リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

心筋梗塞は青天の霹靂のごとく

2017年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月29日(水曜日)。雨模様。いやはや、大変な一夜で、カレシが何と心筋梗塞で入院。
きのう夜9時過ぎに猛烈な胸焼けになって、消化不良だと思っていたら嘔吐2回。胸や喉が
痛いのは無理して吐いたせいかと思っていたら、今度は猛烈な胸痛。救急センターへ行
く?と聞いたら、「大丈夫だよっ」と拒否。でも、痛みがひどくなるようなので、救急車を呼
ぶ?と聞いたら「大げさだっ」。一度は救急センターに行こうと言い出したけど、「ひと晩寝た
ら治る」とベッドの中でうんうん。救急車を呼ぼうよと言ったけど、「いいよ」と言いながら胸
が痛くて眠れないと愚痴。じゃあ好きにしなよと突き放したら、やっと「救急センターに行く」。

ということで、急いで着替えをして、カレシが自ら運転する車で10分ほど先の総合病院の
救急センターに行ったら、トリアージュで「優先」の判定。まず心電図を取られて、治療室の
ベッドに寝かされて、採血や点滴やらの針をぶすぶす刺されて、除細動器につながれて、
心臓急患が専門のイケメン看護師に「心筋梗塞ですね」と言われて、「信じられないなあ」。
でも、救急センターに来たのは賢明な判断だった、朝まで待ったら助からなかったかもと言
われて絶句。ステントを入れるためにカテーテル治療室に入って、ワタシは外の寒々とした
廊下の椅子でうとうとしながら待機・・・。

処置後は治療室に入ってカレシと一緒にドクターの説明。血管造影の写真や図を見せて、
造影検査で右冠動脈の上方と中程2ヵ所でそれぞれ99%、70%塞がっていて、ステントで
処置したけど、別に左回旋枝の中ほど2ヵ所がそれぞれ90%、80%塞がっていて、こっち
はバイパス手術で対応するとのこと。カレシが病室に入ったのは午前6時で、救急センター
に来てから何と5時間のほぼ徹夜。慣れない道筋を走って帰って来て、3時間ほど横になっ
てから朝ごはんを食べて、カレシが所望したiPodやSurface Bookやマウスや充電コード
や携帯や耳栓やらを持ってまた病院へ。腕も体もチューブや電極だらけのカレシはけっこう
元気で、看護師さんを冗談で笑わせていた。

でも、間一髪だったんだよね、ほんと。心筋梗塞は何年もかけてじわじわ進行するんだそう
で、去年の冬の散歩の後での胸痛や最近の疲れやすさはどれも古典的な兆候なんだとか。
健康だと思っていたから見逃したんだろうな。カレシは「これからは言われた通りにするよ」
と殊勝な面持ちだけど・・・。

男と女がいれば・・・

2017年11月28日 | 日々の風の吹くまま
11月27日(月曜日)。晴れ。予報に反して晴れ。今ごろは太陽が低いので、朝日がリビン
グの窓からダイニングエリアを通り越して、12メートルくらい先の寝室の奥まで差し込んで、
家中がまぶしい。でも、またすぐに薄雲が広がって来て、あしたはまたぞろ荒れ模様の予報
だけど、低くかかっている雲が切れると、おお、山は頂上が軒並みにきれいに冠雪。まあ、
週末にはもう12月だもんね。ということは、師走。はて、ちょっと慌てた方がいいかなあ。

けさのニュースの一番はハリー王子の婚約。カナダはエリザベス女王の直系を王室とする
立憲君主制の国なので、ハリーはカナダの王位継承権の順位でもチャールズ、ウィリアム、
ジョージ、シャーロットに次いで(今のところ)5番目。でも、人間がちょっとした病気などで死
ぬことが多かった昔と違って、今は5番目でもカナダの国王になる確率はほぼゼロだろうな。
でも、イギリスの王位継承法の下では、子沢山だったビクトリア女王の子孫のヨーロッパ各
国の王室を含めて、王位継承権の保持者が世界中に5千人近くもいるという話なので、日
本と違ってイギリス王室が断絶する心配もゼロだけど。

それにしても、時代と共に歩んでいると言うイギリス王室だけど、メーガンさんは前代未聞
の異色中の異色と言えそう。ハリウッド女優はモナコ王室に嫁いだグレース・ケリーの例が
あるし、両親が離婚しているのはダイアナ妃の例があるし、最近ではノルウェイ皇太子妃の
ように未婚のシングルマザーだった例があるけど、メーガンさんはハリウッド俳優で、両親
が離婚していて、父親の前妻の子(異父姉兄)と疎遠らしくて、自分自身も離婚経験があっ
て、さらにはハリーより3歳年上で、白人とアフリカ系の混血。でも、しっかりした人のようだ
から、うまく行くんじゃないの。

