リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

4月も満杯で、もう知らないよ

2017年03月31日 | 日々の風の吹くまま
3月30日(木曜日)。晴れ。いつの間にか日の出の位置が北東に面した寝室の側に回って
来ていて、ブラインドの隙間からまぶしい朝日!雨ばっかり降っていたもんで、寝る前に遮
光パネルをかけておくのを忘れてしまったじゃん。でも、青空はいいな。出かけるカレシと入
れ替わりにシーラが来て2つのバスルームの掃除。その間ワタシは忙しがってサボってい
た床掃除。おしゃべりしながらだからなかなか進まないけど、仕事に埋没していた後の掃除
は息抜きになるから不思議。この次はバルコニーでのんびりお茶できるかな。

今日は朝から首が凝って痛い。考えたら、ゆうべ劇場から出たときからコチコチだったような
気がする。古代ギリシャの神殿を思わせる柱と階段を背景にしたシンプルなセットの中央が
道具の使い分けで病室になったり、寝室になったり、オフィスになったり、診察室になったり
して、そこで演じられる何とも意味深長なドラマを「神殿」の枠全体を視野に入れて見ようと
して、座席が6列目の中央左側だったので、3時間超の長丁場の間、ずっと首を後ろに反ら
した姿勢だったんだろうな。何しろアメリカとイギリスで20世紀の最も重要な十大戯曲のひ
とつに選ばれた『Angels in America』はメタファーが満載なのもので、気を抜くわけに行か
ないから、つい気合が入ってしまう。

午後には凝りも治って、きのう出かける前に仕上げておいたファイル3つを圧縮して送って、
まずはひと休み。朝のメールチェックで、久々の日本語訳で苦労させられたところから、客
先から同じ翻訳者をと言うご指名でさらに引き合いがあって、それが5、6万文字というとん
でもなく大きな原稿で、まだ発注の段階ではないけど予定はどうかという打診。う~ん、2週
間はたっぷりかかりそうで、どうしよう。でも、円建ての仕事だから、前回の分と合わせると
新宿のセンチュリーサザンタワーに2、3週間泊まれるなあ。それよか、釧路に足を伸ばし
て幼友達と遊べるなあ。来年の大阪で予定の会議に出るとすれば、淡路島に行って見るこ
ともできるなあ。う~ん・・・。

くたびれたから遊びたいんだけど、何とも誘惑が大きすぎで、4月はまだ空いてますよぉ~
と返事。ん、空いているというのは「他の仕事が入っていない」ってことで、Arts Clubのオー
プニングが2本、別の劇団のミュージカルが1本、さらに女子会とワインフェア、そしてワタシ
の60代最後の誕生日があって・・・もう、しぃ~らないっ。

がんばったから今日はサボりモードで

2017年03月29日 | 日々の風の吹くまま
3月29日(水曜日)。今日も盛大に雨。雨か雪の降水を観測した日が今のところ29日のう
ち26日だそうだけど、降水量は観測史上トップ5に入るかどうかというところらしい。でも、メ
トロバンクーバーでで桜が咲き始めたそうで、いつもより1ヵ月近く遅いけど、ま、やっと!の
感じ。モールに行く途中の7番ストリートにはモクレンの木が2本あって、赤ん坊の頭ほども
ありそうなピンクの花がびっしり。角を曲がった6番アベニューのモクレンはまだつぼみだけ
ど、建物の陰に入ってあまり日が当たらないからかな。モクレンの花を見上げて歩きながら、
晩餐会にお出ましのプリンセスの「お帽子」になりそうだなあ、なんて・・・。

今週はずっとがんばった甲斐があって、明日の夕方が期限の大仕事が完了。ごぼうびって
わけじゃないけど、今日と(たぶん)明日は休みモード。おとといは耳の下が何となく痛くて、
何となく熱っぽくなっていたから、いい年をしてちょっとがんばりすぎ。昔は徹夜なんぞ平気
の平左という感じだったけど、あれはまだ若かった40代の終わりの話。一度だけ2夜ぶっ
通しで仕事をしたことがあったけど、あのときは50代半ばで、しまいには幻覚が起きたよう
な状態になって、もう年だぁと実感したっけ。幸いにもあれが最後の徹夜になったけど・・・。

今夜は舞台劇の超大作『Angels in America』の第1部のオープニングナイト。(第2部は来
シーズンのスタンリー劇場シリーズの1作目に予定。)上演時間が延々3時間ちょっとの大
河ドラマといったところで、来シーズンを最後に一線を退くことになっている芸術総監督ビル
の劇団運営キャリアの総仕上げのようなものかな。ADCのオープニングレセプションはアメ
リカのバンクーバー総領事の主催なので、招待はアメリカ合衆国国務省広報局みたいなと
ころから来て、服装規定は「ビジネス」。ジーンズやTシャツやレギンスはNGってことね、は
いはい。(プラット総領事はエレガントでちょっとお茶目なおば様という感じのすてきな人。)
はて、カレシのブレザー、まだ着られるのかなあ・・・。

せっかく休みモードなんだから、少し早めに出て、まずはオークリッジの酒屋に寄って買い
物。その後でどこかで簡単な夕ご飯をしてからスタンリー劇場へ、と言う段取り。うん、雨、
少し小止みがちになって来た・・・。

マンションはまだ値上がり?

