リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

冬ごもりしてしまおうか

2022年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月29日(火曜日)。☁❄☁。どんより曇り空で、バルコニーの気温はマイナス1.5度。降雪警報発令中で、今日の午後には小雪、夜には本格的な雪になって、予想積雪量はニューウェストミンスターのあたりで15センチくらいと言う予報。風が強くなるそうだから、もろに吹雪になりそうな感じ。でも、夜半過ぎには気温が少し上がって、明日の朝には雨交じりの雪になると言うから、うはぁ、朝の通勤の混乱は必至。タイヘン。カレシが入院していた5年前は来る日も来る日も深い霧の中を、ひとりで起きて、ひとりで朝ご飯を食べて、ひとりで病院に向かっていたんだなあ。窓から見ると、こんな感じで・・・。


夜明け前の2つの世界(2017年12月7日)

普通の日常に戻った今、のんびりと起き出して身支度をしていたら、朝ご飯のセットををしていたカレシが「おおい、ミューズリがないぞぉ」。いけない、きのうの買い物でリストに書いていなかったから買って来なかったんだ。きのうはカレシが注文したトマトも忘れたので、よし、雪が降り始める前にウォーキングを済ませて、とんぼ返りでスーパーにひとっ走りするか。そのウォーキングの途中で、ときおり何かがひら、ひら。帰ったら、ちょっと身体を温めて、トートバッグを担いでスーパーへ。牛乳とトマトとミューズリを持ってレジに並んでいたら、前にいた女性が「あら、雪が降るからあなたも買い足し?私もなのよ。雪なんていやだわ、もう」。あはは、みんな似たようなことを考えるんだな。そうそう、買い物から帰って来て、秋と春に使うアクリル毛布をベッドから剥がして、冬の純毛の毛布を広げて冬支度。今夜は外は雪でも温かく眠れるね。

きのう注文品に関する問い合わせを送ってあった通販Acornのカスタマーサービスから、追跡したところFedExで11月9日に(受取署名が不要なので)郵便ルームに配達されていますとの返事。えええっ、FedExからは何の連絡もなかったけどなあ。もしかしたら、別のユニットへの配達でドアを開錠してもらって、マンション住所への配達品を全部運び込んでロビーに置いて行っちゃったのかな。まあ、忙しい時期だから、受取り署名が不要なら、1件ずつ玄関外のディレクトリで受取人に通知する手間を省きたくなるかもね。でも、このマンションでは郵便ルームに宅配品を置いて行くのは禁止されていて、ロビーの柱のそばにある置き配専用の棚を使うことになっている。きのう通ったときは、4、5段のスチール棚が段ボール箱や袋できっしりだったから、配達されたのが3週間も前となると、はて、まだあるのかなあ。とりあえずロビーに下りて行って、棚の配達品の宛名をひとつひとつ見たけど、ワタシ宛のはないよぉ。誰かが持って行っちゃったとか。やぁだっ。でも、目線のずっと上にある棚のてっぺんに段ボール箱が取り残されたようにひとつ。背伸びをして降ろして見たら、おおっ、ワタシ宛。探しながら固唾をのんでいたのか、ふぅ~っと大きな、大きなため息。前にブルーのを買って、その「よれよれ感」が大いに気に入ったチュニックの色違い2枚。前開きでポケットが付いているのがいい。うん、ワタシからワタシへのクリスマスプレゼントね。



ランチが終わって午後1時すぎ、ウォーキングの前に仕込んだ鶏の骨のブロスの鍋をかき混ぜていたら、バルコニーの向こうで白いものがちらちら。おっ、来たなと思ったら、屋根のないルーフデッキの方はどんどん白くなって行って、1時間くらいでばっちり雪景色。午後7時過ぎにはダイニングのドアの外に15センチ。昔、札幌で何度か経験した「石狩湾小低気圧」による突然のどか雪を思い出しちゃった。抜けるような青空が急に曇って来たと思うと、どかどかと雪が降りだして、見ている目の前で1センチ、5センチ、10センチと猛烈な勢いで積み上がって、仕事が終わって帰ろうという頃には市内バスは不通。腰の高さまである吹きだまりを乗り越え、乗り越えして(北海道語では「漕いで」)、2時間も歩いてやっとのことで家に辿り着いたこともあったな。あはは、もう半世紀も前の「若き道産子」だった頃の話で、すっかり「土地っ子」になっちゃった今ではたった5センチの雪でタイヘンだぁ。でも、リタイア組は通勤しなくてもいいから、雨が降りだして解けるまで巣ごもりしてようっと。


午後1時半

午後2時半

吹きだまり15センチ。ドアが開かない

午後7時過ぎ、べた雪になって来た・・・


あの夜から5年経って、少なくともあと5年は・・・

2022年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月28日(月曜日)。☀⛅。冷えて来た。降雪注意報発令中。白いものがちらつき始めるのは明日らしいけど、水曜日までに20センチは積もるようなことを言ってるし、何だか吹雪になりそうな予報だなあ。冬ごもりの支度をしなくちゃ。

カレシが心筋梗塞を起こした夜から今日で丸5年。晩ご飯のときはごく普通で、その後、運動と称してリビングの端から寝室の奥まで何度も往復しながら、次の日に証券取引委員会時代の同僚たちと集まる相談をしていたっけ。どのくらい前からだったか覚えていないけど、ワタシは普通に歩いているのに速過ぎると文句を言ったり、電車の駅からの300メートル足らずの坂を上るのに途中で何度も立ち止まっては息を整えたりするようになっていて、そのたびに「運動不足だなあ」と言っていたっけ。発作が起きる2、3日前は、運動がてらにスーパーまでついて来て重いジュースのボトルを運んでくれたけど、やっぱり途中で立ち止まったので、さすがにただの運動不足ではないんじゃないかと思った。でも、当のカレシは「運動不足だ」の一点張りで、家で一番長い12、3メートルの直線を毎日5分間往復。あの夜はその途中で胸が痛いと言い出し、吐き気がすると言い出し、何度かバスルームに駆け込んで吐いて、その後で風呂に入って気分が良くなったと言って横になったけど、胸の痛みが首や顎にまで広がっているのに、救急車を呼ぼうかと言えば「かっこ悪いから」いらない。

ひと晩寝たら治るといってベッドに入ったけど、夜中を過ぎる頃にはどうにもがまんできなくなって「救急センター」に行く。それでも救急車は「いやだ」と言って、車でワタシを横に乗せて自分で運転してロイヤルコロンビアン病院の救急センターに駆け込んだっけ。昼間はパタロ橋に向かう大型トラックで混雑しているコロンビアストリートが閑散としていて、普通なら10分ほどの道のりを信号無視で飛ばして、5分で行けたのはラッキーだった。受付のトリアージで2、3分待っただけで心電図を取られて、そのまま最優先ゾーンのベッドに運ばれて、チューブやワイヤを何本も付けられて、「心筋梗塞ですよ」と言われて「え、冗談だろ?」と返したカレシ。自分で車を運転して来たと言ったら、看護師にもドクターに「何を考えていたんだ」と叱られて目を白黒。看護師さんに「ここに来ていなかったら朝までもたなかった」と言われても、2人とも危機感らしいものがなかったから不思議。助けを呼ぶ声が聞こえて来るのに、看護師さんがカレシから目を離さなかったのは、心停止が起こったらすぐに処置を取るためだとわかったのはずっと後になってから。心臓血管専門医のチャン先生が自宅から呼ばれて来て、カレシがカテーテル治療室に入ったのは午前3時か4時。木の椅子が並ぶ寒々とした廊下でひとりうとうとしながら待っていたワタシ。どれだけ経ったのか中に呼ばれて、右冠動脈が99%塞がっていてステントを2本入れたけど、左冠動脈は90%塞がったところがステントを入れにくい位置なので、バイパス手術で対処するという説明を聞いて、カレシが病室に入ったのを見届けて、ひとり車を運転して帰って来たワタシ。そのとき午前6時過ぎ。