そういえば、きのうの「セカンドパートナー」にウキウキしてる更年期おじさんの投稿に「どこ
から見ても不倫でしょっ」と言うレスが50件以上も殺到して炎上寸前。中でも「老年の冬の
季節に入る前の錦秋の華やぎ」というコメントは絶妙だな。燃えるような紅葉も後は枯れて
散るだけだもんね。おもしろがって読んでいたらわずか1日でレスの受付が停止になったけ
ど、目が覚めたんだといいけどね。不倫ごっこの悪酔いと醒めた後の二日酔いの頭痛は安
酒で泥酔したときの比じゃないから、ま、酒びんを抱きしめてあげて、冬の夜には熱燗で温
まりなって。

聞こえはいいけど、スペアの連れ合いじゃ・・・

2017年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月26日(日曜日)。雨、曇り、晴れ。起きたときはまぶしい日差しが差し込んでいたのが、
すぐに空いっぱいの雲。ゆうべもちょっと夜更かししたので、起床は8時半過ぎ。朝ごはん
が済んだらもう9時過ぎてしまって、うかうかするとすぐにお昼は何にしようかなあ。ランチが
済んでからのんびりしていると、今度は晩ごはんは何にしようか。買い物をして、ご飯と作っ
て食べて、PCの前で何やかやとやっているうちに寝酒でくつろいで寝るかなぁという時間に
なってしまう。ああ、うんざりするくらい時間を持て余してみたいもんだな。

何だか知らないけど、最近の日本では「セカンドパートナー」という不思議な男女関係が急
増しているんだそうな。小町横町に高校時代に好きだった女性とSNS経由で再会して、家
族に申し訳ないと言いつつもウキウキしている単身赴任中の50歳の男性の投稿が載って
いて、ああ、男の更年期は子供返り。頭がおかしくなったのかとネットで調べて、自分達は
(不倫じゃない)「セカンドパートナー」の関係なんだと安堵して、「貴方はどう思いますか?」
と何かどや顔だけど、女性中心の掲示板にそんな投稿していいのかな。どんなレスがどれ
だけ付くかと楽しみにしているのは外野席の野次馬。

どうやら「友達以上・不倫未満」とか言う中途半端な男女関係をさすようで、アラフォー、アラ
フィフの男女に多いらしい。なぁんだ、やっぱり更年期のホットフラッシュと変わりないじゃな
いの。つまり、婚外恋愛でも肉体関係はないから「不倫」とは違う(何も悪いことはしていな
い)という自分への言い訳ね。もしも現パートナーと離婚や死別したときの後釜(つまり、ス
ペア)にと言う向きもいるらしい。ま、「セカンドパートナー」とカタカナ語にしてみたところで、
「不倫ごっこ」には変わりないと思うけどね。もっとも、すでに「セカパ」と端折られているよう
で、これじゃあ美しきプラトニックラブも安っぽい男女関係の雰囲気に堕ちてしまう感じ。

ま、セカンドでもサードでも、それぞれの配偶者が承認していて、配偶者にも認めているん
なら外野が口出しすることじゃないけど、「影」の配偶者の存在を容認し合って暮らせる夫
婦がどれくらいいるのか。何だか互いに死ぬのを待ってるような感じもするけどね。なら、金
目のものを分けてさっさと別れたらと思うけど、どっちも手放したくないって、おもちゃのコレ
クションじゃあるまいし・・・。

熱中しすぎたり、ぐうたらして損したり

2017年11月26日 | 日々の風の吹くまま
11月25日(土曜日)。曇り。何だか静かな土曜日。何となく疲れた気分で起きたのは、きの
う1日いっぱい仕事をして、脚本の見直しに熱中したせい。仕事は内容が内容なので、(苦
境に立たされている当事者には悪いけど)おもしろくて、込み入った文章の割にはすいすい
と進んで、きのうの午後のうちに仕上がってしまった。いやぁ、ほんとに「軽い気持」には気
をつけないとね。期限は明日の午後だけど、さっさと納品。

脚本の方は、キャシーからの10項目のコメントを考慮しながら、新たに場を追加したり、順
序を入れ替えたり。いったん始めるとずっぽりのめり込んでしまうもので、食洗機を回すの
を忘れそうになるし、ブログの記事にいたっては日付だけでド忘れ。夜の10時まで熱中し
たもので、ゆっくりとレミを傾けても、脳みそは火花を散らしたまま。なかなか寝付けなくて、
夢だったのか現実だったのかわからないけど、ずっと想像の舞台で芝居を見ていた気がす
る。でも、がんばった甲斐があって、何とかプロに読んで批評してもらえるレベルに到達でき
たんじゃないかな。

今日はまじめに掃除して、ごみ置き場に持って行ったのは、リサイクル品の容器2つ、シュ
レッダの紙ふぶきの大袋、普通のごみ袋、生ごみの容器。まとめて運ぶのは2人がかりで
もタイヘンなのに、他にも途中で大きなごみ袋を2つも持った人や大きな花束を抱えた人、
若いママと3歳くらいのかわいい女の子と、次々に乗って来るのでエレベーターは満員。で
も、1号機が3週間半も止まって2号機がいつも満員だったときに乗り合わせた人たちが挨
拶や世間話をするようになった感じで、今ではエレベーターは新たな井戸端というところか
な。

