リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

もしかしたら上からの水漏れ被害かも

2020年02月29日 | 日々の風の吹くまま
2月28日(金曜日)。☁☁☂。ふつうなら2月最後の日だけど、今年はうるう年なのであと1日。何だか寒々としてぱっとしないけど、もう弥生3月なんだなあ。ほんとにあっという間。おばちゃん女子会の日取りについてみんなの返事が集まって、すんなりと4月3日に決定。次は会場になるレストランを決める番。3週間前にArts Clubのファンドレイジングディナーがあったところが何となくおしゃれっぽい感じだったし、電車の駅から近いので暫定的に決めておいて、他にもっと良さそうなところがなければ最終決定と行こうか。食事会の幹事をやるのはこれが初めてなんだけど、今のところは順調でひと安心。

今日一番大きな「家庭業務」は管理会社の担当者に上の階のエアコン問題に関連したメールを送ること。おとといの管理組合の年次総会での議題のひとつが規約にエアコン装置の維持管理の責任所在を明確にする条項を入れるという提案で、エアコンがあるのは最上階の3戸だけなのですんなりと可決されるかと思ったら、我が家のすぐ上のおっちゃんが、自分の部屋のエアコンが水漏れを起こして多大な損害が出たが、修理をしようにも屋上にある室外機へのアクセスがないので、オーナー個人に維持管理の責任を負わせるのは不当であり、その問題が解決するまでは自分の部屋を除外するという一文を入れて欲しいと言い出して、理事会と延々と質疑応答。

エアコンが上の階にあって同じ広さと間取りの我が家にないのは、前のオーナーが事前販売のオプションだったのを断ったからだと思っていたんだけど、議論の中で明らかになったのは、そもそも最上階以外はエアコンはないはずで、理事会は今回の水漏れ事故の修理請求があるまで存在を知らなかったというびっくり事情。どうやら上階の前のオーナーが建設中だったのをいいことに開発業者にも知らせずに施工業者にエアコンを設置させてしまったらしい。上階の前のオーナーと言うのが、毎日朝から夜遅くまで子供をどたばたと走り回らせて、下の私たちが困っていると知ってさらにエスカレートさせたインド系の夫婦。あの極限に近いストレスが引っ越して行って数ヵ月後に起きたカレシの心筋梗塞に寄与したとワタシは今でも怒っている、とにかくとんでもない迷惑住人だったから、さもありなんと今さら改めて納得。

つまりは無許可で設置したエアコンというわけだけど、我が家の園芸ルームの天井の一角で、前から石膏ボードの壁との接点に石膏を塗るために貼ったテープが剥がれて来ていて、そこがちょうど上階のエアコンの室内機があるところ。改装のときに修理するつもりだったけど、もしも凝縮水が壁の中で漏れてコンクリート床に浸み込んでいるのが原因だとしたら再発は必至だから、管理会社に調査をする際に水漏れがあった場合に他の部屋にも被害が及ぶ可能性も調査項目に入れて欲しいとメールしたわけで、何かややこしい問題に発展しそうな感じ。前の迷惑オーナーを相手取っての損害賠償訴訟が起きるかもしれないな。おっちゃんは産業や建設関連の法律が専門の訴訟弁護士なんだから。


南米ってすごくエキゾチックな感じ

2020年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月27日(木曜日)その2。ミニチュア工房の掃除が済んだので、しばらくは細かな手仕事を離れて目を休めることにしたけど、あら、霧の中なんだか雨雲の中なんだか。でも、そのうち南西の方から明るくなってもやもやが晴れて来たら、薄い霧がフレーザー川に沿って帯のように流れて行く風景にうっとり。初めは景色なんかおもしろくないと言っていたカレシが、ときどき窓の外の風景を眺めて、「オレはニューウェストが好きなんだから、管理費が上がっても、税金が上がっても、少しぐらい不満があっても、元気なうちはここから動かないぞ」とのたまうようになって、引っ越すまでのあの抵抗は何だったんだろうと思うけど、終わり良ければすべて良しってことかな。

きのうあっさりと2021年1月の南米クルーズを予定に入れてしまったので、いったいどんなところへ行くのかと寄港地をググッているうちに2人ともますます乗り気が高まって、画面の風景を見ては「楽しみだなあ」。Silverseaが今年の夏に就航する新しいSilver Moon号で1月の23日にペルーのカヤオ(リマ)を出航して、ピスコに寄り、チリに入ってアリカ、コキンボ、バルパライソ、プエルトモント、カストロに寄って、フィヨルド巡りをして、プンタアレナス、ガリバルディフィヨルドと氷河を見て、南アメリカ最南端を回って大西洋に出たらアルゼンチンの「世界の果て」ティエラデルフエゴのウスアイアで1泊、フォークランド諸島のスタンリーに寄って、ウルグアイのモンテビデオを経て、バレンタインデイに終点のブエノスアイレスに到着する22日間の旅。

   

海の上で過ごす日が8日もあって、のんびりと過ごせそうな感じなのがいい。ニュージーランドのフィヨルドも壮観だったけど、チリのはもっと壮観だろうな。寄港地は数百年の歴史を持つところもあって、写真で見る限りは古いヨーロッパ(スペイン)の雰囲気とラテン的な華やかさが混じった風景がすてき。バルパライソは世界遺産に登録されているそうだし、ウスアイアではたくさんのペンギンに会えるかも。大西洋の中にぽちっとあるイギリス領のフォークランド諸島はかって領有権を主張するアルゼンチンが侵攻してフォークランド戦争に発展したところ。モンテビデオは歴史的建築物がすばらしいと言う話だし、ブエノスアイレスはもちろん情熱のタンゴの国アルゼンチンの首都。タンゴは踊れないけど、バレンタインデイに到着と言うのはグッドタイミング。