2017年03月29日 | 日々の風の吹くまま
3月28日(火曜日)。盛大な雨。大雨警報発令中。午前中に外壁メインテナンスの会社の
人が来て、ルーフデッキのパーティションの破損した金具を取替え。この雨続きではできる
仕事と言えばこんなことくらいだろうから、天気しだいの商売ってほんっとに大変。作業の間、
同行して来た管理人のシェリーと水漏れ問題やら何やら世間話をしていたら、「上のユニッ
ト、売りに出たわよ」。最近14階と17階の2寝室のユニットが売りに出たのは知っていたけ
ど、24階もか。好奇心から不動産サイトをのぞいたら、売り出し価格はほぼ1億円だったの
で仰天。(てことは、なぜか査定価額がもっと高い我が家にはもっと高い値段がつく・・・?)

真上は我が家と同じ面積(137平方メートル)で間取りもまったく同じ3寝室のユニット。最
近の新しいマンションは3寝室もどんどん狭くなっているので、築浅で100平方メートル以
上のものはかなり高く売れるらしい。寝室が3つとなると、もともと数が少ないのでめったに
売りに出て来ないから、もっと広い築20年、30年のマンションでも3寝室はびっくりするよう
な売値がついて、それでも1ヵ月もしないうちに売れるらしいからすごい。我が家を買ったの
は2年前のちょうど今頃で、見て回った中では面積は小さい方だけど、間取りは最高、立地
も最高、生活の便利さも最高。あの頃は争奪戦の状態で、私たちも別のところで競り負けし
たし、売買契約が成立した後でもっと高い値段のオファーが2、3件あったそうだから、ここ
を買えたのはラッキーだったと思う。

上に住んでいるのは東南アジア系の若いカップルで、2歳ちょっとの双子がいて、まだ大い
に迷惑なレベルではないけどときどきドタバタと走り回るようになっていたので、実のところ
はバンザ~イ!去年まではナニーがいたけど、最近は週日の昼間は静かなので保育所に
入れたのかと思っていたら、シェリーの話から推測するに共働きではないらしい。窓際に大
きな仏像を置いてあるので、タイ人かカンボジア人かと思うけど、若いけどかなり裕福なん
だろうな。

それにしても、3年半前に7千万円前後で買えたはずのユニットが1億円とはすごい。どん
な人が買うのかわからないけど、若い子持ち夫婦の手には届きそうにない値段だから、私
たちのように戸建を売ってダウンサイズするご隠居さん世代かな。そうだったらうれしいな。
うん、早くいい値で売れるといいね。

えんとつ砦の大バトル?

2017年03月27日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(日曜日)。何となく大粒の雨。きのうはあんなにいい天気だったのに。ま、仕事に
どっぷり浸かっているところだから、外の天気なんかどうでもいいか。訳上がりの推定語数
から1日あたりのノルマみたいなものを設定してあるけど、少しでも先へ行けたらそれだけ
早く終われるからめっけもの。少しでも先へ行けたら・・・。

夕方近く、窓の外をすぃ~っと横切って行った大きな影。おお、またハクトウワシが来ている。
それも道路向かいのマンションの大きな煙突の上には2羽。マイホームを探しているのかな。
   
   ここは眺めもいいし、川に魚がいそうだし・・・

しばらくカモメの群が上を旋回していて、うるさくなったのか1羽が飛び立って行った後、よせ
ばいいのに(煙突を縄張りにしている)カラスがやって来て・・・
   
   カラス:あのぉ・・・。 ハクトウワシ: 何だよっ!
   
   カラス: 今のうちだっ!
   
