リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

忘却の彼方へはまず勘定をしてから

2017年09月30日 | 日々の風の吹くまま
9月28日(金曜日)。雨。朝ごはんを食べて、今日はトラックのバッテリをチャージするため
にちょっとおでかけ。ジムの友だちの中古車のブローカーが売るのを手伝ってくれそうなの
で、それまでバッテリが上がらないようにしないとね。ブレントウッドのWhole Foodsに行っ
てみる予定だったけど、途中で気が変わってイタリア食材のBosa Foodsへ。まずはおしゃ
れなキッチン用品を衝動買いして、お目当ての乾燥したポルチーニきのこをゲット。小さい
方の200グラムの袋が3500円!ちいっちゃな白トリュフの油漬けの瓶は値札を見るのが
怖いから見ない。夏の猛暑と雨不足に祟られたイタリアではこの秋のきのこ類は不作らしい。

帰り道は思い立って園芸センターに寄り道。入口に「秋植え球根入荷」の横断幕があって、
外では花や植木の「在庫一掃セール」。中では胡蝶蘭や豆ポットに入ったさぼてんがどっさ
り。日当たりのいい窓の敷居にサボテンの寄せ植えっていいねえと言いながら、インテリア
の売り場をぶらぶらしていて見つけたのが「忘れるために飲むなら勘定は前払いで」という
愉快な「看板」。こういうものに目ざといワタシはひと目惚れして、さっそくホームバーのキャ
ビネットに・・・
   
   
最後に配達品の受取り代行サービスに寄って、アマゾンから届いたカートを引き取って、帰
宅はランチの時間ぎりぎり。カレシは午後1時にスカイプレッスンがあるので、ランチは超特
急でカップめん。後はワタシは仕事再開。投資関係の契約書で、目玉が飛び出しそうな桁
の数字が出て来るけど、内容は退屈を絵に描いたようなもので、上書きができないので、見
落としがないように印刷したものを目を皿にして睨んでの仕事。あと2日半だけど、半分くら
いまで進んだから、期限が迫って慌てることはまあなさそうかな。でも、う~んと伸びをして、
思いっきり遊びたい気分・・・。

今日の晩ご飯は「北極岩魚」。引越し前はちょっと高級な地区にあるスーパーでよく買って
いたけど、トカイナカのニューウェストではそんな店があるわけがないし、車で1時間もかけ
て買いに行くのもなんだしで、もう食べられないかと思っていた。それが何と道路向かいの
Buy-Low Foodsにあったから感激。引っ越したばかりの頃は格安スーパーだったBuy-
Lowはこの1年ちょっとの間に高級ではないけどニッチ商品を置き始めて、我が家の食卓
が潤うようになってうれしい。豚肉コーナーで毎回ブーちゃんの鼻の穴に出くわすのは何だ
けど・・・。

何だかんだで深まる秋

2017年09月29日 | 日々の風の吹くまま
9月28日(木曜日)。晴れ。今日は27度くらいになるそうで、夏の最後の足掻きというところ。
今日はエレベーターの中に「予定の停電は不測の事態により中止になりました」という張り
紙が出ていた。清掃点検するはずだった「配電設備室」というのは実はマンション前の歩道
にある鉄製の蓋をした地下壕なんだそうで、ここにマンションに配電するための変圧設備が
あるという話。電柱に取り付けてあるトランスが地下にあるようなもので、てっきりマンション
の中にあると思っていた住人は「はぁ?」という反応だけど、「不測の事態」と言うのは、どう
もマンションへの電気を止めたら隣の医療ビルも停電してしまったことらしい。

市の作業員がうっかりマンションとビルの両方の電気を止めたのか、ラジアル配電線の系
統表示に間違いがあったのか。どっちにしても責任は市の電気部にあると思うけど、だった
らエレベーターを動かすための非常用発電機の燃料費とかマンションの管理組合にかかっ
た費用を弁償してくれるのかな。3年に1度の清掃点検をやっていないと、最悪の場合は変
圧設備が発火したり、爆発したりすることもあるそうだから、「不測の事態」が解決したら、ま
た「計画停電」のお知らせが来るんだろうけど、高齢の住人もけっこういるし、これから日没
がどんどん早くなるんだから、寒くならないうちにやってくれるといいけどな。

カレシは場所がなくなった英語教室を引き取ってくれたニューウェスト駅近くの「カレッジ」で、
今日と来週の火曜日と木曜日だけ英語教室を継続。針灸師の養成と英語とIT技術を教え
ている(過去には寿司職人も養成していた)というカレッジで、授業料を取る英語コースがあ
るのに無料の英語教室をやるってのは胡散臭い話だけど、再来週にマンション内で自分の
教室を始めるまでの臨時の措置として引き受けたカレシ。何しろ潰れた協会の責任者がい
い加減だった上に生徒さんたちはまだ英語がおぼつかないので、混乱は避けられなくて、
きのうは午後いっぱい生徒さんたちに電話をかけまくって、事情を説明して確認を取って、
今日はけっこう急な坂道を行き15分、帰り25分の徒歩通勤。