最終的にリマでは乗船前に1泊だけして、ブエノスアイレスではジェフの勧めに沿って3泊ということで2人の意見がまとまって、またクルーズの予定が3つも並んでしまったけど、リタイアしたら旅行をという夢が叶わなかったママが残してくれたお金で世界を旅して回れるのも揃って元気なうち。晴れて来たから、健康維持のウォーキングに行って来ようよ。


マンション管理組合の年次総会で

2020年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月27日(木曜日)。☂☂☁。ゆうべはマンション管理組合の年次総会があって、早めに晩ご飯を済ませて、徒歩25分の会場までてくてく。相変わらず定足数に満たないけど、出席者は去年より増えた感じで、規定どおり30分遅らせて開会。まずは財政報告の説明があって、質疑の中心はもっぱら高騰している損害保険料。昨年度は水漏れ事故などの修理が自己負担を超過して何度か保険金請求があったものの、更新時期が幸いして40%増えた程度で済み、報道にあるような3倍、4倍の上昇を免れたとのこと。(ただし、今年度については先行き不透明。)理事の1人が現役時代に企業の危機管理と損害保険を専門にしていたのはラッキー。

最後の議題だった管理費の引き上げ(7.9%)と特別賦課金の徴収で、表決にかける前に準備金の性質や欠損補填の必要性(法律で赤字が認められない)、その手段として管理費値上げと特別賦課金の二本立てを選んだ理由を実にわかりやすく説明してくれたので、多少の質問や反論があったけど、賛成多数で可決。特別賦課金については、初めてのマイホームを買ったばかりとか幼い子供がいるとか、切々と家計の窮状を訴えた人がいたけど、欠損全額を管理費の引き上げで補填すると周辺の物件に比べて管理費が大幅に高くなり、市場での魅力が相対的に低下して売り難くなるだけでなく、全体の資産価値が下がってしまうので、特別賦課金と管理費のバランスをじっくり検討した上で、提案の二本立て案に落ち着いたという説明にみんな納得。

まあ、分譲マンション所有の初心者は管理費を賃貸の家賃と同列に考えているところがあるけど、区分所有マンションでは管理費の額は区分所有権の面積に応じて決まるしくみ。オーナー全員が「管理組合法人」の株主なわけで、総会で選出された理事会がビジネスマインドを持って経営しないと破綻するので、個々の家庭の事情を忖度する余地はないと思う。というわけで、面積が上から4番目の我が家は管理費が1月1日に遡って月5千円上がって6万8千円、特別賦課金は約11万円で決まり。

今日はミニチュア工房の大掃除。先月末から30日間でプレゼントを2つ作ったわけで、合計すると120時間ちょっとかかったかな。余った材料や使わなかったものがけっこうあって、こんなの取っといてどぉ~すんのというような小さなものがほとんどだけど、何かと「どぉ~しょ~」という場面で役に立つことが多いので簡単には捨てられない。まず紙、木、プラスチック、布などに分類して、さらに大きさや用途別の小袋に仕分けして、作業台横の引き出しや「紙」、「木切れ」、「雑品」と書いた箱にそれぞれ収納して、ああ、すっきり。

 

 

 

 


4月のクルーズの話が来年のクルーズに発展

2020年02月27日 | 日々の風の吹くまま
2月26日(水曜日)。☁☁☂。きのうジェフに問い合わせのメールを送ったら「帰って来たばかりなので詳細は明日」と返事があって、「変更は可能だけど現時点ではホテルも飛行機も払戻し不可。ローマまでのチケットを改めて買うことになるよ」。やっぱりね。朝ご飯を食べながらカレシに説明したら、あっさり「じゃ、元のスケジュールでいいよ」。11時ごろにジェフから電話があって、帰って来ていると思ってたと言ったら、クリスタルシンフォニー号で1月11日にアメリカのサンディエゴを出て香港まで32日の太平洋横断の船旅だったのが、グアム島までは順調だったけど、コロナウィルスの影響で香港に入港できず、急遽ベトナムに向かったら入港を拒否され、台湾にも拒否されて、10日もさまよった挙句、やっとシンガポールで下船できて、きのうの夜に帰り着いたんだって。うは、まったく報道されなかったけど、クルーズ船の入港拒否はホランドアメリカだけじゃなかったんだ。

ジェフは去年の6月にバイパス4本の心臓手術をしていて、「薬がなくなるのが一番の心配だった」。そりゃそうだよね。ダイアモンドプリンセスでも持病の薬が亡くなった人たちがたくさんいたと言う話だもの。でもまあ、帰って来れて良かった。ご苦労さま。で、ローマ滞在についての本題に入って、空港から船に直行したいと言ったカレシだけど、やっぱり当初の予定通りで行くと言うので変更はなしと報告。飛行機の遅延や欠航があっても船は待ってくれないし、料金が全額ふいになるから、少なくとも前日に出発地に着いた方が良いと言うのがいつものジェフのアドバイスで、たしかにお高いホテル代はかかるけど、その方が時差ぼけ対策にもなって楽でいい。