   ハクトウワシ: ん? カラス: あっ、やばっ。
   
   カラス: いえ、何でもないっす。

雨にぬれた窓越しに48倍ズームで撮ったからちょっとボケているけど、何だか愉快なドラマ
のおかげでストレス度がちょっとだけ低下したみたい。そんじゃまた、仕事すっか・・・。

くたびれたなあ・・・

2017年03月26日 | 日々の風の吹くまま
3月25日(土曜日)。晴れ。きのうの夕方、東の空高くにうっすらと虹のアーチがかかってい
て、お宝が埋まっていると言われる「虹のふもと」の一方が、あら、6番ストリートの坂の下、
市役所があるあたり。市役所の庭に宝の壷が埋まってるって、まさかね。「幸せ」と言う名の
宝物というなら・・・う~ん、何で市役所?市民の幸せってこと?でも、あわてて撮った写真
では虹のふもとが川面にタッチしているようにも見えるから、もしかしたら宝ものは川の中に
あるとか?そろそろ春の鮭シヌックが川を上って来るよ~というお告げとか・・・。
   

さて、今日から1週間も待って(くれて)いた次の仕事。大きなファイルが2つあって、どう見
たって最終期限までのこの先2週間びっちりかかりっ切りになりそうな「ギグ」。マニュアルみ
たいなものなんだけど、項目の段落番号付けのスタイルが章ごとにバラバラだったり、あっ
ちこっちで自動と手動が入り混じっていたり、タブの使い方が英語文での設定方法とは違っ
ていたりで、書式の記号を表示してみると、書式設定がしっちゃかめっちゃかになっている
のが一目瞭然。工程管理用マニュアルの類なんだからテンプレートぐらい作ったらどうなん
だと思ってしまうけど、いろんな人が上からここを変更してと言われた部分だけに手を入れ
ているうちにそうなってしまうのかもしれない。

Wordには書式をコピーして貼り付けられるFormat Painterというすっごく便利な機能があ
るんだけど、それを使っても他人が設定した書式を調整するのはけっこう時間がかかってタ
イヘン。まあ、日本の文書作成には欧米のタイプライターのような下地となる概念がないか
ら、コンピュータ化した今でもどうしても無意識に原稿用紙モードになるのかもしれない。し
まいには(申し訳ないけど)タブを無視して、文章の頭になるところまでスペースを数えなが
らスペースバーをチョン、チョン、チョン、というイメージがわいて来て苦笑してしまうんだけ
ど、ま、思考文化は世界中で千差万別だから、避けていては異言語文化の狭間で稼ぐ商
売としては食いっぱぐれてしまうだけ・・・。

とか何とか文句たらたらながらも、カレンダーにペタペタと貼ってある納期を示すピンクのフ
ラッグを横目に今日も仕事。目の前の大きな空をのんびり流れて行く雲がうらやましい・・・。

フリーランスは人付き合いのビジネス

2017年03月25日 | 日々の風の吹くまま
3月24日(金曜日)。曇り。いやぁ、くったびれたのなんのって、こんなに根を詰めて仕事を
したのは久しぶり。火曜日も水曜日も木曜日も仕事、仕事で日が暮れて、きのうの午後9時
にやっと最後の見直しを完了。思わず立ち上がって思いっきりバンザイしちゃったけど、肩
はコチコチで、指の関節はみんなシクシクだし、知らず知らずに歯を食いしばるもので顎も
ガクガク。でも、モニター用に買ったメラニン入り眼鏡のおかげで目はパッチリ。1日ずっと
睨んでいても目がしょぼしょぼしないし、眼瞼下垂もかなり改善された感じがしてうれしい。

フリーランスの自営業もいつの間にか創業27周年を過ぎて28年目。生まれてからこの方
の4割、働いて来た年数の6割以上をおひとりさま稼業でやって来たということで、来年の
今頃は29年目、再来年はとうとう30年目に突入。独りになった頃はちゃんと稼げるかどう
かの方が心配で、こんなに長く続くなんて思ってもみなかったから、驚くべきか、呆れるべき
か。まあ、けっこう何でも人に頼らずに自分でやっちゃうタイプだし、フリーランス稼業はそこ
が肝心なところだから、翻訳と言う仕事と合わせて相性が良かったんだろうな。

小町横町では人間関係が嫌(苦手)だから「在宅ワーク」をやりたいと言う人がいるけど、こ
れはフリーでやって行く上では致命的だな。ワタシは個人事業のCEOだけど、この場合の
Eは「Everything」で、つまりは「最高何でも責任者」。営業部も経理部も総務部も業務部も
品質管理部も調査部もシステム部も顧客サービスもぜぇんぶワタシの担当だから、それぞ
れの業務で客先のいろんな人たちと付き合うことになる。いい人もいればムカつく人もいる
し、おまけにこっちでちょんぼをしても「担当者」をクビにするこもとできないし・・・。

去年だったか、Forbesに2020年にはアメリカの労働人口の半分がフリーランサーになる
という記事があったけど、これは副業を含めての話で、実際に自営業としてフルタイムで働
いているのはフリーランサー全体の40%くらいらしい。最近は「ギグ・エコノミー」と言う言葉
があるけど、これは「単発の仕事で回る経済」のことで、要するに日雇いの非正規労働のよ
うなもの。厚生給付はないし、経費は全部自腹なのに収入はいたって不安定なところは自
営業のワタシだって同じだから、ひとつひとつの仕事が「ギグ」ということになるか。それじゃ
あ、次のギグにかかるとするか・・・。