長い夜だったな。それから病院への「通勤」が始まったわけだけど、最優先リストに載ったカレシがバイパスを3本作る手術を受けたのは5日後。翌朝には顔色が見違えるほど良くなっていたっけ。退院して来るまでの2週間、ワタシはカレシの枕を抱いて眠りに落ちていた。夫婦にいずれはやって来る「その日」のことを考えていた。あれから5年、カレシと二人三脚で「老後」を楽しんで来た。この3年はコロナで思うように旅行ができなかったけど、これからまた健康を維持しながら世界を旅行して回りたいね。日本にも行って家族や友だちに会いたいね。来年はカレシ80歳、ワタシ75歳。うん、あと10年とは言わない。神さま、一緒の時間を少なくともあと5年ください。


これだけはどうしてもやりたいの

2022年11月29日 | 日々の風の吹くまま
11月27日(日曜日)。☁⛅🌤。寝酒をしない分早めに寝たので、起きたのもちょっと早め。真横から差して来るまぶしい朝日を浴びながら、卵とアヴォカドを乗せたトーストで腹ごしらえをして、掃除の日。太陽が低くなったせいで、リビングから反対側の寝室の奥まで日が入るので、床に落ちているごみが嫌でも見えてしまうんだけど、新しい眼鏡をかけたら、うっはぁ、細かい埃まで丸見え。バスルームの掃除を終えたカレシが「よく見えるようになって掃除がやすいだろ」と言うので、眼鏡をはずして、あ、全然汚れてないから掃除はさぼっちゃお。ま、そういうわけには行かないから、きちんとダスターをかけて、箒で隅々まで掃いて、掃除機をかけて、モップでごしごし。ごみをまとめるのにバルコニーに出たら、種を採るためのミニトマトを入れてあったプラスチックのカップがゆうべの大風で棚から吹き落されて、トマトがそこら中にコロコロ。それほど風が強くなかったルーフデッキにも青いままのミニトマトがコロコロで、肌寒い中をトマト拾い。

掃除をして、ウォーキングに行って来て、ランチを済ませたら、後は晩ご飯の時間までのんびり。とはいえ、最近、ずっと前から日本語に訳したかったドロシー・ディトリックの『The Piano Teacher』が出版されてカナダ総督文学賞を受賞したことで、どうしても翻訳したくてたまらなくなって、見てもらうサンプル訳がなければこの道では大先輩の東京の先生にお伺いを立てられないと一念発起。開いた本と画面のファイルの間を行ったり来たりするよりも電子ファイルを睨んでいる方が集中できるのっで、単行本を開いて翻訳用のWordファイルを作るところから作業開始。



突然夫と息子を失ってピアノに触れることすらできなくなったピアニストのエリンがピアノ教師のエレインの門を叩くところから始まる、音楽を通じての愛する人を失ったエリンの痛みや喪失感が癒され、閉じていた心を開かれて行く過程を描いたストーリー。ワタシ自身の燃え尽きて抑うつ状態にあったときにワタシのことを知りもしない、会ったことも会うこともない人たちから受けた人格攻撃で自分のアイデンティティを見失ってしまい、当時レッスンを受けていたピアノのセロク先生のおかげで何とか自分の存在を保つことができ、いろんな人の助けで蟻地獄から自分を解放することができた、あの辛い体験に共鳴して 心の奥にずしんと響いて来る。あれも一種の喪失体験だったんだと思うし、かけがえのない人や大切なものを失ったときの心の痛みは人種も文化も社会体制も通り越した、人間の普遍的な感情で、これこそが「永遠の劇作家志望」のワタシが探し求めて来たテーマだという気がする。

台詞を打ち込んでいるとArts Clubが初演した舞台が浮かんで来て、記憶のあるシーンに涙が出て来たり、あの時に聞いた台詞を日本語で聞いているような錯覚に陥ったりするから不思議。第1幕を打ち込み終わって、ほっとしていたら、カレシの唯一無二の親友エイドリアンの奥さんでワタシにとっても仲良しの友だちであるロリーンの息子が亡くなったとの知らせ。ああ、何てこと。再婚同士でそれぞれの子供たちも、その子供たちも仲が良く、しょっちゅう集まって誰かの誕生日を祝っている、うらやましいほど絆の強い家族なのに、どうしてこんなことになっちゃうんだろう。近くにいたら駆けつけて、セロク先生がしてくれたように、黙ってしっかりハグしてあげたい。霞んで来る目でキーを叩いていたら、悲嘆にくれているロリーンが劇中のエリンと重なって、どうしてもこの本を一番先に翻訳したいという気持がますます強くなって、この世界では部外者のワタシの翻訳版が日本の舞台で実現する可能性は限りなく小さいかもしれないけど、もう止められない。


コンタクト歴40年の目が1日で強い眼鏡に慣れてくれた

2022年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月26日(土曜日)。☁🌧☁🌧。目が覚めたらもう9時ちょっと前。朝のレッスンがないから良かったけど、何となく疲れていたのかな。それにしてもどよぉ~んとしたしょぼい朝。天気サイトをもたら、あらら、今夜は雨と大風で、火曜日から先は雪だって。明日と月曜日は何とかまだ大丈夫らしいけど、火曜日は予想積雪量が20センチ。地変だ、そんなに降ったらメトロバンクーバーの交通はマヒ状態になっちゃう。月曜日にどんと買い物をしておかなくちゃ。

きのうは新しい眼鏡で宇宙遊泳のような気分になってふらついたり、上下左右に目玉を動かすたびに周辺視野がぐにゃぁ~っと湾曲して見えるせいで頭がくらくらしたりして、慣れるためとは言え1日中けっこうストレスになっていた感じがする。まあ、眼球に直接付けるコンタクトレンズと鼻っ柱にレンズを乗っける眼鏡とでは元から装着感が違うんで、もう30年以上も眼鏡をしないで来たから、脳みそが戸惑ってしまうのも、しかたがないね。それでも、けさは朝ご飯の前に恐る恐る眼鏡をかけてみたら、あら、あまり違和感がないじゃないの。ウォーキングに行くのに、途中で外したくなった時のために眼鏡ケースを持って出たけど、背筋を伸ばして、まっすぐ前を見ている限りはごく自然な感じに見えたので、外す必要もなくひと安心。一緒に歩いているカレシをちらりと横目で見て、アナタ、歪んでるよと言ったら、「ばれちゃったかなあ。そういう性格かもしれないんだよねえ、オレ」と返して来たもので、2人して大爆笑。いえいえ、歪んでなんかいないってば。

