リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

のんきでいられるシニアはいい

2017年06月30日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(木曜日)。晴れ。山並みがかすんでしまってぼんやり。大気の質の指数は2だか
ら、別にスモッグがかかっているわけじゃないし、風もちゃんとあるのに、東の方は山がなく
なってしまって、その先には大平原かな?という眺め。長期予報によると向こう2週間は雨
の確率は10%前後で、気温は22度から25度。やっと夏が来たかと思ったらあさってはも
う7月。あしたで1年の半分が終わってしまうなんて、あぁ~あ。でも、窓の外をピュッ、ピュッ
と飛ぶツバメを見ると、ああ、夏っていいなぁ・・・。

教室に出かけた彼氏と入れ替わりに、久しぶりにシーラが来て、ワタシが床掃除をしている
間に、バスルームのカレシが手をつけない部分(シャワーとバスタブ)を掃除してくれて、今
2軒の「留守番サービス」で忙しいと、ハーブのアイスティーを飲みながらちょっとおしゃべり
しただけで、(前から約束の)花の終わった胡蝶蘭の鉢を抱えて帰って行った。入れ替わり
にカレシが帰って来て、「珍しいところの出身の生徒が入って来たよ」。どこ?「モーリシャ
ス」。えっと、インド洋にある島だっけ?「そうだよ」。セイシェル島に近いんだっけ?「いや、
マダガスカルに近いと思うよ」。地図帳を出して来て見たら、あっ、ほんと。インド洋って広い
なあと、ちょっと地理の勉強・・・。

今日、発足したばかりの州政権が不信任投票で敗北。過半数44議席のところ43議席しか
ないから、新民主党の41議席と緑の党の3議席が結託したら44対43で勝ち目はゼロ。副
総督が新民主党に政権を委ねるか、州議会を解散してやり直し選挙を命じるか。イギリス
の立憲君主制に倣って、副総督は首相の助言に基づいて決定することになってはいるけど、
これだけ拮抗してしまうと、新民主党にやらせても緑の党が賛成しなければ法案は通らな
いし、2つの政党の間には政策面で亀裂が生じていると言う話もあるから、安定した政権は
望めそうにないだろうな。国境の南でドナルドが貿易に逆風を吹かせているときだし、不安
定な政権は州経済に不利かな。でも、やり直し選挙はめんどくさ・・・。

まあ、こうなることは開票が終わった時点で予想されていたことだから、今さら歴史的も何も
ないもんだと思うけど、昔からヘンな政治家が多かったりして「ちょっとイカレている」と評さ
れて来たBC州の政治が今度はどういう展開になるか、のんきなシニアとしては楽しみでも
ある。

新しい芸術監督がまたもう・・・

2017年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月28日(水曜日)。曇りがち。のんびりと起きて朝ごはん。でも、カレシはおとといから異
常を来たしているコンピュータと取っ組み合いで、ちょっとカリカリ。ケーブル放送のボックス
でネットに接続できるとわかって、ならコンピュータもケーブルに接続できるだろうと「試して」
みたのがそもそもの始まりで、きちんと起動しなくなってひと騒ぎ。道路向かいのLondon
Drugsに持って行ったらと言っても、糸口になりそうなことを言っても、頭からノー。まあ、ぎ
くしゃくしながらも動いてはいるようだけど、精神的な鎖国状態では問題解決を遅らせるだ
けじゃないのかな。でも、ゆうべはさすがに観念したと見えて「今度こそ新しいコンピュータ
を買う」。ずいぶん長いことそう言ってるけど・・・。

ま、ワタシのもときたまいきなり再起動したり、シャットダウンするようになって、買い替え時
だと思って調べていたところでなので、いいなと目をつけていたHPのElite Sliceの話をし
たら、カレシは大乗り気。法人向けに売り出している16センチ角くらいで超薄型のベースに
オーディオやODDといったモジュールを重箱みたいに重ねるタイプで、見た目がすっきりし
ていて場所をとらないし、インテルCore i7-6700Tプロセッサ搭載のものなら、将来1階
の会議室を借りて英語教室をやるときに便利そう。ラップトップを持って歩くよりも手軽かも
しれないな。ワタシも欲しいから、お揃いで買う?(別にモニターとキーボードとマウスが必
要だろうけど・・・。)

夜の間に入っていた仕事の打診のメールに「残念ながら」の返事をしていたら、Arts Club
から「重要な発表」というスペシャルメッセージ。開いてみたら、おお、今シーズンいっぱいで
引退する芸術監督ビル・ミラードの後任が決まったんだ。新芸術監督アシュリー・コーコラン
はメトロバンクーバーの南の外れにあるホワイトロックで生まれ育った「土地っ子」。オンタリ
オ州のとある劇団の芸術監督をしている若手の演出家で、経歴や経験を読んだ限りでは
Arts Clubのマニフェストにぴったりの人。バンクーバー演劇界をリフレッシュしてくれそうな
感じがして、勢いに乗ってちょっとググってみたら、ひゃっ、きれいな人で、かっこいいったら、
もうっ!