今日は月初めに売ったトラックの強制保険をやっと解約。すぐ道路向かいでできるのをほっ
たらかしていて、1ヵ月の保険料1万円ちょっとの損。さらに、前と後ろの2枚のプレートが必
要なのに、盗難防止用の特殊なねじで止めてあった後ろのプレートが外れなくて、付けたま
ま引き渡したので、よけいな手数料が1800円。さらに解約手数料を引いて、残りの2ヵ月
分として戻って来る金額は2万2千円。公営の保険は高くなる一方なのに保険公社は倒産
寸前と言うから呆れてしまう。ま、クレジットカードに返金として上がって来たらトラックの処
分は完了。カレシ曰く、「これでどこかにうまいものを食いに行こう」。うん、それ、いいねえ。

笑い事じゃない男の更年期

2017年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月23日(木曜日)。雨のち曇りのち晴れ間。9時を過ぎて、カレシはラップトップやら何や
らを載せたカートを押して1階の教室へ。ワタシは立て続けに飛び込んで来た。小さい方を
やっつけていたら、カレシから「シェリーが外に出るドアに断熱材を付けたいと言うんだけど、
手伝える?」と電話。会議室から外の庭に出られるドアはすきま風が半端じゃなくて、サー
モスタットの温度設定を上げても授業の間中寒いまま。ウレタンなどの断熱テープが手っ取
り早い対策なので、明日あたりにでも手持ちのテープを持って行ってシェリーと相談しよう。

小さい方が終わったら、はい、次。同じ発注元だけど、今度はちょっと深刻な内容。まあ、人
事関係の問題はいつも深刻なんだけど、これはいい年こいてアホかぁと言っちゃう問題。い
やはや、男の更年期、つまり「中年の危機」ってやつは世界共通で怖い。ひと昔かふた昔前
には40代に入ったあたりが危ない年齢だったのが、最近はどうも50歳あたりが危機ライン
らしいのは、人間の精神的な成長のペースが鈍っているということかな。危なっかしい時期
に入った男がにわか「趣味」にのめり込むのはどっちかと言うと昔ながらの対処法で、デジ
タル時代の今は営々と築いて来た人生が一瞬にして瓦解するようなことをやらかすから厄
介。

サラリーマンは特に危なそう。スカートの中を盗撮して逮捕されたとか、女子高生と援助交
際して逮捕されたとか、児童ポルノを集めて逮捕されたとかになると、長年勤め上げた会社
から懲戒処分を食らって、名前がメディアに出たら最悪クビだろうし、会社の名前が出たりし
たら確実に解雇。へたをすると奥さんに離婚されて、家族からも見放されて、再就職も再婚
もままならず孤老への道をまっしぐら。冗談のネタにされる「中年の危機」だけど、世間に流
通する「男」の規範に従順であろうとがんばって来た男性ほど一瞬にして自分の居場所を
無くすようなことをやらかしかねないから、努々バカにして笑うなかれ、だね。

最近は医学や心理学の角度からの研究が進んでいるけど、男の中年の危機の深刻さには
社会文化的な要素の影響も大きいと思う。その点では、同性愛の容認によって、ストレート
の男同士でも大っぴらに喜怒哀楽を分かち合える「プロマンス」と呼ばれる交友関係が新し
い男の友情の形として広まって来ているから、男たちも窮屈な規範からやっと解放されつつ
あると言えるのかな。

心おきなく付き合える友だちは一生の宝

2017年11月23日 | 日々の風の吹くまま
11月22日(水曜日)。雨。大雨の予報だけど、それほどでもなさそうな予感のする空模様。
川向こうのサレーのずっと向こうの遠い地平線が明るく見えるのは、アメリカ側は天気が荒
れていないってことかな。こっち側ばっかりで雨が降って、何か不公平だなあ。昔見た映画
『Sleepless in Seattle』(『めぐり逢えたら』)に「シアトルじゃあ年に9ヵ月も雨が降るんだぜ」
というせりふがあったけど、最近のマザーネイチャーは雨の降らせどころを間違っているん
じゃないのかな、ほんと。

今日はキャシーとランチをしながら、読んでもらった脚本(Ver. 4)についてコメントとアドバイ
スをもらう日。きのう買っておいたサンドイッチの食材をカレシに見せて、自分で作って食べ
てねと言ったら、「ランチくらい自分で作れるよ」とカレシ。じゃ、行って来るね。下り坂をとこ
とこ歩いてニューウェスト駅に着いて、Compassカードをピッとやってホームに上がったら、
掲示板の画面に「注意」。おいおい、不通だなんて言わないでよ~と見上げたら、不通はガ
ス漏れのあった地下鉄カナダ線と急患があったミレニアム線で、エクスポ線には影響なし。
やれやれ・・・。