このところ1ヵ月ずっと土曜日の断食を中止していたけど、そろそろ元のスケジュールに戻らなくちゃと言うことで、今日はカレシは午後から夜まで4つもあるから、とりあえずいつもの朝ご飯とごく軽いランチだけで晩ご飯を抜く「セミ断食」。晩ご飯を抜けばその前のマティニもワタシの寝酒も省略することになって、週一の「休肝日」はそのまま実行するんだから、ま、いいよね。今週は1日おきだったカレシのプロトンポンプ阻害薬を来週は2日おきにするので、その影響がどうなるかわからないけど、うまく行けば次の土曜日はフルに24時間の断食に戻れるんじゃないかな。と言うわけで、ウォーキングの後で洗濯を始めて、ランチが終わったらキッチンの掃除。しばらく洗っていない五徳とレンジフードのフィルターも食洗機に入れて、ガス台とシンクを磨いたら、今日の重点掃除はオーブントースターの掃除。内側はちょっとした焦げ付きをワイヤたわしできれいにして、隣にあるレンジからの油が付いてべたつき気味の外側とガラスのドアは食器用洗剤を塗りつけてしらばくおいてから雑巾でごしごし。いや、久しぶりの何とも言えない「ああ、きれいになった」感はストレス解消の特効薬だよね。

土曜日の家事が全部終わったら、あとは寝る時間までぶっ通しのフリータイム。いつの間にか眼鏡の違和感がなくなっていて、ふらつくこともなくなったし、周辺視野の歪みも縦横の線の焦点が外れると見える虹色(プリズム現象?)も見えているのに気にならなくなったから、しばらくかかるということだったのに何と1日で慣れちゃったのはすごいじゃないのと我ながら感心。まあ、どこかの偉い人が言ったように、人間はどんなことにも慣れる動物なわけで、物事次第でそのスピードが速かったり、遅かったりするだけの話なんだと思うけど、ワタシは順応性は高いと思うし、自慢するわけじゃないけど適応力もかなりある方だし、何よりも、生まれ育った文化や言語から遠く離れた環境でほぼ50年も歩いて来たら、途中のそこかしこで拾って来た「知恵」と言う名の石ころのどれかが魔法の力を発揮してくれるのよね。それにしても、ヒリヒリ、チクチクの涙目に悩まされずに日常生活ができるというのは、ほんっとにありがたや、ありがたや。漠然とではあるけど、何だかむくむくとやる気がわいて来たなあという気がする。


猛烈に度の強い眼鏡ができて来た

2022年11月26日 | 日々の風の吹くまま
11月25日(金曜日)。🌧☁🌤。目が覚めたら8時半で、カレシが「寝坊したっ」。そっか、金曜日は午前9時にグループレッスンがあるんだっけ。まだ間に合うと思うから、先に朝ご飯を食べちゃってよと言ったら、カレシはがバット起きて寝室から出て行ったので、ワタシはのんびり起きてのんびりと身支度。朝ご飯の支度ができたダイニングに出て行ったら、カレシはまだ食べていないじゃないの。「今日はキャンセルしたよ」とカレシ。「先週は誰も現れなかったし、井戸端会議に付き合ってられないよ」。そうだねえ、無料のレッスンだからと気楽に考えているるのかどうか知らないけど、若い男性にすっぽかしが多いよね。まあ、ワールドカップに気を取られているんだろうから、私たちはゆっくり朝ご飯を食べて、ウォーキングに行こうじゃないの。

ウォーキングに出る頃には雨も上がって、歩道にびっしりの落ち葉を踏みしめながらてくてく。クィーンズパーク地区は築100年超の家がざらにあるけど、歩道の並木は樹齢200年はありそうな大木がずらり。それが一斉に葉を落とすから、あちこちで家のオーナーらしい人が熊手で前庭を埋め尽くした落ち葉を掃き集めていて、通りすがると手を休めて「おはよう」。歩道も赤や黄色の分厚いじゅうたんに覆われてとっても華やかなんだけど、歩道の縁や迫り出している根っこが見えないことがあって、のんきに歩いていると危ないので、コンタクトレンズを入れていないときは特に気を付けないとね。あちこちの家の玄関やポーチは、つい1ヵ月前にはハロウィーンの飾りつけで賑わっていたのに、もうクリスマスの飾りつけ。そう言えば、夜になると家の庇やバルコニーにクリスマスライトが点っているのが見えるようになったな。あと1ヵ月だもんね。

このところウォーキングの終わりごろになると下半身に寒冷蕁麻疹が出るようになって、帰り着くころにはもう痒くて、痒くてタイヘン。上半身はフリース裏のジャケットを着ているけど、下半身はジーンズだけだからかな。まあ、帰って来て、部屋着のジャンパースカートの上から引っかきまくっているうちに、わりとあっさりと跡形もなく消えてくれるのがせめてもの救い。ストレスも関係しているという話だけど、どうなんだろうね。痒みが止まってほっとしていたら、電話。直感的に眼科からと思ったらその通りで、「眼鏡ができて来ましたよ」。うわっ、すぐに取りに行きまぁ~す。さっとジーンズに履き替えて、それっ。ロビー階でエレベーターを降りて、屋内駐車場側から外の駐車場に出たら眼鏡屋はすぐそこ。街中に住んでいるとこういうときはほんっとにラッキー。

お姉さんがニコニコして待っていて、さっそく眼鏡をかけて、渡されたカードを見て、うわ、全部下まで読めるっ。でも、レンズの厚さと来たら、縁の方の一番厚いところは8ミリくらいありそうで、かけて横目で見ると風景が見事に湾曲して見えるから、何だか金魚鉢の中を泳いでいるみたい。お姉さんは「慣れるのにちょっと時間がかかるかもしれないですね」と言う通り、急に立ち上がるとふらついてしまう。でも、まっすぐ前を見ている限りは対象に焦点が合って、コンタクトレンズのように正常眼の視力には矯正できなくても、見ているものを識別できるし、横の直線に虹色の縁取りが見えたら焦点がずれているということで、頭を動かして目の位置を調整すれば虹色は消える。帰って来て、新しい眼鏡をカレシに見せたら、ちょっとかけてみて「うへぇ~、15秒もかけていられないな。頭痛がして来るよ」。たしかにね。でも、パソコンの前では、キーボードがちょっと小さく見えるけど、背中を伸ばしていれば作業は楽々。老眼鏡を使えないから、本を読むときは外せばいいし、キッチンでは外していても問題はないし、ドライアイが解消したら外ではTPOしだいでコンタクトを使えばいいし、うん、世の中が見えるのって、いいもんだよ。



今はショッピングモールには行かないのが賢明かも

2022年11月25日 | 日々の風の吹くまま
11月24日(木曜日)。☀⛅☁。おお、いい天気だなあ、と目が覚めたら、何ともう8時40分。いやぁ、ほんっとによく眠った気分。朝ご飯は(我が家でovo-avo toastと呼んでいる)アヴォカドとポーチドエッグのトーストにしようと思っていたけど、こんな時間に起きて作っていたらブランチになってしまうので、今日は普通の朝ご飯。でも、アヴォカドがせっかくちょうど食べ頃の感触になっていたので、ランチはトマト入り卵焼きとアヴォカドのサンドイッチ。ミニのローマトマトを2個ざく切りにして入れただけで卵焼きがカレシ好みのおいしさになったから、トマトってすごい。

今日のウォーキングは17分14秒で、再開したときの18分超と比べると、体力の回復ぶりが目に見える感じ。きのうカレシが唐突にバーナビーのブレントウッドモールと近くのWhole Foodsに行こうかと言っていたので、行くのかどうか聞いたら、あっさりと「今日はやめた」。そんなところだろうと思っていたので、金曜日にするつもりだった買い物を今日に繰上げってことで今日の予定が確定。ブレントウッドはバーナビー市の北西部にある古いおんぼろショッピングセンターを大々的に再開発して、LLビーンを含めて80店舗だかが入っている巨大モールに変身したところで、住み替えで新居を探しを始めた時の第1候補だった地区。(今はタワマンがぎっしりで、あの時に見つからなくて良かった。)電車では遠回りの上に乗り換えがあって1時間近くかかるのに、バスなら直通で30分ほどで行けるし、車なら15分(+大きな駐車場の場所探し)というのに、まだ一度も行ったことがない。

