リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

非常事態宣言がまた延長されても今度は終わりが見える

2020年04月30日 | 日々の風の吹くまま
4月29日(水曜日)。☁☂☁☂。ロックダウン6週目の終わり。外出自粛や在宅勤務で巣ごもり状態になって、急に人気を集めたのが大掃除、ベーキング/クッキング、そしてガーデニングの3つ。中でも初期の一番人気は大掃除で、春は元から大掃除の季節と言うことになっているんだけど、今年は念入りに何度もやっている人が多いらしい。マンション管理組合理事のグロリアは3回も隅々まで掃除したので「もう掃除するところがなくなっちゃった」。それに触発されたわけじゃないけど、急にレクルームの隅にある古いスツール兼物入れを整理してみるかな。

貧乏時代に買ったクッションが物入れの蓋になっている安物で、ずっと裁縫箱だったもの。これでも昔はカレシのソックスの穴を繕ったりしていたんだよね。手縫い用の古い絹小町糸やメリケン針や指ぬきや針刺し、他に刺繍糸や何に使うのか忘れてしまった「道具」がたくさん。さらにミシン用のボビンや針や部品まで。母に「嫁入り道具」として持たされたポータブルのミシンがあったけど、共働きで時間がなかったし、左利きでうまく使えなかったので、たまにしか使わず、30年くらい前に中古品を集めていた慈善団体に寄付してしまった。ま、拾い集めたら空き瓶いっぱいになったボタン類は欲しい人に進呈することにして、ミニチュア作りに使えそうなもの以外は全部ゴミ箱行き。開いたスペースにミニチュア用の材料を入れて、ワタシの「春の大掃除」はおしまい。ああ、すっきり。

非常事態宣言は予想していた通りさらに2週間延長。でも、その間に経済活動再開の準備をするそうで、来週にはその骨子を発表すると言うし、ボニー先生も「5月中旬から末にかけて」規制を緩和できそうと言うし、うん、何か冬眠から目覚めて穴から這い出そうとごぞごぞやっている熊のような気分だな。日常が日常でなくなった状態がいつまで続くのかわからないから嫌でも不安が募るんであって、こんな風に「終点」を提示してくれれば、不自由でもあまりイライラしないし、長い巣ごもりでも欝っぽくならずに済むんだよね。もっとも、初めの頃はいつまで続くかなんて誰にもわからなかったんだけど。

午後7時、外でサイレンや鍋やフライパンガンガンと叩く音、車のクラクションが聞こえて来た。医療関係者などパンデミックの最前線で身の危険を冒して働く人たちへの敬意と感謝の意を表すもので、毎日午後7時から数分だけ街中に一斉に響き渡る。バルコニーに出ると、誰かが吹くトランペットや口笛、歓声までがどこから来るのかわからないくらいに四方八方から上がって来るので、大歓声に包まれる競技場のど真ん中にいるようでしばし圧倒される。日本ではコロナ感染の最前線で働く人たちやその子供や家族までが心無い差別(というよりイジメ)に遭っているそうだけど、いつからそんな村八分社会になったんだろうな。悲しいね。日暮れ時、小雨が降り続く中で突然明るい虹がきれいなアーチを描いてくれた・・・。
 


あちこちにロックダウンの解除が始まる兆し

2020年04月29日 | 日々の風の吹くまま
4月28日(火曜日)。☁☁。4月もほぼ終わりだってのに、何だか寒いなあ。バルコニーに出してあるトマトの苗がちょっとかわいそう。朝ご飯が済んで少しのんびりしたところで、カレシの血圧を測ってあげた。2月初めからACE阻害薬を中止したので、上130、下80と、ACE阻害薬とベータ遮断薬を合わせて飲んでいた去年と比べたらやや高めだけど、アメリカ心臓病学会によると、カレシの年齢(8月に喜寿)では上が140以下、下が90以下なら問題はないそうなので、いい状態。心拍数は69で、スラニナ先生に60から90の間と言われているから、これも花丸レベルの数字。ただし、ここのところ体重がちょっと増えているそうなのでおやつのクッキーを減らさなきゃね。

今日はブードルズのジンを買いに、ウォーキングを兼ねて州営の酒屋まで。6番ストリートの銀行の前から6番アベニューとの交差点までの道路上に赤いコーンが点々と置いてあって、近くまで行ったら歩道際の路駐用の車線に「歩行者のフィジカルディスタンス確保のため、車両通行止め」。ニューウェストは街中でも歩道があまり幅広くないので、すれ違うのにも間隔を空けにくいのに、銀行や商店の入店規制で壁に沿って待ち行列ができるのでよけいに幅が狭まった感じになっていた。なるほど、駐車用の車線をつぶして歩道にしちゃったわけか。ロックダウン6週目の今になって歩道を広げたのは、もしかしたらロックダウンが緩和される前触れなのかな。外出や営業の規制を緩めれば、当然街中に出て来る人が増えるわけだから、それを見込んでのことかもしれない。

そうだったら、こんなうれしいことはないな。私たちの日常にはすぐに変化がなくても、トンネルの出口へまっしぐらというのはそれだけで精神的な重石が軽くなるような気がする。少しずつ規制を緩めて行って、夏の終わりまでには平常に近い状態に戻すというプランのようで、それまで4ヵ月か。けっこう長いけど、少しずつ明るいところへ出て行くような感じかな。秋には制限付きではあっても劇場の灯が点るかもしれない。レストランにも行けるかな。友だちと会っておしゃべりすることもできるかな。ヘアカットにも行けるかな。眼科で検眼して新しいコンタクトレンズを作ってもらえるかな。歯医者に行って修理が必要な上の奥歯を治してもらえるかな。少しずつ、少しずつでも、普通の生活が戻って来るのはうれしいよね。

