リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

カタカナ語は純粋な日本語だよね

2016年08月31日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(水曜日)。雨。いいね、しとしと雨。そのうちに来る日も来る日もどんより雲って雨
が降るメトロバンクーバーの雨期に入ることはわかっているんだけど、暑い日が続いた後の
雨は季節の変わり目をひしひしと感じさせてくれてうれしい。今日で8月が終わって、明日は
もう9月。早いなあ。早すぎるなあ。(いつもそう言ってるけど・・・。)

朝のうちに最後の仕事を片付けて、2つのファイルを圧縮して、納品準備完了。担当者が休
暇中だし、文書の「主語」とでも言うべきカタカナ語の訳について説明しなければならないの
で、今送ってもしょうがないから「仕事モード」は一時休止。カタカナ語は外国語の単語をカ
タカナで表記しただけのように見えるけど、発案者(特にメディアや広告業界)によってある
特定のイメージや概念に該当する意味を持つ外国語がカタカナ語化されて、英語の場合は
単語ひとつにもいろんな定義があるのに、その中のひとつに固められてしまっていることが
多い。複数の単語を並べた場合は英語ではまったく違ったものになったりするから、いつも
悩むところ・・・。

結局はカタカナ語は純粋日本語と解釈して、その日本語の意味に相当する英語に訳すこと
になるんだけど、カタカナ語は長すぎるとばかりに端折られたりしていたらもうお手上げ。何
だかどこぞの宇宙語を日本語に訳して、それを英語に訳すような気分になってしまう。長め
の単語や表現を省略するのはどこの言語もやっていることで、デジタル時代になってそれ
が加速されている感があるけど、特定分野の固有の用語や日常の話しことばの域を超えて
ビジネス文書やお役所文学にまで当たり前のように浸透しているのは日本語くらいじゃない
かと思う。うん、日本語、日本人、日本文化はユニークなんだ、やっぱり・・・。

息抜きにArts Club専務理事のピーターにあげる飛行機の写真を印刷。ピーターはオース
トラリアで演劇学校在学中(俳優のヒュー・ジャックマンと同期)に格安航空券を売る会社で
アルバイトを始めて、カナダ子会社の販売部長になった人で、オフィスに模型飛行機がぎっ
しり並んだキャビネットを置いているくらいの飛行機マニア。最近の獲物は台湾のエヴァ航
空と中国のアモイ航空だけど、もっと鮮明なのが撮れたらにしよう。ANAのスターウォーズ
のと4年前に千歳空港で撮ったポケモンの飛行機は大きい紙に印刷しよう。きっと喜ぶだろ
うと思うから・・・。

渋滞、渋滞、渋滞

2016年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月30日(火曜日)。今日はせっかく良く眠っていたのにカレシに起こされた。午前7時半。
まだ早いじゃん!とむくれてみたけど、しょうがないから気まぐれ早起きのカレシに付き合っ
て起床。テレビのニュースをつけたら、交通情報でクィーンズボロ橋が事故で渋滞中。野次
馬根性でバルコニーに出てみたら、橋の北端あたりで緊急車両のライトがちかちか。南方
面は流れているけど、北方面はパーキング状態で、それが橋の北端から南端まで、さらに
アレックスフレーザー橋が川を越えて南のデルタに見えなくなるところまでぎぃ~っしりと詰
まって動かない車やトラックの列。いったいどれだけの人が遅刻したことやら・・・。

きのうの夜は久しぶりにサレー側からパタロ橋に向かうキングジョージ・ブルバードの車の
ヘッドライトの「ネックレス」が見えた。空気のいいときはキラキラと瞬いてとってもきれいで、
橋を渡ってニューウェスト側に降りて来るヘッドライトの流れはまるでネックレスの糸が切れ
て宝石がコロコロとこぼれて来るように見える。老朽化したパタロ橋は2023年までに架け
替えられる予定で、3年後くらいには工事が始まると言う話。それまで何とか持ちこたえるよ
うにとの修繕工事だったけど、新しいパタロ橋は有料になる予定だから、サレーからの車が
またアレックスフレーザー橋に殺到してしまうんじゃないかな。今だっていつも渋滞してばか
りなのに・・・。

橋のある川の風景は遠くから見ている限りはなかなか情緒があっていいけど、狭い橋を車
で走っていて事故による渋滞に出くわしたら悲劇そのもの。後にも引けず、前にも進めず、
横道に逸れることもできず、動き出すのを待ってひたすらがまん、がまん。まあ、渋滞となっ
たら高速道路も似たようなものだけど、橋の下は水だから、橋脚の高い橋の上で立ち往生
すると何だか宙に浮いているような気分にならないのかな。もっとも今どきはみんな一斉に
スマホに手を伸ばすだろうから、渋滞もそれほど苦にはならないのかもしれないけど。

午後、郵便公社と組合の労使交渉が暫定的に妥結したというニュース。組合はスト通告を
出したものの、ほんとはストを回避したいのが見え見えだったから、政府が送り込んだ調停
人のおかげで組合の顔が立ったようなもんかな。ま、川向こうの住所に送った封書が3日か
かったりして、カナダの郵便はいつも渋滞がちだけど、購読雑誌が滞らないのはうれしいね。

人間は木から落ちたサルなの?