よく行っていたバンクーバーの店もそうだけど、ブレントウッド地区のWhole Foodsもあまりおもしろくない、というか、アマゾンが買収してから何だか内容がつまらなくなってしまって、もう何年も行っていない。かってはオーガニックだ何だと一世を風靡したのに、バンクーバー店の魚売り場がワタシの大のお気に入りだったのに、今ではただのスーパーになってしまった感じなんだもの。ブレントウッドではワタシも30年以上も通販を利用して来たLLビーンの店に行ってみたいと思うけど、まあ、季節柄クリスマスセールに(アメリカの感謝祭はカナダには関係ないけど)ブラックフライデイのセールが重なって相当の人出があるだろうから、コロナとインフルエンザとRSウィルスが同時に流行している今は行かないのが賢明だという気がするな。早々とインフルエンザの予防接種を済ませたし、コロナのワクチンも5回目をしたと言っても、やっぱり君子危うきに近寄らずに越したことはないもんね。

というわけで、今日は週末中に切れそうなものだけのミニショッピング。予め貯まっているポイントで買えるものをチェックしておいて、チョコレート3枚、冷凍ピッツァ、超厚切りベーコン、天然タービナードシュガーで1万3700点。レジでの合計金額が半分になって、ポイントの残りは9700点。(ワタシが欲しいものでポイントで買えるものがあんまりないから、がんばって最低金額を使ってボーナスポイントをもらおうという欲がわかないからいいけど。)帰りはヴィクターの店に寄ってシュニッツェルと鶏の胸肉といつものウクライナソーセージとゴーダ爆弾とクッキー。サワークラウトを作らないのと聞いたら、「今漬け込んであるから、来週には店に出せるよ」。よかった。またカレシが絶賛したウクライナソーセージとサワークラウトの炒め物を作れるね。今日の晩ご飯はアヴォカド入り銀鮭のポケをパリパリのレタスの上に盛ったポケサラダ。ついでに北寄貝の吸い物まで作っちゃって、カレシが「ごちそうだ」。うん、おいしいものを食べられるのは何よりの幸せ・・・。



文字が消えたキーボードを修理してみた

2022年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月23日(水曜日)。🌫☁。朝霧、そして曇り空。でも、雨は降らなそう。晴れそうで、晴れなさそうで、ヘンな縞々模様の雲の後ろの太陽は出て来るのか、出て来ないのか、何とも微妙な雲行きだなあ。



鼻の炎症は、カレシが去年からやっていて効果があったからと薦めて来た「鼻うがい」をやってみて、3日ほどになるけど、鼻血は止まったし、それにつれてドライアイも少しずつ収まりつつある感じ。コンタクトレンズは、左のレンズを入れたままにしておけるときは、右のレンズを外してもほとんど不便はないけど、何時間も入れていられる時と1時間ほどで涙目になる時があって、それも左だったり右だったり両目だったりするので、とりあえずどうしても必要な時に両方を入れて、なくても不便を感じない場面では両方とも外して目を休ませる様子見作戦。どっちにしてもちょっとストレスにはなるけど、正常に戻るまではしょうがないよね。

今日も、両目にコンタクトを入れてパソコンに向かっていたら右目がゴロゴロして来たので、両方を外して目の休み時間。キーボードの上に身を乗り出していると、どうしても気になるのが文字が消えてブランクになった「I」のキーと半分消えかけの「U」と「N」のキー。端っこの「A」もてっぺんがちょっと欠けているけど、これはまだ気にならない程度。これ以上文字なしキーが増えないうちにキーボードを新調しようかなあと顎肘をついて思案していて、ふと消えた文字を自分で書いたらどうだろうな。修理が必要なキーは3つだけなんだし、元々文字を移し絵のようにキーに貼り付けてあるだけだから、同じ要領でやれないことはないということで、さっそくレクルームのミニチュア工房から修理に必要な道具や材料を調達。まずは文字を書く白い塗料。次に塗料が付きやすいようにキーの表面に文字の傷をつけるための棒やすりと、やすりで付けた溝に塗料を擦り込むための楊枝。さらにキーを打つときに塗料が剥がれてしまわないようにクリアに乾燥する瞬間接着剤と、接着剤を文字をカバーするだけ付けるための綿棒。これだけあれば十分かな。





キーボードのスイッチをオフにして、まずは棒やすりの先で引っ掻いてキーの表面に文字を刻むところから。プラスチックでもかなり硬いので、キーをぎゅっと抑えて、やすりでガリガリ。「I」はブランクだったので簡単だったけど、上半分だけ消えていた「U」と斜めに半分消えていた「N」はちょっと難航。それでも塗料を擦り込めるだけの傷をつけて、楊枝の先で塗料で文字を書いて、こんなもんかなというところで塗料が乾くまで放置して、ウォーキング。帰って来てから綿棒の先に付けた瞬間接着剤で文字の上を軽くなぞって、乾くのを待っている間にランチ。すっかり乾いたのを確認して、キーボードのスイッチをオンにして、うん、上々の出来じゃないの(と自画自賛)。これでしばらくは大丈夫そうだな。




ドライアイの原因は鼻にあり?

2022年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月22日(火曜日)。🌧🌧☁。目が覚めたら、おやおや、本降りの雨。でも、それほどは荒れないかなという感じで、気温はちょっと上がり気味。今年は何だか秋らしい秋がないままで冬になってしまったような気がするけど、もう来週は12月だなあ。ま、今日は、午前中はびしょびしょの雨降りだし、午後はカレシがレッスンで忙しいし、暗くなるとコンタクトなしで外に出るのは危険だしと、2人していろいろ理由を並べて、ウォーキングは休み。

起きてみたら目の調子が良さそうだったので、朝ご飯の後でコンタクトレンズを入れて、きのうのブログを仕上げたり、事務的な家事を処理したり。きのう、おとといと、パソコンのキーボードの上に上半身を乗り出して、コンタクトなしでぼやけた目を画面にくっつけるようにして見ながらキーを叩いていたもので、背中も腰も肩も肘もみんなコチコチに凝って痛い。やっぱりキーボードから適度に身体を離して、背筋を伸ばしている方がキーを打ちやすくていいね。それにしてもこのキーボード、古いわけじゃないのにいつの間にかもう「I」の文字が消えてしまって、「U」と「N」も半分になっているじゃないの。ワタシの打ち方にヘンな癖があるのかどうか知らないけど、何度買い替えても半年くらいでキーの文字が消え始めて、1年もするとまるでタッチタイピングの練習用キーボードみたいになる。英文タイプ歴55年超で、秘書をやっていた頃は最高で115ワード打っていたので、タッチタイピングはお手の物なんだけど、パカパカと調子よく打っている最中に文字のないキーが見えると、なぜか手先が狂ってしまうから困る。どうしてなんだろうな。

ランチの時間が近づいてきたあたりで目がチクチクして来たので、コンタクトを外してキッチンへ。キッチンは勝手知ったワタシの縄張りだし、手先は見えているからほとんど不便を感じないのがいいところ。どうもワタシの脳内にはPhotoshopのような配線ができているみたいで、網膜にはぼやけて映っているイメージを記憶を頼りにある程度シャープにして識別しているようなところがあるから、慣れと言うのはおもしろい。ドライアイの方は、コンタクトを入れていられる時間が長くなったので、解消しつつあると思うけど、実は同時に鼻の左側の奥がずっとムズムズしていて、流れ出るほどではなかったけど鼻血が出ていたので、鼻の中で何らかの感染症が起きたのが原因だったんじゃないかと思う。目から鼻に抜けると言う言葉があるけど、目と鼻はつながっているんだもんね。