そのときに備えて、車のバッテリを取り替えておいた方がいいと思うけど、長い間の外出自粛でバッテリが上がってしまったケースが多発して、BCAA(BC自動車協会)に来るバッテリ交換や充電のリクエストが50%も増えたという話。今から予約した方がいいかなあと言いながら、車のトランクに積みっぱなしの園芸土の大袋を取りに行ったらトランクを開けるのにドアロックのボタンを押してもうんともすんとも言わない。ロックが壊れてキーでは開けられなくなってドアロックが頼りなのに、バッテリが上がってはどうにもならないってことか。ワタシが後ろのドアを開けて乗り込んで、座席を前に倒して、何とか袋を引きずり出したけど、BCAAに来てもらわないとね。いつになるかわからないけど・・・。


電話で診察/何かが変わり始めているような・・・

2020年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月27日(月曜日)。☀☁☀。何だか久しぶりにぐっすりと眠れた気分。たくさん夢を見ていたような気がするけど、何の夢だったのかな。目が覚めてすぐに忘れてしまったということはいい夢だったんだろうな。ほんとに夢を録画できたらいいのにね。いい夢を何度でも再生して見られるし、悪い夢や嫌な夢はちゃっと消去してしまえるし。

今日は午前9時にカレシのドクターのアポ。先週散歩の途中でどういうセッティングになっているのか聞きに診療所に寄ったら、「スラニナ先生が電話で様子を聞いて診察に来てもらうかどうか決めて、必要がなければ処方箋を指定の薬局に直接ファックスします」という話。へえ、一種の遠隔診療かと興味津々で待っていたら、9時を10分ほど回った頃に電話。カレシは「毎日欠かさず女房とウォーキングしてます」(まじめにね)、「機械はあるんですが・・・測ったほうがいいですか、やっぱり」(血圧、数字を見たくないってサボってたの)、「ベータ遮断薬は・・・やっぱりもうしばらくですか」(今は気づかずにストレスになったりするから)、「2、3週間したらですね」(オフィスにおいでってことかな)、「では、処方箋をよろしく」(あ、薬局に送ってくれるのね)。

電話を切って、「スラニナ先生も在宅勤務らしいよ」とカレシ。そうだろうね。ウォークイン担当の先生と違って、かかりつけになっている患者だけを診るんだから、オフィスよりは自宅の方が先生にも患者にも安全だよね。「でも、2、3週間したらオフィスに来てもらえるからねって言ってたよ」。ふむ、それって緊急事態が解除される前触れかな。だといいね。「家で血圧を測れって言われた」。次に行ったときにベータ遮断薬を中止するかどうか決めるのに、特に心拍数のデータが必要なんじゃないかな。数字を見たくないなら見なくていいから、せめて3日に1回ぐらいは測りなさいよ。ワタシがセットして、記録しといてあげるから。「そうだなあ。それと、処方箋は薬局に送るそうだから、買い物に行ったときに確認してね」。はいはい。

でも、2、3週間したらって、緊急事態をさらに2週間延長したら期限は5月半ばで、ホーガン州首相が早ければ規制の緩和を始められるかもって言った「時期」じゃないの。レストラン業界は営業再開のための計画をまとめていると言うし、バンクーバーでは植物園と市営ゴルフ場の閉鎖を解くと言うし、今日はスーパーに行ったら、ずぅ~っと空っぽだった肉と魚の陳列ケースに久しぶりにヒレステーキやアヒマグロの大きな塊が並んでいたし、何となく何かが変わり始めているような感触。すっかりうれしくなって、セリナに手剥きのエビを200グラム包んでもらっちゃったけど、もしかしたら、もしかしたら・・・。


たくさんの誕生日のお祝いメッセージにありがとうメール

2020年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月26日(日曜日)。☀☁☁。ゆうべは取っときの1948年ビンテージのアルマニャックで寝酒をして誕生日の打ち上げをして寝て、一夜明けたら普通の日曜日。久しぶりに生クリームたっぷりのケーキなんか食べたせいか、体重がちょこっとアップ。でもまあ、誕生日は1年に1度のことだから、2、3日もすれば元に戻るかな。

誕生日にあんまりたくさんの友だちからメールやFBでメッセージをもらったもので、今日は朝からお礼の返事を書くのに大忙し。劇場の全面閉鎖はArts Clubにとって劇団の存続に関わりかねない事態だけど、役者やテクニシャンにとっては、俗に「ハリウッドノース」と呼ばれるバンクーバーでいつも盛んな映画やテレビの撮影やポストプロダクションもキャンセルになって仕事が途絶えてしまったわけで、連邦政府と州政府の救済措置がいろいろあると言っても、経済的だけじゃなくて精神的にも厳しいと思う。そんな中でみんなからやさしい誕生日祝いのメッセージをもらった「劇場ねずみ」のワタシは幸せものだなあと、感動しながらせっせと返信。劇場の再開の準備のために1千万円までのマッチング付き寄付募集のキャンペーンが始まったので、きのう自分への誕生日プレゼントのつもりで50万円を寄付。マッチングで100万円の資金。劇場の灯が再び明々と点る日が待ち遠しい。

☆☆メール書きに熱中して尻切れとんぼ☆☆


コロナのせいで予定が狂った誕生日

2020年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月25日(土曜日)。☂☁☀。今日はワタシの誕生日。72歳になった。日本だったら「高齢者」と呼ばれる年齢だけど、どうもそんな実感はなくて、ただ今日で72歳という感じ。何でかな。若い頃からやりたかったことを未だにやりたくて、あれもこれもと気が多すぎるせいかな。でも、それが元気に生きている証だと思うから、来年になってもまだ、あっ、今日で73歳かあ、とすっとぼけていそう。