きっと秋の新シーズン開幕第1作(『Angels in America Part 2』)のレセプションでADCの
メンバーに正式にお目見えということになるだろうな。今から楽しみでわくわくして来ちゃった
けど、今夜はシーズン最後のミュージカル『Bitter Girl』を楽しんで来よう。

読書するなら紙の本でなきゃ

2017年06月27日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(火曜日)。曇りのち晴れ。ほぼ平年並みの気温に戻って、急にだからちょっと涼
しい感じがするけど、みんなひと息ついたというところ。カレシを送り出したら、まずはシーツ
類の洗濯。洗濯機が回っている間に、窓を開けてそよ風を通しながら床の掃除。デッキや
バルコニーに出ることが多くなって、汚れが目立ちやすくなった感じ。おまけに、リビングの
窓際に置いてあるゼラニウムがぱらぱらと花びらを散らすし、リビングとダイニングの間の
戸棚の上に置いた黄色いベゴニアも終わった花をぽとぽと落としてくれるもので、禅寺の小
僧さんになったつもりでそろぉ~りと箒で掃き集めて、掃除機をかけて、スプレー付きモップ
でごしごし・・・。

メールをチェックしたら、郵便局から「小包到着」のお知らせ。カナダポストが何年か前から
やっている、不在が多かったり、マンション住まいで郵便小包の受け取りがめんどうな人に
はいたって便利なサービス。特定の郵便局を配達先に指定して登録すると「仮想私書箱」
ができて、その住所に小包を送ってもらえばメールで到着を知らせてくれるしくみで、郵便局
は何ヵ所でも指定できる。我が家の指定郵便局はマンションの玄関の前の道路を突っ切っ
たところにあるので、メールが来たらサンダルを突っかけて取りに行けて便利さは2倍。到
着したのはロンドンのFolio Societyからの6冊の本。イギリスのロイヤルメールはいつも
段ボール箱を頑丈で大きなポリプロピレンの「郵袋」に入れて送ってくるので、ずしんと重い
袋をえっさえっさと担いで、また道路を斜め横断・・・。

届いた6冊は目玉の『Three Men in a Boat』(「ボートの三人男」)と、イギリスのミステリー
小説4冊、そしておまけの本1冊。この封印された「謎」の本が一番厚くて重かったんだけど、
開けてみたらペルーのノーベル賞作家バルガス・リョサの『The War of the End of the
World』(「世界終末戦争」)。何だか中身もずっしりと重そうな本だなあ。コロンビアのノーベ
ル賞作家ガルシア・マルケスの『One Hundred Years of Solitude』(「百年の孤独」)もすご
く分厚くて、ずっしり重いけど、まさか南米の作家の特徴と言うわけじゃないだろうな。ま、暇
で暇でどぉ~しよぉ~もないときに紐解いてみようか。

Folio Societyの本はがっちりしたケース入りのハードカバーの豪華本なので、重さで決め
ているのかと思うくらいの値段だけど、コレクションとしての価値もあるらしい。やっぱり電子
書籍なんかより、インクの匂いのする紙の本の方に愛着がわくもの・・・。

本来なら結婚記念日だけど

2017年06月27日 | 日々の風の吹くまま


6月26日(月曜日)。晴れ。今日のニューウェストの予想最高気温は24度。心地よい南か
らの海風が川を上って吹いて来るおかげで快適そのもの。湿度は50%前後。うん、これこ
そ典型的なバンクーバーの夏。ただし、「メトロバンクーバー」の公式記録は真っ先に海風
が通るバンクーバー国際空港(YVR)にある観測所の数字なので、内陸に入ったニューウェ
ストでは公式発表よりも高い(冬は低い)のが普通で、さらに川を遡って内陸の郊外に行くと
もっと高くなる。ちなみに正午の気温は、ニューウェスト22度、バンクーバー19度・・・。

カレンダーを見ていてはたと思い出した。本来なら6月26日は私たちの結婚記念日。本来
なら、ね。もう16年も昔の話になったけど、私たちが最大の危機を乗り越えて、パリで2人
だけの銀婚式を祝った後、ひとまずそれまでの「結婚」に精神的なピリオドを打ち、最初から
結婚指輪をしなかったカレシに倣ってワタシも結婚指輪を外して、原点に立ち返るという意
味で改めてワタシが日本を離れてカナダに着いた5月12日を「2人の人生」の出発の日とし
て記念するようになった。昔から結婚記念日を忘れていることが多かったカレシはもうとっく
に忘れてしまったようだけど、ワタシの記憶からも薄れつつあったんだな。