午後になって雨が止んだので、隙を見て来年のカレンダーを買いに道路向かいのLondon Drugsへひとっ走り。日本のように会社の名前を入れたカレンダーを配るところがほとんどないので、今ごろになると書店やスーパーにできるカレンダーコーナーで好きなものを選ぶことになる。暦の部分の上になるデザインは都市や自然や観光地の風景、ペットや野生の動物、スポーツなどの写真だったり、ひと言ジョークのイラストだったりで選り取り見取り。ただし、オフィスで使うのに、広げると縦60センチ、幅30センチと大きいから、ワタシは上下を切り離して暦の部分だけにしてしまうので、デザインはどうでもよくて、日付のマスが大きければそれで十分。それでも、このところ毎年買っていたハッブル天体望遠鏡の写真もカレシ用に買っていたコーヒーにまつわるジョークもそろそろ飽きたので、いろいろと見た結果、来年はオーロラの写真集。(カレシの評は「スカイプやズームのレッスンの時に見栄えのする背景になるね」。)ついでにクリスマスカードもひと箱買ったので、今年は早めに出そう。



たかがフリーランス、されどフリーランス?

2022年11月23日 | 日々の風の吹くまま
11月21日(月曜日)。☁☁🌧。あ、やっぱり天気が変わって、朝から曇り空。ゆうべはなぜか疲れてほんの少し早寝したので、今日は飲んのちょっと早起き。と言っても8時ちょっと前だけど、我が家では8時前に起きたら早起き。カレシの提案で温かなオートミールで朝ご飯。りんごとシナモンの味のインスタントだから、けっこう砂糖が入っているので、よし、今日の買い物で電子レンジで好きな量を温められる砂糖なしのクィックオーツを買いおきしておこうっと。砂糖が入っていなければ趣向を変えてお粥にできるし、寒い朝はやっぱり温かな朝ご飯を食べたくなるもの。(十何年も前だけど、エアカナダのビジネスクラスの朝食メニューに和風のお粥があって、客室乗務員のおじさんの「ォカーユ」という発音が耳にほっこりと響いたのを今でも覚えている。あのォカーユは機内食としては珍しくおいしかったなあ・・・と遠い目。)

ウォーキングとランチを済ませて、カレシがドイツのエスターとレッスン(というか雑談)をしている間、ワタシは買い物に行くまでの時間をのんびりと小町横丁の散策。最近『お嫁さんの仕事を娘に分けて欲しいです』という、「びっくり」に1万3千もの投票があって、コメントも850件という驚愕もののトピックが大賑わい。何でも、お嫁さんは在宅フリーランスのデザイナーで、わりと短時間の仕事で自由そうなので扶養内で働いていると思っていたら、息子が「オレより稼いでいる」と言うのを聞いて、37歳で既婚子持ちの娘が「時間が自由で、働く時間も短くて、しかも高収入」なら自分もやりたいと言い、お嫁さんに打診したら「まったくの素人がいきなり出来る仕事では無いし、忙しいときは徹夜もするし土日も仕事する」とやんわり断られたけど、娘がその半量でいいと言っているので息子から頼んでもらおうとしたら「話にならない」と一蹴されてしまった。何とかお嫁さんを説得できないものか・・・。

実際にフリーランスで働いている人たちから冗談じゃないよというコメントが殺到していて、ほんとにその通りなんだけど、好きな時に短時間で楽々と仕事をしているというのが世間一般の「フリーランス」像なのかな。この世の中にそんな気楽でしかもバリバリと稼げる仕事があるんだったら、会社勤めをする人なんかいなくなっちゃうと思うけど、トピックを立てたお母さんにはそこまで想像がつかなかったみたいで、無理だと言うコメントに対して、嫁は専門学校卒だけと娘は短大卒(だから嫁より優秀)だとか、結婚前に会社で事務員をしていたのでパソコンが使えるとか、嫁のおさがりのパソコンがあって、アプリを使って友だちの年賀状を作ってやったとか、能天気に火に油を注ぐばかり。コメントとのあまりのすれ違いっぷりに呆れ半分と感嘆半分。いや、そういう人もいるところにはいるもんなんだな。

かく言うワタシもリタイアするまでは翻訳業界でフリーランスのおひとり様稼業歴30年。日本がまだ破れたバブルの夢の余韻に浸っていた頃には、けっこうな数のたまたま英語圏に住むことになった若い女性たちから、私もやりたい、下訳をさせて欲しい(弟子入り?)とアプローチされたっけ。おひとり様稼業に人を入れるとやらなくてもいい業務が増えるだけなので全部お引き取り願ったけど、あの頃はSOHOとか何とか言って、日本の女性雑誌がおしゃれでナウな女性の「おしごと」としてフリーランスをもてはやしていたらしいから、やっぱり家事や育児の合間に手っ取り早く稼げる仕事だと思われていたのかな。(実際には仕事の隙間時間に泣いている赤ちゃんのおむつを取り替えるくらいじゃないと稼げない。)たぶんに「フリー」という字面から企業と言う雇い主に縛られない自由な身分だと思うんだろうけど、ほんとは「クライアント」と言う名の雇い主がわんさかといるようなもので、それがてんでに要求して来る納期やら品質やらに全部ひとりで応えられなければ即「解雇」なのがフリーランス稼業。まあ、闇の世界はいざ知らず、楽してがっぽり稼げる仕事なんて真っ当な世間には存在しないのよね。


コロナ3年目の今年はクリスマス解禁

2022年11月21日 | 日々の風の吹くまま
11月20日(日曜日)。⛅☁。目が覚めたのが7時半くらいで、あら、何だか曇りがち。明日の夜から天気が変わると言う予報で、明日は買い物があるんだから、急がないで欲しいなあ。バスルームに行って、寝ぼけた頭の中で「あ、今日は日曜日だ。あ、ゆうべオーガナイザーに今週のカレシの薬をセットするのを忘れた」。起き出すのを待ってもいいけど、ワタシはどうせベッドの外なんだし、ということで急遽オーガナイザーと薬のボトルが入っているバッグを持って来て、朝の分はβ遮断薬とベビーアスピリンが毎日でプロトンポンプ阻害薬は今週は1日おき、夜の分はスタチンが月水金でその他は穴埋めのビタミンB12のサプリ、とセットしてダイニングのテーブルの上にポンと置いて、すやすや眠っているカレシに自分の命綱なんだから自分でやればいいのになあとか何とかぼやぁ~んと考えながら、またベッドにごそごそ。

起床は8時半。その前にカレシが「もう少し早く、例えば12時前に寝て7時半くらいに起きるようにしたいなあ」と言うから、そんなことにはなりっこないから、試してみるだけ時間のムダよ。すでに何回もやってみて、そのたびに1週間と続かなかったじゃないの。だいたい言い出しっぺが時間になってもパソコンの前から動かないんだから、結局は元の木阿弥なんだもん。「そうだなあ、夜はリラックスできるから、やってることについ身が入ってしまうもんなあ」。うん、ほんとにそうだね。ということで、カレシの思いつき提案は今回も立ち消えということになって、朝ご飯が済んだら、いつもの掃除。コンタクトレンズを入れていないと、男はみんな美男で女はみんな美女に見えるのと同じで、床もきれいに見えてしまうから、つい汚れてないじゃんと思っちゃうけど、レンズを入れたら、うはっ。目がひりひりして来ないうちにと、ダスター、箒、掃除機、モップと、まじめにていねい掃除をして、レンズを外してウォーキング。帰って来ると、そろそろランチは何にしようと考える時間で、中途半端な時間がないこのタイミングがワタシにはちょうどいいのよね。おや、天気の潮目なのか、何だか怪しげな雲行き・・・。





