リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~またひと騒動あったけど、いざ、船出

2023年10月31日 | 日々の風の吹くまま
10月29日(日曜日)。🌤。夕方に昼寝をして、さらに10時からぐっすり眠って、目が覚めたら午前5時。今日はヨーロッパで夏時間から標準時間に切り替える日なので、きのうまでは午前6時だった時間。起き出してもしょうがないのでまたああだこうだと1時間ほどおしゃべりして、午前6時に起きて、船に運んでもらうスーツケース2個に何点が詰め込んで鍵をかけたら荷造りは終わり。クルーズターミナルへ行くバスの出発時刻が1時なので、ランチは食べない場合に備えて朝ご飯は大盛りたっぷり。チェックアウトは10時半なので、荷物を廊下に出して、ロビーにソファを見つけて、バスが来たら教えてね。



ちょうどクルーズ船を降りた人たちが到着して、うは、泊る人の荷物は部屋に運ぶやら、泊らない人のは保管室に収納するやら、係の人たちはてんてこまい。でも慣れたもので、見ていて楽しいくらい。一段落したところで、今度は私たちの荷物が降りて来て、まずはエレベーター前に集めて、ロビーの片隅にあるSilverseaのデスクの傍に集合。そのうち係の人がロビーを回って「バス1号の方ぁ」と呼びながらロビーを巡回。お、いよいよだ。私たちバス2号で、呼ばれて外に並んでいたら、集めたスーツケースを1人で3個とか4個引っ張った係の人たちがバスまで移送。バスに乗り込んで一路チヴィタヴェッキアへ。空には白いふわふわ雲、下は緩やかに波打つ田園風景。ターミナルでチェックインして、手荷物をスキャンしてシルバームーン号に乗船。船室は8階デッキで、そろそろと螺旋階段を上って、姉妹船ミューズ号に乗った過去2度の経験で「住み慣れた」船室は何かなつかしい。今回のバトラーはインド人のラム、船室係はフィリピン人のロナルド。



やれやれと落ち着いたところで、問題その1が勃発。カレシのスースケースは届いたけど、ワタシのがない。さっそくロナルドにまだ届いてないんだけどぉとチェックをお願い。いくつもあるラウンジのひとつでチーズでスナック。毎日船室に届く『Chronicles』という日報によると、午後5時半からシアターで非常時の避難のための救命具の付け方の説明会があって、国際海事法の規定で今日乗船して来た人は全員出席が義務。警報が鳴って、集合場所の5階デッキのシアターに行って、その後受付で行方不明のスーツケースの所在について問い合わせ。受付嬢が後ろのオフィスに行って、しばらくして戻って来て色や特徴を質問。一番目立つのは空港で似たようなスーツケースの中から見つけやすくするために自分で描いたくすんだ水色の大きな水滴。受付嬢はまた奥のオフィスに行って、2分くらいして、おお、ワタシのスーツケースを持って出て来た。「タグが取れてしまっていたんです」と受付嬢。あら、ほんと。たぶんターミナルでバスから降ろしたときに、何かがからまってタグが引きちぎられたんだろうな。船室番号を書いたタグがなければ行きどころがないから、オフィスかどこかに保管して、持ち主が問い合わせて来るのを待っていたんだろうな。ワタシのスーツケースに間違いなしと確認したら、「では、バトラーにお部屋まで届けさせますね」。やれやれ。

と思いながら部屋に戻って来たら、あれ、テレビとその下のコンセントのあたりでピーピー。何なんだろうね。何だか知らないけど、リラックスするつもりで来たのにハプニング続き。ラムがスーツケースを持って来たので、ずっとピーピー言っているのを指したら、「避難訓練のビデオは見ましたか」。え、そんなのあるの?「ビデオは避難訓練の一部なので、見ましたという確認をしないままですとテレビがクラッシュするんです」。へえ。訓練の一部と言うことは見るのが義務になってるんだな。で、見せるために無視されたらクラッシュするように仕組まれているのかもしれないな。ラムは手慣れた感じでテレビの裏側のワイヤをちょこちょこといじって、避難訓練のビデオを流して、「終わって確認するホームページにもどりますよ」。はぁ~い。ビデオの終わりに2人分の確認をして、これで手続きは完了。いつの間にか船は海の上。プールデッキ上のピッツァレストランで遅い晩ご飯。見上げたら、まん丸なお月さんがシルバームーンを照らしていて・・・。



旅の空から~ローマの休日

2023年10月28日 | 日々の風の吹くまま
10月28日(土曜日)。🌤☀。早く寝すぎたせいと時差のせいで、何度か目を覚ましたけど、2人とも何度かまともな睡眠が取れた感じ。いくらフルフラットでも、飛行機の中でぐっすり眠るのは難しいし、そもそも9時間のフライトでは寝られる時間はその半分くらいなので、ワタシはけっこう眠れるけど、カレシはうとうとできればいい方で、結局は寝不足気味。何とか5時過ぎまでがんばったけど、とうとう目が冴えてしまって、6時近くまでなぜか長々と家庭経営の話。家計の管理や家事は、カレシが「2人で一緒にやるとうまく行かない」という主義?で、結婚以来ワタシが1人でやって来たので、ビジネス経営に近いようなシステムが出来上がっているんだけど、そのシステムに「障害」(ワタシが入院するとか先に逝ってしまうとか)が起きたら、それまでワタシ任せにして来たカレシはお手上げになってしまう。それで、「経理部」と「庶務部」の「業務内容」を説明して、帰ったら手順を書き留めるというカレシに、だったら「家庭経営マニュアル」を作りなさい。ふだんはこういう話はしないのに、日常を離れた環境の変化のせいかな。

朝ご飯は最上階のレストランでのバフェ。どうやら五つ星ホテルの屋上レストランとして有名らしいけど、朝ご飯としてはいたってありきたりの内容で、ゆうべは晩ご飯をスキップしたので、かなりたっぷり。部屋に戻ったら、ローマの地図を見ながら、行こうかと相談したり、きのう撮った写真をハードディスクにコピーしたりとのんびり。10時くらいになって、Silverseaがホテル内に設置した案内デスクに行って、船に運んでもらう荷物を出す時間やバスの番号(2号車)、スーツケースの充電器などを入れてもいいかなどを聞いたら、しっかりイギリス英語のおばちゃまが懇切丁寧に説明してくれた。ローマ市内からチヴィタヴェッキアのクルーズ船ターミナルまではバスで1時間以上かかるので、ホテルをチェックアウトしてからバスに乗るまでの時間が短くて済むのはありがたいな。このホテルからのバスは3台だそうなので、かなりのクルーズ客が泊っているってことだね。