Arts Clubのオフィスに近い風変わりなレストランでランチをしながら、キャシーに「飛躍的に
完成度が高くなった」と褒めてもらって、細かいけど「目からうろこ」的なコメントをどっさりも
らって、家族や友だちの関係、(組織などへの帰属意識とは違う)帰属感をテーマにして書
きたいという抱負を聞いてもらって、修士を取ったけど仕事が見つからないでいたパルミー
ダの就職先が決まったという朗報を聞いて、授業料としてランチはワタシ持ち。いつもランチ
タイムを割いてもらっての短い時間の「授業」だけど、親身になって批評して、アドバイスをく
れるキャシーにはもうほんっとに感謝してもしきれない気持。

ワタシってほんとに友だち運がいいんだろうなあと思いながら帰って来たら、カレシが「エイ
ドリアンからメールが来たぁ」。エイドリアンは引越しのどさくさで音信不通になってしまった
カレシの大学時代からの親友で、もしかしてとFBで奥さんのロリーンを探して、見つけて友
だち申請したら、「いつもどうしてるんだろうと話してたのぉ」と返事があって、無事に「再会」。
ああ、良かった。人付き合いが上手とは言えなくて友だちが少ないカレシにとっては、エイド
リアンのように心から打ち解けられる親友はかけがえのない一生の宝なんだもの・・・。

挨拶しましょ、世界ハロー・デイ

2017年11月22日 | 日々の風の吹くまま
11月21日(火曜日)。雨。また大雨警報。ま、風はそれほどないようだから、普通の11月
の天気と言うところかな。新聞のサイトにも「そんなのニュースになんねぇだろ。11月なんだ
せ」みたいな斜めコメントがずらり。そうそう、10月、11月は特に雨が多い季節で、ほんっと
によく降るなあと感心する他ないくらいによく降る。ワタシが来た42年前の10月は来る日も
来る日も薄暗くて、ほぼぶっ通しで雨がしとしと、しとしと。あのときは霧深い北海道の最果
てに生まれ育ったワタシもさすがにえらいところへ来ちゃったもんだと思ったな。

掃除を終えて、薄暗くて寒々とした風景を見ていたら無性に温かなボルシチが食べたくなっ
て、カレシが英語教室から戻ってくる前に雨の中を6番ストリートの1丁半先にあるSolodko
ウクライナベーカリーへひとっ走り。ウクライナの民族衣装がぴったり似合いそうなかわい
い奥さんが「こういう日はボルシチで温まるのが最高ですよぉ」。肉入りボルシチ2リットルの
バケツを抱えて帰って来て、半分を鍋に移してゆっくり温めると何とも言えないほのかに甘
酸っぱい香り。カレシが戻って来たらすぐにランチ。熱々の赤いスープにざくざくと入ってい
るビーツとキャベツの歯ごたえと柔らかく煮込んだ豚肉の食感が何とも言えない。

マンション1階のアメニティルームで始めたカレシの英語教室も6週間経って、初日には生
徒が20人以上も来て慌てたけど、今はその半分ほどになって落ち着いた感じで、外からの
生徒で残っているのは香港人と韓国人とイラン人夫婦と日本人。これに管理人のシェリー
が「宣伝」してくれたおかげで、マンションに住む香港人、台湾人、イラン人、日本人の「ご近
所さん」が4人加わって、教えやすい人数ぎりぎり。マンション内の人の参加が増えるのは
いいことだな。英語に少しでも自信を持ってもらえたら、マンションのコミュニティ行事に参加
してみる気になってもらえるだろうというのがカレシの狙い。もうすぐ恒例のロビーにクリス
マスツリーを飾るパーティがあるし、毎月第1水曜日にはコーヒークラブがあるし、2月末に
は管理組合の総会もあるし・・・。

LGのDJ氏によると、今日は「世界ハロー・デイ」なんだそうで、何か毎日何かしらの「何と
かデイ」がある感じだけど、互いに挨拶することで人間みんな仲良くしようと訴えるのはいい
ことだな。人間の世界はコミュニティの集まりの広がりなんだもの。

なつかしい雑貨類のカタログ

2017年11月21日 | 日々の風の吹くまま
11月20日(月曜日)。雨。止んだと思ったら霧っぽい。何か明日はまたハワイ方面から今
の時期の恒例みたいなパイナップル特急がやって来るんだそうで、気温は2桁という予報。
はて、この冬はラニーニャだって話だったけど。ラニーニャになると北米大陸北西岸は寒い
冬。でも、メトロバンクーバーの一帯は去年のような寒波の連続で、雪、雪、雪の異常な冬
にはならないらしいのが唯一の希望の光というところかな。まあ、サーモスタットをデジタル
式に取り替えて暖房効率が格段に改善したので、この冬はちょっとくらい寒波が来てもポー
タブルヒーターは不要かなあと期待しているんだけど・・・。