2016年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(月曜日)。起きてみたら外はみごとに五里霧中。でも上空はわりと晴れているか
ら、朝霧と言うところかな。修繕のために片道1車線ずつになっていて、何度も週末に全面
閉鎖があったパタロ橋が予定より1ヵ月も早く今日から4車線全面開通。川向こうのサレー
から通勤している人たちにとっては「やれやれ」だろうな。何しろバンクーバー方面へ行くの
に北のポートマン橋は有料だし、南のアレックスフレーザー橋は大工業団地があるアナシ
ス島を通るので、いっつもサレーの隣のデルタからずっと渋滞で、アナシス島の道路が近道、
抜け道に使われて、工業団地で働く人たちはエライ迷惑・・・。

今日はここのところちんたらちんたらやっていた仕事に大まじめに取り組むことにして、午後
には大きい方のファイルをやっつけた。何しろ、第何条第何項なんちゃらかんちゃらという
のが延々と30ページも続くもので、だんだん瞼が下がって来るほど退屈。もっとも、同じ発
注元の似たような規則や規程をいくつもやっているので、けっこう楽と言えば楽なんだけど、
やっぱり退屈なことには変わりない。昔は雪崩のごとくどさどさと入って来る仕事をとにかく
期限に間に合うように右から左へと片付けるのが精一杯で、退屈だぁなんて文句を言って
いる暇などなかったのに、ワーカホリックで鳴らしたワタシもだれちゃったもんだなあ・・・。

新聞めぐりをしていたら、人類の祖先とされるアファール猿人の「ルーシー」はどうやら高い
木から落ちて死んだのではないかと言うニュース。腕の骨が不自然な折れ方をしていて、
転落して着地するときに防衛的に手を伸ばしたときに起きる骨折に似ているんだそうな。サ
ルから分化したアファール猿人は地上での生活に移行する段階で木登りのスキルが鈍っ
て行ったんだろうという話。そうだろうな。進化というのは必ずしも新しい遺伝子や特性やス
キルを得るばかりじゃなくて、その段階で不要になったものは淘汰されて来たはずだもの。

地球上に存在するものは生物も含めてみんな永久に「仕掛り品」。猿人ルーシーからホモ
サピエンス(賢い人)に進化した人類はこれからも続くであろう「進化」の過程でどんなスキ
ルを淘汰して(あるいは失って)行くんだろう。木の上での生活から地上に降りて来て、2本
足歩行で発展した人類は今また4本足歩行(自動車)とコンクリートの「木」の上での生活に
戻りつつあるのか・・・。


秋がすぐそこまで来ている気配

2016年08月28日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(日曜日)。あまりにも静かなもので、8時半まで寝てしまった。雨の気配はまだな
いけど、しっかりと曇り空で、気温は午後2時になって何とかやっと20度。来週はもう9月で、
レイバーデイの連休が明けたら一斉に新学年が始まる。ま、日本と違って夏休みの宿題は
ないから、子供たちには「遊び呆け」の追い込みだけど、Back-to-School商戦も追い込み。
「It’s the most wonderful time of the year」と踊り歌いながらカートを押して行く両親の後を
2人の子供がとぼとぼと歩いている筋立てのウォルマートのコマーシャルがあったっけな。
(本来はクリスマスソングのはずじゃなかったかな・・・。)

今日は朝からまじめに仕事・・・と思ったら、カレシが「おい、見ろよ、あれ」。東の方、川向こ
うのサレーで煙がもくもく。ずいぶん高く昇っているところを見ると大きな火事みたい。バル
コニーに出てみたら、直線距離でも5、6キロは離れているのに、空気が煙っぽい。しばくし
てラジオで「サレー北部で住宅火災」。その後、焼けたのは「魔術師マンドレーク」として有
名だった人が住んでいた家で、90年代初めに他界してからは怪しげな人たちが住み着い
て荒れるばかりだったらしい。アメリカで生まれて幼い頃にニューウェストに移り住み、十代
の頃に今でもコロンビアストリートにある古い劇場で手品師としてのキャリアを踏み出したと
言うから、奇縁というわけでもないけど・・・?

