リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

空も海も旅行業界は炎熱地獄、世の中はイライラ、カッカ

2022年08月30日 | 日々の風の吹くまま
8月29日(月曜日)。☀☀。ゆうべは寝るときに半毛布をかけて機先を制したから、夜中に目を覚ますことがなく安眠できて何より。でも、またぞろ3日くらいは暑くなるそうで、29度とか30度とか言っているから、今度は猛暑対策に切り替えないとね。ああ、めんどうくさいったらない、もう。

きのうはバンクーバー国際空港の手荷物検査場の検査員不足ですごい数の乗客が何時間も立ち往生して、飛行機に乗り損ねた人たちが多かったらしい。各地の空港での手荷物検査は連邦政府の公社の管轄で、検査員は去年の3月に切れた労働協約の改定交渉が進んでいないところへ、多忙な夏のシーズン中に支給されていた時給の30%アップに相当する臨時手当がきのうからなくなったため、人手不足で休憩も採れないくらい忙しさに「疲弊」したと、一斉に「病休」を取って欠勤してしまったのが原因だったと言う話。今日になって混雑はやや改善されたと言う話だけど、連邦政府が旧協約での時給2200円を連邦政府機関で働く労働者の平均時給である2900円にアップしなければ、これからも年末までに年10日の病気休暇を消化する戦術を取るそうなので、クリスマスシーズンあたりは危ないかな。それよりも、次の次の週末のトフィーノ行きは大丈夫なのかな。まあ、国内線、国際線の乗客がひしめき合うメインターミナルじゃなくて、小さな地方航空会社の小さな飛行機が使う南ターミナルだから、それほど混雑はないだろうと思うけど。情報を集めなくちゃ。

人手不足やストライキによる混乱は海も同じで、きのうバンクーバー港からアラスカに向かうはずだった大型クルーズ船が、給油のために横付けされていた艀がストのために動かず、出港を誘導するタグボートの会社は自社のではないから動かせないということで、出港できなくなってひと騒ぎ。けさになって組合の同意を取り付けて艀を動かして、何とかアラスカに向かって出港したそうだけど、寄港地の変更を余儀なくされたりして丸1日を無駄にされた乗客はカンカン。クルーズ会社のセレブリティは1日半のクレジットと中止になった寄港地でのツアー料金の払戻しをすると発表したけど、乗客は高い金を払ったバケーションを台無しにされたからと賠償金を要求するとか何とか。セレブリティはロイヤルカリビアンの傘下だけど、数千人が乗るような格安クルーズじゃないからねえ。もっとも、艀会社のストが原因なんだから、クルーズ会社の落ち度とは言えないと思うけどね。

ある世論調査会社が考案したと言う真新しい「指数」は、何とカナダの国民の政治や経済、世情に対する「激怒」ぶりを計って毎月発表するというもので、第1回は、回答者の60%がご機嫌斜めで、何もかもにムカついているんだそうで、特に保守層でそれが目立つと言う結果だった。でも、我を忘れて誰彼かまわず八つ当たりするくらいカッカしているのはごくごく少数だそうだから、むしゃくしゃすることはするけど何とか自制心を保っていると言うところか。でも、最近は路上で見ず知らずの人を無差別にいきなり突き飛ばしたり、殴りつけたり、果ては刃物で切り付けたりするような事件があちこちで起きていて、捕まるのはさもありなんというタイプに限らず、いい年をしてと言いたくなるようなおっさんだったり、ときにはまだ若い女性だったりで、老若男女みんなイライラしているんだと思う。インフレによる生活不安や社会サービスの遅延だけじゃなくて、急速に変わりつつある社会環境、トラック部隊の首都占拠、プッチンのウクライナ侵略、世界的に右も左も機能不全の政治体制、、さらにはソーシャルメディアやニュースメディアにも腹を立てているそうだから、突然日常生活を激変させて、いつ終わるともわからないでいるコロナの脅威と制約の後遺症というだけではないようで、あんがいコロナの前から若い左傾世代が自分たちが掲げる理想社会の実現を急いだあまりの結果でもあるんじゃないかと言う気がするな。自分がこうあるべきと信じているからって、みんなが賛同してくれて、その通りにさっと世の中が変わるってわけじゃないんだもの。でも、今の世情に対するもやもやとしたむかつき感は理解できるような気がするけどね。




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