明日の手順がわかったところで、それぞれにカメラを持って地図を見ながらのローマ散策。北米と違って交差点ごとに道路名の標識があるとは限らないし、ピアッツァがあちこちにあるおかげでカーブした道路が多いし、細い小路がいくつもあったりして、当てもなくふらふらしていると迷子になる可能性が大。(迷子になるのも旅の楽しみのうちではあるけど。)そこでホテル前のピアッツァを回るように走るVia Barberiniからちょっと上り坂のVia Delle Quattro Fontaneを経て、そこから延々と続く長い建物に沿ってVia Del Quirinaleを反対の端のピアッツァまで歩いて、遠くに見えるバチカンのサンピエトロ大聖堂をズームでパチリ。そこからトレビの泉が近いはずなので、ピアッツァから階段を降りて、緩い坂道の猫の額よりも狭い歩道をぞろぞろ歩いている観光客はそっちへ向かっているはずだと目星をつけて、私たちもついて行ってみたら、歩いている人の数が増えて、トレビの泉の彫像が見えるようになった辺りから立錐の余地もない混みよう。これでは近づけそうにないし、何よりも2年前にクルーズのために来た時にコロナのおかげで観光客はまばらだったせいで間際で見たしで、教会の石段を上がって行って、高みの見物の写真をパチリ。



バチカンのサンピエトロ大聖堂

トレビの泉~観光客の壁

引き返そうというときに、人ごみの中でカレシと離れ離れになってしまうハプニングがあったけど、また教会の石段を上がっていて、高いところからカレシのシャツが見えないか眺めまわしたら、あっ、いたっ。タタタッと降りて行って、カレシの背中をポンと叩いて「再会」。ちょっと冷や汗をかいたけど、人ごみの中では手をつないでいた方がいいよね。もっとも、歩道は大人2人が手をつないで歩けるほどの幅がないのが困りもの。それでも途中で見たアーチのある細い坂道をパチリ。カーブして見えなくなる道には何か不思議なロマンがあるような。後は同じ道を辿って、ホテルに帰って来たら正午過ぎ。カレシが腰の筋肉が突っ張った感じで、歩きにくいと言うので、船に乗ったら飲み過ぎ食べ過ぎになるだろうから、ランチをスキップして、しっかり晩ご飯を食べることが話がまとまって、後はのんびり。でも、ホテルのレストランは7時にならないと開かないし、カレシがおいしいピッツァを食べたいなと言うので、外に出てホテルの周辺にたくさんあるレストランに飛び込んでみるか。



旅の空から~また来たよ、ローマ

2023年10月28日 | 日々の風の吹くまま
10月27日(金曜日)。🌤(バンクーバー)🌧(アムステルダム)☁(ローマ)。午前中にシーツ類の洗濯を済ませて、ウォーキングついでにランチのスシをテイクアウトして来て、荷造りの最終確認をして、マンションのロビーに降りたら、予約通りに午後2時半に迎えの車。事前にチェックインしてあるので、スーツケース2個をローマまで通しで預けて、セキュリティを通って(なぜかいつもカレシのボストンバッグが引っかかるけど個別検査でパス)、ラウンジへ。カレシはビール、ワタシはワインで旅立ちの乾杯。KLM682便は定刻に出発。ボーイング777のビジネスクラスは新しいと見えて、春に乗ったエアバスより広くて、おまけにスライドドアがあるのでプライバシー満点。中央の2席の間にもスライドするシートがあって、一人旅なら閉めておけばプライバシーが守られるし、二人旅なら開けて置けば話ができるんだけど、両側にラップトップを置けるくらい広いテーブルがあるので、身を乗り出さないと話ができない。これじゃあ新婚さんには向かないねえ。


おやすみなさい

アムステルダム到着は定刻の正午。天気は雨。スキポール空港はとにかく広くて、ローマ行きのCゲートのあるターミナルまで延々と歩いて、そこでまずEU入域の手続き。愛想のいい若い女性の入国管理官にどこに行くのか聞かれてローマと答えたら「あら、いいわねえ。バケーションなの?いいわねえ。楽しんでね」とスタンプをペタン。そこからまた延々と歩いて、ラウンジを見つけて、コーヒーとトイレでひと息。ローマで強風が吹いて滑走路が1本しか使えなかったために全体的に遅れが出ているということだった。私たちの便もローマから来るのが遅れて、搭乗ゲートには長蛇の列。ローマ行きKL1603便はEUの中だから言わば国内線のようなもので、乗って来る人たちはみんな車輪の着いた小さいスーツケース(トロリーと呼んでいた)を持ち込んでいたのは、たぶん預ける料金を節約するためだろうな。窓から預けたスーツケースをコンベヤに乗せているのが見えたけど、満席にしては少ないようだった。おかげでアムステルダムからの私たちの荷物が無事に「搭乗」するのが見えてひと安心。ローカル便だからビジネスクラスは並んだ3席を2人で使う形なので、プレミアムエコノミーに毛が生えたようなものかな。ローマでは2時間で、途中でオランダのデルフト焼き陶器のデザインを使った弁当ボックスが出て来て、中身はなぜかミニのかきもちにちょっと和風の味付けのニンジンサラダと焼き鮭。サラダはおいしかったな。


ローマのフィウミチノ空港には40分遅れで着いて、荷物を受け取って到着ロビーに出たらまず客の名前を書いた札やタブレットを持ってずらりと並んでいるドライバーの前を通ってお迎え探し。幸い最後の方にSilverseaのサインがあったので名前を行ったら、すぐに携帯でドライバーを呼んでくれて、私たちの荷物を持ったドライバー氏についてそのまま「リムジンサービス専用」と書かれた駐車場へ。黒塗りピカピカの高級車がずらりと並んでいる光景はさすがと言うのか何と言うのか。ローマ市内のホテルに行く途中で、即席の「観光案内」としてカラカラ帝の大浴場跡とコロセウムのすぐそばを通ってくれて、車の中からコロセウムをパチリ。



飛行機の中で十分すぎるくらいの食事をしたので、晩ご飯はスキップすることにして、ホテル周辺の散歩。レストランがたくさんあって、歩道にテーブルを並べているので、歩くスペースが半分になって歩行者には少々不便だけど、ワインを酌み交わしての(イタリア語の)会話はにぎやかなもの。ところどころにアフリカからの移民なのか難民なのか、色とりどりのショールを腕にかけて売って歩いていた。かくして、無事にローマ入りして、午後9時にはバタンキュー。おやすみぃ~。



旅立ちの日

2023年10月27日 | 日々の風の吹くまま
10月26日(木曜日)。🌤、いよいよだなあ。起きて一番にシーツを剥がして洗濯機に放り込み、朝ご飯の後は食器を食洗機に入れて、最後のクリーンアップ。次にベッドの上にスーツケースを開いて、最後の点検。機内持込み荷物は、カレシがラップトップバッグとカメラバッグその他を入れたボストンバッグ、ワタシはラップトップバッグとカメラ2個とカレシの薬と本を入れたスリングバッグということで最終決定。もう1個の小さいボストンバッグは予備としてカレシのスーツケースに収納して、カレシが他に持って行きたいものを思いつかない限り、これで100%。

きのうシーラが来た時に、おとといバンクーバーから今シーズン最後のクルーズ船が出港したというニュースがあったという話をしていて、たぶん今からなら南下して南半球に行くかパナマ運河を通ってカリブ海に行くかのリポジショニングだろうな。人気のアラスカ航路の起点であるバンクーバーのクルーズシーズンが終わったということで、ダウンタウンもちょっと静かになるかな。何でも、今年バンクーバーに入港したクルーズ船は延べ332隻、乗客総数は何と125万人という過去最高の忙しさだったそうで、コロナの最中に蓄積された需要が吹き出した感じで、クルーズ産業はさぞかしウハウハだろうな。さて、洗濯物と食器を片付けて、テイクアウトのランチを買って来てたら、最後の最後のチェックをして、スーツケースに鍵をかけて、後は迎えの車を待つだけ。行って来まぁ~す!