小町横丁あたりでは夫に土下座して謝らせたという話がよくあった(当時のテレビドラマの
影響?)けど、ワタシは改まった謝罪は求めなかったし、許すとか許さないとか言う判断は
神様がすることだと思うし、カレシへの気持は変わらなかったので、契約の交渉みたいな話
し合いをしたわけでもなかった。ただ、カレシの(組織再編に絡めての)早期退職をきっかけ
に、ワタシからこれからは「家庭」への参加も含めてお互いに自分の行動については自分で
責任を持って決めて行こうねと言っただけで、どちらともなくリセットボタンを押してその後の
流れに任せたような感じだった。あれから多少の紆余曲折はあったけど、私たちの心地良
い「2人暮らし」の形が根付いたから、あのときの選択は正解だったんだと思う。

今は極楽とんぼのワタシも少しは思慮が深まった気がするし、カレシだって努力の跡がはっ
きりわかるから、あれから2人ともだいぶ成長したということだね。そう思えるのが神様の何
よりもの贈り物なんじゃないかな。もっとも当の神様は「あの2人は世話が焼けるわい」と苦
笑しているかもしれないけど。

夏至を過ぎたということは

2017年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(日曜日)。晴れ。暑いっ。暑いぃっ、暑いぃぃ~っ。今日の予想最高気温は33度
ということで、さっそく露出度最高のミニのサマードレスで武装。ちょっと暑くてあまり良く眠
れなかったのはまだ真夏用の毛布に替えていなかったから。ずっと季節外れの低温が続い
ていたので、不意打ちを食らったような感じ。さっそく春秋用のアクリル毛布をがばっとはが
して直行で洗濯機に入れ、綿の毛布を広げて、これで今夜は眠れるかな。毛布は泡が立ち
すぎて「泡抜きサイクル」になって立ち往生するもので、洗い終わるのに普通の倍の時間が
かかる。まあ、泡が適量まで減ったら普通の「濯ぎサイクル」に移ってくれるから放っておい
ても大丈夫だけど・・・。

午後から薄い雲が広がって来て、どうやら天気が変わる兆し。急に暑くなったもので、デッ
キのプランターのパティパンかぼちゃは大きな本葉を出して来たし、赤ピーマンには花芽が
出て来たし、でっかい葉っぱばかり茂らせていたバルコニーのいちごにも花芽らしいものが
見える。カレシが「芽が出ないなあ」と心配していたラディッシュは突如としてプランターいっ
ぱいに芽がむくむく出て来て、その数は1日で倍。最低気温もトマトが喜ぶ15度以上。は、
みんな爆発的に育って来たじゃないの。「庭」の世話が忙しくなるよぉ、カレシ・・・。

この暑いのに仕事を入れなくて良かったと思いつつ、最近Playwright Theatre Centreとい
う劇作家の団体に「劇作家」として入会して創作意欲がちょっと高まっているので、今日は
芝居脚本の推敲。何だかバブル全盛時代の日本にいた「処女作執筆中の女性作家」みた
いだけど、会費有料の「劇作家」会員でないと作品をプロに読んで批評してもらったり、ワー
クショップなどに参加したりできないので、とりあえず「処女作執筆中の劇作家」になったし
だい。何だかんだとこね回しているうちにページ数がどんどん増えて、前後にスクロールし
ながらの推敲で場面はごちゃごちゃ。何か先が思いやられるような・・・。

午後6時の気温32度。空は青空よりも雲の方が多くなった。夕食後、カレシのお尻を叩い
て車で15分のHマートへひとっ走り。切らしていたものだけを超特急で調達したので、1時
間足らずで帰宅の新記録を樹立。10時になっても北西の空に夕焼けの色が残っているけ
ど、夏至を過ぎた今は毎日少しずつ日が短くなって行くわけで、暑い、暑いと文句を言って
いられるのも今のうちかな・・・。
   
   夕焼け小焼けで・・・


ちょっと暑すぎてだらけモード

2017年06月25日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(土曜日)。晴れ。あっつぅ!朝の9時にもう21度で、正午には26度。ニューウェ
ストの予想最高気温は29度。暑いよぉ~。とにかく暑いし、天気がいいし、カレシが想定外
の自由モードなのでやっておきたいことがいろいろとあるし・・・と、きのうから思案していた
仕事は「申し訳ありませんが」とパス。納期がタイトだから、半分の量でも3日はがっちり「仕
事モード」だし、もしも「期限を延長するから全部お願い」なんてことになったら、終わる頃に
は月が変わっちゃう。何よりも今年はすでに去年の11ヵ月分の仕事をしてしまったし、GST
(物品サービス税)の徴収義務が免除になる年間売上げの上限に近づいているし・・・。

まあ、ほんとのところは羽を伸ばして遊びたいからなんで、怒涛のように押し寄せる仕事に
あっぷあっぷしながら必死で泳いだ春の反動かもしれない。得意の「犬かき学習法」はすご
く楽しいんだけど、年のせいか「犬かき商売」はきつく感じられるようになって来た。毎日の
生計を立てるためとか、将来のために貯金するためといった現実的な目的がなくなったとい
うこともあるかもしれないな。じゃあ何のために仕事をしているのかと聞かれたら、老後の趣
味を楽しむお金を稼ぐためと答えることにしているけど、ワタシの趣味って何かお金のかか
るものが多いようで、こりゃやっぱがんばらにゃ・・・かな。

