リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

連休になるとお湯が熱くなる

2019年06月30日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(土曜日)。☀☀。やっと夏らしい陽気。今日は20度ちょっと、明日は25度くらいだって。ワタシの感覚では25度は真夏日なんだけど、ヨーロッパは猛烈な酷暑だそうだから、暑いなんて文句垂れていたら罰が当たるかな。

起きたときからなぜか左手の親指の付け根と周囲が痛くて、顔を洗うのにイテッ。朝ご飯のスプーンを持つとイテッ。コーヒーマグを持ち上げるとイテテッ。ダスターを握ってイテッ。箒を動かしながらイテテッ。モップをかけながらイテテェ~。まじめに掃除をしているうちに、イテテが手首を通り越してじわじわと腕まで広がるし、他の指の関節もイテテの大合唱になるしで、やぁ~だ、もう。カレシが「キーボードの使い過ぎだよ」と言うけど、これは変形性関節症なの。50年以上のタイピング歴がもたらした職業病のようなもので、手の指を酷使して来たツケが回って来たってことだろうな。まあ、人間は一病息災の方がいいそうだし、痛みに対しては医者が心配するほどの耐性があるので、何のこれしきとサロンパスをぺたっ。

学校が休みに入って短い夏の行楽シーズンに突入する最初の週末が、今年は7月1日の建国記念日が月曜日なのでいきなり三連休。みんな一斉にどこかへ出かけてしまったようで、蛇口から出るお湯が朝からやたらと熱い。戸建ての家では150リットルくらいの大きなタンクで常時お湯をわかしてキッチンやバスルームに給湯するので、お湯の蛇口をひねるといつでもお湯が出て来るようになっている。(ただし、2ヵ所で同時に大量に使うと沸かすのが間に合わなくて水になってしまうから要注意。)集合住宅でも、タウンハウスや小規模なマンション、アパートでは各戸に給湯器がついている場合があるけど、大規模なマンションやアパートではボイラーで沸かしたお湯を全館に給湯するシステムが一般的で、1日の時間帯によってお湯の温度が微妙に違うからおもしろい。特に留守の家が多くてお湯の使用量が減る連休などには、やけどをしそうな熱湯が出て来ることが多いから要注意。

今日はすごい熱湯が出てくるのでちょうどいいやと、キッチンシンクの排水口にパイプの詰まりを溶かすDranoという強力なクリーナーをどぼどぼ。30分ほど経ってから、今度は排水口に5分ほど湯気が立つくらい熱いお湯をどぼどぼ。最後にストッパーをはめ込んでシンクいっぱいに(やけどをしない程度の)お湯を溜めて、えぃっとストッパーを外して一気に「圧力洗浄」。これ、去年下水管の清掃に来た人が教えてくれた配水管の詰まりを防ぐメインテナンス。みんなが実行したら下水が詰まって溢れるなんて騒ぎを防げると思うけど、最近は他人のアドバイスに馬耳東風の人が多いからねえ。


認知症の仲良しご近所さんの安否不明騒動

2019年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月28日(金曜日)。☁☁☀。雨の予報だったのに雨が降った形跡なし。でも、曇っているとちょっと肌寒い感じ。もう6月も終わりだってのに。7月1日がカナダの建国記念日で、今年は月曜日なので三連休。学校は今日で学年が終わって9月まで長ぁ~い夏休みで、働く親たちには頭の痛い2ヵ月の始まり。子供たちにとってはバンザイだけど、教育学者の研究によると子供たちは学習した算数の2ヵ月半分を夏休みの間に忘れ、読解力も低下するそうだから、夏休みが長過ぎるのも考えもんだな。

忘れるといえば、ゆうべはちょっとヒヤリとする事件があった。事の始まりは「エリザベスの返事がない。心配なのでチェックしてもらえないか」と言う少々慌てたような女性のボイスメール。迷惑電話対策で電話がかかって来ても鳴らなくしてあったので、メッセージに気がついたのは3時間以上経った9時半過ぎ。マンション正面玄関の来客用の呼出しパネルからなので電話することもできず、とりあえずカレシと一緒に対角にあるエリザベスの部屋のドアをノックしたけど応答なし。固定電話と携帯電話の両方にかけたけど応答なし。地下2階の駐車場には彼女の車が専用のスポットに置いてあった。初期の認知症(たぶんアルツハイマー)のエリザベスは70代でひとり暮らしなので、転んで頭を打ったなんてことがあったらタイヘン。23階に戻ってもう一度ドアをノックしたけど。依然として応答なし。

こうなったらと意を決して、預かっている合鍵でエリザベスの部屋に「侵入」。カレシを外で待たせて、明かりを点けて名前を呼びながら室内を見て回ったけど、だぁれもいない。小さいバルコニーに出るドアが少し開いていたので出てみたけどだぁれもいない。エリザベスは長身だから、ものの弾みで転落ってことがないと言い切れないけど、それなら外の誰かに目撃されていただろうから、その心配はないか。とにかく80平米の部屋の中を隅から隅までチェックしたけど彼女の姿がないし、何か事件があったような形跡もないので、玄関に来ていた女性と連絡が取れて出かけたんだろうと結論して、かくかく云々で留守中に部屋に入ったよと言うメモを残して、「捜索」を打ち切ったのは10時過ぎ。

