マーケットで珍しいものを衝動買いしているうち
に送迎の観光バスが来て、賑やかに総領事公邸へ。由緒あるお屋敷町の一角にある古い
邸宅で、ゲートに警備員が4人。招待客リストに名前が載っていることを確認して、星条旗
の翻る前庭へ。玄関で迎えてくれた総領事は気さくなおばさんという感じの女性。ワインは
もちろんカリフォルニア産で、けっこう豪華なおつまみは総領事館の料理人が作ったもの。
カレシはプロシュットを巻いて焼いたアスパラガスが気に入って、トレイを持って回っている
人を追っかける始末。(ほんとにおいしかった。)

     
     紙ナプキンにもアメリカ合衆国の国章が・・・

シーズン最後のレセプションだけど、芝居はすでにドレスリハーサルを観ているので、バス
でアイランドに戻ったら近くのレストランで食事・・・のはずが、観光シーズンのせいか週中な
のにいっぱい。アイランドの外に出てもカジュアルなところはどこも満杯。結局今日の夕食
はWhole Foodsからテイクアウト。でも、あまり空きっ腹じゃなかったし、おうちマティニを
飲めたし、チキンはまあまあの味だったし、野菜がたっぷり入っていたので、文句なし・・・。

満月と先延ばしとエキナカの話

2016年06月21日 | 日々の風の吹くまま
夏だけどちっとも夏らしくない天気。まさか月初めに暑かったのが夏だったわけじゃないだろ
うなあ。ゆうべのストロベリームーンはニュースでしきりに「赤く見えるわけではありません」
なんて言ってたけど、ほんとにちっとも赤くなかった。夕暮れの青い薄明かりが残っているう
ちに雲の後ろに昇って来たときは赤く見えたのかもしれないけど、高々とかかった頃はたま
たま夏至と重なった満月というだけ。

 
 じゃまっけな雲、どいてくれない?
 
 ハロウィンの方がふさわしそうな月
 
 首を右に傾げたら、R2D2・・・?

今日はカレシを送り出してから、ゆっくりと朝風呂して、ランチの準備の時間までだらだら。
義理姪のサンドラの誕生日で、FBに「先延ばしくらいいいことはない。いつも明日は何かす
ることがあるし、おまけに今日は何もすることがない」という画像を載せていたのでひとりで
爆笑。先延ばしすれば、することがなくなる心配がないから今日はのんびりしようということ
で、言い得て妙だな。たぶん人間世界には先延ばしタイプの方が多数派なんじゃないかと
思う。何かやることを明日に回すと言うのは明日また人生の1日を生きるということだと思え
ば、今日ぐうたらしてもあんまり気がとがめないし・・・。

ということで、今日は仕事がないから午後もだらだら。ラジオで公共交通を運営する公社
TransLinkが日本紹介サイトに載っていた「エキナカ」に目をつけて、スカイトレインの駅周
辺に小売店舗を拡充することを考えていると言っていた。何しろサービス拡充の資金調達
のためにメトロバンクーバーでのみ小売税に交通税を上乗せする案を住民投票にかけたら
あっさり否決されて以来金策に知恵を絞っているところだから、駅そのものが小さすぎて日
本のようなエキナカは夢でしかないけど、改札口のすぐ外に小売店やサービス業を増やし
てSuicaに相当するCompass Cardで払えるようすれば・・・と目論んでいるらしい。ニュー
ウェストミンスター駅はモールの中にあるから「エキナカ」とは言えないけど、大手スーパー
が入っていて便利しごく。いっそのこと駅を包み込むようにモールを作って「ナカエキ」にした
らどうなんだろうな。

アイデアはすごくいいと思うけど、先延ばしすればいつまでも「明日」。でも、「明日」という日
は来れば即「今日」になるわけで、やっぱり「今日」やらなきゃ・・・。

ストロベリームーンの光に当たったら

2016年06月20日 | 日々の風の吹くまま
夏至。日の出5時6分、日の入り9時21分(いずれも標準時より1時間進んだ夏時間)。昼
の長さは16時間14分で、冬至よりも8時間3分長い。正確には午後3時34分に「夏に至る」
ということで、北米では今日から公式に夏なんだけど、天気の方は何か今ひとつパッとしな
い。でも、トロントでは高温警報が出ていて、午後5時で気温は29度、ヒュミデックス(体感
温度)は35度。アメリカ南部のアリゾナ州では50度近い猛烈な酷暑で、ロサンゼルスやラ
スベガスでも高温注意報が出ているとか。やっぱりヘンな気候・・・。