今日も日がな1日のんびり。クリスマス商戦が始まっていて、ロビーにあるメールボックスに
は毎日のようにカタログが詰め込まれる。昔ひとりオフィスにこもって仕事に明け暮れてい
た頃に好きだったなつかしいカタログもある。自分でも呆れるくらいどんどんお金が入って
来ていたのに、ショッピングに行く時間なんかないから、カタログショッピングが稼いだお金
を好きなように使える唯一のところだった。ジグソーパズルはやる暇もないのにどんどん買
い込んで、引越しの断捨離でクローゼットいっぱいのパズルを全部シーラにあげたっけ。
Coldwater Creek、Levenger、Signals、Past Times、Acorn、Bits and Piecesと、いやあ、
あの頃はどこにも行かずに湯水のようにお金を使っていた感じ・・・。

カレシは会計士だったんだけど、我が家の家計は貧乏だった新婚時代からワタシの担当で、
最初のうちは家計簿をつけ、コンピュータを買ってからは表計算ソフト(なつかしや、Lotus
1-2-3)で家のローンの返済計画を立てたりしていたけど、フリーになってばか稼ぎし始めて
からはまったくのどんぶり勘定。それでもまあ、ワタシは浪費はしないけど節約もしないたち
で、気に入ったもの、欲しいものがあっても、銀行の口座にお金があれば買うけどなければ
買わない主義だから、次々と配達されるカタログを見てはけっこう高価なものを買っていた
けど、赤字になったことはなかったな。

イギリスのPast Timesは廃刊になってしまったけど、アメリカのAcornはイギリスのテレビ
シリーズのDVDやイギリスやアイルランドの雑貨などを扱っていて、今日は久しぶりにカレ
シのハンチング帽とジャージー、窓ガラスに貼るお遊びの雑貨などをアメリカドル建てのク
レジットカードで注文。やっぱり、お金は使って楽しんでなんぼのもんだと思うから・・・。

カタカナ語、されど日本語

2017年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月19日(日曜日)。雨。また大雨と大風だって。予報では50ミリの雨と10メートルの風。
いやぁね。ワタシは仕事がないし、カレシはスカイプレッスンがない日なので、2人ともだら
だら。外が暗くて鬱陶しいもんだから、何にしてもあんまりやる気が出ないんだと思う。なん
てのは、まあ、言い訳みたいなものかな。特に仕事も予定も入ってないときにはだらだらし
ていてもいいと思うね。どうせそのうちうんざりして来て何かやり始めるんだから・・・。

そう決め込んで、小町横町の掲示板を眺めていたら、彼氏さんのカタカナ語にイラついてし
まうという20代後半のお嬢さんがいて、へえ、カタカナ語にイラつく若い日本人もいるのか
と興味津々。同い年の彼氏は日常会話でカタカナ語やビジネス用語を多用するんだそうで、
何かのセミナーでたくさん「有益なインプリケーションがあった」とか。英語のimplicationに
は、連累、連座、密接な関係、掛かり合い、包含、含蓄、言外の意味、含み、暗示その他の
定義があるんだけど、この彼氏さんの意味はどれなんだろう。どうもメディアや広告が「××
は○○語で○○という意味でぇ~す」と一義的にくくって広めてしまうからイミフになるんで、
わからなければスルーしちゃえ・・・。

と言うわけにも行かないときもあるのは確かだろうけど、ワタシだったら英語ではわかって
いてもカタカナで言われたら目を白黒させてしまうだろうな。日英翻訳をやっているとまった
く知らないカタカナ語に出くわすことが多くなって、元の言語の意味はわかっていても、カタ
カナ語は基本的に「日本語」だと思うから、日本語としての意味を調べた上で日本語の文脈
の中で考えないとわからないことが多いのでいつもひと苦労。カタカナ語を3文字か4文字
の省略語にされた日にはもうお手上げで、そんなのがぞろぞろ出て来たら仕事を放り出し
たくなってしまう。

まあ、純粋の日本語でも近頃は何、これ?というのが多くなったから、問題はカタカナ語の
氾濫じゃなくて、ワタシの日本語の語彙そのものがどんどん増える新語に追いついていな
いってことだと思うんだけど、実は普通に使われている(らしい)日本語でも、伝統とつなが
りがある言葉になると、お初にお目にかかります~というのが多々あるので、必ずしもそうと
は言えないかもしれないな。よく考えてみると、もう42年も前に北海道から持って来た27歳
の語彙だもんねえ・・・。

家事は手抜きするに限る

2017年11月19日 | 日々の風の吹くまま
11月18日(土曜日)。雨のち曇り。南の地平線が明るいけど、あれはアメリカ側かな。今日
は2人とも掃除をさぼって朝からだらだら。人間は特に年を重ねて来ると、時にはそういう日
があってもいいよね。ワタシは洗濯を始めたけど、洗濯機に洗剤ポッドと一緒に洗うものを
放り込んでおいて、終わったら乾燥機に放り込むだけで済むから楽々。洗濯物を溜め込ま
なくなってからは乾いたものをたたんでしまうのも楽々だし、カレシのものはクローゼットの
専用のバスケットに放り込んでおけばいいわけで、家事って楽なもんだとつい思っちゃう。