郵便が止まるかどうか。今夜までに膠着状態が解けなければ真夜中を期してストに突入。
だけど、組合もあんまり乗り気ではないのか、とりあえずの行動は残業禁止で、しかも対象
はアルバータ州とノースウェスト準州だけ。他の地域は平常通りに郵便の処理と配達を続
けるんだそうで、「利用者の皆様には影響はありません」だって。もっとも、ストを見越して請
求や支払いをオンラインに切り替えた利用者が多くて、ストの有無に関わらず郵便に戻る
人はいなさそうという観測で、自動振込みやオンライン請求がなかった頃に40何日もスト
が続いたときは大変だったけど、今頃ストをする意味って、あるのかな。

午後、ルーフデッキにぽちぽちと水玉模様。おお、待望の雨。夕食の食材を買いに出た頃
には小雨模様で、濡れるというほどでもないけど、顔に当たる雨粒が何かうれしい。雨上が
りの夕食後はバルコニーでちょっと涼しいながら清々しい空気を満喫。秋はもうすぐそこま
で来ているんだなあ・・・。

マンションの懇親パーティ

2016年08月27日 | 日々の風の吹くまま
8月27日土曜日。雲が増えて、気温もかなり下がって、露出度の高いサンドレスではちょっ
と涼しいくらいで、土曜日恒例のまじめ掃除でも汗のかき具合が違う。今日はマンション管
理組合の主催のバーベキューパーティがあるので、掃除の後は持って行くポテトサラダを
作る準備。ゆでた枝豆とコーンを入れて、クリームを控えて塩ヨーグルトで和えて、刻んだコ
リアンダーを混ぜ込んでみるか・・・。

パーティ会場はロビー階の上にある1階のパーティルームで、キッチン設備が整っているし、
外にはバーベキューのスペースや野外暖炉、噴水がある回遊ガーデンがあって、週末など
はけっこう利用されている。パーティは4時からだけど、カレシが5時までスカイプレッスンが
あるので、ワタシはポテトサラダの大きなボウルと赤ワイン1本を持ってひと足先に1階へ。
ファーストネームと居住階だけ表示した名札をペタンと胸に貼って、サラダをすでに持ち寄り
のサラダやお国料理やデザートが並んでいるテーブルにおいて、まずはワイン・・・。

このマンション住人の「懇親会」も2回目。この1年間エレベーターで一緒になっては挨拶や
世間話を交わしてすっかり顔なじみになった人たちと名札を見て改めて「よろしく」。たくさん
いるから一度に全部は覚えられないけど、毎年こうして交流していればそのうち覚えるかな。
若い人が少ないのは賃貸組が多いからかな(テナントも参加できるのに)。高層棟168戸
の6割が賃貸に出ていて、ほとんどが20代前半の中国人。エレベーターで会っても挨拶し
ない(というかむすっとしてスマホをいじっている)人が多いのは英語が不自由だからなの
かな。でも、にこりともしないのはこの国では印象が良くないんだけど。

去年は引っ越したばかりだったけど、今年は同じ階の反対角のエリザベスと意気投合して
ぺちゃくちゃ。真下の部屋に越して来て間もない若いアレックス君が「ぼく達、うるさいです
か」と聞くので、何も聞こえないと言ったらうれしそうな顔。友だちがよく来るらしい。何でも前
は木造のアパートでテレビや足音がうるさかったとか。私たちのはどうかと聞いたら「ときど
きコトンというくらい」。うん、コンクリート床の衝撃は下の天井で増幅されて響くのよね。ま、
こうして交流していれば「8割はご近所さん、2割は友だち」みたいな付き合い関係ができて、
まとまりのある共同体になって行くんだろうと思う。

こんなところがまあ普通の日常

2016年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月26日金曜日。暑さも今日が最後(という話)。午後2時の気温は30度で、ほとんど風が
ないから暑いことに変わりないし、文句を言うのにもくたびれた。きのうカナダ郵便職員組合
が、政府が特別調停人を送り込んだのに、ストの発令権限が失効する間際にストの予告。
組合は72時間前に通告すれば合法的にストに入れるし、郵便公社側はいつでもロックア
ウトできるので、72時間以内に妥結できなければ来週から郵便がストップする。ま、ネット
時代の今はsnail mail(カタツムリメール=郵便)が止まっても困る人は昔ほどじゃないから、
郵便組合の威力は見る影もない。ストに入って困るのは給料がストップする組合員・・・。

きのうはダウンタウンにあるこぢんまりしたホテルのレストランでArts Club主催のワイン
ディナー。来月のBCワインフェアはArts Clubの資金集めの一環なので、ディナーの参加
費も寄付込み。今年はウェストケロウナのMission Hillがスポンサーで、ワイナリーとっとき
のピノ・グリ、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルローをそれぞれ前菜(アルバコアまぐろのたた
き)、サラダ(エアルームトマト)、メイン(ラムのロースト)、デザート(チョコレートムース)にペ
アリング。メインコースのラムのローストと野菜ピューレのソースは最高の出来で、挨拶に現
われたシェフにみんなで拍手。でも、コースごとに違うワインをけっこう大きなグラスにたっ
ぷり注がれるもので、さすがのワタシもちょっと酩酊気味・・・。