あっという間だったのに何かと慌しかったような感じがする9月もあと2日。ハロウィンにはま
だ早すぎるけど、昨日散歩に行ってイガイガの栗を拾って来たので、かぼちゃとひょうたん
を合わせて、ちょっと秋を飾ってみた。
   

日中ずっと停電の予定だったのが

2017年09月28日 | 日々の風の吹くまま
9月27日(水曜日)。晴れ。今日はマンションの配電設備室の清掃があって、午前9時から
午後5時まで、非常用発電機のあるエレベーター1基と非常灯を除いて全館停電になる日。
大仕事を抱えているのにとぼやいても、1ヵ月前から予告していたし、3年に1度の義務な
のでしょうがない。きのう2人の家庭医になるスラニナ先生(ルーマニア人)と会って、健康
診断から始めようと言うことになったので、今日は朝ごはん抜きで検査ラボに行くことにして
いた。マンションのすぐ隣に開発業者が所有している古いビルの中なので、便利だぁと喜ん
で行ったら、ここも停電。何だ、同じ配電系統ってことか。しょうがないから、その足でモール
のレストランに行って、がっちり朝ごはん(兼ランチ)。

おなかいっぱいになって、トラックを出すためにいったん帰って来たら、あれ、エレベーター
が2台とも動いているし、降りたら廊下の照明も全部オン。あれぇ?と思って、我が家のドア
を開けたらカレシが消し忘れたバスルームの照明が煌々。まだ10時半を過ぎたばかりな
のに、もうおしまいなの?コンピュータを起動して、仕事を始めても大丈夫なの? ここぞと
いうところでまた停電するんじゃないの?バックアップ電源があるから、停電したらファイル
を保存してシステムを落とせばいいから、やった分の仕事が水の泡になることはないけど。
後で聞いたら、なぜか作業が中止になって後日再開だって。1日中おでかけの予定も狂っ
ちゃったし、アホか。

メトロバンクーバーの電気は州の電力公社BC Hydroの独占事業なんだけど、州最古の
都市ニューウェストでは独自に19世紀から石炭ガスによる発電で街灯を点して来たので、
電気事業も市の「電気部」がBC Hydroから電気の供給を受けて市内に配電するしくみに
なっていて、電気料金も市に払う。つまり、配電設備室の清掃と点検もBC Hydroじゃなく
て市がやるわけで、お役所仕事的な要素が絡んで来るだろうな。まあ、何か大きな問題が
見つかって作業中止になったんじゃなければいいけど、築4年目のこのマンションでは初め
ての清掃だから、どうかなあ。

とりあえず遠出のお出かけは中止と言うことにして、健康診断も患者ファイルを作るためで
特に急がないから、来週のカレシの朝の予定が空いている日にして、午後は仕事。ちなみ
に、きのう診療室で計った血圧は上130、下70で、血中飽和酸素濃度は98%。「元気す
ぎ」の評価が出そうな予感・・・。

マルチタスキングじゃない「ながら」

2017年09月27日 | 日々の風の吹くまま
9月26日(火曜日)。曇りのち晴れ。朝は空中に灰色と青みがかった「洗濯板雲」が低く広
がっていて、首を回して見える空の範囲が広いせいか圧巻。これも金魚鉢に住むメリットの
ひとつかな。といっても、興味がなければどうでもいいことかもしれないけど。

支離滅裂英語の日本語訳が終わったと思ったら、今度は漢字の専門用語がぎっちり詰まっ
た、訳上がりが1万語くらいになりそうな大きな仕事。作業日は実質5日だけど、最近は英
語訳の方がずっと楽だと感じるようになったし、契約関係はワタシの「何となく専門の分野」
だから何とかなるかと2つ返事。昔の同時通訳の訓練がモノをいっているのかどうか知らな
いけど、ラジオから流れるユーリズミックスに合わせて、Sweet dreams are made of this.
Who am I to disagree・・・なんて歌いながら、日本語の原稿を読みながら、日本語で考え
ながら、カレシと英語でおしゃべりしながら、英語の翻訳文をパカパカ打ち出しながら、今日
のご飯は何にしようか・・・なんて考えているワタシの脳みそ、「ながら族」の標本みたい。

高校生の頃にはお小遣いを貯めて買った小さいトランジスタラジオを机に上に置いて、音楽
番組を聞きながら宿題をやったもんだけど、あれこそマルチタスキングの元祖だったかもし
れない。この「ながら族」と言う言葉が日本に今でもあるのかどうか知らないけど、歩き(な
がら)スマホとか、運転しながらスマホとか、デートしながらスマホとかやっている21世紀の
「ながら族」はどう見たってひとつのこと(スマホ)に集中している感じで、マルチタスキングし
ているようには見えないな。だって、ふらふらとぶつかって来るし、衝突事故は起こすし、そ
れぞれにスマホを見ながらのデートに至っては、そもそもデートする意味があるのかと思っ
てしまう。