トラックのバッテリが上がっちゃった

2017年03月22日 | 日々の風の吹くまま
3月20日(月曜日)。晴れ。今日から春。朝からベーカー山がくっきり見えて、月曜日に(は
関係ないけど)青空で始まる春って幸先がいい感じ。目を開けたとたんに2枚のブラインド
の隙間から差し込む朝日に直撃されて、まぶしいっ!さっそく遮光スクリーンを入れなくちゃ。
カレシはゆうべ室内に取り込んであったフクシャの鉢とスペアの寝室で冬越しをした鉢もの
をバルコニーに出すのに大忙し。これでやっとワタシもアトリエを使えるようになる。アトリエ
といっても本棚の窓際の片隅に作ったものだけど、カレシがその前の床にビニールシートを
広げて鉢ものを並べたので使えなかった。やっぱり春はいいね・・・。

午前中は仕事をして、午後はドライブがてら園芸センター巡り・・・のつもりが、あら、トラック
のバッテリにエンジンを始動させられるだけのパワーが残っていなくて、キーを回してもカリ
カリカリ。まあ、最後に走らせたのはいつだっけというくらい使わなかったのでしょうがないな。
でも、駐車スポットが2台並んでいるので、隣のエコーを動かさなくてもトラックにブースター
ケーブルが届くのがもっけの幸い。まずはトラックの赤の電極に赤いクリップをがしっ、次に
エコーの赤の電極にもう一方の端の赤いクリップをがしっ、次にエコーの黒の電極に黒いク
リップをがしっ、最後にエンジンブロックのボルトに接地用のクリップをがしっと取り付けて、
エコーのエンジンをかけて充電・・・。

旧居での路駐時代にしょっちゅうバッテリが上がって、そのたびにジャンプスタートしていた
からけっこう手際が良い。5分ぐらい充電したら、トラックのエンジンが始動。外したケーブル
を念のためにトラックに放り込んで、それほど込んでいないハイウェイを飛ばして、ちょっと
遠めの園芸センターへ。室内用のちょっと見映えのいい鉢を数個買って、また同じ道をぶっ
飛ばして帰って来た。これでしばらくは大丈夫かな。この次はもっと遠いメープルリッジまで
飛ばさなきゃダメかな。

まあ、トラックの方がお気に入りのカレシも、さすがに車を2台維持するのはめんどうくさいと
わかって、トラックを手放す意志を固めたようだけど、実際に決行するのはいつのことにな
るやら。カレシの「重い腰」のエンジンをかけるのはバッテリの上がった車をジャンプスタート
させるより難しいので・・・。

フランス語を聞きながら英語を日本語に訳したらどうなる?

2017年03月20日 | 日々の風の吹くまま
3月19日(日曜日)。曇りのち晴れ。でも、午前中の雨にちょっとの間白っぽいものが混じっ
ていたような気がするんだけど、あれ、何だったんだろう。今さら「雪」じゃないよね、まさか。
といっても明日の朝方の最低気温は0度と言う予報だから、もしかしたらもしかする・・・?や
れやれ、明日はもう春分の日で、西洋の暦の上では公式に春が始まる日だってのに、困っ
たもんだねえ・・・。

午前中は学者さんがやたらと概念化、概念化とぶち上げている原稿と取っ組み合い。やっ
ているうちに、自分で言ってることちゃんとわかってるのかなあなんて妄想してしまったけど、
どうなんだろう。物理学とか化学と違って、どう見ても人文系の何とももや~っとしたことを
考える分野のようだから、言ってることはもやぁ~っとしていて、それでも人類のためになる
世直し的な学問なんだから、こぞって助成金や寄付金を!というのはちゃんと伝わって来る
不思議な文書。予算消化期の魔の3月によく入ってくる仕事の典型なタイプと言うか、何と
言うか・・・。

それでも最初の日本語訳の分は見直しと書き直しを済ませたので後は楽々と行きたいとこ
ろだな。英語以外のゲルマン言語系のヨーロッパ人が書いた英語なので、教科書英語では
読解不能な文がぞろぞろ出て来るから、この時期に「余った予算で参考資料として日本語
訳しておくか」となるらしい。ヨーロッパ大陸で非英語人によって書かれた英語文書は地の
言語の文法が透けて見えたり、コンマの打ち所が英語とは微妙に違うらしかったり、難解な
謎々みたいだったり。シャンソンを聴いて口ずさみながら英語文を読んで日本語に訳してい
るようなワタシの脳みそ、大丈夫か・・・。(今度アズナブールを聴きながら試してみようか。)