ロイヤルカリビアンが「乗船前15日間」の条件を打ち出したのが気になったと言ったら、ジェフはコロナウィルスは騒ぎ過ぎで、自分も5月にヨーロッパに行くけどまったく心配していないし、リスクが低い小さい船には適用しないだろうとのことで、ひと安心して一件落着。しばしSilverseaの夏のカタログの話をしているうちに、「実は来年のArts Clubのツアーで、南米のリマからブエノスアイレス、ブエノスアイレスからリオデジャネイロ、リオからフォートローダーデールまでの3ルートをつないだ長期クルーズを計画しているけど、どうかな」とお誘い。うは、ペルーのリマからチリに沿って南下して、南アメリカの最先端を回って、フォークランド諸島に寄ってからブエノスアイレスまでの22日間の区間は魅力的過ぎるなあ。カレシにその話をしたら「おお、いいねえ。1月ならガーデニングもないし」。と言うことで、ここに参加者が2名いるよぉとジェフにメール。

2月28日までに予約すると10%割引になるというので、すぐに予約を入れて、前後3日ずつのホテル代を含めた費用を弾き出してくれて、払い込み期限(3月31日)はこれから交渉するから無視していいよとの返事。あれあれ、4月のクルーズの話だったのに、とんとん拍子で来年のクルーズの予定が決まっちゃった。でも、楽しみだなあ。


コロナウィルスのおかげで地中海クルーズはどうなることやら

2020年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(火曜日)。☁☁☂☁。何だか寒くて、ぱっとしない日。朝起き抜けにカレシが「ローマのホテルはキャンセルして、空港から船に直行するようにできないかな」。そっか、ローマからのクルーズの出航まで60日を切ったところで、イタリア北部でコロナウィルス感染が広がって、何だか雲行きが怪しくなって来たよねえ。Silverseaの親会社のロイヤルカリビアンは「乗船前15日以内に中国、韓国、日本、イランなどアジア各国及びイタリアのロンバルディ州とベネト州から来たり、通過したり、旅行した人、またその人と濃厚接触のあった乗客及び乗員は乗船させない」という方針を打ち出したところ。そだねえ、ジェフにメールしてローマ滞在をキャンセルしてもらおうか。

すでに支払い済みのホテルの料金は払い戻し不可だろうし、エールフランスに決まっているフライトを変更すると追加料金を取られると思うけど、クルーズ会社は同時に乗船時の検査や船内での衛生管理を強化すると言っているし、何千人も乗る大型クルーズ船と違って、乗客と乗員合わせても683人の小さな船だから、ローマをうろうろするよりも、さっさと船に乗って海に出てしまった方が安全そうな感じだな。でも、加盟国の市民なら自由に国境を越えて往来できるEUではウィルスの広がりを止めるのは至難の業だろうと思うし、実際に入国拒否のような措置は取らないそうだし、クルーズの終点であるスペインのバルセロナでも北イタリアから帰って来た人が陽性だったそうだし、成り行きしだいではクルーズそのものがどうなるかわからないから、ここはplay it by ear(臨機応変)ってことで。

COVID-19感染の震源地の中国では、野放しも同然だった野生動物の売買と食用を禁止して、野生動物の飼育場をすべて閉鎖したそうだけど、いくら何でも遅すぎ。全人代が延期になって新しい法律を作れなくなったのでとりあえず「禁止命令」ということだけど、100万人を雇用する巨大産業を号令一発でなくせるわけがないから、ブラックマーケット化するだけの話。文化に深く根ざした習慣はなかなか変わるもんじゃないから、あれだけ大騒ぎしたSARSや新インフルが収まって発生源が話題にならなくなったように、COVID-19もいずれ収まって、みんなが忘れた頃にまたぞろ中国のどこかで新しいウィルスが出現してひと騒ぎすることになるだろうと思うな。欧米で動物の権利保護を叫ぶ活動家たちがここぞとばかりに声を上げないで、なぜかしぃ~んとしているのはどうして?

ま、ここはとりあえずエージェントのジェフにメールして、ローマの予定をキャンセルできるかどうか、プロとしての意見はどうか、お伺いを立ててみることにしよう。はあ、1年半も前に予約して、誕生日が同じで古希を迎える弟のデイヴィッドと一緒に祝うのを楽しみにしてたクルーズなんだけど、まったく、もう。


パニックになっちゃダメでしょ

2020年02月25日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(月曜日)。☁☀☁。風も収まって、まあまあの週明け。ミニチュア工房の今日の仕事は「電気工事」。米粒サイズの電球は陰極と陽極の足の長さが違うんだけど、黄色いワイヤは陽極に、白いワイヤは陰極にと言われても、説明書の通りに初めに2本の足を短く切ってしまうと、どっちがどっちなのかわからなくなってしまう。最初のときはその通りにやってに懲りたので、2作目からはまず長い方の陽極の足を切って、黄色いワイヤを巻きつけて、熱収縮チューブを通して、ヒートガンで固定して、次に陰極の足を・・・と、何と手際のいいことよと自画自賛。

コロナウィルス感染の拡散で世界経済がタイヘンなことになると株式市場があたふた。ニューヨークではダウが史上3番目の下落だそうで、何だかどったぁ~んと落っこちた感じだけど、ちょっと待てよ、2年ぶりの下げ幅って言ってるよ。はて、2年前には何があったんだろうな。で、そのとき大幅下落した株価は少なくとも元の水準に戻っていたってことだと思うから、今日の大幅下落だって1年や2年で元に戻るということじゃないのかな。生活がかかったなけなしの虎の子だったら慌てるのも当然だろうけど、すぐに頼らなくてもいい資金なら嵐をやり過ごせばいいだろうし、値下がりした優良株を買うチャンスかもしれないな。はて、5ヵ月で140万円増えたワタシの老後資金が10万円ちょっと下がっちゃったけど・・・。