バンクーバー市では9月1日から州の道路交通法違反になる「スマホしながら運転」の集中
取締りをやって、違反切符をもう2000枚以上切ったとか。罰金、ものすごぉ~く高いんだけ
ど(初犯でも5万円くらい)、懲りないんだな。ケッサクなのは(と言っていいのかどうか)、止
められて違反切符を切られて、その6丁先でまた止められて2枚目の違反切符を切られた
人。もうスマホが身体機能の一部になってしまって、脳みそじゃなくて自律神経がコントロー
ルするようになってるんじゃないのかな。何だかサイボーグみたいで、脳みその中だけで
「ながら」やっているワタシはまだいい方なのかも。

今日のラジオは一発ヒットの大特集

2017年09月26日 | 日々の風の吹くまま
9月25日(月曜日)。雨のち曇り。まさにひと雨ごとに秋深しってところ。我が家の東に広が
る由緒ある住宅地クィーンズパーク地区にはこんもりした木が多くて、緑の合間に築100年
以上の家々がちらちら見えるんだけど、その緑がどんどん黄色や赤に変わって、その後ろ
のクィーンズ公園の針葉樹の濃い緑と対照的になって来るから見飽きない。高層マンション
の眺望なんてすぐに飽きるよという人もいるけど、高さによるんじゃないのかな。人間が普
通に人間に見える高さだったら人間世界の日々の営みが感じられるけど、蟻んこのように
見えるような高さになったら風景の変化があまり感じらなくなって飽きるかもしれないな。

朝ごはんが終わってラジオをつけたら「今日はNational One-Hit Wonder Day」だって。近
ごろは「何とかの日」じゃない日がないような感じだけど、このone-hit wonderというのは
華々しく登場して大ヒットを飛ばしたものの、だいたいが1発(ワンヒット)で後が続かずに消
えて行った歌手やバンドのことで、アーティストも曲も忘れられることが多いけど、オリジナル
のアーティストは忘れられてヒットした曲だけが生き続けることもある。ま、1年に1日だけそ
ういうのを聞いて、若かりし頃を懐かしむのも悪くないな。ということで今日は北米中の音楽
専門ラジオ局がOne-Hit Wonder特集をやっている。

LG104.3も1日中そこここにone-hit wonderを散りばめていて、あれ、これって一発ヒット
だったの?というものもあるけど、ラジオを聞いていなかった頃のもので初めて聞くものもあ
る。LGに切り替えてからなじみのなかった80年代のロックに興味を持ち始めて、けっこう
いいものがあるなあという感じになって来たところで、リズムなんかもいいけど、ワタシの関
心はやっぱり歌詞。曲自体は最初のうち何だかなあと思いつつも歌詞を見たらぞっこんとい
うものもよくあって、おかげでお気に入りの範囲がぐんと拡大した。イギリスのThe Buggles
の『Video Killed the Radio Star』(日本題『ラジオスターの悲劇』)は、ビデオ(VTR)がラジ
オのスターを殺したという内容で、ラジオドラマなどのスターがビデオの登場で消えてしまっ
たという曲だけど、40年経った今、音楽専門局のDJはまだ健在で、消えたのはビデオの
方というのは皮肉と言うべきか。

LGに切り替えたら1日中聞いているロックの年代がひと世代若い方にずれたわけだけど、
考えたら80年代のティーンエイジャーも今では40代後半になって、たぶん中年の危機の
真っただ中。あ~あ、しっかりと懐メロ世代入りじゃん。

東は猛暑、西は雪

2017年09月25日 | 日々の風の吹くまま
9月24日(日曜日)。晴れ。日の出は(夏時間で)午前7時、日の入りはほぼ午後7時。どう
りで暗くなるのがずいぶん早くなったと感じるはずだな。窓の外にはいかにも秋らしいうろこ
雲、さば雲、いわし雲が青空中にぼこぼこ。雲の名前がどれも魚と関係があるのはいかに
も周囲を海に囲まれた日本らしいな。ワタシにはどれがどれなのか区別がつかないから、
勝手にひっくるめて「ポップコーン雲」と呼んでいるけど、「食欲の秋」を反映しているのかな。

東のオンタリオ州ではグズグズの冷夏の後、今頃になって猛暑が到来して、今日は首都オ
タワで9月末としては記録的な31.8度を記録したそうだけど、ロッキー山脈のすぐ東側の
アルバータ州エドモントンでは先週2センチも積もるほどの初雪(「夏の雪」としゃれていたけ
ど、それって強がり?)国土面積が998万平方キロもあるカナダは東西の距離が5500キ
ロ。でも、いくらなんでも同じタイミングで猛暑のところと雪が降ったところがあるなんて極端
すぎるだろっと思ったら、足元で木曜日の予想最高気温が26度。嘘だろっ。夏は終わった
と思って扇風機も夏のTシャツもしまっちゃったんだから。