夕ごはんのしたく始めようというとき、5番アベニューにパトカーが4台止まっていて、低層棟
のすぐ隣の駐車場に警官が6、7人とあちこちを指差している人がひとり。サイレンは聞こえ
なかったから凶悪犯罪ではなさそうだけど、そうじゃないんだったら4台もパトカーを派遣す
る必要はないと思うけどなあ。警察署は坂の下で歩いてだって来られるのに。最近はこそ
泥が横行しているらしいから、車上荒らしかな。でも、バンクーバー市や郊外のあちこちで
殺人事件や銃撃事件が続発している折、ど真ん中のニューウェストミンスターは盗難事件
にパトカーを4台出動させるくらい平和だってことか・・・。

仕事にくたびれたら手抜き料理で行こう

2017年03月19日 | 日々の風の吹くまま
3月18日(土曜日)。雨のち曇りのち晴れ。ゆうべオフィスを閉めた後でカレシとキッパー
(塩ニシンの燻製)を肴にスコッチを飲みながら話し込んだもので、就寝は午前1時。何とな
くかったるい気分で目が覚めたら8時半。お気に入りのシングルモルトのグレンモレンジー
を2人で半分空っぽにしていささか酩酊したようで、何の話で盛り上がっていたのか思い出
せない。まあ、楽しく飲んでいたことは確かだけど・・・。

マンションの玄関前の道路でファーマーズマーケットが始まる11時には雨がやんで曇り空。
定番のブリオシュローフを買って、ひまわりのもやしを買って、きのこの燻製と大きなしいた
けを買って、最後に中国人がサレーでやっている酒造会社の「バイジュ」の小瓶を1本。ス
カイプ英語の中国の生徒さんから聞いて試してみようということになったらしい。ラベルを見
たら何とアルコール度56%!いいのかなあ。知らないよぉ。おととい2リットルのバケツで
買って来たボルシチの残り半分でランチを済ませた頃には晴れ間。白い雲がいっぱいで、
仕事をしながらつい「白昼夢」。何だかくたびれて来ているみたいで、やっぱりこれも寄る年
波なのかなあ・・・。

午後いっぱい仕事、仕事で、夕ご飯に手間をかけるのがめんどうになって、冷凍のブラック
タイガーを買って来て急いで解凍して、一緒に買って来た緑色とオレンジ色のピーマンをざ
くざくと切って、みじん切りのしょうがとにんにくをたっぷり加えたピーマン炒め。ピーマンは
大きくて肉厚なので歯ごたえがいいから、このところ忙しくなると薄切りビーフや豚肉と炒め
たり、ぶつ切りの鶏の胸肉やささみと炒めたり。しょうゆ味に仕上げて、ご飯と蒸し野菜を添
えるだけの手抜き料理だけど、今日はアルボリオ米をごま油で炒めて、中華だしとアスパラ
ガスとしょうゆで中華風リゾットにしてみた。(かつおや昆布だしでしょうゆ味にすると和風リ
ゾット。)思いの外えびのピーマン炒めがおいしくて、レパートリーが増えた。

夕ご飯の後も仕事、仕事。魔の3月だからしょうがないけど、やっぱりくたびれるな。けっこう
量をこなしているから、スケジュール的には余裕があるんだけど、早く終わらせて遊びモー
ドになりたいっ!でも、あと3週間。がんばって全部終わったら、しばらくの間、ふわふわ、ぷ
かぷかと空を流れて行く雲をぼけ~っと眺めて過ごすことにしようかなあ・・・。

若かったね、酔っ払い武勇伝

2017年03月18日 | 日々の風の吹くまま
3月17日(金曜日)。xx。今日はセントパトリックスデイ。アイルランドにキリスト教を広めた
聖パトリックの命日。アイルランド人の「おもてなし精神」が伝わったのか、世界中が緑一色
になって、みぃんな1日だけアイリッシュって感じで盛り上がるから、聖パトリックの統率力に
はポリコレもトランプも歯が立たないな。シカゴでは市内を流れるシカゴ川がとってもきれい
な緑色に染められる。温暖で雨の多いアイルランドは別名「エメラルドの島」。アイルランド
には2度行ったけど、なだらかな丘陵に日が差したときの緑色は目が覚めるような鮮やかさ
だった。人情溢れるアイルランドにスロンチャ!

   

朝のニュースを見ていたら、ダウンタウンのアイリッシュパブは何と朝から開店していて、ギ
ネスやら緑色のビールやらで乾杯する人たちでいっぱい。おいおい、花の金曜日とはいえ、
朝から飲んでいていいのかい?でもまあ、最近のお祭りは由来が何であれとどのつまりは
飲んで騒ぐためのイベントという感じだから、今日は世界を挙げての飲み会みたいなものか。
明日は世界中で二日酔いのうめき声が聞こえるんだろうな。この日、世界中でどれだけの
人がギネスを飲んだかを数えたら、かのギネスブックに認定されるかも・・・?