「料理の際の煙に注意」。これ、マンション管理会社からのお知らせ。うっかり料理を焦がしたりして煙が出たときは、玄関ドアを開けずに部屋の窓かバルコニーのドアを開けて煙を外に出しなさいというお達し。最近2度も部屋から廊下に出た料理の煙で警報が鳴るケースがあったとか。そっか、先週金曜日の夜7時過ぎに鳴り出した警報は、どこかで誰かが晩ご飯を盛大に焦がして、キッチンに充満した煙を外に出そうと玄関ドアを開けたということだったのか。玄関ドアから内廊下に煙を出すと煙探知器が作動して警報が鳴り出すようになっていて、各部屋の中では数分で鳴り止んでも、共有部分の警報が鳴り止まないのは消防署員に止めてもらう仕組みだから。で、消防署が来て止めるときにまた部屋の中でも2、3分鳴るので、迷惑と言えば迷惑な話。

でも、オープン形式のキッチンが主流の新しいマンションでは玄関を開けるとすぐそこがキッチンと言うのが一般的な間取りなので、煙がもうもうと上がってパニックになったら、レンジ上の電子レンジに換気扇が付いているのを忘れて真っ先に一番手近な玄関のドアを開けるんじゃないかな。それにしても、火を使っているときは目を離さないように気を付けていれば防げることだと思うんだけど・・・。


ときには心が潤うようなことがないとね

2020年02月24日 | 日々の風の吹くまま
2月23日(日曜日)。☁☀☁☂。ちょっと気温が下がって、空模様はくるくると変わって、午後には強風注意報が出て、ミニチュア工房で作業をしながらバルコニーの様子をちら見していたら、ドアの外のマットがふわりと浮いたり、ずずっと移動したり、下の階に水が落ちないように手すりの下の隙間を覆っているゴムマットが風に煽られてパタパタとはためいたり。俗に3月はライオンのごとくやって来ると言うけど、まだ1週間も先じゃないの。と言うか、来週の日曜日はもう3月じゃないの。早っ。

晩ご飯のローストビーフをどっさりのマッシュルームと一緒にスロークッカーに仕込んで、午後はパティオのパーツの残り(花)を全部仕上げて、いよいよ組み立てに入るまでの突貫作業。どのキットに飾りの花や観葉植物がいくつかあるんだけど、2作目の温室の場合と同様、庭/園芸と言う設定の性質からして、草花の種類がやたらと多い。どれも小さな葉と小さな花びらを、紙を切って、切り目を入れて、つまんで、重ねて、緑色の針金にのり付けして、小さな鉢や花瓶にアレンジしてという手先を見つめている目が寄り目になってしまいそうな作業で、何だか禅の修行みたいだけど、9作目ともなるとさすがに手馴れた感じ。

   
   これ全部・・・
   
・・・収まるのかな

晩ご飯はちょうどテレビのニュースの時間で、今日のトップニュースはホッケーの試合で急遽ゴールテンダーとして引っ張り出されて大活躍した人の話。プロホッケーのNHLには普通各チームに2人いるゴールテンダーが2人とも退場した場合に備えて、ホームのチームが緊急出場するゴールテンダーを用意しておく規定があって、まずめったにないことだけど、トロントでのメープルリーフスと(カロライナ)ハリケーンズの試合でその緊急事態が発生。待機していたメープルリーフの二軍のザンボーニ(整氷車)の運転手で練習時のゴールテンダー役も務める42歳のエアーズさんが急遽ハリケーンズのゴールテンダーとして登場。のっけに2ゴールを許したものの、その後は8セーブして、試合は6対3でハリケーンズの勝ち。試合のファーストスターに選ばれたエアーズさんは観客層立ちの拍手の中でリンクを一周。

感動したノースカロライナ州の知事がツイッターに「エアーズ氏を州の名誉市民にしたい」と投稿したそうだけど、一躍スターになったエアーズさんは15年前に腎臓移植を受けていて、ハリケーンズが売り出して飛ぶように売れているユニフォームのロイヤリティの寄付先に腎臓財団を選んだそうで、久しぶりに心が潤うようなニュース。世の中が騒がしいときはもっともっとこういういい話が必要だよね。


マスクをするべきか、するべきではないか

2020年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(土曜日)。☂☁☀。あぁ~あ、もう週末。でも、まずは掃除から。きのうはなぜか張り切って掃除すると言い出したカレシ、今日は掃除の日だよと言われて「あっ、そうか」。カレシの担当は2つあるバスルームだけど、実際に掃除するのはカウンターとシンクと壁の鏡とトイレだけなので、20分くらいで「終わったぁ」。細かいところまで目が届かない人なので、「主婦の目」で評価したら落第点かもしれないけど、月に一度掃除のプロのシーラが来て、カレシが手をつけないバスタブとシャワーストールの掃除と一緒に見落とした(または手を抜いた)ところも補完してくれるから、自発的にやるようになったことで合格点としておこうね。

水の逆浸透ろ過装置のフィルター交換は来月9日午後で確定。前回取り替えたのが2017年の夏だそうだから、バンクーバー圏の水質ではだいたい2年と言われる交換時期を半年もオーバー。フィルターが新しくなったらマティニがぐんとおいしくなるかな。幹事役になっている女子会は、メンバーのスケジュールが集まって、どうやら4月初めが良さそう。次はみんなが都合のいい日を決める番。全員集まれば、ほぼ同世代のおばちゃん6人で、うち2人は来月日本へ行く予定だそうで、コロナウィルスに捕まって帰れないなんてことにならないといいけど。日本では毎日のように新コロナウィルス(COVID-19)の感染者が増えているようだし、検疫期間が解けて陰性だったとしてクルーズ船を降りた日本人が帰宅してから発症したということで、これからも広がりそうな気配。やっぱり政府の対策が的外れだったと言うことだろうな。