何でもアメリカで誰かが皆既日食からなにやら計算して、きのう9月23日が世界の終わり
の始まりと予言したんだそうで、「終末思想」的な記事があっちゃこっちゃに拡散しているら
しい。でもねえ、それはキリスト教徒の新約聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」でそう予言
されているってことで、ユダヤ教徒やイスラム教徒や仏教徒やその他世界の諸々の宗教の
信徒にとってはどうなんだろうな。終わるのはキリスト教徒の世界だけってことになるのかな。
でも、グローバル時代の世界ではいろんな宗教や信条や政治意見が跋扈していて、地球
上のいたるところにごっちゃに雑居している感じだから、ひとつの宗教の信徒だけがその教
典の予言通りに滅亡するなんて不可能じゃないの?

どうも人類は滅亡の予言が好きらしい。皆既日食では引力が強まっただろうし、どこかで大
きな地震があれば均衡を取り戻そうとあちこちで地震が起きるだろうし、大地震があれば地
殻変動が起こって火山の噴火も起こり得るだろうし、太陽で巨大なフレアが起きれば地磁
気が乱れて気象にも影響が出るだろうし・・・つまり宇宙はひとつなんだけど、地球上の人間
世界は複雑になりすぎて、どの宗教の神様もお手上げじゃないのかなあ・・・。

死滅回遊という哀しい言葉

2017年09月24日 | 日々の風の吹くまま
9月23日(土曜日)。晴れのち曇り。朝ご飯を食べながら「今日はチオンが香港に帰る日だ
な」とiPodでメールをチェックしていたカレシが「もう少しアトランタにいることになったって」。
へえ、香港大学の指導教授に帰るように言われていたそうだけど、どうやって土壇場で変
更になったのかな。遠慮がちで声が小さかったチオンも英語に自信を持ってからは海外の
学会で堂々と研究発表したりするようになったので、「デスクをバンッ!」式に交渉したのか
な。別の大学に留学中の婚約者ケルヴィンはうれしいだろうね。(この2人、えらい嬶天下だ
けど・・・。)

土曜日の掃除が済んでさっぱりしたら、今日は「仕事モード」。最近この会社から来る仕事
は日本語訳が多いなあ。論文を読み書きする人なら参考にする英語の論文も読めるはず
だと思うんだけど、この頃はどうもそうは簡単に問屋が卸さないようで、さっぱりわからない
と匙を投げて日本語訳を依頼することになるらしい。最近はヘンな英語の文書が増えて来
たせいかな。英語が母語でない人が書いたものから自動翻訳を使ったんじゃないかと疑う
ようなものまで、中高大学と教科書で英語を勉強して来た人には読解不能な「変則英語」が
やたらと氾濫しているせいだろうな。なぜ元々は英語が母語じゃないワタシのところにそん
なのばっかりが回って来るのかはミステリーだけども。

元々は母語じゃないから英語が母語の人たちよりも変則的な英語を理解しやすいのかもし
れないけど、英語に訳す場合でも原稿の日本語文が今いちわからないことが普通にあるか
ら、言語に関わらず世界的に文章能力が低下しているということ(わからないのはワタシの
せいじゃないよってこと)なのかもしれないな。思考のデジタル化が進んで本来アナログなコ
ミュニケーションに影響が出て来ているのかもしれない。文字でも言葉でもコミュニケーショ
ンができなくなったら、人類はどうなっちゃうんだろう。絵文字で高度なレベルの意思の疎通
ができるのかな?

そんなことを考えながら「ヘンな英語」を読んでいて、ふと思い出したのが「死滅回遊」という
日本語の学術用語。海流に運ばれて本来の生息海域から遠く離れてしまった魚の群れが
戻ることもできずに生息条件の変化で死んでしまうことを言うんだけど、すごい悲哀に満ち
た言葉だと思うな。人間もうっかり世界の潮流に流されて「死滅回遊」に陥ることがないよう
にと祈るばかり・・・。

中国系の多いところに進出するのは

2017年09月23日 | 日々の風の吹くまま
9月22日(金曜日)。晴れ。秋分の日。空気もすっきりと気持がいい。トロントでは季節はず
れの高温注意報が出ていて、予想最高気温30度、湿度が高いせいで体感温度は40度。
そんな中でトロント市のオンブズマンが賃貸アパートの所有者や管理者に「暖房をオフにし
なさい」と命令したとか。何でも市条例で気温に関係なく9月15日から暖房を入れることに
なっていると誤解されているらしい。いやいや、気温が30度にもなったら暖房なんかいらな
いと必要ないってのは常識・・・じゃないの?