勢いに乗ってサイレントオークションでネスプレッソのコーヒーマシンを競り落としたけど、普
通のコーヒーとエスプレッソの両方に使えるし、お試し用カプセルが12個付いているそうだ
から、まっ、いいか。きのうは(飲むと想定して)電車で行ったので、「獲物」は再来週のシー
ズンキックオフパーティのときまで預かっておいてもらうことにした。11時近くに帰って来て、
そのまま歯を磨いてバタンキュー。何とか二日酔いせずに済んだのはもっけの幸い・・・。

今日はカレシがバルコニーで水遣りしていて水をこぼしたときに下の階に滴る前に始末でき
るように乾湿両用の掃除機が欲しいと言うので、向かいのLondon Drugsへ。最初に買っ
たコードレスのは半年そこそこでダメになったので、ひも付きのが欲しかったけど、大きくて
高いものばかり。もう置き場所がないから、思案の末にDirt Devilのかなり重いコードレス
にした。キッチンや園芸ルームでも使えるから、まっ、いいか・・・。

警察も消防もたまには活躍したいよね

2016年08月24日 | 日々の風の吹くまま
8月24日水曜日。また暑くなって来た。ヘンてこな夏の最後の足掻きみたいな予報。まあ、
2、3日のことならいいてことにしよう。後10日もすれば新学年が始まって、秋の到来だし。
週の中日はいつもちょっとだらけるのに、今日は朝っぱらから外がやたらと騒がしくて、野
次馬するのに忙しい。我が家は街中の大通りに向いているので、消防車やパトカーや救急
車のけたたましくサイレンがしょっちゅう聞こえるんだけど、今日は5番アベニュー側の外で
次々とサイレンが止まったもので、すわ、一大事か!

5番アベニューを見下ろすバルコニーに出てみたら、低層棟の前にパトカーが2台、道路の
ど真ん中に消防署の救護車が2台。6番ストリートに出る交差点では別のパトカーが止まっ
ていて通せんぼ。よく見たら走行車線に止まったままの車がある。道路の向こう側には野
次馬が三々五々と集まって来て、向かいのマンションもあちこちのバルコニーに人影。何か
どえらい事件か事故でもあったのかと見ていたら、救急車が到着。低層棟(4階建て)の陰
になってこっち側の駐車車線や歩道は見えないけど、ストレッチャーを引っ張ってそっちの
方へ。

しばらくして空のストレッチャーを押して戻って来て、その後ろから救命士に支えられて歩い
て来た人が救急車に乗り込んだ。あ、もしかして交通事故。救急車はサイレンを鳴らさずに
走り去っていった。たいした怪我じゃないんだな。救護車が1台去って行った後にレッカー車
が登場。やっぱり交通事故か。残っていた救護車が退場。レッカーにつながれた車は後の
バンバーがけっこうへこんでいる。追突事故ってことか。じゃあ、救急車で行った人はむち
打ち症とか・・・?

緊急車両が全部いなくなるまでかれこれ1時間。カレシ曰く、「みんなのろのろ走っている道
路で事故も何もないもんだ。そんなんで消防から警察まであんなに集まって来て、税金の
無駄もいいところだ」。でもねえ、車同士がちょっとごつんとやった程度で大騒ぎするのは、
ニューウェストがそれだけ平和でのんびりしたところだから暇なんじゃないかなあ。警察なん
か交通整理と酔っ払いの介護くらいしかすることがないから、追突事故だ!なんて聞いたら
大張り切りで駆けつけるんだと思うよ。それに、アップタウンはwhere the action isなんだ
から。ほら、またサイレンが・・・。

日光浴の効用を満喫しよう!

2016年08月23日 | 日々の風の吹くまま
8月23日火曜日。寒くもなく、暑くもなくて、いい天気。寝室のスライディングドアを開けたら
何とも気持のいい風が入って来た。今日は25度まで行くかな。うん、ちょうどこのあたりが
一番バンクーバーの夏らしくて快適。カレシがバルコニーでプランターに水を遣っている間、
ワタシは野次馬しながら5分間日光浴。紫外線を浴びると血中コレステロールがビタミンD
に変わるんだそうで、このビタミンDが足りないと骨が弱くなるだけじゃなくて、免疫機能や
精神機能にも良くないらしい。

確かに明るい日差しを全身に浴びると、もぐら暮らしだった頃には感じたことのないようなエ
ネルギーがむくむくと湧いて来る。もっとも朝の光ではそれほど効果はないらしいけど、そ
れでも空一杯の日の光を浴びていると幸せな気分になるのはセロトニンがどんどんできる
からだろうな。セロトニンが増えるとストレスを減らす効果もあるそうだし、リラックスすると性
格も良くなるらしい。さらに日光を浴びてたっぷりビタミンDを蓄えると、代謝率を高めるホル
モンが増えて肥満の予防にもなるらしい。お日様、ばんざい!