今日は満月で、夏至と重なるのは70年ぶりとか言う話。赤みを帯びて見える(らしい)ので、
アメリカ先住民がちょうどイチゴの収穫時期なのに重ねて「ストロベリームーン」と名づけた
そうだけど、自然と共に生きた先人たちは羨ましくなるほど豊かな詩情を持っていたんだな。
まあ、月に関しては日本にだって「立待ちの月」、「居待ちの月」、「寝待ちの月」なんていう
詩的な名前があるけど、農耕の民は夜更かしする暇なんぞなかっただろうから、やんごとな
き暇人のかったるい心情という感じか。でも、昔の都会人はのほほんと待てる余裕があった
ということだな。はて、時計の発明ははたして人類にとってプラスだったのか、マイナスだっ
たのか・・・。

満月前夜のゆうべは南東の部屋に月明かりが差し込んで、新聞の大見出しくらいは読めそ
うな明るさだったので、なるほどこれがベートーベンの「月光」やドビュッシーの「月の光」が
描いた、蛍の光や窓の雪に勝る月明かりだなあとうっとり。実家住まいの独身時代に愛用
の天体望遠鏡に広角レンズをつけて昇って来る満月に向けたことがあって、視界一杯に広
がった大きな月に一瞬頭がおかしくなるという恐怖に襲われて叫びそうになったけど、太古
の人類が月の満ち欠けがサイクルであることに気づいたときに何を考えたんだろうな。満月
の光に当たると気が狂うという伝説があるけど、きっと今よりもずっと明るく輝いて見えたに
違いないから、じっと見上げて「いったい何なんだ?」と考えているうちに頭がこんがらがっ
て叫び出してしまったのかもしれないな。何となくわかるような気がするなあ。

下り坂の予報で雲が広がって来ているけど、ストロベリームーンは赤いのか、赤くないのか、
雲隠れせずに姿を見せてくれるといいな。かぐや姫とストロベリーショートケーキ・・・は関係
ないか。

あっという間に過ぎる日曜日

2016年06月19日 | 日々の風の吹くまま
父の日。ある調査によると父の日に使うお金は母の日に比べてずっと少ないとか。親として
子供を思う気持は変わりがないだろうに、子供はお父さんにはあまり感謝しないのかな。ワ
タシの父が逝って四半世紀になるけど、この年になってもまだ父の隣に座っておしゃべりし
ていた昔が懐かしい。父には手の焼ける甘ったれ娘だったと思うけど、ワタシには最高のお
父さんだった。いつか天国に行ったときに再会したら、「よくがんばったな。さすがオレの娘
だ」と褒めてもらえたらうれしいなあ。

金曜日に入っていた置きみやげ仕事を危うく忘れるところで、朝一番にちゃっちゃとやっつ
けて、ささっと納品。午後は読書。ジョーン・マクラウドの『The Valley』をじっくりと読み直し
た。青年期うつ病を患う18才のコナーと過干渉な母親、使命感の強い警察官ダンと産後う
つと孤独感に苛まれるジェイニーの夫婦。コナーが起こした事件をきっかけに4人の人生が
交錯する。うつ病と言う重いテーマだけど、真っ暗のトンネルからの出口を求めて必死で手
探りしていた自分が見えて、コナーとジェイニーの葛藤が痛いほどわかる。これ、何としても
日本語に訳したいなあ。

カレシは10月の東京行きの準備。まずは前回泊まって気に入った新宿南口のセンチュリー
サザンタワーに16泊予約。飛行機は、JALもANAもCAがやたらと澄ましていて気疲れ
するし、ANAのビジネスクラスの座席の配列が好きじゃないので、ヘリンボーン式のエアカ
ナダにして成田-バンクーバーで往復。座席の選定では前後にするか通路を挟む形にす
るかで2人して迷った末に、新婚旅行じゃあるまいしと後者で決まり。限度額を倍増したば
かりのワタシのクレジットカードで決済して、後は前夜に泊まる空港のホテルの予約だけ。
Arts Clubの2つのオープニングの間を縫ってのカミカゼ旅行。台風が来ないといいけどな
あ。

     