なぁんて言ったらプロの専業主婦からつるし上げられそうだけど、楽か楽でないかは家事を
どう「定義」して、やるかで違って来るんじゃないかな。ワタシは「兼業」主婦歴40年で、最初
の10年ちょっとは揃って通勤する普通の共働きだったけど、残業なんてなかったので家事
はそれほどしんどいとは感じなかったな。初めの頃はスーパーが日曜休業だったので、買
い物は9時まで開いている金曜日に1週間分。水曜日も9時まで営業するようになったら夜
にひとりで車で買い出し。掃除や洗濯は土曜日、アイロンかけは日曜日という具合でけっこ
う上手に回せていた気がする。カレシの家事分担はゼロ。

カレシが在宅自営業になるよう勧めたのは、ワタシにキャリアなど目指さずに家にいて家事
の片手間に仕事をして欲しかったかららしいけど、思惑は大はずれ。のっけから仕事、仕事
で家事どころじゃなくなって、週一での食料の買出しと毎日の料理の他は早起きしてお弁当
を作るのが精一杯。掃除や洗濯が滞り出して、洗濯したものをたたんでいない、シャツにア
イロンがかかっていないとカレシが怒り出す始末で、半泣きで夜中の2時にアイロンをかけ
たこともあった。しまいには思い切って掃除を外注。カレシは難色を示したけど、掃除に費
やしていた時間に仕事をして掃除料の何倍も稼いだから文句言いっこなし。おかげでワタシ
は家事の手抜きの大ベテランになったけど、この間のカレシの家事分担はゼロ。

手のかかる戸建ての家を手放してマンション暮らしになったら、カレシが自発的にバスルー
ムの掃除を受け持って、ごみ捨てを手伝ってくれて、自分の洗濯物を自分でたたんで、朝ご
はんの用意もしてくれるようになったのには驚いたけど、分担率にしたらどれくらいになるん
だろう。でも、数字にしてしまうと何だかありがたみが薄れそう・・・。

右脳と左脳の配線がねじれているかも

2017年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月17日(金曜日)。曇り時々晴れ。朝の7時に電話が鳴って目が覚めて、鳴り止むのを
待ってうとうと。起きてからメッセージをチェックしたら、マイクロソフトから代替品が届いたか
どうかの確認の電話。朝ごはんが終わって、新品の設定がひと通り終わったから「梱包して
くれる?」と返品する方を渡して来たので、新品を送って来た箱に入れて封をして、返送ラ
ベルを貼って、3分で完了。いつでも発送できるよ~と言ったら、「新品の方を送ってないか
確認するから、ちょっと待って」とデスクの上の「新品」を立ち上げて、「あ、取り違えてなかっ
た」。ではと、受取り代行オフィスから発送して、レシートをもらって、不具合バッテリの件は
落着。

先日小町横町で、外国語を脳内で日本語変換せずに操れるようになったら左脳とのコミュ
ニケーションの質が落ちたと言う人がいて、同調するコメントがけっこうあったので、ワタシ
の言語脳ってどういう配線になってるんだろうと興味がわいて、いろいろググッてみた。まず、
人間の脳は一般に「論理的な思考」は言語中枢のある左半球、「感覚的な思考」は右半球
というように役割分担が出来ていて、両半球の間に脳梁という連絡橋のようなものがある。
圧倒的多数派の右利きの人は左半球が優位だから、言語や文字の認識力が高いってこと
かな。つまり、左利きは右半球が優位だから感性で考えるので、論理的な言語や文字の認
識力は劣っているってことになるのかな。

でも、ワタシは生まれつき左利きだけど、こうして日本語を(両手を使って)タイプしながらで
も、ラジオから流れる曲の英語の歌詞をちゃんと理解できるし、カレシが話しかけて来れば
英語でちゃんとやりとりしているから、ワタシの左半球は言語や文字のパフォーマンスに関
しては「論理思考」の右利き並みってことになるのかな。でも、今のワタシの日本語は「にほ
んご」じゃなくて「n-i-h-o-n-g-o」というローマ字入力なので、もしかしたらこのあたりで認識
の仕方が違って来ているのかな。

でも、タイプは両手を使うから、打ちながら右も左も目いっぱい使いまくってるんじゃないか
な。そのせいで右脳と左脳の思考の流れが脳梁のあたりで衝突しては混乱しているのかも
しれない。もっとも人間の脳の仕組みや働きはまだ十分に解明されているとは言えないと
思うから、ワタシがあれこれ考えてもしょうがない。右でも左でもない「中道派脳」ってことに
しておこうか。

暇するのもいいもんだね

2017年11月17日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(木曜日)。曇り時々晴れ時々雨。何とも落ち着きのない空模様だけど、風は穏
やか。久しぶりにシーラが来て、バスルームの掃除担当のカレシが「見逃した」汚れを徹底
的に掃除。「バスタブ用の洗剤がなくなりそうよ」。はぁい、買っておきまぁす。ほんと、シーラ
がいてくれなかったら、我が家はあっという間に汚部屋になっていそう。掃除が終わったら、
紅茶を入れてしばし世間話。