カレシが出かけた後は、床を掃いてモップをかける。ラジオから流れる懐かしのロックを聞
きながら、誰にも見えないのをいいことに箒を相手に踊ってみたりする。最近気がついたん
だけど、腕も脚もすごく軽い。手足だけじゃなくて、体全体が軽くなった感じがする。ミュージ
カルの舞台に立ったつもりで、調子っぱずれで歌いながら、腕を振り上げ、脚を振り上げ、
しまいにはピルエット。ま、2回くるっと回ったらくら~っとしてしまうけど、最高に楽しいおひ
とり様のひととき。(下に響くといけないから、飛び跳ねるのはなし。)

掃除が終わったら、カレシが帰って来るまでにきのうねじ込まれた仕事をやっつけて、ラン
チの準備。午後はまたまたバルコニーで日光浴。ワタシの年になればシミもそばかすもどう
だっていいじゃん。おがくずを山積みした大きなはしけを曳いて川を下って行く小さなタグボ
ートを眺め、空港へ向かって行く飛行機を眺めて、今日はビタミンDがいっぱい、セロトニン
がいっぱい。ああ、ほんとに生きてるっていいもんだなあと思う日。お日様、幸せホルモンを
ありがとう。

自動車賠償保険の嘘つき請求

2016年08月22日 | 日々の風の吹くまま
8月22日月曜日。やたらと寒い。目を開けたら薄暗い感じで、お、今日は久しぶりに曇り。
ブラインドの隙間からのぞいたら、雨は気配も形跡もなし。でも、寒いなあ。アルバータ州の
観光地レイクルイーズでは何と雪が降ったとか。まあ、ロッキー山脈の中だから(といっても
1600mくらいだけど)、8月に雪が降ってもおかしくないか。我が家からきれいに見えるの
で勝手に「カスケード富士」と呼んでいるベーカー山(標高3286m)は積雪量の多いことで
有名で、夏でも山腹のかなり下の方まで白いけど、ベーカーより500メートル高い富士山は
夏でも真っ白なわけじゃないみたい。緯度の違いか、気候帯の違いか・・・。

今日はあさってで切れるエコーの自動車保険の更新に6番ストリート向かいのBCAAへ。
BCAAは日本のJAFのような団体で、会員になるとロードサービスを受けられるし(地下の
駐車場で車のバッテリが上がったときに入会して即行で交換に来てもらった)、いろんな保
険を扱っていて会員割引がある。自動車保険はICBCという州の公社が強制的にかけさ
せるので、内容が同じならどの保険代理店に行っても保険料は同じ。事故など保険請求が
なければ長い間に最高43%まで減額されて、カレシは最高の-20の減額レベルで保険
料はざっと12万円・・・。

実は去年、引越しの後片付けにトラックで旧居に行ったときに左折中にスケボーの兄ちゃん
と接触?する事故があって、ほんとにぶつかったとは思えないんだけど、腕を擦りむいた兄
ちゃんが保険金請求して一応カレシの落ち度と判定されたので、金額によっては減額レベ
ルが下がるはずだった。それが1年経っても-20のままということは、大丈夫だと言って現
場で別れておきながら30分後に別のところに止めていたトラックを探し出して来てナンバー
を控えて行った(つまり後知恵)、というこっちの主張が通って、最後的に兄ちゃんの請求が
却下されたのかもしれないな。2週間も仕事に行けなかったとか、何回も理学療法に行った
とか、スケボーができなくなったとか言う手書きのレターを見せてもらったけど、「大ぼら」も
いいとこ。

そういう「嘘つき請求」が増えるから保険料が上がるばかりなんだけど、ICBCはソーシャル
メディアも調べていると言う噂もあるから、(いいオトナの)スケボー兄ちゃんの大ぼらもどこ
かで露見したのかもしれないな。めでたし、めでたし・・・と言っていいのかどうかわからない
けど。

これじゃあ風通しが良すぎる

2016年08月21日 | 日々の風の吹くまま
8月21日日曜日。起き抜けに寝室のスライディングドアを開けると涼しい風が入って来て、
おお、猛暑は一服の模様。ひと仕事終わったワタシも、次の大きな仕事の納期が2週間先
なので、今日は仕事モードからちょっと一服。タブレットをいじったりして、のんびりと静かな
日曜日を楽しんでいたら、いきなり紙の類が舞い上がり、ビニール袋が飛び回って、まるで
突風が吹いたみたい。何なんだ!?