酔っ払って羽目を外した経験はけっこう誰でも特に若い頃の武勇伝として持っているんじゃ
ないかと思う。私たちもときどき昔のエピソードを持ち出しては若かったなあと大笑いする。
たとえば、新婚の頃、仕事の帰りに珍しく同僚と飲んだカレシがアパートに帰り着くなりごろ
りと床に大の字。爆睡しているカレシの傍に座ってうちわで扇いであげながら、どぉ~しよ~
と困惑していたワタシ。日系企業に勤め始めた頃、本社のクリスマスパーティで酔っ払った
カレシに代わってワタシが車を運転。仮免中だったので、道路交通法では正規の運転免許
保持者が同乗することになっていたんだけど、その同乗者が酔っ払って眠っていても良かっ
たのかどうかは今でもわからない。

ワタシにも、独身時代にはススキノで水割りウィスキーを10杯以上飲んで酔い潰れたり、
大晦日に父と1升ビンのお酒を酌み交わしていて沈没したり、結婚してからも、退職する同
僚秘書のお別れランチでひょんなことから仲間4人全員が酔い潰れて職場に帰れなくなっ
たり(翌日は4人とも欠勤)と、カレシよりも華々しい武勇伝があるんだけど、どれも若気の
至りってことで・・・。

新しい枕とモニター用のめがね

2017年03月17日 | 日々の風の吹くまま
3月16日(木曜日)。雨。昨日の夜の雷雨では川向こうのデルタで電柱に落雷したんだって。
けさはカレシが教室に行く道筋のカナダウェイの下り坂でスピードを出し過ぎた車が電柱に
激突する事故があって、いつも左折する道路で通行止め。左折できるから問題はないんだ
けど、西方面行きの車が全部片道1車線の道路に迂回させられるので、「渋滞するぞ」とカ
レシ。車が衝突した電柱は今にも倒れそうで取り替えなければならないそうだから、通行止
めはほぼ1日中続くだろうな。ニュースに映った車はぐしゃぐしゃで、乗っていた2人は即死。
あそこはけっこう急な下り坂だから・・・。

簡単に床の掃き掃除だけして、今日も仕事。日本語訳から何とか解放されて、いつもの英
語訳に戻ったら、何かほっとしたからヘンな気分。英語の原稿はちょっとくらいヘンな英語で
もわかるんだけど、頭の中で理解した内容が昔のようにすんなり日本語になって出て来なく
て、英和辞書を引いたりして四苦八苦。脳みそがついて行かない感じで、まさかワタシの日
本語の語彙が絶滅危惧種になっているわけじゃないだろうな。でも、日本語の原稿なら日
本語メディアの記事を毎日読むおかげで読解力は落ちていないようで、言っていることが頭
の中で理解できればけっこうすらすらと英語になって出て来る。何かおかしな話・・・。

小包受取代行オフィスから「小包到着」のお知らせ。形状記憶フォームの枕2個と眼精疲労
防止の眼鏡2個。枕は1個ずつ倍近い長さの段ボール箱に入って来たからびっくり。サイズ
の合う箱がなかったんだろうけど、うっかり長枕を注文したかなと思ってしまったじゃないの。
でも、お揃いの枕って、30数年ぶりだなあ。眼鏡はコンピュータやスマホの画面から出る有
害なブルーライトをカットするメラニン色素入りのレンズで、老眼のカレシは度入り、コンタク
トのワタシは度なし。さっそくかけてみたら、視界のコントラストが良くなって文字が読みやす
くなった感じ。壁2面が天井から床までガラス張りの金魚鉢オフィスに日が差し込むとタッチ
スクリーンのガラスに自分や周りの像が明るく映って読み難いのが悩みだった。

まぶしいグレアを99.9%カットしてくれて、目の緊張を解いて眼精疲労を防いでくれて、白
内障や加齢黄斑変性のリスクを軽減してくれて、紫外線やブルーライトから目を守ってくれ
るんだから、ちょっと高かったけどいい買い物かな・・・。

春の雷鳴・・・

2017年03月16日 | 日々の風の吹くまま
3月15日(水曜日)。雨、降ったり止んだり。目を覚ましたらもう9時15分前。カレシが教室
に行く日じゃないから別にいいんだけど、寝すぎだなあ、これ。何だか夢を見ていたような気
がすると言ったら、カレシも「何かヘンな夢を見ていた」。あはっ、これこそまさに「同床異夢」。

今日は日がな1日仕事、仕事、仕事。久しぶりの日本語訳で、名前からして英語人ではな
いヨーロッパあたりの偉そうな学者先生が書いた文書みたいで、かっこのつけ過ぎ。何だか
知らないけど新しい学問分野のようで、いくら検索しても分野の名前さえ日本語が見つから
ないから困る。しょうがないからカタカナ語訳して、そっちで検索したら、あはっ、それらしい
学問を説明しているらしい記事がいくつか。はて、研究資金を集めるためには、学者さんた
ちも起業家精神で同志を募って新しい縄張りを作らないとならない世の中なのかな。