一夜明けて起きてみたら、ドアの下にエリザベスからのメモが入っていて、「メッセージを残したのは友だちのウェンディ。玄関のパネルとつながっている携帯を別の友だちのところに置き忘れたもので返事ができなかったの。でも何とか連絡がついて彼女の誕生日のディナーに出かけたの。チェックしてくれてありがとうね」と。なぁ~んだ。まあ、大山鳴動してねずみ1匹出て来なかったのは何よりで、めでたし、めでたし。


外の世界はよく見え過ぎるくらいなんだけど

2019年06月28日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(木曜日)。☂☁☀。けっこう風が吹いていて、夜の間ちょっと荒れたみたい。ゆうべ窓から北の方の遠くでピカッと稲妻が光ったのに1秒、2秒と数えてもさっぱり雷鳴が聞こえて来ないもので、数えるのがめんどうになったところでゴロゴロッ。あまり大きな音じゃなかったところをみると、見えた稲妻はすごく遠くかったってことか。

何しろ我が家は南側の古いマンション以外は眺望を遮る建物がないので、隣町の火事の煙が見えるし、夜には緊急車両がライトを点滅させて走っているのが見える。さらにはクィーンズ公園のこんもりした森の向こうにあるロイヤルコロンビアン病院へ飛んで行く救急ヘリが見えるし(余談だけど、カレシが世話になったロイヤルコロンビアンは心臓疾患の治療でカナダ全国でトップクラスの病院)、テレビ局の交通情報ヘリたバンクーバー国際空港へ東から進入する旅客機が見える。まあ、ワタシは刻々と形を変える空の雲やほぼ目の前を飛んで行く飛行機を眺めるのが大好きなもので、最近なぜかときには尾翼のロゴが肉眼で判別できるくらいニューウェストに近いルートを飛ぶ便が増えたのはうれしいけど。

   
   病院に向かう救急ヘリコプター

8時過ぎに起きて、さて朝ご飯と言う頃に廊下で犬がキャンキャン。雨漏りの修理中避難していたお隣さんが帰って来たらしい。お帰りなさいと言おうと思ってドアを開けようとしたら、隙間から「お知らせ」の紙がするする。ドアを開けたら管理人のバレンティーナがいて、あら、おはよう。お隣さんのワンちゃんが飛びついて来たので、ワンちゃんもおうちに帰れてうれしいよねえと頭をなでなで。(ワタシは特に犬好きでもないんだけど、マンション中のワンちゃんに好かれているみたいなのはどうして?)お知らせは来月下水管の「詰まりやすい」部分を清掃をするというもので、戸数が少なくて下の階と部屋割りが大きく異なる「サブペントハウス」層の一番下の23階にある我が家は初日の15日。他に賃貸に出ている部屋が多い7階の1部と上階からの排水が集中する上に戸数が多い3階の全室、さらに地下駐車場の下水本管が対象。大仕事だ、これ。

下水管が詰まって被害が出たときの修理費用やその後の損保料の上昇を考えると、定期的に下水管を清掃する方が得策だと思うけど、結果的に来年度はさらに管理費の値上げを余儀なくされるだろうな。(水道ガス給湯ごみ収集料込みで我が家は月額62000円。)まあ、そうなればそれなったで集合住宅やコミュニティの暮らしに関わる文化や生活様式が異なる住人構成にある種の淘汰作用が起きるのかもしれないけど。


洋の東西を問わず、ばれないと思えば手抜きをするのが人間てもので

2019年06月27日 | 日々の風の吹くまま
6月26日(水曜日)。☀☀☁。起床8時半。朝ご飯は9時過ぎ。コーヒーを飲み終わって、さぁてっと今日1日の算段にかかる頃にはもう10時。のんきなもんだなあ。カレシの英語教室ヨーロッパ組に参加したい人との「面接」が終わるのを待って、今日はクィーンズパークをウォーキング。あちこちで白アジサイが咲き始めていて、庭中にそれだけを植えている家の傍を通るのがこれから楽しみ。いったい何本あるのか、古風な家の前と横がアジサイのふんわりした白い花に埋もれて、それは見事なもの。由緒ある古いお屋敷町ならではだろうな。

エレベーターを待っていると、雨漏りの修理をしていた隣の部屋から内装材を抱えた人が出て来たので、被害のほどを聞いたら、寝室とリビングのフローリングと壁の一部を取り替えて、今日は最後の点検。ああ、やっと終わったのか。住んでいるのは中国系の若いカップルで、80平米の部屋なので、工事中はずっと(たぶん)親の家に家具と一緒に「避難」していたらしい。管理組合の保険での修理だから経済的な損害はないとしても、とんだ不便。

我が家では最初の2年連続でこの種の雨漏りが発生。保証期間中だったので開発業者が修理したけど、最初は南側の窓壁のコーキングの劣化でリビングのフローリングの下に浸水した雨水で床が5ヵ所もぼこぼこ膨れて、まだ備蓄があった材料で張替え。2度目の翌年は東側のルーフデッキとの接点の防水処理の不備でダイニングの床2ヵ所でフローリングが膨らんで、デッキのコンクリートタイルを剥がしての防水工事。床の修理は、膨れた部分だけ張り替えようということで、オフィスのフローリングを使って、オフィスには新しいものを入れるという方法を提案されたけど、カレシが却下。幸い我が家は隣よりずっと広いので家具を外へ運び出さずに済むけど、大きなストレスであることは変わりないから、どうせ改装するときにラミネートからもっと上等なものに替えるからと辞退して、膨れはその後乾いて小さくなったけど今もそのまま。