急に南からの風が強くなって、風通しのために開けてあったバルコニーのスライディングド
アからつむじ風のように吹き込んだらしい。園芸ルームからバーのキャビネットの下を吹き
抜けて来た風で、カレシが無造作に置いてあったビニール袋がリビングにまで飛ばされて
いたり、枯れ葉がダイニングテーブルの下に散っていたり。バルコニーからもろに風が吹き
込むキッチンではエリアラグの縁に埃やゴミの吹き溜まりまでできる始末。あわてて風下の
窓を全部閉めて、床の掃除をして事なきを得たけど、いったい何なんだ?天気予報では何
にも言ってなかったのに・・・。

日本は台風ラッシュのようで、生まれ故郷の釧路付近に台風が上陸したと聞いて、つい先
ごろ別の台風が襟裳岬に上陸したばかりなのに、そんなのあり?海に近い友だちの家は大
丈夫だったのかなあ。もしかしてこの風も台風と関係があるのかな。それともここんところ暑
い、暑いと文句ばっかり言ってたからかな。午後はほんの隙間程度に開けた窓の外で風が
ごぉごぉ、ひゅるひゅると鳴りっぱなしで、猛暑が一服どころか一気に10度くらい気温が下
がった感じ。

雲を眺めて暮らしたいと言ったのはワタシなんだけど、空を行く雲がめまぐるしく形や色を変
えて、怪しげな黒い雲のひだが広がったりして、ほんとにヘンな空模様。上空を飛んで行っ
た小型飛行機の翼が目に見えて左右に大きく揺れていた。夕暮れ時にやっと静かになった
けど、雨はまだ予報にない。

   
   
   
   
   
   
   ベーカー山が押しつぶされそう・・・
   
   夕日を浴びて、空港へ急げ、急げ・・・。

トラック屋台が大集合

2016年08月20日 | 日々の風の吹くまま
8月20日土曜日。暑いけど、明日はこの暑さもひと休みという予報。そりゃそうだ、今日か
らPNEが始まるんだもん。農業共進会に始まって100年以上の歴史を持つPNEにはな
ぜか始まると雨が降り出すというジンクスがある。2週間の開催期間中ずっと雨が降ったと
いう記録もあるけど、まあ、最近はわりと晴れが続く年が多いような気がするな。

暑くて掃除する気になれないけど、『Hooked on Classic』をかけて、ディスコ調のどんちゃ
か、ずんちゃかと景気のいいリズムに合わせてちゃっちゃか、ちゃっちゃかと床掃除。「日本
のパチンコ屋で流している音楽も合うんじゃない?」とカレシ。鼻歌交じりに半分踊りながら
モップをかけて大汗をかいた後は、30度のオフィスで汗を拭きながらテキストボックス満載
仕事の仕上げ。日本はまだ日曜日だけど、ランチの後でさっさとまとめて送ってしまって、あ
あ、これでせいせい!

夕方はカレシのスカイプレッスンが終わるのを待ってダウンタウンでやっている「フードトラッ
クフェスティバル」へ。かっての中心街だったコロンビアストリートが延々1キロ近くも歩行者
天国に早変わりして、両側にトラック屋台がずらり。4年目の今年は90台以上が参加して
いるそうで、家族連れで食べられるようにあちこちにテーブルや椅子を並べたセクションが
あったり、地ビールのビアガーデンがあったり。東の端には巨大スクリーンを置いて、カナダ
のバンドTragically Hipの(不治の脳腫瘍と診断されたリーダーとの)「お別れツアー」のテ
レビ中継をストリーム。

それにしてもこの人出、ニューウェストの人口をはるかに超えているんじゃないかなあ。

     
     串に刺したスクリュー型のフライドポテト。
     
     飲茶の屋台。Dim sumは広東語で「点心」のこと
     
     中国語でドイツ風と書いてあるけど・・・?
     
     フランス料理の屋台はその名も「セシボン」
     
     有名な「和風ホットドッグ」。食べたかったけど、行列が長くて・・・
     
     日本料理の屋台は鶏のから揚げ屋さん
     
     ロシア料理の屋台。ロシア名物のクワスが4ドル
     
     ケベック名物の「プティーン」が今全国で人気
     
     トラックの中で火を炊いて焼くピッツァ。暑そう・・・。
     
     こんなに食べ物屋台が並んでいたら、お巡りさんも食べたくなるって。



こんな飛行機が世界の空を飛び回ったら

2016年08月19日 | 日々の風の吹くまま
8月19日金曜日。ニューウェストの正午の気温は31度。平年より高めだった湿度が20%
台に下がったので何とかへたれずにいられるけど、明日の予想最高気温は32度。あ~あ、
もう暑い、暑いとぼやくのにも飽きちゃった。(午後2時の気温は何と33度!)