午後は暇にあかせてネットを徘徊したり、新しい脚本の構想を練ったりのだらだらモード。劇
団のキャシーからメールで、読んでもらっていた脚本がバージョン4と5で「すごく進歩した」
とうれしい評。来週の水曜日にランチをしながら細かい評をしてくれることになった。うれし
いね。去年からぼちぼちとスケッチしていたストーリーを本格的に脚本としてまとめ始めた
のが6月頃だったかな。ストーリーは二転三転して、当初のテーマがだんたん背景に押しや
られて、さらに四転五転しているうちに新しいテーマが浮上して来て、最後的にずっと前か
ら模索していた「追求したいテーマ」が見えて来たのは、作品の出来に関わりなく、ワタシに
とっては大きな収穫。

そろそろ夕ご飯のしたくをしようかという時間になって、カレシに何がいい?と聞いたら「魚」。
そうねえ、チキン、ポーク、ビーフと続いたから、魚がいいね。ふと思いついて、生ちらしはど
うかと言ったら、「じゃあ、わかめサラダを作るから、きゅうりを買って来て」と言うので、カット
わかめを水に浸けてから、向かいのBuy-Low Foodsで長いイギリスきゅうりを1本、Sushi
と書いてある日本種のカリフォルニア米1袋(500g)とYakinoriを調達。すし飯を炊くのは
サンヨー電気釜。「サンヨー」は消えてしまったけど、嫁入り道具だったこの電気釜は40年
以上の年季が入った逸品。もっとも、年に数えるくらいしか使わないし、3合までのご飯を中
蓋の圧力で炊くだけのシンプルさだからこそ長持ちしたと言うこともあるかな。

ワタシの「生ちらし」はお皿に盛ったすし飯の上にネタ(今日は鮭、アルバコアまぐろ、かん
ぱち、たこ、イクラ)を花びらのように並べて、のりを散らして、刻みねぎを混ぜた大根おろし
とわさびを添えたいい加減なもので、作るのに手間がかからなくていい。今日は白菜と油揚
げの味噌汁も作って、カレシの和風サラダ添えで、カレシ曰く「おお、日本のご飯だ」。まあ、
それらしく見えるかなあというところだけど・・・。

思い切ってSurface Bookを買おうかな

2017年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月15日(水曜日)。晴れ時々曇り。いやはやすごい風だったけど、今朝は静かで、警報
も解除。海に面したトワッセンでは瞬間最大風速が25メートルを超えたそうで、ニューウェ
ストでもピーク時には15メートル以上の大風だったらしい。停電もけっこうあったようだけど、
広域でなかったのは、今ごろは広葉樹の葉が落ちて風に対する抵抗が低くなったもので、
倒れて電線を切断するケースが少ないからだろうな。でも、バーナビーでは途中からぶっち
ぎられた高さ25メートルのモジミバフウの大木が危うく家を直撃するところで、住人は「地震
かと思った」。ま、誰も怪我がなくてよかったね。
   
   風の圧力でプランターごとずれたゴムマット。魔法のじゅうたんじゃあるまいし・・・

きのうの午後に小包到着のお知らせメールが来ていたので、バッテリの不具合で返品する
ことになったSurface Bookの代替品が届いたということで、朝一番に受取り代行オフィス
にひとっ走り。送って来たのはアクセサリ抜きの本体だけで、新品を取り出した後の箱に不
具合品を入れて、送料受取人払いの(追跡番号付きの)返品用ラベルを貼って送ればいい
ようになっている。開けて部品を取り替えることができないものだから、クレームがあれば即
交換ということで、そのための体制が整っているんだろうな。天下のマイクロソフトだもんね。

代替品を箱から出してさっそく充電開始して、ランチが終わる頃にはタブレット側もキーボー
ド側も100%充電。不具合品はキーボード側が頑として9%以上充電しなかったから、カレ
シはやれやれとほっとして、Officeやプリンタのドライバをダウンロードしてあれこれ設定。
最初は手間取った作業も2度目は楽々。これならワタシも年度末までにSurfaceを買って、
カレシにめんどうな設定を頼もうかな。カレシにそう言ったら、「いいよ。手数料、安くしとくか
らさ」。あはは。ま、そのときはよろしくね。

仕事では2個のファイルを並べて作業することがあるので、大きめのモニターとフルサイズ
のキーボードは必須。その点では今使っているオールインワンは最適だけど、PCをデスク
を離れて仕事以外のことに使えるようにラップトップも欲しい。でも、それではCPUが2台
になってしまうけど、それを回避できるのがSurfaceのドッキングステーションで、マイクロ
ソフトストアで見たように、Surface Bookをモニターとキーボードとぺたんこにすると電源が
オフになるマウスとつなぐ構成にすれば、まさに一石二鳥じゃないのかなあ。