午後は晩ご飯のしたくの時間までそれぞれに自由時間。(晩ご飯の後もそろそろ寝ようかという前の「お二人様タイム」まで自由時間。)何となくガーデニングをやっていたカレシが、大きなごみ袋にまとめた水遣り用の空きボトルが邪魔なので地下駐車場の一角にある収納ルームに持って行くとい言い出したので、じゃあ一緒に行ってついでにクリスマスツリーを出して来よう。飾るにはちょっと早いけど、とりあえず運んで来ておけばいつでもできるしね。マンションでは火災防止のために生木のツリーは禁止なので、我が家のはもう30年くらい使っている高さ2メートルの人造ツリー。上下が分かれるので、一緒にがっちりと古毛布に包んでローブでぐるぐる巻きにしたのをえいやっと抱えたら、「何か死体が入っているみたいだな」とカレシ。おいおい。でも、エレベーターで乗り合わせた2人連れのお兄ちゃんも「死体でも入ってるんじゃないの?」と来たので、Netflixの見過ぎがバレバレだよとやり返して、みんなで大笑い。

日本ではコロナ感染は「第8波」の最中らしいけど、カナダはもうあまり騒がれないレベルまで沈静化したらしく、季節的なインフルエンザとほぼ同列で対処する方向に進んでいる感じ。いわゆるエキスパートは未だに行動制限に乗り気らしいけど、パンデミック3度目のクリスマスを前にして行政側は気乗り薄だし、一般市民は「もういい加減にしてよ」と言う気分。BC州では、コロナとインフルエンザのワクチン同時接種を進める一方で、同時流行している3つの呼吸器疾患(コロナ/インフルエンザ/RSウィルス)の症状の区別がつかないということで、コロナに感染していても自主隔離しなくてもいいことになったし、マスクは屋内の公共施設では「望ましい」と言う程度で、するかしないかは個人の判断にお任せ。そんなんで、この時期にショッピングモールやパーティに雇われるサンタクロース達はめっちゃくちゃ忙しくて悲鳴を上げているそうな。ふむ、ワタシも一度でいいからサンタと一緒の写真を撮ってみたいなあ。


そろそろコンタクトレンズとお別れしよう

2022年11月21日 | 日々の風の吹くまま
11月19日(土曜日)。☀⛅。今日も華々しい日の出。地平線からの角度が10度もないので、ほんとに真横から差して来るまぶしい朝日の中での朝ご飯。今日の日の長さは8時間57分だそうで、夏至に比べると7時間以上も短くなっていて、冬至まであと1ヵ月ほどでさらに45分も短くなるというから、1日24時間の3分の2は夜ってことになる。冬至を過ぎれば日に日に夜が短くなるわけで、北国の古代人がこの日を太陽が生まれ変わる「新年」として祝った気持がわかる気がするな。まあ、新興のキリスト教が太陽の再生を祝う祭をキリストの誕生と重ねてまんまと売り込みに成功したおかげで、新年の祭(ユール)がクリスマスに変身したわけで、なかなかマーケティングに長けてるじゃないの。

朝から左目がチクチク、ヒリヒリして、とってもコンタクトレンズを入れられそうにない。カレシが「オレ、3人に見える?」と茶々を入れて来るので、近いから目が6つ見えると言ってやったら、ぐいっと顔を近づけて来て「これならどうだ」。あはは、ちょっと離れている方が目鼻がぼやけてハンサムに見えるよ。でも、冗談をかましていても、世の中がはっきり見えないのはやっぱりもどかしいので、朝ご飯が終わる頃には、バクラ先生の予約を取ってコンタクトレンズに代わる眼鏡を作ってもらおう、そして来年には白内障の手術を要求して、40年以上ワタシの「目」だったコンタクトレンズとさよならしようと決意。ずっと昔には眼鏡もあったんだけど、度の強いレンズは分厚くて重かったもので、かけるとめまいや頭痛に悩まされた挙句、30年以上前だけどお払い箱にしてしまった。

パソコンを立ち上げていの一番にバクラ先生の眼科に予約申し込みのメール。できるだけ早くとコメントを入れておいたら、30分ほどで返事が来て、「6月に検眼しているので、いつでも1階の眼鏡カウンターに来てください。予約は不要です」。あ、そっか、オフィスに検眼の記録があるから、それを基に眼鏡を作ってもらえばいいわけか。それなら善は急げと、ランチの後で眼科付属の眼鏡屋へ。マンションの隣の医療ビルだから、裏口の駐車場を出たらすぐそこで、レンズなしでもオッケー。若いテクニシャンに眼鏡を作って欲しいと言ったら、名前を聞いてからパソコンでファイルを開いて、まずはレンズの選択。不細工に厚い眼鏡は昔の話で、今は軽いプラスチックのレンズがあって、累進多焦点レンズなら遠近両用。おお、眼鏡も進歩したもんだなあ。オプションとしてパソコンのブルーライトをカットするコーティングをしてもらうことにして、次にフレームを選んで注文書作り。今30%オフのセールをやっているということで、2万円ほどの割引。さらに、カウンターにいたお姉さんに「拡張医療保険はありますか」と,聞かれて、カレシの公務員年金が入っている保険のカードを出したら、パソコンをカチャカチャやって「2万円までカバーされますよ」。うわぁ、定価だったら8万円近くになる眼鏡が3万7千円でできちゃった。

眼鏡ができて来るまで7日から10日。あんなにストレスになっていたのに、何だか急に気分がうきうきして来たから現金なもの。白内障の手術も視野に入って来ているし、長年の生活のパートナーだったコンタクトレンズとお別れする時が来ているってことだけど、来月までは買い物とウォーキング以外は特に外に出る予定がないから、眼鏡ができて来るまでコンタクトレンズは必要な時だけ、場合によっては片目だけ入れて、あとは視力0.05のぼやけ眼で何とかすればいいや。視力にしても何にしても、何十年も付き合っていればそれなりに対応する術をいろいろと学んで、いわば分厚い「取説」ができて来るわけで、ちょっと大げさに言うなら、それが生きる上での「経験値」というもんじゃないのかと思う。


リタイアしても人生はまだまだ現役生活

2022年11月19日 | 日々の風の吹くまま
11月18日(金曜日)。☀☀⛅。目が覚めたのが6時45分で、起き出してリビングに出てみたら、日の出前の空が見事な朝焼け。今の時期はちょうどベーカー山の上から日が昇る頃だけど、公式の日の出の時刻は7時27分だけど、朝日が標高3288メートルの山頂をクリアするのはもっと8時近くなってから。とりあえず写真を撮りまくって、ごそごそとベッドにもぐり込んで、ちょっと寝直し。それにしても、このみごとな朝焼け、またぞろ嵐が来る前兆なのかなあ。



