リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

1年の計は中国正月の元旦にもあり

2014年01月31日 | 日々の風の吹くまま
今日は旧正月の元旦。欧米ではChinese New Yearと呼ぶところが多いみたい。そういう
名称が定着した頃はアジア人といえば中国人だったからだろうけど、中国では「春節」、ベト
ナムでは「テト」、他でもそれぞれの呼び方があるんだろうな。アジア系の人口が圧倒的に
多いメトロバンクーバーでもその筆頭なのが中国系なもので、街中が中国正月を祝う感じ
になるけど、元々は広東系が主流だったから、広東語で「もうかりまっかぁ」みたいな、けっ
こうノリのいい響きの挨拶が交わされる。ゴンヘイファッチョイ!

テレビではニュースキャスターが、「元旦の決意が挫折した人は今日がリセットするチャンス
です」と言っていたけど、ほんとだなあ。1月1日に張り切って一念発起したものの三日坊主
で終わったとしても、今日また一念発起すればいいってことで、それでもまた三日坊主で終
わっても、ユダヤ暦の新年(ロシュハシャナ)もあれば、イスラムの新年(ラマダン明け)もあ
るし、インドの新年(ディワリ)もある。探せば他にもいろんな宗教や民族のお正月があるだ
ろうな。あら、1年に何回でも一念発起をやり直せるのって、三日坊主には願ったり叶ったり
じゃないの。ただし秋が多いけど、まあ、そこで挫折しても新暦のお正月はすぐだし・・・。

地球が丸いといろんな人がいて、いろんなことをてんでに考えて、いろんなことをてんでに
やっているから、いろいろとおもしろい。常識だと思っていたことが非常識だったり、非常識
だとムカついたことが実はそこでは常識だったなんてのはあたりまえ。いうならば、「無常」
の世界かな。ワタシの去年の1年の計は「play it by ear」だった。臨機応変。成り行きまか
せ。出たとこ勝負。行き当たりばったり。その場の空気しだい。まあ、解釈もいろいろで臨機
応変だけど、うまく行くためのコツは耳だけでなく目も開けておいて「観察と分析」。

今年の1年の計はいくら考えても思い出せないところを見ると、どうやら三日坊主どころか、
考え損ねたらしい。それなら、1年の計は中国正月の元旦にもあり。去年はかなりまじめに
実行して、何か楽な生き方だなあと感じたので、「去年と同じ」。今年もまじめに成り行き任
せの臨機応変を実行して、楽に生きるぞぉ。ゴンヘイファッチョイ!恭喜發財!

してみるけんか、しなくてもいいけんか

2014年01月30日 | 日々の風の吹くまま
きのうから歩道の芝生に「道路清掃のため午前7時から午後3時まで駐車禁止」の標識が
立っていて、「1月30日」と手書きしたテープが貼ってあった。お達しの通りトラックとエコー
を角を曲がったところに移動しておいたら、午前7時半に清掃車が通過。目が覚めたけど、
すぐまた眠ったら、8時半にもう一度轟音を立てて通過。でも、それっきり静かになったので
11時半まで寝直し。カレシは起きて一番にトラックとエコーを清掃の済んだ道路に移動。標
識によると午後3時までは「駐車禁止」だけど、午後2時にはその標識が消えていた。市役
所がささっと回収したらしいけど、ほお、なかなかやるじゃないの。

かって臨時の駐車禁止の標識はいつも「月曜日から金曜日」と書いてあった。道路清掃な
んて1日で済むのに、1週間も駐車禁止とは横着も甚だしい。あるとき、その標識が立った
のを見たカレシがぶっち切れて、市役所の担当部署に電話。怒鳴りまくるカレシに担当者も
かっとなって、すごい怒鳴り合いの大げんかになったけど、筋が通っていたのはカレシの言
い分の方。相手もそれを認めて、週末の夜なのに標識を回収。週明けにテープに特定の曜
日を手書きして貼った標識を立てて行った。それ以来「いつになるかわからないけど月曜か
ら金曜の間」なんて言ういい加減な標識が立つことはなくなった。。「オレが市役所と大げん
かしたからだ」と、カレシは満足げ・・・。

カレシを英語教室に送り出して、本格的に仕事。何だかよくわからないテーマだけど、日本
ではこういう事情で、外国ではこういう事情と言う話。おもしろいのは、論文調で日本の話を
していていきなり「○○者の方は」と取ってつけたようなていねい語になるのに、外国(アジ
ア)の話になると「○○者は」になっているところ。今どき日本語の怪しげなばかていねい表
現を機械的に使ったのか、私的な人種差別意識がひょっこり紛れ込んだのか、そのあたり
はわからないけど、思わず考えてしまった。他の(筆者の違う)記事で食育の話をしていたと
きにも、論文調のど真ん中に「食べる」という代わりに「いただく」が出て来てずっこけたけど、
ニッポン語、ちょっとヘンだよ、やっぱり。

でも、英語版はごく普通の英語表現になっているから、誰が読んでも批判したり、けんかを
吹っかけて来たりはしないと思うよ。それにしても、言葉は世相を映すと言うけど・・・。

芝居の最中に火災アラーム!