お断りメールを送ってさっぱりしたら、まずは土曜日のまじめ掃除。時間が空いたカレシは
「不まじめ」にバスルームの掃除をして、園芸ルームでガーデニング。室内が暑くならないよ
うに窓やドアを開けているのに、カレシがバルコニーやデッキに出入りするたびにドアを閉
めるもので、そのたびに開けに走ることの繰り返し。角が真東で北東と南東に面した我が家
は西日が入らないし、昼には太陽が上階の角を回るので北東側の寝室は日陰になるし、南
東側のバルコニーは奥行きが3メートルあって直射日光が入るのは一面が窓のリビングだ
けなので、窓3ヵ所とルーフデッキとバルコニーに面したパティオドア4ヵ所の開閉を調節す
れば風が通って涼しい。(金魚鉢のオフィスだけはダイソンの扇風機を使っているけど。)

午後には32度まで行ったらしい。3時過ぎに買物に出たら、くらくらするような日差し。夕食
のしたくをしながら、暑いからとよけいな果物は入れないさっぱりした冷たいシンガポールス
リングで乾杯・・・。

いつも近くにあるものには目が届かない?

2017年06月24日 | 日々の風の吹くまま
6月23日(金曜日)。晴れ。高温注意報発令中。内陸の郊外では32度を超えそうだって。
真夏は35、6度になる郊外で32度を超えるからって猛暑注意報発令はちょっと興奮しすぎ
な気もするけど、海風が通るバンクーバーのあたりでは30度は「猛暑」。でも、世紀が変わ
るまでは30度なんて何年、何十年に1度あるかないかの稀な現象だったのが、近ごろは増
えたような感じ。ま、湿度が低ければどうってことないけど。

ロンドンで大惨事になった高層マンション火災は冷凍冷蔵庫が出火原因だったとか。それを
聞いてカレシもワタシも「うわぁ」。会議で東京に行っていた数年前の6月、冷凍冷蔵庫の冷
却ファンの不具合でモーターが過熱して、留守番で泊り込んでいたシーラから「冷蔵庫の中
が熱帯よ!」とメールが飛んで来たことがあって、2人とも即座にそれを思い出したのだった。
あのときはすぐ修理屋を呼んでっとシーラにメールして、シーラが週末でも来てくれる修理
屋を見つけて呼んでくれたので無事に解決したけど、誰もいなかったら我が家の「焼け跡」
に帰って来ていただろうな。修理屋は歪んで変色したファンを見せて「今どきはプラスチック
の部品ばかりだから故障しやすいんだよ」と。

不慮の災難はいくらがんばっても100%避けられるものではないけど、自分や資産を守る
ためになるべく避けるにはどうしたらいいか。手近なところでは、身の回りで使っている電気
や電池をパワー源とする機械や道具を常に観察して、問題の「早期発見」で手を打つことか
な。モーターの音がヘンだとか、音の性質や音量が変わって来たとか、熱があるようだとか、
今までの「普通」と違って来たかなと気づけば災難防止のための対策を考えられるんじゃな
いのかな。周りの他人さまを何気なく(でもじっくりと)観察してあれが、これがヘンだよと言う
のとさして変わらないと思うけど、相手が機械だと近くにあっていつも勝手に動いているから、
ちょっとした変化や違いには気づかないもんなのかな。あれ、何か奥さんの言動や体調の
変化に気づかないのと似てるみたいな・・・うん。

空気はまだあまり暑くないけど、日差しはじりじりと照りつける感じで、暑いからのんびりしよ
うと思っていたら、あら、今度は得意の法律分野の大きな仕事。うんと暑いときは風通しの
いい家の中にいるのが一番だけど、はて、ここは断るか、半分だけ引き受けるか、そこが思
案のしどころ・・・。

のんびり家事とパワーストーン

2017年06月23日 | 日々の風の吹くまま
6月22日(木曜日)。晴れ!予想最高気温は21度。おお、夏だ。さっそく袖の短いTシャツ
に着替え。ちょっと身軽な感じで気持も軽くなる。カレシが出かけた後、仙人が降りて来て、
「今日で全部終わり」とうれしそう。乾燥機の排気口の清掃、バルコニーと手すりの圧力洗
浄、窓拭きと、去年は別々だった作業を順次やってしまおうという野心的な日程だったけど、
結局は当初の予定を10日も延長。でも猛暑の前に終わってよかったね。30度の日差しの
中でコンクリート壁にはりついていたら炙り焼きになってしまいそうだもの。(イギリスもドイツ
も猛暑らしい・・・。)

きのう床掃除をやったので、今日の家事は洗濯のみ。乾燥機にたまった汚れ物を下の洗濯
機に移してセットすれば済むから楽になったなあ。旧居では月に1回くらい1日がかりで洗
濯機を回して、洗い終わって乾燥したものも大きな洗濯かごに山積みして何日も放置して
いたけど、今は洗濯が終わったら上に重ねてある乾燥機に移して、乾いたら乾燥機から出
しながら(カレシのもの以外は)その場でたたんでしまう習慣になっていて、どうしてあんな
にめんどうだったのか不思議。(カレシのものは、引っ越して以来の「自分のものは自分で」
の方針で、ウォークインクローゼットにある洗濯かごに放り込んで置くことになっている。)