旅行の荷造り、待ったなし

2023年10月26日 | 日々の風の吹くまま
10月25日(水曜日)。☁⛅☀。ゆうべは雨と風で大荒れで、嵐の通り道の広い範囲で3万戸以上が停電。でも、メトロバンクーバーど真ん中のニューウェストミンスターでは停電がゼロだったらしい。何しろBC州最古の市なもので、BC Hydro(州の電力公社)ができる前から独自に石炭を液状にして発電していたせいで、今でもニューウェストミンスター市だけは市の公共事業としてBC Hydroから電気の供給を受けて市全体に配電しているから、電気料金は市に払うし、停電事故があれば復旧作業は市の電気事業部の仕事となる。それでここだけ停電がなかったのかどうかは不明だけど。まずはウォーキングに行こうというところで雲が切れて、うはあ、山並みは初冠雪だ。




今日は荷造りを始めるので、まずはカレシが持って行くものを点検。未だに大きなSLRのカメラを持って行くかどうか迷っていて、スーツケースに入るかどうか聞いて来たので、電子機器はカメラでも何でも預ける荷物には入れられないよ。機内持ち込みは1人につきボストンバッグとラップトップバッグ1個ずつなので、ワタシはいつもデジカメ2台を観光の時に使うスリングバッグに入れて、それをボストンバッグに入れて行くので、カレシにも一番小さいカメラバッグに入れたのをボストンバッグに入れることを提案。バッテリと充電器をお忘れなく。荷造り開始の準備が整ったところでシーラが来たので、駐車パスとキーフォブと留守番料を渡してしばらくおしゃべり。シーラが帰って、ランチが済んだところで、いよいよ荷造り開始。青空が広がって、雪を被った山がきれい。




まずはカレシがドレッサーの上に積み上げておいた衣服の類。下着、シャツ、ズボン、ジャケットを仕分けして、それぞれを圧縮袋に詰め込んでカレシの大きなスーツケースに収めて、後は雨に備えて2人のスリッカーを一緒に巻いたものとカレシの洗面バッグ。まだ空間がたっぷり。次に自分の衣服を集めて圧縮袋に入れて、サンダルとフォーマルナイト用の靴をビニール袋に入れて、後はハンドバッグと歯磨き用品のバッグとワタシの化粧品(といってもローションとクリームだけだけど)のバッグ。全部ワタシの小さいスーツケースに入れてもまだゆるゆる。カレシが様子を見に来て、「あれだけ、全部ほんとに収まったの?信じられないなあ」。ほんとに全部収まったんだってば。おみやげをたくさん買って来れるように、でかけるときはゆるゆるに詰めたスーツケースに限るの。



スーツケース2個の荷造りが終わったところで、マティニで乾杯。カレシの特製マティニはしばらくお休みだなあ。船に乗る前の日のローマの休日、どこに行こうか。ホテルからはトレヴィの泉が近いそうだけど、おととし見に行ったっけ。コロセウムは観光客が溢れているという話で、「絵葉書を買えばいいじゃん」とカレシ。晩ご飯が終わる頃には夕焼け空に月が昇って、紅葉した木々は燃えるような色。ラストスパートでラップトップバッグに充電器やコードや細々したデバイスを収めて、ひと息ついたところでKLMのサイトで明日のフライトにチェックイン。QRコードの搭乗券を携帯に送って、PDF形式の搭乗券をダウンロードして印刷したら、よし、これで99%。ああ、くたびれた。空港まで送ってくれる迎えの車が来るのは午後2時半。明日の午前中は少しのんびりできるかなあ。明日は旅立ち日和になりそう。




旅立ちの準備は仕事や家事よりもタイヘン

2023年10月25日 | 日々の風の吹くまま
10月24日(火曜日)。☁🌧。朝の気温は7度。あぁ~あ、とうとう今日と明日と明後日の午前中だけになっちゃった。きのうは保険のことで半日潰れてしまったから、出発の準備も半日遅れというところ。旅行で一番大変なのは、家を出るまでのこまごまとした準備作業で、ほんと、1週間くらいは仕事よりも家事よりもタイヘン。

というわけで、今日はまずゴミ捨てと洗濯から。レクルームに溜まっていた大小の段ボール箱をつぶして地上階の駐車場にある専用コンテナに突っ込んで来て、地下2階の収納ロッカーにスーツケースを出しに行くついでに、汚れ作業に使うため保存しておく古いシーツの類をごみ袋に詰めて持って行って、乾燥機に溜まっていた洗濯物に着て行くもの、持って行くものを足して洗濯開始。スーツケースから機内持ち込みのバッグと衣類を圧縮する袋を出して、カレシの洗面道具のバッグと化粧バッグと旅行用トイレタリーを集めておいて、金庫からパスポートと春のクルーズで使い残したユーロを出して来て、はあ、ランチタイム。パスポートをパラパラとめくったら、最後に日本に行ったのは2018年10月3日で、カレシの心臓手術から10ヵ月後。帰って来たのは25日で、それから1ヵ月もしないうちに初めてのクルーズで香港へとんぼ返り。フィリピンとボルネオ(ブルネイ、マレーシア)を経てシンガポールまでの船旅で帰って来たのはクリスマス直前。懐かしいね。パスポートは10年もので2028年6月まで有効だから、今ちょうど半分で残り5年、どれだけ世界を旅行して回れるかなあ。

ランチを済ませたら洗濯物を乾燥機に入れて、今度は道路向かいの銀行へひとっ走り。クルーズ船での「通貨」はアメリカドルで、クレジットカードを登録して精算するので、ユーロの現金は寄港地でおみやげを買うお小遣い程度。留守番サービスのシーラに払うお金などはATMで引き出して、隣のLondon Drugsでカレシ所望のTums(制酸薬)のミニパックとリップクリームとAAとAAAの電池(とついでに新しいマウス)を調達。帰って来たら、管理会社のサイトで我が家に泊まり込むシーラが使うビジター駐車場の延長パスを申請して、自動的に申請のコピーとしてメールして来るパスを印刷して、「やることリスト」の重要項目はほぼ完了。郵便箱に市からの電気料金の請求書が来ていたので、銀行サイトで支払日を11月3日を指定して留守中でも滞りなく支払いできるように設定。自動引き落としになる電話会社の請求は年金が入って来る前だけど、十分な残高があるから大丈夫。それにしても、世の中が荒れてるせいか、投資口座はずいぶん下がっちゃってるなあ。