2014年01月29日 | 日々の風の吹くまま
ミニ仕事2つはさっさと片付けて納品。シーラとヴァルに家中をきれいに掃除してもらって、
さっぱりしたところメガ仕事の第2ラウンドのファイルの算段。でも、本格的な仕事モードに
入るのはちょっとお預けにしておいて、今夜は『The Odd Couple』(日本語タイトルは『おか
しな二人』)のオープニングナイト。

なぜか夕食の支度を始めるのが遅れて、レセプションにも遅れて行った。こんなことは珍し
いな。前日にパルミーダが去年の10月にやった支援者インタビューのビデオを編集したも
のを送ってくれて、プロモに使っていいかと聞いて来ていたので、レセプション会場に着いて
会うなりまっさきにOKの返事。いやぁ、すんごい大根役者!俳優志望じゃなくて良かったと
思っちゃったわ~と言って、2人して大笑い。しばし、カレッジの即興演劇の講座がおもしろく
て3回も行った話をして、ほどなくして劇場に戻る時間。

席に着く前に、ロビーに飾ってある私たちの写真を見せたら、「きっとPhotoshopで修正す
るのに苦労したろうな」とカレシ。ふむ、けっこういい線行ってると思うけど。まあ、カレシは
引っ込みたがり屋でワタシは目立ちたがり屋。あはは、私たちも「おかしな二人」だよね。
The Odd Coupleはブロードウェイでロングランして、映画化されて、テレビ化されたニー
ル・サイモンの傑作。笑いっぱなしで、フェリックスが作っていたローストが黒焦げになるあ
たりで、なぜかしつこく火災アラーム。芝居の一部にしては役者の反応がヘンだな、と思っ
ていたら、「中断させていただきます」のアナウンス。

まあ、黒焦げのローストの場面とはタイミングが出来すぎの感じだったけど、ポーカーの場
面で「タバコの煙もうもう」を演出するための装置が原因で、舞台裏の煙探知器が鳴り出し
たんだそうな。「消防署のOKが出次第、再開します」というアナウンス。結局は15分ほどの
中断で、出演者が舞台に戻って来て、芝居は再開したけど、途中でこういうハプニングがあ
ると、役者は腰を折られるし、演技のテンポが狂ってしまうからやりにくいだろうな。最後は
やっぱり芝居にずっぽりと没入して、終わったら大喝采。思いがけないハプニングがあった
けど、おもしろかった。さて、思いっきり笑ったところで、仕事、仕事!

胸算用はぶっ飛ぶのがオチ

2014年01月28日 | 日々の風の吹くまま
少しは楽なペースでやれるかと思った第2ラウンド。そんな胸算用が吹っ飛ぶまでにたった
の2時間。「あさきゆめみじ、ゑいもせず」の心境に到達するどころか、浅き(浅はかなる)夢
を見ているヒマもなかったじゃないの。と言っても、いつもの「ま、いっか」主義で全部引き受
けちゃったから、今さらどうにもならないけど、やっぱりなあ・・・。

メガ仕事のファイルの第2ラウンドにかかろうと思ったら、「スローダウンさせてゴメン」とか
何とか(ほんとはそう思ってないでしょ?)言いながら特急仕事を2つねじ込まれて、ま、ミニ
仕事だからいいかと踏んでOKしたら、今度は別の方から「スケジュールのほどは?」と打
診。添付ファイルを見たら、あちゃぁ、けっこう大きいぜよ。まあ、来週と再来週の希望納品
日は無理ということで、「ダメ!」とメールを飛ばしたら、ぎりぎりまで待つからそこを何とか。
また作業量を計算して、所要日数を計算して、稼働日数を数えて、ぎりぎりでいいなら「よっ
しゃぁ、何とかしたるでぇ」と腕まくり。あ~あ。

それであちらサンが喜んで確定したから、ほんっとにワタシって酔狂。おかげでゆうべは脳
みそが興奮してしまったのか、ほとんど熟睡できずに夢うつつの中で仕事をしていた感じ。
いい年だというのに、まったく困った極楽とんぼだなあ。おかげで2月も大車輪になりそうだ
けど、まあ、カナダドルの対米ドルレートがずるずるとと下がっているから、手取りは増える
勘定。そこで人並みに欲張りなワタシはつい張り切ってしまう。走り出したら、やるっきゃな
いよね。それが一匹狼の心意気、プロの心意気、おひとりサマ自営業の心意気、自立した
女の心意気でしょ?でもまあ、気風ばかり勇ましくてもねえ・・・。