今日の午後は英語教室関係でミーティングに行くカレシにくっついてメトロタウンへ。ベイの
Cliniqueのカウンターで切れかかっているスキンケア用品を買って出てきたら、前に板張り
だったところにMUJIという名前の見慣れない店がオープンしていて、横に「無印良品」とい
う漢字のロゴがあって、何となくトレンディな感じ。超高層マンションが林立するメトロタウン
の大型モール(メトロポリス)は中国系が圧倒的という印象なもので、てっきり中国系だろう
と思ったら日本の小売業。少し先の板張りの店にはでっかく「Uniqlo、10月6日オープン」。
へえ、あのUniqloまでがメトロタウンに進出して来るんだ・・・。

ミーティングが済んだカレシとアジア系大型スーパー「T&T」の外で落ち合って、他のアジア
系スーパーにないものを調達。ここは中国語がぎゃんぎゃん飛び交っているし、店内放送
も中国語で入るしで、まるで香港に来たのかと思うくらいの賑わい。うかうかしていると中国
系のおばちゃんたちに跳ね飛ばされるし、てんでの方向に歩いている人たちの間を縫うよう
にして品物を見て歩いていると頭がくらくらしてくる。いやぁ、このエネルギーのものすごさと
来たら!

ま、Uniqloは東京の店に一度だけ入って、色違いの同じシャツが天井まで積んであるのを
見て、すごぉ~と言って出て来た程度だし、無印良品/MUJIは聞いたこともなかったけど、
メトロタウンに進出した狙いは間違いなく富裕な中国系購買層だろうと思う。日本から来る
若い人たちはきっと値段が高過ぎるとか、日本人に合う商品がないとか文句を言うだろうな。
長いデフレで消費力が落ちている日本人の目にはそう見えるんだろうけど、日本の小売業
だから日本人のためにオープンしたと思い込んでいるらしいところはおもしろい心理だな。
バブルの頃はあたりまえにそう思っていたらしいけど、あれは30年近くも昔の話・・・。

どこも待機リスト・・・

2017年09月22日 | 日々の風の吹くまま
9月21日(木曜日)。晴れ。この2、3日、急に気温が下がったので、見渡す限りどこも落葉
樹が慌てて色づいて来ている。大半は針葉樹なので派手さはないけど、黄色が目立つの
は紅葉する木が少ないせいかな。それでも季節の変わり目が見えるのはいいもんだな。今
日の冬支度はオフィスの扇風機を片付けること。暑かったこの夏はダイソンのタワーが大活
躍。ダスターでていねいに埃やごみを払って、リモコンをテープで貼り付けて、2枚の大きな
ビニール袋を上と下から被せて、オフィスの(ドアのない)クローゼットの隅に収納。来年、ま
たよろしくね。

今日はカレシの英語教室の最後の日。新しい教室は希望者がすでに定員超過になってい
るので人が集まらない心配はないけど、いざ開講したときに来ない人もいるので、「待機リ
スト」を作ると言って出かけていった。英語教室の開講が確定したことで、教室のある日に
はその都度コンピュータや教材を1階の会議室まで運ぶことになるので、アマゾンで使いや
すそうなカートを探して注文してあげた。キッチン用のカートだけど、引き出し2つと棚とワイ
ヤバスケットがあって、キャスター付いているからひとりでも楽に運べそう。

床掃除をしていたら、モールにあるクリニックから電話。家庭医の待機リストに名前を載せ
ておいたのが、どうやら順番が回って来たらしい。カナダの医療制度では、専門医に行くに
は紹介してくれるかかりつけの家庭医(ファミリードクター)が必要。私たちが30年以上お世
話になったマー先生はバンクーバーの西の端で今は遠すぎるし、引退が近そうなので、引
越しを機に新しい家庭医を探していたんだけど、みんな実入りのいい専門医になりたがって
家庭医が不足して、どこでも新規の患者を受け入れていないのが現状。家庭医がいなくて
も、あちこちにできている商業クリニックで当番医に診てもらえばいいんだけど、やっぱり病
歴などを知っているかかりつけの先生の方が安心できる気がする。

営利目的のクリニックが家庭医を置くようになったのは最近のことかな。私たちが申し込ん
でいたリウ先生は中国系の女医さんで、系列のクリニックをかけ持ちしているらしい。(つま
り毎日いない。)ワタシはここ数年ずっと医者いらずで済んでいたけど、2人とも70代になれ
ば何かと故障も起きて来るだろうから、かかりつけの家庭医がいる方が心強いな。リウ先生
との面談の予約は来週の火曜日・・・。

テストならいきなりやらないでよ

2017年09月21日 | 日々の風の吹くまま
9月20日(水曜日)。曇りのち晴れ。とうとう朝方にヒーターが入ったので、七分袖のTシャ
ツに衣替え。かなりぺらぺらで襟ぐりが大きいものなんだけど、ちょっと袖が長くなっただけ
で寒いと感じなくなるのは不思議だな。きのうのうちに冬じたくをしておいて良かったぁ。でも、
フランネルのシーツが少々古くなって毛羽が硬くなったので、ここらで新調することにした。
思い立ったら何とかで、ゆうべL.L.Beanにログオンして、クィーンサイズの上下シーツ2枚
と枕カバーのセット、キングサイズの上シーツとフリースの毛布を注文して、ついでだぁとワ
タシの家着スカートも3枚・・・。