残る作業はほぼ荷造りだけになったので、よけいなものを詰め込まないためにはどんな服装で行ったらいいか、天気サイトの2週間予報で行き先の気温をチェック。ローマは到着する金曜日が22度、土曜日は21度、乗船する日は22度、最初の寄港地ナポリは2日とも24度、シチリア島のパレルモは24度、シラク―サも24度、マルタは23度といかにも地中海らしい気温なので、夏物のTシャツが必要だな。でも、その後1日かけて長靴の踵を回ってアドリア海に入ると、ドゥブロヴニクが18度、ザダールが15度、トリエステ15度と、セーターの1枚もあればしのげる温度。終点のベニスに入港する日は13度でバンクーバーの予報気温とあまり変わらないので、行きに着ていたものを着て帰って来ればいいかな。出発まで残るは1日半で、明日KLMのアムステルダム行きKL682便にオンラインでチェックインしたら準備完了。夜になって雨風が強くなって来て、荒れ模様・・・。

楽しく遊んだ翌日は住宅保険でてんやわんや

2023年10月24日 | 日々の風の吹くまま
10月22日(日曜日)。☁。カレシが早起きしちゃったので、ワタシもつられて早起き。といっても、8時ちょっと前だけど、霧なのか雲なのか、何かが「垂れこめている」と言うのか。ま、今日は忙しくなりそうだから、お天気のことはあさっての方においといて、まずはいつもの日曜日の掃除。

それから、冷蔵庫から今夜の食材を出して、カウンターに並べて、前菜をどうするかイメージ作り。エビとレモンとシソの葉、ギンザケのポケ、ギンザケのシソ巻きロール(シャリなしのスシ)、シシャモのオーブン焼きと言ったところかな。メインはバックリブで、調理時間は下ごしらえとオーブンで2時間ちょっとだから、4時頃に始めるといいかな。付け合わせは、エアフライヤーでちょっと今風にバターナッツかぼちゃのフレンチフライと、ミニピーマンとプチトマトのグリル。製氷皿を2枚入れてあるし、カクテルグラスもゆうべから冷凍庫で冷やしてあるし、ワインは手持ちのを使うので酒屋に行く必要はなし。頭の中でイメージができて、手順が決まったら、後はのんびり。3時過ぎに前菜を作り始めて、かっこよく?お皿に並べて、ハッピーアワーの準備は完了。



☆☆☆☆☆

10月23日(月曜日)。🌥☁。楽しく遊んだおかげで、2人ともぐっすり眠って、朝は元気いっぱい。雲の間から青空がのぞいていて、白い雲に交じってハロウィンにぴったりと言う感じの奇怪な黒雲があったりする。あさってあたりから週末にかけての2、3日は最低気温が1度まで下がるそうで、まだ平地での雪の予報はないけど、クルーズから帰ってくる頃には山並みが白くなっていたりしてね。




今日の予約は道路向かいのBCAA(BC自動車協会)で、旅行保険が(別々なので)午後1時と1時30分で、住宅保険が午後2時。旅行保険はそれほど時間がかからないので、2人分でも30分くらいで済むと思うけど、問題は住宅保険。新規と言うことで予約時間は1時間だから、旅行保険が早く済んで、そのまま同じ人が担当してくれれば3時前には終われそうかな。とにかく5分前に出て角のオフィスへ。ロヴィさんというフィリピン系の快活な若い女性のデスクに通されて、まずは旅行保険。保険額も自己負担額も前回と同じで、ヨーロッパだけでアメリカを経由しないし、警告の出ている危険地帯には行かないし、カレシの処方薬は変わりがないので、病歴などの質問にイエスかノーで答えて、2人分で約9万円の保険料をクレジットカードで支払って、印刷した保険証書にサインをして、30分ほどであっさりおしまい。

次の住宅保険もロヴィさんが担当してくれることになって、去年の保険証書(CNS)と別の保険会社(Wawanesa)の今月7日までの見積書、マンション管理組合の損害保険証書、おととしの大改装の詳細を書いた紙を出したところで、まず保険がかかっていたかどうかが問題その1。自動更新されていないので、保険代理店が他のグループに吸収されたことで見落とされた可能性あり。そこで保険会社に確認する必要が出て来て、問い合わせるためにいったん帰宅。ふと思いついて、クレジットカードの1年前の請求書を探したら、あは、見積り通りの額が上がっているじゃないの。つまり7日までは保険がかかっていたということだけど、今はどうなのかと言う問題はそのまま。可能性としては今年2月にクレジットカードの有効期限が変わったために自動更新できなかったことが考えられるけど、虫の知らせでファイルキャビネットのフォルダをあれこれチェックしたら、あは、全然別のフォルダから保険証書。被保険者はなぜかカレシだけで、自動更新の際にクレジットカードへの請求が2度通らなかったら保険契約はキャンセルされることが判明。今度はワタシひとりでまた道路を渡って行って、ロヴィのデスクにお客がいたので受付に置いて行こうとしたら、ロヴィの3時の予約がキャンセルになったのでその時間に2人で来てくれとのこと。ツイてるなあ、今日は。

時刻は3時10分前。さっそく戻ってカレシを連れてまたオフィスへとんぼ返り。すでに見積もりを作ってくれていたけど、問題その2はWananesaの保険が更新されたのかどうか。自動更新の場合は期限が切れても30日の猶予期間があるんだそうで、つまり30日を開けて「2度」ということ。カードの請求日から見るとその2度目は4日後の予定で、それまで保険は生きているから解約の必要あり。ということでまた家に戻って、代理店に電話したら「保険料未払の状態」とのこと。じゃあ解約してくれと言ったら、「書類をメールで送るので署名してください。クリックするだけで返送は不要です」。さっそくメールを開いたら、あ、用紙が来ていて、ほんとに署名の欄をクリックするだけで自動的にサインっぽいカレシの名前と日付が出て来て、あっという間に解約終了。印刷した書類を持ってカレシと2人でまたオフィスへ。ロヴィが別のお客と話していたので、隣のデスクの人が代わって解約したことを確認して、今日付けでの新しい連名の保険証書を作ってくれた。自動更新のためにクレジットカードを登録して、メールで印刷可能な証書を送ってもらうことにして帰って来たらもう4時過ぎで、すぐに来ていた契約書類に電子署名して、冷たいマティニで乾杯。あちこちで手違いや勘違いが重なってこんがらがったわけだけど、BCAAが道路向かいなのはラッキーもいいところ。これで保険の心配をしながらクルーズに行かなくてもよくなって、2人ともほっとして、ああ、やれやれ。