BC州では最近6人目の感染者が見つかったところで、イランから帰って来た人だそうな。後の5人は武漢から来ていた家族から感染した1人を除けばいずれも中国で感染して来た人たちで、海外との接触がない感染者はまだ出ていない。人口の約2割が中国系で、毎日すごい数の直行便が飛んでいたメトロバンクーバーで、中国人の入国を特に制限しないでこの数字だから大したもんだと思うな。そのせいか巷では危機感がないようだけど、メトロタウンの中国系ショッピングモールでは感染者がいたと言うデマで客足が激減したそうだし、こう言っちゃ何だけど、概して中国人や韓国人は迷信深く、日本人は怖がり屋だから、東アジア人移民コミュニティの中では騒がれているということかな。

毎日買い物で外に出るけど、マスク姿を見たのは2回くらいで、周囲の反応はゼロ。欧米文化ではマスクを「覆面」と同一視するところがあるので、職業衛生と安全のためといった理由でもなければマスクをしないのが普通だから、マスクをしていると疑いの目で見られることあるだろうな。でも、アジア人の習癖にはけっこう慣れっこのメトロバンクーバーでは「ふぅ~ん」でおしまいなのかもしれない。


春ぼけもリタイア暮らしの楽しみのうち

2020年02月22日 | 日々の風の吹くまま
2月21日(金曜日)。☀☀☁。今日もいい天気で、7時半に起床。けさは起きるのがちょっと早過ぎた感じがするけど、太陽が昇って来る位置がかなり東の方に移動したので、天気のいい日は寝室に朝日が差し込んで来るようになって、冬の間は8時に近かった日の出の時刻も6時に近づいているので、目を覚ますのが早くなったのかな。ま、早起きは得はしても損はないと思うよ。

朝ご飯の後のテーブルでスマホのニュース記事を読んでいたら、カレシが「おい、掃除を始めるぞ」。え、掃除って、何の掃除?「いつもの掃除」。いつもの掃除って、今日はまだ金曜日なんだけど。「えっ、土曜日じゃないの?」と鳩が豆鉄砲を食らったような顔のカレシ。もしかして春ぼけかな。「せっかくやる気になったんだから、今日のうちにやっとこうかな」。でも、今日は10時半からグループレッスンがあるじゃないの。「あ、そうだった」。カレシの今日の予定を確認して、のんびりとメールをチェックしていたら、急に「レッスンをキャンセルしたから、でかけよう」とカレシ。何でもガーデニングをやりたくなって「急な家の事情」を理由にキャンセルしたんだとか。急な事情って、あ、ジンとベルモットを切らしたんだっけ。「それとバーミキュライトが要るの」。ああ、はいはい。

酒屋が9時半に開くので、9時過ぎにでかけて、まずは酒屋。バーナビーのMarket Crossingは郊外型の大型ショッピングセンターで、広い駐車場はいつも混んでいるんだけど、今日はけっこう早い時間のせいかがら空きも同然。州営の酒屋でブードルズのジンとベルモットとワタシのムッシュ・ヘネシー(2本)を買って、その足で今度は少し先の園芸センターに行って、バーミキュライトの大袋ひとつ。大型トラックが列を成すマリンウェイを避けて、金曜日の朝早くは道路が込んでなくていいなあなんて言いながら、バイパスからバーナビーとの境界の10番アベニューに入ったら、うわ、ニューウェスト側の車線で道路工事。春はまた道路工事が始まるシーズンでもある。

それでも帰って来たらまだやっと11時で、早起きすると1日が時間たっぷりと言う感じ。陽だまりになっているミニチュア工房で、パティオに置く植物を作る作業。観葉植物やら花やらが18種類もあって、どれも小さいからけっこうタイヘン。それでも手を糊だらけにしながらあと6つと言うところまで来て今日はおしまい。夜になって雲が出てきたけど、こういう春らしい光の中でのぉ~んびりしたと感じられる1日こそ、リタイア暮らし最高!というところかな。

   


春気が差してのエキサイトはかんにんしてよ

2020年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(木曜日)。☀☀☀。いい天気だぁ。春が来たぁと肌で感じるような日。でも、この好天も明日までで、週末はまた雨になるという予報。今日のウォーキングはクィーンズバーク地区の家々の前庭のクロッカスを観賞したり、歩道にずらりと並んだ大木を見上げたり。築100年以上の古い家が多いので、かって庭に植えたクロッカスの球根が長い間にどんどん増えて広がったと見えて、生垣の外は元より歩道と車道の間の芝生にまで野放図と言っていいくらいの繁殖ぶり。(庭は少々乱雑に見えても家々は手入れが行き届いているのはイギリス風かも。)

クィーンズ公園の外を通って6番アベニューに回っての帰り道、後ろから消防車がけたたましくサイレンを鳴らしながら猛スピードで6番ストリートのモールの方へ走って行って、ほどなくしてもう1台。市のど真ん中に当たるモールのあたりで何かあったのかと思っていたら、さらにもう1台。公園の向こう側の消防署にある消防車が出払うってことは、ほんとの火事か。でも、モールのある交差点に出たら消防車は影も形もなかったので、野次馬気分はちょっと拍子抜け。そのまま6番ストリートに回って1ブロック先の我が家のある道路に曲がったら、わっ、赤いライトを点滅させている消防車3台が大集合。すわ、我が家のマンションで火事かと仰天したけど、どこからも煙が出ている気配がなくて、ほっ。