カレシが朝バスルームから出て来るなり「体重が2キロも減ってるから、元に戻るまで断食は中止だ」と宣言。しゃっくりの寝不足に付き合ったワタシは2キロ減って、今は元に戻って安定しているけど、何日もまともに食べられなかったカレシはたぶんもっと減っていただろうから、「2キロ」は理想体重に2キロ「足りない」ということかな。ここで断食を再開したらもっと減ってしまうかもしれないね。痩せるのも太るのも気になってしまう人だから、栄養とカロリーがたっぷりの食事で「足りない2キロ」を取り戻してもらわなくちゃ。

それでも普通に起きて、横一直線に差し込んで来る朝日を浴びながら普通の朝ご飯。コーヒーを飲みながらのんびりとスマホでメールチェックをしていたら、日曜日に打診のあった仕事が正式に受注が決まったというメール。急いでオフィスでパソコンを立ち上げて、正式に受諾する旨の返事を書いて送信。スマホでは日本語のメールは読めても日本語で返事を送れないので、こういう時はちょっと不便。日本語訳の作業開始は12月で、担当は10年以上も前に宮崎での日英翻訳会議で組織委員会の委員長を務めた人。懐かしいなあ。あの会議では2日目にセッションをひとつ担当したけど、直前までプレゼンは日本語でやろうか英語でやろうかと迷ったなあ。用意したスライドは英語だったし、翻訳者の集まりだからどっちでも良かったんだけど、最終的に英語話者の数が多かったので英語でやったっけ。夜の親睦パーティではひょっとこ踊りが登場して、みんなわいわいと列に加わって賑やかに踊って回ったり、たまたまワタシの誕生日だったので、用意してくれた大きなケーキのろうそくを吹き消して拍手喝采されたりして、ほんとに楽しかったなあ。今ごろ仕事で再会なんて思ってもみなかった。校正を担当するワタシの出番は1月になってからだけど、今から楽しみ。

ウクライナソーセージのホットドッグのランチの後は、ブードルズとベルモット(ビアンコ)の調達。州営の酒屋にはきのう行って、今日はスーパーに一緒に行ってトイレットペーパーやキッチンペーパーと言った嵩張るものを運んでもらうことになっていたんだけど、きのうはカレシが「今日はやめた」と言い出したので、すかさず酒屋と同じモールにスーパーがあるから一石二鳥だし、車だから嵩張っても平気だよねと釘を刺しておいたわけ。酒屋ではブードルズ3本とビアンコと料理に使う日本酒(月桂冠)の他に「たまにはビールを飲みたいな」とサッポロビールを2缶買ったので、トートバッグは持ち上げるとずっしん。スーパーへはいつもトートバッグに入っているエコバッグを持って行って、牛乳、オレンジジュース、チリソース、バナナ、クロワッサン(6個入)を詰め込んで、メガサイズのトイレットペーパー(12ロール)、メガサイズのキッチンペーパー(3ロール)、さらに紙ナプキン。駐車場から運び上げるのに2往復しないとダメかなあと言いながら帰って来て、2人とも重いバッグによたよたしながらも、なぜか買い物を全部1回で運んでしまったから、うはぁ、いい年して大したもんじゃないの。ハッピーアワーにはブードルズのマティニで乾杯しようよ。


エアコンの故障とレタス不足と気候変動と

2022年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月17日(木曜日)。☀☀。今日はすっきり晴れ上がって、川霧もない。特にすることもないので、朝からカレシのリクエストに応えてチキンスープ作り。皮と脂肪を取った骨付きの鶏ももを最初に玉ねぎ少々とにんにくと一緒に茹でるのがワタシのお気に入りレシピ。灰汁を取りながら茹ったところで肉を取り出して、ゆで汁から玉ねぎとにんにくをすくい取り、先週作り置きした鶏の骨ブロスをたっぷり足してスープを作り、玉ねぎとにんじんとセロリの他に今日はミニピーマンとブロッコリとスペルト小麦を足して、塩と胡椒とタイムでしばらく弱火でとろとろ。その間にウォーキングに行って来て、帰って来たら先に茹でた鶏ももを手でむしって骨から外してスープに入れて、塩味を調節して火が通れば、薄味だけど意外とリッチなチキンスープのできあがり。冷蔵庫にある野菜を適当に入れるので、作るたびに微妙に味が違うのが飽きない秘訣かな。お~い、ランチの時間だよぉ。

今日は朝から頭の上の方でトントン、コンコンと何やら工事をしているらしい音。防火設備関係の作業は終わったはずだから、どこかでリノベでもやっているのかなと思っていたら、ウォーキングに出た時にマンションの玄関前に火事や水漏れなどによる被害を修復する会社のトラックが2台止まっていて、乾燥機らしい機材を運び込んでいるところ。おや、どこかで水漏れ事故でもあったのかな。マンションで一番多いのは食洗機か洗濯機からの水漏れで、ときどき配管やダクトを伝わって階下にも浸水してひと騒ぎになることがある。だから、マンションの規約に管理組合の保険の免責額を個々のオーナーの保険でカバーするという条項があるわけで、これがけっこう大きな金額。でも、水漏れでフローリングの一部が傷んだら、ユニット全体のフローリングの張替えをすることになるので、広いユニットならすごい費用になるもんね。

午後になっても頭上のトントン、コンコンは続いていて、どうやら真上の部屋で作業をしているらしい。真上は我が家と全く同じ間取りだけど、マンションの設計図には最上階の3戸にしかないはずのエアコンがあって、事前販売で買った最初のオーナーが勝手に空調設備の請負業者に(鼻薬でも利かせて)設置させたらしく、施主のデベロッパーも水漏れ事故が起きるまで存在を知らなかったといういわく付き。(前のオーナー夫婦は管理人や隣人にハラスメントしまくりの迷惑住人だったな。)今住んでいるのは産業法専門の法廷弁護士で大きな法律事務所のパートナー。独り暮らしの週末パパで、いつも坊主頭なので勝手に「おっちゃん」と呼んでいるけど、理性的な人。入居して来て1年ほどでエアコンの水漏れで200万円とかいう損害を被ったけど、デベロッパーは前のオーナーが内緒で設置したものだからと責任を拒否し、管理組合の保険でもカバーされず、訴訟寸前で組合と修理費の一部負担で折り合いをつけて、年次総会で認められてやっと修理ができたという経緯がある。でも、元の設計図にはないために、屋上の室外機との間の配管経路が未だに不明なんだそうで、もしかしたらまたエアコンの不具合が起きたのかな。ざっと見たところ我が家には影響がないけど、エアコンは最上階以外は元から付いていないし、アクセスしにくいところにあると言う室外機の維持修理は自己負担なんだし、後付けは規約で禁止されているんだから、いっそのこと撤去しちゃえばいいのにと思うけどな。

このところスーパーからロメインレタスとアイスバーグレタスが姿を消していて、レタスを使う料理をメニューから外すレストランも出て来たというニュース。何でもカリフォルニア州で旱魃とウィルス性の病害で80%ものレタスが枯れてしまったせいで極端なレタス不足になったんだそうな。アリゾナ州産のレタスが届き始めるまでもう少しの我慢と言うことだけど、ハインツのケチャップが品不足になのもカリフォルニアの旱魃でトマトが不作だったせいだし、フランス産のディジョンマスタードが姿を消したのも辛子の大生産地であるカナダのサスカチュワン州の旱魃でフランスへの輸出が減ったせいだし、マットが今年は山に入ってもきのこが少ないと嘆いていたのもBC州南部の旱魃のせい。工場のような温室で水耕栽培しているレタスはたくさんあるけど、これだって相当のエネルギーがいるんだよねえ。でも、だからって野菜を食べないわけには行かないし、冬は温暖なカリフォルニアやメキシコの産地が頼りだし、はあ・・・。