今日は少し汚れが見えて来たトートバッグもついでに洗濯。何年も前にニューヨークのメイ
シーズで買った、ロゴの赤い星を(エコカラーの)緑色に変えたトートバッグは分厚いカンバ
ス製で、毎日の買物に愛用している。最近はレジ袋を有料化するスーパーが増えているの
で、自慢のトートバッグのコレクションはいまや生活必需品。乾燥機では縮むといけないの
で、(規約違反ではあるけど外から見えないので)バルコニーの椅子の背にかけて日なたで
自然乾燥・・・。

午後3時過ぎ、乾いたトートバッグを持ってファーマーズマーケットへ。ブリオシュローフとク
ロワッサンを買って、パワーストーンを売るホリーのテントでは模様がきれいな緑、黄色、薄
紫、オレンジ、水色の5個のアゲートとおまけとして選ばせてくれたピーコックアゲートの原
石。いつも色や模様が気に入った石を買っているうちに、原石も入れると30個以上のコレ
クションになって、宝物は5千万年前の小さな巻貝が見えるツリテラ。どれだけのご利益に
与っているのかはわからないけど、たぶん・・・。
   
   

今日から公式に夏

2017年06月22日 | 日々の風の吹くまま
6月21日(水曜日)。晴れ。夏至(実際はきのう午後9時半ごろに到達)。冬至から8時間も
日が伸びて16時間14分。夏至が公式に夏の始まりだからか、天気予報では週末にいきな
り記録的な暑さになりそうという話。マザーネイチャーの気まぐれには困ったもんだけど、ア
リゾナ州のフィニックスの50度近い(形容詞がない)猛暑よりはずっとましか。そんな殺人
的暑さで湿度がひと桁だったら、外へ一歩出た瞬間にミイラになっちゃうかも。

今日も上からロープがするすると降りて来て、ダイニングエリアのドアの外にとぐろ。我が家
の分はきのうで終わったので、「やあ」と手を振って降りて来た仙人はロープを手すりの外
側に垂らして、よいしょと手すりを乗り越えて降りて行った。ワタシはきのうレイチェルが持っ
て来てくれた『Million Dollar Quartet』(「ミリオンダラー・カルテット」)のサイン入りポスター
を壁にかける仕事。今スタンレー劇場で上演中のミュージカルで、1956年にメンフィスの
サン・レコードのスタジオでたまたま顔を合わせたカール・パーキンス、エルビス・プレスリー、
ジェリー・リー・ルイス、ジョニー・キャッシュのジャムセッションのエピソードと録音がベース
になっている。それぞれに一世を風靡した4人の豪華な顔合わせはまさに百万ドル(今なら
1億ドルかな・・・)。
   
   
   

リビングの壁は2枚のポスターだけでいっぱいだけど、寄付者としてArts Clubの演目の個
人スポンサーになれるのは1シーズンにつき1作だから、ダイニングエリアの壁がいっぱい
になるのは3年くらい先。今シーズンはカレシの希望に沿ったけど、来シーズンは最後に予
定されている『Once』をスポンサーしたいな。グリーンの背景にギターのネックを配したシン
プルなデザインのポスターはラインアップ中で一番いい。作品そのものは『ONCEダブリン
の街角で』として日本でも公開されたミュージカル映画の舞台化で、ブロードウェイで大ヒッ
トしたもの。

午後、隣のデッキで後片付けをしていた仙人が我が家側に回って来て窓をコツコツ。屋上
へ戻るのに我が家を通り抜けさせて欲しいと言うので、どうぞどうぞ。屋上から降りて来てま
た上に戻るには、いったんロープで地上まで降りてからエレベーターと階段で上がるわけで、
1日何度もやったら誰だってうんざりするよね。我が家の玄関から内廊下に出てお礼を言う
仙人に、こちらこそデッキをきれいに掃除してくれてありがとう。またね!

感謝感激雨あられ

2017年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(火曜日)。にわか雨のち晴れ。近頃「pop-up何とか」という表現をよく聞くけど、
天気情報でも、ごく狭い区域でいきなりさぁ~っと降って来て、さっと止む嘘みたいな雨のこ
とをpop-up shower(通り雨)と呼ぶようになっていて、今日はまさにそのポップアップ雨の
連続だからヘンな天気。

カレシが出かけて間もなく窓の外にロープとホースがするする。次いで降りて来たひげの仙
人にどけるものはないか聞いたら、「デッキを圧力洗浄するんで、小さい鉢は中に入れた方
がいいよ」。えっ、ルーフデッキの掃除は自分たちでやることになっていたはずだけど。「そ
のはずだったけど、きのう急にやれと言われてさ」。へえ、管理会社の気が変わったのかな。
「午後になるから急がなくてもいいよ」と言ってくれたけど、午前中はでかけるので、急いで
ワタシの力で運べるものを全部ダイニングエリアの床にビニールを敷いて並べて、デッキを
見回したら仙人が2人いてびっくり。長いひげの風貌がよく似ているところを見ると兄弟なん
だろうな。