強風で揺れているのか、いないのか

2017年11月15日 | 日々の風の吹くまま
11月14日(火曜日)。雨と風。ゆうべは寝る頃には風も静まって、やれやれ通り過ぎてくれ
たかと思ったのに、今日は強烈な寒冷前線が通過するとかでまた大風。きのうよりもずっと
強い感じで、吹き飛ばされそうなものは固定したり、壁際に避難させたりしたのであまり心
配はないけど、横倒しになって転がる植木鉢を追っかけるのはやっぱり何だかマンガ的な
感じがする。今日は強風に加えて雨雲もびっしりで、このまま1週間は雨、雨、雨の連続。ま
あ、風さえ収まってくれれば、これがバンクーバーの「普通の」冬(雨期)なので慣れっこだけ
ど、普通に日が差していて時々は雨が降るようなところから来た人たちには気の滅入る季
節かもしれないなあ。

夜になって雨は止んだけど、風がさらに強くなって風速10メートルくらい。これって台風並
みなのかな。外が暗いから、ブラインドを下ろしていない窓ガラスに反射した照明がブルブ
ルと振るえているのがわかる。つまり、窓ガラスが揺れているってことだけど、天井から床ま
でガラス張りの、いわゆるカーテンウォールなので、風が当たる面積そのものが半端じゃな
い。しかも角部屋となると、まるで崖っぷちに突っ立って海からの風に吹かれているようなも
ので、猛烈な風が当たるとガラスがギシギシと音を立てるし、瞬間最大風速15メートルくら
いになると窓枠までがミシミシと鳴り出すけど、部屋の中に立っていても揺れているという感
覚はないなあ。

でも、窓のブラインドを上げ下げするための長い鎖が全部ゆらゆらと揺れているところを見
ると、実際には建物自体が微妙に揺れているってことだろうな。最初の雨漏りのときに対応
に来た開発業者のカスタマーサービス担当のメルが「この建物は風の圧力で最大20セン
チくらい撓うように設計されているんだよ」と言ってたっけ。高層の建物が撓うってことは中
では揺れるってことだよね。でも、コンクリートの建物がそんなに撓うほどの強風ってカテゴ
リー5のハリケーン並みの大暴風しかないだろうし、何よりも大風は何時間でも吹き続ける
から、20センチも撓うほど揺れていたら船酔い状態になってしまうんじゃないのかな。

それにしても、吹きつのるときは、ごおぉぉぉ~っとまるで飛行機が飛んでいるような轟音。
飛ばされたものが窓に当たらないか心配になるけど、高く吹き上げられることはないのかな。
あ、またひと吹き。やっぱり何となく揺れているような・・・。

もしかしたら両脳使い?

2017年11月14日 | 日々の風の吹くまま
11月13日(月曜日)。雨。荒れ模様。朝の5時に風の音で目が覚めたけど、そのうち静か
になったので8時少し前まで寝直し。バルコニーは被害なしで、ルーフデッキは高さ50セン
チほどのモミの木の鉢が倒れていただけ。このモミの木、なぜか大風が吹くたびに倒れる
んだけど、ちっとも気にしていないみたい。午前中はちょっと晴れ間が出たりしていたけど、
昼過ぎからまた大風で、今度は最大瞬間風速で10メートルくらいかな。デッキの中央に並
べてあった小さい針葉樹の鉢が次々と転がりだしたので、パティオドアの横の隅に避難。バ
ルコニーではカーネーションの小さいポットが3個ともひっくり返ったので室内に避難・・・。

三連休の最終日だけど、荒れているのでどこにも出る気になれず、日がな1日ぶらぶら。洗
濯機が回っている間に小町横町をぶらぶら。横丁の掲示板には、35歳を過ぎてから外国
に移り住んで10年以上暮らして、現地語を脳内で日本語変換せずに使えるようになったら、
左脳とのコミュニケーションが低下したという、何とも不思議な質問。言語を掌る左脳が言
語を変えられてストを起こしたのかもと言うけど、そんなことあり得るのかな。しまいに現地
語を電話で聞くときに受話器を当てる耳が右か左かで聞き取りに違いがあるようなことを言
い出して、ますます何を聞きたいのかわからない。

外国語が脳内変換不要(つまりネイティブ並み?)のレベルになったからって、言語脳の機
能が低下するとは思えないなあ。現に日本語で書き込んでいるんだから、左脳は問題なく
機能していると思うね。左利きの場合も言語中枢は大半が(右利きと同じ)左脳にあって、
反対の右脳にあるのは少数派だそうだけど、どっちも日常の言語を別のに変えたら生活に
支障が出るほど言語脳の機能が低下したなんて話は聞いたことがない。仮にあり得ること
だとしても、左利きの15%は左脳と右脳の両方に言語中枢を持っているそうだから、そうい
う人が日常言語を変えたら左脳も右脳も機能が低下するってことで、そりゃタイヘン。

左利き(両手利き)のワタシはこうして日本語を打ちながら、同時進行で英語でカレシとしゃ
べっているんだけど、あんがい左脳に日本語中枢、右脳に英語中枢と言うように住み分け
ができていて、左と右のコミュニケーションがうまく行っているのかもしれないな。もっとも、
日本語は聞くも話すも疎遠になったせいで劣化が著しいけど。