朝ご飯もそこそこに、グループレッスンがあるカレシに留守番させて、今週の野菜ボックスを受け取りに雨の中をティペラリー公園へ。段ボール箱の中身を持って行ったトートバッグに入れてもらって、ワタシの名前が書いてある箱はまた来週ね。こごみがかなり大ぶりになって来たので、そろそろ季節も終わりなのかと思ったら、「もっと北の方へ行くと今が盛り」とマット君。来週は400キロ以上も先のサーモンアームまで遠征するんだって。今日の目玉はクレソンとハナスグリの花。クレソンは渓流に沿って生えていて、「もっと採れるように生えていないところにたくさん移植して来た」。へえ。鮮やかなピンクのハナスグリの花はちょっと不思議な香りがあって、「サラダに散らして食べたり、煎じたり、酢や酒に漬けて香りを移すのもいいよ」。

 

 

 

せっかくの誕生日なのに、弟のデイヴィッドと一緒に祝うのを楽しみにしていた地中海クルーズはキャンセルになってしまったし、ロックダウン中なのでご馳走を食べに行けるレストランもない。というわけで、シェフの誕生日なんだから、シェフが勝手に好きな料理を好きなように作ればいいや。鴨の胸肉をノンフライヤーで焼くつもりでいたので、オレンジジュースと蜂蜜と醤油を煮詰めたオレンジソースを作っておいて、フリーザーをかき回して見つけた半端な材料で適当にちゃっちゃと前菜。鮭とハマチとマグロをのりで巻いたのと、ホタテをバターで焼いて蕎麦の上に乗せてハナスグリを散らしたのと、カエデの花をちょっとゆでて大きなしいたけに詰めてチーズ焼きにしたのとで、まあまあのでき。ちょっと焼きすぎた感のあるメインの鴨の胸肉にはこごみを添えて。仕上げはスーパーで買って来たイチゴのショートケーキ。ケーキなんてほんっとに久しぶりだけど、せっかくの誕生日だもんね。

 

 

 

ハッピーバースディトゥ~ミィ~


切らず、縫わずのバンダナマスクでおしゃれしよう

2020年04月25日 | 日々の風の吹くまま
4月24日(金曜日)。☁☁☂。やれやれ、もう1週間が終わってしまう。ついしばらく前までは時間の足が何だか鈍くなったような気がしていたのに、いつの間にか「もう○曜日」なんて言っている。少しずつ、少しずつだけど、周りで長い巣ごもりの出口が見えているという雰囲気が漂い始めたせいかな。まだちょっと先かもしれないけど、そう遠くないところに「終わり」があるんだという期待感はたしかに励みになるな。天気は下り坂だけど、雨だっていつか止むんだから。

きのうバンダナ風マスクをして外に出たら、思いのほか快適だったので、今日はさらに2枚。もう4年くらい前だったか、両親の墓参りに札幌に行ったら、たまたま「Yosakoiソーラン祭り」と言うのをやっていて、これが盛大なダンスのコンペティション。いつから始まったのか知らなかったけど、若い人たちの群舞は熱気がムンムンで、北海道もこんなに元気になったんだなあと感心したもんだった。それも今年はコロナのせいで中止になってしまったそうで、残念だけど、今日のマスクの1枚はあのときにおみやげに買って来た大きなハンカチ。

 

思いつきで試してみたワタシの「バンダナマスク」は真四角の布を二つ折りにして三角巾にして、自分の顔にフィットするように3ヵ所を結ぶだけでいいので、せっかくのきれいなハンカチを切ったり、縫ったりしないで済むし、結び目を解けば洗濯も楽々で、乾かして結び直せばてまたマスクに変身。耳にかけるゴムひもはスーパーで見つけて来た髪をまとめるためのゴム輪で、折り目の2ヵ所を結ぶ前に通すだけ。ちょうどよく耳に収まったら、3ヵ所目の端を顎の下でまとめてリボンか何かで結ぶと、立体マスクのように顔に密着するので、着け心地がぐんと良くなる。三角に折らずに作れたらもうちょっとマスクらしい形になるんだろうけど、歩いていると結んだ端っこが耳と顎の下で風になびくのがまたおもしろいところ。せっかくマスクをする気になったんだから、ちょっとおしゃれっぽくしたいもんね。

Yosakoiマスクで意気揚々とスーパーに行ったら、警備員のおじさんが「お、今日は色が違うね」。うん、日替わりマスクってところ。魚売り場では、セリナが「それ、どうやって作るの」と聞くので、ちょっと外して、両側のここにゴム輪を通して、えいっと結んで耳にかけてから、ぴったりフィットするように顎の下で結ぶだけなのよぉ、洗濯するときは解けばいいしぃ~と説明。「作ってみようかしら」とセリナ。うん、雑貨屋でいろんな色のバンダナを売っているし、1、2分でできるから簡単だし、あの水色のマスクをして歩くよりもよりもずっとおしゃれで、颯爽として見えると思うな。それにもっとたくさんの人が自分で作るようになれば、不足がちな医療用マスクをもうし少しは必要なところに回せるんじゃないかと思うしね。