今日は11時にニューウェスト駅まで来てくれたArts Clubのレイチェルとキャシーと駅近く
のカフェに陣取って(賑やかにおしゃべりしながら)寄付するゴールドコープ劇場の座席に付
ける銘板の内容の相談。グランヴィルアイランド劇場のときは劇作家、俳優、演出家、セット
や衣装のデザイナーなど舞台演劇での役割に「捧げる」形で10席、それに自分の「永遠の
劇作家志望」の席をつけて、合計11席分寄付したので、今回はArts Clubの養成プログラ
ムを「サポートする」形でプログラムの数プラス自分の(永遠を取っ払った)「劇作家志望」の
席を寄付しようというわけ。レイチェルが持って来たリストにはプログラムが5つあるので、
最終的に合計6席分寄付することで決定。

ちょうど同じ頃に帰って来たカレシとランチを済ませた頃に、我が家の外のデッキの掃除が
始まって、猛烈な水しぶきで緑色の縞模様になっていた手すり壁があっという間にきれいに
なった。デッキのタイルの間からこそげ取られて跳ね上がった泥やコケを1ヵ所にまとめて
「あしたバケツに集めてロープで吊り上げる」と言うので、カレシが堆肥にするからこのまま
でいいと言ったら「それは助かる」。泥がはねたからとデッキ沿いの窓も全部ホースで水を
かけて洗ってくれたので、今度はこっちが大助かり。自分たちでやるべき部分まで全部きれ
いに掃除してくれた勘定で、もう感謝感激雨あられ!

懸案の仕事が10分で完了

2017年06月20日 | 日々の風の吹くまま
6月19日(月曜日)。曇り。眺望がぼうっとして見えるのは、霧なのか霞なのか。天候回復
の予報で、週末には最高気温が26度なんて言ってるけど、ほんとかな。それ、6月としては
ちょっと暑過ぎる感じがするけど。でも、これから天気が良くなるんだったら、何とかこのまま
仕事なしで6月を終えたいなあ。やること、やりたいことがたっくさんあるんだもの。(と言っ
ているうちにいつものところから仕事の待ち伏せ。でも小さいから、まっ、いっか・・・。)

今日はまず玄関ドアのハンドルセットを取り替える作業。5月の初めにメーカーから代替の
セットが送られて来ていたのをなんやかんやで放置しているうちに、前からぐらぐらしていた
ハンドルが(特に外側で)さらに緩んで来てしまったので潮時。ドアが閉まらないように踏み
台でブロックしておいて、まず付いて来たアレンキーで内側のハンドルを外して、ねじ回しを
持ち出して来て丸座の2本のねじを外して、スピンドルと外側のハンドルを抜き取る。ラッチ
ボルトは取り替える必要がなさそうだったのでそのままにしておいて、四角い穴に四角いス
ピンドルを通して、両側の2つの丸い穴に外側ハンドルのナットを通して、内側から丸座を
当てて2本のねじをナットにきっちりと締め込んで、内側ハンドルを止めねじでしっかり取り
付ける。10分足らずの作業で、ハンドルは内も外もぐらつかなくなって、ほっ。

同じフロアのエリザベスに「電話をくれるかドアをノックしてくれれば、ねじ回しを持ってハン
ドルを取り替えに行くよ~」と書いたメモを彼女の部屋のドアの下から入れておいて、今日
の「仕事」はおしまい。冷蔵庫にあった残り物の鶏手羽でランチをして、Market Crossingの
酒屋へひとっ走り。この店では盗難防止でレミ(や他の高いお酒)を鍵のかかったケースに
いれてあるので、店の人に出してもらわなければならない。今日はサービスカウンターにい
た人にお願い。ケースには1本しかないけど、カレシが2本買っておけというので、2本もら
えたらハッピーと言ったら、奥の倉庫から2本出して来てくれた。後はこのところはまってい
るBoodlesのジンといつものタンカレーの大瓶。それにしてもよく飲むなあ、私たち。

酒屋の隣のSave-On-Foodsで夕食の材料を買って来たので、後はのんびり。川向こうの
サレー上空をぐるぐる飛んでいるヘリコプターにカメラを向けたら、空からの交通情報などを
やるテレビ局CTVの「Chopper 9」。そういう仕事もいいかなあ。
   


どこの国の不思議もお国柄のうち

2017年06月19日 | 日々の風の吹くまま
6月18日(日曜日)。雨。午前10時の気温が12度!夏至がもう目の前だというのに、夏は
ほんとに来るんだろうか。夏でも薪ストーブを焚いていた土地で生まれて14歳まで育った
ワタシが日が差さない、寒い、いつになったら夏が来るのかと愚痴っているから我ながらお
かしくなる。いつのまにか短いながらも太陽が輝く夏が「あたりまえ」になったということで、
人間、40年もひとっところで暮らしていたらそんなもんだろうな。