ショッピングトロリーが重くなるわけだ

2023年10月22日 | 日々の風の吹くまま
10月21日(土曜日)。☁。あまり暗くない曇り空。明日は午後に晴れるそうだから、ケイトお姉ちゃんとロバートが来た時にベーカー山がカメオ出演してくれるといいなあ。我が家には初めて来るんだもの。

だんだん押し迫って来た気分で、今日は酒屋に行くのとスーパーに行くのと、どっちにするか相談。ジンが切れかけているし、ベルモットは切れているし、カレシがときどき寝酒にするカンパリも切れているし、明日のディナーのワインも必要。レクルームに積み上げてある古いシーツの類を袋に入れて地下2階の収納ロッカーに持って行って、そこから車で駅の近くにある屋外モールの州営の酒屋に行くという手順だったけど、予定表を眺めていたカレシが「酒屋は明日の午後がいい」。お姉ちゃんたちが来るのは4時過ぎだから、午後早めにってことで、きつくないかな。酒屋が開くのは9時半で、ウォーキングに行くモールが開くのは11時だから、その間にという手もあるかな。とにかく、酒屋は明日ってことで、今日はスーパーと言うことに決定。

少し早めに買い物に行くことにして、洗濯室に靴を取りに入ったところで、お酒の空き瓶が置き場にしている隅の段ボール箱から床に溢れているのが目に入って、見苦しいから今日こそは廃棄処分にしようと決心。買い物に持って行くトロリーに20本以上はある空き瓶を詰め込んで、重くなったのを引っ張ってごみルームへ。裏口から地上階の有料駐車場へは6段くらいの階段があるけど、車椅子用のスロープもついているので重いトロリーも楽々。ごみルームはお酒や清涼飲料水の空き瓶や空き缶専用の大きな容器があって、いちいち買った店に持って行ってデポジットを返してもらうのをめんどうくさがる住人が利用しているんだけど、回収業者が選別してデポジットを手数料代わりに受け取るらしいから、デポジット目当てに漁られないように蓋には鍵がかかっていて開けられないしくみ。空き瓶は蓋の上に空いている穴から1本ずつドシャン、ガシャンと落とすんだけど、ワタシの肩くらいの高さから落としても意外と割れないから感心する。

トロリーを空っぽにしたところで、そのまま外の駐車場を突っ切って、道路を横切って角の酒屋へ直行。とりあえずベルモットとカンパリだけ買うつもりが、プリマスジン3本、ベルモットのビアンコ1本、カンパリ1本、ワタシのムッシュ・ヘネシー1本を買ってしまって、そのまま重くなったトロリーを引っ張ってスーパーへ。メモして行ったものだけを持って行ったスマホの計算機に値札の数字を打ち込みながら買って、売上税を加算する前の合計が想定通りの12000円。きのうの買い物と合わせて、ボーナスポイントが付く最低額3万円を300円超えただけで15000点ゲットして、不要なものは一切買わずに貯まったポイントは刺身用ギンザケの半身5パック分(1万円相当)。ポイントカードは、何とかたくさん買わせようとするビジネスとの知恵比べみたいなゲーム感覚で使うと楽しさも10倍ボーナスってところで、してやったりと脳内でハイタッチ。

五里霧中は眺望だけじゃないらしい

2023年10月22日 | 日々の風の吹くまま
10月20日(金曜日)。🌫☁。起きたら、今日は正真正銘の五里霧中。今ごろの時期は朝になっても夜霧が残っていることが多いけど、リビングの窓際にあった本棚とテレビがなくなったので、端から端まで、天井からワタシの膝のすぐ下までの窓全体からの眺めを遮るものがないもんだから、霧の中にすっぽり入ってしまうと、何だか宙を漂っているような不思議な気分になる。

川べりに建設中の52階建てのタワマンだったら、霧の上に頭を出しているだろうな。天気はどう?と聞いてみたくなるけど、でも、これから雨が多くなる季節だから、最上階なんかに住んでいたら、来る日も来る日も雨雲の中なんてことになるんだろうと思う。想像するだけで気が滅入ってしまいそう。でも、霧は雨雲と違って見た目が軽いし、だいたい9時過ぎには晴れるからいい。低く垂れこめているときは、我が家くらいの高さでも霧の上に出て、またひとつ変わった別世界の風景になる。まるで南極かどこかで広々とした雪原を見ているようだったのはいつだったかな。古い写真のフォルダから霧の上の風景を探してみたけど、最近のはあまりないなあ。これも気候変動のせいなのかな。













さて、午後は買い物。今週は水曜日までの1週間にお買い上げ合計が3万円以上になるとボーナスポイントが15000点もらえるというキャンペーンをやっていて、スーパーで1回に3万円も買うことはないんだけど(そんなに買ったらトロリーに入らないし、そもそも重過ぎて引っ張れない)、1週間に3万円なら何とかなりそうなので、挑戦を受けてやるかという感じ。今日はお客さんが来る週末に必要なものと旅行から帰って来てすぐに必要になりそうなものを買って、日曜日にでも洗剤とかカレシが飲むココアとか、ストックしておくと便利な必需品を3万円ラインを達成できる範囲で買っておこうという魂胆。木曜日から2週間は旅行中で生活費用のクレジットカードは使わないから、いうなれば前倒しと言う感じで、貯まったポイントで刺身用の冷凍ギンザケ半身が4パックは買えるから、クリスマスが近づいていることでもあるし、いいタイミング。

乳糖/グルテン不耐症のケイトお姉ちゃんが食べられるものを吟味して買って来て、バンクーバーのウェストエンド(端っこ)から我が家までの道順をメールで説明。お姉ちゃんから印刷して運転手役のロバートに渡すという返事が来て、「ところで、ロバートのメモでは土曜日で、私のメモでは日曜日なんだけど、どっちだったっけ?」と言う質問。ええ?日曜日だよぉと返事を送ったら、「は、私が正解!」という返事。ま、カレシも「2人が来るのはいつだっけ?」と何度も聞いて来るから、senior moment(老人性ど忘れ症)ってやつかな。ちなみにロバートは86歳、お姉ちゃんは84歳、カレシは80歳。ふ~ん、寄る年波で五里霧中とか・・・?あはは。

モールでのショッピングに行って来た

2023年10月20日 | 日々の風の吹くまま
10月19日(木曜日)。🌧☁。起きたら外は真っ白で何も見えない。何も見えないから幻想的でも何でもなくて、ただの五里霧中。でも、霧とはちょっと違う感じで、ルーフデッキでは水たまりがぴちゃぴちゃと小さなしぶきを上げているから、雨雲の中なんだろうな。ま、パイナップル特急(大気の川)は通り過ぎて行ったようだから、午後にせめてしょぼつく程度になってくれれば御の字なんだけど。