聞いたこともない真新しい学問分野がトピックなもので、ワタシの日本語が古くなり過ぎてし
まったのか、午前中だけでもう脳みそがぐしゃぐしゃ。ランチの後でMarket Crossingの酒
屋へひとっ走りして気分転換。ジンの大瓶とワイン4本とレミを買って、隣のスーパーにはよ
らずにとんぼ返り。仕事に追われていると、寝酒が増えるんだよね、やっぱり。太らなきゃい
いけど、といいながら夕ご飯の買い物に行ったついでに肴にするニシンやタコの缶詰を2つ、
3つ・・・。

午後9時、予報になかった雷雨。春の雷鳴とでも言うのかな。(日曜日あたりにまた「雨か雪」
なんて言ってるけど。)そうそう、今日はIdes of March。古代ローマの暦で3月15日のこと。
独裁者になったシーザーがこの日に気をつけるようにという予言があったのに、のこのこと
元老院会議に出て行って暗殺されてしまった日。何となく縁起の悪い日のような感じで、ま、
仏滅みたいなものかな。カミナリ様はひとしきりゴロゴロやっていたけど、サージプロテクタ
付きの無停電電源のバッテリを使っているから、心配せずに仕事、仕事。何か脳みその方
が停電しちゃいそうだけど・・・。

やっと春の感じがしてきた

2017年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月14日(火曜日)。雨。カレシが英語教室に出かけた後、まずは熱いお風呂に浸かって
血の巡りを良くしてから、今日中に納品しなければならない超特急仕事の2つ目。何てこと
はないビジネス文書だけど、回りくどい文章をストレートに解釈しながら訳していたら、すごく
「経済的」な文書に仕上がって、本原稿の文字数単位の価格を英語1語あたりの単価に換
算したら普通よりも30%以上も高かったので、思わず訳抜けがあったかと思ってしまった。
Brevity is the soul of wit(簡潔こそ知恵の真髄)と言ったのはかのシェークスピアだったけ
ど、簡潔は効率の真髄である・・・なぁんて。

ランチはビーフンとあまりものの鶏のささ身とシラントロ(コリアンダー)で久しぶりにラクサ。
このビーフンはパスタの棚に置いてあったもので、袋の後ろにはシーフードパスタのレシピ
が書いてあったからおもしろい。グルテンフリーのパスタってことかな。でも、ラクサにしたら
ちゃんとビーフンの歯ざわりだった。ランチの後は夕食のポットローストをスロークッカーに
仕込む作業。玉ねぎとにんにくとシャンテレルきのこの燻製をたっぷり入れて、グレヴィーの
とろみになるマッシュルームをスライスして入れて、後は放ったらかし・・・。

仕事が終わって、夕食のしたくまで時間があったので、オリーブ油とオレンジジュースとグラ
ノーラを買いに外に出たら、おや、暖かい。平年並みの10度くらいだけど、冬が寒すぎたせ
いで格別に暖かく感じるらしい。この冬(12月~2月)は平均気温が平年より2度低い2.2
度で、観測史上10番目の寒さだったとか。一番寒かったのは1949/50年の冬で、平均
気温は何とマイナス0.2度。頑固に幼稚園時代の半ズボンで通していた小学校1年生のカ
レシもさすがに長ズボンに替えたそうで、マイナス20度近くに下がった日があって、雪も多
かったそうな。「水道管が凍るたびに親父が床下にもぐって融かしてたけど、おかげでオレ
の悪態言葉のボキャが一気に増えたよ」とカレシ。あはは。

ワタシにとって一番寒い冬だったのは1984/85年。通勤途中に港から吹き上げる体感
温度マイナス30度の寒風で耳かけからはみ出していた耳たぶの先っぽが凍傷になってし
まった。あの冬の平均気温は1.8度で、新築前のぼろ家は温水暖房だったのでボイラーの
石油代がすごくて、超省エネ型の旧居を設計するきっかけになったのだった。

 
 夕焼け雲に虹。春の予感・・・

だから3月は魔の季節なの

2017年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月13日(月曜日)。雨。8時半に目が覚めた。土曜日の朝まではいつも目を覚ます7時半
だった時刻だから、一種の「時差ぼけ」かな。今朝のニュースのトップは時間の切り替えに
よる悪影響の話。街頭で聞いても、「夕方が明るくていいわぁ」なんて人もいたけど、大多数
は「いやだ」。ただし、標準時に切り替える秋(11月)には時計の針を戻して1時間よけいに
眠れるのであまり文句は出ないらしい。まあ、国境のすぐ南のワシントン州からオレゴン州、
カリフォルニア州と軒並み切り替えの廃止を検討しているそうで、そもそもアメリカに追随し
て4月末だった切り替えをここまで繰り上げたんだから、そっちに期待をかけるとするか。