カレシはマンション1階のアメニティルームを10月10日から週2回12月のクリスマス前ま
で予約を入れて、保証金の200ドルを日付のない小切手でシェリーに預けて、案内パンフ
レットを作って・・・と教室立ち上げの本格準備に熱中。バーナビーの協会は来週末までに
立ち退くことになっているそうで、引越しのために活動や行事は今週いっぱいで終わり。英
語教室も明日が最後で、カレシの新教室への移動に手を上げた人がすでに6人、他の教室
から移りたいという人が8人いて、そのうち3人は友だちも連れて来たいと言っているそうだ
からすでに定員の2倍。マンション内の生徒が加わったら、「待機生徒」のリストは始まる前
からパンク・・・。

ランチの後で、きのう入って来た論文仕事の算段。すっかりなじんだLG104.3のロックのリ
ズムにのってハミングしていたら、いきなり途切れて「緊急アラートです」というアナウンスが
あって、甲高いピーピーという音。ええっ、あの「ロケットマン」がまたミサイル遊び?と思っ
たら、「これはテストです」だって。政府のNPAS(全国公共アラートシステム)の一環として、
自然災害、大規模火災、生物に対する危険、爆発物、(大気の質を含む)環境汚染、テロ、
警察関係などの緊急事態を知らせるアラートがラジオなどの電波放送でも発信されるよう
になったらしい。

そういえば、35年くらい前、猛烈な雷雨の後で街中にサイレンが鳴り響いて、カレシと空襲
警報みたいだねと笑っていたら、実は本物の空襲警報だったことがあった。戦争中は一度
も鳴らす必要がなかったのに、稲妻の放電で誤作動して鳴り出したということだった。空襲
だと慌てた人はいなかったようで、「何なんだ」という問い合わせが警察や市役所に殺到し
たとか。平和なのっていいね。

今日は掃除おばさんで家事三昧

2017年09月20日 | 日々の風の吹くまま
9月19日(火曜日)。曇り。いやっ、寒い。半袖のTシャツ一枚の季節はもうおしまい。カレシ
を英語教室に送り出したら、まずベッドのシーツをフランネルに取り替える作業。夏の間は
肌触りが涼しいパーケールだけど、寒くなって来たら安眠にはやっぱり暖かいフランネル。
嵩ばって重いマットレスのあっちとこっちをえいやっと持ち上げて被せた下のシーツの裾を
折り込んで、キングサイズの上のシーツを広げて、また裾を折り込んで、毛布を広げて、ま
た裾を折り込んで、もう汗だく。夏のシーツはさっそく洗濯機に入れて、回っている間に今度
はオーブンの掃除。

油や肉汁がはねたり、吹きこぼれたりするような料理はあんまりやらないけど、それでもい
つの間にかこぼれたものが底に焦げ付いていて、おととい高めに温めたら、ドアを開けたと
きに薄い煙がちょっと出て来たもので、こりゃ大掃除の潮時。気をつけないと煙探知器が鳴
り出して、ひと騒ぎになりかねないもんね。我ながらよく働くなあと感心しながら、ゴム手袋を
して、クリーナーをスプレーして、薬品のきつい臭いにむせながら、スポンジでごしごし。も
のはついでとレンジの隣に置いてあるトースターオーブンもコードを抜いて、外側と中をきれ
いに掃除。リビングとダイニングエリアとキッチンが直結したオープン形式なもので、油を使
うときは必ずガスレンジの上の電子レンジを通る換気扇を回しているけど、それでもレンジ
の近くにあるものはどうしても油っぽい汚れがついてしまう。

でも、家の中がきれいになるって気持がいいもんだな。昔から掃除が一番苦手と言うか、好
きじゃない家事だったんだけど、なぜか今では「お掃除おばさん」になって、ロックを聴きな
がら鼻歌交じりで床掃除にキッチンの掃除。掃除の日の間でも、埃が見えたらダスターを持
ち出すし、床に汚れが見えたらちょこっとモップをかけるし、カレシが植物に水遣りするのに
如雨露の水をぽたっとこぼしたら、さっと雑巾を持って行くし、キッチンのカウンターに水が
はねたり、こぼれたりしたら、布巾をつかんでささっ。はて、どういう心境の変化なんだろうと、
我ながら不思議・・・。

カレシが帰って来て、ランチが終わったら、買ったばかりの小型のスロークッカーにビーフカ
レーの仕込み。どこのスーパーにもあるグリコのじゃなくて、Hマートで買うハウスのジャワ
カレー。日本の味のカレー、ほんっとに久しぶりだねえ。