道路向こうの消火栓につながれた黄色いホースは道路を渡って延びていなかったので、向かいのマンションから出火か。でも、野次馬はたくさんいてもちっとも興奮していなかったので、地上の店舗と上のマンションの間にある駐車場でぼや騒ぎでもあったのかもしれないな。拍子抜けして野次馬する気にもならず、そのまま部屋まで帰って来たけど、しばらくして消防車はまたけたたましくサイレンを鳴らしながら、消防署とは反対の方向へ。やれやれ、春気が差して来たせいか、「とかいなか」もヘンに活気が出て来たらしい。我が家は市の中心街にあって、高台の高層階なもので、毎日市内のあちこちからサイレンが聞こえて来る。一番忙しそうなのは火事じゃなくて救急活動に出向く消防車で、次が救急車。年寄りが多いからかな。パトカーのサイレンをめったに聞かないのはいいことだよね。

ちょっとエキサイトした春の日、市役所から電気料金の請求書が来て、7万8千円という数字を見てうへぇ~っ。請求は2ヵ月おきなので、単純に割ればひと月3万9千円、日割り(62日)で1日1200円ちょっと。暖房のピークだから、この時期の請求額は真夏の4倍に跳ね上がるんだけど、今年はバルコニーのミニ温室に保温マットを入れているし、電気料金そのものが上がったし、さらには「気候変動賦課金」なる徴収額(3.5%)が加わったしで、はあ、やれやれ。


たのしいこと、おいしいもの

2020年02月20日 | 日々の風の吹くまま
2月18日(火曜日)。☀☀☀。連休明け。明け方はちょっと冷えたようだけど、バルコニーのミニ温室の中の最低気温は5度ちょっとだったので、やっぱり春の気配かな。6番ストリートと6番アベニューの角(ニューウェストの中心地)のモールの入口外の木には何やら気の早い桜のピンクがちらほら。

今日はまずミニチュア工房で日向ぼっこをしながら園芸の道具作り。じょうろやバケツ、シャベルなどの道具類は初めて作ったときよりも格段に良くできたと思う。紙や木、針金、布といった異質の材料の特質がわかって来て、特に用途の異なる接着剤を使っての糊付けのコツがのみ込めたせいかな。ろうそくを入れたランタンなんか紙なので、初めてのときは指先でつまむだけで形がぐちゃぐちゃになって「窓」の透明シートをはめ込むことができず、1日がかりで悪戦苦闘した挙句に諦めて、自分で厚紙を切って作り直したんだけど、そのときの経験を踏まえて今度は最初から自分流。前回同様に1面の内側にアルミシートを貼ってから糊付けした後で残る3面に透明シートを差し込む方法で、まともなものができて、やったぁ。

   

☆☆今夜は芝居を見に☆☆

2月19日(水曜日)。☀☀。目が覚めたらもう8時過ぎ。ゆうべの芝居はおもしろかった。Arts Clubが7年前に初演したトロントの劇団と共同で上演した作品で、その後テレビシリーズ化されてまだ続いているらしい。作者は韓国系で、韓国系移民の頑固おやじが経営するトロントの小さなコンビニを舞台にしたファミリードラマ。テレビ化を経たせいなのかどうかわからないけど、7年前のかなり濃い印象と比べるとずっと軽いコメディという感じ。これで今シーズンのツアー3作が全部終わり。ニューウェストのAnvil Centreは駅の道路向かいなので、その日のウォーキングを兼ねて歩いて行って、歩いて帰って来れるから便利。

最近ラベルにplant-basedとうたった食品が次々と登場していて、話題のビヨンドミート社の「ビヨンドバーガー」も競合ブランドの植物バーガーも今では普通にスーパーの肉売り場やフリーザーに並ぶようになったけど、一度試してみたビヨンドバーガーは値段は高いし、味はまあまあという感想。我が家はファストフード店はごくごく稀にしか利用しないし、スーパーで売っている挽き肉はパックの量が2人家族には多すぎることもあって、もう十何年も買ったことがない。牛でも豚でも必要なときに自分で脂身を切り取ったステーキ肉(ねばらないように)オリーブ油かアボカド油と一緒にハンドブレンダーに付いて来たチョッパーで挽いて作っているけど、きめは少々粗いものの、けっこうちゃんと挽き肉になる。

でも、おととい初めて行きつけのスーパーのフリーザーにハンバーガーに先行して開発された擬似挽き肉「ビヨンドビーフ」があって、脂身を取って挽き肉を作るという手間が省けそうだと、さっそくものは試しでカレシが好きなチリコンカン。昔テレビで人気だったコロンボ刑事がよく食べていたあれ。冷蔵庫で解凍しておいたパックは何だかヘンにべちゃっとした塊だったけど、こまめにほぐしながら炒めていたら、うん、まともな挽き肉になったじゃないの。これににんにくやピーマン、セロリ、にんじんを合わせて炒めて、缶詰の赤いキドニービーンと(塩なしの)刻みトマトを入れて、チリパウダーをたっぷり、海塩とチポトレを少々。うん、いい匂いがして来たね。大きなボウルに入れた熱々をテーブルに出して、それぞれ好きなだけお皿に取って、いただきまぁ~す。

   

我が家はビーガンでもベジタリアンでもフレキシタリアンでもペスカタリアンでもないので、食生活はファッショナブルなレッテルが付いていないあたりまえの雑食主義だから、植物ベースでも動物ベースでも何でもいちいちこだわらずに、上質でおいしいものをほどほどの量でおいしく食べる毎日。その点、ビヨンドビーフは大ヒットというところ。おいしかったぁ。


リタイアしてからの方がやたらと忙しいのはあり?