出発まであと1週間になって、新しいジーンズとスウェットパンツがいるとか言い続けていたカレシはとうとう重い腰を上げないまま。そうなると思ってたけど、でもまあ、今はいているスウェットパンツもジーンズもよれよれだから、ウォルマートにでも行って買って来てあげようか。ということで、ウォーキングから帰って来て、財布とトートバッグを持ってとんぼ返りでモールへ。でも、ウォルマートに行くはずが、途中でいつも素通りしていたEveryday Item Japanという日本の日用雑貨を売っている店についふらぁり。値段はだいたいが300円くらいで、インフレのカナダでは激安の方かな。話に聞く日本の100円ショップってこんな感じなのかなと思いつつ、いかにも日本的な発想のカラフルな商品が所狭しと並んでいる棚を見て回っているうちに、髪を梳くカッターとか小さめのチャック付きポリ袋とかお茶の葉を入れる袋とか、「あ、これ、使えそう」と言う小物を何点か買ってしまった。あはは、衝動買いはしない方のワタシとしたことが、想定外のショッピング・・・。



ウォルマートは上と下に分かれていて、衣料品は上。山積みのハロウィンの飾りや衣装を見ながら、珍しく動いていたエスカレータで上の階に行ったら、クリスマスの飾りがあったので呆れちゃった。いくら何でも早過ぎない?男子用品の売り場を見つけて、大きな棚に積んである1800円のスウェットパンツから濃紺とグレーを1本ずつ。カレシのサイズはMなんだけど、大きいサイズばかりでMは少ないから選り好みなんてできない話。ジーンズは無造作にぶら下げてある中に、Leeのブランドで「リラックス」と言うのを見つけて、試しにウェストバンドをぐいっと引っ張ってみたら、うん、けっこうよく伸びるじゃないの。値札は4千円。やっすぅ~い。ここでも太いサイズばかりで、最近少しきつくなって来たと言っていた従来のウェスト/股下のサイズが少なくてひと苦労したけど、それでもこれでカレシの買い物は終了。帰ってカレシに試着してもらったら、全部合格。やれやれ。

午後はワタシには今年最後になるファーマーズマーケット。出産を控えているケイラは来ていなかったので、店を取り仕切っている娘さんに来年また会うのを楽しみにしていると伝言を頼んで、ポールのテントではシャンテレルとマイタケを買って、カメムシとカタツムリの話で盛り上がって、来年もニューウェストに来ることを確かめて、じゃあ春にまた会おうね。最後にベーカリーでお気に入りのブリオシュローフを買って、お兄ちゃんと旅行の話。来週の今ごろは空港にいると言ったら、「離陸したら飛行機から手を振ってくれよ。ボクも手を振るからさ」。じゃあ、ブルーの飛行機を見たら手を振ってね。いつもより軽いトートバッグを担いでしょぼしょぼ雨の中を歩いていたら、大きな家の前の庭一杯にハロウィンの飾りつけ。玄関に通じる道の両側のライトは頭蓋骨だし、幽霊に魔女に妖怪に墓から出て来た骸骨。夜になったら薄気味の悪いライトが付くのかな。あまりにもみごとだったので、携帯を取り出してパチリ。ハロウィンは万聖節の前夜だけど、イタリアでもこういう大騒ぎをするのか、行ってみてのお楽しみってところ。



真向いの薬局でインフルエンザの予防注射は便利だね

2023年10月19日 | 日々の風の吹くまま
10月18日(水曜日)。🌧🌧。今日も朝からじゃぶじゃぶ。何か1日中こんな感じで行くらしいので、きのう午後にしょぼしょぼ程度になった隙を突いて買い物に行っておいたのは正解だったな。ほぼ必要なものだけを買って1万円ちょっとで、先週の金曜日の金額と合わせて2万円を超えたので、今週スペシャルのボーナスポイントを1万点ゲット。冷凍の刺身用ギンザケの半身が9500点だからちょうどいいな。

今日の予定はインフルエンザのワクチン接種だけで、午後一番だから、腰を落ち着けて翻訳脚本の改稿バージョン5の仕上げ。ふとモニター越しに外を見たら、おや、窓ガラスにカタツムリ。それも赤ちゃんカタツムリみたい。ガラスが濡れていても滑り落ちないようにできているんだね。それにしてもどこから来たんだろうな。我が家は街中のマンションの23階なんだけど、ルーフデッキにはいろんな虫が飛んで来る。害虫のカメムシや蛾やハエは来てほしくないけど来るし、蜂が来るし、とんぼが来るし、蝶が来るし、ときどきは小鳥も来る。小さなハチドリなんかビル風に飛ばされてしまわないかと思うけど、ちゃんと飛んで来てプランターの金魚草をチェックして、建物の壁伝いにさらに上の方に飛んで行くからすごい。でも、カタツムリは飛んで来ないよね。



ワクチン接種の予約は午後1時と1時15分なので、5分前に出て行って、エレベーターでロビーに下りて、雨の中を道路を猛ダッシュで横切って、薬局に滑り込み。ドア1枚で、右側が一般医のクリニックの受付、左側が小さな薬局の受付。私たちは左側の薬局のカウンターで予約番号を見せて、運転免許証(裏に医療保険番号が「紐付け」になっている)を出して、右側のクリニックの受付の前にある待合エリアの椅子へ。最近サレーのウォークイン・クリニックにいた医者2人が共同で開業した診療所で、薬局はテナントとして入っているらしく、薬局のカウンター下の商品棚にあるのはごく少数の一般市販薬だけなので、どうやら処方薬がメインらしい。患者は処方箋をもらって薬局に持って行く手間が省けるから、持ちつ持たれつのなかなかの妙案だな。実際に医者の診察を終えて出て来た患者が、そのまま薬局で処方された薬を買って出て行った。

ワクチンを注射してくれたのは、名刺の名前(ラジさん)からして南アジア系(インド系)の薬剤師で、えらく商売っ気が盛んだと思ったら、薬局の経営者なんだそう。私たちの家庭医になったシャサヴァン先生がいるクリニックの道路向かいにも薬局を出していて、薬局チェーン展開路線をまっしぐらと言う感じ。クリニックから処方箋を送る行きつけの薬局はどこかと聞くから、モールのスーパーの薬局だと言ったら、「うちの方へどうですか。調剤料はあちらより低いし、ご近所なので配達もしますよ」とセールストーク。そうだねえ、薬はどこでもらっても同じだから、道路の真向かいという魅力は大きいな。最近は一定の軽微な疾患なら、医者に行かなくても薬剤師が処方箋を出せるようになったから、「かかりつけの薬剤師」がいると便利だろうな。カレシの心臓の薬は6ヵ月分処方してもらっては薬局で3ヵ月分ずつ調剤してもらっているんだけど、まだ後の3ヵ月が残っているから、こっちに鞍替えするとしたら、次に処方箋が必要になる来年の2月くらいかな。考えてみようっと。