落ち着かない秋空を行く雲は

2017年09月19日 | 日々の風の吹くまま
9月18日(月曜日)。曇りのち晴れ。朝方の最低気温はとうとうひと桁。起き出した8時頃の
ルーフデッキの気温は9度。スキーのメッカ、ウィスラーからは初雪の便り。暦の上では秋
分の日が公式の秋の始まりなもので、メディアは「秋にならないうちに冬が来たっ」。BC州
は北緯60度が最北ラインで、そこまで行ったら冬の訪れはあたりまえに早い。ちょっと調べ
てみたら、その北緯60度線上にあるスミスリバーという集落で70年前にマイナス58.9度
を記録して、これがBC州の最低気温第1位、カナダでも5番目。ま、それはちょっと寒すぎ
だけど・・・。

今日の日本は連休明けで、仕事の納期。「敬老の日」だってのに、おきみやげ仕事なんて、
ちっとも敬ってくれてなぁ~いとぼやきながら、ちゃかちゃかと仕上げて、さっと送っておしま
い。「遊びモード」になって脚本の書き直しを始めたけど、上空の天気が落ち着かないらしく
て、窓の外の空いっぱいに見える雲がめまぐるしく形や色を変えて、かなりのスピードで流
れて行くから、ついぼけぇ~っと見とれてしまう。真っ白なふかふかの雲、灰色の雲、何か
不気味な黒い雲が入り混じって、ほんとに見飽きない。買い物に出て道路から見上げる雲
と、23階の窓から見る雲では、質感がずいぶん違うから不思議。高いと言ってもせいぜい
地上から7、80メートルなのに・・・。
   
   
   
   ポートマン橋のそばに薄っすらと虹が・・・。

午後にはコクィットラムで雹が降ったそうで、東の方に白っぽいカーテンのように立ち上って
見えていたのがそれだったのかな。我が家のあたりではにわか雨の気配すらなかったけど、
そのせいで虹が出たのかな。夜になって、雨。あと1個ぶら下がっている熟れたエアルーム
トマト、落ちないといいけどなあ。明日は収穫してサラダにするつもりなんだから、それまで
何とかしがみついていてもらわないと・・・。

新しい英語教室を立ち上げるチャンス

2017年09月18日 | 日々の風の吹くまま
9月17日(日曜日)。曇り。雨の予報。ルーフデッキのエアルームトマトがかなりの風に吹か
れてゆさゆさ。せっかく4個も食べ頃に色づいて来たのに、吹き落とされなければいいけど
なあ。気温が下がって、もしかしたら高めの山には初雪が降るかもしれないという予報で、
雨雲が晴れたら、山並みの稜線が真っ白なんてことになるのかな。季節の変化が急すぎた
のか、唇が荒れて来てしまった。何だか冬が思いやられるなあ・・・。

カレシが英語教室をやっているバーナビー多文化協会が資金不足のために今月末で解散、
閉鎖することに決まったので、英語教室も今月いっぱいということになった。元々公的な助
成金と慈善団体から分配される寄付金で細々と運営して来たNPOなので、資金源が枯渇
したら破綻するしかない。カレシ曰く、「主宰者の箔付けのようなもんだから、潰れると思っ
てた」。まあ、民族によっては人間関係で実質的な人となりよりも見かけの「箔」がモノをいう
社会文化があったりするし、そういう「箔付け」の慈善事業では、主宰者は政治家の集まる
ところに顔を出して、並んで写真を取るのは熱心だけど、実際の事業ではあまり率先して活
動していないことが多い。この協会にもたぶんにそういうところがあったんじゃないかな。

協会の閉鎖で英語教室をやる場所がなくなってしまうわけだけど、カレシにとっては英語が
上達しても卒業してくれない人たちと初級レベルの人たちを選別するチャンスだし、あちこち
の移民や難民向けの無料英語教室がいつもボランティア先生を募集している。ボランティア
先生を志望する人は多いけど、初級クラスはあまり先生のなり手がいないらしい。英語が
ほとんど通じない人たちに英語で英語を教えるわけだから、教材や教え方にひと工夫もふ
た工夫も要求されるので、「すきま時間にボランティア」では勤まらないせいかもしれない。

協会の閉鎖は管理人のシェリーの協力で進めて来た、マンションの会議室で教室を開く計
画を実行に移す上でも絶好のタイミング。10人ほどしか入れないけど、壁に大きなテレビに
ラップトップを接続できる、噂を聞きつけて「開講」を待っている住人もいるそうだから、マン
ションの住人を優先して、今の教室からの参加は初心者だけにすれば、マンション理事会も
ボランティア先生による無料コミュニティサービスには文句を言えないだろうな。カレシはこ
の道18年のベテラン先生。がんばってっ!