使っているフローリングは継ぎ目にこぼれた水を放置するとぼこっと膨れるような安っぽいラミネートで、おまけにアンダーレイの敷き方がいい加減。我が家のリビングなんか、他の場所で使った残りの切れっ端を継ぎはぎしてマスキングテープで適当に押さえたような典型的な「手抜き工事」だったので、漏れて来た雨水をフローリングがアンダーレイの隙間から吸って膨れたわけだけど、目に見えない床下の事情は雨漏り被害が出る(あるいは張り替えるために剥がす)まではわからない。まあ、洋の東西を問わず、ばれないと思ったら手抜きをしてしまうのが人間てものらしいけどね。


お役所の仕事にしては早いねえ

2019年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(火曜日)。☀☀。やっと夏が自分の出番なんだってことに気づいてくれた感じ。もう6月最後の週なんだから。ということは2019年の折り返し点に来たってことで、もう1年の半分が過ぎちゃったわけ。やれやれ。

今日は朝から外で削岩機で道路を掘っているらしい音。窓を閉めていると大した轟音じゃないけど、バルコニーに出ると周囲の建物に反響するもので、どこで工事をやっているのか見当がつかなくて、あっちかなと見当をつけた方角が実際の音源とは正反対だったりするからおもしろい。高層ビル群のど真ん中のビルの屋上に立って道路工事の音を聞いたら、どんな風に反響するのかな。やまびこのようにあっちに跳ね返り、こっちに跳ね返りして、しまいに二重、三重にこだましたりしてね。でも、あの手持ちの削岩機の音はすごいから周り中から聞こえて来たら耳がたまったもんじゃないな。

ルーフデッキに出てみたら、工事をしているのはマンション前の道路が6番ストリートとT型に交差しているところ。コーヒーチェーンのティムホートン(通称ティムホ)のすぐ外の道路のミニ公園を刷新するということで、きのう市のトラックがそれまであったテーブルや椅子、プランターを撤去していた。3年前に忽然と出現したこのミニ公園(パークレット)は、市が市民の憩いの場になるようにと設置したもので、当初は木のデッキ部分に小さいとテーブル数組とプランター、人工芝を敷いた部分に赤や青のアディロンダックチェアを置いて、周囲をコンクリートのバリアーとロープで囲っていたのが、いつの間にか人工芝が撤去され、最近はテーブルや椅子の数がめっきり減っていた。市の能天気な目論見に反して、前からティムホの外にたむろしていたビール腹の中年暴走族やそのガールフレンドたちのたまり場になって、禁煙なのにタバコをもくもく、禁酒なのに夜遅くまで飲んで騒くようになったもので、おととし周辺のマンションやアパートの住人が撤去を求めて署名運動。

私たちは部屋の位置からして夜に家路につくバイクの爆音が聞こえた程度だったけど、ミニ公園側の人たちには相当な迷惑だったらしい。でも、ゾーニングが居住施設を併設できる「多用途商業地域」なので、結局は継続を望む商工会のパワーに押された市が妥協案としてデザイン刷新と警察のパトロールの強化を決めて、ここまで来るのに2年かかったのに今度はさっと実行。まあ、お役所のやることはどこでもカタツムリなみなんだけど、コミュニティ新聞で読んだ次の週にはもう一時閉鎖の看板が立っていて、早っ。樹木のプランターを置いて木陰を作り、テーブルは置かずにベンチ式にして、全体を照らす街灯を設置して、使用時間を午前7時から午後9時までに制限して、頻繁にパトロールするという話だけど、はて効果のほどは・・・?

   
   できた当時のミニ公園



おいしいものを作って食べるのは楽しい遊び

2019年06月25日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(月曜日)。☂☁☀。寒っ。明け方にヒーターが入っていたような気がする。午前8時過ぎのバルコニーの温度は12度。おまけにところどころ青空が見えているのに雨がしょぼしょぼ降っていて、何なの、この天気?雨が止んだのでジャケットで武装してウォーキングに行ったら、何だか指先が冷たくて、もう、何なの、ほんとに。

今日はエアフライヤーを使ってランチに春巻き。ゆうべフリーザーから出して冷蔵庫で解凍しておいた使い残しの豚ヒレをにんにく、しょうが、チキンストック少々と一緒にチョッパーでガガガッと「挽肉」にする。スーパーで売っている挽肉パックは2人には量が多すぎるし、脂も多すぎるしで、脂身のない肉をハンドブレンダーとチョッパーで必要なだけ「挽く」ようになってから、はてもう何年になるかな。まったく脂がないと肉が粘るので、オリーブ油やごま油、サラダ油を用途に応じて少し混ぜて挽くのがワタシ流。本来の挽肉のようにポロポロにはならないけど、肉にいろんな具を混ぜるレシピならこれで十分。