とにかく慌てずに前進あるのみなんだけど

2023年10月19日 | 日々の風の吹くまま
10月17日(火曜日)。🌧🌧。また朝からじゃぶじゃぶ。今度はパイナップル特急第1便の到来で沿岸地方とバンクーバー島の南部は、今夜から水曜日にかけて大雨、北部の方は大風。雨は今日と明日で150ミリくらい降るようなことを言っているけど、でもまあ、去年から続いていた深刻な干ばつが終息したそうだから、あまり文句は言えないかな。反動で今度は洪水続発なんてのはいただけないけどね。

今日は、10日ほど前に更新されたはずのマンション保険の請求がクレジットカードに上がって来ないので、保険代理店に問い合わせようとしたら、あれ、いつの間にか別の代理店グループに身売りしたみたい。かれこれ40年の付き合いだったグレッグはリタイアしたのかな。でも、身売り先のグループが英語ネイティブじゃない人が考えそうな名前なのがちょっと気になるな。そういえば去年は保険会社を変えたのを思い出して、書類のコピーを探したら、見積はあるけど保険証書がない。見積書には2人のサインが入っているから、同意したってことだけど、もしかして身売りのとばっちりで処理されなかったのかな。いい加減だなあ。つまり、我が家は保険がかかってないってことで、緊急事態発生。すぐに向かいのBCAAの予約サイトを開いて、「マンション保険」をクリックして、来週月曜日をクリックしたら、旅行保険の予約のすぐ後が空いていたので即行で予約。やれやれ、慌てさせるなよ、もう。

保険なしで慌てたついでに、クルーズのチケットがまだ来ていないので、トラベルエージェントのジェフにメール。折り返しで「こっちに送ってくるはずだけどまだ来ていない」と返事があって、30分ほどして「電話して送らせたよ。どうして今回はこんなに鈍いのかわからない」と、クルーズのチケットと行きと帰りの飛行機の便の予約確認が送られて来た。やれやれとさっそく印刷。対応が遅いのは、ハマスのイスラエル攻撃で、エルサレムやナザレ(ハイファ)に寄港するクルーズのことで頭を悩ましているからじゃないのかな。クルーズ船の予定は3年も前に寄港先が決まっているので、それを変えるのは簡単ではないもの。私たちのクルーズはイタリア半島の爪先から踵をぐるっと回ってアドリア海を北上するので影響はないんだけど、シルバーシーは11月上旬にアテネからトルコ、イスラエル、エジプトを巡遊してアテネに戻るのがあるから、キャンセルしたい人がいてもおかしくはないな。でも、今からでは払い戻しはゼロなので、航路の変更だけじゃなくて、むくれる乗客の対応にも追われているんだと思う。政治と宗教が絡むといい事はないのに、ほんっとにめんどうな世の中だなあ。いい加減にしてほしいよ、もう。

ひと息ついたところで、私たちの老後資金を預けてある銀行のトニーに、1ヵ月くらいの間に共有の投資口座からまとまったお金を預金口座に移してほしいとメール。午後になって電話が来て、投資益と所得税対策の投資損の兼ね合いを見ながら、来月上旬に振り込んでもらうことに決定。来週にはクルーズ船に乗るのにローマに飛ぶといったら、トニーも春に家族連れでパリから家族用の個室がある夜行列車でナポリまで行ったら、(お父さんがイタリア出身なので)親戚の大歓迎にあって、12月には奥さんの故国のタイに行きたいんだけど、4人家族だと飛行機代がねえとおしゃべり。(何十億円という客の資産運用を担当するトニーだけど、人柄はいたって質実剛健。)まあ、お金の価値って、トニーの年代たと買える「量」、私たちの年代になると買えるものの「質」と言う風に変化するもんだと思うけどね。さて、こっちの手配、あっちの手配で今日も暮れてしまったけど、あと9日。前進あるのみと言うからね。

やっとかかりつけの家庭医が決まった

2023年10月17日 | 日々の風の吹くまま
10月16日(月曜日)。🌧☁🌧🌥🌤。いやぁ、降ってる。台風の成れの果てと大気の川が一緒に襲来するダブルトラブルだって。土砂降りになるのかな。やぁだっ。それでもモールが開く10時にはお気に入りの黄色いレインスリッカーを着てウォーキング。それほど強い降りじゃなかったけど、いつもは高齢者の社交の場になっているフードコートは閑散としていて、2階にある大きなプレスクールの子供たちが保育士が押すカードに4人ずつ乗せられて、モールをぐるぐる。この雨じゃあお散歩の時間でも外には出られないもんね。

新しい家庭医になるシャサヴァン先生との面接は午後3時10分なので、それまで空模様を見ながらのんびり。昼過ぎには空が明るくなって来たのでいい傾向だと思っていたら、急にまっ黒な雲が広がって来て、2面がガラス張りの金魚鉢オフィスで照明が必要になるくらいの暗さ。出かける時が思いやられるなあと見ていたら、土砂降りになって、10分もしないうちに小止みになって、そのうちに雲が明るい灰色になって、南の方に青空がのぞくようになって、と忙しない変化。呆気にとられているうちにまた雲が厚くなって来て、出かける支度を始めた頃には本降りの雨に戻って、やれやれ。まあ、さぼりっ放しの私たちに代わって車を洗ってもらっていると思えばどうってことはないけど、雨が降ると危なっかしい運転をする車が増えるから困ったもんだ。おまけにニューウェストミンスター市内の交差点は通りの名前を書いた標識が他の市に比べて小さいもので、晴れた日でも目を皿にしていないと曲がる道を通り過ぎてしまうのに、雨の中ではその標識がよく見えなくなるから、案の定、いつも使う坂の下の駐車場に通じるホスピタルストリートに右折しそこねて大回り。

駐車場からクリニックまでは2丁ほどなので、それほどひどく濡れずに済んで、受付に入る前にぐるりと見まわして「マスク着用」の貼り紙がないかチェック。最近になってまた病院や医療施設のスタッフにマスク着用の命令が出たんだけど、患者や来訪者の場合は各施設の裁量ということなので、念のためにマスクを持参して行ったわけ。貼り紙がなかったのでマスクは不要と判断して、受付に入ってチェックイン。わりとすぐに診察室に通されて、2、3分でシャサヴァン先生が入って来て、面接と言うか、お近づきになるご挨拶と言った感じ。ほぼ1年前の健診での検査データをモニターで見ながら、病歴や現在の体調などを話し合って、もう何年も医者にかかっていないワタシは、前回の検査で血糖値と悪玉コレステロールが高めだったことと、東アジア人は遺伝的に膵臓が小さくてインスリンの分泌量が少ないために、ヨーロッパ系に比べて糖尿病のリスクが50%も高いという医療記事を読んだことで、糖尿病が近い将来の懸念事項であることを説明。和やかな「面接」の結果、先生が「これからあなた方のかかりつけの家庭医として、何かあったらいつでも相談に乗ります。常用している薬の処方箋だけなら電話で簡単にできますよ」と受け入れを承諾してくれて、私たちは「お世話になります。よろしく」。