でも、まだ3分の1だというのに、チームのワタシより年下のおじさんたちが何だかもう顎を
出しているみたいなの笑っちゃうなあ。博士先生が「今日はもう力尽きたから」と言えば、編
集者の博士先生も「目がしょぼしょぼする」と愚痴。ちょっと、ちょっと。まだ若いんだから、す
きっと背筋を伸ばしてみなさいっての。オトコノコは簡単に弱音を吐くもんじゃないって、ママ
に教わらなかったんかいな。ワタシなんか、オンナノコでもめったに弱音は吐かないけどね。
そうだ、「どさんこの心意気」の旗も揚げて、がんばっちゃうぞぉ・・・。


仕事の方がストレス度が低いのは

2014年01月27日 | 日々の風の吹くまま
すごい濃霧で、何となく静か。ニュースでは空港の管制塔がすっぽり霧に包まれておぼろげ
にしか見えなくなっている。かなりの便が欠航したらしい。まあ、この冬のバンクーバーは概
ね「暖冬」で、しかも少雨だそうで、雨になりきれないで霧。でも冬に雨が少ないと、水源地
の山では雪が積もらないので、夏に水不足が起きかねないけど、大丈夫かな。

きのうは1日中ど~っと疲れた気分だったけど、今日はかなり改善されて、仕事を再開。次
の最終期限まで1ヵ月弱で、1月よりずっと楽なペースで行けるけど、胸算用の通りに行く
かどうかはわからない。でも、仕事をしていない方がよっぽど精神的にストレスで、仕事とな
るとエネルギーもりもりなんて、ヘンな話。ワタシは男脳60%なんだそうだけど、じゃあ男は
仕事をしているときとしていないときのどっちの方がストレスなんだろうな。昔は家事を専業
主婦に任せて「専業サラリーマン」をやっていられた男も、今は妻が専業主婦であっても家
事の分担を要求されるらしいから、仕事と家事少しの二本立ての構図はワタシのとあまり
違わないように見えるけど、どうなのかなあ。

まあ、男と女の本質的な違いもあるだろうし、ワタシの家事少しは自分の意思による手抜き
だし、おひとり様自営業だから(顧客がいるけど)めんどうな上司も同僚もいないし、通勤の
手間もないというところがサラリーマンとは違っているし、1990年代は無意識に仕事を精
神的な逃げ場にしていたと思うから、年金で糧を保障されて、仕事を「遊び」の資金源にで
きる今とは環境も違うんだけど、仕事で感じるストレスは仕事をしていないときに感じるのと
はちょっと質が違うような気がする。いうなれば、スポーツ選手が感じるポジティブなストレ
スのようなものかもしれない。

そこでまたつらつらと考える。新婚の頃にカレシに働くように仕向けられて、渡りに舟と飛び
ついたのはビザを待つ間「専業主婦」をやって退屈し切っていたワタシ。もしもあの頃にカレ
シが「ボクが稼ぐから、キミは働かなくてもいいよ」とか何とか甘言を囁いて、それに釣られ
ていたら、今頃はどうなっていたことやら。「仕事」という、自分が危ういときに逃げ込めて、
自己の存在を確認できた安全地帯と自分の糧を得る基盤があったからこそ、今の幸せなワ
タシがある。これもめぐりめぐってのカレシのおかげ、かな。皮肉抜きで、ありがとうね。

先延ばし族の2人だけど

2014年01月26日 | 日々の風の吹くまま
週末は休みのはずだったのに、きのうは早朝から何かとストレスフルな1日。4時過ぎに寝
たばかりなのに、朝の9時過ぎにカレシがキツツキが屋根を叩く音で目を覚まして、いつも
の突発的むかっ腹。飛び出して行って石を投げ付けたのはいいけど、そのうちの1個が寝
室の窓に当たって、眠っていたワタシが飛び起きる始末。正午過ぎまで寝直したけど、んっ
とに、もう。起きてからカーテンを開けて見て「ひびが入った」。あ~あ。と思ったら、「いや、
ひびじゃなくて石の泥がついただけ」。(当たったことには変わりないよ。)はあ・・・。

ひと騒動のおかげでワタシは朝からもやっとご機嫌ななめの状態。そこへして、またバッテ
リが上がったエコーをジャンプスタートするのにひと騒動。トラックもそうだったけど、エコー
もバッテリの取り替え時かな。家の中はリサイクル品が山になっているし、園芸の土を買い
たいとか言っているのに、なぜか車のバッテリが上がるねぇと皮肉ってみたら、「わかってる
けど、やる気がなぁ」とカレシ。はて、こういう周りに影響を及ぼすような「先延ばし族」って、
わかっていてやらないことで他人や状況のコントロールを図っているのかな。まあ、無事に
エンジンがかかったエコーで、午後は充電ドライブにお付き合い。