今日の春巻きもキャベツ、もやし、しいたけ、ねぎ、細くスライスしたたけのこを混ぜ込んで、オイスターソースと白こしょうで味付け。クックパッドで読んだレシピには「肉を炒めて」と書いてあったけど、それじゃあ結局油で調理することになるので、電子レンジでパワーを半分に落としてチン。スーパーにいつもある地元製の春巻きの皮にスティック型に包んだら6本できたので、5分ほど予熱したトレイに並べて、アボカドオイルをしゅ~っ。裏返してまたしゅ~っ。タイマーを12分にセットして、どんな風に出来上がるかなぁと、そわそわ、どきどき。チン!と言う音を聞いてトレイを引き出したら、おお、いい色あいに揚がって(焼けて?)いるじゃないの。熱々に醤油をちょっと付けてかぶりついたら、おお、カリッカリ!油で揚げたのよりもずっとおいしい。「もう1本か2本食べたかったなあ」とカレシ。ランチだから3本で十分。要領がわかったので、ランチの定番メニューに加えてときどき作ってあげるから。

新しいお気に入りのおもちゃを楽しんでいる気分で、昔から食べ物で遊んではいけないと言われているけど、おいしいものを作って食べて楽しむのってすばらしい遊びだと思うよ。それに、好きなことに夢中になれる時間がたっぷりあるのっていいもんだよ。思い切ってリタイアしてそろそろ半年。ワーカホリックと言われたワタシもさすがに「遊び人」暮らしが板に付いて来た感じで、リタイアしてほんとに良かったぁ。


自分だけの信仰があってもいいよね

2019年06月24日 | 日々の風の吹くまま
6月23日(日曜日)。☁☁☂。相変わらず肌寒くて、バルコニーの隅の温度計は9時を過ぎてもやっと14度。ウォーキングはジーンズにジャケットの春爛漫の服装で、おとといから「夏」になったなんて、天気屋のたちの悪いジョークか、あるいはただの噂話じゃないのかって感じ。何たって近頃は「フェイクニュース」なる厄介なバイキンが蔓延しているらしいから・・・。

ウォーキングで6番ストリートを下って7番ストリートを上がって来るルートを取ると、途中に教会が5つか6つあって、日曜日の朝はどこもドアが開いている。北米でのキリスト教事情を反映してか、元からある教会に韓国からの新移民の教会が間借りしていることが多いのは、すぐ隣町のコクィットラムには韓国人が大勢住み着いているからだろうな。我が家の前オーナーもキリスト教徒で、初めて内見に来たときに真っ先に目に入ったのがリビングの壁にかかっていた十字架。今カレシの誕生日プレゼントとして特注で作ってもらったホームバーのキャビネットを置いてあるのがあの十字架があったコーナーで、棚の上に(どこだったか忘れたけど)イギリスの聖堂のギフトショップで見つけて買って来た魔よけのガーゴイルを置いてあるんだけど、神さまが呆れ返っていたりしてね。

   

ワタシはキリストが説いたアガペーの概念をワタシなりに解釈して信じているので、勝手にキリスト教徒のつもりでいるけど、組織的な宗教は好きじゃないから洗礼は受けていない。実家はごく普通に仏教/神道だったけど、教会付属の幼稚園に行って日曜学校で知らず知らずに感化されたらしいし、仮死状態で生まれたワタシを熱心なキリスト教徒の助産師さんが神様に祈りながら蘇生させてくれたという話を聞かされて来たもので、幼い頃からイエス様に親しみを感じていたのかもしれない。まあ、神様はいつでもどこでも常にワタシを見守ってくれていて、バカなことをやらかすたびに「ほんっとにしゃあないやっちゃなぁ、もう。ちっとはしっかり考えなあかんで、こらぁ」と頭を小突いてくれるお父さん的な存在だと思っているので、信仰と言えるのかどうか怪しいところ。

ただ何か目に見えない大きな力に守られていると言う感じはあって、だからこそ亡き父に言わせるとしょうのない甘ったれだったワタシが、(自分では平凡なものだと思っていたけど)けっこう紆余曲折の人生を落ちこぼれずにこの年まで生きて来れたんだと思っているんだけど・・・。

エアフライヤーでヒレカツを作ってみた

2019年06月23日 | 日々の風の吹くまま
6月22日(土曜日)。☁☁。何だかまた肌寒いねえ。ロッキー山脈の向こうのジャスパー国立公園では25センチも雪が降ったとか。7月は乾燥して暑いと言ってるけど、ほんまかいなって感じ。平年並み(20度)に届かないんだから、デッキのプランターで花も実も鈴なりになっているトマトがかわいそう。

午前中はいつものようにダスターと箒と掃除機とモップで床掃除。寒いから汗をかかなくて楽でいい。全部終わったらごみやリサイクル品を容器と紙類のリサイクルバケツ2個、有機ごみのバケツと一般ごみの大きなビニール袋1個ずつにまとめて、カレシと2人がかりでごみルームへ運んで、土曜日のまじめ掃除はおしまいで、後は日がな1日のんびり。今日はきのう受取代行店からひとりでえっさえっさと運んで来たエアフライヤーでヒレカツ。加盟店で買い物をしてマイレージを貯めると航空券と引き換えられるというAirmilesというポイントカードがあって、今ではいろんな商品や現金とも引き換えられるようになっているんだけど、引越してからそれまで利用していたSafewayに行かなくなって使わないでいたら、「24ヵ月利用がないので6月末でポイントが無効になる」というメール。2千マイル(ポイント)ちょっと残っていたので、ボツにするのはもったいないから、商品のリストで前から興味のあったエアフライヤーを見つけてさっそく注文。(送料込みで2千マイル弱だったので、ボツになる残りは微々たるもの。)