間隔をあけて並ぶのも入店制限も今はやるっきゃない

2020年04月24日 | 日々の風の吹くまま
4月23日(木曜日)。☁☀。あら、もう木曜日。ロックダウンは早くも6週目。非常事態宣言は月末までだけど、たぶんまた延長だろうな。でも、ホーガン州首相はトンネルの出口が見えていると言うし、いろんな制限を徐々に解除して行くための準備も始めたようだし、まあ、すぐには元の生活に戻れないとしても、前向きになれるところまで来たんだなあという感じ。それでもカナダ各地で夏に予定されていた大きなイベントは軒並みキャンセ。7月に我が家の窓の下の道路でやる音楽フェスも、毎年どこかに逃げ出していたのが、今年はキャンセルになったおかげで避難は不要。何だか静かな、静かな夏になりそう。

午前中に4つ目のマスクを作ってから、コードの接触が悪くなったカレシのヘッドフォンを買い換えようと、午後1番に道路向かいのLondon Drugsへひとっ走り。入店を制限しているので、店の入口から細長いモールの内側の廊下に貼ってある「2メートルルール」の足跡マークに従って長い行列。でも、ワタシの前に6、7人いたけど流れはけっこうスムーズで、5分ほど待っただけで入れた。考えようによっては、行列してまで当てのないウィンドウショッピングをするう暇人はいないだろうから、並んで入店を待っているのは何か買うものがある人ってことかな。中に入ったらエレクトロニクスの売り場に直行して、カウンターの後ろにいた店員にBoseのQuiet Comfort 35のヘッドフォンありますかと聞いたら、「Boseはこれだけですが」と鍵のかかったケースを開けて出してくれたのはSoundLinkシリーズのワイヤレス。デザインはQCと同じだけどノイズキャンセリングなしだから値段は半分。ささっと買って店を出たら、まだ長い行列がじわじわと前進していた。

日本では外出自粛を要請したら、商店街やスーパーが込み合い始めたという話で、知事が入店制限を要請して、買い物を3日1回くらいに控えてほしいと呼びかけたとか。子供も亭主も在宅になって、近場のスーパーやDIYの店をレジャーランド代わりにする家族連れが増えたらしい。でも、制限をかけると「不便だ」、「買い物の量が増えて運び手がいるのに」などなど、文句たらたらで、「自分」にとって不便、迷惑という、まったくもって自分だけ目線の反応。感染防止には「離れること」が何よりの方策なんだけど、何のための外出自粛や入店制限なのかよくわかってないのかな。でも、日本のスーパーはものすごく狭いのが多いから、2メートル離れろと言ってもそんなスペースは元からないよね。

今日は三角にして3ヵ所を縛るだけのバンダナ風のマスクをして買い物。スーパーの外に「1家族1人のみ」という新しい看板が立っていた。真上のウォルマートは先々週から「1家族につき大人1人」の制限をかけていたけど、Save-Onよ、お前もかというところかな。ウォルマートとは客層が違うので、前から子連れはそんなに多くなかったけど、学校は休みだし、テレワークだしとなると、やっぱりか。店の外に退屈そうに立っているおじさんたちは奥さんが買い物を終えて出て来るのを待っているんだろうな。自分と家族と周囲の人たちの安全を守るためには、今は自発的に行動パターンを変えて対応して行かないとね。


ほくほくしたり、コロナの身近さを感じたり

2020年04月23日 | 日々の風の吹くまま
4月22日(水曜日)。☂☁☁。ほんとに久しぶりの雨。しょぼしょぼ程度であまりどよぉ~んとした暗さがないので、ああ、たまには雨の日もいいもんだなぁという気分。ま、今日も新しい1日という気分で、きのうやり残したマルメロのジャムの仕上げ。日本ではセイヨウカリンと呼ぶそうで、英語ではquinceだけど、ボケの英語名のflowering quinceとはまったく別物。マルメロはポルトガル語由来で、マーマレードの語源とか。砂糖をうんと控えて、ナツメグをちょっとだけ入れて、カレシが思いつきでブランディを加えて、うん、ちょっと不思議な味のジャムができた。
 

会計事務所からメールに添付して送られて来ていた所得税の確定申告。電子申告のための委任の署名が必要で、書類と一緒にPDFファイルでの電子署名の説明書があったのでやってみたらけっこう簡単。イメージも使えると言うことで、2人の署名をスキャンしてそれぞれをJPEGファイルにして、開いたPDFファイルの署名欄に挿入して保存するだけ。メールの返信に2人分のファイルを添付して送って、2019年度の所得税申告は終了。今年は新型コロナによる経済的な混乱で、4月30日の申告期限が6月1日まで猶予されているけど、去年はワタシの事業所得がなかったので、かなりの還付があると見越してさっさと申告。配偶者間で年金収入を分け合って世帯の所得税合計を減らせる制度を利用して、カレシの年金収入の3分の1ほどをワタシの所得に振り替えたら、還付額の合計が何と2.6倍になって23万円ほどの還付。うわ、ホクホクしちゃう。

雨上がりの午後、いつものように買い物に出かけたら、モールの駐車場入口前にある交差点の歩行者信号のボタンの上に「ボタンを押さないで」という標識。そっか、歩行者がウィルスまみれかも知れない信ボタンを押さなくてもいいように、ニューウェスト市が主要交差点の信号のプログラムを変更することにしたという記事がローカルの新聞にあったっけ。ワタシは肘でポンッとやっていたけど、市もいろいろと考えてくれてるんだな。若いコーテ市長は自宅マンションでテレワーク中。同じくテレワーク中の奥さんがダイニングテーブルで仕事、リビングでは3人の子供たちが交代で家族用コンピュータでのオンライン授業ということで、あぶれた市長さんは寝室を「臨時市長室」にして執務中とか。ほかに犬と猫がいて、毎日「てんやわんやです」と市民宛のメッセージに書いてあった。

     