おかげで、去年1年間そっくりさぼった経理業務に取りかかったのは夜になってから。(ま、
ワタシもけっこう「先延ばし族」なんだけど。)フォルダに貯め込んだレシートも請求書もそれ
ほどあるわけじゃないんだけど、4月1日からいったん統一した売上税がまた連邦(GST)と
州(PST)に分離されたもので、楽々なのは3月まで。4月分からは経理ソフトの設定を変え
て、クレジットカードに上がってくる請求はいちいちGSTの分を計算してと、めんどうくさい
こと甚だしい。それで、投入税控除として還付されるのは連邦税の5%だけ。統一税のとき
は州税も合わせて12%がそっくり戻って来たのに、何となく損した気分・・・。

でもまあ、ついでの勢いで資産の減価償却も計算してしまって、財務諸表をぺらっと印刷し
て、業務完了。窓ガラスも割れなかったし、エコーも走ったし、2013年度の決算も終わった
しで、今日こそは1日だらだらの「骨休め」。だけど、耳の下がちょっと痛いような、何となくお
でこが熱っぽいような感じ。はて、こっちも先延ばしできないかなあ・・・。

人間はやっぱり雑食性動物

2014年01月24日 | 日々の風の吹くまま
起床、午後12時50分。くちゃくちゃにくたびれていた脳みそがひたすら眠ったらしい。何し
ろきのうはF1レーサー並みの爆走でゴール(第1ラウンドの最終期限)へまっしぐら。さっと
見直して、納品して、完、The End、Fini。イエェ~イ!とチェッカーフラッグを振って、今度は
待ち構えていたカレシと買出し。魚も肉も野菜もお酒も、まとめてどんと仕入れて、ほっ。

ランチの後は久しぶりのくつろぎの時間。レミを片手に、カレシと一緒に料理の勉強。講師
は某諜報機関と頭文字が同じアメリカの名門料理学校(4年制で学位が取れるから大学か
な)の先生。食材や調味料、道具などの基礎知識で始まって、包丁の種類や選び方、焼く、
煮る、炒めるといった基本的な調理法からストックやソースの作り方、いろんな食材の調理
法と、やけどや怪我をしないためのヒントをちょこちょこと交えながら実演するブリワ先生の
講義は楽しくて、リラックスするにはもってこい。

さて、勝手に三連休の今日のメニューはバックリブ。カレシが食べたいと言っていたのを思
い出して買って来たけど、満杯になったフリーザーに入り切らなくて、すぐ食べることにした。
リブはほんとに久しぶり。昔カレシとよく行ったレストラン「Tomato」で、食べたリブの微妙な
隠し味が何なのかと聞いてみたら、シェフが出て来て「クミンですよ」。レストランが出した本
を(オーナーのサイン入りで)買って、シェフに柔らかく仕上げるコツを教えてもらって、それ
以来我が家のリブはシェフ直伝のレシピ。パーべキューソースもシェフのレシピで、おいしく
出来すぎたもので、2人で1キロのバックリブ(半分は骨だけど)をぺろり・・・。

最近、新聞か何かで、コレステロールや脂質が気になる高齢者が肉をやめて粗食にしても
必ずしも長生きはできず、逆に栄養失調の危険があるという記事を読んで、おお、もっと肉
を食べていいんだっ、と膝を打ったワタシ。だって肉食女子だから、と言うのは冗談だけど、
ずっと魚中心の食生活で、たまにまともに肉を食べると翌日のエネルギーの質がぜんぜん
違うんだもの。雑食動物の人間は肉類も合わせていろんなものをバランスよく食べるのが
やっぱり一番ということで、ひき肉や脂身は気乗りがしないけど、これからは(良質の)肉を
もっと食べて、エネルギーもりもりで長生きしようっと。

超多忙のときは「すること三原則」で

2014年01月22日 | 日々の風の吹くまま
きのうはほんとによくがんばった、エライ!と、自分で自分の背中をポンポン。片付けたファ
イルは2個。どっちも病気の話でテーマが共通していたからか、生物の英語名やラテン語の
学名を探すのはひと苦労だったけど、ことのほかすいすいと進んでくれた。この2週間ほど、
日本語文を読んで(というか目で見て)ぱっと頭の中に入れたイメージを英語で表現するこ
とにいつも以上に気合を入れて来たから、ま、言うならば「だんだん良くなる法華の太鼓」み
たいなもんかな。