ヒレカツはカレシの大好物で、前はよく作っていたけど、心臓発作を起こしてからは電気フライヤーそのものをめったに使わなくなっていた。でも、油で揚げないエアフライヤーならヒレカツも鶏のから揚げももっと作ってあげられそうなので、愛用しているクックパッドでレシピを調べていたところ。パン粉を使うものは油をスプレーするといいそうなのでアボカド油のスプレーを買って来て、千切りにするキャベツも買って来て、いざ!我が家のヒレカツは東京のサボテンで味を覚えた大根おろしとゆず醤油が定番。ゆずの果汁を切らしているので今日はすだち醤油。輪切りにした豚ヒレを塩コショウして、普通に衣を付けて、油をスプレーしてしっとりさせてから本番。

レシピで見た通り、3分くらい予熱してから200度で片面10分ずつで、満遍なくこんがりにはならなかったけど、まあとんかつらしく見える仕上がり。食べた感じはちゃんとしたとんかつになっていて一応は花丸。カレシは久しぶりのヒレカツに大喜びで、大根おろしをたっぷり載せて、大盛りの刻みキャベツと一緒にパクパク。うん、これなら「揚げ物」料理をもっと楽しめそう。電気フライヤーはもう要らないね。誰か欲しい人、いないかな?


駅の長い階段と急な坂道であごが出ちゃった

2019年06月22日 | 日々の風の吹くまま
6月21日(金曜日)。☁☀。夏至!日の出の地点が寝室正面(北東)なので、そっちを向いて寝ていると、意気揚々と昇ってくる朝日に直撃される。ブラインドとガラスの間に遮光パネルをかけてあるけど、2枚のブラインドの隙間をカバーするためなので、夏至の前後には日の出の位置が最も北寄りになって、パネルの端っこぎりぎりかちょっと外側。でも、これからまただんだん東の方へ移動して寝室には朝日が入らなくなり、秋分を過ぎればさらにどんどん南東に向かうわけで、日の出を追っているワタシ、何だかひまわりになったような・・・。

今日はカレシが午前中のグループレッスンをしている間にメトロタウンへひとっ走り。モールが開く10時に着くように、ウォーキングするというカレシと連れ立って出発。7番ストリートからロイヤルアベニューに右折して8番ストリートに出たところで、そこから駅まではつまずいたらそのままホームまで転がってしまいそうな急な坂なので、カレシは右、ワタシは左。すたすたと歩いて行くカレシをみて、2年前は何度も胸を押さえて立ち止まってたなあとちょっぴり感慨。

メトロタウンまで電車で10分だけど、駅からモールの反対端にあるデパートまで歩いて10分。ユニクロの店の外はすごい長蛇の列で、先頭付近の看板に「BT21」と暗号のような文字。並んでいるのはみんなアジア系の若い人たちで、ほぼみんな黙ってスマホとにらめっこ。(後で好奇心からぐぐってみたらBTSというKポップグループとコラボしたTシャツを買う行列だったらしい。)開いたばかりなので「テツおじさんのチーズケーキ」の前は行列がなくて、「MUJI(無印良品)」はみごとに閑散。メトロタウンは圧倒的に中国系の街なので、テツおじさんも無印もユニクロもお金のある中国系、韓国系の移民層がターゲット。若い日本人には不満らしい、

デパートのクリニークのカウンターでローションとクリームを買って、前回いっぱいになったクーポンのカードを出したら、電卓でかちゃかちゃと計算して「9900円ですね」。うわっ、差し引き1500円ちょっとになっちゃう。じゃあ、一番早くなくなるローションをもう1本。これでだいたい6千円。ついでにデパートのポイントカードを9千円のギフトカードにして、何かすごくもうかっちゃった気分。うきうきして駅まで行ったらエスカレータのない入口から入ったもので、長い階段をえっさえっさ。2つ先のエドモンズ駅で電車が整備工場入りするので「降りてください」。次の電車(2分後)に乗り換えてもう2駅。駅からロイヤルアベニューまでの勾配10%の300メートルを大汗をかいて上って来て、ああ、もうくたびれたぁ。


箸の持ち方より大事なものがあるんじゃないの?

2019年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(木曜日)。☁☀。風は止んだけど、まだちょっと肌寒い。カレシがパティオドアを開け放したままデッキで水遣りしていたら、リビングにヒーターが入ってびっくり。廊下を隔てたオフィスの入口のサーモスタットは25度なのに、リビングのは暖房が入る温度より1度低い22.5度。外からの冷たい空気がサーモスタットの温度を下げてしまったらしい。明日は夏至なのに暖房なんて冗談じゃないよ、もう。

日本で最近ツイッターか何かに「箸をきちんと持てないと育ちが悪いと見られる」のがムカつくと投稿した人がいて、「正しい持ち方」を巡る論議が沸騰したらしい。左利きの是非を巡る論議と同じで、またかという感じ。ちなみにワタシは箸は苦手。でも、親の名誉のために言っておくけど、育ちや躾が悪かったんじゃないからね。母は左利きを治そうと努力したし、右手で箸を使うことも教えたんだから。おかげで9割がた両手利きになったけど、箸はどっちでも苦手。左利き用エジソンの箸も試したけど、幼い頃に思うようにならない右手を使うことを強制されて泣いた記憶が蘇って来ただけ。おまけに50年以上英文キーボードを叩いていたもので、どの指も関節炎になって箸をうまく操れないから、もうお手上げ。