魔の3月真っ盛りで、今週も来週も仕事、仕事。凝った表現がやたらと出て来る原稿と取っ
組み合いしているのに、2倍以上もある仕事を優先でねじ込まれてしまったけど、原稿をさ
らっと読んでみたら、何だか同じように気取った表現がぞろぞろ。ため息をつきつつ、誰にも
わかるように平易な文章で簡潔に書けないもんかなあと思うけど、学者先生やお役人って、
いっつもこんな言語で思考していて、家に帰っても家族にこんな言語で話すのかな。そうい
えば、昔はIT系のユーザーマニュアルを翻訳しながら、恋人とのデートでもこんな風にしゃ
べっているのかなあと想像してひとり笑いしていたっけ。

雨が止んだので、それっと夕ごはんの買い物に道路向かいのBuy-Low Foodsへ。最近は
米を原料にしたスナック食品やパスタがずらり。調理用の米の種類も増えたし、南米原産の
キノアや北米先住民が食用にしていたワイルドライス(アメリカマコモというイネ科の穀草の
種)も並ぶようになった。カリフォルニアにはLundbergというアメリカで最大級の米作農場
があって、57平方キロという途方もない農地で、ジャポニカ米を含めたありとあらゆる種類
の米を栽培している。まあ、グルテンフリー食はセリアック病の患者以外には特に健康効果
があるわけではないらしいけど、「グルテンフリー」大流行のおかげで米や穀類の種類が増
えて、いろいろと楽しめるのはうれしいな。

ご飯のしたくにかかろうとしていたら、東京から電話。小さな仕事2件、何とか入りませんか
というので、ついオッケーしたら、後で同じ会社の別の部署からも気が遠くなるような量の引
き合いで、結局は4月第1週が終わるまで仕事、仕事でび~っしり。これだから3月は魔の
季節なんだよね・・・。

日照節約時間なんてもう無意味

2017年03月13日 | 日々の風の吹くまま
3月12日(日曜日)。雨。寝ている間に夏時間になって、目を覚ました午前8時はきのうは
まだ7時だった時間だけど、午後11時に時計の針を進めて、心理的に「真夜中」に寝たつ
もりのせいか、時差ぼけの症状はなし。時間が変わった後の月曜日には交通事故や心臓
発作が増え、生産性の低下による経済的損失は大きいし、ライフスタイルが多様化した今
では省エネの趣旨も無意味だし、何よりも誰も歓迎していない制度なのに、なぜかBC州
政府は変えようという動きを見せないから不思議。選挙公約にしたら受けるだろうに。

コンピュータや電話、ケーブル放送のボックスは自動的に変わってくれるので、手動で変え
た時計はオーブンと電子レンジのを含めて8つ。そのうち壁から外して手で針を動かす時計
は3つで、あとはピッピッピ。変則的な時間で暮らしていた頃は、モニターの隅の時刻表示
が1時59分からいきなり3時00分になって、しゃっくりしたような気分になったものだった。
家中で23個の時計の時間を変えたのは、家電の類にまでやたらとデジタル時計が付いて
来たずっと昔の話。ワタシがカナダに来たばかりの頃は4月の第4日曜日が夏時間移行の
日で、誕生日と重なったときは1時間盗まれたような気持ちだった。

俗に夏時間と呼ばれるこのdaylight saving time (DST-日照節約時間)は第1次大戦中
にドイツで始まって、イギリスが敵に負けじと採用したものだそうで、文字通り日のあるうち
の工場の稼働時間を延ばして夜間の照明コストを減らすのが狙いだった。でも、最近の研
究では、夕方のエネルギー需要は減るものの朝方の需要が増えて省エネ効果が相殺され
る上に、夏の日照時間が長くなる分クーラーなどの稼働時間も長くなって逆にエネルギー
消費が増え、実際にはエネルギーの浪費になっているという結果が出ている。電灯をつけ
る時間が短くなると言っても、今どきはLED照明の普及で黙っていても電力消費は減って
いるんじゃないかと思うけど。

要するに、恩恵を受けるのはゴルフ場のようなアウトドアのレジャー産業くらいなもので、市
民の生活や健康にも国の経済にもいいことはないんだから、さしたる必要もないのに時間
を進めたり戻したりするこの儀式、もう廃止する時期だと思うけどな。いっそのこと1月1日
午前零時にDSTに切り替えて、12月31日午後11時59分59秒に標準時間に戻したらど
うなんだろう。みんな大晦日のパーティで酔っ払ってしまってダメかな?