それでも、2つ目の終わり頃に目がかすんで(というよりはコンタクトが曇って)来て、はて、
これが進行した白内障の目に見える世界かと思った。近くを見る左は活躍中なので問題は
ないけど、遠くを見る右は仕事中は脇役なものでほぼ遊休状態で、おまけにけっこう乾燥す
るから、涙が膜のようにレンズに張り付いて、ほんっとにイライラするくらい見にくい。でも、
昔と違って、ズーム機能で150%くらい拡大できるのはうれしいな。編集担当者がコメント
を入れて送ってくる推敲ファイルは何と拡大200%。まあ、年令が近いから、わかるなあ。

ワタシが仕事に没頭すると、なぜかカレシが何となく情緒不安定的な行動をとるようになる。
もう年なのにまだそんなんでいいのかなあ。まあ、ひと昔ほどではないにしても、ネガティブ
なオーラがもやもやと漂って来て、ぼやけた視界と同じくらいにイライラして来る。でも、こう
いうときには極楽とんぼ流の「すること三原則」。すなわち、仕事が超多忙のときには、

  1. 家事については、まず「しなければならないこと」をする。
  2. 自分のことは、まず「するべきこと」をする。
  3. カレシについては、まず「してあげたいこと」をする。

一種の人生のトリアージみたいなもんだけど、仕事のなだれに埋まったときは、これを実践
しないと蜘蛛の巣にかかった虫みたいに手詰まりの八方ふさがりで、二進も三進も行かなく
なってしまう。まあ、長年の「月月火水木金金」から学んだ知恵かな。カレシさ、週末は休み
にするから、あともうちょっとだからね。

国際化すると金髪になって鼻が伸びる?

2014年01月20日 | 日々の風の吹くまま
ああ、肩が痛い、腰が痛い、ひじが痛い、手首が痛い、手の指がぜ~んぶ痛い。おまけに
目はしょぼしょぼ。今日はすごく気合を入れて仕事をしたんだもの、愚痴のひとつ(って、ず
いぶんあるけど)も出て来ようというもの。おかげで、残りは3日で普通なら3日かかる量。
ま、第一段階の期限に間に合うのは確実だな。だけど、よくよく考えると、90年代はこれが
あたりまえの毎日だったんだなあ。女ざかりの花の40代だったけど。やだぁ、「寄る年波」と
いう言葉に現実味が・・・。

羽田発の国際便が増えることになったANAが何ともヘンなコマーシャルを作って、日本在
住欧米人から「人種のステレオタイプで、不快」と苦情が出たという記事がJapan Timesに
載っていて、動画を見たら、ナニコレ?日本人パイロット2人が羽田のターミナル(だよね)で
英語(日本語字幕つき)で話をしていて、「日本的なリアクションだな」と言うのに「日本人で
すから」と言いながら、「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」と言うと、金髪ですごいピノキオ
鼻にヘンシ~ン!もしかして、そこが笑いのツボなの?役者はコメディアンだそうだけど、日
本人はあれを見て笑ったの?

何度見ても、最近増えてるおバカなコマーシャルにしか見えないし、メッセージも何なのかさ
っぱりで、コマーシャルとしては出来損ないもいいところ。日本のテレビで流すコマーシャル
の日本人キャラのせりふがどうして英語なのか。日本在住の欧米人の気に障ったのはあの
ピノキオ鼻だろうけど、政治風刺漫画に描かれるような鼻だから、「からかわれた」と受け取
って、不快だ!とムカついたとしたら、彼らも日本になじみ過ぎて、被害妄想状態になってい
るってことなのか。(郷に入って郷に従えばそれもありだろうけど。)

日本人が多かれ少なかれ抱いている「外人さん」のイメージとしても、ここまで素直に表現し
なくてもいいだろうにと思うけど、ANAは日本人にもっと国際化してもらいたいと考えたんだ
そうな。アイデアを出した人の個人的な憧れの表現だとしても、「金髪にピノキオ鼻の日本
人」というカリカチュアがANAの「国際化な日本人」のイメージだとしたら、「ばかにされた」
と怒るのはむしろ日本人の方じゃないのかな。明治維新以来、日本人の深層心理に刻まれ
ているらしい「脱亜入欧」願望がはからずも吐露されたということかもしれないけど、いった
い何なの、あれ?ほんとに・・・。

言葉ひとつで変えられると思うなら

2014年01月19日 | 日々の風の吹くまま
ああ、肩が凝った。残るファイルはあと6個。テーマは食べものからまたお金。今度は国際
的な視野の話だから、あれこれ出て来る文書とか引用も、ちょっとキーワードを想像して検
索をかけるとけっこう簡単に英語の原文が見つかるから助かる。