思うに、かの国では箸使いや利き手だけじゃなくて、(目に見える)あらゆる物/事に「正しい方法」があって、それに反するのは他人を不快感を与える行為と捉えているらしい。見た目(つまり「型」)がすべてということで、華道も茶道も歌舞伎も和食料理も「型」を極めるのが修業の重点のようだし。美しく整った「型」には安堵感があるのはわかるけど、現実には日本人の半分は「正しい持ち方」じゃないそうだから、「型」にはまらない(つまり心理的な「和」を乱して安堵感を脅かす)他者が存在することに無意識に持っている嫌悪感から、そういう人たちが自分の視界に入って来ることを警戒するあまりよけいに他者の存在が気になるのかもしれないな。

同調圧力はどの集団にもあるけど、かの国の場合は「正しい型」を実行するために「正しいマニュアル」に従うことを求める圧力かもしれない。ワタシは生まれつきいろんな型から外れていてマニュアル通りにできないことが多いし、先天的に角膜がでこぼこなので世の中が他者と同じく見えていない(と思う)。中学時代に左利きに戻ったのは完全にワタシの意思で、反抗期だったこともあるけど、肩肘張って周りと同じになろうとするよりも、いじめられても違ったままの自分でいる方がいいと気づいたから。今でもあれは最大級の三重花丸の決断だったと思う。美しい箸使いは学ばずじまいだったとしてもね。


1日に何回も出入りするのは何でもすぐそこにあるから

2019年06月20日 | 日々の風の吹くまま
6月19日(水曜日)。☁☀☁。風が強くて肌寒い。起きてみたらバルコニーで小さな鉢が2つ、風に吹かれてあっちこっちところころ。どうやら夜の間に大風が吹いたらしい。手すりから下を見たら、葉を茂らせた木の梢がわっさわっさと大きく揺れていてびっくり。何でも異常に冷たい気団が南下して来たんだそうで、今頃は暑いはずの内陸のオカナガン地方では雪が降ったところがあるとか。やぁだっ。

今日は2人そろって久しぶりのヘアカット。月初めに予約を入れに行ったら、今まで担当だったシャンデルが夏場は森林火災の消防士になるボーイフレンドのオットー君と内陸に引っ越して一緒にカレッジで山林学を勉強すると言って辞めた後で、隣の椅子のミッシーに担当してもらうことにしたけど、人手不足で取れた予約が今日。いつものようにカレシが先で、次に財布を持っているワタシ。夏なので少し短めにして、短い前髪を残して、後ろを刈り上げ風にしてもらったら、なかなかいい腕前。ミッシーは日本の生まれでカナダは20年くらいとか。ワタシがフィリピン人だと思ったと言うので、昔は出身はマレーシアかインドネシアかフィリピンかと聞かれた話をして、どうせ見分けが付かないんだから今は「アジア人」て答えるのよと返事。2人の会話は終始英語。脳内でさび付いている日本語辞書をひっくり返しながらの日本語会話はストレスになるので大助かり。首筋がすっきりして、何だかイメージチェンジした感じが気に入ったので、またお願いね。

帰って来てランチを済ませたら、カレシと道路向かいのLondon Drugsへ。釉薬のかかった植木鉢は7月末までの激安セールで、大中小をセットで買うと3千円だけど、大サイズは2人で運ぶにも重過ぎるので、今日は1個800円の中サイズを2つ。1個ずつ抱えて帰って来たけど、歩きながらおしゃべりしていたら息が切れて来たくらい重たかった。これじゃあ大きいのは(つい目の前の道路向かいの)店の前まで車を回して運んで来るしかないけど、積込みサービスがあるそうだから何とかなるかな。鉢をデッキまで運んだら、ワタシはとんぼ返りでバルコニーで使うテーブルを買いに逆方向のウォルマートへひとっ走り。これは折りたたみ式で軽いから、ひとりでも運ぶのはらくらく。カレシが「もうひとつあってもいいかなあ」と言うのを聞き流して、またとんぼ返りで今度は晩ご飯の買い物。ああ忙しい。

ご飯の後でウォーキングに出たので、今日のワタシは5回も出たり入ったり。何でもすぐそこだからそうなるんだろうな。歩道はどこも木の葉や枝がたくさん散らばっていたから、ほんとにすごい大風が吹いていたんだなあ。あさっては夏至だと言うのに風が冷たい・・・。

やっと肩の力が抜けた

2019年06月19日 | 日々の風の吹くまま
6月18日(火曜日)。☀☀☀。今日も起床は8時過ぎ。朝ご飯を食べて、朝の涼しいうちにウォーキング。カレシはきのうの朝ドクターに行って鼻血の問題が解決したこと、胸痛で駆け込んだときに130に上がっていた血圧も騒動前の数値(110前後)に戻ったことを確認して来たので、表情も元気になって、ほっ。おかげでワタシのストレスも解消して、血圧を測ってみたら112/76の普通レベルに戻っていたので、ほっ。そういえば、このところ寝室の頭の上が毎朝何か静かになった感じで、週末でも子供があまり走らなくなったな。それでよく眠れているかもしれない。もしかしたら管理人のバレンティーナがひと言何か言ってくれたのかなあ。いずれにしても、しっかり眠れるのは健康のためには何より。