きのうの飛行機ショット。48倍にズームインして撮ったものをさらに拡大してみて、えええ?

 

ANAは「Star Wars」を特別塗装した3機を去年の秋から飛ばしているんだそうで、これは
「R2D2ジェット」なんだとか。『Star Wars』はまだCGによる特撮がなかった最初の3作し
か見ていないけど、R2D2とC3POの漫才みたいな会話がおもしろかった。今でも強烈な
印象として残っているのは辺境の惑星でひとりぼっちになったルークが沈んで行く2つの太
陽を眺めているシーンで、あれはTatooineの酒場のシーンと共に古典的な西部劇の場面
設定だった。ま、『Star Wars』第1作(今は「エピソード4」になっているらしい)は典型的なア
メリカの西部劇映画仕立てだったから、ヒットしたんだと思うけど。

そう言えば、4年前だったか日本に行ったときに、千歳空港に着いたら隣のゲートからポケ
モンの飛行機プッシュバックされて行くところで、ウィンクしているピカチューがかわいかった
もので急いで窓からパチリ。なつかしいね。

  

世界中の航空会社がこんな風にいろんな特別塗装機を競って飛ばしたら楽しいだろうな。
たとえば、1年間「魚」をテーマにすると決めれば、世界の空にはいろいろな魚がすいすい。
乗客の多い主要路線に「特別機」を投入すれば、激安シートセールなんてやらなくても良く
なって、航空会社の懐も潤うかもしれないな。世界各地の空港でも、そういう飛行機が並ん
でいるのを見にたくさんの人が来るだろうから、カメラの構図をばっちり決められる特別展
望台なんかを作って、そこにレストランとかギフトショップも併設したら、さぞかしぼろい商売
になるんじゃないかと思うけど。

でも、シアトル郊外のボーイングの組立工場に見学に行ったときに、ガイド役のおじさんが
白地の機体の飛行機が多いのは、塗装コストがすごいからで、特に青は高いんだと言って
いたっけ。つまり、特別塗装なんて色数も多いし、デザインも複雑だったりするから、そうそ
うとっかえひっかえ的にやれるもんじゃないってことか。ちょっとがっかり・・・。

パワポのスライドと東京の風景

2016年08月18日 | 日々の風の吹くまま
この猛暑も今日がピークだというけど、ホントかなあ。天気予報では、今日は30度。明日も
30度。土曜日も30度。おまけに9月までずっと暑いままのようなことを言ってるけど、おい
おい。夏らしい日々もいいんだけど、こうしつこく暑いとやっぱりくたびれる。夏ばてかなあ。
ワタシは普段から清涼飲料は飲まないし、甘いものもあまり食べないし、間食もしないのに、
ストレス太りする(ストレスで代謝率が低下して太る)体質なもので、いつまでも暑いとストレ
スになって、いつもの量を食べていても太っちゃうから困るなあ・・・。

あまりにも暑いから、カレシが出かけた後のいつもの床掃除も、箒でそろそろと掃いただけ
で、モップかけは止め。でも、そうやって動くのをサボると「ストレス太り」に貢献するんだろう
けど、だって、蝦夷地の果ての冷たい親潮に現れて20度が「暑い夏」の感覚だった霧深い
釧路で生まれ育ったワタシには暑すぎるんだもん。でも、近年はその霧深い釧路でも30度
を超える日があったり、台風が台風のままで来たり、子供の頃には冬に河口をびっしり埋め
ていた流氷が姿を見せなくなったりしているらしいから、やっぱり地球は熱に浮かされてい
るってことか・・・。

暑いときの逆療法とばかりに昼は野菜ラーメンを作って、夕食にはスロークッカーに一杯の
カレーを作って、午後は仕事、仕事。先に送った分は受け取ったというメールがあったけど、
ワタシ流の処理方式のファイルについては何もフィードバックがないので、あれでいいんだ
ということにして作業を継続。どうやら発注元が相手方から印刷したパワポのスライドを手
に入れてスキャンしたものらしい。こういう元がパワポのファイルをもらうといつも思うんだけ
ど、日本人が作ったパワポのスライドって、どうしてこうもごちゃごちゃ、ぎっしりなんだろうな。
プレゼンのときに口頭で説明すればいいようなことまで大小のテキストボックスを散りばめ
てこまごま。これじゃあプレゼンターなんか要らないんじゃないかと思う。

作り手によってはネオン彩色みたいになっていることもある。そりゃあ「パレット」から好きな
色を選んでいいんだけど、見ている方はちょっと疲れる。と、カラフルな図やら画像やらテキ
ストが満載の元原稿を見ながらぶつぶつ言っていて、ふっと浮かんだのが東京の街並みの
イメージ。そう、東京の街を歩いているような感覚なんだ、これ・・・。

暑いのひと言に尽きる!