2020年02月18日 | 日々の風の吹くまま
2月17日(月曜日)。☀☀☁。祝日で三連休の最終日。日本行きを中止して「やることリスト」からひとつだけ慌しいスケジュール作りが抜けたので、ああ、やれやれとばかりにミニチュア工房に陣取って、つまんだ指先でじっとしていてくれないちぃ~っちゃなパーツと格闘。それでも、このキットは今度が2度目だし、ほとんどが紙や部品を糊付けして組み立てるだけなので、1日でプランター4つ、木箱、絵やおもちゃの装飾品5点、本2冊、バスケットと道具箱、布袋と紙袋2つ、(キャンディの?)びん3個ができあがって、ああ、肩が凝ったぁ。やれやれ・・・。
   

気分的にもち着いたはずなんだけど、「やることリスト」を見ると、水のろ過装置のフィルター取替えの手配をしなきゃ、コンタクトの買い替え時なので眼科の定期検査の予約を取らなきゃ、マンション管理組合の年次総会の資料に目を通しておかなきゃと、幹事になっている女子会の算段もしなきゃ、何となくあたふたしなきゃという気分。ろ過装置のフィルターはもう何ヵ月も取替え時を過ぎているから最優先で、次は眼科かな。だいたい2年ごとにレンズを取り替えるので、今年がその時。ちょっと気になっているのが、おととしの秋、初クルーズの前に空港ホテル入口のガラス壁に顔をぶつけて目の周りに見事な黒あざを作ったんだけど、今頃になって眉毛の後ろの骨のあたりが疼くので、ちょっと診てもらわないとね。ああ、やれやれ・・・。

マンションの年次総会は来週水曜日の夜。保険料高騰による管理費の値上げ案は我が家は月5千円アップで、他に赤字補填のための特別賦課金の方が10万円ちょっと。総会は紛糾しそう。最近、区分所有マンションの管理組合がかける保険がなぜか数倍、十数倍と暴騰していて、保険が切れても更新できないでいるマンションもあるという話で、建物に保険がかかっていなければ買い手がローンを組めないので、売るに売れない状況だそうで、このままではマンション市場が崩壊すると不動産業界が政府に泣きついたらしい。やれやれ・・・。

フィルター取替えの予約をしようとPCの前に座ったら、あら、早く女子会の予定を立ててよぉ~という催促のメール。そうだ、3月末あたりを想定していたから、もう待ったなしか。はて、先々週のArts Clubのディナーパーティの会場になったレストランはどうかな。わりとおしゃれっぽいところで、料理も悪くはなかったけど。よし、明日から大車輪で「やることリスト」をやっつけることにするか。何だかリタイアしてからの方がやたらと忙しくなった気がするのはどうしてかな。やれやれ・・・。


日本行きを中止して、リフォーム計画にかかることに

2020年02月17日 | 日々の風の吹くまま
2月16日(日曜日)。☁☂☁☀。三連休の中日。まあ、三連休を作るための(そしてイベントや行楽でお金を使ってもらおうという)三連休みたいなもので、完全リタイアの私たちにはぜぇ~んぜん関係ないから、今日はまずごみの処理から。きのうまとめたごみに加えて、園芸コーナーをちょこっと整理したカレシが思い切って捨てることにしたプラスチックの食品容器がひと袋。いったいいつからあるのかなあ。カレシのようにいつか使うつもりだけど結局使わずにひたすら溜め込んでしまう人をpack ratというけど、これ、「捨てられない症候群」とでも言うのか、断捨離してときめく人たちの対極みたいなものかも。

連休のせいか、あたりはいたって静か。マンション内も小旅行などに出かけた人たちが多いのか、蛇口から出て来るお湯が1日中ほとんど熱湯の状態。ワタシの観察では、お湯の使用が集中するような時間帯には温度がやや下がり、留守宅の多い日中は熱くなる傾向があるので、熱湯ということはふだんは在宅の人たちも出払ってしまったということかな。まあ、下がるといってもぬるま湯になるわけじゃなくて、しばらく流していても湯気が立つほど熱くならないだけで、逆に熱くなるときはすぐに熱くなるので、(シングルレバーの混合水栓の)ハンドルをちょっと水の方に回して調節すればいいだけのこと。

連休だと言っても私たちは特にどこかへ遊びに行こうという気にもならないので、ワタシはぼちぼちとミニチュア作りをやったり、不要の容器をあれだけたくさん捨てたのにまだごちゃごちゃしている園芸エリアを見回してリフォームのイメージ作りをやったり、スマホでニュースを読んだりと、いたってのどかな1日。春のガーデニングを始めたカレシの後ろで、アメリカに続いてカナダと香港とイタリアもチャーター機を飛ばして横浜のクルーズ船から自国民を「救出」するんだってと言ったら、「やっぱり日本に行くのは止めにしよう。乗り気がなくなっちゃったよ」。そうだねえ、ワタシも何だかめんどくさくなっちゃった。「中止すればリフォームをやる時間ができるし、不要になった飛行機代を予算に追加すればいいし」とカレシ。なるほど、そういう手もあるなあ。植え替えなんかをする収納棚付きのポッティングベンチとか園芸をやりながらラップトップでスカイプレッスンができるようなキャビネットとか、スペースに合わせてカスタム仕様で作ってもらおうよ。

というわけで、6月の日本行きは意外とあっさり「中止」が決まって、2人とも何だかほっとした気分。うん、地中海クルーズから帰って来たらすぐにリフォーム計画に取りかかれるように、今から具体的なデザインを考えることにしよう。日本へはいつでも行けるんだから。