今日のコロナ状況の発表によると、BC州ではこれまでに6万5545人の検査をして、確認された感染者の累計は1795人、入院中が103人(うち集中治療は46人)。新しく郊外のメープルリッジにある介護付き高齢者ホームで入居者と職員15人の感染を確認。そこは何とカレシママがおととし亡くなるまで住んでいたところ。かなり管理の行き届いたホームだったけど、それでもやっぱりウィルスの侵入を防げなかったんだな。州内でのクラスターはほとんどが介護ホームで発生していて、死者90人のうちの2、3人を除いてほぼ全員がホームに入居している高齢者だから、ママが今生きていたら、ホームで感染者が出たと聞いて、私たちは心配で心配でいても立ってもいられなかっただろうと思うと、ウィルスが急に身近に迫って来た感じと言うか・・・。


手作りは気持を落ち着ける効果がある

2020年04月22日 | 日々の風の吹くまま
4月21日(火曜日)。☁☀☁。天気は下り坂の気配。でも、思い立って布マスク作りを始めてから、何となくget the creative juices flowingと言う通り、クリエイティブなやる気が高まって来た感じがする。根っから手でものを作る/創るのが好きな性分と見えて、まとめてあれもこれもやりたくなるという困った面もあるけど、いったん流れに乗ると次から次へと何かを創りたくなる。何となく機先を殺がれて棚上げしていたミニチュアの「ジャズバー」にも取りかかりたいし、マスク作りも工夫しているうちに要領がわかって来ておもしろくなったし、書き始めて最初の2ページで放り出していたMr. Puddlesの独白的ストーリーも、老犬Puddlesの目を通して見た「コロナで巣ごもり中の家族の悲喜こもごも」のようなイメージが沸いて来たし、ほらほら、あれもこれもと・・・。

日課のウォーキングのルートとして、今の季節はいつも窓から見えているクィーンズパークの住宅地が断トツに気持がいい。ニューウェストミンスター市の草分け時代からの上流中産階級の住宅地なので、街路樹も庭木もこんもりした潅木を始めとしてびっくりするような古木、大木、巨木。花の咲く木が多くて、春を待ちかねたように、コブシ、木蓮、シデコブシ、梅、桜、八重桜、レンギョウ、アセビ、ツバキ、ツツジ、ヤマブキと、まるで植物園の中を歩くような感じ。特に八重桜はボリュームたっぷりの花がびっしり咲くので壮観さでは一番かな。窓からも濃いピンクの塊がよく見える。


何かやりたい気分が嵩じて、今日は3つ目のマスクの仕上げ。最初に作り始めたのにプリーツをたたんだだけで、ちょっと放置して別の生地の(第1作)を作り始めたので、第3作目になってしまった。これも日本のおしゃれな布巾が材料で、図柄は赤いコーヒーポットとカップと薄茶色のコーヒー豆(第1作はレモンだった)。プリーツが広がり過ぎないように頬に当たるあたりにステッチを入れてみたら、真ん中がちょっぴり立体マスク風に膨らんで、鼻から顎にかけての収まりが良くなったので、気を良くして「路上テスト」のつもりで買い物へ。唇が渇きがちの感じはするけど、着用感は上々。スーパーに入ったら警備員のおじさんが「looks good(かっこいいね)」。品出しをしていたフェニルが「おしゃれだねえ」。レジのタミーは「手作りのはみんな違っていて、見ていて楽しいわ」。うん、ちょっとトレンディにやってみたの。

   

手作りマスクの「評判」は上々で、さらに気を良くして帰って来て、勢いに乗ってアップルソース作り。かちかちのマルメロをざくざくと切って1時間以上煮込んで柔らかくして、ジャムにする分を別の鍋に取り分けてから、りんごとしょうがのかけらとシナモンスティックを加えてとろとろ。朝ご飯のシリアルにスプーン1杯ほど混ぜてミルクをかけて食べると、ああ、今日もまた新しい1日だぁ~と言う気分になる。自分の手で作るって、こういう欝っぽくなりがちなご時勢のときには気分が明るくなっていいね。スーパーの小麦粉、砂糖、イースト、バターの棚が空っぽになった理由がわかる気がする。


コロナ陰謀説が花盛りになったりして

2020年04月21日 | 日々の風の吹くまま
4月20日(月曜日)。☁☀☀。久しぶりにちょっと良く眠れた気分。また新しい週の始まりだけど、時間だけが人間様にはおかまいなしに過ぎて行くような、あるいは逆に人間様のイライラをよそに時間は止まってしまったままのような、何となくよくわからない感じ。今はどこへ行っても八重桜が満開・・・。

武漢で出現した新コロナウィルスの発生源は野生動物を扱う市場じゃなくてウィルスの研究所ではないかという疑惑?が持ち上がっている。どうも前から危険な病原体を扱っているのに安全管理のずさんだと指摘されていたらしい。その研究所で「作られた」という噂もあるようだけど、もしも人間の手で作られたものだとしたら、目的は「生物兵器」だろうな。だとしたら、研究所の管理は知られたくない情報が漏れないためにも徹底して厳しいんじゃないかと思うけどね。だから、「管理がずさんだったせいで流出した」という説の方が現実味がある感じ。どっちにしても、パンデミックが収束に向かったら、「いったい何がどうなってああなったんだ」と真相の究明と責任の追及に世界中の人たちの関心が向くだろうな。