のんびりと小町横町を散歩していたら『日本で感じた不思議』というトピックがあって、ちょい
ちょい上がって来る「海外在住日本人」が一時帰国中の日本で(「ここがヘンだよ」風に)不
思議に思った事象に触れている。オフィスの窓はアメリカではまず開かないけど日本では
開くのが一般的なのか。(アメリカだって開くところは開くし、日本だって高層ビルでは開かな
い。ヨーロッパの某国ではどこでも開く・・・。)ふむふむ。デパ地下では若い女性店員が頭
のてっぺんから声を出しているが、アメリカではそういう声は聞いたことがない。(てっぺん
から声が出るハリウッド女優だっている・・・。)つまり、どれも日本固有じゃな、くて、世界の
どこにでもあることだというわけか。

店の名前に外国語(横文字表記)が多いのは、欧米コンプレックスじゃなくて、何の店かわ
かりやすくするため。ほお、それは思いつかなかった。ススキノのビルは上から下まで英語
風、フランス語風、なんちゃら語風の横文字名前の看板なのはそういうことだったんだ。(ア
メリカでは英語以外を理解できる人が少ないので英語表記が大多数なだけ。)つまり、アメ
リカ人は英語しか理解できないから英語で表示するしかないけど、日本の人は外国語でも
横文字でもちゃんと読めて何の店か理解できるから問題はないってことか。なるほど、これ
で謎がひとつ解けた。

ワタシにとって日本は「帰国」するところじゃなくて(郷に入るほど長く滞在しない)海外旅行
先の「外国」。これくらいの浦島花子になると記憶にない不思議なことにたくさん遭遇するけ
ど、過去に行ったあちこちの「外国」でそれぞれ感じた「不思議」とさほど違いがなくて、一瞬
えっ?と思って、そっか、ここではこうなんだ。日本語には「お国柄」といういい言葉があって、
要はそれを受け入れるかどうかの話で、つまりは「不思議」に対する違和感をどう処理する
かということじゃないかな。

急に静かになって落ち着かない

2017年06月18日 | 日々の風の吹くまま
6月17日(土曜日)。曇りがち。早朝から子供の走る足音で起こされなかったので、目が覚
めたらもう8時半。久しぶりにぐっすり眠ったなあ。でも、ゆうべはあまりの静けさにヘンに落
ち着かないし、おまけにいつもダダダダダダっと「野牛の暴走」が始まる時間に何となく緊張
して来るのが感じられて、たまたま仕事をしていることが多い時間だから、相当なストレスに
なっていたんだなと今さらわかった。結局、これまでは騒音から注意を逸らすために1日中
かけていたラジオを静か過ぎて気味が悪いからとつけて、はあぁ・・・。

人間の感覚っておもしろいと思うけど、月曜日午後にはさっそく新しいご近所さんが越して
来るそうなので、どんなことになるか。幼児がいないことを祈るばかりだけど、たとえいても
親が良識的で思慮のある子育てができる人であればそれほど問題にならないのではない
かという気もする。だいたい高層マンションの1億円の部屋を買える若い家族はそんなにい
ないだろうし、それくらい資金があるんだったら、こんな中途半端な街中のマンションよりも
少し先の郊外に行けば、子育て世代にやさしい戸建てか少なくともタウンハウスくらいは買
えるだろうにと思うけど。ま、ともかくマンション暮らしの「ひとつの」エピソードが完結したと
いうことで、とりあえずほっとした気分。

ちょうど仕事も入っていないので、引越し以降にフォルダにため込んだ写真の整理。「空」の
フォルダには雲の写真だけでも約1300枚あるし、飛行中の(主に)旅客機の写真も400
枚近く、さらに「眺め」のフォルダに約1300枚、ニューウェストの風景写真も800枚。初め
はチビのIXYだけだったのが、去年の秋に東京でG5Xを買って来たもので、同じ連番形
式のファイル番号が重複するようになって、カードからPCにダウンロードするときに上書き
を防止する処理がめんどうだし、番号順に表示すると撮影順がめちゃくちゃ。ちょうどバック
アップする潮時でもあるから、何とかして効率的な整理方法を考えないと・・・。

長い間ベースメントのオフィスにもぐらのように籠もってひたすら仕事をしていたせいか、金
魚鉢のような新居の窓の外いっぱいに広がる空を常に形や色を変えながら流れて行く雲は
無限の自由そのものに見えるし、燃えるような夕焼けは神秘的でさえある。二度と同じもの
は見られないと、ズームでカメラを向けているうちにいつの間にかこんな数に・・・。
   
   
   
   
   