日本に行く予定をどうしたものか

2020年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月15日(土曜日)。☂☂☁。三連休の初日。月曜日が「ファミリーデイ」とかいう祝日で、元旦の次は復活祭までずっと祝日がないということで、アメリカの祝日(Presidents Day~ワシントンとリンカーンを記念する日)に合わせて作ったらしい、いうなれば「ハッピーマンデー」のカナダ版。たしかに復活祭は早くても3月下旬、遅いときは4月下旬だから、長いときは4ヵ月近く祝日の間が開くわけだけど、祝日というのは本来は何かを記念する日のはずじゃなかったのかな。ファミリーデイは家族そろってアクティビティを楽しもうという日なんだそうで、何かイベント屋のアイデアっぽいなあ。

土曜日の床掃除が済んだら、ちょっとだらけ気分になって、結局後はのんびり。「やることリスト」はさっぱり短くならないけど、「やらなきゃリスト」は今のところブランクなのがせめてもの幸いかな。でも、地中海クルーズまで後2ヵ月になったので、コロナウィルス騒動でクルーズ会社によるキャンセルが出ているけど、アジア地域に限定されているし、Silverseaからは何も言って来ていないから大丈夫そうということで、ツアーやレストランの予約を開始。ワタシとデイヴィッドの誕生日祝いにちょうどいいと思っていたLa Dameはすこぉくたっかぁい予約料を別に取られるんだけど、当日はすでに満杯でキャンセル待ち。おととしSilver Muse号で一度だけ食べて特にどうってことないという印象だったので、やぁめたっと削除して、気に入っていたLa Terrazzaの方に予約。
ツアーはどれもまだ空きがあるので慌てることもないかと、とりあえず10日間のクルーズの前半の分だけ予約。ここへ来て問題なのは6月初めに計画していた日本行きの方。最初の週末に福岡で翻訳会議があって、カレシが福岡に行ってみたいと言い出したもので、クルーズの前後を合わせて3週間の海外旅行から帰って来てわずか3週間でまた旅立ちという慌しさではあるけど、家族や友だちに会うつもりで10日くらいの日程を考えていたところ。そこへ持ち上がったのがコロナウィルス騒動で、日本国内での感染者が増えているというニュースに、どうしようか。東京で感染するリスクよりも、飛行機にたまたま感染者が乗っていたために日本に着いたとたんに隔離と称してどこかに閉じ込められるリスクの方が2人にとってはよっぽど大きな懸念。

クルーズの前に飛行機のチケットを買って、福岡と東京のホテルと福岡への往復の交通手段の予約を確保しておかなければならないのに、これから2ヵ月間にいつコロナウィルスの拡散が収束するのか先行き不透明だし、クルーズから帰って来てからでは時間的な余裕がなさ過ぎるし、はて・・・と思案しているうちにカレシが「やめておこうか」。でも、当初予定していた秋にはもう別のクルーズの予定が入っているので、止めたら日本行きは来年ってことになるから、う~ん、はてさて悩ましいよねえ。


バレンタインデイは丸ごと鯛で思いつくまま

2020年02月15日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(金曜日)。☀☀☁☂。ハッピーバレンタインデイ!うん、朝日がまぶしいっ。こういう天気だとぱっと起きて動き出す気満々になるもので、朝ご飯が済んだらすぐウォーキング。そこかしこに春の気配が感じられて、クロッカスが咲いたね、アセビの蕾がたわわだね、木の芽が膨らんでるねと、おしゃべりしながら坂道を上って来ると、2人とも汗びっしょり。去年は今頃になっても裾まで白かった山並みも今年は遠くの高い山以外は頂上までまったくの雪なしで、コクィットラム山はとうとう羊の顔にならずじまい。

   

さて、おととい買って来たなかなかいい面構えをしているこの鯛、どうやって料理しようか。魚を丸ごと茹でるための鍋があるんだけど、頭が付いているとカレシが「目が睨んでいる」と言って嫌がるので、丸ごと調理するのはアウト。ま、ググッたらレシピがいろいろとあったので、鯛づくしの小皿料理と行くか。まずは出刃包丁を持ち出して来て、頭をカマごとがしっと切り落として、ついでにがしがしと2つに割って、ほっぺたの肉を取り出してパクッ。身は三枚おろしにして、頭としっぽ付きの背骨はフリーザーにしまっておいて、はて、何をつくろうかなあ。前菜、焼き物、寿司、汁物といったところかな。

まずは電気釜(使用歴45年のサンヨー電気釜だよ!)でご飯を炊いて寿司飯を作っておいて、レシピから超薄切りの大根としっぽの方の鯛の薄切りを重ねたミルフィーユの仕込み。シソの代わりに貝割れ。オリーブ油としょうゆの組み合わせがおもしろい。次は身の厚いところを大きめ2枚、小さめ2枚に切り分けておいて、鯛そばを作るのに茅乃舎のだしを煮立てている間に、1把だけ残っていたそばを茹でて、ほんの少しだけ酒味噌を作って大き目の切り身に塗ってトースターオーブンの上火で焼いている間に、寿司飯を茶碗に盛って残りの鯛と一緒に買って来てあったサーモンとたこの刺身でミニのちらし寿司。カレシが好きなししとうを焼いて、彩りにする野菜を電子レンジで蒸して、後はきゅうりの薄切りと海苔を用意して、バレンタインデイディナーの盛り付け。

   

料理を大きなお盆に並べれば、飛ばないことで知られる「極楽とんぼ航空」のシェフが腕を振るったファーストクラスのバレンタインスペシャル。いつもながらの思いつき料理だけど、シンプルに徹していればめったに失敗しなくて楽々。先週Arts Clubのディナーのオークションで射止めたパッケージに入っていたワイン(オカナガンのピノ・グリ)を冷やしておいたので、カレシをソムリエに仕立てて、ディナータイム。ハッピーバレンタイン!