午後にエンジニアリング会社の人が来て、建物外郭の5年保証に関して報告した不具合のフォローアップ。前から1時から2時まで在宅するようにとのお知らせがあって、我が家から報告のあった項目で「未解決」になっているものを再確認するのが目的。東角の窓の敷居に水滴が溜まる件は、開発業者がすでに外壁のメインテナンス専門会社を遣して(ロープで降りてきて)目視検査をした結果、水滴はおそらく結露だろうということで落着していて、残っているのはパティオドア2ヵ所がロックできない状態にあることと、デッキの隣とのパーティションを固定しているコンクリート壁にひび割れができていることの2件。ロックは内側からかけるので取り替えるとしたら費用は私たちの負担になるかもしれないと言うので、外からドアを揺すったら開いてしまうんだから窓拭きの人の安全にかかわるじゃないのと強調したら、「それもあるねえ」と言いながらメモ、メモ・・・。

エンジニア氏が帰ったら、銀行に行くついでにとなりのLondon Drugsでパティオ用のテーブル探し。パティオ用品はもう在庫一掃の時期で、残っているのはテーブルといす4脚のセットだけ。欲しいのはラップトップを置けるテーブルなので、もしかしたらとスーパーの上にあるウォルマートの家具売り場を除いたら、あはは、TVテーブルというものがあった。テレビの前でご飯を食べるための折りたたみテーブルで、目的にぴったりの上にたったの2千円。よぉし、一人で運べる重さなので、あした買いに来ようっと!

買い物をして帰って、マティニを飲みながらウォルマートでテーブルを見つけたこと、London Drugsにはカレシが欲しがっている釉薬をかけた植木鉢が山積になっていたことを報告。やれやれ、気分的にもごく普通の日常に戻って、肩の力が抜けた感じ・・・。


とかいなか万歳の風景もうひとつ

2019年06月18日 | 日々の風の吹くまま
6月17日(月曜日)。☀☀。今日もいい天気。ゆっくり起きて、カレシはまずプランターの水遣り。ワタシはキッチンでオレンジジュースの空きボトル(約2.6L)に水を入れる役目。ルーフデッキとバルコニーの両方で全部で14、5本。ダブルシンクに空のボトルを2本ずつ置いて、流れ作業で水を入れて、いっぱいになったらふたをしてカウンターにどん。カレシが空になったボトルを持って来て、いっぱいのボトルと交換して、水遣りが終わったら使い残した満タンのボトルをデッキやバルコニーに並べて、さて朝ご飯。まあ、朝ご飯をセットするのはカレシの担当なので、効率化を図ってあげないといつまでも朝ご飯がお預けになっちゃうから・・・。

角部屋の我が家では、カレシが東と南(実際は北東と南東)に面した屋根のないルーフデッキで主に野菜、南(南東)に面して屋根(上階のバルコニー)があるバルコニーで主に草花を育てているけど、なぜか何を植えても日当たり抜群だった戸建ての裏庭とは比べものにならないくらい良く育つから不思議。プランター栽培だから買って来た園芸用土を使っているせいもあるし、コンクリートの建物の23階でほとんど害虫がいないせいもあると思うけど、庭ではうまく行ったことのなかったラディッシュもきれいな粒ができるからすごい。とにかくみんな野放図に育つもので、春は毎日のように間引きしたラディッシュの葉っぱやほうれん草の入ったサラダ、その後は種から育てて食べ残してプランターに植えたメスクランのレタスやぷりぷりのラディッシュ、ぱりっとした万能ねぎ。今は道路向かいの雑貨屋でポット植えの苗を買って来て植えたトマトに緑色の実がいくつもついて、熟すのを楽しみにしているところ。

この雑貨屋は店先に並べた棚に花や野菜のポットをずらりと置いていて、育苗業者の競売で仕入れて来るんだそうで、そこらの大きな園芸センターで売っているものよりずっと生き生きしていて質的にも格段に上。室内用のベゴニアなんか咲いて咲いて咲きまくる花を何ヵ月も楽しめるし、おまけに値段が格段に安いと来ているもので、買い物に行くときに通りがかってはついついひと鉢、ふた鉢と買ってしまうもので、店主のおばちゃんとすっかりおなじみになってしまった。ポットのほかに切り花やプレゼント用の花束やギフトベーパーで包んだ鉢物も売っているので、いつも通りすがりの人が立ち止まって品定めをしている。あんがい店の中にぎっしりと並んだ日用品雑貨よりも花や野菜の売り上げで商売が成り立っているんじゃないかと思うくらい。

中心街でこんな風景が見られるのも「とかいなか」ならではのことだろうな。おしゃれでトレンディなことが自慢のバンクーバーではついぞ見かけなかったほのぼのシーン・・・。


とかいなかの父の日の風景

2019年06月17日 | 日々の風の吹くまま
6月16日(日曜日)。☀☀☀。起床8時半。けっこうよく眠っているようで、起きたときの気分は爽快。今日は同じフロアの対角の部屋のエリザベスと一緒に朝ご飯を食べることになっていて、9時半ごろにでかけようという約束。彼女はごくごく初期の認知症で忘れっぽいので、約束通りに9時過ぎに電話したら、「今ドクターのところ。もうすぐ診てもらえるから10分くらいで帰れるので、帰ったら電話するからロビーで落ち合いましょ」。指の怪我がなかなか良くならないので念のために診てもらうことにしたそうだけど、日曜日の朝にオフィスを開けているドクターもいるのにびっくり。