どんどん短くなる職業の賞味期限

2017年09月17日 | 日々の風の吹くまま
9月16日(土曜日)。晴れ。山並みにはぐるっと青みがかったもや。大規模な森林火災の多
発で7月から州全体に出ていた非常事態宣言がやっと解除になった。最低気温も10度近く
まで下がるようになって、雨の予報が増えて来て、ほんとに秋。でも、この冬は60%の確率
でラニーニャになって、前の冬と同じく寒波と雪に悩まされるだろうというから、あっちゃぁ~。
寒いのも雪も当たり前だった道産子も、気候温暖なところに長く住み過ぎると順化、じゃなく
て鈍化するってことかな。雨はいいけど、寒波、いやだ。大雪もいやだぁ・・・。

土曜日の定期掃除が済んだら、後はのんびり。小さいおきみやげ仕事があるけど、日本は
三連休なので納期までの余裕はたっぷり。小町横町をのぞいたら、『大人になったらなりた
かった職業。おとなになったら無くなってたよ』というおもしろそうなトピック。子供の頃に駅
の改札で切符を切る人になりたかったという35歳。自動改札になったときは心底がっかり
した、と。産業革命以来、技術の変化で生まれては消えた職業は多いけど、この30年のめ
ざましい機械化、自動化で、将来なりたいと思ったのにいざ大人になったらなかったという
職業もたくさんあるだろうな。

ワタシの日本での最初の職業だった「タイピスト」は元より、カレシが大学に行っていたとき
にコンピュータ科目の宿題の手伝いで覚えた「キーパンチャー」の技能も、カナダでの最初
の勤め先で覚えた「テレックスオペレーター」の技能も、転職先で覚えた口述テープを聞き
ながらタイプする「ディクタタイピスト」の技能も、今は不要どころか、そんな職業があったこ
とさえ知らない人たちがわんさといる時代。どれもスピードと正確性が要求される技能だっ
たけど、自在に訂正修正できるワープロやPCの登場で誰でも「タイプできる」ようになって
お払い箱。もしかしたら「事務員」という職種そのものも風前の灯なのかなあ。

職業の賞味期限がどんどん短くなって、多くの職業が生まれては加速的に消えて行く時代
に生まれた子供たちに「将来は何になりたいの?」なんて聞くのは愚の骨頂かな。子供心を
捉えた夢や憧れやキャリアの実現に向けて一生懸命に努力しても、目指す職業がなくなっ
ていて、報われないかもしれないとしたら、どんなに意志が強くてもやる気が萎えてしまうだ
ろうな。あんがい人類が追求して来た便利さが未来の人類の生業を奪ってしまうのかなあ。

ひと口に英語を勉強すると言っても

2017年09月16日 | 日々の風の吹くまま
9月15日(金曜日)。晴れ。先に目を覚ましたカレシが「おい、もう9時だぞ」。はぁ?ベッド横
の時計を見たら、あら、ほんと。良く眠ったねえ。きのう毛布を変えておいたのが良かったの
かな。外は秋空。もう9月も半分過ぎてしまったなんて、ほんっとに早いなあ。スーパーには
もうでっかいかぼちゃが山積み。あのぉ、ハロウィンはまだ6週間以上も先なんだけど、そん
なに急がせないでくれる?まずは猛暑やら煙やらでほんっとに散々だった夏の疲れを休め
ないとね。

午前中はだらだらしていたもので、あっという間にランチの時間。金曜日は午後1時にドイツ
のエスターとのスカイプレッスンがあるから、トースターオーブンでささっと温めるだけの簡
単なランチ。ところが直前になって、エスターから怪我をした息子を救急センターに連れて
行くから3時間くらい待ってくれというメール。2時半過ぎ(ドイツ時間ではほぼ夜中)にログ
オンしたエスターによると、大学生の息子が家で包丁を使っていて手に8針も縫う大怪我。
でも、ご当人は「手当てが終わったらそのままパーティに行ってしまったの」とお母さんは大
むくれ。あはは、若い人はどこでも同じだな。

エスターは50代で、英語はすでに中級以上だったけど、英語大好き、読書大好きの愉快な
人なので、カレシとのレッスンは会話中心。ゆうべのレッスンは婚約者のチオンの学会出席
に同伴して行ったイギリスから帰ったばかりのケルヴィン。中国では少数民族の出身で、工
学の博士論文の研究のためにアメリカに国費留学中。イギリスでは英語の聞き取りができ
なかったと、ちょっと意気消沈気味。四川省から留学中の香港大学からアメリカの別の大学
に留学中のチオンも工学の博士論文を執筆中で、2人の英語の上達ペースの違いはまる
でウサギと亀。

今スカイプレッスンをしているのは女性5人、男性3人で、アメリカ留学中の3人以外は母語
だけの環境。カレシの評価では確実に伸びているのはすべて女性なんだそうで、努力家の
手本のような日本のN君でさえカレシが「どうしてだろう」と首を傾げるくらい進歩のペースが
遅いらしい。男よりも女の方が言語能力が高いって話だけど・・・と言ったら、「いや、男はぐ
うたらだから、自分で思っているほどには努力していないんだと思うよ」。なるほど、そうなん
だ。まあ、男は単細胞的なところがあるし、身の回りを世話してもらうのに慣れているようだ
し・・・ねえ。