だけど思うのは、科学者が書いた文は、どんなに難しいテーマでも理路整然としていてわか
りやすいのに、文系の学者が書いた文は、もったいぶった表現や難しい漢字を使っていて、
もしかしたら曖昧模糊としている方が箔がつくと思っているのかなあ、なんて勘ぐってしまう。
科学者は読み手がわかるように書かないと、せっかくの新しい知識も発見も世間に評価さ
れずに終わりかねないけど、文系の学者センセは、世間が何となく知っていそうなことはで
きるだけ難解に論じないと学者の権威が薄れるとでも思っているのかな。まあ、経済学とか
社会学とか歴史とか、文系のテーマが満載の章を選んだのは他ならぬこのワタシ・・・。

日本政府(アベクン)は、女性を「わが国最大の潜在力」として、日本経済の安定的成長の
ために「ダブルインカム」を拡大して、世帯の所得向上を図ることにするらしい。ダブルイン
カムかあ。半世紀くらい前は夫婦で働くのを「共稼ぎ」といって、「2人で稼がないと食べて行
けない」と言う意味合いがあったな。そういう状態と区別するために、現代は夫婦で働くこと
を「共働き」といって、注目点を「稼ぐ」ことから「働く」(職を持つ)ことに移したんだろうと思う
(稼ぐことには変わりはないけど)。それを今度は「ダブルインカム」と言い替えて、注目点を
「働く」ことよりも「所得倍増」に移そうということか。(はて、所得倍増と言ったのは・・・?)

まあ、アベクンがいくら力んでみても、「働くのは疲れるから早く結婚して仕事を辞めて専業
主婦になりたい」女性たちがほいほい飛びつくとは思えないし、企業にみんなが普通に9時
5時で働ける環境を作る意思があるとも思えないし、世のオット族が積極的に家庭運営に
「共同参画」するようになるとも思えない。言葉ひとつ変えてみたって、社会はそう簡単には
変わらないし、変わっても想定からはまったく逆の方向に行ったりするし。だけど、アベクン、
カタカナ語がお好きと見えるねえ。もしかして、言葉をいじくって国民をはぐらかそうってわけ
じゃないだろうな。まあ、ワタシにはカンケーないけど・・・。

息抜きは閑話と駄話に限る

2014年01月18日 | 日々の風の吹くまま
今日で8個のファイルが終わって、あと6日で残り7個。おっ、何とかなりそうだなっ、という
感じ。ここまで来るとよけいにアドレナリンが出て、昔ながらの仕事ハイになって来るから、
三つ子の魂なんとやらみたい。まあ、あと7個。ひと区切りついたところで、帳簿整理やら税
申告の事務処理をして、年が明けたら書くと約束した手紙を書いて、それから、それか・・・。

新聞サイトを開いてぱっと目に入ったのが、むぎゅっと抱きしめたくなるくらいかわいい笑顔。
ヘルメットを被ったままのが一番かわいいなあ。その名は高梨沙羅。女子スキージャンプの
チャンピオン。道産子のサラちゃん、やるねえ。ワタシも道産子だから身びいきするわけじゃ
ないけど、蝦夷地の女は強いんだから。オリンピックには興味はないけど、どさんこ同士の
よしみで応援しちゃおうっと。金メダル取って、そのかわいい笑顔を表彰台で満開にしてね。

結いの党って、何か時代劇で謀反を企てる徒党の名前みたいだけど、できたてほやほやの
政党なんだ。日本はまだ「群党割拠」の時代が終わってなかったのかな。この「結い」の党も
勇ましく旗揚げしたはいいけど、「結婚」するはずだった維新さんがどうやらマリッジブルー
になったらしい。はたして2人(党)は結ばれるのか、この世では結ばれない運命か、と突っ
込みどころ満載。英語だと「パーティをしたけど、誰も来なかった」という悲しいジョークがあ
るけど、英語のpartyには「政党」の意味もあるから、「政党作ったけど、誰も来なかった」っ
て、しょぼい冗談・・・。

小町横丁の井戸端での駄話。英語に直すと聞こえ方が違う外来語?そりゃ、カタカナにし
たら何語でも元の発音とは違ってしまうでしょ?だって、カタカナは外国語を日本語に「直す」
道具なんだから、それを英語に直したら発音が違ってあたりまえでしょ?「アクセントのせい
か」って、accentには「訛り」と言う意味もあるんだけど、英語人の英語が訛っているせいで
カタカナ英語が日本人の耳には「正しく」聞こえないとでも?でもまあ、ああだこうだと熱心
に「正しい発音」をカタカナで書いてくれているけど、それをカタカナで発音したら英語人に
は通じないだろうな。だって、東は東、西は西、日本語は日本語、英語は英語なんだから。
では、閑話(駄話)休題・・・。

お金は使ってなんぼのなんぼっていくら?