10分ほどで「10分後にロビーで」という電話があって、ちゃかちゃかとしたくをしてロビーへ。日曜の朝にしては人の動きが多いなあと思っていて、はたと思い当たったのが「父の日」。そっか、今日は父の日なんだ。北米では母の日と同様に家族そろってブランチに行く風習があるので、こりゃどこも混んでいそうだなあ。まあ、どこもいっぱいだったら6番ストリートはファストフード店が軒を並べているので食いっぱぐれにはならないと高をくくって、駐車場からロビーに上がって来たエリザベスと3人連れ立って6番ストリートを2丁ほど先のWaffle Houseへのんびりそぞろ歩き。案の定テーブルが開くのを待っているグループがいたけど、ブランチには少し早めだったので5分も待たずに着席。1954年開業という、まさに田舎町のローカル色豊かな「ファミリー食堂」という感じで、メニューも今流行のアボカドトーストなんか「知らんがな」。目玉は焼きたてのワッフルで、直径が30センチくらいあってしかもすごい分厚さ。

私たちはオムレツ、エリザベスは目玉焼きとソーセージのクラシックな食堂の朝ご飯は意外とおいしかったし、長年勤めていそうなおばちゃんウェイトレスたちがせっせとコーヒーを注ぎ足してくれるし、いつも愉快なエリザベスと四方山話に大輪の花が咲いて、楽しかったぁ。食べている間に家族連れがどんどん入って来て、私たちが食べ終わって出る頃には入口付近は順番待ちでぎっしり。長年日曜日の朝ご飯はここで食べるのが習慣になっているという常連客も多いようで、特に父の日の今日は息子、娘、孫も一緒で、待っている間に家族を紹介し合ったりして和気藹々。こんなところが田舎暮らしの心地よさと言えるかな。

ニューウェストミンスター市は人口250万人のメトロバンクーバーのど真ん中にポチッとあって、気づかずに車で走り抜けてしまうような面積15平方キロ、人口7万人の「とかいなか」。最近は急激に人が増えているそうだけど、この何とも田舎っぽいおっとりした雰囲気がなくなってしまわないことを祈るばかり。


目の保養をするはずだったんだけど

2019年06月16日 | 日々の風の吹くまま
6月15日(土曜日)。☁☀。ちょっと湿度が高いような気がするけど、あまり暑くない初夏らしい天気。窓を開けるようになって、埃が溜まりやすくなって来たし、カレシのデッキやバルコニーへの出入りが増えたので、少し念入りにダスターをかけて、箒でゆっくりと念入りに掃いて、ごしごしとモップかけ。くず入れのごみを大きなゴミ袋にまとめた頃には、額から滴るくらいの大汗。ランチにするジャンバラヤスープを大鍋に仕込んでいたら、さっさと担当のバスルーム2つの掃除を(手抜きで)済ませていたカレシが「おい、ウォーキングに行くぞ」。はいはい。

午後は何もしないで目の保養を決め込むつもりだったけど、ニューヨークタイムズのクロスワードパズルのページを開いたら、ヘルプなしで完成すること連続34日で、「がんばれ」みたいなメッセージが出て、俄然やる気満々。土曜日のパズルは最難関の日曜パズルの前日だから、いつもかなり難しいんだけど、数をこなしているとコツがわかって来るのか、この頃は30分ちょっとで解けるようになった。それで、最初の頃は3日くらい続けば上々だったストリークが4日になり、7日になりしているうちに、きのうで新記録34日に達したわけで、ここまで来たら欲が出て来て、よぉ~しっ!ブラインドを下ろしても明るくて見え難い画面を睨んでの挑戦で、もう目の保養どころじゃない。ま、がんばったおかげで35分で完成して、連続35日の記録更新を達成。やったぁ~。

結局は午後いっぱいモニターを睨むはめになって、新しく「リタイア」プロジェクトに加わった短編小説を書き始める準備。もう15年も前に映画脚本の講座を取っていて、クラスで書いた脚本とは別に構想を練っていた機能不全家族のコメディのナレーター役として思いついたのがペットの犬。床のレベルから家族のごたごたや郊外の分譲住宅地のご近所さんたちを観察して「何だかなあ」とつぶやいている老犬という設定で、役者はどうしても胴長で短足でいつも「なんでそうなるんやぁ~」というような表情をしているバセットハウンドじゃなければダメ。そこで Puddlesの登場となって、「子犬の頃にもらわれて来て真っ先に部屋の真ん中でおしっこをしちゃって、Puddles(水たまり)という名前をつけられてしまったのさ」。

映画好きじゃないワタシは脚本書きへの興味もなくなって、筋書きだけでお蔵入りしていたのが、劇作家を目指すようになって、芝居に仕立て直そうと埃を払ったのはいいけど、生の舞台で犬をどうやって主役にするかで立ち往生。でも、Puddlesは仮想ペットとして生き残って、犬のデイケアを舞台にした短編シリーズの主役にする構想が浮かび上がって来て、まさに三度目の正直。今度こそは人間観察で活躍してもらうから、よろしく頼んまっせ。