リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夫婦のどちらかが独りになる日が来たらどうなるのか

2022年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月28日(日曜日)。☀☀。うはぁ、寒かった。まだ8月だと言うのに、最低気温が14度くらいまで下がったらしい。カレシに「寒いから毛布が欲しい」と起こされたのは午前4時半。せっかく眠っていたのに起こされたワタシはちょっとご機嫌斜めだったけど、今はパーケールのシーツとコットンのブランケットだけだから、そう言われればおなかのあたりが冷えている感じ。寝冷えでもしたらタイヘンだから、ベッドの下の引き出しからウールの半毛布を出してかけたけど、夏らしいなと喜んでいたら急に秋深しの気温になったり、涼しいと思って油断していたら急に暑くなったりで、何なんだろう、今どきの気候。調子が狂ってしまうじゃないの。

いつものように起き抜け一番に秤に乗ったら、あら、断食明けにしてもちょっと減り過ぎじゃないかな。ドクターの勧めで週一で始めてから最低の数字。でも、BMIは21.5で、健康な体重の範囲の真ん中だから問題はないだろうけど、先週はこれまでは金曜日の夜までに徐々に増えて、断食明けの日曜日の朝には前週の日曜日の数字に戻っていたのが、この1週間ずっと増えていなかったから、前週より減ってあたりまえか。おもしろいことに、見た目が何より重視される日本の感覚からすると、BMI22は「少々ぽっちゃり」の部類に入るらしい。でも、そう言っていたのはほとんどがダイエット関連のサイトだったから、美容体重とか言う若い女性の基準に照らして「太っている」ことになるようで、しっかりシニアのワタシには関係なぁ~い。それにしても、「美容体重」って日本語、初めて聞いたけど、もろにルッキズム・・・。

このところ何となくどこかすっきりしない気分だったから、体重が減る要素があったんだろうけど、具合が悪いわけじゃないからいいか。でも、自分の処方薬のオーガナイザーを持って「薬がないよ」と言って来るカレシに、ついもしもワタシがぽっくり逝ったら、この人はどうなるんだろうと思ってしまった。いつも土曜日の夜に日曜から1週間分の朝と夜の薬を入れてテーブルに置いておくんだけど、断食で土曜日に晩ご飯を食べなくなってからときどき忘れてしまう。カレシにとってはライフラインなんだから自分でやればいいのにと思うけど、のむのを忘れることがよくあるからねえ。もしかして、眼鏡はどこだ、携帯はどこだと1日中探し回るのかな。料理や洗濯や掃除はどうするのかな。家の中があっという間にごみ屋敷になってしまわないかな。カレシが心筋梗塞で入院したときに、つくづく実感したことなんだけど、いずれは夫婦のどちらかに「独りになる日」が来るんだよね。どっちがそうなるかは誰にもわからないだけで・・・。

つまり、どんなに一心同体の夫婦であっても、ある年齢になったら「その後」のおひとり様人生について考えてみる必要があるんじゃないかな。カレシは「オレはひとりでやって行ける」というけど、半世紀近く連れ添ったワタシから見たら、ほんとに大丈夫なのかなあと心配してしまう。いつだったか探し物を見つけてあげたら、カレシが「キミがいなかったらオレはどうしたらいいんだ」と言うから、ワタシはいないんだからそんなの知るわきゃないよと言って2人で笑ったけど、その目をふと自分に向けてみたらどうなんだろう。ワタシに「独りになる日」が来たらどうなるのかな。毎日ご飯を作って、食べて、洗濯をして、掃除をして、片付けをして、買い物に行って、払うものを払ってという日常に変化はないんだよね。カレシの分の年金はなくなるけど、それに見合うだけのワタシの個人年金があるし、カレシがそばにいないのはさびしいだろうけど、精神的には「自分の時間」が増えるわけで、ほんと、ワタシの残る人生は悪くなることはないと言う気がする。男はやもめになると寿命が縮まるけど女は逆に未亡人になると寿命が延びるという説があるのは、そういうことを踏まえているのかもしれないな。



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