ベースラインのデータとなる検査の請求票を2人分出してくれたので、10日後にバケーションに行くんだけど、検査は行く前にして行った方がいいかと聞いたら、「飲んで食べてするんでしょう?大いに楽しんで、帰って来てからした方がいいですよ」。なるほど。検査でとんでもない数字が出たりしたら、せっかくのバケーションが台無しになってしまいかねないもんね。もう一度先生に受入れのお礼を言って、帰って来た頃には雨も上がって、マティニで乾杯。サレーのタワー群が夕暮れ間近の太陽に照らされて、晩ご飯の頃には短い虹が立ち上ってお祝い。私たちの年齢になると、病歴や体調を把握していてくれるドクターがいるという安心感は何とも言えない。よかった、よかった。



シルクドソレイユが来ると聞いて

2023年10月17日 | 日々の風の吹くまま
10月15日(日曜日)。🌥🌤☁🌧。天気はますます下り坂で、何でも台風の名残りの嵐が来るらしい。明日の午後にかかりつけの家庭医になってくれるシャサヴァン先生との面接があって、クリニックから「お忘れなく」メールが来たけど、大雨にならないといいな。

タイミングがいいことに、マンションの管理会社から(Gmailじゃない)別のメールアドレスに「木曜日に駐車場のスプリンクラーに防寒装備をするので、天井にスプリンクラーがあるスポットの車を朝8時までにどけておくように」とのお達しが来ているので、明日車で出かけて帰って来たときに、並んでいる2つのスポット(276番と277番)のスプリンクラーのない方(276番)に寄せておこうという算段。駐車スポットが1台分だけだったら、朝起きてすぐに車を外に出してどこかに路駐して来なければならないので、でかけたついでに普段はぐうたらして2つのスポットにまたがってとめているのを、まじめに正規のスポットに止めておくだけで済むのはありがたいな。(駐車場の床のパワー洗浄の時だけは外に出さなければならないけど。)

管理会社からのメールが来るアドレスは、現役時代に営業用のアドレスと区別して私的なメールに使っていたもので、引っ越して来て登録したのがGmailを使い始める前。プロバイダの電話会社がEメールをGoogle Workspaceに移したのを機にGmailがメインになってからは主に通販サイト用のアドレスになっていた。でも、最近は管理会社からのお知らせメールが増えている感じで、登録した通販からどさどさと来る広告メールに埋もれてしまいがちなので’、頻繁にチェックしていないときに大事なお知らせを見逃したらエライこっちゃ。というわけで、重い腰を上げてアドレスをGmailに変更したのがきのうで、その過程で見ちゃったんだよね、シルクドソレイユからのメール。来週から12月31日まで、ダウンタウンに『KOOZA』が来るって。シルクを見るためにラスベガスまででかけた(2度)くらいの大ファンだったのが、だんだん体操競技みたいになるのに失望して熱が冷めて、もういいやと思っていた時に観て感動を取り戻したのがこれ。あんまり感動したせいか、それっきりシルクから遠ざかっていたんだけど、『KOOZA』はまた観たいな。

ということで、カレシに観たいんだけど行く?とお伺いを立てたら、あっさり「いいよ」。となったら、後は善は急げで行く日を選んでチケットを買うだけ。クルーズまであと2週間足らずなので、帰って来てからの11月下旬か12月の上旬が最適ということになるけど、カレンダーを見るとArts Clubの予定が2つ。でも、やっぱりどうしても観たいから、時差ぼけも治っているだろうと、その前にえいっとねじ込んで11月22日。ベストチョイスをクリックして、一番上に出て来たVIPセクション(C列)の座席を、値段を見て目をまん丸くしながらもそのままクリックしてゲット。しめて6万円ちょっとになったけど、専用の無料駐車場と入口とレセプションルームと(何よりも)トイレがあるのが魅力なんで、バーがあって開演前と休憩時間には飲み物とオートブルが出るし、専用のギフトショップがあって、記念品のお持ち帰りがあって、早めに行けば出演者と写真を撮るチャンスがあるというのはおまけ。おかげで11月は22日がサーカス、29日がArts Clubのミュージカルで、翌週12月6日がArts Clubのクリスマススペシャルと、3週間連続のお楽しみ。まあ、楽しいことで忙しいのはストレスがなくていいや。リタイア暮らしに遊び過ぎなんてことはないもんね。

見えなかった日食と見えた小学校火災の煙

2023年10月16日 | 日々の風の吹くまま
10月14日(土曜日)。☁🌥。目が覚めて見たら、あぁ~あ、どんよりした曇り空。今日は金環食が北米大陸を北西から南東へ斜め横断するということで、バンクーバー圏では朝の9時過ぎから10時半頃まで、80%が欠ける部分食になるんだけど、こんなに雲が広がっていては、残念ながら見えそうにないな。



それでも、窓際の椅子に座って空を見ていたら、何となく薄暗くなって来て、ピークの頃には夕暮れかと思うような空模様で、80%ならこんなもんかな。そのうちに雲の切れ間から薄い雲を通して太陽が見えるようになって、スマホのカメラを向けたら欠けている太陽のイメージが写り込んだのでびっくり。撮影時刻がピークを過ぎて50%を切ったあたりだから、どうして写ったのか不思議だけど、間違いなく太陽のイメージだと思う。


まるで夕暮れみたい・・・

ナニコレ?

そろそろおしまい

朝起きて一番先に目に付いたのが遠くで立ち昇っている白い煙。霧にしては一点から空に向かって横に流れるというのは不自然だし、雲にしては低すぎるので、たぶん火事だろうと判断。我が家からは周りの市町村で起きる火事の煙が丸見えなんだけど、今日の「煙」はポートコクィットラムの小学校の火事。夜中の3時過ぎに通報で消防車が駆けつけた時には校舎はすでに炎に包まれていたそうで、週末で誰もいない夜間の出火とあって、放火の疑いがあるということだった。



完全に鎮火して煙がみえなくなったのは午後も5時近くで、煙を目にするたびに、小学6年生のときの学校の火事を思い出していた。海岸の高台に住んでいて、釧路で3番目に古い小学校で、当時すでに開校数十年だった校舎は別の高台にあったので、いつも家から見えていた。その学校である夜火事が起きて、校舎の半分近くが焼けてしまって、あの夜空を焦がす勢いで燃えている学校の姿は今でも記憶に焼き付いている。生徒数は1500人くらいで、5年生と6年生がベビーブーム世代だったので、そうでなくてもすし詰めだったのに、7クラスあった6年生の1クラスを残る6つに分けたもので、ワタシがいた3組も60人を超える大所帯になって、端から端まで机が並んで身動きもできない超すし詰め。音楽室も理科室も体育館も板で仕切られた仮設教室になり、それでも足りなくて、(確か)1年生は二部授業。半日だけ登校というのがちょっぴり羨ましかったのを覚えている。あの火事も放火によるものだった。ポートコクィットラムの小学校は全焼したそうで、月曜日になっても行く学校がない子供たちがかわいそう。