2014年01月17日 | 日々の風の吹くまま
夜の間、霧がすごかった。街灯がにじんで、満月が超おぼろで、ちょっと幻想的ではあった
けど、何しろ相対湿度が100%だから、どこもかしこもじっとり。仕事の方はひとつ仕上がる
ごとに編集者に送って、すぐに次にかかって、というリズムが定着して来た。調子に乗って
つい別のところのちっちゃな仕事まで引き受けちゃったけど、ワタシってほんとに極楽とんぼ。
ふと「引退もへったくれもあるもんか、このまま現役復帰しちゃえ~」という(誰のか知らない
けど)甘いささやき声につい誘惑されそうになるから、よけいに始末が悪い。

でも、現役に戻って仕事をしたら税金対策がタイヘンなことになるから、やめておこう。老後
になってゼーキンで頭を痛めるかもしれないなんて考えても見なかったけど、老後の備えの
胸算用が少々狂って慌てるのはキリギリスだけじゃないということか。きのう、おとといの仕
事はお金がテーマで、「お金は誰もが欲しがるものだけど、お金そのものは役に立たない」
というくだりに、ははあ、「お金は使ってなんぼ」というやつだな、とナットク。でも、使えばい
いってものでもなさそうで、自分がうれしくなることに使えばお金の価値は最高。他人が喜
ぶことに使って、自分も一緒にうれしければ最高に付加価値がつく。うれしくないことに使う
のはいやだけど、税金というやつだけはこっちの気持など知ったこっちゃないし、喜ばれる
ことに使われるかもしれないから、価値がないとは言えないな。

要するに、お金の価値は、どれだけ持っているかという数字じゃなくて、そのお金と交換でき
るものがその人にとってどれほどの値打ちがあるかによって決まるということかな。お金の
価値は潜在的なものであるなら、問題はその価値をどうやって最大限に引き出すか。かの
スクルージ氏のようにお金を使わないことが最大の喜びという御仁もいたけど、そうやって
貯め込んでもあの世へは持って行けないし、価値を計れない人の手に渡るってのもしゃくに
障るから、やっぱり生きているうちに(ここが鍵だけど)「上手に」使ってなんぼ、か。

さて、次のテーマは食の話。お金とは違って、食べものはなければないでいいってもんじゃ
ないから、はて、何を基準にして価値を計るんだろう。味?食感?質?量?食べる場所?
それとも、お値段(お金)とか・・・?。

脳みそがカリフラワー

2014年01月16日 | 日々の風の吹くまま
今日も仕事。最初の区切りまで後1週間になったから、追い込み。来週の水曜日に入って
いた眼底検査の予約を3月中旬に延期してもらった。どの時間がいいかと聞くから、出来る
だけ遅くと言ったら「午前10時15分」。キャンセルした方は「午前9時」だったから、ちょっと
楽だな。これで1週間びっちり腰を落ち着けて仕事ができるかな。

このプロジェクト、チームのメンバーそれぞれにやりたい章を選ばせたら、みんな違う章を
選んだので、みんなびっくり。つまり、うんうん言いながらやっているのはワタシが「これがい
い!」と選んだものなんだけど、他の章をちらちらと見ていると、何で誰も選ばなかったのか
わかったような気がして来た。圧倒的に社会学や経済学的なテーマで日本やアジアに関す
る記事が多いし、歴史が絡むものもたくさんあって、英語訳がない言葉がぞろぞろ。他の人
たちはみんな生まれつきの英語人だから、「あ、こりゃあかんわ」となったのかもしれないな。
ワタシは高校で(必修だった)日本史をやったからだいたいわかるけど、それでも知らない
漢字だらけで四苦八苦・・・。

そうなんだ。読めない漢字、見たこともない漢字。もしかして誤変換かもしれない漢字。頭が
痛いよ、もう。地名などはそっくりコピーしてググれば読みがわかるけど、見ただけで舌を噛
みそうな漢字の(たぶん)学術用語は、読めなければ辞書で調べることもできない。市販し
て一般の人にも読んでもらおうという本なのに、博士たちは知らなかったのかな。それとも、
適当に漢字を組み合わせて「短縮語」的な言葉を発明しちゃったのかな。それとも、漢字検
定とかの影響で、誰も知らなそうな珍しい漢字言葉を使うのが楽しくなったのかな。それとも、
ワタシが「漢字の壁」にぶち当たってしまったのかな。

ま、漢字を読めない理由かなんてのは、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、おかげで
ワタシの脳みそはわやわやのカリフラワー状態。そういえば、カリフラワーって元から何とな
く脳みそに似てたっけ・・・?