夕食は自家挽きのハンバーガー。サーロインのステーキを玉ねぎ、にんにくと一緒にフード
プロセッサで挽いて、卵、パン粉と麦の胚芽を混ぜ込んで焼くだけ。ヤムイモのフレンチフラ
イを作っている間に刻んだベーコンとマッシュルームを炒めておいて、肉を焼いて、トースト
したチーズバンにレタスとチェダーチーズと一緒に挟んで、ふっくらバーガーのできあがり。
腹ごなしがてら1時間ほど散歩して帰って来たら、朝送った仕事の改訂版だって。金曜日の
終わりになって慌てて発注しちゃうからこうなるんだよなあ、もう・・・。

まだ工事も始まっていないのに

2016年06月18日 | 日々の風の吹くまま
土曜日。目が覚めたらあまり明るくない。バスルームに行ってベッドに戻ろうとしたら、カレシ
が着替えをしているところ。え、何でこんなに早く起きるの?「だってもう8時過ぎだよ」。え、
そんな時間?時計は8時20分。ずいぶんよく眠ったみたい。ブラインドを上げたらどよ~ん
とした空。ワタシの寝ぼけ頭もまだどよ~ん。雨の予報なのに降ってないねと言っていたら、
ルーフデッキにぽつん、ぽつん。気温は12度・・・。

朝のコーヒーが終わったら、いつもの掃除。スイファーのダスターを新しいデザインのもの
に変えてみたら、何だか埃を取る効率がぐんと上がった感じ。高層階でも窓を開け放すよう
になったらけっこう埃がたまるもので、全部終わる頃にはダスターはすっかり薄黒くなってい
た。お次は竜安寺の石庭を掃く修行僧になったつもりでていねいに床の掃き掃除。掃き集
めたごみをスティッククリーナーで吸い取ったら、モップがけの番。洗剤をシュッシュとやって
家中のフローリングに磨きをかけると汗びっしょり。はあ、ワタシが掃除好きになるなんて誰
が想像しただろうなあ。

バーナビーのブレントウッド地区に香港系の開発業者Concord Pacificが建てるマンション
のプレセールで、5千万円以下のユニットの頭金を先着60人に限って減らして、初年度の
ローンを半分払うという話を聞いた人たちが前夜から並んだところ、応募者の資格審査後
に抽選で決めると言われて話が違うと怒っている。計画では3期に分けてタワーマンション
10棟のコミュニティを建設するという大規模なプロジェクトで、PRのデザインが草地に犬と
一緒に座って目の前に林立するタワーを眺めている子供の図に何だかなあと思ってしまう
けど、若い家族にも何とか手が届きそうな価格だし、半年分のローンを払ってくれるとなれ
ば、いつ完成するのか未定でも飛びつきたくなるだろうな。

ブレントウッド地区はワタシが休暇で初めてカナダに来たときに滞在した地区に近いという
縁で真っ先に転居先の候補になったところだけど、タワーマンションの建設ラッシュだから、
もしあそこに買っていたら、値上がりで億ションになっていたとしても何年も工事の騒音とク
レーンの林に囲まれて暮らすことになっていただろうな。メトロバンクーバーでは2018年ま
でに完成する予定のマンション21,600戸全部がすでに売れてしまっているんだそうで、
バブルが弾けたらどうなることやら・・・。

世の中まだ捨てたもんじゃないと思うとき

2016年06月17日 | 日々の風の吹くまま
晴れ。カレシはきのう探し物に忙しくて昼寝ができなかったせいでぐっすり眠れたとかで、朝
から上機嫌。探していたものはまだ見つかっていないけど、自分でどこかに置いたものを探
し回るのは昔からのことで、奥さんをどこかに置き忘れなければそれでいいんだけど、とき
には生涯にいったいどれだけの時間を探し物に費やして来たのかと考えてしまう。何日どこ
ろか何年にもなったらずいぶん無駄をしたと言う気にならないかな。でも、同じ探し物でもあ
てもない「自分探し」よりはいいか。

洗濯機を覗いたらけっこう溜まっていたので、今日はまず洗濯から。旧居では一番めんどう
だった洗濯が新居ではちっともめんどうでないのが不思議。もっとも、洗濯室はキッチンの
脇にあるし、乾燥機を洗濯物入れの代わりにして、ちょっと溜まったなと思ったら下の洗濯
機に移して洗うので毎回1ラウンドで済むようになったことが大きいかもしれないな。金曜日
はカレシが午後1時と4時にスカイプレッスンの予定があるので、仕事がない日のワタシは
ちょっとばかり手持ちぶさた。今夜は刺身にしようと思い立ったが吉日で、散歩がてら電車
で4駅先のHマートへ。