演劇大好きにはたまらなくいい日だった

2022年11月17日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(水曜日)。🌫⛅🌤。起きてみたら、見渡す限り五里霧中。道路を隔てた後ろのマンションが見えなくなるくらいの濃霧。霧の都の(崖の上だけど)ウォーターフロントで生まれた釧路っ子だけど、釧路の霧は塩気を含んだ重い霧で、夏の風物詩。メトロバンクーバーの霧はシルクのように繊細な軽やかな霧で、秋から冬にかけての風物詩。まあ、どっちも「濃霧」のレベルになるとすっぽり五里霧中で、なぁ~んにも見えないのは同じこと。特に高層階から眺めると、まるで何だか閉じ込められたような感じで、ほのかに人寂しさが忍び寄って来るし、外に出て道路から見上げる我が家も霧の中。霧が薄くなっておぼろげに外界が見えて来ると、あ、世界はちゃんとそこにあったんだという不思議な気分になる。



今日は11時から即興演劇クラス「Community Jam」がある日。もっとたくさんの人に演劇に興味を持ってもらおうと、Arts Clubの教育・コミュニティ活動部門が演劇に興味のある一般市民を対象にズームを使ってやっている無料のコミュニティサービス。誰でも登録するだけで参加できるプログラムで、最初の2回は都合が悪くて登録できなかったけど、今回の3回目と来年1月の4回目に登録してあった。しばらく使っていないラップトップをしっかり充電して、10分前にレクルームのミニチュア工房のテーブルにセットして、水のボトルと目薬を用意して、メールで送られて来ていたリンクから「教室」入り。今日の参加者は6人で、サンディとキンバリーは過去のクラスやワークショップでおなじみ。まずは顔をマッサージして筋肉をほぐして、腕を振りまわしながら発声練習をして、みんなリラックスしたところで、最初のレッスンは正反対の感情の切り替え。ヒラ先生が「笑って」と言うとみんな一斉にゲラゲラ、ワハハとやって、先生が「シフト」と言ったら即座に大泣きに切り替えて、次に「シフト」と言ったら笑いに戻るというもの。泣き笑いと言う言葉があるくらいだから、「笑い」と「泣き」の切り替えはわりと楽だけど、次の「うれしい」と「がっかり」、「勇気」と「臆病」は意外と切り替えにひと呼吸入っていた感じ。

次はペアを組んで、ディナーパーティでの初対面の人との会話のシーン。ひとりが途中で思いがけない情報を暴露するという設定で、ワタシと相方は「お仕事は」から入って、ワタシは毎日が同じでつまらない仕事で、人を退屈させたくないから言わないけど、あなたは?と振ったら、相方が「実は私のおじいさんはエルヴィス・プレスリーだったの」。そこで、わっ、すごぉ~いとやって、ステージを離れたプレスリーはどんな人だったのと質問したら、「生まれる前に亡くなったから、ものすごいお金を残してくれた人としか知らないの」。あらら。ペアワークの2回目の相方は道化師だったというおじいちゃんで、求人の面接で「不採用」の宣告と言う場面。応募者と面接者の役を入れ替えてやるので、2通りのストーリーができる。ワタシが面接役になって、「この仕事はあなたには向いていないと思いますよ」とやったら、おじいちゃんが「そんな仕事はやりたくねぇよっ。お前はいつから面接をやってんだ」と怒鳴ったので、「きのうからだけど、この仕事は嫌い」と返して、おじいちゃんは「だったらオレがやる。おまえはクビだ」。いやぁ、めちゃくちゃ楽しい1時間半だった。何だかドライアイも治っちゃったみたい。

晩ご飯の後で新聞サイトを回っていたら、Vancouver Sun紙に、地元の劇作家ドロシー・ディトリッチの『The Piano Teacher』が今年のGovernor General’s Literary Award(カナダ総督文学賞、通称GG)の戯曲部門で最優秀賞を獲得したという記事。Arts Clubが執筆を依頼して5年前に初演した作品で、関節炎でピアニストの道を諦めたピアノ教師のところにピアノに触れることもできなくなっていたピアニストが「またピアノを弾けるようになりたい」と言って来るストーリーで、今年出版されて(日本の芥川賞に匹敵する)GG受賞となったもの。ドロシーとはArts Clubのレセプションでいつか日本語に訳したいという話をしたことがあって、何だかワタシも急に夢の実現に向けてがんばりたくなっちゃった。大先輩の東京のY先生に見込みがあるかどうか相談してみようかな。うん、五里霧中でだらだらするのはすっぱり止めて、鉢巻きを締め直そうっと。自分に残された時間をしっかり見据えなくちゃね。


来年のクルーズの話をすると鬼はどうする?

2022年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月15日(火曜日)。☀☀。よく眠れた気分で、8時半起床。カレンダーを見たら、はっ、もう11月が半分過ぎてしまっている。いったい何やってたんだろうなあと、ついつい思ってしまうけど、いや、ほんとにもう、何やってたんだろう。やることもやりたいこともたくさんあるはずなんだけど、その気になりだしたところでなぜか英語でいうmonkey wrenchってやつが飛んで来て、歯車が狂って脱線してしまうみたい。まあ、焦ってもしょうがないときがあると思えば、またそのうちにやる気満々になるんだろうけど、やれやれ。

トラベルエージェントのジェフから「来年のリバークルーズの料金払い込み期限が12月1日なので、クレジットカードの情報に変更があったら知らせて」と言うメール。あ、チューリップの季節にオランダとベルギーの川をクルーズして回るArts Club主催のグループツアーね。予約金とアムステルダムとの往復の飛行機代だけ払ってあったんだっけ。ジェフによると、KLMのビジネスクラスの運賃をさらに10%値引きさせたそうで、すでに全額払ったよねと言ったら、「差額は残金支払いのときに精算するから心配しなくていいよ」。トータルで10万円ぐらいになって、ジェフが送って来たインボイスを見ると、オプションでかけたキャンセル保険の料金と相殺するような勘定かな。あと4ヵ月なんだなあ。リバークルーズは初めてで、船室からいつも川岸の風景が見えているのは、大海原を行くクルーズとはまた趣が違っていそうで、今から楽しみ。


川から川へ

予約してある船室

クルーズと言えば、ニュージーランドからオーストラリアに向かっていたマジェスティックプリンセス号の船内でコロナの集団感染で800人が陽性だったというニュースがあったな。ジェフは「全員が軽症か無症状だったそうだよ」と言っていたけど、乗客乗員4600人が乗っていたそうで、私たちが大きなクルーズ船に乗りたくないのはそんな大所帯では集団感染を防ぐのはかなり難しいんじゃないかという懸念もあるから。マジェスティックプリンセス号には学術論文の翻訳の編集をしている仲間の弟夫婦が乗っていて、運悪く800人の感染者の中に入ってしまったそうなんだけど、陽性がわかったときに、コロナの治療薬であるパクスロヴィドを処方するとひとりにつきアメリカドルで900ドル(12万円くらい?)かかると言われて仰天したのが、オーストラリアのシドニー港に着く前に投薬を受けたらすごく安くなっていてびっくりしたんだそう。公海上とオーストラリアの領海内では船上での医療サービスに違いがあるってことかな。

今日は1日中フレーザー川の上をもやが流れていて、なかなか幻想的な風景になったり、対岸が五里霧中になったり。世の中も五里霧中だけど、まあ、焦らずにのんびり行こうじゃないの。