ドイツの新聞ビルドがドイツは中国に1490億ユーロの賠償を請求するという記事を載せたことに中国が激怒して、それに対してビルドの編集長が習近平宛の公開書簡で「コロナウィルスは中国最大の輸出ヒット品」とやり返して、中国は名誉毀損だとか扇動的だとか何だとか、悪あがきみたいな応答。アメリカでも中国を相手取って集団訴訟を起こそうという署名運動があるそうだし、国際法の専門家たちも中国に賠償責任があるとする見解を示しているそうだし、何だか習近平の包囲網がじわじわと狭まっている感じ。そんな中で、ジャスティン君が記者会見で「外国による買収からカナダの企業を保護する」と突拍子もない発表。うん、「外国」というのはずばり中国だな。コロナのおかげで欧米の企業は経営難に陥っていて、どこもそんな余裕はないから、中国が二束三文で買収しようと動くのはありえない話じゃないし、習近平があの嫌ったらしいにんまり顔で「救済してあげましょう」とお大尽ぶって出て来ても驚かないけど、何だかコロナ陰謀説が百花繚乱になりそうな・・・。

まあ、陰謀説はあくまでも陰謀説。中国では、世界の経済が大恐慌以来というくらいの不景気になったせいで輸出需要が激減してしまったもので、輸出製品を国内で売ろうと躍起になっているらしいし、ほんとのところはメンツを保とうとしているうちに、手のつけられない事態になってしまったというところじゃないのかな。見ようによっては、世界秩序をぶち壊したアホな独裁者と言う事実は歴史に残ると思う。中国、中国と、まるで桃源郷でも見つけたようにうっとり顔ですり寄っていたグローバル主義者が目を覚ましたかどうかはわからないけど。

 

 
 今日の新作は大きなハンカチを三角に折って、縫わずに作ったバンダナマスク


おしゃれっぽいマスクを自作してみた

2020年04月20日 | 日々の風の吹くまま
4月19日(日曜日)。☁☀。朝のうち、ちょっぴりどよぉ~ん。ああ、コロナ騒ぎがなければ、今日は朝一番で空港へ向かっていたところだったな。エールフランスでパリに飛んで、そこで乗り換えてローマへ。トレヴィの泉に近いSilversea指定の(ばっか高い)ホテルに3泊して、ローマで遊んでから木曜日にSilver Shadowに乗って地中海に船出するはずだった。おととしの11月に予約してからずっと楽しみにしていたのに、ため息が出るなあ。キャンセルになって飛行機代からホテル代まで込みで全額戻って来るので、経済的な損害はないんだけど、やっぱりため息が出る。ほんっとにもう、習近平のせいだっ。

でも、むかついていてもしゃあないものはしゃあないので、何か面白いことをやろうと工房に陣取って、おととい作り始めた布マスクの仕上げ。材料は何年か前に東京の友だちがクリスマスプレゼントに送ってくれた和タオルで、だいたいの目分量で4分の1切り取って一番簡単そうなプリーツマスクを試作。イメージをしっかり見ておいたので、難しくはないけど、あまり得意とは言えない手縫いだから、どんな仕上がりになるのかはできあがってみないとわからない。耳にかける紐は香港のシャングリラホテルから「いただいて」来たランドリーバッグの紐を転用。午前中いっぱいかかって、何とかマスクとして通用しそうなものができあがった。
 

さっそく耳にかけてみたら、おお、ちゃんと普通に息ができて、着け心地はあまり悪くないな。マスクをしたままでオフィスに行って、カレシにどぉ~お?と見せたら、キャハハハと大笑いして「かわいいじゃん」。何なのよ、その反応は。でも、写真を撮ってくれたので、何となくギャハハ笑いの絵文字に似たような顔に写っているけど、マスク作ってみたよとFBに載せたら、友だちが続々と「いいね」。へえ、大ヒットじゃないの。手ごろな生地と針と糸があればお裁縫が大の苦手のワタシでも作れるんだぁ~と調子に乗って、柄の違う生地でもう2、3枚くらい作ってみようかなあとやる気を出したのは上々。子供のときからマスク嫌いなので、実際にするかどうかはわからないけど、するんだったら思い切ってファッションアイテムにしちゃった方が気分がいいかも。

今日のランチでSimply Delishのスープミックスを使い切ったので、まとめて13本注文。郊外のラングレーで若い夫婦が作っていて、豆類や乾燥野菜のベジタリアンの材料がセロファンのチューブに段だらに入っている。ファミリーサイズなら2人前のランチが3回分できるので、冷凍しておけばメニューに困ったときに便利だし、肉や野菜を好きなように入れられる柔軟性がうれしいし、何よりもおいしい。マット君の野菜ボックスもそうだけど、若い世代が起業したローカルの食料ビジネスを引き立てて行かなくちゃ。メイドインチャイナはもういいから。


亭主も女房も元気で一緒がいい

2020年04月19日 | 日々の風の吹くまま
4月18日(土曜日)。☁☀☀。えっと、今日は・・・あ、土曜日か。土曜日なら掃除の日。でもねえ、何だか知らないけど、最近は今日は何曜日だっけ?というときが増えたような気がする。まずいかなあ、これ。基本的な生活のリズムそのものは特に変わりはないんだけど、「予定」というものがほとんどなくなったせいじゃないかと思う。いつも色分けしたポストイットのフラグがべたべた貼ってあるカレンダーは「今日」を示す赤いフラグと請求書の支払期日を示す水色のフラグ以外はほぼブランク。その赤いフラッグも寝る前に次の日に移しておくのを忘れたりするから、あぁ~あ、もしかして年かなあ。

床掃除の後で、今日はカレシのバスルーム掃除をちょっとフォローアップ。引っ越してきてから自発的に「担当」を買って出てくれたのはいいけど、バスタブとシャワーストールには手をつけず、トイレとシンクとカウンターと鏡だけ掃除。しかも、L字型の部屋の両端にある2つのバスルームを行き来しながらでも10分もかからずに終わってしまう。つまり筋金入りの手抜き仕事。それで月に1度シーラに掃除してもらっていたわけだけど、ロックダウンが解除されるまではそうは行かないので、少しずつ自分でやるしかないわけ。現役時代には20年以上も家の掃除をシーラと相棒に任せっ切りだったから、家事の中では一番へたくそ。でも、やってみればなんとかなるはずで、今日はトイレ、来週はバスタブ、再来週はシャワーストール・・・。