トートバッグ一杯の買い物をして来たので駅から106番のバスに乗り換え。5分ほど待って
バスが来たけど、運転手はドアを開けずに座席を上げている。運転席に戻ってドアを開け
たけど、誰も乗らないので見ていたら、床の一部が開いてランプになり、列の中にいた電動
車椅子の人が乗り込んで座席を上げてできた優先スペースに納まって、ランプを畳み込ん
でから、「はい、どうぞ」。次のバス停ではベビーカーを押した人が乗って来たので、運転手
が反対側の優先席の人を移動させて、近くに立っていた人が座席を上げてスペースを作っ
てあげた。3番アベニューのバス停でも車椅子の人が待っていたけど、ドア開けた運転手が
「あいにくスペースがなくてね。次のバスが来るまで10分もかからないけど、待てる?」 外
の歩道から「大丈夫だよ」という声がして、運転手は「ごめんね」とドアを閉めて発車。乗って
いる人たちはそういう光景をあたりまえとして見ている。メトロバンクーバーには昔からバス
を降りるときに運転手にありがとうと声をかける風習があるし、殺伐とした世の中だけどま
だまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれる。

夕暮れ時、雨が降らなかったのに虹。ベーカー山はピンク色。雨の予報なのに・・・。

 

こんな日が普通っていいもんだね

2016年06月16日 | 日々の風の吹くまま
まだ朝方はひと桁で寒いけど、どうやら暖まって来そうな感じ。でも、いつの間にか寒がりに
なったらしいカレシは今日もセーターを着込んでご出勤。年のせいなのかな。ワタシは相変
わらず素足に薄着だけどね。まあ、6月も後半なんだし、月曜日は公式に夏が始まる夏至
なんだし、この優柔不断のヘンな天気を何とかして欲しいもんだ。小包の受取り代行サービ
スからLLビーンの注文品の到着の通知が来たので、さっそく取りに行った。真夏用の普段
着ドレス3枚とおしゃれなサンダル1足。早く夏になってくれないと、着るチャンスがなくなる
かも・・・。

郵便箱に入っていたのは新しいクレジットカードと電気料金の請求書。業務用カードの限度
枠引き上げと同時に名前の後ろに付いていた(業務用を示す)「EXP」を外して再発行して
もらったもので、85%隠居に向けてまた一歩というところ。2ヵ月ごとに請求される電気料
金は1ヵ月あたり6千円程度で前回の半分以下。請求書の下には1日平均の消費電力量を
請求期間ごとい比較した棒グラフがあって、だいたい15kWhと去年9月/10月とほぼ同
じだから、前回の48kWhとの差が1日平均の暖房コストになるのかな。まあ全体的に見る
と旧居よりずっと低いからいいけど・・・。

カレシが帰って来る時間を見計らってランチの支度。缶詰のトマトの水(トマトエッセンス)を
切って、玉ねぎとにんにくをたっぷりのオリーブ油で炒めて、オイルサーディンとトマトを入れ
て、茹でたてのリングィーニと混ぜて出来上がり。マーケットで買ったトマト味の塩でパスタ
を茹でたらほんのり赤みがついて、ほんのりトマトの風味。ちょっとぜいたくだけど、おいしさ
は倍増・・・。

夕食後はこのところ極力心がけている「散歩」。今日は6番アベニューと8番ストリートの角
のムーディ公園に新しくできた子供の遊び場を見物。従来の決まり切った遊具を撤去して、
子供が自主的に考えて冒険できるデザインになっている。水遊び場のとなりが砂場だったり、
コンクリートの卓球台があったり、変わったぶらんこや子供が回す円板があったり。周囲に
ピクニックテーブルやベンチがたくさんあって、ママたちが子供を監督しながら交流できるよ
うになっているのがいい。8時過ぎでもまだ日があるので、遊び場は幅広い年齢の子供たち
で大賑わい。近くの囲いの中はリードを外してもらったワンちゃんたちの遊び場で、こっちも
歓声がいっぱい・・・。