お疲れさんな残りあと90%

2014年01月15日 | 日々の風の吹くまま
午前11時50分に目覚ましが鳴って、目が覚めたとたんにゲートのチャイムがピンポ~ン。
今日は掃除の日で、シーラとヴァルとレクシー(わんちゃん)のご到着。すっかり老犬になっ
たレクシーは耳が遠くなって、目もよく見えないんだそうで、戸口でぶつかったり、歩いてい
てワタシの足を踏んづけたり。ヴァルは去年結婚した三男坊のところに赤ちゃんができて、
「グランマになるのぉ!」と大はしゃぎ。北海道のY子からも埼玉のR子からも「初孫誕生」の
報告が来ていた。今年は「初孫ブーム」になるのかな。J子のところはまだかな。ま、みんな
そういう年頃になったということだな。

今日はバリバリ、ガシガシと仕事。きのうもそうだったし、明日もそうだけど、ハムスター状態
でひたすらバリバリ、ガシガシ、パカパカ、バンバン。それでも全体の10%は終わったかな。
ワタシがハムスターになると、カレシはいつもの調子で「かまってチャン」。ヘンな口笛を吹
いたり、ワタシがデスクいっぱいに広げてある百科事典や地図をのぞき込んでみたり、そわ
そわ、ちょろちょろ、うろうろ。何だか知らないけど、繰り返し語のオノマトペだけで通じ合え
そうになって来たじゃないの。やれやれ。

今日のは日本の考古学的な話だったもので、やたらと難しかった。なにせ、対応する英語
がないものが多くて、しょうがないから知恵を絞って発明するしかない。後は編集担当者に
おまかせ。この人はコピーエディターじゃなくて、ちゃんとした編集者。おまけに波長が合う
から、やりとりはスムーズだし、ときには目からうろこのコメントに大いに勉強した気分にもな
る。最後に校閲する博士先生はもっと厳しいけど、編集者が間にいてくれるから、雷玉はワ
タシには落っこちて来ない。まあ、たとえ落っこちて来ても実に筋道の通った痛快な雷玉な
もので、ちっとも怖くない。それを拾って「よ~し、これならどうだ」と投げ返すけど、ときには
ピンポンのラリーの応酬みたいなことになって、それもまた楽しからずや。

今日は少々くたびれたけど、もう10%が終わった。それとも「あと90%残っている」というべ
きなのかな。明日のテーマはお金。おつかれさんどす。はぁ・・・。

忙しいのにまたよけいなことを考える

2014年01月14日 | 日々の風の吹くまま
正午直前に目が覚めたら、カレシがいない。どうやら早起きしてしまったらしい。何かが気に
かかっていたりするときにあるらしいけど、目が覚めて眠りに戻れなくなってしまうと、眠ろう
としてもよけいに目が覚めるので諦めて起きてしまうんだとか。午後になって姿が見えない
と思ったら、奥の部屋のソファでぐっすり。早く起きすぎたもので、早くも燃料切れとか?(年
だねえとは、まあ、言わないでおくけど・・・。)

今日はとりあえずシーツ類の洗濯を始めて、その間にメガ仕事のファイルをまたひとつ仕上
げて送って、ゆうべもう一社から飛び込んで来た小さい仕事もちゃっちゃとやっつけて早め
に送って、ちょっとひと息。何だかもろにフルタイムの現役にタイムスリップしたような感じが
する。まあ、昔のようにアドレナリンがばんばん出るし、脳みその血の巡りを良くするために
トレッドミルで運動しているからエネルギーもたっぷり(発電機みたい)。ケージの中でくるく
る車輪を回しているハムスターを連想しないでもないけれど・・・。

次のファイルにかかる前に、ちょっくら小町横丁の井戸端会議の傍聴。また国際結婚妻が
「もう我慢の限界」と相談中。「日本人の妻として家事の全てをこなし夫の為に尽くします」と
いうのにはびっくり仰天。蝶々さんみたいな人がまだいたんだなあ。だからこそ日本人妻願
望のアメリカ男に口説かれたのかもしれないし、そういう男はいつまでも「日本人妻」の型に
はめておきたがるから、現地への同化を阻まれてしまうのかもしれない。それで言葉や文
化の違いが原因で「国際結婚がうまく行かない」と思って、相手の性格が問題とまでは考え
つかないのかもしれない。どう見たって、相談の主の相手はアメリカにも日本にもヨーロッパ
にも、世界中にごまんといるようなモラハラ夫なんだけど。

日本人妻願望の男は若いコのたどたどしい英語に萌えるらしいし、言葉が不自由でコミュ
ニケーションが不十分でも「しとやかで従順で自己主張をしないから」、「うまく言えなくても
察してくれている」と勘違いしたままで結婚まで行ってしまえるけど、夫婦になってからも「ア
メリカ人」、「日本人」というフィルターをかけたままで、相手がどういう「人間」なのかよく知ら
ないでいることも多いのかもしれないな。とどのつまりは、問題は言葉や文化の壁じゃなくて、
「色眼鏡の壁」とでもいうべきか・・・?