コロナウィルスによる外出自粛やロックダウンのおかげで、今どきは世界のあちこちで「在宅勤務」が当たり前になっている。今まで週日は1日の大半を別々に過ごしていたカップルが急に四六時中ひとつ屋根の下で顔を突き合わせているようになったらどうなるか。ロックダウンが始まった頃は「ベビーブームが来る」なんて冗談が飛び交っていたけど、どうも「離婚ブームが来る」の方が正解だったようで、真っ先に外出禁止になった中国では離婚請求がうなぎ上りだそうな。さらに欧米でも「コロナ離婚」が津波のごとく押し寄せているらしいし、小町横町でもトピックのタイトルに「離婚」の2文字が増えたような感じで、結婚の誓いの「死が2人を別つまで」をもじって「コロナが2人を別つまで」なんてお寒いジョークも出てくる始末。まさに離婚もパンデミックの観があって、とどのつまりは「亭主も女房も元気で留守がいい」ってことなのかな。

我が家では、ちょうど20年前にカレシがリタイアして以来四六時中ひとつ屋根の下で、そのうちの18年は、ワタシはおひとり様稼業で仕事の虫、カレシは趣味の探求という毎日。ワタシもリタイア暮らしになってからは、「主婦」にはならないよと宣言してあったので、家事は(ほとんどはワタシだけど)単身なら当然自分でやることをやっているという感覚で、後はそれぞれに趣味三昧の毎日。2人の暮らしが始まってから45年の間に離婚寸前、死別寸前の危機を乗り越えて来た「実績」がものを言ってるんだと思う。けんかをし尽くした後は「亭主も女房も元気で一緒がいい」ってね。


トンネルの出口の薄明かりが見えて来たらしい

2020年04月18日 | 日々の風の吹くまま
4月17日(金曜日)。☁☀☁。ちょっと曇って来たかな。青空と明るい日差しはうれしいけど、ウィスラーへ行く途中のスコーミッシュの北で山林が燃えているので、ここらでちょっと雨が降ってくれた方がいいね。呼吸器の感染症が流行っているときに山火事の煙が押し寄せて来たらえらいこっちゃだもの。

今日、BC州のコロナウィルス感染の拡大について、やっと「曲線が平坦化」したという発表。おお、うれしいニュースだね。非常事態宣言が出て、ロックダウンの状態になって1ヵ月。この分で行けば5月半ばには少しずつ日常生活の制限を緩められるとか。あと1ヵ月は長いけど、トンネルの出口の薄明かりが見えて来たのは救いになるな。人が大勢集まるイベントの類はみんなキャンセル。人との間隔を空けられない映画館、劇場、パブ、バー、クラブはみんな閉鎖。レストランは店内での飲食は禁止だし、ジムやフィットネスクラブ、ヨガ教室、空手や柔道の道場も閉鎖だし、コミュニティセンターや屋内/屋外のスポーツ施設、図書館もみんな閉鎖。床屋も美容室もネイルサロンも刺青サロンも休業を命じられて、スーパーや量販店、酒屋、雑貨店、銀行支店も入れる客の人数制限と間隔の確保で何とか営業中。外出を自粛しろと言われなくても、行けるところがないからみんな自然に巣ごもり・・・。

ずっと落ち着かなくて、何にも手に付かない気分でぐだぐだしていたけど、あと1ヵ月したら友だちに会えるようになるかなという期待が膨らんで来て、何だかちょっとばかりやる気がわいて来た感じ。あちこちをかき回して見つけたあっさりした柄のガーゼ地の和タオルでマスクを作ってみようと思い立って、ネット上のイメージをざっと見て、よし、こんな具合かなと、いつものワタシ流で針をちくちく。自分でするかどうかはわからないけど、3つ4つ作れたら人にあげてもいいかも。それにしても、近頃はアジア人以外で医療用マスクをしている人が増えたな。でも、あの水色のマスク、売っているのをついぞ見かけたことがないし、どこにもないと聞くから、どこで手に入れたのか不思議。もしかして、ひと儲けを企んで買い占めたものの、転売が禁止されてしまったので、しょうがないから自分でしている、なんてことじゃないだろうなあ。

金曜日の楽しみはきのこ屋のマット君が持ってきてくれる野菜ボックス。今日は定番のきのこ3種類とりんご、えんどう豆とラディッシュとひまわりのもやしに、こごみ、初物のメープルブロッサム、他にマルメロとブロッコリのもやし。メープルブロッサムはこの地域原産のヒロハカエデの花で、黄緑色のつぼみがびっしり房になっていて、生のままサラダ菜になるし、いろんな料理にも使える季節の珍味といったところ。うん、巣ごもりしていても、こうして春の味を楽しめることに感謝して、あと1ヵ月、がんばろうっと。

 
野菜ボックスの中身
 
メープルブロッサム


突然マンションの管理人と清掃員が交代

2020年04月17日 | 日々の風の吹くまま
4月16日(木曜日)。☀☀☀。朝から初夏の陽気。夜中に寝汗をかいたり足が攣ったりして、あんまり良く眠れていないのはブランケット2枚で暑すぎるからじゃないかと思って、純毛の毛布を取り払ってフリースだけにしてみた。いつの間にか冬が去って、もうすっかり春爛漫の季節になってるんだもの。