2016年08月17日 | 日々の風の吹くまま
暑いねえ。今日、明日がピークらしいけど、「しつこい」猛暑注意報が出ていて、湿度が平年
より高めだから、ほんとにしつこいなあという感じがする。猛烈な高気圧に覆われた内陸の
熱気がコースト山脈を越えて沿岸部に溢れて来る「アウトフロー」という現象なんだそうだけ
ど、この用語を冬に聞くときはメトロバンクーバーは猛烈な寒波になる。ボウルに水を張っ
て両手押さえると水がボウルから溢れるのを、水を寒気団・熱気に、手を猛烈高気圧に置
き換えてイメージした感じかな。

それにしても、ひと昔前はバンクーバーで30度なんて数年に1度の「異常高温」だったもん
だけど、この頃はけっこういとも簡単に超えてしまうのは、やっぱり気候変動の結果なんだ
ろうな。この分だとそのうち新築マンションは「全室クーラー付き」じゃないと売れない時代が
来るかも。(今は最上階のみのところがほとんど。)必然的に値段も管理費も高めになるだ
ろうけど、住宅地の戸建てから便利な街中のマンションに住み替える「ダウンサイザー」と呼
ばれるシニア層はローンがない分わりと余裕があるから、引っ張りだこだと思うな。

今日はテキストボックス満載ファイルの半分を仕上げて送ってしまったら、後は日がな1日
さぼりモード。こう暑くてはワタシの頭の中の「言語インターチェンジ」もお盆ラッシュの高速
道路みたいに渋滞してしまって、よけいに暑くなるというもの。日陰のあるバルコニーに出て
涼みながら息抜きを・・・。

     
      全日空
      日本航空
      中国東方航空
      ルフトハンザ
      フィリピン航空

      星降る夜
      光は粒の波

ああ、暑い・・・。


何とまあ、よく10年も・・・

2016年08月16日 | 日々の風の吹くまま
火曜日。メトロバンクーバー全域に「猛暑注意報」発令中。公式記録を観測するのが海風が
通って一番涼しいバンクーバー国際空港なのもので、公式発表と実感温度ではずいぶん
差があるように感じるけど、空港に近い旧居のあたりは実際にあまり暑くならなかった。空
港の気温と内陸の郊外とでは、夏でも冬でも5度くらいの温度差があるから、おへそ地点の
ニューウェストは予報値の中間あたりとすると、週の後半は30度くらいか。汗を拭き拭き床
掃除をしたらランチを作る気になれなくなって、カレシが帰って来たらすぐ食べられる時間を
見計らって、モールのフードコートに行って手っ取り早いスシのテイクアウト・・・。

今日はブログを開設してから何と満10年。まあ、「人がすなるブログ(日記)といふものを我
もしてみむとてするなり」という軽い動機で始めたことだけど、日記を付けるなんてその気に
なってもいつも三日坊主だったのに、よくもまあこんなに長く続いたもんだと我ながら感心。
仕事に埋もれたときや不在のとき以外はほぼ毎日ああでもない、こうでもない、なんちゃら
かんちゃら。ブログのタイトルを変えたり、テンプレートを変えたり、しまいには新しいブログ
を作ったりしたけど、いくら簡潔を心がけてもやっぱり相変わらずああたら、こうたら・・・。

何といってもワタシは生まれつき自分で呆れるくらい口数が多い。子供の頃からずっといつ
も新聞を読んでいる父の傍らに座り込んでぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。どこまで聞いていた
かは知らないけど辛抱強い父で良かった。けんかに明け暮れてうつ状態になっていた頃、
カレシが何を思ったのかワタシのドクターに「コミュニケーションできないから話にならなくて
困る」と言ったら、「そうかなあ。すごく表現が豊かだと思うけどねえ」と言われて返す言葉が
なかったとか。うん、ワタシ、特に怒り心頭に達したら怒涛のごとく言葉が出て来るもんね。
自分が生まれ育ったのとはまったく別の言語で暮らして来て、(カレシ曰く)「庇を借りて母屋
に住み着いた」ようなものらしい。

とにかく、無類のおしゃべりに生まれついて、いろんなことに目が留まって、頭の中がいつも
いろんなことでごちゃごちゃしているおかげで、10年も続いたんだと思う。日本語を維持す
るという動機もあったけど、こっちは日本を離れた27歳のレベルのままで進歩がないから
ちょっと残念。まあ、さらに10年続くのかどうかは・・・。