やっと引っ越してくれた

2017年06月17日 | 日々の風の吹くまま
6月16日(金曜日)。晴れ。空いっぱいに白い雲がもくもく。9時過ぎに東側にロープがする
する。ひげの仙人が降りて来て、我が家の窓ガラスを拭いてさらに下へ。昼ごろにダイニン
グエリアのドアの外にロープがするする。ゆらゆらと揺れる2本のロープを眺めていたら仙
人が再登場してルーフデッキに着陸。我が家のドアは「アクセス可能」(つまり自分で掃除
可能)なのでスキップするのかと思ったらちゃんと拭いてくれた。上の窓を掃除していて滴っ
た水が我が家のガラスに付くので、その後始末ということかもしれないけど、うれしいね。

9時半過ぎに頭の上でガタゴト。おお、いよいよ引越し。4月からエレベーターの予約が入っ
ていたので今日が「その日」だと推測していたのが図星。魔の2歳半児2人がいなくなるって
ことで、この週末は久しぶりに存分に朝寝坊ができそう。双子が歩き始める前はすごく静か
だったし、大人の足音は聞こえなくて子供が走るときだけが騒音だったけど、小さい子供の
走る足音は木造でもコンクリートでも「うるさい」。上の子供は今年から平日は保育所に行っ
ていたようだし、のべつ幕なし走り回っていたわけじゃないけど、不動産広告の写真を見る
と親が「安全に走れる環境」を作ってやっていたのは歴然で、エリート意識とプライドが高い
夫婦らしいので、さもありなんというところ。

川向こうのサレーかその先のホワイトロックに戸建てを買ったんだろうけど、このところアッ
プタウン地区のマンションがバカ売れしているから、いいタイミング。正気かと思ってしまうよ
うな1億円ぎりぎりの高値だったけど、どうやら言い値で売れたらしい。ペントハウス/サブ
ペントハウスのじじばば達とコーヒークラブで「うちは1.5億円で売れるかな」と欲をかき合っ
て笑ったけど、きのう40件あった地区の売り物件が今日は新たに2件加わって合計37件
(市全体ではいつも平均200件ほど)と1日に5件売れた勘定になるからおっそろしい。

メディアに「交通至便で比較的安め」と喧伝されたせいもあって、ニューウェストの住宅は値
上がりしつつあるけど、住んでいる間は家の価値が上がろうが(下がろうが)ペーパー上の
数字でしかないし、高値に誘われて売ったところで、ダウンサイズするかもっと遠くへ行くか
しない限り新居だってバカ高値。ま、新しいご近所さんが越して来るまで、しばしこの静けさ
を堪能することにしよう。

6月半ばに暖房が入るなんて

2017年06月16日 | 日々の風の吹くまま

6月15日(木曜日)。雨。午前8時、ルーフデッキのワイヤレス温度計の表示は何と11度。
日中でも平年よりもより5度も低くて、夕方にはとうとうリビングでヒーターがオンになったくら
い。いくらなんでも6月の中旬にこんな気温はないよぉ。まさか季節はずれに暑かった5月
の2週間が「今年の夏」だったってわけじゃないだろうな。暦の上では夏至が公式に夏の始
まりと言うことになっているんだけど、何とかしてよ、マザーネイチャー。

おまけに今日はちょっと風があるもので、デッキにおいてある鉢植えのヒバがごろん。大き
い方のトマトの鉢もごろん。気がつくたびに雨の中に飛び出して行って起こしてやるんだけ
ど、実際のところはヒバもトマトもあんまり気にしていないような気がする。そういえば、バル
コニーの手すりに沿って並べてあるプランターや鉢の植物も、いつも風に吹かれているのに
元気がいい。ときにはそよそよどころじゃない風が吹くけど、ガーベラもフクシャもゼラニウ
ムも盛大に花を咲かせている。風に負けないために土の中に頑丈な根を張って踏ん張って
いるのかもしれない。健気なもんだなあ。

今日は仕事がないから、ちょっと念を入れて床掃除。火曜日は掃き掃除だけで済ませたの
で、カレシが濡れたルーフデッキやバルコニーを出入りして残した足跡をごしごし。汗をかい
た足で歩くと、ソックスを履いていても足跡が残るのは安っぽいフローリングということかな。
分譲マンションというのは大量生産の商品のようなもんだから、仕上げ材も家電も見た目
(とブランド)重視で大量に安く仕入れているはず。キッチンのキャビネットなんか「イタリア
製」という触れ込みだけど、uglyとしか言えない色と模様で、不動産広告にまったく同じキャ
ビネットのキッチンの写真がよく出てくるから笑ってしまう。貨物船一隻分くらいまとめて「イ
タリア」から買ったんだろうな。

まあ、不動産広告を見ていると、中古マンションの物件には「改装済み」とか「グレードアッ
プ済み」といった文句がよく出て来るし、買ったものを改装してから入居するケースも多いか
ら、要するに「当座の設備」と考えればいいんだろうな。新しいライフスタイルに落ち着いた
ばかりの私たちにはもうちょっと先の話だから、とりあえず、洗濯機と食洗機はクリーナーを
入れて回して、床の足跡はモップでごしごし。角を丸く拭いたりもするけど、床掃除は意外と
楽しいから不思議・・・。