今日は午前11時から午後1時の間にルーフデッキにあるアンカーの検査があるという予告があって、検査員がデッキに出るのに部屋の中を通らなければならないので、朝から待機。マンションの共有部分であるルーフデッキがあるのは23階の5戸のうち角の4戸だけで、我が家の東側にある約50平米のデッキは我が家に専用使用権があるけど、窓壁や排気口の清掃など外壁の作業があるときは、屋上からロープで降りて来て、デッキの縁に取り付けてあるアンカー(7個)にロープを固定してさらに下の階へ降りて行く、いわば中継点になる。アンカーの検査と言っても、固定ボルトが緩んでいないことを確認するだけなんだけど、法律で年1回と義務付けられているので、これをやってからでないと窓掃除も排気口の掃除もその他諸々の修理もできない。

遅いなあと思っているうちに、2時近くなってやっとドアにノックの音。新しい管理人が連れて来た検査員を通して、デッキで検査をしている間、ワタシはしばらくドアのところで(2メートル離れて)管理人のアレクサンダーとおしゃべり。先月、長年いた清掃係が「今日が最後なの」としょんぼりしていて、急なことでびっくりしたのに続いて、先々週は出かける途中でロビーで会った2階の(情報通の)セレストに「管理人のヴァレンティーナが急に辞めて、新しい人になったのよ」と言われてまたびっくり。エレベーターの前で居合わせた管理組合理事長のゴードンにヴァレンティーナが辞めちゃったんだって?と話を振ったら、「もうここにはいないんだよ」と言ってから小声で「解雇したんだ」と言ったのでまたまたびっくり。管理会社がオーナー用のサイトに載せた3月下旬の理事会の議事録では、清掃係の派遣契約を別の会社と結び直し、管理人の処遇については検討中となっていたので、その後に解雇を決定したということか。

何でも、かなりの数の住人から管理会社に「話があってもオフィスにいたことがない」という苦情が来ていたんだそうで、いつもどこかで顔を合わせていた前任のシェリーと比べると、たしかに無口だったし、オフィスのドアはいつも鍵がかかっていて、どこにいるのかわからない存在だったな。新任のアレクサンダーはビルのメインテナンス業務の経験が豊富で、ちょっとした故障などは業者を呼ばなくても修理できるそうで、ゴードンは「いい人が見つかった」と満足顔。たしかに良さそうな人だから、長くいてくれるといいな。メトロバンクーバーでは、ここ数年に雨後の竹の子のように高層マンションが建ったせいで、どこでも有能な管理人を探すのに苦心していたそうだから、維持管理の水準が保険料に跳ね返ることを考えると、管理人の交代劇はある意味で「改善」かもしれないな。


非常事態宣言の延長でロックダウン5週目

2020年04月16日 | 日々の風の吹くまま
4月15日(水曜日)。☀☀☀。ほんっとによぉく続くなあ、この天気。まるで初夏のような気候で、このまま夏になるわけじゃないけど、精神的には大いに助かる。毎日が雨模様のどよぉ~んとした天気だったら、みんな欝っぽくなってしまうかもしれないもの。今日は先週むだ足を踏んだマクブライドブールバードのモールにある酒屋まで、燦々とした日差しを浴びてウォーキング。このところ右の股関節と膝がしくしく痛くて、関節炎が悪くなったのかと思っていたけど、股関節が少々ぎごちない程度で歩く分には問題なし。今は「医者要らず」を心がけないとね。

モールの奥の酒屋の外では、2メートルルールで何人か並んで待っていて、買い物を済ませた客1人が出て来ると先頭の1人が中に入って、列は床の印ひとつ分前進。私たちが先頭に出たら、店の人が「2人出るまで待って」。店の入口に「店内は最高10人まで」という人数制限の張り紙。小さい店だから、2メートルルールを守るには10人が限度ってことだな。びんを2本ずつ抱えて(また印のところで待ってから)レジに行ったら、どっちが払うのか聞かれたので、カレシが自分を指したら、ワタシに「外で待っていてね」。はぁ~いと店の外に出たら、列の先頭の人がさっと中に入って行った。

酒瓶4本を入れた重い袋を交代で持って、汗をかきかき帰宅。ランチは残り物のアイリッシュシチューを温めてまた大汗。BC州のホーガン首相が非常事態宣言をまた2週間延長したというニュースが流れて、4月末までは続くだろうと予想はしていたけど、やっぱりねえ。でも、感染の拡大が鈍って来ているらしく、このままみんなで拡大防止の努力を続ければ、少しずつならロックダウンを緩め始められる可能性があるというので、よし、あと2週間、毎日が新しい1日という意気込みで、ときどき欝っぽくなる気分を払いのけてがんばろうじゃないの。外出自粛、社交自粛が続いているせいで、若い人たちを中心にうつ病やDVのような精神衛生の問題が起きつつあるらしい。でも、あと2週間。あと2週間がんばれば、もしかしたら・・・。

それにしても、ホーガン州首相は坊主頭とばかり思っていたら、白髪を短く刈り込んでいたらしい。それが床屋も美容室も休業させてしまったので、こめかみのあたりに長く伸びて来ているのが目に付くようになったな。ディックス保健大臣も目に見えて髪が伸びている。きれいな金髪のボニー先生は自分で髪を切ってみたそうだけど、「お勧めできません」と笑っていたっけ。若々しいのが売り物だった総理大臣ジャスティン君も何か急に老け込んだ感じで、この頃は髪の毛も何だかぼさぼさ。うん、非常事態宣言によるロックダウンは5週目に突入・・・。
 
 クィーンズパーク界隈の桜の木
 
 プラスチックの卵は復活祭の名残